まどか「キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー!」ほむら「太陽サン…」(229)

QB「僕と契約して魔法少女になってよ」

まどか「いいよ!!私、プリキュアに憧れてたんだ!!」

QB「プリ……?」

まどか「やった!今日から私もプリキュアだ!」キャッキャッ

QB「まぁ……やってくれるなら僕はそれで満足さ」

まどか「やったー!!!」


私、鹿目まどか。元気いっぱいの中学生。

偶然であったインキュなんとかってぬいぐるみにプリキュアをするように言われたの。

大変だけど、私がんばっちゃう!!


QB「それで願い事は?」

まどか「魔法少女になること!!」

QB「oh……」

翌日

まどか「ふんふーん♪」

さやか「まどか?どうした?なんか機嫌いいね」

まどか「えへ~、わかる?」

さやか「それだけニコニコされたら、分かるよ」

まどか「いや~。実はね、私プリキュアになったの」

さやか「は?」

まどか「悪い奴をやっつけちゃうよ」シュッシュッ

さやか「……まぁ、がんばって」

まどか「うんっ!!」

さやか(なにか辛いことでもあったのかな……?)

教室

「今日は転校生を紹介します」

ほむら「暁美ほむら」キリッ

まどか「おぉ……なんかクールな子だね」

さやか「近寄り難そう……」

ほむら「……」スタスタ

まどか「……」

ほむら「……」チラッ

まどか「なに?」

ほむら「なんでもないわ」

昼休み 屋上

マミ「ふんふーん」

まどか「……誰だろう?」

さやか「さぁ?」

まどか「すいません」

マミ「はい?」

まどか「何をしてるんですか?」

マミ「え?ご飯を食べてただけよ?」

さやか「一人で?」

マミ「ええ」

まどか「じゃあ一緒に食べませんか!?」

マミ「え、ええ!いいわよ!食べましょう!!」

まどか「わーい」

さやか「……まぁ、いいか」

マミ「貴方たちは下級生よね?えっと名前は?」ニコニコ

放課後

まどか「じゃあね!さやかちゃん!!」

さやか「んー」

まどか「ふんふふーん」テクテク

QB「まどか!」

まどか「あ!キュウちゃん!!」

QB「キュウちゃん?」

まどか「どうかしたの?」

QB「あ、ああ。こっちにきてほしいんだ」

まどか「まさか……!!敵?!」

QB「そうだね。君たちからしたら敵になるよ」

まどか「いこう!!キュウちゃん!!」ギュゥゥ

QB「……そこ右」

まどか「うん!!」ダダダッ

魔女空間

まどか「ど、どこ……ここ?」ブルブル

QB「この奥に行くと、君の倒すべき敵がいるよ」

まどか「そ、そうなんだ……」

QB「怖いのかい?」

まどか「ねえ、まずは変身しないと駄目だよね?」

QB「ああ、そうだね」

まどか「どこにプリズムパワーを込めればいいの?」

QB「そんなのないよ。ただ、念じるだけでいい」

まどか「わかった!!」

まどか「―――プリキュア!スマイルチャージ!!」

QB「……」

まどか「あれ?もう変身しちゃった……」

QB「さ、いこうか」

まどか「まって!!」

QB「どうしたんだい?」

まどか「もっと変身時間を長くして!!」

QB「どうしてだい?」

まどか「呆気なさすぎるよ。ほら、画面効果的にもっとキラキラしてたほうがいいと思うし」

QB「……」

まどか「じゃなきゃ、プリキュアなんてやめる!」

QB「……わかったよ。そうしたら魔女を倒しに行くんだね」

まどか「うん」

QB「じゃあ、変身といて」

まどか「よっ」パッ

QB「―――いいよ。変身してみて」

まどか「―――プリキュア!スマイルチャージ!!!」

QB「は!」

キラキラ……

まどか「―――キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー!!!」バーン

QB「はい。いくよ」

まどか「うん!!」

QB「……」

まどか「キュウちゃん!なんかいるよ!!」

使い魔「……」

QB「あれは使い魔だね」

まどか「敵?」

QB「うん。でも、倒すメリットは―――」

まどか「おりゃー!!!」バゴーン

QB「……」

まどか「やった」

QB「まぁ、いいけどね」

魔女「……」

まどか「あれが……!!」

QB「そう。魔女だ。君が倒すべき敵」

まどか「よ、よし……!!」

QB「どうするんだい?」

まどか「せんて、ひっしょー!!」ダダダッ

QB「まどか!あぶない!!」

魔女「……」ペシン

まどか「あぁん!」

まどか「―――くそぉ」

QB「どうして素手で戦いに行くんだ。勝てっこないよ」

まどか「気合だぁ!!」

まどか「おりゃー!!」

魔女「……」ペシン

まどか「あぁん」

まどか「なにか。逆転の必殺技はないの?」

QB「魔法少女にはそれぞれ固有の能力があるよ」

まどか「やっぱり」

QB「それを駆使するしか―――」

まどか「……いくよ」

QB「え?」

まどか「―――ハッピー……シャワー!!!」

シーン

QB「……なにをやっているんだい?」

まどか「でない!!でないよ!!」オロオロ

魔女「……」ズズズ

まどか「ひっ……!!」

