女「今日も便所飯かぁ・・・」(667)

   女子トイレ

女「いただきます」

女「・・・・・・・・・・・・」モグモグ

ガチャッ

女(あ、誰か入ってきた)

  プー、ボッブ!ブバッ!ブリブリブリ!

女(汚い音・・・食欲失せるなぁ・・・・・・)

女(トイレはあたしみたいな生徒が、食事をする為にある筈なのに・・・・・・)

女(誰なの?人のランチタイム中にウンコ始める馬鹿は?)

  ドビュッ!ドビュッ!ドビュー!ブババババババー!!!!

女(この音は間違いなく下痢・・・どうりで臭い訳だ・・・・・・)
   
  ジャー

女(行ったね・・・臭いけど我慢してご飯食べよっと・・・・・・)

多少の誤字脱字はご勘弁

最初に言っておきますが、かなーり長いです。

女「ごちそうさまー」

女(あーあ、昼休みが終わるまでまだ結構時間あるなぁ・・・・・・)

女(スマフォでvipでも見て暇潰そう)

女(どれどれ、面白いスレはあるかなっと・・・・・・)


今度初めてのデートなんだけどどうすればいい?
安価で彼女にメール送るwww
ガノタの彼女の誕生日って何プレゼントするべき?
彼氏持ちで非処女のJKだけど何か質問ある?
18の童貞だけど童貞卒業したwww
初めてのセックスで気を付ける事教えろ


女(どれもこれもリア充スレばかり・・・・・・)

女(そういうのはツイッターやミクシィでやれよ!リア充は二度とvipから出てけ!)

女(はぁ・・・今vip見てる人の中で、あたしみたいに便所飯してる人って何人くらいいるのかなぁ・・・・・・)

女(最近のvipはまとめとかのせいで、大量にリア充達が入ってきてるから7人くらいかな?)

女(それにしても、こんな生活にも慣れてきている自分が嫌になる・・・・・・)

女(どうしてこうなっちゃったんだろうなぁ・・・・・・)

女(で、でも・・・あたしが本気になれば・・・・・・)

女(友達なんて作ろうと思えばいつでも作れるんだからね!)

女(ただクラスの人達なんて皆幼稚だし!あたしには全然合わないもんね!)

女(あたしは好きで1人でいる訳で、別に友達が出来ない訳じゃないもん!)

女(べ、別に寂しくなんてないんだからね!)

女(寂しくなんて・・・寂しくなんて・・・・・・)

女(はぁ・・・・・・)

女(なんか・・・・・・死にたい・・・・・・)

ビッチ1「それでさー、彼氏がマジ変態でねーw熱心に私の足ばかり舐めてくるのよwww」

ビッチ2「えーマジー?www」

ビッチ1「しかも嬉しそうに熱心に臭いまで嗅いでくるんだよwww」

ビッチ2「あんたのカレ結構イケメンなのにー、何かガッカリーwww」

ビッチ1「でねーw仕舞にゃ私が足でシゴいてあげたら、アイツ泣いて喜んでるんだよwww」

ビッチ2「何それウケルwwwww別れたくならないの?wwww」

ビッチ1「まあ好きだからね、それにあいつエッチだって上手いしwwww」

女(神聖な学校のトイレで、何て卑猥な話題を・・・・・・)

女(まったく!これだからリア充は!)

女(このビッチ共が・・・!学生なら大人しく勉学に勤しみなさいよ!)

ビッチ1「なあ、まただぜ?」

ビッチ2「あ、ホントだ」

ビッチ1「そういえばここの個室、昼休みはいつも閉まってるよなー」

女(やばっ!あたしの事だ・・・!)

ビッチ2「そういやここ、トイレの花子さんがいるとか噂されてたっけ」

女(あたしいつの間にか、トイレの花子さんになってたのー!?)

ビッチ1「もしもーし、花子さんいますかー?」ドンドーン

ビッチ2「単にドアが壊れてるだけなんじゃないの?」

ビッチ1「えーそうなの?つまんねぇなぁ」

女(よし!その調子で早く帰るんだ!)

ビッチ2「もしかして便所飯って奴じゃない?そういう都市伝説があるって前に聞いたし」

女(お前は黙ってろよ!帰れよ!早く帰れ!)

ビッチ1「何それ?」

ビッチ2「友達いなくて一緒に昼ご飯食べる人がいない人が、1人じゃ恥ずかしくってトイレに隠れてお昼食べるんだってw」

ビッチ1「なにそれwキメェwww」

女(くそぅ!くそぅ! 正論過ぎて弁解のしようがない!)

ビッチ2「この中入ってる奴もその便所飯だったりしてwww」

女「・・・」ビクッ!

ビッチ1「あれ?今なんか音しなかった?」

ビッチ2「ホントだ、やっぱり誰かいるの?」

女(お願い神様・・・あたしを助けて・・・・・・)

ビッチ1「ちょっと私、上から見てみるわwww」

女(ちょ・・・やめて、来ないで・・・!)

ビッチ1「・・・・・・・・・・・・」

女「・・・・・・・・・・・・」

ビッチ1「・・・・・・・・・・・・」

女「あ・・・・・・やっほ・・・・・・?」

ビッチ1「・・・・・・・・・・・・」

女「・・・・・・・・・・・・」

ビッチ1「ぶっwwwwww」

ビッチ2「ちょっとどうしたの?w」

ビッチ1「女だwwwうちのクラスの女がいたwww」

ビッチ2「おwんwなwとwかwww花子さんのイメージピッタリじゃんwww」

ビッチ1「女っていつも昼になると教室からいなくなってたけど、こんな所にいたんだwww」

ビッチ2「もwうwだwめwww便所飯が身近に実在したとかチョーウケるwwwしかも女とかwww腹痛いwwww」

女「か、帰ってよぉ・・・!」

ビッチ1「女が便所飯してる所ハッキリ見せてよwww」

ビッチ2「ほらw花子さん開けてよぉ~www」

女「嫌ぁ!出てってぇ!」

  ドンッ!!

ビッチ1「調子こいてんじゃねーよオラ!さっさと開けろよ!!学校中にこの事言いふらすぞ!!」

女「ひ・・・!」

  ガチャ

女「うう・・・・・・」

ビッチ2「ホントに女だwww」

ビッチ1「うわっw本当に弁当箱持ち込んでるwww」

ビッチ2「こんな所でご飯食べるとかw確かに陰キャラだとは思ってたけどwww」

ビッチ2「あんたもしかして身体だけじゃなくて、脳の発育まで遅れてるんじゃないのwww」

ビッチ1「やめろってwコイツ発育障害だから多分頭もおかしいんだよwww」

ビッチ2「確かにイカれてるよwwwあははははwwwww」

女「べ、別にいいでしょお・・・・・・」

  パシャッ

女「え・・・?」

ビッチ2「証拠写真ゲットwww」

ビッチ1「うはwあんた最高www」

女「お、お願い・・・!今すぐ消して!」

ビッチ2「うーん、どうしよっかなぁ・・・?」

ビッチ1「早く学校中の皆にバラ撒こうぜ?www」

女「そ、そんなぁ・・・・・・」

ビッチ2「じゃあさ、女がどうして便所飯してるか教えてくれたら消してあげるよ」

ビッチ1「おいおい、マジかよ?」

女「い、いや、これは・・・あの・・・それは・・・えっと・・・つまり・・・」

ビッチ2「なんでなの?」

女「い、一緒に食べてくれる人が・・・いないから・・・」

ビッチ2「友達いないの?」

女「・・・・・・うん」

ビッチ1「1人もか?」

女「・・・・・・はい」

ビッチ1「だからこんな汚い便所で1人で飯食ってたのか?」

女「・・・・・・えっと、その・・・・・・はい」

ビッチ2「トイレで食べる弁当はおいしい?」

女「う、うん・・・・・・少し・・・臭いけど」

ビッチ2「死にたくならないの?」

女「・・・・・・うん・・・・・・ちょっと」

ビッチ1「マジで死んだ方がいいんじゃねーの?」

ビッチ2「そうだね、ちょっと引くかも」

ビッチ1「ちょっとじゃなくてマジでキモイ」

ビッチ2「うん、キモい、これ以上なくキモい」

女「・・・・・・・・・・・・」

ビッチ1「あーあ、なんか女弄るのも飽きてきたわ」

ビッチ2「そうだね、そろそろ行こっか」

女「あ、あの・・・」

ビッチ1「あ?なんだよ?」

女「しゃ、写真・・・・・・消してくれるんじゃ・・・」

ビッチ2「は?あんた何調子に乗ってんの?」

女「で、でも・・・」

ビッチ1「うっせーんだよチビ!キモいから話しかけてくんなカス!」

女「ひっ・・・!」

ビッチ1「行こうぜ」

女「・・・・・・」

女(はぁ・・・なんであたしがこんな目に・・・・・・)

女(くそぅ!くそぅ!)

女(あのビッチ共が!あたしより遥かに低俗な人間の分際で・・・!)

女(あいつ等なんて、DQNと中出しセックスして出来婚して、あっさり捨てられて現実見て、結局子供捨てて肉便所になるのがオチなんだから!)

女(あいつ等なんて・・・あいつ等なんて・・・あたしなんかよりずっと駄目人間なんだもん!)

女(そんなクズに何を言われたって、ちっとも悲しくなんか・・・・・・!)

女「・・・・・・うっ、うっ・・・ぐすっぐすっ・・・・・・」

女「うえええええええーん!!」ぽろぽろ

女(あたしが泣きながら家に帰るとでも思った?)

女(あたしは強い子だから、そんな典型的な虐められっ子vipper見たいな事はしないんだよ!)

女(あーあ、次は体育かぁ・・・流石のあたしも体育だけは苦手なんだよねー)

女(特に球技なんて、人同士の高感度を下げる為に存在してるようなものじゃない)

女(まったく、楽しんでる奴の気が知れないよ。体育が好きな人間は問答無用で頭がおかしいよね)

女(特に女子で好き好んでスポーツ系の部活をやってる人は、例外なく全員糞ビッチだね)

女(そういえば、さっきのビッチ2人も確か女子バスケ部だったもんね!)

女(やっぱり体育好きの女は全員糞ビッチだよ!)

教師「はーい、二人一組作ってー」

女(この糞教師!あたしの前でまたその呪いの言葉を唱えて・・・!)

教師「なんだ女?また余ったのか?」

女「・・・・・・はい」

教師「おーい!誰か女と組みたい奴はいないのかー!」

  シーン・・・

教師「全く、お前等たまには女と組んでやったらどうなんだ?同じ学校に通う仲間だろー?んー?」

女(やめてぇー!これ以上あたしに恥をかかせないでー!)

  しーん・・・

教師「いないみたいだなぁ、仕方ないからまた先生と組むか!」

女「・・・・・・はい」

教師「お前ももう少しは積極的になれ!あともっと明るくなれ!そんなんじゃ友達も出来ないぞ!」

  周り「あはははははwwwwww」

女(友達なんていらないもん・・・)

教師「じゃあ今から腹筋30回な、出来たらペアの奴と交代しろ」

女「あ、あの・・・」

教師「なんだ女?いくら運動音痴のお前でも流石に腹筋くらいは出来るだろ?」

女(出来ないから困ってるんだよ!)

・・・・・・・・・・・・

女「ふーん!ふーん! ふんがー!」

教師「どうしたんだ女?終わってないのはお前1人だぞ!まだ30回どころかまだ5回も出来てないぞ!」

女(腹筋スレを開いても、今まで腹筋しなかったせいか・・・)

女「せ、先生・・・も、もう無理です・・・!」

教師「弱音を吐くな女!努力と根性で何とかなる!」

女(そんな前時代的な・・・)

モブ1「また女さん?」

モブ2「うん、今度は腹筋が出来ないんだって」

モブ3「女さんって成績はいいけど、運動の方は全然駄目だよね。いつも先生に教えてもらってるのに」

モブ4「あんな事も出来ないって、やっぱり女さんって発育障害か何かじゃないの?」

モブ1「あー確かにそうかもー。ペア組む時もいつも余ってるし、友達もいないっぽいしねー」

モブ2「そういえば私さっき、女さんがトイレでご飯食べてる写メが来たよ」

モブ3「あー私もそれ見たわw最高だったよねあれwww」

モブ2「トイレの花子さんの正体が女さんだったなんてねw似合い過ぎで授業中なのに思わず笑っちゃったwww」

モブ4「えー?なにーなにー?私も見たーい」

モブ2「じゃあ後でメールで送ってあげるよ」モブ3「それにしても、トイレでご飯食べるとかやっぱり女さん変だよねwww」

モブ2「キチ○イなんじゃないの?背が異様に低いのは発育障害だからって噂もあるし」

モブ1「皆やめなって、きっと女さん精神病か何かなんだよ。いかにも手首切ったりしてそうだし」

一同「何それ可哀想wwwww」

   プークスクスwwww

女(くそぅ!くそぅ! 皆してあたしを馬鹿にしやがって・・・!)

教師「どうした女?腰に力を入れるんだ!」

女(腹筋してりゃ嫌でも腰に力が入るわ!)

教師「まだ20回以上残ってるぞー!頑張るんだ!」

女「も、もう限界・・・・・・」

教師「諦めたらそこで試合終了だぞ!最後の最後まで頑張るんだ!」

女「ぜぇ・・・ぜぇ・・・も、もう・・・駄目・・・です・・・・・・」バタン

教師「まったく、ちゃんと飯食ってるのか?そんなだからお前は運送音痴で、オマケに背も低いんだぞ!」

   周り「ぎゃはははははwwwww」

女「ぜぇ・・・はぁ・・・は、はい・・・・・」

女(うるさい!人の身体的特徴を平然と口に出すな!)

女(これだから体育教師は嫌いなんだ!無神経であたしの嫌がる事を平気でする!)

女(トイレであったビッチ達もそうだ!体育会系は皆嫌いだ!ここにいる全員だって嫌いだ!)

女(みんなみんな大嫌い!死ね!皆死んじゃえ!)

>>71
ごめん、ミスした
運送音痴×
運動音痴○


放課後よーん

女(きっと今日起きた数々の不幸は、この世界の大いなる意思が、あたしを拒絶しようとやっている陰謀なんだ・・・)

女(でもあたしはめげないよ、このくらいじゃ挫けない。だってあたしは強い子なんだもん!)

猫「にゃ~」

女「ん?どうしたの君?首に鈴付けてるけど迷子?」

猫「にゃ~」

女「かわいい猫さんだねー、君みたいに可愛かったら・・・あたしも人から好かれるのかな?」

猫「にゃ~」

女「君のご主人様はどこ?もしかして捨てられちゃったとか?」

猫「にゃ~」

女「そうだね・・・君もきっとあたしと同じで、この世界から拒絶される運命を仕組まれてるんだね・・・」

猫「にゃ~」

女「よかったらうち来る?美味しいご飯作ってあげるよ?」ナデナデ

猫「ふみゃー!」

女「痛っ!」

猫「にゃー!」ダッー

女「あはは・・・逃げられちゃった・・・」

女「しかもひっかかれたよ・・・」

女「あたしって、猫にまで嫌われちゃうのかなぁ・・・・・・」

女「あれ?何だろう?涙が出てきちゃうよ・・・」ウルウル

女「あの猫ちゃんにひっかかれた所が痛いのかなぁ・・・・・・」ぽろぽろ

   女宅

女「くそぅ!くそぅ!」

女「なんであのクアンタあそこでQBするの!?お陰で負けちゃったじゃん!」

女「あいつのせいで中尉から少尉に降格だよ!」

女「地雷が狩り機体使うなよ!実力無いなら熱帯くんなよな!」

女「次こそは・・・次こそは巻き返す!」

・・・数分後・・・

女「なんだよあの古黒!相手削れない上に被弾しまくって!」

女「なんでIフィールドと歯ブラシを同時に使って2落ちしてんの!?」

女「ピンチになったら素直に逃げろよ!いつも機体性能でごり押してるからそうなるんだよ!」

女「はぁ・・・今日は勝てない・・・・・・もうやめよう・・・・・・」

女「気晴らしに日野のツイッターでも荒そっと」

女(まぁ荒らししかしてないから、未だにあたしのフォロワーはいないんだけどね・・・)

女「えーと日野日野ー。あ、新しいツイートだ」

女「何々・・・
 『アセム編から本番
  こっちは大人向けだからガノタは楽しめる
  とりあえず3話見ろ』」

女「うわっ!また日野が起爆剤投下してるー」

女「『ガンダム舐めてんじゃねーよ
   俺達ファンを馬鹿にすんのもいい加減にしろよ
   いいから黙ってさっさと降りろ』っと・・・」

女「えへへ♪」

女「あースッキリしたー!」

女「さーて、撮り貯めしたアニメでも見よっかなぁ・・・」

女(今期は割と豊作だし、話題作も沢山あるから、全部チェックするのも大変なんだよねー)

女(まぁ語り合う相手も2chの中にしかいないんだけどね・・・・・・)

  ミコノサーン!
  アマタクン!
  ンギモチイイィィィィ!!
  ヤワラカーーーーーイ!!!

女(現実もvipも、アニメの中もリア充ばかり・・・・・・)

女(なのにあたしは部屋に引きこもって、1人寂しくアニメを見るだけかぁ・・・・・・)

女「はぁ・・・彼氏欲しいなぁ・・・」

女(こんな体系じゃ、彼氏なんて出来っこないのに・・・)

女(あ、でもロリコンの人ならもしかして・・・!)

女(でもこんな性格じゃ、やっぱり向こうから願い下げなんだろうなぁ・・・)

女(こんなあたしなんかを好きになってくれる人なんて、いる訳ないのに・・・・・・)

女(大体恋愛どころか、友達すら満足に出来ないのに、彼氏なんて・・・・・・)

女「はぁ・・・」

女(アマガミでもやって寂しさを紛らわそうかなぁ・・・)

女(やっぱりやめよう・・・虚し過ぎる・・・)

女「寝よう・・・」

くそぅ!くそぅ!が出てくる度にやすなが頭に浮かんでくるのは俺だけだろうか

つぎのひー

   旧校舎のトイレ

女「ごちそうさまー」

女(それにしてもいつも使っていた所は、昨日のトイレの花子さん件でもう使えなくなったとはいえ・・・)

女(こっちの旧校舎の方のトイレって、汚い上にちょっと臭いんだよなぁ・・・その上和式だし)

女(でも教室で1人で食べてたらまた皆に馬鹿にされるだろうし、やっぱり我慢してここで食べるしか・・・)

女「はぁ・・・」

女(そうだ!VIPでスレ立てて、ニート達を煽ってストレス解消しよっと)

女(スレタイは『今便所飯してるのJKだけど質問ある?』にしよっかな)

女(えへへ♪おっぱいうpとか要求されるかなー?)

女(まあ恥ずかしいから、絶対にうpなんてしてあげないんだけどねー♪)

女(ふふふ♪女の子に飢えてるニート達の反応が楽しみー♪)

女(あれれ?おかしいなー?スレが立てられないや)

女(あ、忍法帖がリセットされてる・・・)

女「くそぅ!くそぅ!」

バンッ!

彼氏「なあ、いいだろ?こういう所でするって興奮するだろ?」

彼女「そ、そうだけど・・・もし誰かに見つかったら・・・」

彼氏「だからわざわざこんな所に来たんじゃないか」

彼女「でもなんかここ汚いよ?しかもちょっと臭いし?」

彼氏「俺は気にしないよ」クチュクチュ

彼女「も、もう・・・こんな所でやめてよぉ・・・///」

彼氏「そんなこと言って・・・ここはこんなに濡れてるのに・・・」ヌチュヌチュ

彼女「だ、だって・・・だってぇ・・・彼氏の手つきがいやらしいんだもん・・・」

   ちゅっ

彼氏「ちゅぱ・・・むぅ…はぁ…ぁむ…ちゅ・・・」

彼女「れろっ・・・ちゅっ・・・じゅるる・・・ちゅる・・・・・・ぷっは・・・」

彼氏「彼女・・・大好きだよ・・・」

彼女「あ、あたしもね・・・彼氏のことが大好きだよぉ・・・」

女(が、学校でなんて事してるの・・・!?///)

彼女「ねぇ・・・彼氏のおち○ちん欲しいよぉ・・・///」

彼氏「彼女はえっちな子だなぁ・・・」ズボ

彼女「ああー!いいよぉ・・・気持ちいいよぉ!」

女(だ、男子と女子が・・・こんな所で発情期の豚みたいに抱き合ってる・・・///)

彼氏「彼女・・・!彼女・・・!かわいいよぉ・・・!」パンパン

女(こ、このリア充共が・・・!こんなにこの学校の風紀が乱れてるとは思わなかったよ!)

彼女「い、イく!イっちゃうよぉおおお!!」

女(醜い豚め・・・!汚らわしい!)

彼氏「お、俺も・・イ、イく!」パンパンパンパン

彼女「かれしぃー!大好きだよぉ!///」

彼氏「で、射精る!精子射精るぅ~!!」

女(もう駄目!耐えられない!)ダッ!

女(はぁ・・・はぁ・・・)

女(まさかあんな事態に遭遇するとは思わなかったよ・・・・・・)

女(セックスって都市伝説じゃなかったんだ・・・)

女(てっきり薄い本やAVとかの世界の中のだけのことかと思ってたよ・・・)

女(まったく、大体そういう事がしたいなら大人しくホテルか家ですればいいのに・・・)

女(学校でするなんて・・・そんなエロゲみたいな・・・)

女(あ、あたしだって、一度くらいは好きな人とそういう事を・・・・・・)

女(もう・・・///何考えているんだろうあたし・・・///)

女(大体、好きな人なんて、今まで一度も出来た事すらないのに・・・)

女(さーてと、気を取り直して教室で読書でも楽しもう!)

女(やっぱりぼっちの正しい暇の潰し方は読書だもんね!)

女(『僕は友達が少ない』かぁ・・・少し前にアニメになってたけどまだチェックしてなかったんだよねぇ)

女(本屋でもお勧めって書いてあったし、ちょっと前にネットだと覇権アニメとか言われてたし、絶対面白い筈だよ!)

女(何よりこのタイトル・・・まさにあたしの事じゃん!面白そうな匂いがプンプンするね!)

俺すぎて笑ったwww

女(なんか表紙にかわいい女の子がいるけど、これは多分主人公の妄想か何かで)

女(きっと内容は救いようのない孤独で、読む者皆に絶望を与えるような)

女(そんなあたしみたいな悩める若者に向けた、最高の現代文学作品なんだろうなぁ・・・)

・・・数分後・・・

女(なに・・・これ・・・?)

女(鈍感やれやれ系の典型的なラノベ主人公が、どっかで見たような属性の美少女達に囲まれて)

女(皆で一緒に楽しくワイワイと、ハーレムリア充生活を堪能してる・・・)

女(は?何これ?)

女(これのタイトルって『僕は友達が少ない』だよね?どこが友達が少ないの?)

女(『リア充でごめんね!』とか『僕は女の子にモテモテのハーレム男』とかにタイトル変えろよ!)

女(まさか異性の友達が5人程いるだけじゃ少ないって言うの?あたしなんて同性のですら1人もいないのに・・・!)

女(てか友達の少ない僕って誰?まさかこれを読んでる読者のこと?あたし馬鹿にされてるの?)

女(それとも友達じゃなくて全員彼女候補だから、友達が少ないって事になるの?)

女(あたしなんて彼氏いない暦=年齢なのに・・・?)

女(大体何?この取って付けたようなヒロイン達の残念属性・・・ちっとも残念じゃないじゃん!あたしの方がよっぽど残念だよ!)

僕は友達が少ないを読んで
は?なんでラノベはどいつもこいつもリア充なんだと絶望した去年の春

どうたら>>1は俺の同志のようだな!
仲良くしようぜ

女(いかにも男の子に好かれそうな属性の美少女を指差して、残念な性格だから友達がいないって言うの?笑わせないでよ!?)

女(なんなのこれ?詐欺じゃん!金返せよ!あたしの純情を返してよ!!)

ギャル「おーい女ー、何読んでるんだ?」ガシッ

女「あ・・・」

ギャル「うわー、オタクっぽい絵・・・きんもーっ☆」

ギャル友「ちょっとやめなって、可哀想でしょ?うわっ、本当にオタクっぽい絵・・・」

ギャル「『僕は友達が少ない』だってwあんた友達少しでもいたんだ?www便所で飯食ってるのに?wwww」

女「か、返して・・・!」

ギャル友「ちょっと私にも見せてよー」

ギャル「大体あんたこれ美少女物じゃんw女の癖にこういうの好きってやっぱり変だよwwwレズなの?www」

女「そ、それは・・・・・・」

ギャル友「ユwニwバwーwスwうんこうんことかwwwこれ最高wwwwチョーウケるwwww」

ギャル「女ってこんなのが好きなの?うんこネタで笑うとか。見た目だけじゃなくて頭まで小学生並みかよ?」

女「ち、違うの・・・好きじゃない・・・流行ってたから読んだだけ・・・・・・」

ギャル「私こんなの全然知らないんだけどw一体どこで流行ってたの?w」

生徒会の一存をバカにされた中1の冬

思いっきりはがないアンチだな>>1



もっとやれ

女(2chとかアニメやラノベ批評のアフィブログとは言えない・・・)

ギャル友「もしかしてあれじゃない?2ちゃんねるとかで流行ってるんじゃないの?」

ギャル「2ちゃんねる?電車男の奴か?オタクとかが集まってる」

ギャル友「そうそれ、ヤバイ奴らの集会所みたいなもん」

ギャル「じゃあやっぱこいつオタクなの?キモイわー」

ギャル友「きっと深夜アニメ見たり、エロゲとかするのが趣味なんだよ」

女(な、何故ばれたし・・・!?てか泣きゲーしかやらないし・・・!)

ギャル友「あと私服にゴスロリとかも着てそうだよねー」

女(たまにしか着ないし・・・!)

ギャル「あー確かにーwww便所で飯食うくらいだもんなwww」

ギャル友「ねぇギャル、可哀想だからいい加減返してやりなよ」

ギャル「えー、嫌だーw」

女「お、お願い・・・!返して・・・!」

ギャル「だってこいつw必死すぎて面白いしw」

女「う、うう・・・ぐすっ・・・ぐすっ・・・」

ギャル友「でもこの子泣きそうだよ?」

ギャル「このくらいで泣くとか餓鬼かよwこんなキモイ本の何がいいんだよ?w」

男「もういいだろ」ガシッ

ギャル「あ」

男「ほら、はい」

女「あ、ああ・・・」グスグス

ギャル「なんだよ男、いい所だったのによー」

男「弱いもの虐めとか小学生かよ」

女(違うし!あたし強い子だもん!)ウルウル

ギャル「虐めじゃねーし!ちょっと女と仲良くしようとしてただけだし!」

男「見え透いた嘘をつくなよ。お前が嘘が下手ってのは知ってるんだよ」

ギャル友「そうだよギャル。傍から見てたらどう見ても虐めだよ?」

男「ギャルもいい加減みっともないから、こんな事はやめろよなー」

ギャル「だってこいつ暗くてウザいじゃん」

男「だからってこんな事すんなよ、餓鬼みたいだぞ?」

ギャル「ぐぬぬ・・・」

男「女もさ、もう少し明るくなれよな」

女(うるさい・・・!)

ギャル友「男君やっさしー」

男「だろ~?www」

女(なんだよ・・・結局は女子の前でいい格好したいだけじゃない・・・!)

女(虐められっ子を助ける俺カッコいいアピールでもしたいの?)

女(これだからリア充は・・・リア充は皆爆発しろ!)

女(本を読む気も失せちゃった・・・寝たふりして昼休みを乗り切ろう)

そういや俺がイジめられてる時に先生にチクってくれたり
「かわいそう」とか言ってた女子もいたっけな。
どうせ自分の株上げだったんだろな

男「なあ、女って結構可愛くねーか?」

女「・・・!?」ビクッ!

友「お前・・・もしかしてロリコン?」

男「違えよ!ただ顔とか結構整ってるし、髪とか肌とか綺麗だしさ。ひょっとしたらうちのクラスで一番可愛くねーかって思ったんだよ」

女「・・・///」

友「お前大丈夫か?頭おかしいだろ?」

男「うっせーな!」

友「まあ確かに、小学生みたいな背格好に目を瞑れば、結構イケてるかもしれないけどさ。でも無愛想で暗いから友達すらいないんじゃないのか?」

男「そっか・・・」

友「もしかして好きなのか?」

男「は?まさか?」

友「だよなーw」

女(くそぅ!くそぅ!)

女(皆してあたしを馬鹿にして・・・!むかつく!)

すまん
風呂はいってくる

そういや女子がカビえもんって割とかわいい顔してるよねってクラス1・2位を争うかわいい子が言ったら
隣の男子が「でもアイツ下ネタばっか言ってる変態だよ」
って言ってたけな

こんな時間に風呂かよ

俺も風呂いこっかな

まだかまだか

それで抱きしめられるのはアニメの主人公だけ

外野のボケ共のせいで>>1が萎えた
死んで詫びろカス

>>174
風呂入ってんだよよく読めカス

だからあげなきゃ
スレが消える

>>175
完全に見落としてたよごめんなさいですよカス

>>1の風呂が長すぎる…
まさか>>1は………!

>>178
風呂飯か…

>>1女なの?

俺風呂終了したけど

!?

カレー作ってくる

ちゃんとあげといてね?

ねぇ

みんな好きな寿司のネタ書いてこうぜ

えんがわ

便所!

まだかよ>>1ぃぃぃぃぃぃぃぃ

>>1はやくしろや

今まで行った国自慢しあおーぜ

オーストラリアしか行ったことないけどそれがなにか!?

>最初に言っておきますが、かなーり長いです。

これはもしかして風呂のことなのか

>>234
そっちかよwwwwwwww

つづきはやく

風呂で溺れたか…

遅れてごめんよ
弟がこのPCでニコ動見てたんだ

放課後よーん

女(まったく、まさか班の全員が掃除をサボるなんて、この学校の生徒達は何て不真面目なの!?)

女(お陰であたし一人でするハメになったじゃない!1人で掃除するのって物凄く時間がかかるんだよ!)

女(MGジンクスをジンクスⅣに改造するって予定もあったのに・・・早く帰ろっと・・・)

ギャル「あ、いたいたー、おーい女ー」

女(げ!ギャルとギャル友だ!)

ギャル「あのさー、一つ頼みがあるんだけどいいか?」

女「え、でも・・・あ、あたし予定が・・・」

ギャル「すぐ済むからさー、ちょっと私等今日遅刻しちゃってさー。反省文書いてくれよ?」

ギャル友「ちょっと、やっぱりやめようって・・・流石に酷いよ?」

ねぇねぇ>>1って女なの?

もしかしてこれ>>1の実体験じゃ…

ギャル「でもお前、もうすぐバイトなんだろ?」

ギャル友「そうだけどさあ・・・」

女「で、でも・・・そういうのは自分でやらないと・・・」

ギャル「じゃあお前はギャル友がバイトに遅れてもいいって言うのかよ!?」

女「ひ・・・!」

ギャル「つーことでよろしく頼むわー」

ギャル友「女、ごめんね」

ギャル「じゃーなー」

女(は?バイトのあるギャル友はともかくギャルは自分で書けよ!)

女(てか前もって休み時間とかに書いておけよ!)

女(はぁ・・・あたしのジンクスⅣがぁ・・・)

女(くそぅ!くそぅ!)

女(なんであたしがこんな目に!こんくらい自分でやれよ!)

女(なんで反省するような事をしてないのに、反省文を書かされるハメになるんだよ!)

女(大体何も悪い事をしていないあたしに、一体何を書けって言うんだよ!何も思いつかないよ!

このギャル友しずかちゃんだろ

女(悔しいから落書きしてやる!)カキカキ

ガラー

男「あ、あれ・・・?女・・・?こんな時間に何やってんの?」

女「あ・・・お、男・・・くん・・・?」

男「反省文?意外だな、女って優等生なのに」

女「う、うん・・・ちょっと遅刻しちゃって・・・男君はどうしたの?」

男「俺は忘れ物したんだよ」

女「あ、そうなんだ・・・」

男「って、それギャルとギャル友のじゃん!」

女「え、うん・・・ちょっと頼まれちゃって・・・」

男「まったくあいつ等・・・・・・女も嫌なら素直に断りなよ」

女「だって・・・ギャルさん怖いし・・・」

男「はぁ・・・そんなんだからお前、クラスで浮くんじゃないの?」

女「うるさい・・・」

男「仕方ないから手伝ってあげるよ」

女「別にいいって・・・1人でやるから・・・」

男「いいからいいから」

女(あたしを哀れみやがって!そんなにあたしが惨めなのかよ!?)

女「あ、でも今紙見られたら・・・!」

女(しまったー!さっき書いたフェイトの落書きがそのままだー!コピペ展開になるー!)

男「これって・・・」

女「あわわ・・・」

男「絵、上手だね」

女(よかった・・・元ネタ知らないみたい)

男「漫画家でも目指してるの?」

女「違うよ、ただの趣味」

男「そっか、せっかくだからこれ、消さずに出そうぜ?」

女「え?正気?」

男「いいのいいの、元はというとあいつ等が悪いんだし。それに上手だし消すのは勿体無いよ」

俺にもこんな展開ないかな

カキカキ

男「それにしても、こういうのって面倒くさいよね」

女「じゃあ何でわざわざ自分から手伝ったの?」

男「そりゃあ・・・まぁ・・・」

女「自己満足?それとも偽善?」

男「まあそんな所かなあ・・・?」

女「あ、そう」

男「それにしても女って、案外結構話せるんだなあ。いつもはもっと口下手なのに。女の意外な一面発見ー」

女「3人以上になると駄目、2人っきりなら少しは大丈夫」

男「そっか」

女「コミュ障だからね」

男「それにしても女って気弱そうに見えて、なんか結構話し方がドライだよなー」

女「喧嘩売ってるの?」

男「ほら、やっぱり」

女「ぐぬぬ・・・」

カキカキ

男「なあ、女って彼氏とかいんの?」

女「・・・・・・・・・・・・」

男「やっぱり誰かいるの?」

女「いるように見えるの?」

男「ほら、女って結構かわいいしさ、その・・・彼氏の1人や2人くらいは・・・」

女「それってもしかして何かの皮肉?」

男「べ、別にそんなつもりは・・・」

女「あたしが皆になんて言われてるか知ってる?」

男「なんて言われてるの?」

女「陰キャラ、暗い、根暗、無愛想、幼児体系、小学生、発育障害」

男「そんなこたぁ無いだろ?」

女「あとはトイレの花子さん」

男「確かに女って人付き合いとか苦手そうだけど、別に根暗って事はないんじゃないの?」

女「でもあたしの事そう思ってる人も沢山いるよ。実際自分でも暗いと思ってるし」男「そっかぁ?俺はそうは思えないんだけどなあ・・・」

女「じゃあ、あたしの見た目が年頃の女子高生に見える?」

男「ぜ、全然・・・そう見えない・・・」

女「ほらね? だからあたしに彼氏なんてできっこないの」

男「もしかして女って、自分の体系が嫌いなの?」

女「こんな体系・・・一体どうやって好きになれっていうの・・・?」

男「でもさ、そういう子が好きって人も結構いると思うよ?」

女「一体どこにいるって言うの?ロリコン以外にいないでしょ?」

男「・・・・・・・・・・・・」

女「・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・ここ・・・とか・・・?」

待てよお前ら
実は男はクズでヤリチンの可能性もあるだろ?

やっぱりそうなのね。どこの作品もそう。
最初はどんなにぼっちな主人公でも最後はリア充になる。なぜならそれがハッピーエンドだから。
だってハッピーエンドじゃなく、「女と付き合えるか賭けてたんだよwww」
みたいな展開になっても悲しいだけ。たしかに俺からしたらリア充は腹立つけど。
恋愛関係での不幸で喜ぶような俺でもない。
だからハッピーエンドが物語にとっては一番ふさわしいのだ。
このまま女がずっと便所飯で卒業しても、きっと読者の心にはなにかひっかかるはず。
文章の中にだけ存在する女の子が幸せになる。
すばらしいことじゃないか(ニコッ☆

そんなメッセージがこの物語には秘められている気がする。
「マンガはリア充しか出てこねぇじゃねぇか」って言ってた俺はどこか間違ってたのかもしれないな…

女「・・・・・・からかってるの?」

男「そ、そんなことないって・・・!」

女「ならなんなの?」

男「俺、女の事が前から気になっていて・・・」

女「もしかしてなんかの罰ゲーム?」

男「ち、違うよ・・・!」

女「男君ロリコン?」

男「い、いや・・・そうじゃなくて・・・」

男「たださ・・・女みたいな子と付き合えたら、嬉しいかなって・・・」

女「あたしなんかと付き合いたいの?」

男「そ、そうだよ・・・・・・」

女「本当にあたしなんかでいいの?」

男「むしろ、女じゃないと嫌・・・」

女「・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・」

男(いいからとっとと股開けよ便所女)

急に女に幸せになってほしくなってきた

女「いいよ」

男「えっ?」

女「付き合ってあげる」

女(とりあえず、初めて告白されたから、ちょっと嬉しくってつい『いいよ』って言ったけど・・・)

女(あたしなんかが好きだなんて、男君って結構カッコいい見た目してる割りにロリコンなのかなぁ・・・)

女(きっとあたしの捻じ曲がった本性を知れば、男君だってあたしの事を嫌いになるんだろうな・・・

なんかさっきから)付けるの忘れる・・・


つぎのひー

ギャル「おい女!昨日の反省文の落書きは何だよ!!」

女「ひ・・・!」

ギャル「てめぇ調子に乗ってるんじゃねーぞ!私がどれだけ恥をかいたと思ってるんだよ!」

ギャル友「やめなってギャル、元はと言うと私達が悪いんだからさ」

ギャル「ギャル友のは普通に書いてあったからそう言えるけどよ、あんなの書かれてたら普通キレたくなるって!」

ギャル友「先生だって絵が上手いって許してくれたから、別にいいじゃない」

ギャル「確かにそうだけどさぁ・・・そもそもなんで反省文にあんなキモい絵書くんだよ?てか何の絵だよ!?」

ギャル友「フェイトだね」

ギャル「ふぇいと?」

ギャル友「フェイト・テスタロッサ、魔法少女リリカルなのはのキャラだね

      インテリジェントデバイス・バルディッシュを操る天才魔導師で
      実はプロジェクトFの産物として生み出された人造生命クローンね
      後に時空管理局提督リンディ・ハラオウンの養子になって
      名前がフェイト・T・ハラオウンになるの
      ちなみに声優は水樹奈々だよ。紅白にも出てた」

ギャル「何それ?魔法少女ってこいつヤバい。やっぱオタク?」

ギャル友「まぁね、見てるのはキモオタだけのクソアニメね」

女(くそぉぉぅちくしょぅう・・・・)

ギャル「それにしても、お前やけに詳しいな」

ギャル友「お、弟が好きなのよ・・・!じゃなきゃ普通こんなキモオタ向けアニメ見ないって!」

ギャル「あんた弟いたんだ。つーか女は責任取れよな。私にあんだけ恥かかせたんだから」

女「そ、そんなぁ・・・・・・」

男「はーい。わかった、この話はやめよー。ハイ!!やめやめ 」

ギャル「何だよ男?また邪魔すんのかよ?」

男「これは実は女のせいじゃないんだ」

ギャル「じゃあ誰のせいだって言うんだよ?」

男「実はあの絵、書いたの俺なんだ」

ギャル&ギャル友「え!?」

男「だからもう女を責めるのはやめてくれ」

ギャル「な、なんで・・・?」

男「昨日の放課後な、教室に忘れ物を取りに行ったら、女がお前等に反省文を書かせられている所を見つけてな」

男「可哀想だから手伝ってたら、途中で飽きてきてついあの絵を書いてしまったんだ」

男「それが自分でも驚くくらい上手に書けたから消すのが勿体無くて、ついそのまま出してしまった。だからもう女に怒るなよ。な?」

ギャル「ま、まぁ・・・男がそう言うなら・・・・・・」

ギャル友「意外・・・男君ってああいうのが好きなんだ・・・・・・」

   とぼとぼ・・・

きーみーにあえーたーことー
ほんとーにーよーかーった

男「まったく、あいつ等と来たら、また懲りずに・・・」

女「なんで庇ってくれたの?」

男「そりゃあ、なあ・・・・・・」

女「きっと気持ち悪がられてるよ?」

男「別にいいさ」

女「どうして?あたしなんて放っておけばいいのに・・・」

男「一応俺、お前の彼氏になった訳だし・・・」

女「・・・///」

男「助けてやらないと、カッコつかないし・・・」

女「あ・・・あのね・・・」

男「ん?」

女「ありがと・・・///」

男「お、おう・・・?」

女「・・・・・・///」

描けたのできたらなんかめっちゃ更新してる…時間かかったw
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=28101
http://mup.vip2ch.com/mdl.php?img=28102

>>319
発育良好じゃねぇかハァハァ

男「なあ、女?」

女「な、なに?」

男「ところでさ、今度の日曜暇?」


にちよーびー

男「ごめん、待った?」

女「ううん、今来たところ」

女(このセリフ、一度でいいから言ってみたかった・・・)

男「じゃあ行こっか、どこ行きたい?」

女「どこでもいいよ」

男「そ、そうだな・・・じゃ、じゃあ映画とかどうだ?丁度見たかった映画があるんだよ」

女(これってどう考えてもデートだよね?)

スレタイ
女「今日も便所飯かぁ…」

現在
女(これってどう考えてもデートだよね?)



どうしてこうなった

女(やっぱり男君って、こういうの慣れてるのかな?)

  てく てく

男(女の私服かわいいなぁ・・・)

男(普段の制服姿もかわいいけど。こっちもこっちで魅力的だ・・・)

男「なあ、女。その服とっても似合ってるね」

女「ありがと」

男「どこで買ったの?」

女「ごめん、覚えてない」

男「ああ、そうか。覚えていないのかあ・・・!」

男「・・・・・・」

女「・・・・・・」

男「・・・・・・」

女「・・・・・・」

女(デートって何話せばいいんだろう・・・)

>>328
やっぱりそうなのね。どこの作品もそう。
最初はどんなにぼっちな主人公でも最後はリア充になる。なぜならそれがハッピーエンドだから。
だってハッピーエンドじゃなく、「女と付き合えるか賭けてたんだよwww」
みたいな展開になっても悲しいだけ。たしかに俺からしたらリア充は腹立つけど。
恋愛関係での不幸で喜ぶような俺でもない。
だからハッピーエンドが物語にとっては一番ふさわしいのだ。
このまま女がずっと便所飯で卒業しても、きっと読者の心にはなにかひっかかるはず。
文章の中にだけ存在する女の子が幸せになる。
すばらしいことじゃないか(ニコッ☆

そんなメッセージがこの物語には秘められている気がする。
「マンガはリア充しか出てこねぇじゃねぇか」って言ってた俺はどこか間違ってたのかもしれないな…


男(女の私服かわいいなぁ・・・)

男(普段の制服姿もかわいいけど。こっちもこっちで魅力的だ・・・)


こ、これって男クズフラグがなくなったってことではあばばばばばbbbbb

最初の方俺みたいだった女が今はリア充なわけなんだけど
俺が同じ状況だったら恥ずかしくて男と話せない

まぁ俺男だけど

男「それにしても、女ってかわいいからやっぱり何着ても似合うんだなあ」

女「お世辞のつもり?」

男「いやいや!お世辞じゃなくて本心だって」

女「そう」

男「このブーツもとってもかわいいよな。女って結構オシャレなんだなー」

女(さっきからあたしの見た目に関する事しか褒めていない・・・)

女(やっぱり男君ってロリコンなの?人を見た目で選ぶタイプなのかな?)

女(多分あたしの内面を知ったら、きっと嫌われちゃうんだろうなあ・・・)

男「なあ女、もしかして俺と一緒にいるとつまんない・・・?」

女「そ、そんなことないよ!」

男「そ、そうか・・・!よかった・・・」

男「いやぁ・・・それにしても。こうして並んで一緒に歩いていると、俺達まるでカップルみたいだよなー」

女「どう見ても兄妹辺りにしか見えないでしょ」

ムカついたけど壁を殴る筋肉が無い、壁を殴りたいけど殴る壁が無い、そんなときに!
壁殴りで鍛えたスタッフたちが一生懸命あなたの代わりに壁を殴ってくれます!
モチロン壁を用意する必要もありません!スタッフがあなたの家の近くの家の壁を無差
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         ノ  r'十ヽ/     壁を殴るだけの簡単なお仕事です!

       /`ヽ _/ 十∨

つーか便所飯って現実に存在するの?
友達いなくても1人で教室で食べればいいじゃん

>>347
それが恥ずかしいんだよ

男「いやいや、そんな事ないって」

女「だってあたしこんな体系だし・・・」

男「お、俺は女の体系好きだよ!とってもかわいいと思うし!」

女(やっぱりこいつロリコンかよ・・・)

   映画館ー

男「すいません、学生2枚で」

受付「そちらの方は小学生料金でよろしいですね?」

女「・・・・・・」イラッ

男「いや、高校生2枚で」

受付「はい?本当に高校生2枚でいいのですか?」

女「・・・・・・・・・・・・」イライラ

男「そ、それでお願いします」



上映中

女(それにしてもつまらない映画・・・)

女(脚本もストーリー構成もどっかで見たような感じだし、作り手のいい加減さが伝わってくるようだよ)

女(流行りの俳優と女優をとりあえず出して、ミーハー層に媚びただけの典型的なトレンディ映画じゃない)

女(あたしこういうのって苦手なんだよなあ・・・)

女(男君みたいなリア充って、やっぱりこういうのが好きなの?)

俳優『お、俺・・・君の事が・・・好きだ!』

女優『うん・・・嬉しいわ・・・』ぽろぽろ

女(この手の告白シーンってどうも冷めるなあ・・・『さあここで泣けよ!』って言わんばかりだし)

女(やっぱクラナドの方がいいや)

チャラ美「だ、だめだよっ・・・!こんな所で・・・!」ワタワタ

チャラ男「いいからいいから~」グイグイ

チャラ美「ひ、人がいっぱいいるし・・・///」

チャラ男「気に済んなって・・・」クチュクチュ

女(うわっ!こんなところで発情しないでよ!そういう事は家かホテルやってよね!)

チャラ男「んちゅ、れろれろくちゃくちゃ」

チャラ美「んっ・・・ちゅ、ちゅっちゅぅ~」

クラナドも大概だろ

女(居づらいなぁ・・・早く映画終わらないかなぁ・・・)

男「・・・・・・」

さわっ

女「な、なに?」

男「い、いや・・・!なんでもないよ!」

   ファーストフード店

女(映画の後にファーストフード店で食事とか、ギャルゲーかよ・・・)

男「さっきの映画どうだった?」

女「つまらなかった」

男(さっきいきなり手を握ろうとしたせいかなあ・・・あからさまに不機嫌そう・・・)

男「そっか・・・別のにすれば良かったなあ・・・女はどんな映画が好きなんだ?」

女「んー、ピクサー映画とかかな?」

男「ピクサー?」

女「トイストーリーとか作ってるとこ」

男「あー、トイストーリーねー。俺も小さい頃見たよ。面白いよなー!」

女「あそこの映画って脚本がとってもよく練られてて、一見すると子供向けっぽいけど」

女「実は内容も結構毒々しくて、でもしっかりと感動出来る話を作るし、面白いから好き」

男「そうなんだ・・・」

女「トイストーリー3の最後も結構泣けたなあ・・・ウッディたちが近所の女の子に引き取られて・・・」

女「アンディがオモチャたちの魅力を紹介してね、涙ながらに別れるの。1から3まで全部見てた人は絶対泣いちゃうよ」

男「ごめん、俺最初のしか知らないんだ・・・」

女「そっか・・・ごめんね・・・」

男(会話が・・・弾まない・・・)

男「と、ところでさ・・・!女って休みの日とかなにしてるの?」

女「アニメとか見てる」

男「へー、気が合うね。俺も結構アニメとか見るんだよ」

男「俺ワンピが好きでさー、その中でも特にエースが好きだったんだけどさ」

男「でもルフィ庇って死んじゃうんだよねー。いやぁ死んだ時はマジ泣いたわー」

男「女は誰派なの?当てようか?」

男「うーん、やっぱり女はかわいいもの好きっぽいからチョッパー派かなぁ・・・」

地雷100個ほど起爆させたな男

男「いや、意外にサンジ辺りだったりしてーw」

女「ワンピース嫌い」

男「あーそうなのかー、嫌いだったんだねー。いやーごめんごめん」

男「俺も実はワンピ嫌いなんだよねー。いやぁ・・・奇遇だなー!」

男「じゃあ女ってどんなアニメ好きなの?」

女「サウスパーク」

男「さうすぱーく?聞いた事ないアニメだなあ・・・どんな話?」

女「ケニーが死ぬ」

男「あー、そうなんだー!面白そうだねー!今度見せてよー!」

男(誰でも初めてのデートはぎこちない物だけど、いくらなんでも酷すぎだろ俺・・・)

女(どうせ男君だって、素のあたしを見ていれば嫌いになる筈・・・)

女(だって、あたしなんかを好きになる人なんて、きっとこの世にはいないんだから・・・)

・・・・・・・・・・・・

店員「合計で1180円になりますー」

男「俺奢るよ」

女「いいよ、半分払うから」

男「でも、俺の方が沢山食べてたし・・・」

女「別にいいって」

男「で、でもこういうのって、男が全部払ってやるのが常識じゃ・・・」

女(そんなの男を財布にしてる馬鹿女の中だけの常識でしょ!)

女「悪いからいいって・・・」

男「だけどさ・・・!」

店員「あ、あの・・・」

客1「おいまだか!」

客2「遅いぞ!早くしろよ!」

男「あ、すみません!」

女「もう、とにかく!あたしも半分払うから!」

男(はぁ・・・俺ってばマジダサい・・・)

なにか足りないと思ったら
DQNがいない

男(さっきは失敗したなあ・・・気を取り直して次だ次!)

男「ところでさ、次どこ行く?」

女「どこでもいいよ」

男「じゃあさ、カラオケ行こうよ」

女(映画にファーストフード店にカラオケ・・・典型的な学生のデートコースだなあ・・・)

    カラオケボックス

女(なんかデートって、思ったよりつまんないなぁ・・・)

男「ふぁんふぁんひーいっつすてーすてー♪」

女(ギャルゲーとかと同じような事してる筈なのに・・・)

男「みえないものをみようとしてー♪ぼうえんきょうをのぞきこんだー♪」

女(ギャルゲーとかのデートは、もっと楽しそうにしてたのになぁ・・・)チュウー

男「いつかとおさんみたいにおおきなせなかでー♪いつかかあさんみたいにしずかなやさしさでー♪」

女(さっきからリア充臭い選曲ばかり・・・あたしアニソンしか歌えないんだよなぁ・・・)ブクブク

男「まるまるもりもりみんなたべるよ♪つるつるてかてかあしたも♪はれるかな~♪」

女(大体カラオケなんてヒトカラしか行った事ないし・・・)ジュルルー

チュウーでビックリした

男「あいふぉんとぅー♪あいにーゆー♪あいらーびゅー♪」

女(はぁ・・・誘われるがままに、カラオケに来たのは失敗したなぁ・・・)カラン

男「なあ女、さっきから俺ばかり歌ってるんだけど・・・女は歌わないの?」

女「えっ?だってあたし歌下手だし・・・」

男「でも折角来たんだし、何も歌わずに帰るって言うのも・・・」

女「でも・・・」

女(なんか男君に合わせて、我慢してるのも疲れちゃったな・・・早くおうちに帰りたい・・・)

女(あ、そうだ!いかにもなアニソンを歌えば男君も、もうあたしに変な幻想を抱かなくなる筈・・・!)

女「わかったよ!歌うよ!」

女「んでんでんでwにゃ~んでっwかまってかまってほしいのwwww」

女「いいこじゃないwときのわたしwwwかわいいとかってありえなーいwwwww」

男「・・・・・・」

女(ふふふ、これには流石の男君もドン引きだよねー!)

女(ごめんねー男君ー、君の好きになった女の子はこんな子なんだよ!)

女「んーーーーーーおでぇwwwww」

女「拾いたいなら拾えばwwwwいーじゃんwwww」

女(あたしはいつも一人ぼっちでカラオケボックスに入って、こんな電波ソングばかり歌ってるんだよー!痛いよねー?)

女(気持ち悪いよねー?でも自分でもそれは十分わかってるよ!)

男「女ってこういう歌が好きなんだ・・・」

女「そうだよー、引くよねー?男君の夢を壊してごめんねー、あたしと君じゃ住む世界が違うの」

女(だって友達がいないからって、毎日便所飯してるぼっちなんだもん!仕方ないでしょ!)

女(キモいってのも承知だよ!だからもうあたしに構わないで!)

男「じゃあ俺も歌おっかなあ」

女「へ?」

男「キルミーwwwwベイベーwwwwwwwwwwww」

女「・・・!?」

男「キルミーベイベーwwwどしたのワサワサwwwキルミーベイベーwwwなんでもナーミンwww」

男「キルミーベイベーwwwやるならカモカモwww」

男「キルミーベイベーwwwうるさいドーンwwwwww」

リア充がキルミー歌ってんじゃねえよ死ね

男「キルミーベイベーwキルミーベイベーwwwどーんwwwwwwww」

女「お、男くん?」

男「これ系の歌を女の子の前で歌うなんて初めてかなあ・・・?」

女「意外・・・男君ってこういう曲も歌うんだ・・・」

男「引いた?」

女「いや、だってあたしだって似たようなのが好きだし・・・」

男「女もこういう系のアニメとかって結構見るの?」

女「ちょっとは・・・・・・」

女(男君も深夜アニメとか見るんだ・・・)

女(まあ最近は、リア充達もウケを狙ってアニメとかをチェックしたりするもんだしね)

男「じゃあ次は一緒に歌うか?」

女「う、うん・・・」

男「にねんせいwばかはひとりwこのまちのwそらみあげるwwww」

女「さぼりがくせいwwwパジャマきてるwwwなつやすみがwwwこずにちゅうたいwww」

男「ちきゅーでーwwwうーちゅーじんなんてwあだwなwでwもwwwww」

女「うちゅーのwwwまwちwあwわwせwばwしょにはwもっとへんなwwwwあwなたがいたのwwww」

・・・・・・・・・・・・

男「そんなあなたのことがwすきwwwそんなあなたのことがwすきwwww」

女「そんなあなたのことがwすきwwwそんなあなたのことがすきですwwww」

男「いやぁ、こういう歌ってまず人前じゃあ歌えないからな、やっぱ誰かと歌うと楽しいわw」

女「でも、男君ってあたしと違って、友達沢山いるでしょ?」

男「いくら友達でも、流石に一緒にこういうの歌うのは無理だってwたまにヒトカラ行って歌う程度だよ」

女「へー、そうなんだ」

女(意外だなぁ・・・男君みたいな人でも1人カラオケに行くんだ・・・)

女(てっきりヒトカラ行くのって、あたし見たいな人だけなのかと思ってたよ)

男「やっと笑ってくれたね」

女「へ?」

男「やっぱり女みたいなかわいい子はさ、笑ってた方が断然いいよ」

女「・・・///」男「今日すっごくつまらなそうな顔してたからさ。女がもし嫌々俺に付き合ってたらどうしようって・・・」

女「そんな事ないよ。男の子とどこか遊びに行くのって、慣れてないからちょっと緊張してただけ」

男「そっか、良かった・・・てっきり俺の事嫌いなんじゃないかって思って・・・」

女(男君って誰からも好かれそうな性格なのに、誰かから嫌われてるかどうかなんて思うんだ・・・)

なんで変な所でセリフ詰めちゃうんだろ・・・


女「そろそろ遅くなってきたから、あたし帰るね」

男「もう?門限とか厳しいの?」

女「家の手伝いしないと」

男「へー、女っていい子なんだな」

女「そんなことないよ」

男「なんかごめんな、今日は振り回してばかりで」

女「ううん、いいの。あたしも楽しかったから」

男「そっか、よかった」

女「じゃあね」

男「また学校でなー」

男(全体的に駄目駄目な初デートだったけど・・・最後だけは女が喜んでくれたみたいでよかった・・・)

つぎのひ

ギャル「おーい、女ぁ。掃除当番変われよー。あたしこれからギャル友とカラオケ行ってくるからー」

女「え・・・そんなぁ・・・あ、あたしだって・・・自分の場所をやらないと・・・」

ギャル「うせーな!ガタガタ言ってんじゃねーよ!」

女「ひ・・・!」

ギャル「じゃーなー」

女(くそぅ!くそぅ!)

ギャル「女ー、後はよろしく頼んだぜー」

男「こら」

   ぽか

ギャル「痛ぁー!何すんだよ男ー!?」

男「そう女ばかり虐めるなよ。可哀想だろ?」

ギャル「うっせーよ!男には関係ねーだろ?」

男「そんな事ないさ、俺だってギャルに虐められたい」

ギャル「は?お前・・・マジで言ってるの?」

男「俺、マゾだからな」

ギャル「ま、まぁ・・・男がそう言うなら・・・///」

男「は?」

ギャル「じゃ、じゃあ、ここじゃ何だから体育館倉庫辺りで・・・///」

男「冗談に決まってるだろ?まあとにかく、女をもう虐めてやんなよな?」

ギャル「なんだよ糞がぁ!わあったよ!」ダッ

男「まったく・・・」

女「また助けられちゃったね」

男「そうだね」

女「ありがとう男君・・・」

男「女もたまには言い返しなよ?」

女「だって・・・怖いし・・・」

男「まあそんな気弱な所もかわいいけどさ」

女「・・・///」

男「なあ女、よかったら今日一緒に帰らない?」

俺「俺だってギャルに虐められたい」

   帰り道

男「そういや女って、アニメとかが好きって言ってたけどさ。どんなの好き?」

女(攻殻とかボトムズとかガンダムって言ったら、きっと硬派を気取ってる痛い奴とか思われちゃうんだろうな・・・)

女「うーん、結構沢山見てきたからなあ」

女(とりあえず最近の無難な作品の名前でも挙げておこう)

女「アマガミとかあの花とか、あとスタドラとかかなあ・・・」

男「ああ、俺もそれ全部見たわ。俺も好きだよ。女もそういう青春物が好きなの?」

女「う、うん・・・見てたら嫌な事忘れられるし・・・」

男「そっか・・・」

女(最近は見てると、ちょっと辛くなるんだけどね・・・)

女(あ、そういえばプラモの塗料が切れてるんだった)

女「ねぇ男君、ちょっと買わないといけない物があるんだけど・・・」

男「おつかい?」

女「違うよ、あたしの私用」

男「俺も一緒に行っていい?」

   帰り道

俺「そういや俺って、アニメとかが好きって言ってたけどさ。どんなの好き?」

俺(攻殻とかボトムズとかガンダムって言ったら、きっと硬派を気取ってる痛い奴とか思われちゃうんだろうな・・・)

俺「うーん、結構沢山見てきたからなあ」

俺(とりあえず最近の無難な作品の名前でも挙げておこう)

俺「アマガミとかあの花とか、あとスタドラとかかなあ・・・」

俺「ああ、俺もそれ全部見たわ。俺も好きだよ。俺もそういう青春物が好きなの?」

俺「う、うん・・・見てたら嫌な事忘れられるし・・・」

俺「そっか・・・」

俺(最近は見てると、ちょっと辛くなるんだけどね・・・)

俺(あ、そういえばプラモの塗料が切れてるんだった)

俺「ねぇ俺君、ちょっと買わないといけない物があるんだけど・・・」

俺「おつかい?」

俺「違うよ、あたしの私用」

俺「俺も一緒に行っていい?」

女「え・・・でも・・・」

女(女の子なのに、ロボット物が好きな変な子だなんて思われたらどうしよう・・・)

女(萌え系のアニメが大丈夫な人でも、硬派系ってやっぱり引くのかな・・・?)

  プラモ屋

女「えっと塗料塗料・・・っと。あった・・・!」

店長「おう女ちゃんか、男連れとは珍しいじゃねーか!お兄さんかい?」

女「違います。あたしは一人っ子です。っていうか、あたしがそういう冗談が嫌いって知ってますよね?」

店長「ははは!ごめんごめん!じゃあ彼氏かい?いやー、女ちゃんもモテるねー!」

女「そんなんじゃありません、ただのクラスメイトです」

店長「そう機嫌を悪くするなよ、女ちゃんはうちのお得意様なんだからさあ」

店長「気が向いたらまたプラモの展示頼むよ?他のお客さんからも出来がいいって評判がいいんだよ」

女「はいはい、気が向いたらね」

男「じー・・・」

女(男君、ずっとショーケースの中の展示品のプラモを見てる)

女「こういうのって珍しい?」

男「そうだな、プラモ屋って今時中々ないもんな」

女「小売とか色々厳しいもんねぇ・・・AGEなんて大爆死だし」

男「意外だなぁ、女みたいな子がこういうの好きって」

女「やっぱり女の子でこういうのが好きって変?引く?」

男「いや、別に引かないよ?むしろ魅力的な趣味だと思うし」

女(魅力的な趣味だなんて・・・男君、無理してお世辞を言ってるのかなぁ・・・?)

男「あーこれ知ってるー!バイアランカスタムだろー?」

女「あ、それあたしの作った奴だ」

男「え?これ女が作ったのか? 凄いなぁー!」

女「ここの店長とお父さん顔見知りだから、あたしの作ったのを店に置きたいって、たまに店長から頼まれるんだよね」

男「本当に凄いなぁ・・・確かバイアランカスタムって、まだプラモになってなかった筈じゃね?」

女「う、うん・・・旧キットの1/220バイアランを改造して作ったの」

男「旧キットって色分けが殆どされてなくて、接着剤がいる奴だろ? すげぇ・・・」

女「ガンダムわかるの?」

男「ああ、自分で言うのもなんだけど結構詳しいんだよ?ガンプラもよく作るし」

女「へぇー、意外だなあ・・・」

男「女の方が意外だよ。こんなに上手にガンプラを作れるとかさ。いやぁ女の意外な一面を発見しまくりだなぁ・・・」

女「そう?ところで男君ってどのガンダムが好き?」

男「やっぱ初代か逆シャアかなぁ・・・富野監督独自の雰囲気が好きだな。あと今やってるUCも面白いよなあ」

女「じゃあ∀とかも好き?」

男「∀は機体のデザインがダサいから、どうも見る気がしないんだよなあ」

女「なん・・・だと・・・?」

女(禿監督の雰囲気が好きなんじゃないの?)

男「俺、宇宙世紀シリーズしか認めない派なんだ。一番好きなMSもケンプファーだしw」

男「やっぱ一番酷いと思ったのはGガンダムだな。あんなのガンダムじゃないよ」

男「必殺技使ってプロレスやるとかスーパーロボットじゃんw馬鹿馬鹿しくって一話も見てないわwww」

女(あたしGガンが一番好きなのに・・・)

男「あれが好きなのは坊やだけだね。あと最近のガンダムもどれも酷いから見る気しないなあ」

男「大体あの腐女子受けを狙ったデザインなんだよw全部一話切り余裕だったわwやっぱり宇宙世紀が一番だわw」

男「見たこと無いけどWも多分腐女子向けだわw多分糞だなありゃ」

女「Xは?」

男「何それ知らね、どうせつまらないんだろ?」

女(X知らないなんて・・・エクバすらやってないの?)

男「うん、やっぱり宇宙世紀が最高!他は全部糞だわwww俺の中のガンダムは逆シャアまでwwww」

女「なんで見た事すらない物が糞ってわかるの?どうしてキャラデザだけで腐認定して、見もしないで頭ごなしに否定するの?」

男「え?そりゃだって・・・」

女「アナザーを見もしないで軽視して、宇宙世紀だけを盲目的に褒めるだけのガノタは何もわかっていないよ」

女「過去作や禿監督という重力に縛られているだけのオールドタイプの集まりだよ。ガンダムという作品から何も学んでいないね」

女「そんなんだから硬派を気取ったガノタ達は、流行に乗るだけの萌え豚にすらにわか認定されるんだよ?」

女「真のファンなら全ての作品の良い点を見出し、悪い点も見極めるべき」

女「男君は劇場版の00でも見てきて、少しはわかり合う事の大切さでも学んだら?」

男「な、なんか俺・・・・・・ごめん・・・・・・」

女「ただしAGEと種死、あれは駄目」

男「・・・・・・・・・・・・」

男「と、ところでさ!女はどの機体が一番好きなの?」

女「ターンX」

男「そっかターンXかぁ!カッコいいよな!(ターンXって何・・・?)」

男「じゃ、じゃあさ!一番好きなキャラは?」

女「東方不敗」

男「ああ東方不敗ね!俺も好きだよ!最高だよね!(東方不敗って一体誰だよ・・・?)」

女「WもGも見てないんじゃなかったの?」

男「あ・・・・・・」

男「そ、それにしても女ってやっぱり凄いよなぁ!俺よりずっとガンダム詳しいし!俺なんて女に比べたらにわかだよ!」

男「プラモだってこんなプロ並みに上手いの作れるじゃん!俺じゃ絶対無理だよ!」

女「そんな大したもんじゃないよ」

男「で、でもさ・・・!これだけ上手いんだからさ、正直食っていけるレベルだろ?」

女「そんなことないよ、電ホビの賞を何回か取った程度だし」

男「電ホビ!?賞取ったの!?しかも何回も!?すげぇー!!」

女「え?それってそんなに凄いの?」

男「十分凄いよ!凄すぎるよ!ちょっと俺にもプラモ教えて!!」

女「え?いいけど・・・」

男「じゃあ今から女の家行ってもいい?」

女「え・・・」

男「嫌?」

女「そういう訳じゃないけど・・・」

男「よっしゃー!」

   女宅

男(すごく立派な家・・・)

女(あんまり男君が喜ぶから、ついつい家に連れてきちゃったけど)

女(いきなりあたしの家に行きたいだなんて、男君みたいなリア充の男の子ってやっぱり女の子に積極的なのかな?)

女(もしかして、あたしに乱暴するする気? エロ同人みたいに?)

女(まあ今日はお母さん、仕事が休みだから家にいるって言っていたし、万が一なにかあっても大丈夫か)

女「ただいまー」

母「女ちゃんおかえりー」

男「あ、あの・・・お邪魔します・・・」

男(女さんのお母さん、若い・・・しかも綺麗・・・・・・)

母「あら、珍しいわね。女ちゃんがお友達を連れてくるなんて。もしかして彼氏とか?」

女「そ、それは・・・///」

男「ま、まあ・・・一応・・・///」

母「ふふふ・・・女ちゃんもやるわねー」

女「も、もう!お母さん!/// 男君、早く部屋行こ?」

これのどこがコミュ障なの?
2人きりなら普通に話せる奴のどこがコミュ障なの?
コミュ障舐めんなボケ

男「お、おう・・・」

母「あらあら・・・」

・・・・・・・・・・・・

男(なんか散らかってて、全然女っ毛がない・・・まるで工房みたいだ・・・)

男「これが女の部屋?」

女「違うよ、ここはお父さんの部屋」

男「え、そうなの?」

女「いつも仕事で滅多に帰ってこないから、プラモ作る時はいつもここを使ってるんだよ」

男「へぇ・・・」

女「プラモ始めたのだって、お父さんの影響だし」

女「お父さん、わざわざ塗装専用部屋を取り付ける為に、家をリフォームするくらいプラモが好きなんだもん」

男「そうなんだ。だからこんなに沢山プラモが並んでいるのか」

女「その時はお母さんも流石に、『プラモの為にリフォームだなんて・・・』って言ってたけど」

女「お父さん、『あたしと一緒にプラモ作るんだー!』って聞かなくって。とにかく本当にプラモが好きなんだよね」

男(それって多分、プラモよりも女の事が好きなんじゃね?)

女「でもお母さんもたまにやるんだよ。ウェザリングが家族で一番上手なの」

女「ああ見えて案外機体の趣味も渋いんだよ。トータス系のATが大好きなの。でも一番好きな作品はポケ戦なんだって」

男「ふーん。あのおしとやかそうなお母さんがねぇ・・・(てかATのトータス系とかウェザリングって何・・・?)」

女「ちなみにあたしはGガン派だよ。子供向けとか言わないでよ?宇宙世紀のガンダムを別の視点から再構築した意欲作なんだから!」

男「へー・・・」

女「よくガンダムでやる必要がないって言われるけど、望みもしない争いに巻き込まれて戦いを強いられる主人公とか」

女「環境保護と人間のエゴの対比とか、代理戦争の手段が出来ても結局人間は争いを捨てれないところとか、過去のガンダムをリスペクトした要素もしっかりしてるんだよ」

女「今川監督の作品特有のインパクトのある作風もとっても魅力的だよ。特にシュバルツとマスターの最期は涙なしでは語れないよ!」

男(Gガンの話されても見てないからわかんねえよ・・・・・・)

女「ごめん・・・なんかあたしだけ勝手に盛り上がってたよね・・・こんな事話されてもつまらないよね・・・?」

男「いやいや!そんな事ないよ!」

女「ホント!? でね、Gガンダムはあの風変わりで何かと過度な作風から、宇宙世紀派にはよく叩かれがちなんだけど」

女「実は禿監督の弟子とも呼べる今川監督が作っててね。現に禿監督も他のシリーズに対しては殆どコメントしないのに」

女「Gガンだけは禿監督が唯一認めたアナザーガンダムって言われてるんだよ。それは他のアナザーガンダムにはGガンと違って・・・・・・」

男(やばい・・・このままではまったく意味のわからない話を数時間単位で聞かされそうだ・・・)

男「そ、それにしても!ガンプラの他にも戦艦や戦闘機とかのもいっぱいあるな!ここに並んでるのって、みんな女のお父さんとお母さんが作った奴?」

女「うーん、全部じゃないけど殆どあたしが作ったのかなぁ・・・?お父さん滅多に帰ってこないし、お母さんもたまにしか作らないし」

男「こんなに沢山?凄いなぁ・・・MGEx-sやデンドロビウムもあるし、PGのだって何機もあるじゃん」

女「その辺のは全部あたしの作ったのだよ」

男「やっぱり女ってすげぇ・・・お金とかどうしてんの?」

女「お父さんがくれるよ。年頃の娘は父親を嫌う物だからって、娘に好かれるようなことを常にしていないと色々心配なんだって」

男(なんか・・・お嬢様っぽい・・・)

女「あたしもね、最初はお父さんに色々教えてもらってたけどね」

女「でも今じゃすっかりあたしの方が上手くなっちゃったの。むしろあたしがお父さんに教えてるくらい」

男「お父さんと仲がいいんだな」

女「うん、たまにしか家に帰ってこないけどね」

女「ところで、さっき買ってたのって何?」

男「HGのシナンジュだよ。好きなんだこれ」

女(HGでもシナンジュって、どう考えても初心者向きじゃないよなあ・・)

女(袖のレリーフとかって大変だし・・・こんなの選ぶなんて、男君ってプラモ作りの基本は出来てるのかな?)

女「じゃあ男君の思う通りに作ってみて。それ見て後で色々教えるから」

男「女はその間どうすんの?」

女「家の手伝いしないと」

男「そっか、大変だな」

女「そんなことないよ。じゃあ工具貸すから勝手に使ってね。ここに色々置いてあるから」

男「おうよ!じゃあ俺作るわ」

男(ってこれ・・・一体どうやって使うんだろう・・・?)

男(てか、女・・・俺を自分の部屋に入れてくれなかったけど・・・やっぱ警戒されてるのかなあ?)

   台所

母「ねえ女ちゃん?さっきの子、男君って言ったっけ?中々カッコいい子じゃない」

女「そ、そう?」

母「女ちゃんが私の知らない間に大人になってたみたいで、お母さん嬉しいわ」

女「お、大人だなんてそんな・・・」

母「なんなら今夜の夕飯は赤飯にする?」

女「せ、赤飯ー!?///」

リア充死ね死ね言ってた女はどこに行ったんだよ…
なにあっさりリア充化してんだよ…

これはコミュ障じゃない
真のコミュ障は二人きりになって初めて真価を発揮するから
ソースは俺

母「ねぇ?どこまで行ったの?もうちゅーはした?」

女「ちゅ、ちゅー!?///」

母「あらあら、その調子だとまだ手すら握った事がないって感じね。若いっていいわねー、私の若い頃もそうだったわー」

女「だ、だって・・・」

母「そうそう女ちゃん、今日はパパが帰ってくるみたいだから、夕飯の支度は三人分お願いね」

女「え?あたし聞いてないけど?随分急だね」

母「何でも急に仕事が片付いたとかだって」

女「うん、わかったよ」

母「ふふふ・・・」

・・・・・・・・・・・・

女(ふぅ・・・これでご飯の用意は大丈夫)

女(さーて、男君のプラモの様子見てこよっと)ガラッ

女「男君、どこまで出来た?」

男「んー、半分くらいかな?」

女「ふーん、ちょっと見せて」

女「・・・・・・・・・・・・」

男「どうだい?上手い?」

女「なに・・・これ・・・・・・?」

男「何って、HGシナンジュだけど?」

女「ただパーツを素組しただけの機体・・・パーツのはめ込みが甘い・・・」

男「え?」

女「ゲートカットも甘い、胸のシールも歪んでいる・・・荒削りに作られたシナンジュが泣いているよ・・・」

男「も、もしかして、これじゃ何かまずいの?」

女「まずいなんて物じゃないよ!ガンプラに対する冒涜だよ!よくこれでガンプラをよく作るなんて自負してた物だね?」

男「え?ええー!?」

女「ここまで酷いとは思わなかったよ・・・男君には一から全部教えないと駄目かも・・・」

男「お、俺頑張るから・・・!だから女、教えてくれよ!」

・・・・・・・・・・・・

女「まずパーツを切り取る時には、あらかじめ外の枠を余分に切り取る。それでパーツに沿ってニッパーでカットする」

女「二度切りは基本ね。で、ニッパーで切ったゲートの跡があるでしょ?このモジャモジャね。それを紙ヤスリで削るの。この白い所」

男(女の顔が近い・・・///)

女「後で塗装したり、つや消しとかトップコートを吹いたりするから、パーツの洗浄は忘れないでね?僅かな埃でも出来栄えに関わるから」

男(こうやって間近で見ると、やっぱりかわいいよなぁ・・・)

女「次はボールド線に沿ってスミ入れね。これだけでも大分見栄えが良くなるよ」

男(肌も髪も綺麗だし・・・)

女「それが終わったらマーカーだよ。最近のガンプラは色分けされてるけど、それでも金型の都合とかで、設定画と一部違う色になってる事も沢山あるの」

男(やば・・・何かいい匂いがして来た・・・///)クンクン

女「そんな時には部分塗装だよ。よーく振って、マーカーの塗料を皿に出すの」

女「で、面相筆で塗るんだよ。はみ出さないようにマスキングテープを張るのを忘れないでね」

女「一応エアブラシで全塗装して、機体のイメージからガラリと変えるって方法もあるんだけど、初心者にエアブラシはちょっと辛いからねぇ・・・」

女「でもシナンジュの場合、袖とかのレリーフはマスキングテープじゃなくて、ゴールド塗装の後にエナメル塗料黒を吹いて」

女「エナメル溶剤を含ませた綿棒で、凸部分を拭きとるという手法を取る方のがいいかなあ・・・」

女「マスキングテープに比べ楽できるし、そっちのがオススメかな?」

男(女って本当にかわいいよなぁ・・・)

女「男君、聞いてるの?」

   なでなで

女「ちょっと!何?」バッ

男「あ、ごめん!かわいいから・・・つい・・・」

女「もう!本当にいい加減にしてよね!」

男「もしかして撫でられるの、嫌い・・・?」

女「馬鹿にされてるみたいで嫌。子供みたいに扱われるのは大嫌い」

男「そっか・・・」

女「お願いだから男君、もう二度としないでね?」

男「女・・・ごめんよ・・・」

女「てか、なんで女って呼ぶの?」

男「え?」

女「だってあたしは男君って君付けなのに、男君はあたしのこと女って呼び捨てじゃん」

男「え、もしかして嫌だった?」

女「同学年なのに、なんであたしだけが呼び捨てで呼ばれるの?」

女「こうしてプラモ作りだって教えてあげてるのに、何か子供に見られてるみたいでちょっと嫌かも」

男「ごめん・・・じゃあさん付けの方が良かった?それとも先生の方がいい?もし嫌なら今すぐ変えるよ?」

女「べ、別にそういう訳じゃないんだけど・・・今更変えるってのも何か変だし・・・」

男「じゃ、じゃあ俺の事、男って呼んでもいいよ・・・?」

女「え・・・」

男「俺はこれから、女さんって呼ぶから・・・」

女「そ、それは別にいいよ・・・」

男「そ、そっか・・・」

女「ね、ねえ・・・お、お・・・お・・・」

男「お?」

女「お、おとこ・・・?」

男「な、なんだ・・・!?」

女「えっと・・・その・・・///」

女(何言うか忘れちゃったよ・・・)

男「・・・・・・///」ジー

女「・・・・・・///」ジー

男「・・・・・・・・・・・・///」ジー

女「・・・・・・・・・・・・///」ジー

母「お楽しみ見たいねー」

男&女「!?」

母「あらあらー?お邪魔だったかしら?」

女「そ、そんなことないよ・・・!」

母「あらそう。ところで女ちゃん、もうそろそろ夕飯にしない?」

女「あああー!!気がつくともうこんな時間だったの!?プラモ作るのに夢中で忘れてた・・・お母さんごめんね・・・」

母「いいのよ別に。男君もお腹空いたでしょ?男君も一緒にどう?」

女「え?お父さんの分はどうするの?」

母「あら?パパは今日も帰ってこないわよ」

女「は?」

母「言わなかったっけ?」

女(しまったー!ハメられたー!)

男「じゃ、じゃあ・・・呼ばれます・・・」

母「どうぞー♪」

   食卓

男「い、いただきます!」

女(あからさまに緊張してる・・・)

母「そう硬くならないで、男君は自分の家だと思ってくれればいいの」

男(んな事言われても、好きな人の親と一緒に飯食うなんて、嫌でも緊張するって・・・!)

母「どう?おいしい?」

男「は、はい!おいしいです!いやぁ、女さんのお母さんってお料理がお上手なんですねー!」

母「ふふふ・・・お料理が上手だって。よかったわね、女ちゃん」

男「え?それって女が手伝った事ですか?」

母「違うわ、全部女ちゃんが作ったの」

男「え?」

母「お母さんねー、普段は仕事で忙しいからね。家事は殆ど女ちゃんがやってくれるの」

男「へぇ、女って家事も料理も出来るんだ・・・」

女「こんなの別に大した事ないよ?」

男「いやいや、十分大した事だよ。凄いなぁ・・・こんなおいしいご飯が作れるなんて。これならいつでもお嫁に行けるな・・・きっといいお嫁さんになれるよ」

女「・・・///」

母「ふふふ・・・良かったわねー女ちゃん。男君、女ちゃんをお嫁さんにしたいって」

男「い、いや!そ、それは・・・///」

女「そ、そんな訳ないでしょ!?///」

母「2人とも初々しいわねー。羨ましいわ」

男「・・・///」

女「・・・///」

母「でも女ちゃんも、もっと積極的にならないと駄目よ?男君、見た目によらず結構奥手みたいだから」

女「せ、積極的にだなんて・・・」

母「ねぇ、告白したのはどっちからなの?」

男「そ、それは・・・」

           .-´    ``ヽ  
          /  ヽー     `ヽ
         / ノ    (O )ノ ̄ ̄`ヽ、―ニ  
        / (●) __)⌒/ ´`ヽ _  三,:三ー三,:
        | ::⌒(__ノ/  ノヽ--/ ̄ ,    `   ` ̄ ̄ ̄
       。ヽ 。   )(  }.  ...|  /!    
          ヽo (__ン  }、ー‐し'ゝL _  
         人  ー   jr--‐‐'´}    ;ーー------
        /        ヾ---‐'ーr‐'"==

                    |

女「お、男の・・・方から・・・」

母「やっぱりそうなのね。で、男君は女ちゃんのどこを好きになったの?」

男「えっと・・・それはですねぇ・・・」

男「初めて会った時から、ずっと女の事が気になってて・・・・・・」

母「うんうん」

男「勇気を出して思い切って告白してみたら、いいよって女が言ってくれて、その時はとっても嬉しくって・・・」

男「いざ付き合って話してみると趣味とかも意外に結構合って、女のいい所もいっぱい知れて、女がとてもいい子だって事もわかってきて・・・」

男「気がつくと、初めてあった時よりもずっと・・・ずっと・・・・・・」

母「好きになっていたのね?」

男「・・・・・・はい」

母「男君は見る目がいいわね。親の私が言うのもなんだけど。女ちゃん程のいい子は中々いないわよ?」

女「お、お母さん・・・!///」

母「でも、女ちゃんも幸せ者ねー。こんないい男の子に好かれて」

女「・・・///」

母「男君なら女ちゃんの事、ずっと大切にしてくれそうね」

男「・・・///」

母「私ね、女ちゃんが引っ込み思案だから色々心配してたのよ」

母「女ちゃん一人っ子だし。それに私達が仕事でよく外に出がちなせいで、人付き合いの苦手な子に育ててしまったし」

母「それに女ちゃん、部屋にも引きこもりがちだし、学校に行くのも何だか辛そうだったし)

母「もし友達が出来なくて、学校で一人ぼっちだったらどうしようってずっと心配だったの」

女「そ、それは・・・」

母「でも男君がいれば安心ね。男君、女ちゃんと仲良くしてあげてね?」

男「は、はい!」

母「大切にしてあげてね」

男「はい!」

女「・・・///」

母「男君、良かったら今日泊まってく?」

男「え?でも・・・迷惑ですし・・・」

母「いいのよ別に。女ちゃんも男君に泊まって欲しいわよね?」

女「べ、別にそんなこと・・・」

母「あらあら、素直じゃないわねー?」

女「だ、だって・・・」

母「男君、私結構寛大だから、ちょっとくらい女ちゃんに変な事しても大丈夫よ?」

女「ちょ、ちょっと!お母さん!///」

男「そ、そんな変な事だなんて・・・///」

母「あらー?もしかして男君って草食系なの?そういえばパパも昔はかなり奥手だったわねぇ」

男「で、でも明日は学校もあるので・・・俺、もう帰ります」

母「あらそう?寂しいわねー」

男「じゃあ俺、これで・・・女、じゃあね」

女「う、うん・・・」

男「あ、そうだ・・・!女?」

女「なに?」

男「また来ていいかな?」

女「え?」

男「またプラモ教えてよ」

女「うん・・・いいよ」



一ヶ月後

女(男のお陰で、少しだけ学校に通うのが楽しくなってきた・・・)

男「おーい女ー、一緒に昼飯食べようよ?」

女「うん、いいよ」

男「いやぁ、それにしても女の作る弁当は本当においしいよな」

女「そう?嬉しい」

男「ホント毎日悪いな」

女「いいんだよ。1人分作るのも2人分作るのも大して変わらないし。それに男ってあたしがお弁当作らないとカップ麺しか食べないじゃん」

男「貧乏学生だから余裕がないんだよ」

女「だからって、カップ麺ばかりじゃ栄養が偏って背が伸びないよ?男って他の男子に比べると、若干背が低めだし」

男「お、お前・・・俺の背が低いって・・・女の方こそいつもちゃんと食べてる割にお子様体系じゃん」

女「うるさい!身長の事は言うなぁ!」

男「女の方から振ってきたんだろ!?」

女「ぐぬぬ・・・」

男「なあ女、今日も家行っていい?またプラモ教えてよ」

女「いいよ」

男「じゃあ帰り道に、またあのプラモ屋寄ってく?」

女「何か欲しい機体でもあるの?」

男「いや、正直今月小遣いがピンチだからさ。AGEのプラモがどれだけ売れ残ってるか見て楽しむ」

女「何それwひねくれた楽しみ方だよwww」

男「いいんだよ!それならタダだし!」

女「やめなってw店長に失礼だよw小売店も日野さんのせいでも強いられているんだからwww少しはAGEのも買ってあげなよw」

男「えー、でもAGEの機体って全体的にダサいしー」

女「あはは、確かにw」

男「あ・・・でも、もうすぐテストだったわ・・・」

女「え、テスト?」

男「だから女と遊んでいる場合じゃないんだよなあ・・・家に帰ってテスト勉強しないと。前回のは結構点がヤバかったんだよなあ・・・」

女「テストなんて普通に授業を聞いててノート取ってれば、別に家で勉強しなくても8、9割くらい取れるでしょ?」

男「普通無理だよ!特に俺には絶対無理!」

女「そんなことないでしょ?大体テストなんて早く帰れるから楽だし、そんなに難しい物でもないじゃん」

男「俺は女みたいに頭が良くないんだよ!俺みたいなお馬鹿はな、いっぱいいっぱい勉強しないといい点が取れないの!つーかそれでも8、9割は無理!」

女「え、そうなの?」

男「はぁ・・・女とまた一緒にプラモ作りたかったなぁ・・・でも俺にはテスト勉強が・・・」

女「勉強教えてあげようか?」

男「え?」

女「あたしが教えてあげるよ」

男「いいの?」

女「だって男が家で1人で勉強しても、いい点取れないんでしょ?」

男「う、うるせー!」

女「じゃあ、放課後またあたしのおうちでいい?」

男「おうよ!」



放課後

ギャル「なあ男、今日暇?良かったら久々にカラオケでも行かね?」

男「悪いなギャル、テスト前だから勉強しないと」

ギャル「勉強なんて別にいいだろ?行こうぜ?」

男「ごめん、今日は女に勉強教えてもらうって約束してるんだ」

ギャル「え?女って、あの根暗の女だよな?」

男「そんな事言うなよな、確かに女って少し引っ込み思案気味だけどさ。根は素直でとってもいい子だよ」

ギャル「そ、そうか・・・まあ女って、頭だけはいいもんな・・・・・・!」

男「そうでもないさ。ガリ勉かと思いきや、話してみると結構面白い奴なんだぜ?」

男「つーことでじゃあな!ギャルも馬鹿なんだからたまには勉強しろよな!」

ギャル「うっせーな!よけいなお世話だよ!」

男「はははw悪い悪いwww」



ギャル「まったく・・・あいつと来たら・・・」

ギャル「はぁ・・・」

男「ごめん、待った?」

女「ううん、今掃除が終わった所」

男「じゃあ行くか」

女「今日はテスト勉強するんだから、遊んじゃ駄目だよ?」

男「はいはい、わあってるわあってる」

ギャル「・・・・・・・・・・・・」

   女部屋

男(そういえば何度も家に来てる割に、女の部屋に入ったのは初めてだったな)

男(プラモ教えてもらう時は、いつもお父さんの部屋で作業してたし)

男(女の子の匂いがする・・・)クンクン

女「あたし、茶とお菓子用意してくるね。甘い物は脳を活性化させるんだよ」

男「おう、じゃあ頼むわ」

男(それにしても、女って趣味が渋い割りに・・・結構部屋は女の子してるなあ・・・)

男(ベットの上にかわいいクマのぬいぐるみが置いてあるけど、毎晩これを抱いて寝てるのかな?)

男(やっぱり子供っぽくてかわいいよなあ・・・女にそう言うとまた怒こられそうだけど)

女「おまたせ。粗茶ですがどうぞー、えへへ・・・♪」

男「ありがとう、いただくよ」

・・・・・・・・・・・・

女「ここはXとYの共通因数で括ると、ここがこうなるからね。これで答えが出てくるの」

男「なるほどなー」

女「でね、ここで王様がメロスと友達になりたいって言ったのはね、メロスが泣いていたからなの」

女「Sayaka is very Foolish!りぴーとあふたーみー」

男「Sayaka is very Foolish!」

女「じゃあ今日はもうこの辺にしておこうか?」

男「そうだな、疲れたし」

男「それにしても、やっぱり女の教え方ってわかり易いわ」

女「そう?」

男「だって馬鹿の俺でもちゃんと理解出来るしさ、先生より教え方が上手いんじゃね?」

女「もう、おだてても何も出さないよ?」

男「女って本当になんでも出来るんだね、完璧超人みたい」

女「そんなことないよ、あたしなんか全然駄目だよ・・・」

女「あたし運動音痴だし、根暗なオタクだし、コミュ障だし・・・ぼっちだし・・・・・・」

男「そっか?でも現にこうして俺と仲良くしてるじゃん」

女「でも・・・男の他に話せる人っていないし・・・オマケに幼児体系だし・・・・・・」

男「俺はちっちゃい女が好きだよ?かわいいと思うし」

女「ちっちゃい言うなぁ・・・」

男「でもさ、女って愛想良くしてたらもっとかわいいよね」

女「そ、そんな事ないよ!///」

男「他の奴等の前でも、普段からそうしてりゃいいのに」

女「で、でも・・・」

男「多分さ、女が皆から距離おかれてるのは、暗いとか趣味とか見た目じゃなくて、単に女がちょっと人見知りなだけだよ」

男「だから皆の前でも、俺と一緒の時みたいにすればきっと大丈夫」

男「女はさ、本当は優しくて明るい子で、かわいいし頭もいいんだから、 その気になればきっと友達なんてすぐに作れるよ」

女「そう・・・かな・・・?」

男「俺と話してる時みたいに明るくしてりゃ大丈夫だよ」

女「でも・・・男は私なんかの事でも好きになってくれるけど他の人は・・・」

男「女だったら大丈夫。だからちょっと勇気を出して、女の方から誰かに愛想良く話かければ絶対に大丈夫だよ!」

女「うん・・・がんばる・・・」


・・・・・・・・・・・・


男「じゃあもう遅いし帰るよ。女、今日は勉強教えてくれてありがとう。お陰でいい点が取れそうだよ」

女「うん、がんばるんだよ?」

男「これでもし赤点だったら女を恨むよ?」

女「あはは。責任重大だなぁ」

男「大丈夫大丈夫、女が教えてくれたんだから間違いない!」

女「じゃあ、また学校でね」

男「おうよ!」

母「あら?男君こんばんわ。今から帰る所?今日も家に遊びにきてたの?」

男「あ、女のお母さんこんばんわ。俺、今から帰ろうと・・・」

母「女のお母さんだなんて、そんな他人行儀な呼び方はやめて。男君は、私を実の母だと思ってくれればいいの」

男「そ、それはちょっと・・・ところでお母さん、もしかして今仕事から帰ってきた所ですか?」

母「ええ、そうなの。最近忙しくって疲れちゃうわ」

男「だったら俺、邪魔でしたよね? 早く帰ってゆっくり休んでくださいね」

母「ふふふ・・・そんなことないわよ。あ、そうそう。男君?」

男「はい?」

母「女ちゃんね、最近学校に行く時とても楽しそうにしてるの。これもみんな男君のお陰ね」

男「そ、そんな事は・・・」

母「謙虚ねえ・・・そういう子私好きよ?これなら安心して女ちゃんを任せられるわね」

男「俺、大した事は何もやってないですよ・・・///」

母「男君、本当にありがとう」

幸せになってほしい(キリッ
とか言ってるキチガイ共はなんなの?
気持ち悪いんだよカスが死ね

翌日

友「なあ?最近女ちゃん可愛くなったよな?前はあんなだったのに」

男「お前、前は女のこと無愛想で暗いから、かわいいとか無いわとか言ってなかったっけ?」

友「ん?そうだっけ?でもやっぱりあれかな?恋は女を綺麗にするって奴?」

男「恋だなんて、そんな・・・」

友「そういやさ。お前最近、女ちゃんと仲良いよな?付き合ってんの?」

男「そ、それは・・・えっとだなぁ・・・」

友「好きなのか?」

男「・・・・・・そうだよ」

友「マジかよw女ちゃんが好きとかwお前ロリコンかよ?www」

男「うっせぇな!俺はロリが好きなんじゃなくて、好きになった子がロリなんだよ!」

男「それに可愛くていい子だし、アニメとか大好きで頭もいいし、意外と結構女って面白い奴なんだぜ?」

友「ふーん。それにしても、女ちゃんも随分明るくなったよな。前に比べるとよく笑うようになったし」

男「でも女が学校で、俺以外の奴と話してる所って見た事がないんだ。他に友達がいないのかな?」

友「やっぱり心配なの?」

男「そりゃあ・・・なあ・・・」

友「女ちゃんもアニメとか好きなんだっけ?だったらあいつと気が合うかも」

男「あいつ?」

友「ギャル友だよ。何でも今フェイトだかって奴にハマってるんだってさ」

男「ギャル友がフェイトねぇ・・・意外だなあ・・・」

友「友達に一緒に話せる奴がいないってボヤいていたけどな」

男「そっか、それならギャル友だったら女と友達になってくれるかもしれないな・・・」


昼休み

男「悪い!女、今日一緒に昼飯食べられない!」

女「え?なんで?」

男「実は委員会の仕事があって呼び出されてさ、昼休みに行かないといけないんだ!だから飯は他の奴と食ってくれ!」

女「そうなんだ・・・じゃあ仕方ないよね・・・」

男(女ごめん!これも女の為なんだ!)

女(どうしよう・・・またトイレでご飯食べるしかないのかなぁ・・・)

男「いい機会だから、たまには俺以外の奴と飯食ったら?」

女「え・・・?」

男「多分ギャル友なら、女と気が合うと思うよ?」

女「で、でも・・・」

男「昨日俺が言ったこと、忘れた?」

女「!?」

女「うん・・・・・・がんばる・・・!」

・・・・・・・・・・・・

女「あのね、ギャル友さん?」

ギャル友「どうしたの女?」

女「あ、あのね・・・もしよかったらね・・・えっと・・・・・・」

ギャル「女が私に話ししてくるとか珍しいじゃない?何か用?」

女「お、お昼ご飯・・・一緒に食べても・・・いいかな…?」

ギャル友「私は別に構わないけど?」

女「そ、そう・・・よかった・・・」

すまん
>>561のギャルはギャル友な


ギャル「は?なんで私が女なんかと一緒に飯食わねえといけねえんだよ!?」

女「ひ・・・!」

ギャル友「ギャル、やめなって。女が怖がってるよ?」

女(ギャル友さんはまだいいんだけど、いつも一緒にいるギャルさんってとっても怖いんだよなぁ・・・)

ギャル「だけどさ、コイツつまんねえもん」

ギャル友「いいじゃない別に。女、一緒に食べようよ?」

女「あ・・・でも、ギャルさんが嫌なら・・・」

男(こりゃちょっとマズいな。少し助け舟を出してやろう)

男「なあ、お前等?」

ギャル「どうしたんだよ男?」

ギャル友「何か用?」

男「そういえばギャル友、お前フェイトが好きなんだって?」

ギャル友「は?いきなり何言ってるの・・・!?」

男「女はフェイト好き?」

女「え・・・?どっちかって言うと雷刃の襲撃者の方が・・・」

ギャル友「ああー!そっちじゃなくて!ゼロとかステイナイトの方だって!」

女「あ、そっちのフェイトも好きだよ!」

ギャル友「誰派?」

女「え、うーん・・・ケイネス先生かな・・・?」

ギャル友「・・・・・・・・・・・」

女(し、しまった・・・!無難にウェイバーちゃんやライダーさん辺りにしておけばよかった・・・!引いてるよ絶対・・・!)

ギャル友「あんたとは気が合いそうね」

女「え・・・?」

ギャル(こいつら一体何語で話してるんだよ・・・?)

男(よし、これでとりあえず安心だな)

男(あとは頑張れよ、女・・・)

   数日後

友「なあ、テストが終る日にでも久々にみんなでどっか遊びにかね?」

ギャル「いいねえ!男も勿論行くよな?」

男「悪い、俺その日テストが終わったら予定があるんだ」

ギャル友「女とデート?」

男「ち、違えよ!ちょっと2人で一緒に遊びに行くだけだよ!」

ギャル友「いや、それどう考えてもデートだから」

友「いいよなぁ・・・デートする相手がいるなんて・・・」

ギャル(え・・・なにそれ・・・?)

ギャル友「まあ最近2人仲いいもんね」

ギャル(え・・・?男と女が仲いいとか、私知らないんだけど・・・)

友「この色男!俺、男がいないと寂しいぞ!」

男「やめい!気持ち悪い!」

友「うわー!拒否られたー!」

ギャル(女と男って・・・そういう関係だったの・・・?)

・・・・・・・・・・・・

ギャル友「やっぱり女って頭がいいんだねえ・・・」

女「えー、別にそんな事ないよー」

ギャル友「だってあんたの教え方ってとっても上手だしさー、ホント先生より上手いんじゃないの?」

女「あはは、この前男にも同じ事を言われたよ」

ギャル友「そういえば、あんた男君と仲いいよね。よく家にも呼んでるみたいだし、付き合ってるの?」

女「そ、それは・・・」

ギャル友「もうエッチとかした?」

女「え、えっちー!?/// そそそ、そんなの、する訳ないじゃん!!」

ギャル友「じゃあキスは?」

女「し、しなてないよ!そんなこと!///」

ギャル友「あ、そう。残念」

女「べ、別にただ、勉強を教えてるだけなんだからね!」

ギャル友「じゃあ思春期男子をわざわざ自分の部屋に呼んでも、男君って一緒に勉強するだけで帰って行くのね?」

女「うん、そうだけど・・・」

ギャル友「男君って意外に草食系なのかもね」

ギャル「よう、ギャル友!何してるんだよ?」

ギャル(って、女も一緒かよ・・・)

ギャル友「見ての通りテスト勉強。兼ガールズトーク。男と女がどこまで仲良くなってたか聞いてたの」

ギャル(男と女が仲良く・・・)

ギャル友「でもね、精々家に呼んで勉強を教える程度なんだって」

ギャル(家に呼んでるってことは・・・もしかすると変な事だってしてる可能性も・・・)

女「ちょ、ちょっとギャル友さん!」

ギャル友「ギャルも一緒に勉強してく?確か前回のテストも赤点ギリギリだったんでしょ?」

ギャル「そりゃそうだけどさ・・・」

ギャル友「結構女って勉強教えるのが上手なんだよ?女に教われば、多分あんたでも平均以上は取れるくらい上手」

ギャル「わりぃ、私パス」

ギャル友「赤点取るよ?」

ギャル「るせーな!余計なお世話だよ!」ダッ

女「あ・・・ギャルさん・・・行っちゃった・・・」

ギャル(女なんかに教わるなんて、そんな惨めな真似出来るかよ・・・)

ギャル(便所で飯食ってる根暗オタクの発育障害の癖に・・・)

ギャル(このままじゃ、あんな奴に男が・・・・・・)

放課後

男「どうしたギャル、急に呼び出して」

ギャル「なあ男、お前最近付き合い悪くね?」

男「悪いな。前のテストがかなり酷かったからさ、沢山勉強して今度ので巻き返さないとヤバいんだよ」

ギャル「そっか・・・それなら仕方ないよな・・・」

男「だからさ、今日もこれから勉強しないといけないんだ」

ギャル「も、もしかしてまた女の家に行って、勉強を教えて貰うのか?」

男「そうだけど?」

ギャル「で、でも、女の家に行っても、ただ勉強するだけなんだよな?変な事とか何もしてないんだよな!?」

男「そ、そうだよ・・・」

ギャル「じゃ、じゃあさ、別に男が望んで一緒にいるわけじゃないんだよな!?」

ギャル「ほら!あいつ教え方が上手いらしいしさ!本当は男が女と一緒に勉強するのだって、嫌々してるんだろ!?」

男「いや、確かに女って教えるのが凄く上手だけどさ。別に嫌々教わってる訳じゃないぞ」

ギャル「・・・・・・」

男「用がないなら帰るぞ?」

ギャル「あ、待って・・・」

男「どうした?」

ギャル「あ、あのさ・・・」

男「かしこまってどうしたんだよ?」

ギャル「お、男ってさ・・・恋愛とか興味、ある・・・?」

男「ま、まあ・・・人並みには・・・」

ギャル「そ、そう・・・じゃ、じゃあさ・・・」

ギャル「わ、私と・・・付き合わない・・・?」

男「・・・・・・・・・・・・」

ギャル「・・・・・・・・・・・・」

男「俺、好きな人がいるから・・・・・・」

男「だから、ギャルが俺に告白してくれたのは嬉しいんだけど・・・ごめん・・・・・・」

ギャル「・・・・・・」

男「・・・・・・」

ギャル「・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・」

ギャル「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

男「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ギャル「っぷwww」

男「?」

ギャル「あはははははははwwwwwwww」

男「え?何だよ?どうしたんだよ?」

ギャル「冗談だよw冗談w本気にすんなよな!」

男「なんだ冗談かよ!?wwwそういう笑えない冗談はやめてくれよなwww」

ギャル「ぎゃはははwww信じた?信じた?www」

男「一瞬本気で信じたよ!www」

ギャル「あははははwwwわりぃわりぃwww」

男「ビックリさせんなよな!wwwじゃあ俺、女待たせてるからもう行くわ」

ギャル「あ・・・」

ギャル「行っちゃったよ・・・」

ギャル(好きな人って、やっぱり女の事なのかな・・・)



数日後

キーンコーン

男「いやぁ・・・やっとテストから開放されたー!」

友「で、手応えは?」

男「女の指導のお陰でもうバッチリ!」

ギャル友「私も」

友「俺なんか全然だぜ?俺も今度女ちゃんに教えてもらおうかな・・・」

ギャル「私も全然わからなかった・・・」

友「やっぱり愛の力は偉大だよなぁ・・・俺も女ちゃんみたいな彼女が欲しいぜ・・・」

ギャル(愛の力ってなんだよ・・・)

男「言っとくが、お前には女をやらんぞ?」

友「いやいや、貰う気ないから大丈夫だって。そういやお前、これから女ちゃんとデートなんだろ?いいよなあ・・・」

男「で、デートだなんて!そんな大した物じゃねーって!一緒に買い物するだけなんだから!」

ギャル友「はいはい、デートデート」

ギャル「・・・・・・」イライラ

友「ところでさ、やっぱり明日か明後日辺りにでもいつものメンバーでカラオケでも行かね?」

ギャル友「そうね、テストで疲れたから久々にハメを外したいかも」

友「なあ、女ちゃんも誘わね?」

ギャル(は?)

男「え?いいの?」

友「何言ってるんだよ、親友の彼女だろ?俺にもちゃんと紹介してくれよ?」

男「でも女がいいって言ってくれるかなぁ・・・あいつ結構引っ込み思案だし」

ギャル友「私の方からも誘ってみるよ」

ギャル(冗談じゃない!)

男「そっか、悪いな。一緒に行く奴が友やギャル友なら、人見知りする女でも大丈夫だろ」

友「そういやギャル。さっきから黙ってるけど、お前は行かないのか?」

ギャル「行かねーよ!つーか行きたくもねえ!!」ダッ

男「おーいギャルーって、行っちまったよ・・・」

ギャル友「ギャル、最近たまに変なのよね。放っとこ」

・・・・・・・・・・・・

ギャル(何だよ!何だよ!?何が悲しくって男とその彼女と一緒に、私がカラオケに行かないといけないんだよ!?)

ギャル(友もギャル友もだ!なんで女を誘おうなんて言うんだよ!?)

ギャル(なんで皆して女の事ばかり!一体あんな奴のどこがいいんだよ!?)

ギャル(くそぅ!くそぅ!)

数ヶ月後

女「あたしって魅力ないのかなぁ・・・」

ギャル友「急にどうしたの?」

女「男とあたしが付き合い始めてから結構立つのにね、未だに恋人らしいことって何もされてないの・・・」

ギャル友「じゃあキスすらもまだなの?」

女「うん・・・この前だってデートした後、男があたしのうちに来たんだけどね」

女「一緒にアニメ見てゲームして、そしたらもう遅いからって帰っちゃったの」

女「あたしの家族がみんな留守で、あたしと家でずっと二人きりだったのに・・・・・・」

ギャル友「何それ・・・草食系とか奥手ってレベルじゃないでしょ・・・」

ギャル友「その様子じゃ、手すら握られているのかどうかも怪しいもんね」

女「前にね、一度だけ頭を撫でられてたことがあるの。でもそれ以来何もされていないんだ・・・」

ギャル友「まさかあんた、なんか変なこと言ってない?『汚い手で私に触らないで!』とかさ」

女「そんな酷い事言わないよぉ・・・」

ギャル友「じゃあ他に何か心当たりある?」

女「撫でられた時に、子供っぽくて嫌だから二度としないでって言ったことくらいかな?」

ギャル友「あーあ、間違いなくそれだわ」

女「え?それってそんなにいけなかったの?」

ギャル友「男君ってああ見えて案外ヘタレっぽいし、好きな子に一度そういう事言われたらずっと気にしていそうだし」

ギャル友「多分、女から嫌われたくないんだよ」

女「だ、だって、子供見たいに扱われるのって嫌いなんだもん。バカにされてる見たいだし・・・」

ギャル友「それってあんたをバカにしてるんじゃなくて、あんたが好きだからやってたんじゃないの?」

女「え?そうなの?」

ギャル友「当たり前でしょ!?」

女「じゃあ男の子って、好きな女の子の頭は撫でたくなる物なの?」

ギャル友「そりゃそうだよ。そんだけ女の事が好きなんだよ」

女「で、でも・・・あたしなんかいいとこなんて全然ないし・・・」

ギャル友「いや、全然そんなことないから」

ギャル友「てか、あんたがそんな態度だと、多分男君の方が本当に好かれているのか不安になってる筈だよ?」

女「で、でも・・・あたしなんかじゃ・・・」

ギャル友「ああー!もうじれったい!」

ギャル友「あんたの方から何かしてあげないと、多分ずっとそのままだよ?」

女「だ、だけど・・・そういうのって・・・男の子の方からするものじゃ・・・・・・」

ギャル友「じゃああんたはそれでいいの?今まで通りで?男君ともっと仲良くなりたくないの?男君の事が好きなんでしょ?」

女「そ、それは・・・確かにそうなんだけど・・・」

女「あたしなんかが男となんて・・・やっぱり釣り合わないんじゃないかなって・・・」

女「あたし・・・身体だって小さいし・・・性格だってあれだし・・・」

ギャル友「いやいや、女の私から見てもあんたって十分かわいいと思うし」

女「ほ、ホント?」

ギャル友「だからもっと自分に自信を持ちなよ」

ギャル友「とりあえず、ちゃんと男君に好きだってこと言ったの?」

女「言ってない・・・」

ギャル友「やっぱり・・・あんた達本当に付き合ってるんだよね?」

女「うん・・・一応・・・」

ギャル友「ならちゃんと、好きなら好きだってハッキリ言わないと駄目だよ?」

女「うん・・・」

ギャル友「女なら大丈夫だって!だから自信持って!」


尺がまだかなり残ってるので、一旦キリの良い所で区切らせて貰います。
今まで応援、及び保守をしてくれた人はありがとうございます。
また、同じスレタイでスレを立て直して続きを投下します。
多分投下は夕方頃になると思います。

このスレは落としてください。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年12月07日 (土) 11:09:06   ID: QLTsvh0Y

とてもいいお話ですね。感動しました(T-T)

2 :  SS好きの774さん   2014年10月03日 (金) 20:53:21   ID: 606DHL7V

ちなみに言ってやるとターンXはWじゃないからな

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