剣崎「魔法少女?」(183)

剣崎「君が?」

まどか「いえ、わたしじゃなくて、友達が」

剣崎「へー、凄いじゃないか」

まどか「…………」

剣崎「どうしたんだい? なにか悪いこと言ったかな」

まどか「いいえ……凄い、ですよね……」

剣崎「…………」

剣崎「なにか悩んでるなら、俺に話してみないか?」

まどか「え、でも……魔法、少女ですよ?」

剣崎「俺だって仮面ライダーだ」

剣崎「よく分かんないけど、魔法少女だってみんなの笑顔のために戦ってるんだろ? なら、俺の仲間だ」

まどか「ううっ……」ホロリ

~ 一方その頃 ~

橘「魔法少女だと?」

QB「そうなんだ! 人間を脅かす魔女を倒すための存在さ!」

橘「……それで、お前はなんなんだ」

QB「僕は魔法少女となるべき少女を見付け出して契約し、彼女たちをサポートするのが役目なんだ」

橘「契約か……」

QB「どうしたんだい?」

橘「話はわかった。俺も協力させてもらう」

QB「え」

橘「俺も正義に殉じるために戦っている。志を同じくするもののために協力は惜しまない」

QB「それは助かるよ」

QB(変なのに絡まれちゃったな)

剣崎「すると……君の友達はそのQBというやつに騙されてるのか?」

まどか「はい……でもわたし、なにもできなくて」

剣崎「そんなことはないさ、そう思ってくれる友だちがいるってことだけで、その子にとっては大きな助けだよ」

剣崎「それに、なにもできないなんて諦めるのはまだ早い きっとなにか方法があるはずだ」

まどか「……そうですよね!」

剣崎「とりあえず、そのQBというやつに合ってみよう」

QB「実は、物凄い素質を秘めた子がいるんだ」

橘「ほう」

QB「でもなかなかうまくいかなくて」

橘「待て 本人が嫌がってるのなら──」

QB「そうじゃないんだ 彼女自身が契約しようとしても、そのたびに邪魔をする別の魔法少女がいるんだよ」

橘「なぜそんなことを……?」

QB「それは本人に聞かないと分からないさ でも、魔女を倒すことで得られるグリーフシードは有限だからね」

QB「それが奪い合いに発展することは決して珍しくないんだ」

橘「目先の利益に流されて正義を見失うか……許せないな」

橘「ならば、それは俺が抑えよう」

QB「いいのかい?」

QB(できるのかい?)

橘「傷つけずに脅かすだけだ」

QB(ふむ……暁美ほむらが大人を怖がるとは思えないが、鹿目まどかと契約する隙をつく役には立つかもしれない)

QB「ああ、いたいた あの子だよ」

橘「あの子供がそうなのか? 聞いていたよりもぽわぽわした感じだが」

橘「まあいい、早速──」スチャ

QB「待ってくれ、彼女が邪魔をしてるわけじゃない 彼女は邪魔をされる側だよ」

QB「邪魔をする側をおびき寄せないと抑えられないじゃないか それが順序だろう?」

橘「……それを先に言え」

QB「すまなかったね」

QB(人類平均に比べて思い込みの激しい個体だなぁ)

QB「ん? 側に誰かがいるね」

橘「あれは……!」

橘「剣崎!」

剣崎「橘さん!」

橘「お前、いったいどうしてその子と?」

剣崎「橘さんこそ、なぜQBと一緒にいるんです?」

橘「俺はこいつに協力している」

剣崎「なにを言ってるんですか! そんなことはさせませんよ!」

橘「なに?」

QB「え」

QB(これはイレギュラーな事態だ)

QB「橘朔也、彼は君の知り合いかい?」

橘「後輩だ」

QB「なら、彼を止めてくれないか? きっと例の魔法少女に騙されてるんだ」

橘「やはりそういうことか! 剣崎! お前は騙されている!」

剣崎「それは橘さんでしょう!」

橘「話を聞かないなら力づくだぞ!」スチャ

剣崎「待ってください! 俺の話を──」

QB(なんだろう、あのカードと四角いのは)

橘「変身!」

【TURN UP】

まどか「変身した!?」

剣崎「橘さん!」スチャ

剣崎「くそっ、どうしていつもこう……!」シュルルル カチッ

ギョーンギョーンギョーン

剣崎「まどかちゃん、下がってるんだ!」

剣崎「ヘシン!」

【TURN UP】

(0M0)「剣崎……!」

【RAPPID】

(0w0)「橘さん、たまには人の話を──ぐわぁ!」

(0M0)「人の話を聞くのはお前だ!」

まどか「な、なんなの? ──QB! どういうことなの!?」

QB「いや、僕に聞かれても……なにがなんだか」

QB「僕も驚いてるよ いきなり戦いはじめるんだもの」

まどか「いい大人の人たちがいきなりそんなことするわけないじゃない!」

(0w0)「やるしかないのか!」

【MACH】【TACKLE】

(0M0)「速くなったところで!」

【SCORPE】【UPPER】

(0w0)「ぐわあああああ」

QB(この戦闘力……これなら暁美ほむらに対抗しうるかも)




ほむら「…………」ジーッ

ほむら(……あれはなに? 変なコスプレをした大人がなぜまどかQBの前で争ってるの?)

ほむら(とにかく止めないと……まどかが危険だわ)

カチッ

(0w0)「!?」

(0M0)「!?」

ほむら「やめなさい」ファッサー

(0M0)「なんだ貴様は!」

ほむら「あなたたちがなぜ戦っているのか、わたしは知らないわ」

ほむら「でも女の子の近くで銃や剣を振り回すなんて非常識にも程がある」

(0w0)「そ、それは……」スッ

剣崎「そうだけど……」

ほむら(良かった、こっちは話が通じそうだわ)

(0M0)「部外者が口をはさむ問題じゃない!」

ほむら(……こっちはダメそうね)

ゲゲゲー!

http://i.imgur.com/NbQ6B.jpg

QB「……部外者じゃないよ」

(0M0)「なに?」

QB「彼女は当事者だ、言っただろう? 契約の邪魔をする魔法少女がいるって……彼女だよ」

(0M0)「…………」スッ

橘「……剣崎、次は容赦しない」

QB「僕の話聞いてた? 彼女が邪魔をする魔法少女で──」

橘「…………」スタスタ

QB(なんて扱いづらい……)

QB「ま、待つんだ」

ほむら「待ちなさい、QB」

QB ギクッ

ほむら「これはどういうこと?」

QB「つ、つまり……」

http://i.imgur.com/K2yLk.jpg

ほむら「つまり?」

QB(僕にもわけがわからないよ)

QB「……どう説明しても、君には分かってもらえないさそうだね」

ほむら「言い訳はそれで終わりかしら?」

剣崎「お前……なんで人を騙してまでこんなことしてるんだ?」

QB「騙してるわけじゃないさ それに、これは人間全体のためでもあるんだ」

剣崎「どういう意味だ! ……っておい! 待てよ」

ほむら「追うだけ無駄よ」

ほむら「ところで、事情を聞かせてもらえるかしら

http://i.imgur.com/CC6lQ.jpg
http://i.imgur.com/KETrJ.jpg
http://i.imgur.com/f4D2F.jpg

http://i.imgur.com/MHwk4.jpg

http://i.imgur.com/JQg0m.jpg

~ 喫茶店 ハカランダ ~

虎太郎「……なるほどね。それは凄い興味深い話だなぁ。ライダーの取材が終わったらそっちを追求しても面白いかも」

剣崎「虎太郎……」

虎太郎「あ、ゴメン」

ほむら「でも、これで分かったでしょう? あなたたちではどうにもならない問題なの」

ほむら「まどかに契約はさせないわ、このわたしが」

剣崎「……なんで君なんだ? どうして君一人で背負いこもうとする?」

ほむら「あなたには関係の無いことよ」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「……美樹さやかのことは諦めなさいと言ったはずよ」

剣崎「そんな言い方はないだろう? 君も、まどかちゃんの友達なんだろ?」

ほむら「……帰るわ」

剣崎「始、君もなにか言ってやれよ」

始「俺には関係ない」

( `0M0)bラストワン
( * 0H0 )緑のムッキーニャ!
( <::V:>)中学生のババァとか無いわ
( '0w0)カード上手く入んねぇ

>>36
( ^U^)ダガムイミダ

さやか「はぁ、はぁっ……」

さやか(これでまた一体、魔女を倒した……)

さやか(でも戦うたびに身体が重くなっていく気がする……どうして?)

