八幡「まだ終わんねぇの?人生相談」 (231)
材木座「ふぬぅ…八幡!」
八幡「…」
材木座「ふふはぁ!…ふぁーちまん!」
八幡「…」
材木座「は…八幡?」
八幡「…」
戸塚「ねぇ、八幡」
八幡「おぉ戸塚!どうした、俺なんかにようか!?」
材木座「はちまーん!?」
八幡「おぉ材木座、なんだいたの」
材木座「ぐぬぬ」
戸塚「材木座くん、」ずっと呼んでたよ?」
八幡「え?そうなの?」
戸塚「八幡、全然聞こえないみたいだったから僕が声掛けてみたんだ」
八幡「そ…そうか、わざわざすまん…で?なんだよ」
材木座「ふぬぽぉ!…まぁよい、聞きたいことがあるのだ」
八幡「んだよ」
材木座「おぬし、沙織・バジーナという人物を知っているであろう」
八幡「え?誰それ、知らん」
材木座「なぬ?そんなはずはないのだが…」
八幡「沙織って、多分女だろ?だいたいバジーナってなんだよ、俺の知り合いに
外人なんて…は!」
材木座「ふふ…お主、気づいたな?」
八幡「いや…まぁ、一応知ってる名前だ」
材木座「やはりか!そうかそうか!」
八幡「…で、それがなんだよ」
材木座「いやなに、たまたまアキバのショップで出会ったのだがな?まぁ経緯は
割愛するが、そこそこに意気投合したのだ」
八幡「おい、長くなるなら帰れ」
材木座「はい、彼女が今度会いたいと言っていました」
八幡「え、なんで」
戸塚「なになに?八幡の友達?」
八幡「いや、ただの知り合いだ」
材木座「なにを照れている八幡!」
八幡「いや、照れてねぇよ」
材木座「んぶ…と…とりあえず、連絡先を教えるから連絡してやってはもらえぬか?」
八幡「断る」
材木座「なぜだぁ!」
八幡「だって、お前つながりなんて絶対にろくなもんじゃ…いや、なんでもない」
八幡(ろくでもなくはねぇか)
戸塚「どうしたの?八幡」
材木座「ぬふふ、どうしたのだ?八幡」
八幡「…とりあえずめんどくせぇんだよ」
材木座「そんな殺生なことは許されぬぞ!」
八幡「いちいちうるせぇよ」
戸塚「ねぇ、八幡」
八幡「ん?なんだ?戸塚」
戸塚「材木座くんもこんなに頼んでるんだし、その人に連絡してあげたら?」
八幡「えー、だってさぁ」
材木座「八幡ううううう」
戸塚「僕からもお願い、ね?」
八幡「材木座うぜぇよ…わかったよ」
材木座「本当か!?フハハハ!それではこの悪魔の書の断片を受け取るが良い!」
八幡「いちいちうるせぇって…ったく」
戸塚「八幡、優しいね」
八幡「そんなことないよ、ははは」
ー部室ー
八幡「うーっす」
雪ノ下「…あら?ドアが勝手に」
八幡「おい、なんでそうナチュラルに人を亡き者に出来るの?」
雪ノ下「あら比企谷くん、いたの?」
八幡「いたじゃん」
雪ノ下「本当に?」
八幡「本当だよ」
雪ノ下「本当かしら」
八幡「いや、いたでしょ」
雪ノ下「嘘ね」
八幡(はい、俺の負でいいです、ユーアーキングオブキングです)
雪ノ下「…」
八幡(なんだよその嬉しそうな顔、そんなに俺をいじめるのが楽しいですか)
雪ノ下「ところで比企谷くん」
八幡「なにかしら」
雪ノ下「…バカにしているの?」
八幡「すいません、二度としません」
八幡(結構似てると思うんだけどな)
雪ノ下「あなた最近、また人に迷惑をかけるような事をしたの?」
八幡「いきなりなんだよ、つーか、人に迷惑かけるほど人と関わってねぇっての」
雪ノ下「あなた、槇島さんを知っているわよね?」
八幡「いや、誰だよ」
雪ノ下「嘘をつく必要はないわよ?彼女から話は聞いているの」
八幡「いや、マジでわかんねーって」
雪ノ下「…そう、ならいいわ」
八幡「おう」
雪ノ下「…」
八幡「…」
八幡(槇島…誰だろうな、つーか材木座といい雪ノ下といい、いきなりなんなん
だよ)
由比ヶ浜「やっはろー!」
雪ノ下「あら、由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「ゆきのんやっはろー!あ、それとヒッキーも」
八幡「おう」
由比ヶ浜「あ、そういえばさぁヒッキー」
八幡「…なに」
由比ヶ浜「この前さ、散歩してたらたまたまヒッキーのこと見かけたんだけどさ」
