モバP「あちゃー。蘭子は星光より性交に溺れし淫墜の堕天使だったかー」 (69)


あ、お疲れ様です。

お月様がとっても綺麗な夜ですね。

今日はプロデューサーと事務所にお泊りなんですっ。

えへへ……今から楽しみ♪


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といっても、ただのお仕事の確認のためなんだけど。

でも、プロデューサーと一緒に寝ることができるなんて、夢みたいだなぁ。

お家にも電話しておいたし、下着も、その、とっておきの穿いて来たし。

……。

い、一応あとでシャワー借りよー……。


うーん……さすがに0時過ぎると眠たいなー。

プロデューサーも頑張ってるし、もうすぐ終わるから頑張ろー。

……黙々。

……もくもく。

もふ……。

くー……。


……あれ?

……いけない、ソファで寝ちゃってたみたい。

お仕事の確認しないと。

……と?

……あれ?


なんで私、裸なんだろう。

お風呂とか着替えの時にしか見ない自分の肌色。

日焼けも見当たらない、お手入ればっちりの肌。

なんで私、裸なんだろう。


ど……どういうこと?

もしかして、すっごく寝相が悪かったとか。

そ、それはないよね。

ほら、プロデューサーもくすくす笑ってるし……。

……え?

ぷぷぷ、プロデューサー!?


どうして笑って、というか見てるんですか!?

見ないで、いや、見てないで助けて!

私いま、素っ裸で……。

見たら分かるとーり……いや、見ないでぇ!

服がテーブルの上に畳まれてるのが目に入って、それを視線で指します。

プロデューサーの表情はいつの間にか、にやにや笑いに変わっていました。


いつものやさしいプロデューサーじゃない。

ネクタイを解きながら歩み寄ってくる彼は、少し、怖い。

でも私の顔に影が差して、額にちゅっと、魔法のサインを焼き付けられると。

途端に、いつものプロデューサーの匂いが、私の全身をくるんでいきました。

……大好きな匂い。


一瞬、裸でいることを忘れて、淡い色のシャツに顔をうずめたら、じっくり深呼吸。

私の体中、この匂いに侵食されていって、内側も外側も、とろけるような気分になる。

でも自分の姿をはっと思い出して、服を取ろうと手を突き出します。

その腕を掴んで、輝く白い直線を、舌でなぞるみたいに味わう……。

プロデューサーの別の手は、私のお腹をさすっていました。


大きくてごつごつした、男の人らしい手つき。

痩せ型の胴を這う指が、徐々に胸を越えて、私の顎と頬を撫でます。

いつも、イタズラで私のほっぺたを突付く指。

それは今日この夜、私をいじめるだけの悪者になります。


肩から腋にかけてキスマークを付けながら、プロデューサーの唇が胸元にやってきました。

同じ年代の子と比べるとやや大きい胸を、支えるように手のひらで掬います。

この触り心地が良いんだと、たぷたぷ、たぷたぷ揺すられます。

振動は鳴り響いて、鼓動を後押しして。

緊張と不安はぜーんぶ、ふたりの熱っぽい吐息に溶かされていきました。


シャツのボタンを一個ずつ、静かに覚束無い手取りで外していきます。

ソファの傍らで私を覆うように立つプロデューサー。

ボタンを一つ外すたび、胸の先端をぴんっと弾かれました。

ご褒美とも意地悪ともつかない。

でもこれだけはいえます。

……もっと、してほしい。


シャツに縋る指先が、たどたどしくなっていきます。

半分くらい外し終わった所で、プロデューサーの手が下腹部に移りました。

プロデューサーの体で遮られて、自分の下半身は見えません。

視界の向こうで何が行われるのか、期待で胸がいっぱいになります。


やっともう一つのボタンが外れたと思ったら、股と太腿の三角形を描くクロッチに、温かい体温が纏わり付きます。

すぼめた脚に手を差し込んで、プロデューサーは性器への愛撫を始めました。

固く閉ざされたラインを揉み解すように、じっくりと手のひら全体を波打たせます。

それだけで体が震えるほど、私、えっちな女の子になってたのかな。


プロデューサーに嫌われたりしないかな……。

ただでさえ、いつもああなのに、また変な子だと思われたらどうしよう。

あ、そうだ。

いつもどおり、いつもどおりに、強気で攻めてしまえばいいんだ。


フフ……堕天使の魔力は今に満ちようとしている。

直に禁呪の秘術が開放され、其は快楽の庭園で、永久の業に追われることになるわ!

楽しみに待っているがいい!

その間に我が禁じられし奥義を垣間見せん!


まずは我が友の身分を知らしめる必要がある。

よし、この柔和の寝床に横たわりなさい。

次は、そうね。

……脱ぐがよい!

等身大の姿で君臨せよ……わ、我にだけ恥をかかせるか!

め、盟友の隅にもおけぬ不届き者め!

業炎に焼かれるか、主に跪くか選ぶのだ!


ふん……その程度の呪縛、己が力で解いて見せよ。

何? 我が偉大なる御力を拝見したいというのか?

ふむ、よかろう!

この手に掛かれば、そなたの聖衣を砂の如く崩すのも容易いことよ!

我が魔力を前に、腰を抜かすでないぞ。

ほうら、あとは薄い腰巻一枚、我ならばこの程度造作もない、ふぁーはっはっは!

……ひゃあっ!?

こ、こら慌て……ひっ。


高笑いが終わる前に、プロデューサーはソファから飛び上がって。

次に、引きつった短い悲鳴と、肌が重厚に擦れる音がします。

私をテーブルに押さえ付けると、そうしなければ死んでしまうみたいに、キスをしてきました。

ちょうどテーブルの淵にある私の腰に、ぐいぐいとプロデューサーは自身の同じ部分をアピールをしてきます。

まっ、ちょっと待って、心の準備とかいろいろ……っ!?


プロデューサーは闇に飲まれていたみたいです。

彼の化身はひどく膨張し、私の性なる……じゃなくて、聖なる禊の雫を纏い始めて……。

つまり本当は入っちゃいけない、プロデューサーにとって一番快感を得られる部分。

そこを、卑猥な口付けでペッティングしている。

同時に、陰核を軽く摘んで、優しく丁寧に捏ね回されると、彼曰く「表蘭子の可愛い声」が漏れます。


私が唇を噛み締めて、はしたない声を耐えると、プロデューサーはいそいそと本番をはじめました。

どんな音も出さないよう、両手で口を押さえている私をよそに、トランクスを下ろす布擦れが囁く。

今から蘭子と、えっちするから。

耳元で叫ぶより明瞭に、そして不敵に、私の理性を揺さぶりました。


最初のこの、ぬるりとする、入れるときは好きじゃないです。

なんだか、変な感じ。

固くて大きい異物が、私の中を進んでくるから。

私は思わず彼の肩を強く掴んで、幼子みたいに震えます。

プロデューサーは動きを一旦止めて、私を抱きしめ返してくれます。

すると安心して、体の余計な力が抜けるようになるんです。


でも、私の体はとっくにプロデューサーの味も匂いも知っています。

神崎蘭子は、ただ、彼と結ばれるために生まれてきたみたいに。

プロデューサーも、そう思っててくれると、嬉しいな。


膣の最奥まで挿入して、ふたつの満足そうな溜息が聞こえます。

これからは、すべてプロデューサーに任せます。

あらゆる自由も快感も、彼に委ねます。

……あなたの悦びが、私の悦びに変わると、教え込まれたから。


深夜の事務所に、男女の息遣いが充満しています。

片方は、男が腰を揺するごとにソプラノボイスを奏でます。

片方は、女が胸を揺らすごとに更に激しく動きます。


プロデューサーの腰使いは、私の知る限り、一番余裕の無い段階に達しました。

出すのかな。

待ち侘びた瞬間の直前、プロデューサーは私と熱烈な口付けを交わしました。

じゅるじゅると唾液を交換して、吸いだして。

前に、むせ返るくらい深くキスをした時に「蘭子はキスも可愛い」と言われたのを思い出しました。

私のべろを可愛がるつもりみたい。


気持ち良いのかそうでないのか分からなくなって、がむしゃらに彼に抱きつきます。

隙間一つ無く抱き合ったぶん、愛し合う様子が敏感に伝わってきます。

プロデューサーのがまた大きく膨らんで。

……あっ。

で、る……でる……?

んっ……あ……!


腰をがくがくと震わせて、プロデューサーは気持ちよさそうに息を吐きます。

完全に脱力してしまった私を見て、微笑ましそうにしているのが辛うじてわかりました。

すっかり蕩けきったアイドルの顔を見て、彼は仕方なさげに苦笑を浮かべて。

「明日の朝も、時間があったら運動しようか」と呟きます。

……ぜったい早起きしよう。


ちひろ「『でもこのまま続けたら朝になっちゃうから……それでもいいですか?』」

P「おい」

ちひろ「はい」

P「先日予約しておいたぶんですけど」

ちひろ「毎度ありがとうございます」

P「……タイトルは」

ちひろ「『彼だけのアイドル・神崎蘭子 〜寄り添う魂、身も心もあなたと一緒〜』」

P「保存用と観賞用と闇飲ま用ください」

おしまい
画像ありがとう
日にち過ぎたけど蘭子、アヤ、桃華誕生日おめでとう

美優さんとかウサミンとか脇林さんとかしぶりんとかいろいろな子書きたいんだけど
やっぱり語彙を鍛え直してからにします
また見かけたら読んでやってください

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