櫻子「私さ、向日葵のこと好きだよ」
向日葵「なにごとですの!?」
櫻子「だからさ、私と付き合ってくれないかな、なんて」
向日葵「櫻子……実は私もずっとあなたのこと……」
櫻子「わ、私のこと?」
向日葵「好き……ですわ」
櫻子「うれしい!」ギュゥ
向日葵「でも、付き合うってどうしたらいいのかしら?」
櫻子「えっとね、ぎゅーって抱きしめたり」
向日葵「今してますわね」
櫻子「それから、見つめ合ったり」
向日葵「今してますわね」
櫻子「き、キスとかしちゃったり」
向日葵「今からしますわね」チュ
向日葵「って、私ったらなに自然にキ、キキスしてますの!?」
櫻子「えへへー、なんだかぽぉーっとする///」ギュ
櫻子「私たち恋人同士だよね?」
向日葵「櫻子と恋人……いい言葉ですわね」
櫻子「デートしよ、向日葵」
向日葵「でーと!?」
櫻子「ちなつちゃんが恋人同士はデートするもんだって言ってたから」
向日葵「吉川さんナイスですわ!」
櫻子「映画見に行こうよ」
向日葵「アクション映画ですの?」
櫻子「んー……今は、ラブストーリーが見たいかな」
向日葵「ラブ……」
櫻子「参考になるかもしれないし、色々と」
向日葵「んん///」
櫻子「ポップコーンとコーラを買って」
向日葵「映画館で食べると格別美味しいですわよね」
櫻子「うん、コーラも一番大きいの買っちゃおう」
向日葵「そんな大きなの買って大丈夫ですの?」
櫻子「向日葵と一緒に飲むから大丈夫!」
向日葵「ひとつのコーラを二人で///」
櫻子「飲ませっこしようね!」
向日葵「!?」
向日葵「なかなか本格的なお話ですわね」
櫻子「わぁ……」
向日葵(素直になれない二人……なんだか私たちみたいですわ)
櫻子「もう……そこで好きって言っちゃえばいいのに」
向日葵「好き」
櫻子「向日葵?」
向日葵「大好き櫻子!」
櫻子「///」
櫻子「ポップコーン美味い!」
向日葵「ちょっと塩辛いですわね」
櫻子「でもそこが美味い!」
向日葵「喉乾いたでしょう? ほら、コーラ……飲んで?」
櫻子「ちゅーコクコク……ぷはっ」
櫻子「美味しいよ向日葵、今度は私から……」
向日葵「櫻子の飲んだコーラ……」ゴクッ
向日葵「……コクンコクンっ」
櫻子「美味しい?」
向日葵「櫻子が飲ませてくれたから普通のコーラよりずっと美味しいですわ!」
櫻子「えへへ」
櫻子「あ、キスしたよ」
向日葵「ほんとですわ」
櫻子「私たちに似てても、キスは私たちのほうが早かったね///」
向日葵「///」
櫻子「ねえ、キス……しよっか」
向日葵「ん……」チュ
櫻子「んんー」チュ
向日葵「は、ふぅ……///」
櫻子「私たちも負けないくらいラブラブになろうね///」
櫻子「ただいま」
花子「櫻子おかえりだし」
撫子「どうしたのニヤニヤして、気持ち悪い」
櫻子「ヒドイ! でも、いいんだ私今とっても幸せだから」
花子「?」
撫子「ふーん……さては櫻子」
櫻子「待って、自分から言う……私、向日葵に告白して付き合うことになった!」
撫子「へー」
花子「!?」
櫻子「あれ、そんな驚いてないね?」
花子「!?」
撫子「まあいつかそうなるだろうと思ってたからね」
花子「!?」
向日葵「ただいま」
楓「お姉ちゃんおかえりなさいなの」
向日葵「♪」
楓「お姉ちゃんなんだかとっても嬉しそうなの」
向日葵「あら、気付いちゃいました?」
楓「すぐにわかるの! なにかあったの?」
向日葵「実はね、その、櫻子と、お、お付き合いすることになったんですのよ//」
楓「わぁ! お姉ちゃんおめでとうなの!」パァ