八幡「なんだよ」
由比ヶ浜「読モの新垣あやせちゃんと一緒にいなかった?」
八幡「…は?」
由比ヶ浜「あ!やっぱりそうなんだ!え!なんで!?なんでヒッキーなんかとあやせちゃん
が一緒にいたの!?」
八幡「いや、それはだな」
由比ヶ浜「あやせちゃんかわいいよねー、ヒッキーがあんなかわいい子と一緒にいるなんて
絶対普通じゃないよね!ねぇ、なんで!なんで!?」
八幡「いやだから」
由比ヶ浜「あ!もしかして…ヒッキー…」
八幡「聞けよ」
雪ノ下「落ち着きなさい、由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「あ、うん、ごめんゆきのん、ヒッキーもごめんね?」
八幡「いや、いいけどよ」
由比ヶ浜「でさ、どうして?」
八幡「いや、俺の妹の知り合いらしくて」
由比ヶ浜「へー、ヒッキーの妹かぁ、学校同じなのかな」
八幡「知らねぇよ、ただ妹もそのモデル?らしいから、それで知り合ったんじゃ
ねぇの?」
由比ヶ浜「へー、名前は?」
八幡「桐乃」
由比ヶ浜「うそ!桐乃って高坂桐乃ちゃん!?だって苗字違うじゃん!」
八幡「知らん、芸名じゃねぇの?」
由比ヶ浜「嘘だ~、だって、桐乃ちゃん全然ヒッキーと似てないし」
八幡「悪うございました」
大天使小町が消失とかないよな?な?
由比ヶ浜「でもなんで桐乃ちゃんの友達なのにヒッキーと話してたの?」
八幡「そりゃアイツもたまに妹に会いにウチに来るからな、挨拶だよ」
由比ヶ浜「へー、すっごい意外、ねぇ、今度ヒッキーんち行っていい?」
八幡「無理」
由比ヶ浜「即答だ!?ねぇいいじゃん、桐乃ちゃん見てみたいしさ~」
八幡「いや、知らねぇよ」
由比ヶ浜「それにさ、ヒッキーの部屋見てみたいし…」
八幡「なんで?」
由比ヶ浜「だってそれは…って!ちょっと何聞いてんの!ヒッキーキモい!」
八幡「いや、今お前が」
由比ヶ浜「とりあえず!ちゃんと桐乃ちゃんに聞いといてよね!」
八幡「わーったよ」
>>29
あー、京介と小町は出ないかも
自然な出し方が思いつかない
由比ヶ浜「…結局、今日も誰も来なかったね」
雪ノ下「そうね」
由比ヶ浜「それじゃあ帰ろ?ゆきのん」
雪ノ下「そうね、あなたは?」
八幡「あぁ、俺も帰る、じゃあな」
雪ノ下「そう」
八幡「じゃあな」
由比ヶ浜「桐乃ちゃんによろしくね」
八幡「気が向いたらな」
八幡(とりあえず沙織とやらに連絡するか)
八幡「えーっと」
八幡「…」
prrr
沙織「はい、こちら沙織・バジーナ」
八幡「間違えました」
八幡(あーびっくりした、次はしっかり…)
prrr
八幡「はい」
沙織「いきなりひどいでござるよ」
八幡「いや、だから間違えたと」
沙織「その声はきりりん氏の兄上の八幡氏でございましょう?」
八幡「なんでわかるんだよ」
沙織「なに、一度会っておられるではないですか」
八幡「…まぁ、で?用事ってなんだよ」
沙織「その様子だと材木座氏か雪乃氏から話は伺っておりますか」
八幡「え?ちょっと待て」
沙織「ん?なんでござるか?」
八幡「たしかに材木座からは聞いたが、雪ノ下からは聞いてないぞ」
沙織「おろ?そんなはずはないのでござるが」
八幡「アイツは確か、『槇島』って」
沙織「あぁ、それは私の真名でござるよ」
八幡「え?」
沙織「槇島沙織、それが拙者の名前でござる」
八幡「へー」
八幡(ん?ちょっとまて、雪ノ下と知り合いってことはコイツも令嬢かなんか
なのか?)
イェイ!イェイ!イェイ!イェイ!イェイ!ウォウ!ウォウ!ウォウ!ウォウ!
-=≡ ∩ 彡⌒ミ ∩
-=≡ .ヽ(´・ω・`) /
-=≡ ( /
-=≡ ( ⌒)
-=≡ し し'
沙織「どうされました?」
八幡「いや、なんでもない、で?用事は?」
沙織「あぁ、そのことで、前回八幡氏は拙者の誘いを断り帰還されてしまった
ので、またお誘いの伝達でござるよ」
八幡「断る」
沙織「おや?なぜゆえに?」
八幡「めんどくさい」
沙織「そんな殺生な…」
八幡「そんだけか?切るぞ?」
沙織「え?待ってください!」
八幡(え?)
沙織「こちらは勇気を出してお誘いしているのにそんな無下に扱うなんて酷いで
すわ!」
八幡(どうしちゃったのこの子、急に口調がお嬢様っぽくなったんだけど)
沙織「一度出会った仲では無いですか、も…も…もう一度お顔合わせをですね、その」
八幡「え、あぁ、はい」
沙織「ですから、ぜひ……」
八幡「…あれ?槇島?」
沙織「はは、失敬、少々取り乱してしまいました、とりあえず、今日のところ
は退きますゆえ、件のことは八幡氏の方でご検討なさってくだせれ」
八幡(あ、噛んだ)
沙織「それでは、また」
八幡「…なんだったの?」
ー家ー
八幡「ただいま」
佳乃「あら、おかえり」
八幡「飯なに?」
佳乃「魚」
八幡「わかった」
八幡(先に風呂入ろっかな)
八幡(…とりあえず部屋に行かねば)
八幡「…」
八幡(さて、風呂入る前に宿題をっと)
八幡「…」
八幡「…今日から一番かっこいいのだ~バリバリ最強ナンバーワ~ン…」
桐乃「キモ」
八幡「…なんだよ、いきなり」
桐乃「壁薄いから聞こえんの」
八幡(嘘をつけ嘘を)
八幡「すいませんでした」
桐乃「…」
八幡「んだよ、もう黙るから戻ってゲームでもやれよ」
桐乃「アンタさ」
八幡「あ?」
桐乃「沙織となんかあったの?」
八幡「別に」
桐乃「あっそ、ならいいけど」
八幡(なんなんだ?朝から沙織沙織って)
八幡「あ」
桐乃「なに?」
八幡「俺の知り合いがお前に会いたいって」
桐乃「無理」
八幡「わかった」
桐乃「…」
八幡「いや、もう戻っていいぞ」
桐乃「いや、そうじゃなくて」
八幡「んだよ」
桐乃「あやせが…さ、アンタの連絡先聞いてきてさ」
八幡「はぁ」
桐乃「教えていい?」
八幡「えー、いいよ別に、どうせ教えても使わないんだから、教える必要ないだろ」
桐乃「ケチ」
八幡「…ここで一つ、俺の知り合いの話をしてやろう」
桐乃「何よ、いきなり」
八幡「ソイツのアドレス帳には結構たくさんのアドレスが登録してあったんだと」
桐乃「へぇ」
八幡「ただ、ある日、ソイツは全員にアドレス変更のメールを送ったそうだ、そしたら」
桐乃「うん」
八幡「登録していた奴ら全員から間髪入れずに同じタイミングでメールが届い
たそうだ」
桐乃「意味分かんない」
八幡「え、なんで?」
桐乃「全員から来たんでしょ?普通じゃん」
八幡「いや、だから…あぁ、なるほど」
桐乃「なによ」
八幡「いや、いい、俺が悪かった」
八幡(きっとお前はこれから先もそんなことないだろうよ、わからくてよかった
な)
桐乃「まぁいいわ、駄目ならそう言っとく」
八幡「そうしてくれ」
桐乃「それじゃ」
八幡「おう」
八幡(風呂入るかな)
桐乃「一狩りいこうぜ」
八幡「なんでそうなるんだよ」
桐乃「いいじゃん、まだこの前のクシャル倒してないじゃん」
八幡「いいよ別に」
桐乃「アタシが良くないの、ほら、早く」
八幡「…ったく」
八幡(まぁいいか、また逃してやろう)
ー翌日ー
八幡「ふぁ~…」
材木座「八幡!」
八幡「なに?朝からうるさい」
材木座「は…八幡が一度で返事を?貴様…偽物だな!?」
八幡「用ねぇなら行くぞ」
材木座「待って待って」
八幡「なんだよ」
材木座「昨日はどうであったか」
八幡「昨日って?」
材木座「某沙織のことであろう」
八幡「あぁ」
材木座「で?どうなのだ?」
八幡「なんもねぇよ」
材木座「え?そうなの?」
八幡「別に」
材木座「おっかしいな、絶対何かあると思ったんだけどな~」
八幡「おい、素に戻ってんぞ」
材木座「え…ケプコンケプコン、まぁ、それならいいのだ八幡」
