立つかな
レベル足りんので自分のiphoneで代行
書きます
まどか「えー、当SSにお越しいただき誠にありがとうございます」
まどか「スレタイの通り、SSの内容はわたしたちが『汝は人狼なりや?』を遊ぶというものですが」
まどか「参加人数など諸々の都合により」
まどか「多少のルール簡略化&改変があります」
まどか「そういうのが許せないという方には閲覧をお勧めしません」
まどか「では、お楽しみください」
俺はこのゲームを「マフィア・ゲーム」として知りました
「人狼~」の名前の方が広く知られていると思ったのでスレタイはそっちにしてあります
そのあたりで認識のずれがあるかもしれませんがご了承ください
さやか「『汝は人狼なりや?』」
まどか「そ。すっごく面白いんだよ!」
マミ「聞いたことはあるわね」
ほむら「まどかのお誘いとあれば」
杏子「ゲーム? あたしはゲームボーイ持ってねーぞ」
QB「杏子、電子ゲームじゃないよ」
まどか「えっと、知らない人もいるだろうし、あと諸事情によりルール改変もあるんで、とりあえずルール説明をするね?」
まどか「まずプレイヤーはくじを引きます」
まどか「えっとこの人数だと……6人中2人が人狼になります」
まどか「他にも色々役があるんだけど、今回は割愛します」
まどか「役が決まったら、皆で目をつぶります」
まどか「わたしが『人狼の人は目を開けてください』と言ったら、人狼の人は目を開けます」
まどか「このとき、人狼だけが、誰が人狼で誰が村人なのか知っています」
まどか「再び全員目を閉じて、次に全員目を開けたらゲームスタート」
まどか「分かったかな?」
杏子「うーん、一回口で説明されただけじゃあな……」
まどか「じゃあまずはチュートリアル的にやってみよう! 皆くじを引いて」
……
まどか「いいかな。じゃあ皆目をつぶってくださーい」
まどか「人狼の人目を開けてくださーい」
さやか「……」
杏子「……」
まどか「練習だからわたしも目開けるね。今回はさやかちゃんと杏子ちゃんが人狼。二人は誰が人狼で誰が村人かここで確認するんだよ」
まどか「はい、じゃ人狼の人目をふせて」
まどか「……全員目を開けて下さい」
まどか「ここからゲームスタート」
まどか「ここからゲームスタート」
まどか「わたしはさやかちゃんが怪しいと思うな!」
さやか「うぇ!?」
まどか「だって目が泳いでるもん!」
ほむら「そうね。じゃあ決をとりましょう。誰が一番怪しいか」
まどか「せーの!」
まどか→さやか
さやか→まどか
マミ→さやか
ほむら→さやか
杏子→まどか
QB→さやか
まどか「さやかちゃんが一番多いね。何か言い残すことは?」
さやか「あたしは人狼じゃなーい!」
まどか「じゃあ判決を下すよ。せーの!」
まどか:死刑
マミ:死刑
ほむら:死刑
杏子:無罪
QB:死刑
まどか「さやかちゃんは死刑ー!」
さやか「ちぇっ! 人狼だよ!」
まどか「そういえば杏子ちゃんだけさやかちゃんをかばったよね」
杏子「ぎくっ!」
マミ「そうね。きっとあの二人が組んでたのね」
ほむら「決を取りましょう」
まどか「せーの!」
まどか→杏子
マミ→杏子
ほむら→杏子
杏子→まどか
QB→杏子
まどか「じゃ、判決下すよ。せーの!」
まどか:死刑
マミ:死刑
ほむら:死刑
QB:死刑
杏子「……人狼だよ」
まどか「じゃあ、人狼を全滅させたので村人チームの勝ち!」
まどか「……と、まあこんな感じ」
まどか「実際は皆もうちょっと慎重に考えるけどね!」
マミ「中々面白そうね」
さやか「練習とはいえ、あれは言いがかりでしょ!」
まどか「実際のゲームでも最初は言いがかり付けないと始まんないよ」
杏子「なるほどなー。実際のゲームでは負けねえぞ」
ほむら「QB、さっきから一度も喋ってないけど」
QB「いや、練習で僕が出る必要もないかなって思ったんだけど。まあ本番では僕のロジカルシンキングを存分に発揮させてもらうよ」
まどか「よし。じゃあ本番行ってみようか!」
まどか「じゃあ皆、くじを引いて」
……
まどか「確認したかな? じゃあ皆目を瞑って下さい」
まどか「目を閉じましたかー? じゃあ人狼の人は目を開けてくださーい」
……
まどか「確認しましたかー? じゃあ人狼の人、目を閉じてくださーい」
まどか「……全員目を開けて下さい」
まどか「ゲームスタート!」
まどか「誰が怪しいかなぁ」
ほむら「リアルだったら間違いなくQBを真っ先に殺しているところだけど」
QB「いきなり物騒なことを言うのは止めてくれ」
マミ「まあまあ。私情は持ち込まない方が楽しいわよ?」
杏子「しっかしゲーム開始直後は本当に何の手がかりもねーからな……」
まどか「うーん。じゃあ手始めに決を取ってみる?」
さやか「えっ、そんないきなり?」
まどか「誰が誰を指したかっていうデータが手がかりになることもあるんだよ」
マミ「それもそうね」
杏子「じゃあやってみようぜ」
まどか「よし。決を取ります。誰が一番怪しいか。せーの!」
まどか→さやか
さやか→杏子
マミ→まどか
ほむら→QB
杏子→ほむら
QB→ほむら
あともっと速くていいよ
今書いてるわけじゃないだろうし
>>38
そうか。じゃ速くする
ルールに文句ある人はごめんな
さやか「転校生とQBはお互いに疑いあってるね……。ホントに私情入ってないの?」
マミ「鹿目さんはどうして美樹さんに入れたのかしら?」
まどか「えーっと、なんか始まった時そわそわしてたからです」
さやか「何だよそれー!」
ほむら「何にせよ、現状で一番票が多いのはわたしよ」
まどか「そうだね。じゃあとりあえず裁判にかけまーす。ほむらちゃん、言い残すことは?」
ほむら「QBはいいとして、佐倉杏子。あなたは何故私を疑うの?」
杏子「別に。何となくさ」
ほむら「そう。まあ現時点で『何となく』以上の根拠を持っている人もいないでしょう。判決を下しなさい」
まどか「えーと、じゃあ判決。せーの!」
まどか:無罪
さやか:無罪
マミ:無罪
杏子:死刑
QB:死刑
さやか「うわっ、危なっ! もうちょっとで転校生死ぬところだったじゃん! 杏子、何で死刑にしたのさ」
杏子「いや、どうせ皆無罪にするだろうから、一人くらい死刑にしてもって思って」
QB「僕も杏子と同じ考えだったよ」
さやか「もう、ヒヤヒヤさせないでよね」
マミ「美樹さん」
さやか「へ?」
マミ「まるで誰が人狼なのか分かってるような口ぶりじゃない?」
さやか「ど、どういうことっ?」
マミ「あなたは今の状況に『ヒヤヒヤする』と言った。村人は現時点でまだ4人もいる。あなたが村人なら、暁美さんが死刑になりそうでもそこまで焦らないはずよ。
三分の一の確率で暁美さんは人狼なんだから。つまり……あなたと暁美さんの二人が人狼!」
杏子「ちょっとそれは飛躍してねーか?」
マミ「佐倉さん?」
杏子「まだ十分な議論がなされてないのに早速脱落者が出かけた……そういう意味で村人がヒヤヒヤしてもおかしくはねーだろ」
マミ「う……」
まどか「いきなり饒舌になってさやかちゃんを人狼認定するマミさんの方が怪しかったりして……」ティヒヒ
マミ「ちょっ!?」
出来れば考える猶予くれないか?
重大な役職確定前とかは少し時間空けてくれるとうれしいなって
>>47
おk そこらへんは調整する
キモいの承知で書くけど
確かにこのルールは運ゲ要素が強い。で、VIPは人狼やってるやつも多いと思うから
こんな簡単なルールじゃつまらんって奴も多いと思う
ただこれはあくまで、リアルでいつでも誰でも遊べる簡単ルールってことで理解してもらえると助かる
ほむら「まどか、それはさすがに可哀そうよ」
QB「ああ。ドヤ顔で相手を問い詰めるのは、恐らくマミの趣味だ」
まどか「確かに。人狼とか関係なしでそういうの好きそうかも……」
マミ「……何か不名誉だけど疑いを免れただけ良しとするわ」
杏子「うーん。じゃあ振り出しに戻っちまったな」
さやか「……待って」
杏子「ん?」
さやか「もしかして、杏子かQBが人狼かも……」
杏子「!?」
QB「!?」
まどか「さやかちゃん、どういうこと?」
さやか「もしあたしが人狼だったら、人狼が裁判にかけられた場合、周りが明らかに無罪ムードだったらあたしは死刑を選ぶ」
まどか「え、何で?」
QB「無罪にしようと死刑にしようと人狼は生き延びる。それなら本来味方である相手を死刑にすることによって自らの疑いを晴らしたほうがいいだろう」
ほむら「待って。あなたの理屈はわたしが人狼なのが前提じゃない。証拠不十分よ」
さやか「いや……。だってもし裁判にかけられてるのが村人なら、村人だろうと人狼だろうと無罪にするよ。
さっきは明らかに無罪の雰囲気だった。どうせ村人を殺せないのに、わざわざ死刑を選んで疑われる材料を作ることもない」
ほむら「くっ……」
さやか「あたしはそう思うんだけど、皆どう?」
まどか「さやかちゃんとは思えないほど説得力があるなあ……」
マミ「じゃあ、とりあえず確実な暁美さんから消しましょう」
まどか「よし、決とりまーす。せーの!」
まどか→ほむら
さやか→ほむら
マミ→ほむら
ほむら→杏子
杏子→ほむら
QB→ほむら
まどか「ほむらちゃん、言い残すことは?」
ほむら「最後に、わたしの考えを言わせて。わたしの考えでは、人狼は杏子とQB」
さやか「どういうことさ」
ほむら「美樹さやかの推理は確かに筋が通ってる。でもそれは可能性の片側しか見ていないわ。つまり、このゲームにおける人狼の勝利条件は、村人を1人にまで減らすこと。
村人を減らさなきゃ勝てないの。ましてや杏子もQBもこのゲームを初めてやる初心者。単純に攻めの姿勢で来るのが妥当だとは思わない?」
マミ「だとするとどうなるの?」
ほむら「杏子とQBの二人がわたしを死刑にすれば、あとはまどか、美樹さやか、巴マミの内、誰か一人が気分や何となくで死刑を選んでくれれば、村人であるわたしを消せる。
少なくともその可能性はある。なら試してみるものだと思うわ」
まどか「確かにそう考えられなくもないかな……」
ほむら「美樹さやか」
さやか「えっ?」
ほむら「あなたの推理力には素晴らしいものがある。ただ今のあなたは戦うべき相手を間違えているわ。もし、この裁判で生き延びることができたら……わたしはあなたと協力したい」
さやか「……」
まどか「言いたいことは以上かな」
ほむら「……ええ」
まどか「じゃあ判決! せーの!」
まどか:死刑
さやか:無罪
マミ:無罪
杏子:死刑
QB:無罪
杏子「なっ……!?」
ほむら「生き延びたようね」
杏子「ちょっと無罪にした奴ら、理由を聞いていいか?」
さやか「あそこまで言われると……自分の推理にも自信がなくなってきたし……やっぱ転校生は違う気がしてきた」
マミ「美樹さんの考えも暁美さんの考えもどちらも筋が通ってる。なら今早まって暁美さんを殺すべきではないわ」
QB「だって今僕がほむらを死刑にしたら、ほむらの推理が図星だったから、焦ってほむらを消そうとした……そんなふうに見られるじゃないか」
マミ「!」
まどか「あ、あのさ。じゃあ杏子ちゃんが……」
杏子「お、おい。今のは別に死刑にしても不自然な流れじゃなかっただろ!」
ほむら「そうね。ただ、それぞれがどんな判決を下したか、憶えておく必要はありそうね」
杏子「ちっ……」
まどか「ところで、わたし今まで一度も疑われてないけどいいのかな?」
さやか「何だよそれー」
ほむら「まどかを疑う要素は今のところないわ」
まどか「ティヒヒ……」
ほむら「それより美樹さやか、生き残った以上わたしはあなたと組む」
さやか「……別にいーけど」
ほむら「あなたはわたしを殺さなかった。今は誰が人狼だと思う?」
さやか「……やっぱり杏子かな」
QB「僕も同じ立場だけど、どうして僕じゃなくて杏子なんだい?」
さやか「QBはさっきほむらを殺さなかった。QBが言った通り、あの場面で人狼なら死刑を選ぶはず」
マミ「鹿目さんも死刑を選んでたけど?」
さやか「まどかはそもそも疑う要素がないし……あの場面なら死刑を選んでも不自然じゃないかな」
まどか「杏子ちゃん、名探偵さやかちゃんによればそういうことらしいけど?」
杏子「あー。何がまずかったんだろうな。最初にほむらを死刑にしたからか? やっぱ理由もなく死刑にするもんじゃねーな」
さやか「それは自供と見ていいの?」
杏子「馬鹿、ちげーよ。何で疑われちまったのかって考えてるだけさ」
マミ「反論はしないの?」
杏子「正直思いつかねえ。いいよ、あたしが人狼だと思うなら殺せばいい。あたしの死が人狼探しの材料になるかもしれないからな」
マミ「佐倉さん……」
まどか「じゃ、決とってみる? せーの!」
まどか→ほむら
さやか→杏子
マミ→さやか
ほむら→杏子
QB→杏子
杏子「へっ。そうかよ」
QB「まどかとマミは杏子じゃないんだね」
まどか「わたしはさっきのほむらちゃんの弁解に納得した訳じゃないし」
マミ「ちょっとこの流れで佐倉さんに入れたくないってのはあるわ」
まどか「それでもとにかく裁判だね。杏子ちゃん、言い残すことは?」
杏子「もう無駄な抵抗はしない。だいたい一人殺すのにどれだけかかってんだっつー話だしな。あたしの死をこれからの糧にしてくれ」
マミ「佐倉さん……」
まどか「じゃあ判決下すよ。せーの!」
まどか:無罪
さやか:死刑
マミ:無罪
ほむら:死刑
QB:死刑
まどか「というわけで、杏子ちゃんは死刑!」
杏子「……村人だよ」
さやか「嘘!?」
まどか「さやかちゃん、殺された人が村人だったら、その人を死に追いやった人が急に怪しくなる法則ってのがあってね」
さやか「えっそうなの? あたしは違うよ!?」
まどか「ウェヒヒ、軽い冗談だよ。そんな簡単には決まらないって」
QB「ところでこれからの杏子はどうすればいいんだい?」
杏子「そうだよ。喋ってもいいのか?」
まどか「死人は基本的に喋らない方がいいけど、それもつまんないし、村人ならOKかな」
杏子「じゃあそうさせてもらうよ」
まどか「ただあまり強い意見を言うのは控えてね。杏子ちゃんの言葉は『絶対に村人だと保障されている者の言葉』なんだから」
杏子「りょーかい」
まどか「さて、そろそろいいかな」
さやか「?」
まどか「わたしの考えを言わせて」
マミ「鹿目さんが自分の考えを言うのは初めてね」
まどか「結論から言うとQとほむらちゃんが人狼だよ」
QB「……当たり前だけど根拠を聞かせてくれるかい?」
まどか「うん。まあ普通なら杏子ちゃんを殺した人が人狼になるんだけど」
さやか「えっ」
まどか「人狼があんなにペラペラ喋って犯人当てをするとも思えないし、多分さやかちゃんはほむらちゃんに流されてるだけだから、今は除外」