向日葵「ありがとう楓」
楓「楓ほんとはとっくの昔に付き合ってるものだと思ってたの」
櫻子「向日葵ー」
向日葵「櫻子ー」
櫻子「なにしてるのー?」
向日葵「お昼ごはん作ってますのよ」
櫻子「そっかー」
向日葵「ふふ……」
櫻子「えへへ」
櫻子「向日葵」ギュ
向日葵「きゃっ、ちょっと危ないですわよ」
櫻子「ひまわりー」ギュー
向日葵「もう、しょうがないですわね」ギュ
櫻子「向日葵はぎゅってしたくなかった?」
向日葵「そ、それは……」
櫻子「それは?」
向日葵「したかったに決まってますわ!」ギュギュー
櫻子「ふあ……///」
櫻子「えへへ、新婚さんみたいだね」
向日葵「私が奥さんですの?」
櫻子「二人ともお嫁さんだよ」
向日葵「可愛いお嫁さんですわね」
櫻子「向日葵の方が可愛いし///」
向日葵「櫻子の方が可愛いですわ!」
櫻子「向日葵の方が可愛い!」
向日葵「櫻子の方が……これじゃあ終わりませんわね」
櫻子「向日葵が可愛いから仕方ないじゃん///」
向日葵「も、もう///」
櫻子「味見するよ?」
向日葵「どうぞ」
櫻子「んー」
向日葵「あっ、指熱くないんですの?」
櫻子「うん、大丈夫……美味しい」
向日葵「よかった」
櫻子「向日葵も味見……舐めて」
向日葵「えと///」
櫻子「私の指、舐めて向日葵」
向日葵「うーですの!」チュプ
櫻子「美味しい?」
向日葵「ええ……頭がクラクラするくらいですわ」
櫻子「向日葵のご飯美味しくて大好き」
向日葵「私は美味しそうに食べてくれる櫻子の顔を見るのが大好きですわよ」
櫻子「えへへ、美味しい!」
向日葵「あら、ご飯粒ついてますわよ」
櫻子「え、どこどこ?」
向日葵「ここ、ですわ」チュ
櫻子「ありがと……///」
向日葵(可愛い……)
櫻子「ちゅっ……おかえし///」
向日葵「うー///」
楓(お姉ちゃん幸せそうなの)
向日葵「櫻子宿題してますの?」
櫻子「宿題?」
向日葵「やっぱりしてませんのね」
櫻子「めんどいな」
向日葵「ちゃんとやりなさいよ……私の恋人なんですから」
櫻子「う、うん、えへへ///」
向日葵「私も手伝ってあげますわ」
櫻子「ありがと、向日葵大好き///」
櫻子「でもヤル気でない」
向日葵「私が見てあげるんですから、ヤル気出しなさい」
櫻子「うえー」
向日葵「だったらこういうのはどうかしら?」
櫻子「なに?」
向日葵「一問答える度にその、キス、してあげますわ///」
櫻子「そ、そいつは捗る///」
櫻子「ここって、これでいいの?」
向日葵「あってますわよ」
櫻子「じゃ、じゃあ……んー」
向日葵「ご褒美の……」チュ
櫻子「えへへ///」
向日葵「櫻子もやれば出来るんですわね」
櫻子「向日葵がいてくれるから」
向日葵「そう///」
櫻子「いつもありがとね」
向日葵「私も好きでやってるからいいですわよ」
櫻子「そう言ってくれると嬉しいな」
向日葵「好きな人の為ですもの、当たり前ですわ」
櫻子「///」
向日葵「告白してくれてありがとう、櫻子が言ってくれなかったら」
向日葵「私きっといつまでも素直になれなかったと思いますわ」
櫻子「我慢出来なかったんだよ、向日葵が大好きでたまらなかったから!」
向日葵「///」
あかり「おはよぉ、櫻子ちゃん向日葵ちゃん」
櫻子「おはよあかりちゃん」
向日葵「おはようございます赤座さん」
あかり「……? 二人とも何かあったの?」
櫻子「やっぱり、わかっちゃう?」
あかり「うん……二人の空気がいつもより柔らかいような感じ」
向日葵「赤座さん、私たち恋人になりましたの」
