ナレーター「プロフリーターの朝は早い」 (200)

東京都足立区、閑静な住宅街にある

築八年の一軒家 ここが日本でトップクラスの

プロフリーター>>1の住処だ

表舞台では決して語られることの無い

フリーター業界の真実を求め我々はプロフリーター>>1

の一日を追った

午前三時、まだ外は薄暗いこの時間に>>1は起床する

ナ「朝早いですね」

>>1「仕事がたくさんありますし、この時間帯に起きなきゃ
  間に合わないんです」

ナ「アルバイトですか?」

>>1「いや、バイトは午後一時からです」

ナ「では仕事とは?」

>>1「撮り溜めたアニメを見ることです、えっと今日は……」

我々と会話している間も>>1は作業を止めない、これもプロの成せる「業」
というものだろう

>>1「おっ、このシーンいいな」

>>1「作画悪いな……」

アニメを鑑賞してる間>>1は絶えず一人言を呟く、黙って
鑑賞してると寂しいからという理由らしい

>>1「録画なので実況にも参加できませんし、一人言を喋って
  ないと気分が乗らないんです」

>>1はかつて録画派ではなく生で見て実況に参加する派だった
らしい、この行為もその名残なのだろう

>>1「ふぅ……終わった」

>>1はテレビを消し机に向かう

ナ「これから何を」

>>1「2chの巡回を、これも仕事の一つです」

かつてプロニートを志していた>>1、この行為もまたそのころの名残なのか

ナ「何故プロニートの道を諦めたのですか?」

>>1「んー……簡単に言えば僕には険しすぎる道だった、そう言うことなのかな、
  なんて言うかプロニート業界って下手したらプロフリーター業界より厳しい
  世界なんですよ、まずお金ですよね。自分の好きなものが買えない、だから
  他の人にねだるしかない、それが僕には辛くて」

ナ「だからこの業界に?」

>>1「だからってフリーター業界が簡単ってわけでは無いですよ、僕も今の地位を手に入れる
  ためたくさんの時間がかかりましたし」

そう語る>>1の目は険しい

>>1「よくいるじゃないですか俺休日ニートでツレーとか、俺マジ学生フリーター
  だはwとか、僕そういう奴ら許せないんですよ、お前らはプロニートや
  プロフリーターの辛さがわかってそれをいってるのか、と。だから今日も
  ニートやフリーターのふりしてる厨房や工房共を2chで叩いてるんです、
  正直言って不愉快ですよね、プロフリーターやプロニートの方々
  に失礼ですし」

決して甘くないプロフリーターの道、彼ら中学正や高校正がこの茨の道に
迷い込まないよう某大型掲示板で警鐘を鳴らすのも>>1の仕事の一つ
だそうだ

静かな室内にキーを叩く音が聞こえる

ナ「ずいぶんと古いパソコンを使ってますね」

>>1「ああ、これですかNEC社製のノートパソコンです2004年製だったかな……」

ナ「買い換えないんですか?」

>>1「そんなお金が有ったら趣味に使いますよ、このパソコンも親戚から
  ただで譲ってもらったものですし」

>>1はこのパソコンを自分で修理しながら7年使ってるらしい

>>1「ものは長く使うフリーターと言うより人間の基本ですよ、おっコイツ
  工房のくせしてフリーター気取ってる、「おまえみたいな工房ははよ
  明日の授業の用意して寝ろ」っと……」

時刻は六時、>>1はノートパソコンを閉じ背伸びをする

>>1「ふぅ……終わった」

>>1は立ち上がり部屋を出る

ナ「何処に行くんですか?」

>>1「いや、朝食を食べに一階の方に、フリーターなりかけの頃はよく
  朝食を抜いてました、あの頃の僕はまだまだ素人でしたね」

台所につくと>>1は懐からiPhone3Gを取り出した

ナ「これまた古いiPhoneですね」

>>1「ハハハ……よく同じことを言われます」

>>1はiPhoneで2chを見ながら朝食の準備をする、その
手さばきに迷いは無い

十五分後朝食が完成した

>>1「今日の朝食はBLTサンドとコーヒーです、よかったら皆さんも召し上がって
  ください」

あの短時間で我々と会話しなおかつiPhoneを弄ってる状況で我々スタッフの
分まで用意したと言うのか、流石プロフリーターだ

>>1「僕、フリーターになりかけの頃、結構無茶しまして、その頃の名残ですかね……」

>>1は目を細めそうかたる、

>>1「あの頃は毎日バイトしてました、休む時間も無いくらいに。それで少し体と心を
  壊してしまって……」

唐突に過去を語りだす>>1、我々スタッフは食べることを止め>>1の言葉に
耳を傾ける

>>1「元々ニートでしたしメンタルもそんな強くないです、今考えれば心と体壊したのも
  当たり前ですよね、それで結局の残ったのはお金だけでした」

当時>>1は三箇所でアルバイトをしていたらしい

>>1「でもそんな僕を救ってくれたものがあります」

ナ「それは?」

>>1「プリキュアです」

ナ「なるほど……」

>>1「一般的に見れば気持ち悪いと思いますよ、僕なんかが見てれば。でも「プリキュア」
  が僕を救ってくれたのは事実ですし」

ナ「救ってくれたと言うのは?」

>>1「体を壊して一ヶ月くらいたった頃かな、テレビを見てたんです、それで偶然「スイートプリキュア」
  がやっていて……見てて泣きました、こんないい作品を今まで見てなかったのか、と」

そう語る>>1の目は輝いていた

午前六時半、>>1と我々は朝食を食い終わり部屋に戻る

ナ「次は何を?」

>>1「これです」

>>1は本棚から何かを持ってきた

ナ「これは?」

>>1「スイートプリキュアのブルーレイです」

ナ「……」

>>1「ちょっと引かないでくださいよwww」

>>1はノートパソコンにディスクをセットする。このノートパソコン
の光学ドライブも自分で修理したらしい

ナ「楽しいですか?」

>>1「しっ!これから始まりますんで」

>>1は我々を諌める

>>1「エレンたんんんんっんんんんん!!!!ぶひいぃぃぃいぃぃ」

>>1はとても楽しそうだ

書き溜めなくなっててワロタ

三時間が経過した>>1はようやく視聴をやめた
>>1は唐突にまた語りだした

>>1「一言にフリーターと言ってもいろんな種類があるんですよ」

ナ「種類?」

>>1「そう、まず僕たちのようにバイトを少しして好きなように生きてる
  ライトフリーター」

ナ「ライト…ですか」

>>1「そして過去の僕のように働きまくっている人達を
  ヘビーフリーター、半引きこもり半フリーターのような
  人たちをクロスフリーター」

ナ「なるほど」

>>1「僕は大体経験しましたよ三つとも」

>>1「まあこれは僕が勝手に付けたものですけどね」

フリーターと言っても様々な種類がある、一般人
である我々にとってそれは知りようの無い事実だった

>>1「一般のかたにとってフリーターなんて物は
  正社員の下位互換ですし」

>>1「だから中々理解されませんよ、そこがプロフリーター
  の辛いとこですね」

>>1の言葉にカメラマンの西野が頷く
彼もかつてプロフリーターを志して敗れた
らしい

>>1が再びパソコンに向かおうとする時
唐突にドアが開かれた

J( 'ー`)し「あきら、パート言ってくるわね」

>>1「ノックしろって言ってんじゃねーか!!!いつも!!!」

>>1が唐突に怒鳴り始めた、我々と接する態度とは大違いだ
我々は>>1の豹変振りに少しばかり驚く

J( 'ー`)し「ハイハイわかったわかった」

>>1「っち……たく……」

扉が閉まる

ナ「今のは?」

>>1「ああ……母親です」

ナ「いつもそんな怖い態度で?」

さっきの豹変振りが嘘のように我々に接してくる

>>1「ついね……キツくあたってしまうんですよ、
  僕の趣味が気に食わないみたいでよく衝突するんです」

ナ「趣味ですか?」

>>1「プリキュアです」

ナ「ああ……」

我々は少し>>1の母親に同情した

時刻は十時

>>1「さて…そろそろ出かけるか……」

>>1がおもむろに立ち上がる

ナ「何処に出かけるんですか?」

>>1「一人カラオケです」

ナ「恥ずかしくないんですか?」

>>1「いやwwwもう慣れですよ慣れ、好奇の目にさらされるのは
  慣れてますからwww」

口元は笑っているが>>1の目は笑っていない
おそらく過去に何かあったのだろう

自宅か徒歩二十分、竹ノ塚の駅前に>>1行きつけのカラオケ
店がある

店員「あっ!アキラさん、今日も着ましたか」

>>1「来ちゃいましたwww」

ナ「随分店員と親しいですね」

>>1「何回も来てますし、そりゃこうなりますよ、あっいつもの部屋で」

店員「了解!」

このように行きつけのカラオケ店を作っておくこと
これは重要なことだと>>1語る

>>1「プライベートな時間をなるべく多くとる、これは結構
  重要なんです」

そう語りながら>>1は階段を上る

>>1「少しでも好きなことをしたいだからその為には
  無駄な時間を節約する、さっきの店員B君の会話だって
  三十秒で終わりました、でもこれが常連で無かったら
  二分はかかってるでしょう」

確かに我々テレビ業界にも同じことが言える
テレビのプロである我々、フリーターのプロである>>1
やはりプロ同士どこか繋がってる部分があるというのか

そんな会話をしている内に部屋に着く

>>1「さて…まず初めは……」

>>1は慣れた手つきで曲を選択する
その表情はプロの表情その物だ

>>1「……っと」ピッ

>>1が最初に選択した曲は初代プリキュアのOPだった

西野「まさかこれから全シリーズのOP歌うつもりですか」

カメラマンの西野が>>1にそう尋ねる

>>1「勿論、西野さんもよかったら」

西野「喜んで!」

カメラマン西野は嬉しそうに頷く、実は先ほど彼は
>>1が我々にプリキュアの良さを説いているときに
ずっと頷いていた、やはりフリーター同士何か
つながりがあるのだろうか

楽しそうな二人を見て我々は何故か心が温まった

プルルルルル

一時間が経ち、楽しかった時間にも終わりが訪れる

>>1「そろそろ行きましょうか」

>>1は部屋を出る

ナ「これから何処に?」

>>1「とりあえず図書館に行こうかと」

図書館とはまた意外だ

ナ「になか借りるんですか?」

>>1「いいえこの本を読もうかと」

そう言うと>>1はポケットからなにやら文庫本を取り出す

>>1「たったひとつの冴えたやりかた」

なにやらライトノベル臭がする題名だ

>>1「最近僕SF小説に凝っていまして」

プリキュアにはまっている>>1からは考えられない
ような言葉が飛び出す

>>1「あっ館内は撮影禁止なので」

我々を止める>>1、マナーを守る、やはりこれもプロフリーター
の成せる「業」の一つなのか

時刻は十二時五十分、なにやら>>1が慌てて外に
飛び出してきた

>>1「ちょっとまずいですね」

ナ「どうかしましたか?」

>>1「一時からバイトなんです、僕」

ナ「あっ……」

この図書館から>>1の自宅まで歩いて五分、そして
>>1のバイト先まで歩いて七分、どうあがいても少し
ばかり遅れてしまう

>>1「ちょっと走りましょう」

>>1が駆け出す、それに習い我々も走り出す

>>83バイト先まで歩いて七分×
 バイト先まで歩いて十七分○

ところで彼はいくつなんだ?

パン食ってきた

>>91
二十六歳

三分後>>1の自宅に着く、すると>>1はなにやら
iPhoneを取り出して画面を見つめる

ナ「何してるんですか?」

>>1「いや……エレンちゃんの画像みて落ち着こうと」

ナ「時間は大丈夫ですか?」

>>1「そうですね、急がないと」

>>1は部屋にあった作業着を着て部屋を出る

ナ「随分余裕が有りますね」

>>1「ん、もう諦めました」

諦める、>>1らしくない言葉だ

これってプロニートの朝は早いと同じ人って設定なの?

>>1「普段僕は比較的真面目にバイトしてますから
多少は許されるはずです」

そこまで計算しての行動だったらしい、
流石プロフリーター>>1


>>98違う

一時十分、>>1のバイト先に到着する

>>1「遅れてすいません」

先輩「気を付けろよ」

>>1「っす……」

>>1「どうです、怒られなかったでしょ」

>>1タイムカードを打ちながらそう呟く、普段真面目にしていると
問題を起こしてもそれほど怒られない、
>>1が高校時代に学んだ技術らしい。

因みに>>1が働いているのはとある町工場
おもな作業は工場内の清掃と鉄板を加工
することだ

>>1「先輩今日は何を」

先輩「んー……今日はちょっと夕方に鉄板を加工
   する作業が有るだけだから……そこらへん掃除
   しといて」

>>1「ういっす」ニヤリ

>>1が何やら怪しげな笑みを浮かべる、一体なにを
考えているのだろうか

先輩「じゃあ上にいるから」

>>1「うーっす」

>>1「じゃあ掃除しますか」

ナ「何か企んでます?」

>>1「いや……」スッ

>>1ポケットからスマホを取り出した、今は仕事中ではないか
いったい何をしているのだろうか

ナ「何してるんですか?」

>>1「いや、ちょっとアマゾンを徘徊しようかと」

ナ「今仕事中じゃないんですか?」

我々はそう尋ねる

>>1「そうですけど」

>>1は迷い無くそう答えた

>>1「仕事中にどれだけサボれるか、僕はその限界に常に
   挑戦しているんです。かつて僕は真面目に働きすぎて
   心と体を壊しました、その時僕は悟ったんです
   この業界、真面目にやった奴が死ぬ、って」

