P「あー腹減った」 (132)

P「げ?」

P「もう3時かよ…」

P「明日も休みだからってこんな時間まで。アホか俺」

P「あー腹減った」

P「寝よ寝よ」

P「……」

P「……」

P「あーーっ!寝れねえぇぇぇ!」

P「スマホ見てたから副交感神経がぁぁぁあ」

P「いやそれより腹減ったことの方が強い」

P「睡眠欲より食欲のが勝ってる…」

P「コンビニ行くか?」

P「いやまて性欲に身を任せて体を疲れさせよう」

P「誰がいいかな…っと」

P「……」

P「…ふふっ」

P「ああっ」

P「おおっと…」

P「……」

P「あ……」

P「ああっああっ」

P「うわあああああああ」

P「はあっはあっ…」

P「……」

P「…っし、寝るか…」

P「……」

P「……ダメだ」

P「余計お腹空いたよぉぉぉお」

P「もういい、何か食う」

P「腹一杯食うでワイ」

P「豚丼がいいな…ただの豚丼ではない」

P「からマヨ豚丼が食べたい」

P「ピリリとした辛さのタレに柔らかい豚肉。そしてマヨネーズ」

P「スプーンでもりもり食べたい」

P「いや、海鮮丼も食べたい」

P「ウニを贅沢に使ってイクラものせて、柔らかい中トロとプリプリの甘エビ」

P「ワサビを刻み海苔を軽くのせ甘い醤油を全体にたらっと…」

P「ラーメンという手もあるな」

P「豚骨の濃いのをがっつりこってりいきたい」

P「ちぢれ麺にアツアツのスープ。トロトロのチャーシューに半熟卵」

P「もちろんメンマとノリも外せない」

P「ズルズル食ってスープ飲み干したい…」

P「あ~迷うなぁ!」

P「考えただけでお腹鳴ってきた」

P「家にはコーンフレークがあるけど牛乳がない」

P「牛乳がない」

P「あんな砂利みたいなのをもさもさ食う気にはならん」

P「かと言って店で開いてるとこと言えばすき家くらいだよなぁ…」

P「マクドナルド(笑)」

P「マクドナルドはいいや…」

P「すき家の豚生姜焼き定食に唐揚げつけると丁度ワンコインなんだっけ?」

P「曖昧だから覚えてないけど…」

P「よーしそれじゃあ、すき家行きますか!!」

P「あそうだ」

P「どうせなら音無さんも誘ってみようかな?」

P「こんな素敵タイムわくわくタイムを独り占めするのはよくないよな」

P「なんか小学生の頃こっそり夜中まで起きてた日のこと思い出して楽しくなってきた」

P「どうせ明日休みだしな!」

P 「誘おう!」

P「……」

P「……」

P「ま、こんな時間じゃ起きてるわけないか」

P「普通に考えて迷惑だろうよ」

P「でも起きてたら誘いたいから見ちゃおー…ツイッター…」

P「音無さんの最後の呟きは…」

P「くっそ2時間前かーっ!!」

P「1時に寝るて!!」

P「明日休みなのに!!」

P「家の前にすき家の牛丼置いてテロってやるからな…覚悟しとけよ…」

P 「アイドルたちはツイッターなんてやってねーぞ…」

P「第一子どもだから寝てるよなきっと…」

P「無理矢理起こしても怒らなそーな奴」

P 「…って誰だ?」

P「そうだ!美希だ!」

P「美希はよく昼寝するから夜中起きてる可能性がある!」

P「美味しいご飯をお腹空かせたこの時間に食べられると聞けばすっ飛んでくるだろう」

P「美希だけじゃない」

P「響もまだ起きてるぞきっと!」

P「沖縄人だから時差で慣れてないだろ多分知らんけど」

P「そうと決まれば車で迎えに行こう!」

--響の部屋


響「くーすやすや」

響「くーすやすや」

響「ふひひ、もう食べられないぞ…すやすや…」

P「響ーーー!!俺だぁぁぁあ開けてえぇえぇ!!!」ドンドンドンドン!

P「開けてよぉおおぉおぉ!!!」ドンドンドンドン!!

イヌ美「きゃいんきゃいん!」

他の動物「シャー!!グァァァ!!」

響「うがっ!?なんだなんだ?」

P「開けてってばぁぁぁぁぁぁあ!!!!」ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

響「ひっ!!だ、誰…?」

イヌ美「グルルルル…」

P「開けてえぇぇぇぇえええ!!!」ドンドンドンドンドンドンドンドン!!!

響「い、イヌ美さがって!!」

響「強盗かもしれないぞ…どうしよう…!」

響「やだっ…やだよぅ…」

響「そ、そうだ警察にっ…119番っあ、あれ?何番だっけ…?」

P「開けてよぉおおぉおぉ!!!」ガンガンガンガンガン!!!!!

響「ひいぃぃっ」

響「は、早く携帯を…っ うぅプロデューサー…助けて…」

響「携帯!あった!…あっプロデューサーから着信が着てる!!」

響「えっ…?『今から家に行っていい?構わん?』って…」

P「響ぃぃぃぃ!!!寝てるのぉおおおお!!!?」ガンガンガンガンガン!!!

響「……」

イヌ美「くぅ~~ん…」

響「……」ガチャッ

P「おお、響。今からすき家行かね?」

響「……ぞ…」

P「え、何?聞こえない」

響「怖かったぞ!!!アホプロデューサァァァァァ!!!」ボコォ!!

P「ふひぃっィんぬッッッぐほぁ!!」ドシャァ…

響「はぁ…はぁ…なんなんだ一体…」



--車内


P「悪かったって」

響「奢りだからな!」

P「当然だ。その気が無ければ誘ったりなんかしないさ」

響「む…」

P「さぁ美希ん家着くからさ、機嫌直してくれよ。なっ?」

響「む~…」

響「男ってお腹が空いたらみんなこうなるのか?」

響「わけがわからないぞ…」



--美希の家


響「…プロデューサー、何してんの?」

P「花火の準備だけど…」

響「え…」

P「窓に向けて打てば気付いてもらえると思って…」

P「小石を窓にコツン、みたいなのあるだろ?」

P「それと一緒さ」

響「全然一緒じゃないぞ!!!」

響「それじゃ放火!!
P「オッケー!!発射!!」

ヒュンヒュンヒュンヒュン

ドパドドドド!!!!

P「美希ぃぃぃぃィィ!!!!窓開けてぇぇぇぇ」ドドドド!!!

響「うわぁぁうゎあ熱ッッ」

P「開けてよぉおおぉおぉ!!!」ヒュンヒュンヒュンヒュンドドドドドドドド!!!

響「逃げたいぞ…」

P「美希ってばぁぁぁぁぁあ!!!!」ドンドンドンドン!!ドドドド!!ヒュンヒュン

P「あ、部屋の電気ついた」

美希「ァァァァァ!!うるさいの!!!誰!?」

P「よ」

美希「ハニー!!」

P「すき家行かん?腹減ってさ」

美希「すぐ準備するの!」

美希「ちょっと待ってて!なの!」

P「ほらな」

P「これが普通の反応なんだよ」

響「普通ってなんだっけ…」

美希「お待たせしましたなの」

P「よーし、それじゃ行くか!」

P「奢りだからな~!好きなもん食えよ~」

響&美希「「は~い!!」」



--すき家


P「一応言っとくと、その券売機で食券を買って、半券を店員さんに渡すんだ」

響「吉野家だと店員さんに直接言うんだっけ?」

P「そうそう」

美希「なか卯は?」

P「なか卯は知らん。行ったことない」

P「でもなか卯って親子丼の店じゃなかったけ?」

響「そうなのか?自分も行ったことないからわからないぞ」

美希「あ、そういえば松屋も牛丼屋さんなの!行ったことはないけど…」

P「この辺すき家か吉野家しかないもんな」

P「まぁ食券も店によって違うんだけど」

P「京都の烏丸御池に国際マンガミュージアムがあるのは知ってるな?」

美希「番組で一度行ったことがあるの」

P「うむ。あそこの迎えにあるすき家は券売機はなかった」

響「館にあるカフェでお昼ご飯食べたけど、プロデューサーはすき家に行ってたんだな」

P「だが同じ京都の河原町、もっと言うと新京極ってとこがあるんだけど」

響「あ、知ってるぞ。商店街みたいなとこ?」

P「そうそう」

P「そこにあるすき家は券売機があった。京都駅前のイオンのすき家もな」

P「あとは大阪の大東ってとこにあったすき家も券売機があったな…」

美希「へぇー色んなところのすき家に行ってるんだね」

P「…なんか悲しくなってくるな…」

P「もしかすると吉野家も、券売機のあるお店があるかもしれないな」

P「…と、話しててメニュー見てなかった」

P「二人はもう決まったか?」

美希「はーいなの!」

響「自分も決まったぞ!」

P「じゃ俺はがっつり食う。部屋を出る頃からがっつり食うと決めてたんだ」

P「ポチっと…」

P「ケィ、金は払った」

P「座ってだべってよう」

美希響「「よ~」」

P「それで音無さんがさ~」

響「あはは」

美希「小鳥…さんもハニーも、ちゃんとお仕事はしないといけないな、って思うの」

P「はい、気をつけます」

P「ところで美希っておにぎり以外でも食べられるものあるの?」

P「こんなとこ連れてきておいてあれだけど」

響「カレーしか食べないインド人みたいな」

美希「あはは。う~ん、ラーメンなら貴音さんと食べたことあるの」

P「へ~ラーメンといえば天一のラーメン、あれ好きだわ」

響「こってり派?」

P「もちろん、こってり派だ!美希は食べたことあるか?天下一品のラーメン」

美希「一度だけ。こってりを食べたけど、あれは人の食べ物じゃないの…」

P「はは、最初はそうなんだけど。二日三日と経つうちにもう一度経験してみるか?って気持ちになるんだよな」

響「で、虜になっちゃうと」

P「そうそう。そのせいでラーメンといえばこってりギトギトじゃないと食べた気がしなくなったなー」

P「今度京都の一乗寺にある、重厚ラーメンってのを食べてみようかと思ってる」

美希「うへぇ…名前がもうすでに胃もたれしそうなの」

響「というかプロデューサー、京都の食べ物屋さんが多いぞ」

P「京都の飯は美味いぞ。王将や天一も京都発祥だったんじゃないか?知らんけど」

眼のくぼんだ店員「こちらァ三種のチーズ牛丼山芋トッピングになりまァす!!」

美希「あ、美希のなの」

おデコの広い店員「高菜明太マヨ牛丼のお客様!!」

響「あ、自分のだぞ」

P「わぁぁぁ二人の美味そーーー!!!」

眼鏡の欠けた店員「牛丼特盛りミニカレーセットのお客様!!」

P「俺でーす!!」

美希「はぁぁいい香り…」

響「うぅぅお腹空いたぞ…」

P「準備はいいな?お前ら、俺はできてる」

P「それじゃあ…」

三人「「「いただきまーす!!!」」」

美希「はむっはふっ…」

美希「むぐむぐ…はふっはふっ…んんーーー!」

美希「とろけたチーズがっはふっはっ山芋と絡まってむぐむぐ美味しー!!なの!」

響「あむっむぐむぐ…」

響「あむっはふっ」

響「はふっはむっ」

響「高菜とマヨがっむしゃむしゃっピリッとしててむしゃむしゃっ美味しい!幸せだぞー!」

P「ズズッ、ズー……はぁぁっ…」

P「どれどれ…」
パカッカチャカチャ…

P「はむっはぐっんぐ!」

P「はふっはふ!」

P「ズズッ!ズズッ!ああーっ…」

P「はむっはふっんぐん!ゴホッゴホッ」

P「んぐんぐ…ガツガツ!」

P「はぐはぐガツガツ!」

P「あぁぁあうめー!!!ズズッズズッズー!」

P「うめー!うめー!豚汁も牛丼もカレーもみんなうめー!」

P「ハフッハフッ!」


そうして三人は心ゆくまで食したのであった。



三人「「「ごちそうさまでした!!」」」

P「ああー満足したぁー!」

美希「とーっても、美味しかったの!」

響「また連れてきて欲しいぞ!あんな起こされ方はゴメンだけど!」

P「ああ!また来よう!みんなはもう満足したか?腹は満たされたか?」

美希「はいなの!ハニーとのご飯で心もお腹も大満足なの!」

響「自分もお腹いっぱいだそ!イヌ美たちに怒られそうだ」

P「良かった、そんじゃ送って…あ、忘れ物」

頬のこけた店員「はい、はい、お持ち帰りで!」

P「はい、どうも」

響「げ!まだ食べるのか?プロデューサー」

美希「流石に太るかなーって」

P「いいや、これは私用で使うんだ」

美希響「「?」」

P「さ、家まで送ろう。朝起きたとき家族が心配するぞ。さぁ乗った乗った」



--Pの部屋


P「ふーぅ。今日は楽しかったな」

P「お腹も満たされたし、いい具合に眠くなってきた」

P「たまにはこんなのもいいもんだな」

P「……」

P「寝ましょう」

P「それじゃ、おやすみ…」

--朝、小鳥の部屋


小鳥「ふぁ~~」

小鳥「昨日早く寝たせいで休みなのに早く起きちゃった…」

小鳥「ん??」

小鳥「何かしらこのニオイは…」

小鳥「外よね」たたた

ドア「ガチャ」

小鳥「え?」

小鳥「何このすき家の牛丼」

小鳥「まだ温かい…」

小鳥「一体誰が……」

小鳥「……」

小鳥「食べちゃう…?」



おわり。

短いけど大目に見てね。
あとは牛丼アイマススレにするなり好きにして

腹減ったから寝る。おやすみ

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