八幡「じゃあ帰れ」
材木座「ぬぐっ…まぁいい、我は原稿の執筆に取りかかるのでな、さらばだっ!」
八幡(うぜぇ)
ー部室ー
八幡「うぃーす」
由比ヶ浜「あっ、ヒッキー」
八幡「なに?」
由比ヶ浜「今日はゆきのん用事あるって帰ったよ」
八幡「あぁそう、じゃあ俺も帰るわ」
由比ヶ浜「え?ダメでしょ?ヒッキー」
八幡「いやだって、雪ノ下いないんだろ?部活ってのは部長に習うものなんだから
部長と同じ行動をとるってのが普通だろ」
由比ヶ浜「さすがヒッキー、汚い」
八幡「おう、なんとでも言え、それじゃあな」
由比ヶ浜「あ!じゃああたしも帰る!」
八幡「そ、戸締まりよろしく」
由比ヶ浜「途中まで一緒に行こうよ!」
八幡「えー」
ー駅前ー
由比ヶ浜「ヒッキー、この後何すんの?」
八幡「帰る」
由比ヶ浜「じゃなくてさ、帰ってから」
八幡「さぁ」
由比ヶ浜「はぁ…まぁ要するに暇なんでしょ?じゃあちょっとどっかよって行かない?」
八幡「嫌だ」
由比ヶ浜「なんでよ!」
八幡「金もないし、行っても何も出来ないんだよ」
八幡(これぞ必殺『金がない』これを言われると相手も大抵諦める、マジで)
由比ヶ浜「そっかー、それじゃあしょうがないね」
八幡「おう、じゃあな」
由比ヶ浜「うん」
???「あれ、お兄さん?」
ダッシュで変換すると―がでるよ
八幡「…」
???「あれ、お兄さん?」
由比ヶ浜「…ヒッキー、あの子ヒッキーに向かってお兄さんって…あれ?」
あやせ「お兄さんってば」
八幡「え?あぁ、久しぶり」
八幡(さすが桐乃とコミケ帰りにエンカウントする新垣さん、パネェな)
あやせ「桐乃から聞きましたよ、なんで連絡先教えていただけないんですか?」
八幡「いや、だって使わな」
由比ヶ浜「あー!新垣あやせちゃんだ!」
あやせ「え?」
>>66 助かる、ありがとう
由比ヶ浜「えーホントにあやせちゃんだー!かわいいー!」
あやせ「え?この方は?」
八幡「あー、同じ部活の部員」
あやせ「そうなんですか、はじめまして、新垣あやせです」
由比ヶ浜「知ってるよー、雑誌でよく見るもんねー、あ、あたし由比ヶ浜結衣ね」
あやせ「よろしくお願いします」
由比ヶ浜「でも、なんでこんなとこに?」
あやせ「今日は撮影がこの近くだったんです」
由比ヶ浜「へー、そうなんだー」
あやせ「はい、でも嬉しいです、私のこと知っててくれてるなんて」
由比ヶ浜「そりゃ知ってるよー」
あやせ「お兄さん、なぜ帰ろうとしてるんですか?」
八幡(え、なんでバレタの?)
八幡「いや、俺いらないじゃん」
あやせ「いるんです」
八幡「あぁ、そう、で?なに?」
由比ヶ浜「ヒッキー、中学生の子にまでそんな喋り方なんだ…」
あやせ「だから、なぜ教えてくれないんですか?」
八幡「いや、どうせ一回『こんばんわ』とか送ってその後二度と使わねぇじゃん
、そんなんめんどくさいし」
あやせ「そんなことありません、普通に連絡します」
八幡(え、それはそれで怖い)
あやせ「とりあえず立ち話もなんですから、行きましょう」
八幡「どこに」
あやせ「お兄さんの家ですよ」
八幡「はい?」
由比ヶ浜「えぇーーーー!!!」
地味子は前回ヒッキーを家に帰すためだけに登場させたから出ないかな
あやせ「なんですか?」
由比ヶ浜「え、だって、あやせちゃんがヒッキーんちに行くって」
八幡「落ち着け由比ヶ浜、いや、俺もわからんけど」
あやせ「このあと桐乃と遊ぶ約束してるんです、方向は同じですし、いいですよね」
八幡(え、なんで文末に『?』付けないの?行くこと決定なの?)