さやか「なんて言ってられないか。弱音なんか吐いたらマミさんに申し訳が立たいなもの」

さやか「……またソウルジェムに反応が! 近くに魔女が!?」

戦うたびに重くなるとかエボリューション

睦月「……ここはどこだろう。なんか暗いし、嫌だな」

ガタッ

睦月「アンデッドか!? ……いや、違う!」スチャ

睦月「変身!」

【OPEN UP】

(0H0)「……行くぞ!」

~ 数分後 ~

(0H0)「倒したか……だけど、やっぱりアンデッドじゃないな。封印もできないし」

(0H0)「ん? なんだ? この黒っぽいの」

さやか「あんた誰よ」

(0H0)「?」

さやか「なんであんたが魔女倒してるの?」

(0H0)「いや、なんでって言われても。襲われたから」

オンドゥル大好きだな。お前ら

>>50
×オンドゥル ◎橘さん

さやか「あたしが倒さなくちゃいけないかったのに……!」

(0H0)「そうなのか? ……あ、そうだ。これ拾ったんだけど」

さやか「いらないわよ!」

(0H0)「ちょっと待てよ! なんであんたそんなに刺々しいんだ」

さやか「だからなによ」

(0H0)「なにって……」

(0H0)(以前の俺に似てるとか言えないし)

さやか「もう余計なことしないで。魔女はあたしが倒すんだから」

(0H0)「……行っちゃった」スッ

睦月「いったいなんだったんだ? それに、この黒いのは……?」

睦月「橘さんに相談してみよう」

睦月「……いや、剣崎さんだな」

始に頼ろうとする人間→天音ちゃんのみ

剣崎「始! どこいくんだよ!」

始「写真撮影だ。天音ちゃんにせがまれている」

剣崎「だからって……」

始「言ったはずだ。俺には関係ないと」

睦月「剣崎さん! それに相川さんも」

始「…………」ブロロロロ

剣崎「始のやつ……で、どうしたんだ?」

睦月「はい。実はついさっきこれを」

剣崎「? なにこれ?」

睦月「さあ。でも、それを落としたやつが──」

まどか「そ、それは!」

始(魔法少女だと? くだらない)

始(だが……)

始「む?」

キィッ

始「おい」

ほむら「……? あなたは、さっきの喫茶店にいた」

始「もうすぐ夜になる。独り歩きは危険だ」

ほむら「余計なお世話だわ」

始「……俺もそう思う」

始「だが、そう思わないのが人間というものらしい」

ほむら「……まるで自分は人間じゃないような言い方ね」

始「そうだ」

ほむら「…………」

始「俺は人間ではない。人間の姿をした怪物だ」

ほむら(この人……危ない人かもしれない)

カチッ

始「消えた?」

タタタッ

始「いや、走っていっただけか(それにしては妙に速いが)」

始(……天音ちゃんは笑ってくれたのに)

( \ロイヤルストレートフラッシュ!/
                ウェェェェェェェイ!!

                             /|  /|  ./| ./|   /|
                   =三|\∧|        |  | |  |  |  | |  |  |  |
      _____/\三 ( 0w0)        | ♠| | ♠|  | ♠| | ♠|  | ♠|
    <三━━━━|     ├⊂(⊂)       |10| | J|  | Q| | K|  | A|
       ̄ ̄ ̄ ̄\/ ̄ 三/ ゝ          |  | |  |  |  | |  |  |  |
                                  \|  \|  .\| .\|   \|)


            人
           (0w0)
           /   ヽ  過酷な環境で生きることを強いられた者たちは…
          ||   | |  
          ||   ||  
          し|  i |J
            .|  ||
            | | .|
           .しiヽJ  

                \ /
                (<::V::>)    地球という楽園を取り戻すため…
                /   ヽ
               ||   | |
      /H\     ||   ||   
      (0M0)      し|  i |J     ''';;';';;'';;;,.,   
    /    \      .|  ||      ';;';'';';''';;'';;;,.,
  ((⊂  )   (\つ))    | | .|       ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
     │  │      .しiヽJ       ;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
     .│ │    rっ          vymyvwymyvymyvy、   
    _│..│_  ||       mVvvMvyvmVvvmvyvmVvv、
    \    /  | ハ,,ハ   .ハ,,ハ (゚ ゚)ハ,,ハ (゚ ゚) /ハ(゚ ゚) ハ,,ハ  
      \/    (0H0 )(^U ),,ハ(^U^)/,,ハ^U^)  (^U)-っ   大いなる計画を企てたのだ
        ハ,,ハ   |   _二二二つ U^ )(\ (^U^ )二⊃   ハ,,ハ      
  ((⊂二(^U^ )二ノ   /(^U^ )  ⊂二\\_/ハ,,ハ二二( ^U^)二⊃))   
       ヽ    | (´ ._ノ ヽ    ハ,,ハ つ  \( ^U^)  |    /
        ソ  ) \\⊂二二二( ^U^ )二二二⊃ ⊂_) ( ヽノ
       ( < \  レ’\\   ヽ   /   i ) ノ     ノ>ノ
        \|\|      レ  (⌒) |   /ノ ̄     レレ

剣崎「……じゃあ、睦月が会った子が、きみの友だちなんだね」

まどか「はい、多分」

まどか「さやかちゃん無理して戦ってるみたいで……」

剣崎「よし分かった!」

まどか「え?」

剣崎「俺達で魔女を倒せばいいんだ!」

まどか「ええっ!?」

睦月「でもさやかって子は自分一人で倒すことにこだわってるようでしたけど」

剣崎「うーん……始がいればあいつのカードを当てにできるのに」

睦月 ピコーン

睦月「……いや、剣崎さんやりましょう! さやかと言う子は俺が何とかします!」

剣崎「じゃあさっそく魔女を見つけよう!」

まどか(即決!?)

まどか「あの……魔女って魔法少女じゃないと探せなくて」

剣崎「え、そうなの?」

睦月「なら、呼び出してもらえるかな」

まどか「えっと……さやかちゃんを?」

睦月「ああ。その子に探してもらって、俺達で倒す」

まどか「でも……」

睦月「大丈夫だ。俺達を信じて」

剣崎(こいつも立派になったな……だけど、『何とかするって』、いったい?)

っブリザード

まどか「ダメです……さやかちゃん電話に出ません」

剣崎「くそ……アンデッドサーチャーで魔女を見つけられればいいのに」

ピリリリリリ

剣崎「始からメールだ」

『さっきの黒髪の少女をみつけた』

『様子が気になったので後をつけているが、どうやらどこかへ向かっている』

『人探しかもしれない』

剣崎「始……」

まどか「もしかしてさやかちゃんを探してくれてるの?」

睦月「すぐに俺達もいきましょう!」

だからフロートはカリスのカードだろ!
いい加減にしろ!!

始「あいつ……どこに向かっている?」

始「立体駐車場……か? 先回りして潜んでおこう」

始「む……誰かがへたり込んでいる。病気か?」

始(病院に運ぶか? いや……そんな暇はない。ならば)

【CHANGE】

(<::V::>)「使えるかどうか分からんが……」

【RECOVER】

さやか「ん……なんか楽になったかも」

さやか「気のせいかな……ソウルジェムも少し綺麗になったような」

│V::>)(……うまくいったようだな。このまま隠れておこう)

さっすが始さん!俺たちにできないことを平然とやってくれる!!

