勇者「狩人に魔法使いをNTRれたんだよ!」 まおう「えぇ!?」
勇者「狩人に魔法使いをNTRれたんだよ!」 まおう「えぇ!?」 - SSまとめ速報
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の続き
落ち自己防衛
用事のため最後の保守
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魔法使い「あなたが眩し過ぎた。いつも視界が歪んで見える私たちにとって、
あなたの顔は、毒にも勝るほど刺さって見えたの」
勇者「その終わりがこのザマか」
魔法使い「まったくその通り……このザマよ。散々この街の風俗を使って、その辺の子供を犯し始めて、
ダウンタウンで廃人以下に陥った。そこから先は私にも分らない。
ただ、ある朝……みんな寝ている時間に、道端に首が無い狩人が転がっているのを見つけたの。
服も来ていない、骨もボロボロ。どんな獣の爪を喰らっても、
ずっと笑いっぱなしだった人とは思えない様な……とても、無様な死に方だった」
勇者「お前は……お前は、その時まで何をしていた」
魔法使い「決まってるじゃない。狩人の風俗代を稼ぐために、隣の風俗で働いてた」
勇者「……そうか」
魔法使い「さすがに飽きられたんだろうね。本来なら8回は出さないと気が済まなかったはずなのに、
終わりがけには1回だけ。最後に体を重ねたときには、もう反応すらされなかった」
勇者「何故そこまで、狩人にしてやった」
魔法使い「もう戻れないのよ。もう遅いの」
たっぷりの沈黙を挟み。
勇者「おい魔法使い」
魔法使い「なぁに」
勇者「嘘だろ全部」
魔法使い「あ、バレた?」
勇者「当たり前だろwwww胡散臭すぎるwwwお前その小説書いてデビューしろよwww」
魔法使い「うるせーwww私はタイプなんか出来ないしwwww」
勇者「ったく本当に長すぎだわ。どんだけストレスたまってるんだよ。
風俗設定からおかしいとは思ってたけど、お前くらいの実力者なら効果で騎士団なり研究所が買ったはずだぞ」
魔法使い「そうなんだよ、ここはただ心地よくて済んでるだけで、1ヶ月に1回くらいは仕事に出てる。その位でちょうどいいスパンなのさー」
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勇者「はー久しぶりに緊張した笑いだったぜ。こういうのってギリギリでボスを倒したときに出たよな」
魔法使い「わかるわかる。あれマジで麻薬的効果があるよ。久しぶりで何か気持ちよかったわー」
ピキーン
まおう『こらー勇者さま! 私を寝かして何処に行ってるんですかー!』
魔法使い「何それ、魔法石?」
勇者「そうだよ。珍しいタイプのを格安で手に入れてさ。いろいろ使い勝手が良いんだぜ。
まおう『なーにー話してるんですかっ!!』
魔法使い「ほら、嬢ちゃんが怒ってるよ」
勇者「いつもの事だって。まぁ早く帰らないと余計に面倒なことになっちゃうかもな」
魔法使い「勇者、やっぱり国に帰るんでしょ? また明日会えるかい?」
勇者「会うくらいは良いけど、次の国までの遠出だから昼……ってこの国だと夜って言うのかな」
魔法使い「そういうややこしい事はいいの。日中、出入り口の桟橋で呼んでくれないかな。
……よいしょっと、この魔法石を発動してもらえば、私が位置を読んで向かうようにするよ」
勇者「了解、じゃあ受け取っておくぜ」
魔法使い「じゃ、日が昇ったらまたよろしくね」
勇者「おう!」
―――……
まおう「ふぁぁ……勇者さま、今時です?」
勇者「もう昼の2時だよ! お前が明け方までずっとうるさいからこんな時間に!」
まおう「でも明るいから良いじゃないですか。人通りも少ないですし」
勇者「まぁ……いちいち突っ込んでいたら面倒な国だからな……
とにかく、俺の予定もある事だしとっととホテルを出るぞ」
まおう「はぁい」
エントランス
勇者「これ、部屋の鍵です」
受付「ありがとうございます……あ、お客様。お手紙が届いておりますのでどうぞ」
勇者「はぁ、どうも」
まおう「勇者さまお手紙ですか! いーなーいーなー」
勇者「今お前宛に送るような奴誰もいないだろ」
まおう「勇者さまがくれたらいいのにぃ」
勇者「はいはい今度紙切れでやってやるよ……っと、なんだ魔法使いからか。
えーっと魔法石の発動キーを忘れたのでお伝えします、か」
受付「ありがとうございましたー」
人影が無い事に違和感を覚えながら明るい通りを歩いて行く。
まおう「ねえ勇者さまぁ、私にも見せてくださいよ」
勇者「何でお前に見せなきゃいけないんだよ。ったくあほらしい……
お前の魔力で何かが発動しても困るだろ、これは呪文が書かれてるんだぞ」
まおう「じゅもん、ですか?」
勇者「そうそう。でも呪文つったって知れてるだろうに……いちいち手紙で教えてもらうこと……」
封を切り、2つ折りにされた紙を手に持つ。その時点で俺は違和感に気付いた。
『勇者様へ』
ごめんなさい こんなわたしは ゴメンナサイ ダメです助けられません
ゴメンナサイ 助けてクダサイ スミマセンオワリマセン タスケラレマセン
ゴメンナサイゴメンナサイごめんサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンなさゴメンナサイゴメンナサイごめんなサイ助けて助けて助けて
助けて助けて助けて、助けて助けて助けて!ミテナイデ助けて! グキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ
キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキアツイナ イナ ンデ ゴメン ナッテ
キキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキタスケテたすけてモウオソイ イキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキキ
ゆ う
懐に持っていた魔法石が、一気に熱くなった感じがした。
勇者「伏せろまおう!」
まおう「うわっ!?」
ほんの小規模な爆発、俺が目の前に放り投げた石は、煙を吹きだしながら消えた。
まおう「あの勇者さむっ!?」
勇者「顔を上げるな」
煙が晴れ、それが見えた。
桟橋に転がったのは、赤い物体。何もかもがつぶれていて訳が分からない。
勇者「……!」
醜悪な匂いがした。まおうを足で踏みつけたまま鼻を塞ぐ。すると
魔法使い「ゆう……シャ……」
何かにおぼれた様な声色で、確かに彼女が読んできた。俺の名前を、完全に目が潰れた顔を上げて。
魔法使い「キレイ……キレイヨ……」
勇者「…………」
俺はただずっと見ていた。匂いには耐えきれなかったが、その恰好は何故かずっと見る事が出来た。
魔法使い「ワタ……キタ……デキタ……」
勇者「……それでよかったのか」
ベチャ ベチャ
ゆるく噴き出続ける血。魔法使いは一体どこの期間で俺を感じ取っているのか。
肘から先が無い腕で茂垣ながら俺の方へと近づく。
魔法使い「ユウシャ……ウ……」
ついに動きが止まった。血が、桟橋の板と板の間から滴り落ちる。
勇者「もう……いいのか」
魔法使い「……うん…………」
次の瞬間、彼女は灰になった。
単純な事だ。俺が対魔用の消去スキルを使っただけ。
まおう「ぷはっ! 砂が口の中にいっぱい……ぶぇぇ」
勇者「……行くぞ、まおう」
まおう「え、あ、待ってください!」
まおう「勇者さま、何か用があるって言ってませんでした? ホテルを出る前に」
勇者「ああ、用は済んだ」
まおう「?」
要はもう済まされた。
実際には、もう昨日の時点で解っていたのだ。
彼女は全て本当の事を語っていた。俺が嘘かと聞いて、本当だ! と怒りたてればそれは嘘だ。
魔王を倒すための旅で、俺と魔法使いが知り合った距離はしょせんその程度だった。
互いに嘘で笑いあう。そんな事は何もなかった。
全部うそだ。そういう事で収めよう。
テイの良い締め方だった。
あの傷は、転送魔法をあえて誤った末の傷だろう。
現代の魔法は確立されているから、逆に高度な技術を要したはずだ。
空間とエネルギーにわざとねじ込まれて、あらゆる器官を潰され、再解凍される。
そんなむごたらしい死に方を、あえて魔法使いは選んでしまった。
一体どんな顔で、どこで、俺がキーを発動させるのを待っていたのか。
想像も出来ない。想像した所で、もう魔法使いはこの川の底へ、砂となって沈んでしまった。
まおう「勇者さま、今度はどこの国を目指すのです?」
勇者「そうだな……もうどこに行けばいいのか、どっちでもよくなってきた気がしてきたな」
まおう「じゃあ私、ずっと勇者さまに付いて言っていいって事ですよね!」
勇者「……そうだな」
まおう「ゆ、勇者さま?」
勇者「こんな世界に放り出されたんだ。それにもう目的もない。だからお前1人を守るくらいの使命は欲しいんだよな」
まおう「何だか勇者さまがおかしい……!」
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勇者「なぁ、魔王」
まおう「何ですか?」
勇者「お前の父さん、幸せだったか?」
まおう「い、いきなり難しい質問ですね……」
勇者「まぁどっちでも良いよ」
まおう「なんなんですかー!」
勇者「ったく、本当にお前は馬鹿だなぁ」
まおう「バカって言った方がバカなんですよーだ!」
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勇者「俺に向かって馬鹿とは何事だー!」
まおう「うひゃあ勇者さまっ! 耳こちょこちょもやめてー! 歩けなくなっちゃいますよう!」
こんなどうしようもない世界を、何が悲しくて魔王は支配していたのか。
俺にはそれを理解する頭が足りない。
だから探すべきなのかもしれない。
この子を俺の手に引き連れている限りは。
(一応完)
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え じゃねーよもう疲れたよ!
一応話しはまだ続く。いつか書く。賢者とか出してたし。
>>130
前スレででたもう一つの勇者のスレはお前が書いたやつ?
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>>133
え、なにそれ
>>142
勇者「魔王倒したし帰るか」
ってやつさ
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ごく近いうちにやる。そん時はまたスレ立てる。
ままれにまおゆうの時はどこでやってたのって聞いてるけど忙しいらしく返事が無い
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>>147
むしろインスピレーション頂いた。
あれ本になるんだってね。
もうちょっとエグくしてほしかった
>>148
速報でやれよ
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>>151
3ヶ月も4ヶ月もやるならそうするけど私4月から自衛隊だし
帰ってきたら終わってた
とりあえず続きを期待して待つよ
面白かった 乙
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