あかり「わぁーそうなんだぁ! おめでとぉ!」
櫻子「えへへ」
櫻子「向日葵っ!」クルッ
向日葵「階段を下りながら振り返るなんて危ないですわよ」
櫻子「段差があると、ちょうどおっぱいの位置に顔が来るんだよね」
向日葵「さ、櫻子」
櫻子「ふっかふか」パフパフ
向日葵「んんん///」
櫻子「今日からおっぱい解禁!」
向日葵「ひゃふぅんっ!?」
ちなつ「二人が付き合ってるってホント!?」
櫻子「うん」
ちなつ「な、なんて羨ましい……じゃなくて、おめでとう!」
向日葵「ありがとう吉川さん」
ちなつ「……で、どこまで行ったの?」
櫻子「どこまで?」
ちなつ「どこまでやったかって聞いてるの!」
向日葵「やるって!? その///」
櫻子「キスは、したよ///」
ちなつ「そっかーキスかー……私もいつか結衣先輩と……イヤーン」
向日葵「給食ですわ」
櫻子「向日葵、食べさせあいっこしよ」
向日葵「み、みんな見てますわよ!?」
櫻子「みんなにアッピルするのもいいと思わない?」
向日葵「…………あーん///」
櫻子「はむっ、えへへ///」
ちなつ「……」
櫻子「向日葵あーん///」
向日葵「あ、あーん///」
あかり「……」
千歳「二人を取り巻く空気が違う、何かあったんやね、ウチにはわかるで!」
綾乃「え、なんのこと?」
向日葵「池田先輩にはわかってしまいますのね」
千歳「ま、まさか!?」
櫻子「恋人になりました、いわゆるワイフです」
向日葵「そ、それじゃあ結婚してることになりますわよ!」
櫻子「あれ、そうだっけ?」
千歳「ブフッ」
綾乃「千歳ぇー!」
千歳「お、おめでとうな、二人とも」
綾乃「なんだかよくわからないけど、二人ともおめでとう」
千歳「綾乃ちゃんも頑張らんとな」
綾乃「なな!?」
向日葵「帰りますわよ、櫻子」
櫻子「待ってー」
向日葵「はいはい」
櫻子「おまたせっ」ギュ
向日葵「わわっ」
櫻子「腕組んで帰ろ」
向日葵「もちろんですわ」ギュ
櫻子「えへへ」
櫻子「ひまわりー」
向日葵「なんですの?」
櫻子「呼んでみただけ」
向日葵「……///」
櫻子「えへへ」
向日葵「櫻子」
櫻子「なに?」
向日葵「呼んでみただけ、ですわ」
櫻子「もー、向日葵ったら///」
向日葵「買い物してから帰りましょう」
櫻子「今日のごはん何にするの?」
向日葵「あら、今日も食べていくんですの?」
櫻子「あったりまえじゃん!」
向日葵「なら櫻子の大好物にしましょう」
櫻子「やった、向日葵大好き!」
向日葵「///」
櫻子「……あのさ、今日向日葵ン家泊まっていい?」
向日葵「!?」
向日葵「い、いいですわよ」ドキドキ
櫻子「ん……ありがと」
向日葵「……///」
櫻子「向日葵っ、手繋ご!」
櫻子「恋人繋ぎ!」
向日葵「わっわっ///」
櫻子「えへへ、ぎゅ~」
向日葵「うーですの///」ギュ
櫻子「ただいま、ねーちゃん私今日、向日葵の家に泊まるから」
撫子「はいはい」
花子「!?」
櫻子「んじゃ、行ってくるね」
花子「待つし! 櫻子が泊まっていくなら、ウチに楓を泊めるし!」
櫻子「へ、なんで?」
花子「なんでもだし!」
撫子「ふーん……ま、人数合わせできるからいいんじゃない?」
櫻子「そうかなー?」
撫子「それに櫻子もひま子と二人っきりの方がいいんじゃない?」
櫻子「!?」
櫻子「ひまわり、来たよ」
向日葵「いらっしゃい」
櫻子「えへへ」
楓「櫻子お姉ちゃん、今日お泊りしていくの?」
櫻子「うん、そうだよ、それで楓さウチに泊まってかない?」
楓「櫻子お姉ちