戸塚「いいなぁ八幡は、あんな綺麗なお姉さんがいて」 (20)

戸塚「やっぱりお勉強とかも教えてもらえるの?」

八幡「いや、基本あの人は1人部屋で勉強してるな、というか勉強を教えてもらったことがない」

戸塚「でも料理もすっごく上手だって聞いたよ!それに運動神経も…」

八幡「悪い戸塚、トイレ行ってくるわ」

戸塚「あっ、うん。行ってらっしゃい」

八幡「……はぁ」

八幡(俺は別にクラスで虐められているわけでもなければ特別友達が多い訳でもない、話しかけてくれる相手はいる…戸塚とか…戸塚とか…まぁその他大勢だ…)

八幡(だがそれは俺に魅力があるから話しかけられる訳ではない…俺の姉…あの人の弟…ということでしか俺には価値がない…)

八幡(そう…あの…雪ノ下雪乃だ…)

八幡(だが別に俺自体が出来損ないというわけでもない)

八幡(ただあの人より全てにおいて一歩後ろを歩いているというだけだ)

八幡(勉強にせよなんにせよ、一度もあの人に勝てた試しがない)

八幡「………はぁ」

八幡(そりゃあ溜息もついたくなる…)

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