QB「そんな必殺技はないよ」

まどか「そ、そんな……!!」

「キュゥべぇ?どうして呼んでくれないの?」

まどか「え?」

QB「今回はまどかの力を測りたかったからさ。他意はないよ」

まどか「あ、あなたは?」

マミ「お昼ごはん、とても楽しかったわ」バーン

まどか「マミさん!!」

マミ「今、助けるわね」シュッタ

まどか「マミさんもプリキュアだったんですね!!」

マミ「プリ……え?」

まどか「わーい」キャッキャッ

マミ「あの……」

QB「話をあわせておいた方がいい」

マミ「―――そう。私はプリキュアよ」

まどか「キュアピースですね?」

マミ「ええ。そうよ。キュアピースよ」

まどか「じゃあ、あれやってください」

マミ「あれって?」

まどか「ぴかぴかぴかりん、じゃん、けん、ぽん。です」

マミ「……えっと」

QB「やるんだ、巴マミ!!」

マミ「ええ」

まどか「じゃあ、変身といてください」

マミ「はいはい」パッ

まどか「お願いします!!」

マミ「こほん……」

マミ「―――プリキュア!!スマイルチャージ!!!」

QB「はっ!!」

キラキラ……

マミ「―――ピカピカピカリン、じゃん、けん、ぽん!」チョキ

マミ「キュアピース☆」バーン

まどか「おー」パチパチパチ

マミ「さ、いくわよ」

魔女「……」ズズズ

マミ「ふっ……」ゴォォォ

まどか「銃が……いっぱい……」

マミ「ティロ……フィナーレ!!」ドォォン

魔女「!?」

まどか「マミさん!!」

マミ「は、はい?」

まどか「違います!」

マミ「なにが?」

まどか「キュアピースの必殺技はプリキュアピースサンダーです」

マミ「はぁ……」

まどか「むぅ」

マミ「わ、わかったわ。ピースサンダーね。やるやる」

マミ「―――プリキュア!!ピース……サンダァァァ!!!!!」

ドンドンドン!!

魔女「アァァァ―――」

マミ「ふぅ……」

まどか「やったぁ!!流石、キュアピース!!」キャッキャッ

マミ「ありがとう」

QB「さ、いこうか」

マミ「ええ。戻りましょう」

まどか「はい!!この調子でプリキュアを集めましょう!!」

マミ「……」

QB「おー」

まどか「キュウちゃん、かえろ!!」ギュゥゥ

QB「くるしぃ……」

マミ「あの子、大丈夫なのかしら……?」

翌日 学校

まどか「さやかちゃん!!!」

さやか「な、なに?」

まどか「ねね、さやかちゃんもプリキュアやろ?ね?」

さやか「なに?それ?」

まどか「プリキュアだよ。知らない?」

さやか「名前くらいは知ってるけど」

まどか「なら!!」

さやか「ごめん。そういうことには付き合えない」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「いくらまどかの頼みでも……ちょっと、ね」

まどか「そう……」シュン

屋上

まどか「ごめんね、キュウちゃん。さやかちゃんは無理だって」

QB「まぁ、仕方ないよ。簡単にプリキュアは集まらないからね」

マミ「ねえ、プリキュアでいいの?」

QB「そっちのほうがスムーズだから」

マミ「……」

まどか「あー、だれかプリキュアやってくれる人、いないかなぁ」

マミ「んー……一人、心当たりがあるけど」

まどか「え?誰ですか!?」

QB「暁美ほむらだろ?」

まどか「暁美さんが!?」

マミ「というか、彼女は既にプリキュア―――」

まどか「いっそげー」ダダダッ

QB「あ……」

マミ「……」

ほむら「……」スタスタ

まどか「暁美さーん!!」

ほむら「……なに?」

まどか「プリキュアやろ!!」

ほむら「……プリ……え?」

まどか「プリキュアだよ!プリキュア!!」

ほむら「……いいけど」

まどか「ほんとに!?」

ほむら「で、それはなに?」

まどか「魔法少女プリキュアだよ!」

ほむら「まどか……」

まどか「え?」

ほむら「やはり、今回も同じなのね」

まどか「なにが?」

放課後

まどか「ほむらちゃんげっとー」タタタッ

ほむら「ちょっと。手を引っ張らないで」

マミ「それじゃあ、行きましょう」

まどか「はぁーい」

さやか「まどかー、一緒に帰ろうー」

まどか「ごめん、さやかちゃん。今からプリキュアなの」

さやか「はい?」

まどか「また明日ねー!!」

さやか「あ。ちょっと!!」

さやか「……」

さやか「プリキュアってアニメのやつじゃないの……?」

魔女空間

まどか「来た……」ブルブル

マミ「慎重に進みましょう」

ほむら「ええ」

まどか「ほむらちゃん。練習どおりにできるよね?」

ほむら「え。ええ、まかせて」

まどか「キュウちゃん!変身するよ!!」

QB「うん」

まどか・マミ・ほむら「「「―――プリキュア!!スマイルチャージ!!!!」」」

QB「レッツゴー!!」

キラキラ……

まどか「―――キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー☆」バーン

マミ「―――ピカピカピカリン、じゃん、けん、ぽん!」チョキ

ほむら「爆弾をセットして……。―――太陽サンサン、熱血パワー!!」

ドォォン!!!