さやか「ほっ」
まどか「まず最初にほむらちゃんが裁判にかけられた時……」
まどか「QBは死刑を選んだ。この理由は最初にさやかちゃんが話してたのと同じ、自分への疑いを少なくするため」
まどか「次にもう一度ほむらちゃんが裁判にかけられた時」
まどか「QBは無罪を選んだ。事実、あそこでQBが死刑を選んでいたらほむらちゃんは死んでいた」
さやか「よく憶えてんねー」
マミ「経験者ですもの」
まどか「そしてさっき、杏子ちゃんの裁判。ほむらちゃんもQBも死刑を選んだ。ここでほむらちゃんはさやかちゃんの疑いを杏子ちゃんに持っていくよう誘導していたよね。QBに至っては死刑を選ぶ理由もない」
まどか「つまりほむらちゃんとQBが人狼だよ」
QB「待ってくれ。そのように結論を決めつけてから理由づけをするのは誰にでも出来ることだ」
ほむら「そうね。他の人でも同じように考えればこじつけられるわ」
まどか「まあそう思うならそう言えばいいよ。とりあえずほむらちゃんがさやかちゃんを露骨に誘導していたこと。それに理由なく便乗したQB。村人だった杏子ちゃん。ここらへんが根拠かな」
マミ「でも鹿目さんの考え、説得力があると思うわ」
さやか「うーん。確かに……」
まどか「二人とも、じゃあわたしに協力して。まずはQBを殺そう。そしてそのあとにほむらちゃん。まだ三対二だからね。その手順でやれば勝てるよ」
マミ「分かったわ」
さやか「……よし」
ほむら「勝手にしなさい」
QB「やれやれ」
まどか「じゃあ決とりまーす。せーの!」
まどか→QB
さやか→QB
マミ→QB
ほむら→QB
QB→さやか
まどか「QB、何か言い残すことは?」
QB「まどか……どうして……」
QB「あっ……」
QB「……」
QB「もういいよ。僕を殺してくれ」
さやか「?」
マミ「……」
まどか「じゃあ判決いくよ! せーの!」
まどか:死刑
さやか:死刑
マミ:死刑
ほむら:死刑
まどか「QB死刑―!」
QB「ちぇっ。人狼だよ」
さやか「よっしゃ!」
まどか「じゃ、QBはもう喋らないでね。QBは誰が人狼で誰が村人か知ってるんだから」
QB「分かったよ」
マミ「ちょっといいかしら」
まどか「?」
マミ「QBの最後の言葉……まるで鹿目さんがQBを死刑にしたのが信じられないかのようだった」
まどか「ふぇ!?」
さやか「あー、そういえば」
ほむら「インキュベーターともあろうものが、ヘマをしたのかしら」
マミ「すぐに『しまった』と言わんばかりに口を閉ざしたのも皆見ていたはずよ」
さやか「うんうん」
マミ「そしてQB脱落後すぐにQBに喋ることを禁じた鹿目さん。……決まりね」
まどか「あ、あれは司会役だから仕方なく……」
マミ「パートナーであるQBを自ら殺すことによって不動の信頼を得る作戦だったのでしょうけど、残念だったわね。まあ確かに鹿目さんはこのゲームが上手いから、一人でも私たちに勝てたかもしれないわ。でもパートナーが尻尾を出したのが運のツキね!」
まどか「そんなぁ……」
マミ「決をとりましょう! せーの!」
まどか→ほむら
さやか→まどか
マミ→まどか
ほむら→マミ
マミ「鹿目さん、言い残すことはないかしら」
まどか「ほむらちゃんがわたしに入れてないのが意外なんだけど、理由を訊いていいかな」
ほむら「わたしにはインキュベーターがそのようなミスをするとはどうしても思えない。それだけよ」
マミ「じゃあ判決を下すわ。せーの!」
さやか:死刑
マミ:死刑
ほむら:無罪
マミ「鹿目さん、死刑!」
まどか「もう……村人だよ……」
マミ「……え?」
さやか「……」
ほむら「だから言ったのに」
さやか「はは、さやかちゃんはもう何を信じていいのやらさっぱりだわ」