そう答えた>>1の瞳に光が無かった


  

たしかに>>1の言葉は正しい、いやもしかして―――

>>1「おっ、この大型オナホいいな購入っと」

ナ「……」

この>>1中々の変態である

豊島「>>1さんはどんな性癖をお持ちで」

我々スタッフの内の一人豊島が>>1にそう尋ねる

>>1「そうですね自分はバイなので、よく女装したりしますw」

豊島「女装?」

確かに>>1の体は男と言うより女に近いくらいに細い

西野「あー、確かにそんな体つきですね」

豊島「……」

>>1「よくそこらへん女装して徘徊してます、あっこのシーンはカットで」

今更>>1は失言にきがついたらしく慌ててそう言い放つ

バイトをサボっていることで無く
自分の性癖のことをカットさせようとするとは
流石プロフリーター>>1、バイトのことに関しては
肝が据わっている

僕もたまに女装したりして…分ります!!…豊島さんは…

何故だか三人で会話が盛り上がっている、邪魔してはいけない
と思い我々は冷ややかな目で彼らを見つめた

彼らは一体何処に向かうのだろう
一抹の不安を覚えながら我々スタッフ
はバイトが終わったあとのスケジュール
の打ち合わせをすることにした
 

      ~CMいん~

勃起したからしこって来る

             ~CMアウト~

二時間が経過した、未だにあの三人は性癖の話で夢中になっている

>>1「ん……ちょっと静かに……」

すると>>1が唐突に声のトーンを下げ始めた

>>1「聞こえますかこの足音……まずいな、予定より早い……」

ナ「どうかしましたか?」

>>1「先輩が降りてきます、みなさん撮影に戻ってください
  豊島さんはそちらに……」

突然指示を取り始める>>1、このような突然の状況にも落ち着いて
対応できる、流石プロフリーター、熟練の技が光る

三十秒がたった、今>>1は箒を手に取り
床を掃いている、何処からどう見ても>>1
が真面目に掃除してるようにしか見えない

先輩「おう、がんばってるな」

先輩が降りてきた、>>1が降りてくると
言った三十二秒後だった

先輩「じゃあ作業はじめるぞ」

>>1「うーっす」

先ほどの掃除とは打って変わって真面目
に作業を始める>>1、切り替えの仕方も
プロ級だ

作業は七時まで続いた、その間>>1
指定された作業をそつなくこなした

>>1「お疲れサまっしたー」

>>1が軽い挨拶をしながらタイムカードを押す

>>1「ふぅ疲れた……」

ナ「これから家に帰って何をするんです?」

>>1「うーん……とりあえず夕食を食べます」

ナ「そういえば昼食食べてませんでしたね」

我々は先ほどから疑問に思っていたことを聞いた
朝の会話で食事の大切さを話していた>>1が昼食
を抜くのどうもはおかしい

>>1「食べましたよ」

ナ「えっ……」

我々スタッフの間に衝撃が走る、どこか撮り逃した
と言うのか、

笹本「西野、お前取り逃がしたか」

西野「いえ、そんなはずは……」

ADがカメラマンに問い詰める

>>1「いやいやこれですよ、これ」

>>1が懐から何か袋のような物を取り出した
よく見るとそれはウィダインゼリーの容器だった

ナ「いつの間に……」

>>1「僕たちライトフリーターの永遠の課題、それは
  先ほども言いましたが、いかに自分の好きな
  ことが出きる時間を確保できるか、です」

>>1「そのため無駄な時間をできるだけ短縮
   する、この技術がライトフリーターは必要な
   んです。逆にヘビーフリーターの場合はいかに 
   長く働き、稼ぐかが課題」

>>1「だから僕たちライトと過去の僕、ヘビーは対極
   の存在なんです」

ナ「なるほど」

>>1「何だろう、過去の自分に対する反逆……なのかな」

月の光を浴びながら過去を語る>>1
その背中は少し逞しく感じた

>>1「ふぅ……着いた」

二十分後自宅に到着する

>>1「とりあえず夜ご飯か」

>>1は台所に向かう

ナ「料理は得意なんですか?」

>>1「まあある程度」

>>1「元々プロニート志望だったので、基本ニートは料理スキル
  が高いからよく練習しました

かつてプロニートを志していた頃に培った技術
がここにも生きているというのだから驚きだ

我々と会話してる間も着々と料理の準備をする>>1
そのその動きに一切の迷いは無い

>>1「今夜は豪勢にステはーキと行きましょう、勿論皆さんの分もつくりますよ」

一時間が経った頃>>1が台所から料理をはこんで
きた

旨そうな匂いがリビングに充満する

>>1「安い肉ですけど、食べれないことは無いんで」

そう言いながら我々スタッフに料理を差し出す>>1

西野「うぉ、ウマそー」

>>1「それでは皆さんどうぞ召し上がれ」

ステーキの味は中々の物だった、自分で得意だと
言っただけもことは有る。

豊島「旨いですね」

>>1「有難うございます」ピコリン

唐突に>>1のスマホが通知音を出す

おさるさんにひかかってた

>>1「っと……」

>>1がスマホを取り出す

ナ「なにかあったんですか?」

>>1「いや高校時代の数少ないオタク友達ですよ
  今は大企業に勤めていて、近ヶ結婚するらしいです」

>>1「あいつもついに結婚か……」

心なしか>>1は少し寂しそうだ

時刻は九時、>>1と我々は夕食を食べ終え
>>1の自室にやってきた。

>>1「ガスガンの手入れでもするか……」

そういうと>>1は棚からガスガンを取り出す

ナ「サバゲーするんですか?」

>>1「いえ、しません」

ナ「では何故もっているのですか?」

>>1「家でいじくってドヤ顔したいからです」メガネクイッ

ナ「なるほど」

自宅でも常に格好つけている、それもプロフリーターが成せる
業なのだろう

>>1「給料はこれとプリキュアにほとんど持ってかれますw」

そう語る>>1はとても嬉しそうだ

整備は三十分程で終わった

>>1「まあ整備と言うよりただ弄くってただけですけど」

>>1はそう言いながら布団に入る

ナ「もう寝るんですか?」

>>1「明日も早いですし、それではお休みなさい」

>>1は電気を消して毛布を被った、その動きな無駄は無い

>>179
その動きな無駄は無い×
その動きに無駄は無い○

我々は電気を消した>>1の自室を立ち去ろうとする

私はふと>>1の方を見る

>>1「プリキュアで一番可愛いのはっと……」

驚いたことに>>1はパソコンを開き2chに書き込みをしていた
睡眠時間を削り2chを巡回する>>1、流石プロフリーター
やる事が一般人とは違う

彼ならこれからも逞しく生きていけるだろう
そんなことをふと思った

>>1「現在フリーターは結構なスピードで増殖しています
   その中でトップをとる、それはとても難しいことです、
   僕はフリーター界では「ライトのアキラ」なんて異名
   を持っています。が、まだまだ僕は自分が未熟な
   新参フリーター、そんな意識で日々を過ごしています」

ナ「なるほど」

>>1「驕れるもの久しからず、そんな言葉が古くから
   この日本には有ります、調子の乗らず何時までも
   緊張感を忘れない、それが僕は大事だと思います」

彼は撮影前にこんな言葉を残してる

大丈夫、彼ならきっとやっていける、私はそんなことを思いながら
部屋を出た

まだ朝日が昇らぬ午前三時ごろ>>1は活動
を始める

プロフリーターの朝は早い


















終劇

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、昨日の情熱大陸を見たら自分もやりたくなったのが始まりでした
本当はメンドクサカッタのですが←
遣りたいと言う気持ちの方がが強かったので古めネタで挑んでみた所存ですw
以下、>>1達のみんなへのメッセジをどぞ

>>1「みんな、見てくれトンクス
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にすんな!」

ナ「いやーありがと!
俺の声の良さ二十分に伝わったかな?」

西野「ステーキウマー」

豊島「見てくれありがとな!
正直、>>1とホモセクロスしたいと思ったのは本当だぜ!」

J( 'ー`)し「・・・ありがと」ファサ

では、

>>1、ナ、西野、豊島、、J( 'ー`)し、先輩「皆さんありがとうございました!」



>>1、ナ、西野、豊島、、J( 'ー`)し、ほむら「って、なんで先輩が!?
改めまして、ありがとうございました!」

本当の本当に終わり

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