ほむら「キュアサニー!!!」バーン

QB「はい。行こうか」

まどか「うん!プリキュアが三人もいれば大丈夫だよ!」

マミ「そうね」

ほむら「行きましょう」

QB「がんばって、プリキュアたち」

まどか「さっき、ちょっとタイミングずれてたよ?」

ほむら「ええ。気をつけるわ」

マミ「あ、使い魔よ」

使い魔「……」ユラユラ

まどか「おりゃー!!!」ゲシッ

ほむら「やぁー」ドゴォ

マミ「せい!!」ペシン

使い魔「きゅぅ―――」

まどか「やった」グッ

ほむら「素手はやっぱり痛いわ」

マミ「プリキュアと違って頑丈になるわけじゃないしね」

まどか「さぁーいこー!!」

ほむら「……」

マミ「……」

QB「おー」

シャルロッテ「……」ゴゴゴ

マミ「きた……」

ほむら「……」グッ

まどか「おりゃー!!!」ダダダッ

ほむら「まどか!!駄目よ!!」

まどか「パーンチ!!!」

シャルロッテ「……」ペシン

まどか「あぁん」

マミ「あぁ!!」

ほむら「―――大丈夫?」シュッ

まどか「ほむらちゃん……ううん、キュアサニー力をみせて」

ほむら「……ええ。待ってて」

ほむら「……」

シャルロッテ「……」ゴゴゴ

ほむら「―――いくわ」シュッ

シャルロッテ「……?」

ほむら「―――完了」シュッ

マミ「え?」

まどか「ど、どうなるの?!」

ほむら「プリキュア……」

チチチチチ……

ほむら「サニィィィ……ファイヤァァァ!!!!!」

ドォォォォォン!!!!!!

シャルロッテ「―――」

マミ「やった……」

まどか「すごい!!キュアサニー!!」

ほむら「まぁね」キリッ

QB「キュアサニーはすごい能力を持っているようだね」

まどか「やった!やった!」キャッキャッ

ほむら「ふふ……」

翌日 学校

ほむら「……」

QB「キュアサニー」

ほむら「なに?」

QB「君は一体誰なんだい?」

ほむら「今回はプリキュアよ……」

QB「今回は……?」

ほむら「……前回はおジャ魔女、前々回はサクラ大戦」

QB「え?え?」

ほむら「一番、辛かったのはキューティーハニーね。セーラームーンは楽しかったけど」

QB「なにを言ってるんだい?」

ほむら「……まどかは繰り返しているの」

QB「……」

ほむら「今回で10回目。今回はネタが切れるだろうと思っていたけど……」

QB「君は……そういうことか」

数日後

QB「やぁ」

杏子「なんだよ。あたしを呼び出して」

QB「是非、君の力が必要なんだ」

杏子「なんで?確か巴マミがいるんだろ?」

QB「人数が足りないんだ」

杏子「人数って……ワルプルギスの夜でも来るのか?」

QB「ううん。違う」

杏子「じゃあ、どうして?」

QB「君にはキュアマーチをやってほしい」

杏子「……」

QB「辛いと思うけど―――」

杏子「勇気リンリン!!直球勝負!!キュアマーチ!!!」バーン

QB「……」パチパチ

杏子「……ふん。まぁ、そういうことなら仕方ないな」

放課後

まどか「マミさーん!!」テテテッ

マミ「ごきげんよう」

ほむら「遅いわ」

まどか「ごめんね」

マミ「では、行きましょうか」

さやか「おい、まどかー」

まどか「ごめんね!」

ほむら「いくわよ」

マミ「それでは」ペコッ

さやか「あ……」

さやか「なんだよ……まどかのやつ……最近、全然構ってくれない……」ムスッ

魔女空間

QB「今日から新たにプリキュアとなった―――」

杏子「よぉ。佐倉杏子だ」

まどか「よろしくっ!!」

杏子「キュアマーチとして参加することになったから」

マミ「そうなの」

ほむら「がんばってね」

杏子「おう」

QB「じゃあ……変身だね」

まどか「みんな!!」

ほむら・マミ・杏子「……」コク

まどか「プリキュア!!」

ほむら・マミ・杏子「「「スマイルチャージ!!!」」」

QB「レッツゴー!プリキュア!!」

キラキラ……

サクラ大戦もやってたのかよ


大神隊長いないな

>>89
まどか「上条君! 手とか足とか、そういうのはいいから退院して!」

恭介「……え?」

まどか「―――キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー☆」バーン

マミ「―――ピカピカピカリン、じゃん、けん、ぽん!キュアピース☆」パー

ほむら「―――太陽サンサン、熱血パワー!!キュアサニー!!!」ドォォン

杏子「―――勇気リンリン!!直球勝負!!キュアマーチ!!!」ゴォォ

QB「……」パチパチパチ

まどか「キュアマーチ、かっこいいね!!」

杏子「へへ、だろ?」

マミ「……さ、いきましょう」

ほむら「そうね」

まどか「ねえねえ、マーチの必殺技って……」

杏子「もっちろん。マーチシュートだ」シュッシュッ

まどか「わーい」キャッキャッ

QB「キュアハッピー、キュアマーチ、いくよ」

魔女「……」ゴゴゴ

まどか「きた……!!」

杏子「ここはあたしに任せろ!!」ダダッ

杏子「はぁぁぁ!!!!」

魔女「……」ペチン

杏子「きゃふぅん」

まどか「キュアマーチ!!!」

まどか「くっそー!!まっけないんだから!!気合だ!!気合~!!!」

まどか「おりゃー!!!!」ダダダッ

魔女「……」ペシン

まどか「あぁん」

マミ「キュアサニー?」

ほむら「ええ。準備してくるわ」シュッ

杏子「くそ……キュアハッピー!!大丈夫か!!」

まどか「う、うん……なんとか」

杏子「よし……。こうなったら、あたしの必殺技をお見舞いしてやる……!!」

まどか「おぉ!!」

杏子「いくぜ!!―――プリキュア!!マァァァチ―――」

ほむら「……」シュッタ

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「プリキュア……サニィィィ……ファイヤァァァ!!!!!」

ドォォォォォン!!!!!

杏子「え……」

まどか「……」

マミ「やったわね」

ほむら「さ、帰りま―――」

杏子「うっ……ぐすっ……な、んで……」ポロポロ

ほむら「え?え?」

まどか「キュアマーチ……なかないで……」ナデナデ

杏子「せ、っかく……れん、しゅう……して……ぐすっ……きた、のにぃ……」ポロポロ

マミ「あ……泣いちゃった……」

ほむら「あの……」オロオロ

QB「キュアサニー、駄目じゃないか」

ほむら「え?」

QB「君はなんども繰り返して勉強してきたんじゃないのかい?」

ほむら「あ……!!」

まどか「……」ナデナデ

杏子「うっく……えぐっ……」ポロポロ

ほむら「そうね。前回、前々回はそういうことがなかったから忘れていたわ」

QB「魔法少女の初登場時は必ず活躍しないといけないんだ」

ほむら「ええ。そうね」

QB「それを君は潰してしまった。全く、理解できないよ」

ほむら「反省しているわ」

まどか「マーチ、次、次があるから、ね?」

杏子「うぐ……う、ん……ぐすっ……」ゴシゴシ



まどか「杏子ちゃん、ほら、アイス食べてかえろ!!」

杏子「うん」

まどか「よーし!コンビニまで競争だー!!」ダダダッ

杏子「ずるいぞ、まどか!!」ダダダッ

ほむら「元気になってよかったわ」

QB「暁美ほむら。まどかはずっとあんな感じだったのかい?」

ほむら「ええ。基本的に出会ったときから夢見がちな少女だったわ」

マミ「……どういうことなの?」

ほむら「……まどかは一番最初……なにから始めたと思う?」

QB「想像がつかないね。それこそ候補が多すぎるよ」

ほむら「クレヨン王国……」

QB「なんだい、それは?」

ほむら「まどかはシルバー王女となって、私たちはクレヨンの―――」

マミ「ごめんなさい。よくわからないわ」

ほむら「二回目はキューティーハニーだった」

QB「それが一番辛かったといっていたね」

ほむら「ええ。わざと破れ易い服をきて、毎度みんなはほぼ全裸の状態で魔女と戦っていたわね」

ほむら「家に帰るときが怖かった……」ホロリ

マミ「どうして……そんなことを繰り返しているの?」

ほむら「……ワルプルギスの夜に必ず負けるから」

QB「なんだって!?」

ほむら「勝てばこのループは終わる。だけど、まどか、杏子、そして美樹さやかの所為でいつも劣勢を強いられているわ」

マミ「美樹さやかって?」

ほむら「おそらく、もうすぐキュアビューティとして合流するでしょうね」

QB「そうなんだ……」

マミ「その三人に問題があるの?」

ほむら「……ふざけすぎなの」

QB・マミ「ああ……」

コンビニ

まどか「杏子ちゃん!!このバニラのアイスバーにしようよ!!」

杏子「ようし」

まどか「はい、あーん」

杏子「はむ……むぐ……むぐ……」ジュッポジュッポ

まどか「おいしいね」ジュッポジュッポ

ほむら「……いつも、美樹さやかだけはなんとか真面目に戦わせようと思うのだけれど、徒労に終わる」

QB「どうしようもないのかい?」

ほむら「まどかが……真面目に戦ってくれたら……あるいは」

マミ「わかっているならなんとかできそうな気もするけど」

ほむら「私では無理……」

QB「どうしてだい?」

ほむら「……まどかのあの無邪気な笑顔を……見ると……どうしても……決断を鈍らせてしまって……」

マミ「ねえ。もしかして……」

QB「どうやら、僕とマミ以外はまともじゃないようだね」

翌日 放課後

まどか「よーし!!今日も―――」

さやか「まどか!!!」

まどか「え?なに?」

さやか「ちょっといい?」

まどか「う、うん……いいけど?」

さやか「……」

まどか「ど、どうしたの?」

さやか「私も……見た」

まどか「なにを?」

さやか「プリキュア……」

まどか「え?……どうして?」

さやか「まどか、最近プリキュア、プリキュアって言ってたから……気になって……」

まどか「さやかちゃん……」

さやか「まどか。私もプリキュア勉強したから……。だから、仲間ハズレにしないでほしい」

まどか「さやかちゃんゲットー!!」ダダッ

さやか「ちょっと、まどか、引っ張らないでよぉ」ニコニコ

マミ「あれが……?」

ほむら「ええ。美樹さやか」

杏子「おーい!!まどかー!!はやくしろー!!」

まどか「キュウちゃん!!でてきて!!」

QB「なんだい?」

さやか「わぁ!?ぬいぐるみがしゃべった!?」

QB「君が美樹さやかだね?よろしく」

さやか「う、うん」

杏子「誰なんだ、こいつ?」

まどか「えっと……新しいプリキュアだよ」

杏子「てことは……キュアビューティか!!あはは!!よろしくな!!」キャッキャッ

さやか「うん!今日からプリキュアとしてがんばる!!」ムフー

ほむら「どうやら、手遅れね……」

魔女空間

まどか「―――いける?」

さやか「ばっちり!」

まどか「よし!!」

杏子「おーし……!!今日こそは……むふふ……プリキュアマーチシュートを……」シュッシュッ

ほむら「……さて、変身しましょうか」

マミ「そうね」

QB「じゃあ。始めようか」

まどか「うん!!みんな、準備はいい!?」

ほむら・さやか・マミ・杏子「……」コクッ

まどか「プリキュア!!」

ほむら・さやか・マミ・杏子「「「「スマイルチャージ!!!!」」」」

QB「レッツゴー!!プリキュア!!フゥーフゥー!!」

キラキラキラ……

まどか「―――キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー☆」バーン

マミ「―――ピカピカピカリン、じゃん、けん、ぽん!キュアピース☆」グー

ほむら「―――太陽サンサン、熱血パワー!!キュアサニー!!!」ドォォン

杏子「―――勇気リンリン!!直球勝負!!キュアマーチ!!!」ゴォォ

さやか「―――深々と降り積もる清き心……。キュアビューティ」ヒュォォ

QB「ついに……プリキュアが揃ったんだね……」パチパチパチ

まどか「さやか……ちがった、キュアビューティかっこいいよ!!」キャッキャッ

杏子「おう!いい感じじゃん」キャッキャッ

さやか「そ、そうかな?氷のイメージになってる?」キャッキャッ

マミ「さ、行きましょう」

ほむら「早くいくわよ」

まどか・さやか・杏子「はぁーい」

QB「でも……ワルプルギスの夜か……」

QB「とてもこの子達じゃ、越えられそうにないな……」

使い魔「……」フラフラ

まどか「いたぁー!!」

さやか「せいっ!!」バキィ

杏子「おらぁー!!!」ドゴォ

まどか「パーンチ!!!」ベキィ

マミ「やぁ!」バシィ

ほむら「ふっ!!」ドン

使い魔「きゅぅ―――」

さやか「やった!!やったよ、キュアハッピー!!」キャッキャッ

まどか「キュアビュティ、さっすがだね」キャッキャッ

杏子「おしおし。絶好調だぜ!!」

ほむら「いつも使い魔には全力なのよね」

マミ「……」

QB「この先に強いダークエナジーを感じる!!キュアハッピー!気をつけるんだ!!」

まどか「キュウちゃんは危ないから下がってて!!」

魔女「……」ゴゴゴ

さやか「あ、あれが……!!」ゴクリッ

杏子「よぉーし。いっちょやってやろうか!!」

まどか「いくよ!みんなぁ!!」

さやか「はぁぁぁ!!!」ダダダッ

杏子「いくぞぉぉ!!!」ダダダッ

まどか「気合だ!!気合~!!!」ダダダッ

魔女「……」ペシペシペシ

まどか「あぁん」

杏子「きゃふぅん」

さやか「んにゃぁ」

マミ「どうして素手に拘るの……?」

ほむら「一応、仕掛けておくわ」

マミ「でも、今回は……あれ?キュアマーチがトドメなの?それともキュアビューティ?」

ほむら「……そうね。どっちなのかしら?」

まどか「負けるもんかぁ~!!」

魔女「……」ペシーン

まどか「やぁん」

杏子「ハッピー!!」

さやか「こうなったら……」

杏子「ん?おい。今回はあたしがやるんだ」

さやか「え?でも私は初登場だけど」

杏子「前回はできなかったんだ」

さやか「それはあんたが悪いんでしょ?」

杏子「違う!!あたしは悪くない!!」

さやか「とにかく、今回は私がトドメだから」

杏子「なんだとー!!」ググッ

さやか「初登場の掟!」ググッ

マミ「喧嘩になったけど?」

ほむら「……しらない」

まどか「あぁ……ふたりとも!!喧嘩はだめ―――」

魔女「……」ゴゴゴ

まどか「!?」

魔女「……」パシッ

まどか「きゃー!!つかまったー!!!」

ほむら「ハッピー!!!」

杏子「しまった!!」

さやか「ハッピー!!」

マミ「プリキュア!!ピース……サンダァァァァ!!!!」ドンドンドン

ブチィ!!

まどか「きゃ?!―――マミさん!!ありがとう!!」

マミ「いえいえ」

杏子「喧嘩してる場合じゃないな」

さやか「うん」

まどか「そうだよ!!二人で倒したらいいじゃない!!ね?!」

ほむら「……」

さやか「よし……やるっ!!」

杏子「いくぜ!!

さやか「プリキュア……ビューティ……ブリザァァァド!!!!」

ほむら(液体窒素爆弾、起爆)ピッ

ゴォォォォ!!!!

魔女「?!」カチーン

さやか「やった!」グッ

杏子「次はあたしだ!!プリキュア……マァァァチ……シュート!!!」

ほむら(爆弾、起爆)ピッ

ドォォォォォォン!!!!!!

まどか「やったぁ!!!」

杏子「よっしゃ!!」

さやか「よっし!」

マミ「すごい……」

QB「やるじゃないか!!」

まどか「わーい!わーい!」ピョンピョン

杏子「へへ、悪かったな、さやか」

さやか「ううん。私もつまらない意地を張っちゃったから……」

杏子「……さやか」

マミ「とにかくこれで勝ったのね」

ほむら「ええ」

マミ「意外とワルプルギスにも……」

ほむら「無理ね。奴だけは別格だから。こんなママゴトで勝てる相手じゃないわ」

マミ「そう……」

ほむら「せめて、個々が自分の身の丈にあった能力を自覚してくれれば……」

マミ「……」

まどか「わーい」

杏子「まどかーかったぜー」

さやか「やったーやったー」

完全に接待バトルじゃねーか

数日後 屋上

まどか「ワルプルギスの夜?」

ほむら「ええ。それが今までの魔女のボス、と思ってくれていいわ」

まどか「そっか!そいつを倒せば世界に平和が訪れるんだね!!」

ほむら「まぁ……ええ、そうね」

まどか「がんばるよ!!」ムフー

ほむら「……ねえ、まどか?」

まどか「なになに?」

ほむら「貴女の必殺技なのだけれど……」

まどか「ハッピーシャワーのこと?」

ほむら「それ……多分、出ることは―――はっ!?」

まどか「えぇ……ハッピー、シャワー……でないのぉ……?」ウルウル

ほむら「あ、いや……でると、思うけど、練習しなきゃ……だめ、って言おうとしたの……」オロオロ

まどか「そっか……そうだよね。うん。私、いっぱい練習してハッピーシャワーを撃てるようにするよ!!」

ほむら「が、がんばって……」

放課後 屋上

QB「どうしたんだい?こんなところに呼び出して」

ほむら「もうすぐワルプルギスの夜が来る。その対策を練りましょう」

マミ「それはいいけど……」

さやか「まどかー?まどかー?」キョロキョロ

QB「鹿目まどかと佐倉杏子がいないよ?」

ほむら「あの二人がいると話が進まないの」

マミ「それは今までの経験から?」

ほむら「ええ」

さやか「まどかー?どこー?」キョロキョロ

ほむら「美樹さやか。今日はまどかは呼んでないわ」

さやか「えぇ!?」ガーン

QB「……暁美ほむら、今まではどうしていたんだい?参考までに聞かせて欲しいんだ」

ほむら「そうね……。今までどういう対策を練っていたか、話すわ」

さやか「まどかぁー……」オロオロ

赤ずきんチャチャの回

まどか「やっぱり、最後はお助けブーメランだよ!!」

さやか「やったー」パチパチ

ほむら「じゃあ、ブーメランを用意したらいいの?」

まどか「うん!!」

杏子「でもよぉ。もう一度、マジカルプリンセスやろうぜ」

マミ「そうね。結局佐倉さんは1回しかしてないし」

まどか「だけど原作を遵守するなら、あれはもう使えないよ」

ほむら「ブーメラン……ブーメラン……」ゴソゴソ

QB「なんでもいいけど、ちゃんと真面目にやろうよ」


ほむら「翌日、私たちはブーメラン片手にワルプルギスに戦いを挑み。敗北したわ」

マミ「誰もブーメランで戦うことに反論しなかったのね」

QB「なるほど。それは負けるね」

さやか「……いまごろ、まどかは杏子と……」シュン

セーラームーンの回

まどか「マミさん、もっとセーラームーンとして前に出てくれないと困りますよ」

マミ「そう?これでもがんばっているほうなんだけど」

ほむら「やっぱり、巴マミはヴィーナスのほうがいいわね」

さやか「私のマーキュリーは譲らないから!!」

杏子「あたしだってマーズはゆずらない!!」

まどか「じゃあ、私がムーンでいいの?」

ほむら「ええ。私は今までどおりジュピターでいくわ」

QB「タキシード仮面はまかせてよ!」



ほむら「そして、付け焼刃のセーラームーンではワルプルギスは倒せなかった」

マミ「それ……意味があったのかしら……?」

QB「タキシード仮面ってなんだい?」

さやか「はぁ……まどかはなにしてるんだろう……」

サクラ大戦の回

まどか「最終決戦では歌わないと駄目だと思うの」

さやか「うんうん!!」

杏子「はしれ~!!こうそくの~!!」

恭介「じゃあ、どこで歌うのかも決めておかないと」

マミ「鹿目さんがセンターでいいんじゃ……」

まどか「だめです!!今回はあくまでも杏子ちゃんがサクラ役なんで」

杏子「あたしでいいのか?!」

QB「がんばるんだ。佐倉杏子、君ならできるよ」

ほむら「ええ、応援しているわ」

杏子「お前ら……うん!!あたし、やるぜ!!大正浪漫だぁ!!」


ほむら「まぁ、歌っている間に攻撃を受けて負けたのだけれど……」

マミ「そ、そう……」

QB「……」

ほむら「参考になったかしら?」

マミ「そうね……今まではみんなしてふざけてたのね」

QB「君の話を聞く限りじゃ、みんなが変なんだね」

ほむら「そう?まだマシなほうだったわ」

マミ「……あの。思ったんだけど。鹿目さんにしろ佐倉さんにしろ、プリキュアの技に拘っているわよね?」

QB「そうだね」

マミ「単純に個々の力を新たに開花されたプリキュアの力ってことにしたら使ってくれるんじゃないかしら?」

QB「なるほど。一理あるよ」

ほむら「そうか。あとから発現したパワーは、原則より強力な力である、という法則を利用するのね?」

マミ「ええ。それならみんな好んで能力を使ってくれると思うの」

QB「いい考えじゃないか。早速ためしてみよう」

ほむら「ええ。そうね」

マミ「じゃあ、みんなを呼び出しましょう。私は美樹さんを見つけてくるから」

QB「よし。僕はまどかを探してくるよ」

ほむら「私は杏子を探してくるわ」



まどか「どこいこっか?」

杏子「そうだなぁ」

さやか「あっちは?」

まどか「ん?どこどこ」

QB「見つけた!!」ザッ

まどか「キュウちゃん!?」

マミ「ここにいたのね」

さやか「マミさん」

ほむら「みんな揃っているなら都合がいいわ。―――話があるの」

まどか「なになに?」

杏子「面白い話か?」

QB「君たちには第二のパワーが発現しそうなんだ」

まどか・杏子・さやか「第二のパワー!?」

ほむら「それを使えばワルプルギスの夜を越えられるかもしれないわ」

QB「そうさ。まどかには魔法のプリキュアハッピーアローが」

まどか「ハッピー……アロー……!?」

ほむら「美樹さやかにはプリキュアビューティソードが」

さやか「え……そ、そんな……」ワナワナ

マミ「佐倉さんにはプリキュアマーチランサーが」

杏子「な、なにぃ!?かっこいいじゃねーか!!」

QB「それさえ使いこなせれば、ワルプルギスの夜は越えられるよ」

まどか「そ、そうなんだ……」ワナワナ

さやか「まどか……杏子……」プルプル

杏子「お、おう……がんばろう……ぜ……」プルプル

ほむら「……」

マミ「これで上手くいけばいいのよね」

QB「大丈夫さ!」

ほむら「……まどか。がんばって」

まどか「ハッピーアロー!!絶対につかうよー!!おー!!」

サクラ大戦の時は、ほむほむはメガネとおさげのメガほむにされた挙句、関西弁を強要されたのかなぁ

数日後 街

ゴォォォォ

ほむら「来たわ……」

マミ「あれが……!!」

ワルプルギス「……」ゴゴゴ

まどか「このときが……来たんだね……。暗黒神ワルプルギスとの戦いが」

さやか「まどか……」ギュッ

まどか「大丈夫だよ、さやかちゃん。みんなでいっぱい練習したじゃない」

さやか「うん……」

杏子「おっし!!最後の戦いだ!!まどか!!」

まどか「うん!!―――プリキュア!!」

ほむら・さやか・マミ・杏子「「「「スマイルチャージ!!!!」」」」

QB「レッツゴー!!プリキュア!!フレフレ、プリキュア!!フゥーフゥー!!イエー!!!」フリフリ

キラキラキラ……

まどか「―――キラキラ輝く未来の光、キュアハッピー☆」バーン

ほむら「―――太陽サンサン、熱血パワー!!キュアサニー!!!」ドォォン

マミ「―――ピカピカピカリン、じゃん、けん、ぽん!キュアピース☆」チョキ

杏子「―――勇気リンリン!!直球勝負!!キュアマーチ!!!」ゴォォ

さやか「―――深々と降り積もる清き心……。キュアビューティ」ヒュォォ

QB「みんな。よくここまで戦ってきたね」

まどか「キュウちゃん……」

QB「泣いても笑ってもこれで最後なんだ。君たちなら絶対に勝てる。自信をもって挑むんだ」

ほむら「ええ」

マミ「ふふ……なんだか緊張してきちゃった」

杏子「さやか!!絶対に勝とうな!!あんなの見掛け倒しに決まってる!!」

さやか「もっちろん!!」

まどか「いくよ!!みんな!!!」

ほむら・マミ・杏子・さやか「おぉぉ!!!」

QB「みんな……」

ワルプルギス「……」ゴゴゴ

まどか「近くでみるとおっきい……」

さやか「大丈夫。私たちならできる」

杏子「ああ!この五人は無敵だ!!」

マミ「……」コクッ

ほむら「いきましょう」

まどか「よーし!!いくよー!!!」ダダダッ

さやか「やぁー」ダダッ

杏子「ようしゃはしねー!!!」ダダダッ

ワルプルギス「……」ドンドンドンドン

まどか「あぁふん」

さやか「にゃひぃ」

杏子「きゃはぁん」

マミ「キュアサニー、お願い」

ほむら「まかせて、キュアピース」シュッ

まどか「なんて強さ……」

杏子「くっ……やるじゃないか……」

さやか「うっ……これくらいで……負けない……!!」

まどか「キュアビューティ!!」

さやか「私からいくね。―――プリキュア!!!ビューティ!!ソォォォド!!!」シャキーン

杏子「やれー!!お前なら!!」

さやか「はぁぁぁ!!!!」ダダッ

ワルプルギス「……」ドンドンドン

さやか「はっ!!とうっ!!」ササッ

ワルプルギス「……!?」

さやか「くらえー!!!」ザンッ

ワルプルギス「……?」

さやか「あれ……きいてない……?」

ワルプルギス「……」ピンッ

さやか「ぶへぇ」

まどか「ビューティ!!!」

杏子「あぶない!!」ガシッ

さやか「あ、ありがとう……マーチ……」

杏子「無茶しやがって……」

さやか「うぅ……やっぱり強い……」

杏子「次はあたしだ!!―――プリキュア!!マーチ……ランサァァァ!!!」バーン

まどか「がんばって!!」

杏子「ビューティの仇だぁ!!!」ダダダッ

ワルプルギス「……」ペシン

杏子「うわー」

まどか「マーチまで!?そんなぁ!!」

ワルプルギス「……」ゴゴゴ

まどか「向こうにはお父さんとお母さんがいるのに!!行かせない!!」

マミ「ここは任せて。キュアハッピー」

まどか「キュアピース!?大丈夫なの?!」

プリキュアに一斉攻撃という概念は無いのか

マミ「―――プリキュア!!ピース……フィナーレ!!!!」

ドンドンドンドン!!!!!

ワルプルギス「……!?!?」

まどか「おぉぉ!!!きいてる!!」

マミ「キュアサニー!!」

ほむら「……」シュッタ

まどか「キュアサニー?」

ほむら「みてて、キュアハッピー。最高の爆炎を見せてあげる」

まどか「え……?」

ほむら「プリキュア!!!サニー……フレアァァァァ!!!!!」

ドォォォォォン!!!!!

ワルプルギス「……!!!!」

まどか「すごい!!すごいよ!!キュアサニー!!!」キャッキャッ

ほむら「ふっ」

ワルプルギス「……」グラグラ

マミ「今よ!!」

ほむら「キュアハッピー!!」

まどか「うん……」

まどか「プリキュア……ハッピー……」ギリギリ

ワルプルギス「……」ゴゴゴ

まどか「だめ……相手が動いて……照準が……」

マミ「え!?」

ほむら「はやくしないと、ワルプルギスが態勢を立て直してしまうわ!!」

まどか「分かってる……分かってるけど……。練習じゃあ……的は動かなかったから……」ウルウル

マミ「そ、そんな……」

ほむら「ここまでなの……?」

杏子「ようは動きが止まればいいんだろ?」

まどか「え?」

さやか「私たちにまかせてよ」

マミ「二人とも……!!」

ほむら「なにを」

杏子「いかせてくれ。このまま役立たずのプリキュアで終わりたくない」

さやか「うん」

まどか「二人とも危ないよ!?」

杏子「大丈夫だって」

さやか「信じて、まどか」

まどか「……」コクッ

マミ「気をつけてね」

ほむら「時間はないわ」

杏子「わかってる。いくぞ、さやか」

さやか「じゃあね、まどか」

まどか「……!!」

まどか「さやかちゃん!!杏子ちゃぁぁん!!!」

杏子「足だ!!足を狙うぞ!!」

さやか「オッケー!!!」

杏子「足がないな!!」

さやか「じゃあ、スカートでいいじゃん!!」

杏子「そうだな!!―――プリキュア!!マーチ!!ランサァァ!!!」ザンッ

さやか「プリキュア、ビューティ……ソォォド!!!」ザンッ

ワルプルギス「……!!」ググッ

杏子「よし!!―――キュアハッピー!!!やれぇぇ!!!」

さやか「いまだぁー!!」

まどか「まって!!そこにいたら爆発に巻き込まれちゃうよ!!」

杏子「きにすんな!!こうしてあたしたちが止めてないと、もっと多くの人が死んじまう!!」

さやか「キュアハッピーは世界をハッピーにしなきゃいけないんだよ!!」

まどか「でも……!!でも……!!!」

さやか・杏子「キュアハッピー!!!世界をハッピーにしてぇ!!!」

まどか「―――プリキュア!!!ハッピィィィアロォォォ!!!!!」

ゴォォォォォォォ!!!!!!

まどか「はぁ……はぁ……あぁ……」ガクッ

マミ「キュアハッピー……」

まどか「うぅ……わたし……ふたりを……」ポロポロ

マミ「……」

まどか「キュアハッピーなのに……わたし……ふたりの幸せ……うばっちゃった……」ポロポロ

マミ「……いいえ。二人はあれで幸せだったのよ」ギュッ

まどか「うぅ……マミさぁん……マミさぁん……」

マミ「あなたは……正真正銘のキュアハッピーよ……」

まどか「うぇぇん!!!」ポロポロ

マミ「……よくがんばったわね」ナデナデ

QB「……ほんとに、まさかあのワルプルギスを倒すなんて思わなかったよ」

まどか「うぅ……うぅぅ……」

マミ「鹿目さん……」

杏子「まどか、何泣いてるんだ?」

まどか「え……?」

さやか「世界が平和になったのに、なんでキュアハッピーのまどかがアンハッピーなの?」

まどか「え……え……ど、どうして……?」

杏子「幽霊じゃないぞ。ちゃんと生きてるからな」

さやか「かっこよかったぞ、まどか」

まどか「さやかちゃん!!杏子ちゃぁぁん!!!!」ギュゥゥ

杏子「あはは。あたしたちがそう簡単に死ぬかよ」

さやか「うんうん」

まどか「ほんとにぃ……しん、ぱぃ……したんだ、からぁ……」ポロポロ

ほむら「ふぅ……」

マミ「お疲れ様」

ほむら「……まぁ、時を止めれば大したことではないわ」

QB「やるじゃないか。キュアサニー」

ほむら「私の能力は時を操作すること。爆発じゃないわ」

翌日 通学路

まどか「あー。昨日の出来事が夢みたい」

さやか「私もあんまり実感がないっていうか……」

まどか「でも……もう終わったんだね……プリキュアは……」

さやか「ちょっと寂しいなぁ……」

QB「終わってないよ!!」ザッ

まどか「キュウちゃん!?」

ほむら「魔女空間が確認されたわ。行くわよ」

マミ「まだまだ、プリキュアはやめられないわよ?」

杏子「ほら、いくぞ!」

さやか「まどかっ!!」

まどか「―――うん!!いくよ!!みんなぁ!!!」

まどか・ほむら・マミ・杏子・さやか「「「プリキュア!!スマイルチャージ!!!!」」」

―――私たちの戦いは、まだまだ続きます。


FIN

1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

QBの魔法少女全員陵辱姙娠出産誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
QB「魔法少女は産む機械」

幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって

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