*色々勉強が足りてません。軍の事とかあんまり知りません*
*諸般私的事情より不定期更新です*
*色々オリジナル解釈アリです*
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海軍基地司令長官「うむ、そうだ。君の他にも数名が、○○月○○日付で所属を各地の鎮守府に移すことになった」
男「……唐突ですね。私は唯の基地勤めの文官なんですが」
長官「確かに、な。まさか、本部が非戦闘員にまで召集をかけるとは思わなかった」
男「最近確認された強力な敵部隊によって、南方戦線は大きな被害を蒙っていると聞き及んでおります。その撃破の為に出払った近海艦隊の穴埋めですか」
長官「ふむ。察しがいいな、その通りだ。君も、軍学校で一通りの戦術指南は受けているはずだな?」
男「成績は決して優秀ではありませんでしたよ。中退させられて、こうして下っ端を務めているのがいい証左です」
司令「しかし多少なりとも教練は受けた。少しでも使えるのならば誰でも使えということらしい」
男「……志願者から優先して頂きたいものです」
司令「その志願者の殆どは経験の無い一般人だ。本部が今求めているのは、主戦力の帰投までの短期間だけでも近海を守れる即戦力だ」
男「志願者を一から訓練していては、それだけで時間が潰れてしまいますね……それで、私達を」
司令「そういうことだな」
男「……分かりました。その任、拝命致します」
抜かった……訂正します。
海軍基地司令長官「うむ、そうだ。君の他にも数名が、○○月○○日付で所属を各地の鎮守府に移すことになった」
男「……唐突ですね。私は唯の基地勤めの文官なんですが」
長官「確かに、な。まさか、本部が非戦闘員にまで召集をかけるとは思わなかった」
男「最近確認された強力な敵部隊によって、南方戦線は大きな被害を蒙っていると聞き及んでおります。その撃破の為に出払った近海艦隊の穴埋めですか」
長官「ふむ。察しがいいな、その通りだ。君も、軍学校で一通りの戦術指南は受けているはずだな?」
男「成績は決して優秀ではありませんでしたよ。中退させられて、こうして下っ端を務めているのがいい証左です」
長官「しかし多少なりとも教練は受けた。少しでも使えるのならば誰でも使えということらしい」
男「……志願者から優先して頂きたいものです」
長官「その志願者の殆どは経験の無い一般人だ。本部が今求めているのは、主戦力の帰投までの短期間だけでも近海を守れる即戦力だ」
男「志願者を一から訓練していては、それだけで時間が潰れてしまいますね……それで、私達を」
長官「そういうことだな」
男「……分かりました。その任、拝命致します」
司令「済まないな」
男「『艦の機密』保護の御題目で監禁拘束は御免ですから」
男「……それに、正直嬉しくはあります。形が変わったとはいえ、潰えた可能性をまた追えるとは思ってもみませんでしたから」
司令「……そうか。君は、元は船乗りになりたくて軍学校に入ったのだったな」
男「祖父が、二次大戦期の軍艦乗りだったそうでして。歳を食った今でも話をよく聞くのですが」
男「その所為か、何時の間にか憧れるようになっていました」
男「……済みません、要らぬ無駄話を」
司令「いや、私から振った話だ。構わない」
司令「……それでは、これが辞令だ」
司令「○○月○○日を以て、貴官を呉鎮守府所属第一非常時編成艦隊提督に任ずる」
司令「翌日より本部へ出向き、簡易教練を受け、そこの担当の指示に従い……」
司令「その後、鎮守府へ向かうように。以上」
男「はっ。了解致しました」
……司令=長官で変換宜しくお願いします。
長官「……随分と付き合いも長いが、これで暫くは会えなくなるか」
男「……はい」
長官「まぁ、何だね。そう気に負うこともあるまい」
長官「南方海域の戦闘も、直に収束するだろう。そうすれば本土護衛艦隊も帰ってくる」
長官「仕事といっても、それまで周辺海域の警邏を行うだけだろう。この辺りにはもう敵艦隊はいないはずだからな」
長官「それだけのことだ。何も負担に感じることは無い」
長官「寧ろ、君の言ったとおり、曲がりなりにも船乗りになれたことを楽しめばいいだろう」
男「……お気遣い、有難うございます」
長官「……さぁ、もう今日は帰りたまえ。明日からの教練は、短期詰め込みの厳しいものだ。休息をとっておく方がいい」
男「……有難うございます。それでは、失礼いたします」
長官「……達者でな」
男「……はい」
三点リーダ、多過ぎでしょうか?
海軍基地 門周辺
男「……」ハァ
男「敵わん。ほんま敵わん」ア、シュレイサンオツカレサマデス
男(いやさ、長官に言うたことはほんまやんよ。ほんまに船乗りにも憧れとったし、嬉しないこたないねん)
男(しゃあけどもさ。何でこんな若輩に一隊の長なんて任せるん? 普通乗組員とか補佐が関の山やろ?)
男(長官や上司の方に恨み辛みって訳やない……寧ろこれまでこんなボンクラ面倒見てもらって感謝してるけどもさ)
男(幾ら臨時の警備員やからって、こんなことさせてええんやろか)
男(……ほんまに切迫しとんのやな、多分。最近全く古参の提督さん見んようなったし)
男(長官はあないに言ってくれたけれども、やっぱり不安やわ)
男(万一の備え言うても、その万一あったら儂それに対応せなあかんわけやし)
男(それに、今は軍艦言うて鋼の城違うんやで?)
男(女の子やで? しかもオカルトやか何やか分からん理論で生まれて来るって噂の)
男(相手方の深海棲艦にしたって、艦種がデカブツになりゃなるほど人に近付く物の怪の類)
男(ほいでもってこっちの技術協力は妖精さん。何そ彼。ファンタジックにも程あるやろ)
男(詳しいことは関係者以外には丸秘の特級機密。戦艦の殴り合い想像しとる一般に少しでもばれたら殺されかねん)
男(……今からでも五臓六腑に穴開きそうやわ)ゾワワッ
男(しゃあけど、それでもやらないかんのが御上に仕える身の上の辛いとこやね)
男「羯諦羯諦、波羅羯諦、波羅僧羯諦、菩提薩婆訶……どうか何事も起こりませんように、と」
短いですが今日はこれで御終いです。
初めてなもので色々不安ですが、宜しくお願いします。
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