ほむら「なら、わたしを信じて」
さやか「転校生?」
ほむら「わたしは最初からあなたの味方をすると言っていたはずよ」
さやか「確かに……でもまどかは誘導してただけだって」
ほむら「とりあえずわたしの考えを聞いて頂戴。人狼は巴マミよ。さっきのQBの振る舞いは、まどかを殺すための演技。
それに乗っかったのが巴マミってわけ。事実まどかは村人だったでしょう?」
さやか「うーん……」
マミ「ち、違うわ。確かに村人である鹿目さんを殺してしまったのはミスだけど……本当にただのミスよ!」
さやか「うーん」
マミ「暁美さん……やっぱりあなたが人狼ね」
ほむら「へえ?」
マミ「QBの変な演技に騙されたけど、鹿目さんはもともとあなたを疑っていた。その考えに戻るべきね」
ほむら「まどかの考えだからといって常に正しいわけじゃないでしょ?」
マミ「美樹さん。わたしを信じて! これで暁美さんを殺せばわたしたち村人の勝ちよ!」
ほむら「わたしはあなたを信じてるわ。美樹さやか」
さやか「うーん……!」
マミ「……そろそろ決め時ね」
ほむら「ええ、決を取りましょう。せーの」
さやか→マミ
マミ→ほむら
ほむら→マミ
マミ「……!!」
ほむら「言い残すことはある?」
マミ「美樹さん、まだ考えなおせるわ! わたしが人狼だっていうちゃんとした根拠はあるの?」
さやか「ごめん、マミさん。でも転校生は最初からずっとあたしを信じてくれた。あたしも、転校生を信じるよ」
ほむら「美樹さやか……」
さやか「転校生、いけすかない奴だと思ってたけど……ごめん」
ほむら「いいえ。わたしもあなたと協力する機会があって嬉しかったわ」
マミ「ちょっ」
ほむら「じゃあ判決ね。せーの」
さやか:死刑
ほむら:死刑
さやか「……へ?」
ほむら「巴マミ死刑―!」
マミ「もー! 村人よー!」
さやか「ええええ!?」
ほむら「美樹さやか」
さやか「えっ」
ほむら「m9(^Д^)」
さやか「ぐおおおおお!! 悔しすぎて死にたい!」
ほむら「よくわたしのことを信じてくれたわね。感謝するわ」
さやか「このやろー! 殺す! 殺す!」
マミ「まあまあ」
>>115
冒頭に
ほむら「まだ笑うな……耐えるんだ……しかし……」
追加
肝心なところでミスったorz
杏子「結局まどかの推理は当たってたな」
まどか「まったく、QBがあそこで小芝居入れてくるなんて思わなかったよ」
QB「僕としてもどうせ死ぬならってダメ元でやったんだけどね。まさか釣れるとは」
マミ「もうっ……」
さやか「しかしあんたら意外とチームワークぴったりだっだじゃん」
ほむら「そんなことはないわ」
QB「そうだね。さやかがちょっとだけ扱いやすかったというだけさ」
さやか「何をー!」
まどか「ティヒヒ……じゃあここらへんで終わりにしようか」
さやか「えー、もっかいやろうよ! このままじゃ死にきれん!」
まどか「健全な精神の為にはこのゲームは一日一回までだよ。あんまりやり過ぎると疑心暗鬼に陥ったり、リアルファイトに発展する恐れがあるからね」
マミ「確かにそうね」
まどか「みんなもルールを守って楽しくプレイしよう!」
おわり
半ば別ゲー化して、どっちかっつーと本物の人狼知らない人向けになってしまったな
このルールだと頭脳戦というより心理戦、オンラインでやるよりはリアルの友達とかと一緒にやる方が向いてるかな
まあ行き当たりばったりなのも楽しいもんだよ
今回は試験作として
俺にあまり複雑なゲーム展開する技量がなかったから簡略化したけど
次は出来る人がスタンダードなルールで書いてくれたらとっても嬉しいなって
このSSまとめへのコメント
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