エレン「ハーレム?ヤンデレ?」(32)
初めてなんで優しい目でみてください
エレン「なんだそれ?」
アルミン「とてもおそろしいことだよエレン」
アルミン「まずハーレムだけど、1人の男がたくさんの女性に囲まれてる状況のことを言うんだ」
エレン「へぇー……じゃあライナーがミカサとアニに袋叩きに遭ってたら言ってみるか」
アルミン「そのシチュエーションは全く違うよ。ハーレムって言うのは、その1人の男に好意が寄せられてるときに使う言葉なんだ」
エレン「そうなのか? なんかよくわかんねぇな」
アルミン「それでね、ヤンデレって言うのはね、愛しすぎておかしくなってしまうことを言うんだ」
エレン「愛しすぎて、おかしくなる?」
アルミン「精神的にね。例えばエレンが好きな人が居るとするでしょ? エレンはその人を殺したいと思うかい?」
エレン「……ん? 好きな相手を、殺す? なにわけわからないこと言ってんだよ」
アルミン「そうだね。そのわけわからないことを平気で出来るのが、ヤンデレなんだ」
アルミン「まあ、殺すって言うのは極端な例えなんだけどね。他にも自分以外が愛しい人に近付くのを許さなかったり、愛しい人の身体の一部や持ち物を集めたり、監視したり……色々なタイプがあるよ」
エレン「要は好きすぎて犯罪に走っちゃうってことか?」
アルミン「第三者が結果だけ見ればそうだね。ただの狂った犯罪者さ。でも本人に言わせればただ深く愛し、愛されたいだけなんだよ」
エレン「で、結局その二つが何なんだよ。アルミンが大事な話があるって言うから来たんだぞ」
アルミン「……もうちょっとだけ付き合ってよ。今僕が言った、ハーレムとヤンデレ。この二つがもしも同時に起こったらどうなる?」
エレン「えーと……1人の男を、殺したいほど愛してる複数の女が囲っているんだろ? ……何というか、すぐ死にそうな状況だな」
アルミン「そういうことだよ、エレン」
エレン「……いや、わかんねえよ。何でお前はいきなりこんな訳の分からない話を呼び出してまで俺に話すんだよ」
アルミン「すぐにわかるよ、きっと」
このSSまとめへのコメント
早く続きを読みたい(´・ω・`)