由比ヶ浜「なんだ、びっくりした…てっきりヒッキーとあやせちゃんが…」
あやせ「なんですか?」
由比ヶ浜「ううん!なんでもないよ!」
あやせ「それでは、行きましょうお兄さん」
八幡「えー」
由比ヶ浜「あ、あのさ、ヒッキー」
八幡「あ?なんだ?」
由比ヶ浜「あたしも、そのー、なんというか…へへ」
八幡「なんだよ」
由比ヶ浜「えーっとね?別にね?そこまで、なんというかさ」
あやせ「由比ヶ浜さん、お兄さんのお家に行きたいんですか?」
由比ヶ浜「何で言っちゃうの!?あ…」
八幡(え、黙んないでよ)
由比ヶ浜「えーっと…ダメ、かな」
八幡「ぐ…いいよ」
由比ヶ浜「ホント!?」
八幡「桐乃に会いたいんだろ?」
由比ヶ浜「え、いやまぁ、そうなんだけどさ…もう、バカ」
―家―
八幡「ただいま」
あやせ「お邪魔します」
由比ヶ浜「おじゃましま~す」
桐乃「あ」
八幡「…」
あやせ「桐乃、こんにちわ」
桐乃「あやせ、コイツと一緒に来たの?」
あやせ「うん、途中で一緒になったから」
由比ヶ浜「うわー、かわいい」
桐乃「…で、この人は?」
八幡「同じ部活の部員」
桐乃「へー」
由比ヶ浜「よ、よろしくね?桐乃ちゃん」
桐乃「よrそひく、行こ、あやせ」
あやせ「うん、それでは、お兄さん、由比ヶ浜さん」
由比ヶ浜「…嫌われるようなことしたかな」
八幡「いや、してねぇよ」
由比ヶ浜「そっかな、でもさ」
八幡「ほっとけ、あれがアイツなんだよ、別にどうってことない」
由比ヶ浜「う…うん」
八幡「どうする?帰る?」
由比ヶ浜「え?…どうせだから、上がりたいな」
八幡「…まぁ、別にいいよ」
由比ヶ浜「へぇ~、本しか無いね」
八幡「うん」
由比ヶ浜「…」
八幡「…」
由比ヶ浜「…」
八幡(気まずい)
八幡&由比ヶ浜「あのさ」
八幡(あ、被った、これマジで気まずいんだよな…)
由比ヶ浜「ヒッキー、先いいよ」
八幡「いや、別に」
由比ヶ浜「そっか」
八幡(…バベルガ・グラビドン)
由比ヶ浜「あのさ」
八幡「なに」
由比ヶ浜「いやさ、桐乃ちゃんもあやせちゃんもかわいいよね」
八幡「そうだな」
ガタッ
由比ヶ浜「なに!?」
八幡「さぁな」
由比ヶ浜「…まぁいいや、でもヒッキーってホント桐乃ちゃんと似てないよね、
ほんとに兄弟なの?」
八幡「まぁ一応」
由比ヶ浜「なにそれ」
八幡「ほっとけ、それにほら、俺も一応顔は悪く無いだろうが」
由比ヶ浜「だからなんでヒッキーそれ自分で言っちゃうの」
由比ヶ浜「…そろそろ、帰るね」
八幡「そうか」
由比ヶ浜「なんかごめんね?」
八幡「いいよ、別に」
由比ヶ浜「それじゃあ」
八幡「駅まで送ってく」
由比ヶ浜「え?」
八幡「ほれ」
由比ヶ浜「うん、ありがとう」
八幡(あー、疲れた、なれないことはするもんじゃねぇな)
桐乃「どこ行ってたの」
八幡「え?あぁ、駅」
桐乃「なにしに」
八幡「送り」
桐乃「あの女を?」
八幡「おう」
八幡(あの女って)
桐乃「あっそ」
八幡(だからなんなんだよ)
桐乃「消えて」
八幡「は?」
桐乃「ウザいから、どっか行けっての」
八幡「はいはい」
桐乃「死ね」
―公園―
八幡(ブランコって一人で遊べるから昔から好き)
八幡(まぁ、載ってないんだけど)
あやせ「あ、お兄さん」
八幡「おう」
あやせ「どうしてここに?」
八幡「別に、出たくなったから出ただけだ」
あやせ「そうですか」
八幡「帰るのか」
あやせ「ええ、でもその前に」
八幡「なに」
あやせ「連絡先、教えてください」
八幡「はぁ、わかったよ」
あやせ「ありがとうございます」
八幡「はい、それじゃあ」
あやせ「ダメです、今ここで私のも登録してください」
八幡「え、なんで」
あやせ「どうせお兄さんのことだから登録外のアドレスからのメールは来ないように
設定してるんですよね」
八幡(う、するどい)
あやせ「はい、早くしてください、怒りますよ」
八幡(なんか急に態度変わったな)
八幡「ほらよ」
あやせ「はい、これでいいです、それではまたそのうち」
