山本議員手紙手渡し問題　参院議運委、再度理事会開き処分検討へ
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00257061.html

山本太郎参議院議員が、10日31日の秋の園遊会で天皇陛下に手紙を渡した問題で、政府・与野党から議員辞職を求めるなど、厳しい批判の声が上がっている。

多くのフラッシュがたかれる中、山本太郎参議院議員が向かったのは、参議院の議院運営委員会。
10月31日の園遊会で、天皇陛下に直接、原発事故の被害に関する手紙を渡し、天皇の政治利用だとの指摘が出ていることを受け、委員長による事情聴取が行われた。

山本太郎参議院議員は「僕は直接、お手紙を渡したいという気持ちで渡したわけですから、
それを逆に、政治利用として、皆さん的な政治利用に利用してるのは、マスコミの方なんじゃないかなと思いますね」と話した。

この行動をめぐっては、与野党議員から批判が相次いでいる。

下村博文文科相は「議員辞職ものだと思いますね。まさに政治利用そのもの」と述べた。

小泉 進次郎復興政務官は「ああいった行動は控えるべきだったんではないかなと。天皇皇后両陛下、誰よりも被災地の状況、お心砕いておられますよ」と述べた。

民主・松原 仁国対委員長は「到底許されるものではないし、あってはならないと」と述べた。
民主党議員は「何らかの申し合わせをしないと、地方の首長や団体の人が、みんなやりだしたら、どうなるの」と述べている。

山本議員の処分について、懲罰を求める声が上がる一方、一部野党から、「不適切だが、懲罰には当たらない」との声が出ている。
自民党は、議員辞職勧告決議案の提出も視野に、厳しい対応を求めていく方針。

自民・脇 雅史参院幹事長は「それはどうなるかはわかりませんが、それなりのことを、二度と起こらないというために、必要な措置を講じなければならない」と述べた。
参議院議院運営委員会では、5日に再度理事会を開き、処分について検討する。

議院運営委員会で、もう1人、処分するかが話し合われているのが、1日朝、北朝鮮訪問のために出国した、日本維新の会のアントニオ猪木参議院議員。
（後略）