すみません、こんな格好で

(8話の例のシーン)

ほむら「…………」

さやか「…………」

ほむら(ソウルジェムも限界だと思ってきたのに予想以上にピンピンしてるわ、どうしよう)

さやか「なんの用?」

ほむら「えっ」

さやか「えっ」

ほむら「もっ……もうソウルジェムも限界のはずよ」

さやか「えっ」

ほむら「えっ」

ほむら(応答パターンを練習してきたのに台無しだわ……)

>>94
後藤「申し訳ございません、このような格好で。です」

×まどかと組み合わせやすい
◎まどかが組み合わせやすい

さやか「……なにもないなら、帰るよ?」

ほむら「ほむぅ……」

(0H0)「そこまでだ!」

ほむら「!?」

さやか「あんた……また来たの!?」ガバッ

(0H0)「落ち着いて俺の話を聞け!」

さやか「見るからにアヤシー格好してる人の言うことが聞けるかッ!」ジャキッ

(0H0)「いいだろう! 君の気が済むまでかかってこい!」

剣崎「睦月!」タタッ

(0H0)「大丈夫です剣崎さん! 見ててください!」

さやか「どーせアンタも使い魔かなんかなんでしょ!」

ババッ

(0H0)「フ……」

【GEL】

さやか「手応えがない!?」

(0H0)「お次はこれだ」

【SMOG】

さやか「わっぷ!? 前が!」

(0H0)「このまま取り押さえる!」

ガッキィン

(0H0)「!!」

杏子「なにやってんだお前ら!」

杏子「おい、さっさと逃げろ!」

さやか「冗談でしょ!」

杏子「な、なんだよ……意外と元気じゃん」

さやか「でも、悪いね、なんか助けてもらったみたいで」

杏子「な、なんだよ……やけに素直じゃん」

(0H0)(これは……二対一の流れか!)

剣崎「睦月!」スチャ

(0H0)「手助けは無用です!」

剣崎「だが!」

(0H0)「俺はまだ切り札を使っていません!」

さやか「やああああっ!」

杏子「はあっ!」

剣崎「どうする気だ睦月……」

(0H0)「これが俺の……」

【REMOTE】

(0H0)「切り札だ!」

杏子「うげっ! なんだありゃ!?」

???「フシュルルル……」

さやか「な、なんかゾロゾロ這い出してる……」

杏子「これって……」

さやか「クモだー!」

杏子「うわー! ちょ、こっちくんな、ギャー!」

>>107
思春期女子の嫌がる生命体を迷うことなく呼び出す睦月マジ鬼畜

剣崎「そ、その姿は……嶋さん!」

嶋「やあ、久し振りだね」

剣崎「出てきて大丈夫なんですか?」

嶋「睦月くんも強くなった……そう、私の力など必要とせずにカテゴリーAを抑えつけられるほどにはね」

さやか「こっ、この……あっちいけー!」

杏子「さやか! あの金ピカを先に倒すぞ! あいつが呼び出したんだ!」

さやか「わかった!」

【REMOTE】

さやか「またでてきた?」

杏子「今度はゴキブリかーっ!?」

???「ゴキブリ……? 私を馬鹿にしてるのか?」

ガシッ

杏子「嘘……槍を素手で……?」

光「わたしは誇り高き虎だ。間違えるな」

タイガーアンデッドをゴキブリと見間違えるのはねぇよWWW

嶋「話は睦月くんを通して聞いているよ。君は戦う目的を見失っているようだ」

さやか「り、目的なんて! 魔女を倒すってだけで十分でしょ!」

光「戦うために戦うなど戦士のすることではない」

杏子「……別に戦士じゃねえもん」

光「するとなにか。戦士でもないのに武器を振り回していたのか」ギロッ

杏子「い、いや、そうじゃねーし」ビクッ

さやか「だ、だからマミさんと恭介が」

嶋「それでは戦う動機を他人のせいにしてるだけだ」

---

剣崎「……あれが君の『切り札』か」

(0H0)「はい! あの二人の説教は長いですから」

剣崎「もしかして、君もたびたび説教されてるのか?」

(0H0)「あ、はい。けっこうされてます。頭の中で」

剣崎(……うるさそうだな)

【速報】剣崎の口調が嶋さんに

http://i.imgur.com/7wTOd.jpg

リモート

まどか「やっと追いついた……」

まどか「け、剣崎さん、さやかちゃんは……ってどういう状況なのこれー!」

---

さやか「す、すいませんでした……」

光「声がちいさーい!」

杏子「うっせーなババアのくせに! いつまであたしらに正座させる気だよ!」

光 ギロッ

杏子 ビクッ

嶋「──そうあの時も今の君と同じように彼は戦う意味に迷っていた
  だがわたしの助言によって彼は気付いたんだ
  なにを守りたいのかなんのために戦っているのかを
  私はこう言ったものさそうだよそれだよブレイドと──」

剣崎「あの、嶋さんそのへんで……そろそろ戻らないと、睦月が限界を迎えようと……」

睦月「俺は最強だ俺は最強だ俺は最強だ俺は最強だ」

~ 数十分後 ~

ほむら「どうやらみんな立ち去ったようね

ほむら「なんだったの一体……」

ほむら「QBの差金? あの剣崎という人が中心人物のようだけど……」

│V::>)「…………」

ほむら「誰!?」

(<::V::>)「お前も疲れた顔をしているな」

ほむら「その声は……昼間のコートを着た変質者ね」

(<::V::>)「短髪の娘もこれで元気になった。お前もどうだ?」ヒラヒラ

ほむら「そう……そうなの。それですべてわかったわ」

(<::V::>)「なにがた?」

ほむら「あやしいクスリかなんかで美樹さやかを手篭めにしようとしていることが」

(<::V::>)「……待て。お前はなにか誤解をしている」

ほむら「そしてわたしにもそうしようとしている」

(<::V::>)「……まず、このカードは薬物ではない。アンデッドの力を封印したものだ」

ほむら「素敵な設定ね」

(<::V::>)「次に、俺にあの娘やお前に対する害意はない」

ほむら「変質者はみんなそう言うわ」

(<::V::>)「そして俺は──」

ほむら「もう結構。これ以上まどかに変な虫をよせつけてたまるものですか」

カチッ

ほむら(何者かわからないけど迷ってる余裕はないわ。一気に──)

ほむら「避けた!?」

(<::V::>)「……お前も時間を止められるのか」

ほむら「なぜ!? わたしの世界に入門したというの!?」

(<::V::>)「俺は物持ちがいい」スッ

ほむら「……!? そのボロ布がなんだというの」

(<::V::>)「ただのボロ布じゃない。時間停止を無効にする魔法のボロ布だ」

(<::V::>)「だがこれでは埒があかないな」

【BIO】

ほむら「なっ……!」

(<::V::>)「少し動きを封じさせてもらった。悪く思うな」

ほむら(くっ……なぜわたしはいつもいつも緊縛されるの?)

(<::V::>)「手荒なことはしない」

ほむら「やめて……わたしに乱暴する気でしょ! エロ同人みたいに!」

(<::V::>)「なんのことか俺には意味不明だ……」

ほむら(あのそらっとぼけた態度……! ま、マジで乱暴する気だわ……!)

(いろいろあって頭が冷えたらしい)

ほむら「……だから、わたしはまどかの契約を阻止したいだけなのよ」

【SPIRIT】

始「ならば、なぜ本人に伝えない? まどかという娘は不安がっていた」

ほむら「それは……! あ、あなたに言ったって信じるはずが……」

始「俺は怪物だ」

ほむら「……は?」

始「誰にでも秘密はある。信じがたいこともあるだろう。だが、こうやって打ち明けることもできる」

ほむら「……だから、話せと?」

始「それが、俺が人間から学んだことだ」

ほむら(……変な人)

ほむら(でも、変質者ではなさそうだわ)

橘「……もう一度言ってみろ」

QB「うん。もう一度言うけど、エントロピーが」

橘「その前だ」

QB「えっと……魔法少女がいずれ魔女になる話かな」

橘「つまりは尻拭いか」

QB「違うよ。これは宇宙のエネルギー問題を発展的に回収するためのシステムなんだ」

橘「だが貴様はそれを伏せたまま魔法少女に変身させているのだろう」

QB「それは聞かれなかっただけさ。現に、君には話しているじゃないか」

橘「…………」

QB「君たち人間はいつもそうさ。認識の相違から生じた判断ミスを他人のせいにする」

【TURN UP】

QB「君達人類の価値観こそ、理解に苦しむなあ」

【BULLET】

QB「僕はこれでも双方の合意を──」

【FIRE】

QB「長い目で見れば──」

【RAPID】

QB「聞いてるのかい?」

(0M0)「ああ……聞いているさ!」

【バーニングショット】

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom