ゆり「ええ、そうよ」
音無「まさかそれは…」
ゆり「ふふ、そのまさかよ。これは以前行ったハイテンションシンドロームの逆バージョンよ」
音無「もうすでに成功する気がしない…」
野田「貴様!ゆりっぺの作戦を否定する気か!?」
日向「いや、これに限っては俺も音無と同感だ…」
TK「繰り返されるnightmare」
椎名「……あさはかなり」
いつものひと?
ユイ「うえー、私たちまで集められたと思ったら、そういうことですか……」
ひさ子「あれと似たようなのをもう一度やるのか?本気かゆり?」
ゆり「本気も本気よ。今度こそ成功するわ」
高松「まったく、その自信はどこから来るんですか……」
直井「あのすみません音無さん、そのハイテンションシンドロームというのは一体……」
岩沢「そうそう。私にも教えてくれよ」
音無「ああ、ハイテンションシンドロームというのはな…………ん?」
まさみいいいいいいいい
岩沢「……ん?どうした記憶無し男?」
SSSメンバー「「「…………えーーーーーーーッ!!!???」
岩沢「な、なんだ?どうしたんだみんな?」
音無「お、お前、なんでここにいるんだっ!?」
日向「そ、そうだ!岩沢、お前、消えたはずじゃ……ッ!?」
ひさ子「岩沢……ッ!その音楽キチっぷりでついに化けて出たかッ!」
入江「じゃ、じゃあ、ゆ、ゆゆゆゆゆゆゆ幽霊ッ!?しっ、し、死者なのッ!?」
関根「みゆきち落ち着いて!私達みんな死人だよ!?」
支援
岩沢「いや、なんか気がついたらステージの上に突っ立っていたんだ。詳しい事は私にもよくわからないし、何故か記憶が少し曖昧だ……」
音無「そ、そうなのか?い、一体どうなってるんだ?」
ゆり「……まさか、いえ、そんな奇跡的なことがあるわけ……」
音無「何か心当たりがあるのか?」
ゆり「もしよ、もし私達がこの世界を去ってから転生して、またそこで青春時代を自由に生きれなかったなら……」
大山「こっちの世界にまた戻ってくる……?」
日向「考えられなくもないが、それは……」
SSSメンバー「「「…………」」」
岩沢「な、なんだよみんな?そんな黙りこくって」
音無「……いや、ここはポジティブに考えようみんな。岩沢はまた戻ってきた。またみんなと楽しく過ごせるんだ」
ユイ「そ、そうですよ!私の憧れの岩沢さんがまた来てくれたんです!こうなったら二人でデュエットするしかないですよね!」
ひさ子「……岩沢とまた組めるんだ。私にとってはこれ以上ないくらい嬉しいことだ」
関根「そうですね!また一緒にバンド頑張りましょうよ!」
入江「い、岩沢さん、なんですよね……?」
岩沢「そうのはず、だが……」
入江「そうですか!そうですよね!岩沢さん!またよろしくお願いします!」
岩沢「……ああ、こちらこそよろしく」
直井「それであの、ハイテンションシンドロームって一体……」
日向「ああ、ハイテンションシンドロームってのはな」
直井「貴様には聞いていない。その口を閉じていろ」
日向「お前な!こっちが親切に教えてやろうとしてんのによ!」
直井「黙れ。神である僕が貴様ら低俗な輩に教えを請うなど有り得ない。あっ、音無さんのように高貴なオーラを纏う人は別ですが」
岩沢「……それで記憶無し男。ハイテンションシンドロームというのはなんだ?」
音無「ああ、ハイテンションシンドロームっていうのはな以前に一度やったオペレーションなんだが、その名前からわかるように一日中常に、
ありとあらゆる事を全てハイテンションで行うってやつだよ」
岩沢「?……それが何か意味があるのか?」
音無「ゆりの予想では、かなでが……いや天使が『この人達はこんなに楽しそうなのになんで消滅しないのかしら』、
『この異常事態を神様に報告しなきゃ』といった流れになって神様に会えると踏んだんだが……」
岩沢「踏んだんだが?」
音無「……結局は会えずじまい。それにその後がな……」
ユイ「うう……思い出すだけでお腹が……」
SSSメンバー「「「うんうん……」」」
岩沢「い、一体どんな罰だったんだ?」
音無「……一週間の断食さ。水一滴飲めない、な」
岩沢「そ、それはなんて過酷な……」
岩沢(いなくてよかった……)
直井「……なるほど。いつだったか貴様らが一日中やたら騒いでたのと、三日四日廊下で『腹減った……』と這いつくばっていたのはそういうことか。
あっ、音無さんはその姿もさぞ凛々しいものだったでしょうが」
音無「とりあえずだ。ゆり、またどうしてあれと同じようなことを?」
ゆり「前回と似たようなものよ。天使が『どうしてこの人達はこの世界でこんな元気がないのかしら?』、
『こんな異常事態、私の力では……』といった感じで神様の元に行くんじゃないかしらって」
音無「……確実に前と同じような結末になると思うんだが」
ゆり「いいえ、今度こそ成功するわ。いえ、させてみせるわ!」
音無「だからその自信はどこからくるんだよ……」
野田「貴様、さっきからつべこべとッ!ゆりっぺに従えないと言うのかッ!?」
音無「いや、そうは言ってないけど、これは……」
日向「うん、これはさすがに……」
ユイ「うんうん、ひなっち先輩でもわかっちゃうほど、これは……」
その他「「「うんうん……」」」
ゆり「……そうね、じゃあ竹山君、今回の作戦の成功率を発表してあげて」
竹山「了解しました。今回の作戦の成功率は僕の計算では89%です。あと、僕の事はクライストと呼んd」
ゆり「そういうわけでこの作戦は非常に成功する確率が高いのよ」
SSSメンバー「「「えーーーーーーーーーーッ!!!???」」」
音無「いやおかしいだろそれ!?そもそもどういう計算したらそんな数字出るんだ!?みんなもそう思うだろ!?」
野田「なんて高い成功率なんだ!さすがゆりっぺ!」
日向「ああ!俺もそこまで高い成功率を聞いたのは初めてだ!」
高松「これは期待が持てそうですね。私の鍛え上げた体が喜びの声を上げている!」
TK「It's a very cool strategy !」
大山「やっと僕達の苦労が報われるのかも!」
松下「今回の作戦には気合が入るな!」
音無「……みんな、それでいいのか?」
直井「……どうしようもなく愚かな連中だな。少しは音無さんを見習え」
ユイ「やっぱバカばっかりですね♪」
椎名「あさはかなり」
岩沢(前回参加してないから余計に怖いな……)
ゆり「よーし、それじゃあ始めるわよ!あっ、あと言い忘れたけど、もし万が一失敗したらその時は二週間の断食ね」
SSSメンバー(((前回よりひどくなってる!!!???)))
ゆり「それじゃいくわよ!オペレーション、スタート!!!」
すまんが寝る
残ってたらまた書く
―――――-―――――――――――――――――――――――――
音無(あいつらはあんなに気合入ってたけど、これでほんとに成功するのか?)
音無(以前は天使、かなでも神様なんて存在おくびにも出さなかったし……)
音無(果てしなく不安だ……ミスったら二週間も断食だし……)
音無「はぁ……普通にしててもローテンションになっちまうぜ…………ん?あれは……」
誰?
>>40
ksk
ひさ子
音無「ひさ子じゃないか。ここで何してるんだ?ガルデモは?」
ひさ子「ああ、音無か。いや、最初は頑張ってバンド練習していたんだが……」
音無「……ああ、今日の作戦のせいか」
ひさ子「ああ、ローテンションでバンドの練習なんてできるはずないと、三秒で悟ったよ」
音無「そりゃあ、残念だったな。せっかく岩沢も帰ってきたのに」
ひさ子「まったくだ。男連中は成功率に踊らされていたが、私はどうも信じられないな……」
音無「まぁな。でも、作戦だって言うし、何より罰がな……」
ひさ子「ああ、またあの地獄のような目に遭うのは何としても避けたいな……」
音無・ひさ子「「はぁ……」」
テンション率:-30%
音無「……これじゃあ、ローテンションっていうよりただの鬱だな」
ひさ子「……そうだな。……ところで音無、お前はこれからどうするつもりだったんだ?」
音無「俺?あー、とりあえず本でも読もうかと思ってたよ。読書するだけならずっと黙ってるわけだし」
ひさ子「なるほど、確かにそれは名案だな。だが私には読書の趣味はないのがな……」
音無「バンドの練習もできないみたいだし、そっちはそっちで大変だな」
ひさ子「……そうだ音無、何か私でも楽しめそうなお勧め本とかないか?」
音無「なんだ?読書の趣味はないんじゃないのか?」
ひさ子「……まぁ、たまにはいいかなって思ってね」
音無「そうか。じゃあ、とりあえず図書室にでも行こう。そこで何か探そう」
ひさ子「わかった。それじゃ行こう」
――――――――――――――――――――――――――――――――
in図書室
音無「とりあえずひさ子。お前はどんなジャンルが好きなんだ?」
ひさ子「どんなって言われてもな……。興味がなかったからよくわからない……」
音無「なんでもいいんだ。SF、ファンタジー、ミステリー、推理、ホラー、恋愛、その他なんでも」
ひさ子「うーん……とりあえず、音無のお勧めで何かないか?それだったら何でもいいからさ」
音無「わかった。……うーん、それじゃあ、これなんてどうだ?」
ひさ子「なになに、イルマーレ?」
音無「ああ、映画化もされたやつだよ」
ひさ子「ふーん、どういう話なんだ?」
音無「それは読んでのお楽しみさ。まぁ、騙されたと思って読んでみなよ」
ひさ子「……わかった。でもせめてジャンルくらいは教えてくれ」
音無「ジャンルとしては恋愛系だな。詳しくは読んでのお楽しみさ」
ひさ子「恋愛か……。とりあえず黙って読んでみるとするよ」
音無「おう。俺もテキトーなのを読むからさ」
ひさ子「そうか。それじゃ、あそこの空いてるテーブルで読むとしよう」
音無「了解」
―――――――――――――――――――――――――――――――
遊佐『こちら遊佐です。音無、ひさ子両名は図書室で読書をする模様』
ゆり「珍しい組み合わせね。二人で一緒に?」
遊佐『はい、二人で一緒に行動していたので、おそらく』
ゆり「ふーん、まぁいいわ。これからも連絡よろしく」
遊佐『了解。それで他のメンバーの事ですが……』
ゆり「そうね、じゃあ……」
①このまま音無&ひさ子
②その他(複数可)
>>54
追記:複数は3人までで
①
ゆり「……いえ、とりあえずこのまま音無君とひさ子の報告を続けて」
遊佐『了解しました。ですがまたどうして?』
ゆり「何が?」
遊佐『いえ、こういった作戦で一ヶ所に集中するのは珍しいなと』
ゆり「別にただの気まぐれよ。なんとなく、面白そうな二人じゃない」
遊佐『……もしかしなくても、今回の作戦はただの遊びじゃn』
ゆり「それじゃ引き続き頑張ってね♪」<チョットマダハナシハ…プツッ
ゆり「……ふぅ、さすが遊佐ね。勘がいいわ」
すまんが出掛ける
5時か6時には帰る
それまで残ってたらまた書く
なん…だと…?
ほ
Hosyu
そ
ほ
,.- '´  ̄ ̄ ` - 、
r' _,. -―-- .、 ヽ
l r '´ `ヽ l
l'.......-―.:::::: ̄ ̄:::::::::::‐.`L.._
r':::::::::::::::::::/ lヽ:::::::::::::::i
.i'::::::::::r:、:::::l _ i:::::::::::::::::::::!
.l::::::::::i:rヽヾ ri't:Tヾ、 ;::::- 、 !:::::::::::::::::::/
ヽ:::::lヽ.、  ̄ノ :.'`-'ヽ`ir' )::::::::::;r'
` ヽニ:. ,. ::.` 'i:.r'::;;-'´
l::. ,,..--`-:く /'-' ´
イ :. "'''''''"';;;;:ミ .!
r:::'::::::l :.. `/
,.-:':::::::::::::::::!ヽ 、. i'
':::::::::::::::::::::::::::i ヽ  ̄ /!ヽ、
::::::::::::::::::::::::::::::i,.--ヽ._,〃´l:::::::::ヽ、
ホッシュ [Sred Hossu]
(1875~1934 イギリス)
保守
保守
保守
保守
保守
保守
ぬるぽ
>>81
ガッ
ハハハwww
ハハ……
HAHAHA
マジかよ…
>>85キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
うううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
どうした
かかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかかか
きききききききききききききききききききききききききききききききききききききき
なんかワロタ
なんじゃこれ
>>97キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
あ、俺のレス転載禁止で
ほ
ほ
マジで
ほ
む
ほ
ほ
ほ
し
ゅ
まだだ
まだ終わらんよ
/ ̄ ̄ ̄\
/ ⌒ ⌒ ヽ
/ (●)(●) |
| (__人__) } うーっす
/、. ` ⌒´ ヽ
/ |
ヽ_| ┌──┐ |丿
| ├──┤ |
| ├──┤ |
まだだ
まだ終わらんよ
まだ終わらんよ
チーッス
わー
し
ゅ
う
HO
SYU
ほ
Mada
消えるな
あと1時間くらいか
ほ
補習
ぬるぽ
Nirupo
小鳥?
>>143
AB
ぬるぽ
ぬるぽ
ぬるぽ
―――――――――――――――――――――――――――――――
in図書室
音無「……」ペラッ
ひさ子「……」ペラッ
音無「……」ペラッ
ひさ子「……」ペラッ
音無「……」ペラッ
ひさ子「……ううっ……ぐすっ……」ペラッ
音無「?……」ペラッ
ひさ子「……うぐっ……ぐすっ……ぐすっ……」ペラッ
音無「?……ひさ子?」ピタリ
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
舞ってました
ひさ子「……うぅ……な、な゛んだよ……音無ぃ……うぐっ……」ペラッ
音無「なんだよって……お前がどうしたんだよ……?」
ひさ子「ど、どうも……うぐっ……じてねぇよ……ぐすっ……」ペラッ
音無「どうもしてないって……」
音無(ええっ?ここまで泣くのか?あの小説は比較的軽い方だと思ったんだけど……)
音無(うーん、耐性がなかったのか?本なんか読まないって言うし)
音無「なに、感動して泣いちゃったのか?」
ひさ子「なっ!……泣いてなんか、ねーよ……ぐすっ……」グシグシペラッ
音無(うわー、完全にキャラを見失ってるよ、誰これ?しかもまだ読み続けてるし……)
ひさ子「うう、辛かったよなぁ……苦しかったよなぁ……ぐすっ……」ペラッ
音無(しかし、なんかこう、ひさ子が泣いてる姿って新鮮すぎて……)
ひさ子「ぐすっ……」ペラッ
音無(胸にグッと来るな!)
ひさ子ペロペロ(^ω^)
音無「……なぁ、ひさ子」
ひさ子「な、な゛ん、だよ……ぐすっ……」ペラッ
音無「……本って、面白いだろ?」
ひさ子「……ぐすっ…………うん……」ペラッ
音無「!!??」
音無(やべぇ!やべぇよ!なんでこんなに守ってあげたくなるような感じになってるんだ!?相手はひさ子だぞ!?)
ひさ子「……ぐすっ……なぁ、音無ぃ……」ピタリ
音無「!?……ど、どうした、ひさ子?」
ひさ子「……ぜってー……ぜってーに言うなよ……ぐすっ……」
音無「な、なにをだ?」
ひさ子「……私が……ぐすっ……惨めったらしく、泣いたこと……うぐっ……」
音無「お、おう……」
音無(むしろ誰かに見られてたまるか――――――――(゚∀゚)――――――――!!)
ひさ子「絶対、だぞ……絶対だからな?……うぅ……」
音無「……ああ、約束する。誰にも言わない、話さない」
ひさ子「……あ、ありがと、な……ぐすっ……///」ゴシゴシ
音無(ひさ子きゃわわwwwwwwww顔赤くしてwwwwwwwwこれはやばいwwwwwwww)
音無「……なぁ、ひさ子」
ひさ子「な、なんだ……ぐすっ……」
音無「俺、お勧めしたい本がまだまだあるんだよ。……また今度、一緒に読もうぜ」
ひさ子「!?……うん……///」
音無(キタ――――――――――(゚∀゚)――――――――――!!)
ひさ子「約束、だぞ……また今度一緒に読む……泣いたことは、誰にも言わない……ぐすっ……」
音無「ああ、約束だ」
ひさ子「あ、ありがとな……///」
音無「い、いや、どういたしまして……///」
音無(ああ……これは最ッ高に楽しみだな………………あれ?)
音無(そもそも作戦遂行で、なんでこんな状況に?………………まぁ、いいか)
―――――――――――――――――――――――――――――――
遊佐『……こちら遊佐です』
ゆり「ご苦労様。それで様子はどう?」
遊佐『……ええ、なんというか……ブチのめしたくなりましたよ……こっちは監視の仕事してんのに……』ブツブツ
ゆり「え?」
遊佐『いえ、ただイチャラブ見せ付けられたってだけですのでお気にせずに』
ゆり「あの二人がイチャラブ……?」
遊佐『傍目から見ればそうにしか見えません。……まぁ、とりあえずあの二人は読書をしているのでテンションの上げようがありませんね』
ゆり「……まぁ、そうよね」
遊佐『はい、ですからあの二人の監視はこのくらいでもういいと思いますが?』
ゆり「……そうね。あの二人は見てて面白s……立派に作戦を遂行しているのがわかったからもういいわ」
遊佐『……』
ゆり「それじゃあ、次のメンバーの所をお願いね」
遊佐『……まぁ、いいですけど。それじゃあ次は……』
誰?(複数可:三人まで)
>>170
kskst
音無とひさ子と岩沢
入江、日向、直井
遊佐
遊佐『入江さん、日向さん、直井さんの三人なんてどうです?』
ゆり「へぇ、これまた珍しいメンツじゃない。まぁ、正確に言えば音無くんと入江さんがチェンジってとこかしら?」
遊佐『そうですね。……少々入江さんが苦労しそうな気がしますが』
ゆり「まぁ、直井くんがいるし、なんとかなるでしょ」
遊佐『……日向さんは信用してないんですね』
ゆり「してることはしてるけど、直井くんの方が頭が切れるしね」
遊佐『……まぁ、とりあえず了解しました。これから三人の所へ向かいます』
ゆり「よろしくお願いね」プツッ
ゆり「さーて、今度はどんな事が起こるのかしらね……ふふふ」
―――――――――――――――――――――――――――――――
教室棟一階廊下
日向「はぁーー」
直井「……」
日向「はぁーーーー」
直井「……」
日向「はぁーーーーーー」
直井「……おい、貴様。いい加減にしろ」
日向「……ん?なんだよぉ直井ぃ……」
直井「貴様……神であるこの僕をバカにしているのか?」
日向「いや、俺はただ、音無がいなくて残念だなぁ、と……思ってただけだよぉ……」
直井「その、意味なく語尾を伸ばすのをやめろ、不愉快だ。それに音無さんに会えなくて残念なのは僕の方だ」
日向「しょうがないだろぉ……ローテンションにしなきゃいけないんだからさぁ……これも工夫なんだってぇ……入江もそう思うだろぉ……?」
入江「え、ええ、まぁ……」
入江(実際、かなりウザイと思うんですけど……)
日向「それにしてもさぁ……入江が関根と一緒にいないのは珍しいよなぁ……」
入江「え?あっ、そうですね……なんか、今日のオペレーションは一緒にいない方が効果的だからって、しおりんが……」シュン
日向「まぁ、いつも仲良くしてる人と離れたら、そりゃ嫌でもテンション下がるしねぇ…………ああ、音無ぃ……」
日向・入江「「はぁ……」」
テンション率:-40%
直井「……貴様、前から思っていたが、音無さんにベタベタするな。というより近づくな」
日向「ええぇ……なんでだよぉ……音無は俺の親友なんだぞぉ……」
直井「ふん、あの音無さんが貴様のような下衆を友と、いや人とは思うはずがないだろう」
日向「そんなぁ……音無に限ってそんなことあるわけないだろぉ……」
入江(……うーん、今の日向さんを見たら、いくら音無さんでも嫌だろうなぁ)
直井「……そうか、貴様はそんなにローテンションになりたいんだな。特別にこの僕が協力してやろう」
日向「んー……?どうすんだよぉ……」
直井「ほら、あれを見ろ」ピッ
日向「あれってぇ……あの空き缶をかぁ……」
入江ペロペロ(^ω^)
直井「ああ、そうだ。あれを見たら今度は僕の目を見ろ」ニヤリ
日向「んー……?なんだぁ……?」
直井「いいか、貴様の存在価値はあの空き缶以下だ。空き缶にも劣る人間のクズ。キング・オブ・クズだ」キュイ-ンッ!
日向「……うっ、ううっ、お、俺は…………はっ!あ、あの空き缶は……ッ!」
日向(あ、空き缶。それは人の喉を潤し力尽きた兵士……。人に恵みを与えた名誉の姿……。
そして死してもなお、缶蹴りといった遊具にすら変貌するその万能性……。
さらには究極のリサイクル可能製品……ッ!それに比べ俺は、俺は……ッ!)
日向「う、うわぁああああああああああああッ!お、俺は、なんて価値のない人間だったんだ……」
直井「そうだ。わかったか?お前は存在する価値のないクズだと」
飯食う
すまんがちょっと待ってくれ
またかい
ほ
日向「ああ、俺は今はっきりと理解したよ……。俺は空き缶にも……いや、空き缶様に劣るどうしようもない人間だと……」
直井「そうだ。そんなお前が取るべき道は一つだけだ。……あとはもうわかるだろう?」ポン
日向「直井ぃ……。ありがとな……お前は俺に道を示してくれたよ……」
直井「なに、神として当然の事をしたまでだ。……さぁ、悔いのないように逝け」
日向「ああ……そいつぁ、最っ高に気持ちがいいだろうなぁ……」
直井「ああ、この上なく気持ちがいいだろうさ」
日向「……おしッ!よっしゃ逝くぜッ!」
入江「い、いや!だ、ダメですよッ!日向さん!」アセアセ
はやまるなあぁぁぁぁぁぁ
日向「止めるな入江!止めないでくれ!俺は柱に頭を打ちつけて死ぬんだよ!死ななきゃいけないんだ!……後生だ!頼むッ!」
直井「そうですよ。この人の決意を無駄にしてはいけない」
入江「だ、ダメですってば!直井くんも催眠術解いてあげて下さいよ!」グイグイ <ウオー、シナセロー!
直井「催眠術?僕はそんなもの使ってないさ」
入江「う、嘘つかないで下さいよ!」グイグイ
日向「死なせてくれ!……入江、お願いだ……ッ!」
入江「日向さんもなんでそんなに必死なんですか!?しかももっとマシな死に方あるでしょう!?ていうかそもそも私達もう死んでますよ!?」
日向「違うんだ入江!俺は、俺という存在が、この魂自体が許せないんだ!…………はっ!そうだ、死ぬなんて生温いんだよ!」
入江「死ぬのが生温いってどういうことですかッ!?」
日向「そうだよ、俺は……無に還らないといけないんだ……」
入江「なんか悪化したーーーーーーーーーーーーーーッ!」
直井「ほぉ、そこに気づくとは。貴様も最後の最後でやるじゃないか」
日向「直井、感謝するぜ……。今まで生きてきた中で、今ほど心が穏やかな時はない……」
直井「ふっ、僕は神だからな。下々を導くのは当然の行いだ」
入江「いやおかしいですよね!?絶対おかしいですよねこれ!?」
日向「さぁ、入江……。その手を離してくれ。俺はここで死んで、自らの魂を消し去るから……」
入江「だ、ダメですって!というかそんな事できるんですか日向さん!?」
日向「ああ、なんとかしてみせるさ……気合で」
入江「気合!?そんなのでなんとかなっちゃうんですかあなたの魂!?」
日向「ああ、俺なら大丈夫さ……。誰にも必要とされていない、空き缶様にも及ばないこの魂なんてすぐ消せるさ……」
直井「その心意気があればきっと大丈夫だ。安心して無に還るがいい」
入江「ッ~~~~~~~~ああもう!じゃあ!……じゃあ、私が!日向さんを必要とします!!!」 <ガタッ!
日向「……え?」
直井「……え?」
入江「……あれ?」
入江「……えっと、あの、その……」
日向「……」
直井「……」
入江「えっと、えっと、う、うぅ~……///」
日向(……俺は、今、神様、いや女神に出会った気がする)
直井(なんだこの展開は……?)
入江「うぅ~///」モジモジ
日向(……この女神は、俺の魂を許すというのか?)
日向(……この、穢れた、価値のない魂を?)
日向「……入江、お前は、本当に俺を必要としてくれるのか……?」 <ドンッ!
入江「……う、うぅ~……そ、その、仲間が、日向さんが消えてしまうのは、嫌です……///」 <ドゴッ!
直井(だからなんなんだこの展開は……?教えてください、音無さん……)
テンション520%
日向(……俺は、ここにいてもいいのか?)
入江(日向脳内)『ええ、いてもいいんですよ』ニコッ
日向(……罪って、許されるのか?)
入江(日向脳内)『ええ、あなたがそれを望めばいつかかならず』ニコッ
日向(……女神は、俺を必要としてくれるのか?)
入江(日向脳内)『……はい……///』ニコッ
日向「ッ!……うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!」バキーン!
>>210
もっとだろ
日向「直井ぃいいいいいいいいいいいいいいいいッ!」
直井「は、はいッ!!」
日向「俺は!ここにいてもいいんだぁあああああああああああああああああッ!」
テンション率:9999%
直井「……」
入江「……」
直井(……はっ!?つ、つい勢いに押されて、はい、なんて言ってしまった……。というより僕の催眠を破っただと……?)
直井「……おい、貴様。死ぬんじゃ、消えるんじゃないのか?」
日向「ふっ、死ぬ必要がどこにある?女神が俺を許してくれたんだ。もう胸を張って生きるさ。そうだろ?My sweet angel?」 <バキッ!
入江「え?え?え?」
直井「……どうやら本当に、どうしようもなく壊れたようだな」
日向「いや、俺は正常だ。むしろ清浄だ」
入江(もう意味がわからないよ……)
ここで遊佐さん
日向「……ふふ、どうやら今日のオペレーションはこれで終わりだな」
入江「あっ、そういえば……完全にオペレーションのこと忘れてました……。でも、終わりってどういう……?」
日向「俺はもう、神様に、女神に逢えたからな」キリッ! <ブチッ!
入江「え……?えっと?」
日向「いや、天使なんか通さずとも神様の元に辿り着けるんだな」
直井(……もう付き合ってられん。……はぁ、音無さん、一体何処に……)スタスタ
日向「さあ、入江!いや入江様!飯でも食べに行きましょうか!」
入江「え?えっと、は、はい……?」
日向「よし膳は急げだ!早速行こう!」
入江「えっと、よくわからないですし、漢字も違うと思うんですけど……」
日向「気にするな!さぁ行こう!」バッ!
ユイ「……」
日向「」
ユイ「……」
日向「」
ユイ「…………」
日向「」
ユイ「………………」
日向「oh…」
ユイ「……………………死ねっち先輩♪」
日向「」
ユイ「 死 ね 」
ゆいにゃん
―――――――――――――――――――――――――――――――
遊佐『……ゆりっぺさん、こちら遊佐です』
ゆり「はいはい、ご苦労様っと。それで様子はどうだったの?」
遊佐『はい、やっぱり日向さんは日向さんでした』
ゆり「はい?」
遊佐『日向さんはどこまでいっても日向さんで、もうどうしようもないくらいどうしようもなかったです』
ゆり「そ、そう……。事情はなんとなくわかった、かな?……入江さんも苦労したみたいね……」
遊佐『はい、終わったら関根さんと一緒に今日の事を労おうかと』
ゆり「お願いね」
遊佐『……さて、それではまた次の場所に行こうと思います』
ゆり「そうね。時間的に次の監視がラストかしら?」
遊佐『そうですね。それじゃあ最後は……』
誰?(複数可:三人まで)※音無、ひさ子、日向、直井、入江、遊佐、ゆりを除く
>>235
遊佐『野田さん、大山さん、TKさんなんてどうでしょうか?』
ゆり「異色メンバーね。特に野田くんが」
遊佐『はい。以前、ハイテンションの時は確か野田さんではなく藤巻さんがそこにいましたね』
ゆり「そういえば藤巻くんをまったく見てないわね」
遊佐『途中まで存在自体忘れてましたからね』
ゆり「え?」
遊佐『いえ、こっちの話です』
遊佐『それにしても、今回まともにオペレーション進めてる人なんていますかね?』
ゆり「まぁ、いいじゃない別に。細かいことは気にしないの」
遊佐『……ついに認めましたか』
ゆり「あなたにはもう気づかれてるみたいだしね。誤魔化したってしょうがないわよ」
遊佐『ですが、どうしてこんなことを?』
ゆり「まぁ、簡単に言えばローテンションの時、みんながどういう行動をするか知りたかったのよ」
遊佐『何故ですか?』
ゆり「……もし、もしよ?……神様なんていないってわかったら、みんなはどうなると思う?」
遊佐『え……?』
ゆり「たとえよたとえ。……もし、神様なんてこの世界のどこにもいなかったら、みんなはどうするのかって思ったのよ」
遊佐『それは……』
ゆり「また以前のように、他のNPCのように真面目な学校生活を送ろうとするのか、それともあくまでも抗い続けるのか……」
遊佐『……』
ゆり「それが少しでも知りたかったのよ。……まぁ、方法としては愚かしいにも程があるけどね」
遊佐『……私はゆりっぺさんが心配するほど、みんなはヤワじゃないと思いますよ?』
ゆり「……そうかしら?」
遊佐『ええ。確証も何もありませんけど』
ゆり「……ふふ、そうね。みんなならどんなことがあっても逞しくやってくか」
遊佐『そう思いますよ。私は』
ゆり「ありがとう遊佐さん」
遊佐『いえいえ。……それでは私は現場に行きますね』
ゆり「ええ、これが最後だから、お願いね」
遊佐『了解』プツッ
ゆり「……みんななら、大丈夫、か。ふふふ、そうよね。みんなならきっと……」
―――――――――――――――――――――――――――――――
野田「それにしても成功率89%とは、さすがゆりっぺだな!気合が入る!」
大山「野田くん……気合入れちゃだめだよ……ローテンションでいかないと……」
TK「心に響く小さなwhisper」
野田「むぅ、気合が入るのに、入れてはいけないというのは辛い……」
大山「これもオペレーションを成功させるためだよ……だってもし万が一失敗したら……」
TK「絶望のcarnival!Foooooooooo!」
大山「TK……だからダメだって……」
TK「Ok,I kiss you!」
大山「だーかーらー……はぁ……」
野田「そこまで言うならば、キサマには何か良い案があるのか?」
大山「それは……ないけどさ……」
野田「ふん、偉そうに言っておいてその程度か」
大山「だって……」シュン
TK「cheer up boy」
大山「いや、元気出しちゃダメだって……」
野田「しかし、確かに敢えてローテンションにするというのは難しいな」
大山(野田くんはいつも無駄に元気過ぎるから余計ね……)
TK「Huuuum……,ok!語ろうぜbest bad episode」
大山「バッドエピソード?……なるほど!自分にとって嫌な思い出を語り合うんだね!」
野田「嫌な思い出?俺にはそんなもの……」
大山「つまらないことでもなんでもいいからさ、思いつくやつを言い合おうよ!」
野田「まぁ、いいだろう。上手く話せる自信はないがな」