八幡「お、おう」
八幡(なんなの、やっぱりリア充怖い)
―翌日―
雪ノ下「と、言うわけよ、比企谷くん」
八幡「うん、よくわかんない」
雪ノ下「はぁ、ちゃんと聞いてなさい、私の知り合いの槇島さんからの依頼よ、
彼女の引込み思案を解消します」
八幡「いや、それ部活関係ないだろ」
八幡(槇島ってアイツだろ?沙織・バジーナ)
雪ノ下「そうとも限らないわ、彼女は来年、この学校への入学を希望しているの」
八幡「だから関係あると」
雪ノ下「そうよ」
八幡(いや、それはおかしいだろ)
雪ノ下「しょうがないの、本来ならば受けない仕事なのだけれど、どういうわけか
平塚先生とねえさ…いいえ、なんでもないわ、とりあえずそういうことよ」
八幡「お前がやってやれよ」
八幡(と言うか、絶対必要ないだろ、あの性格なら)
雪ノ下「それが、どうやら私は、その」
八幡(怖がられるわけですね)
八幡「しかし、なんでまた俺なんだよ、それならよっぽど由比ヶ浜のほうが適任
だろ」
雪ノ下「そのことについてなのだけれど、比企谷くん、やはり槇島さんのことを
知っていたでしょう」
八幡「昨日知ったんだよ、本名は」
雪ノ下「本名?あぁ、なるほど」
八幡「え、知ってんのか?」
雪ノ下「ええ、多少はね」
八幡「というか、なんでアイツとお前が知り合いなんだよ
雪ノ下「その、両親が向こうのご両親と知り合いで、そのつながりよ」
八幡「なるほど」
八幡(っつーことは、電話の変な口調はあれが素なのか、いや、なんというか…)
雪ノ下「どうしたの?比企谷くん」
八幡「いや、なんでもない」
雪ノ下「そう、それじゃあ行きましょう」
八幡「どこに」
雪ノ下「槇島さんの自宅よ」
八幡「由比ヶ浜は」
雪ノ下「先に帰ってもらったわ、槇島さんが恥ずかしいと言っていたから」
八幡「そうかい」
八幡(もういっそあのチェックメガネのまま入学してくんねぇかな)
すこし電話してくるから待っててくれると嬉しい
ごめん、またせた
それじゃあ再開汁
―槇島邸―
雪ノ下「こんにちわ、槇島さん」
沙織「こんにちわ…」
八幡「…」
八幡(すげぇ城だな)
雪ノ下「比企谷くん」
八幡「あぁ、えーっと、こんに…ちわ」
沙織「えぇ、その…」
雪ノ下「なぜ比企谷くんまで動揺しているのかしら」
八幡(だって俺、絶対この人とあったこと無いもん)
沙織「あの、すみません、お茶、入れてきますね」
雪ノ下「おかまいなく」
雪ノ下「それでは槇島さん、早速話を聞きましょうか」
槇島「はい…実は昔から引っ込み思案で、沙織・バジーナという仮面をかぶらないと
人の前では恥ずかしくて…」
雪ノ下「なぜその仮面をつけるようになったのかしら」
槇島「以前、私はプリティガーデンというサークルに入っていて、そこの皆さんと
アニメやプラモデルの話をよくしていて、興味を持ったんです」
雪ノ下「それで」
沙織「…それで、今はなくなってしまったのですが、解散の時にメンバーの方に
にもらったメガネをつけていると、なんというか、『自分が頑張らなき
ゃ』という気持ちになるんです、それで…」
雪ノ下「なるほど、話は大体わかったわ」
八幡(え、全然わかんないんだが、なんでそんな気持ちになるの?ちょっと
話はしょりすぎじゃないの?)
雪ノ下「ところで比企谷くん」
八幡「なんだよ」
雪ノ下「実は私、彼女がその積極的に話す姿をしっかり見たことがないの、少し
手伝ってもらえるかしら」
八幡「なにをだよ」
八幡(…で)
沙織「いやー、まさか八幡氏もアニメやゲームに興味があっただなんて驚きですな、
やはり、きりりん氏と同様にメルルも好きなのですかな?」
八幡「あ、あぁ、まぁそこそこに」
沙織「左様でござるか!いやー、やはり八幡氏とは気があいそうですなぁ」
八幡「あぁ、そう?」
沙織「当然でござるよ、ところで黒猫氏とはもう面識がおありで?」
八幡「あぁ、あのゴスロリの」
沙織「おお!八幡氏、手が早いですなぁ!あ、材木座氏にはありがとうと伝えてくだされ!
先日はお世話になったゆえ」
八幡「お、おう」
雪ノ下「も…もういいわ、槇島さん」
沙織「そうでござるか?雪乃氏」
雪ノ下「ゆ…雪乃氏?」
八幡「槇島、とりあえずメガネ外せ」
沙織「御意に!」
沙織「こ、こんな感じなんですけど…」
八幡(ジキル博士もびっくりでござる、あ、口調が)
雪ノ下「確かに凄かったわね、正直、治さないでいただけると助かるわ」
沙織「そ…そんな」
八幡「まぁ、治すなとは言わんが俺も同意だな、別にそのままでもいいじゃね
ぇか、なんで治そうとしてんだ?」
沙織「その、来年から高校生ですし、ずっとこのままだと社交性も、その、極端に
なってしまうので…」
八幡(なるほど、まぁそりゃそうか、今はまだ中学生だからで済んでるかもしれんが、
この引込み思案にせよ、あのオタク口調にせよ、少なくともいい印象は与えられ
ねぇ)
八幡(高校生にもなって、まともに喋れないようなのは、俺みたいなのは誰とも喋らな
ければいいが、令嬢ともなると話も変わるんだろう)
八幡「おい、雪ノ下」
雪ノ下「なにかしら」
八幡「お前はどうしてるんだ?」
雪ノ下「どう…とは?」
八幡「学校でだよ、俺か由比ヶ浜以外の奴とはどんな感じで話してんだよ」
雪ノ下「いいえ、そもそも話す機会がないわ」
八幡(あなたもこっち側ですか、知ってたけど)
沙織「あの…」
八幡「なに?」
沙織「やはり、どうにもなりませんかね…」
雪ノ下「…難しいわね」
八幡「雪ノ下、俺にちょっとした心当たりがあるんだよ」
沙織「心当たり…ですか?」
八幡「あぁ、まぁな」
雪ノ下「なにかしら」
八幡「まぁちょっとな」
雪ノ下「あなた、また変なことをするんじゃないでしょうね」
八幡「変とは失礼な、まぁそのへんは安心しろ」
雪ノ下「わかったわ」
八幡「まぁ『任せろ』だなんて頼もしい事は言わねぇけどな」
沙織「あの、それで…」
八幡「そうだな、明日の放課後、またここに来る」
沙織「…?」
八幡「詳しい事は明日話す」
沙織「わかりました」
八幡「それじゃあ、今日は帰るわ」
雪ノ下「そうね、それでは槇島さん、また」
沙織「え、ええ…」
―翌日―
沙織「外…ですか?」
八幡「おう」
沙織「でも…」
八幡「別に来ないならそれでいい、依頼は失敗だが本人の意志だしな」
沙織「…ッ、行きます」
八幡「じゃあそこで待ってる」
沙織「どこに行くのですか?八幡氏」
八幡「まぁ黙って着いて来い」
沙織「御意に」
八幡「…」
八幡(想像通りバジーナで来たか、まぁいい)
八幡「ところでよ」
沙織「はい、なんでござるか?」
八幡「お前、心の底から信用できる奴っているか?」
沙織「え?急にどうしたのでござるか?」
八幡「いやよ、お前昨日言ってたよな『私が頑張らなきゃいけない』って」
沙織「言いましたとも」
八幡「それってさ、裏を返せば自分を誰かに預けられない、だから自分が引っ張ってやる
ってことになるよな」
沙織「そんなことはないでござるよ」
八幡「そんなことはない…か」
沙織「左様ですぞ、は…はは、どうしたんでござるか?八幡氏、顔が怖いですぞ」
八幡「そんなことないなら、どうして今、お前はバジーナのペルソナを被ってるんだ?」
沙織「そ…それは」
八幡「どういう経緯で奉仕部に依頼を入れたのかはしらんが、お前は今依頼者なんだぞ、
治したい、克服したい、そう思ってる奴がなんでわざわざ俺に壁をつくるんだ?」
沙織「そんなつもりではないでござるよ、ただ、これが拙者の正装なのでござる」
八幡「まぁ別に壁を作るなとは言わん、俺も常に張ってるしな、だが」
沙織「…」
八幡「お前、なんで今も俺を引っ張ろうとしてんの」
沙織「え…いや、そんなつもりは…」
八幡「お前がその以前のサークルでどんな目にあって今に至るのかは知らねぇけどよ、
別にもういいんじゃねぇの?」
沙織「どういうことです?」
八幡「別に、誰も彼もが引っ張られねぇと生きていけねぇってわけじゃねぇんだぞ」
沙織「…」
八幡「そのペルソナの背景には、昔の恩人の姿が焼き付いてて、自分もその人
みたいになりたい、とか、そんな小さいこと考えてるんじゃないのか」
沙織「小さい…でござるか」
八幡「あぁ、小さいね」
沙織「…は、八幡氏に何がわかるでござるか」
八幡「なにもわかんねぇよ」
沙織「何もわからないのに!そんなことを私に言うんですか!?」
沙織「私は…私は姉に『あのサークルで結局お前はなにもしなかった、あいつら
にとってお前は最後まで友達の妹でしかなかった』と言われたんです!」
八幡「…」
沙織「私はそれが嫌で、だから今度は私がみんなのリーダーになってただの『友達の妹』
だなんて言われないように頑張ってきたんです!」
沙織「それをなんですか!?あなたは一度でもそういった行動をしたことがあるんですか!?
最初に会った時もそうです、桐乃さんの事を私に押し付けて自分だけ帰ったじゃないですか!」
沙織「自分から輪に入ろうともしない人に、私の気持ちがわかるわけないじゃないですか!」
八幡「そうだな、やっぱりわかんねぇ」
沙織「だったら!」
八幡「でも、お前は俺と違って求めたんだろうが」
沙織「…ッ」
八幡「俺はお前の言ったとおり、何もしてない、だがな、欲しがってもいねぇんだよ」
沙織「そんなの、八幡さんの負け惜しみじゃないんですか?」
八幡「いや、違うな」
沙織「どういうことですか」
八幡「話が根本的に違うんだよ、俺はそんな自分が自己満足に浸るために友達をつくろう
だなんて思わん、一人ぼっちバンザイだ、そんな人間と自分を比べてる地点で
お前はダメなんだよ」
沙織「ダメってなんですか、あなたのほうがよっぽどダメですよ」
八幡「そんなダメな奴に頼ってきたんだろうが、お前は」
沙織「…」
八幡「そんなに欲しがった友達との関係を、なぜお前は肯定してやれないんだよ」
沙織「桐乃ちゃんと、黒猫ちゃんのことですか?」
八幡「そうだ、いつまでもお前がそんなになってるのは、結局いつ捨てられるかわかんねぇ
疑心を抱えてビクビクしてるからだろうが、そんなペルソナ被って保険かけて、
それがお前が本当に欲しかった友達との関係なのか?」
八幡「いつまでも引っ張ってやってるってな気持ちで友達やれるほど、俺の妹も、
多分もう一人も軽い奴らじゃないと思うぞ」
八幡「お前がダメな奴と思う俺に頼ろうと思うくらいに治したいなら、もうその
考えは捨てろ、じゃねぇと、いつまでたっても本当の意味でその輪に入れねぇ
んじゃねぇか?」
八幡(いや、本当はこんなこと、俺に言う資格なんてねぇけどな、むしろ…)
沙織って基本敬称はさんを使うよね
沙織「そんな考えは、私はしてないつもりだったんですけどね…」
八幡「残念だが、そうじゃない」
沙織「そう…ですね、確かに思っていました、二人が喧嘩してる時、一歩ひいて
見ている自分が居なければダメだと、やはり二人を引っ張れるのは私なんじゃないかと…」
八幡「そうか」
沙織「本当は、私だって二人のように気を使わずに好きなことを言って、それで喧嘩だって
一回くらいしたいなって」
八幡「してこいよ、いくらでものってくれると思うぞ」
八幡(俺は嫌だけど)
沙織「出来るで…しょうか」
八幡「そのセリフを吐くのは、多分メガネを外してからだ」
沙織「…わかりました、もうやめます、きっと、こんな仮面に頼らなくてもできますよ」
>>195 しくじった、すまん
八幡「じゃあ、行くか」
沙織「どこにです?」
八幡「その二人のところだよ」
沙織「え?」
八幡「口だけではいくらでも言えんだろ、お前がこの後どうなるかお前次第だ
、俺は知らん」
沙織「最後に知らない、ですか、ずるいですね、八幡さん」
八幡「ほっとけ」
沙織「でも、最後に1つだけ」
八幡「は?」
沙織「…八幡氏!お世話になったでござる!感謝いたしますぞ!」
八幡「お…おう」
沙織「それと、沙織氏、……、……………」
八幡「…もういいか」
沙織「もちろん、行きましょう」
八幡「…この先にいるらしいから」
沙織「八幡さんは?」
八幡「いや、俺関係ないから」
沙織「そうですか」
八幡「それじゃあな」
沙織「はい、それでは、ついでに一つ、いいですか?」
八幡「なに」
沙織「私のスリーサイズ、藤原紀香と一緒なんですよ」
八幡「知らねぇよ」
沙織「ふふ、それでは、ごきげんよう」
八幡(依頼完了、ということにしとくか)
―翌日―
雪ノ下「どうやら成功したようね」
八幡「は?何が」
雪ノ下「その知らないふりをするの、楽しいのかしら、槇島さんの件よ」
八幡「楽しくねぇよ、あぁまぁ一応な」
雪ノ下「でも最後あなた、自分の妹に丸投げしたらしいじゃない」
八幡「心当たりがあるっつったろ」
雪ノ下「それは責任転嫁、と言うのよ」
八幡「そうですね」
雪ノ下「まぁいいわ、言いたいことは色いろあるのだけれど、お疲れとだけ言っえおくわ」
八幡(まぁ、別に疲れてはねぇけどな)
八幡「…お疲れでござる」
終わり
終わったけど、なんか全然八幡ぽくないし、つまんないなこれ
前回同様付き合ってくれた人、新規の人も本当にありがとう、そしてすいません
次書くとしたら多分普通にあっちでいちゃいちゃこっちでいちゃいちゃに
なっちゃうと思うけど、それでもいいならそのうち書くかも
あとひとつ、本当はこれ、SS速報に立てるつもりが間違えてこっちに立てちゃった
んだよね、VIPで続編書くのはクソってわかってたから叩かれんの覚悟だったけど
よかったわ
それじゃあ、本当にありがとう、おやすみ
このSSまとめへのコメント
面白いじゃないか
面白いんだがなんか八幡ぽくないんだよな。
面白いんだけどな。