大山(野田くんには元々あまり期待してないよ……)
大山「……えっと、それじゃあ、まずは僕からいくよ」
TK「OK,first your turn」
大山「最近あった中で一番ひどかったのはやっぱりあれかな……思い出したくもない偽告白……」
野田「偽告白だと?」
大山「うん……僕らが天使を貶めるためにテストに細工したのは知ってるよね……?」
野田「ああ、無論だ。ゆりっぺの作戦だったからな」
TK「Me too」
大山「その時ね……僕はクラスや天使の注意を引くために、ゆりっぺに天使に告白するのを強要されたんだよ……」
TK「oh……」
野田「なっ!?貴様、ゆりっぺの作戦が悪い思い出だと言うのか!?」
大山「あれはいくらなんでも酷過ぎるよ!?」
マジレスすると
best bad→worst
大山「もう思い出すのも嫌だよ……気はまったく引けなかったし、天使には『場所をわきまえて』って言われて、
取りつく島もなかったし……もう深い傷だよ……。僕は純愛しかしないのに……ぐすっ……」
TK「……Ok,頑張ったぜyou」
野田「……ふん、貴様は男らしくないぞ。その程度でくよくよするな」
大山「……じゃあ野田くんはゆりっぺに告白して振られても平気なの?」
野田「なん……だと……?」
ほ
野田(……この俺が告白して……ゆりっぺに振られるだと……?)
ゆり(野田脳内)『野田くん……ごめんなさい……。気持ちは嬉しいけど私はあなたのことは何とも思っていないの……』
野田(……それじゃあ、振られたあとは一体どうなるんだ……?)
ゆり(野田脳内)『あっ、野田くん…………ごめんなさい!私、用事あるから……』
野田(……それに、じゃあゆりっぺの好きな人は……)
ゆり(野田脳内)『野田くん、ごめんなさい……。私、○○くんが好きなの……。彼に迷惑かけると嫌だから、もう話しかけないで……』
野田「……お、おお、おおおおおおおおういヴゃっヴぉwやおvwぐhv!」
野田が死んでしまうで
ほ
野田「byラヴィyv李あおヴぃぃうあvyふヴぇvがヴぁvbkv!」
大山「の、野田くん!?ど、どうしたのさ!?」
TK「Oh…,it's a crazy time」
大山(えっ!僕、なんか地雷踏んじゃった!?)
野田「w;おc;おいヴゅhヴぃhvv……おえぇえええええッ!」
大山「の、野田くーーーーーーーーーーんッ!?」
野田「おえっ……ふふ……もういい……鬱だ……死のう……いやいっそ消えてしまいたい」
野田テンション率:-1000%
大山「一体野田くんの中で何があったの……?」
TK「砕け散るglass mind……」
野田「もういいんだ……俺は燃え尽きた……真っ白にな……」
野田くんはもうだめなのだ
保守
大山(……でも野田くんには悪いけど、これはこれで作戦を遂行できてるよね。……ローテンションっていうよりは鬱病っぽいけど……)
TK「……Ok,it's my turn」
大山「今度はTKだね……。でもTKってなんか嫌な思い出とかなさそうだけど……」
TK「……Non,non,non……こっから先は誘い乱れるcarnival……」
大山「……あっ、そういえばこの間のハイテンションでは……」
TK「…Yeah…oh my crazy…」
TKきた
大山「確かに……あの時は大変そうだったね……ただでさえあの麻婆豆腐だったし……」
TK「…That's right……麻婆豆腐でcrazy night and お腹がdestruction……」
大山「死にそうだったもんねTK……あの時はよく頑張ったよね僕達……」
TK「Yeah……スクランブルでtrouble down……」
大山「……でも、TKの話ってそれだけ?僕達、TKの事あまりよくわからないし……丁度いい機会じゃない……」
TK「……Hum……」
大山「仲間なんだし、TKの事をもっと知りたいんだ僕……」
TK「……男は輝くsecret」
大山「……うん、人には触れられたくない嫌な話があるだろうけど、それを少しでも理解できたらいなって思ってる……」
TK「…………いつか、な」
大山「!!??……うん、いつか必ず!約束だよ!」
TK「Dive into your body!I kiss you!」
野田「ははは、さあ、どうやって消えようかな俺……はは、はっ!はぇhvぁwぎhvwぐ!?」
すまん風呂入ってくる
TKの口調難しすぎワロタ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません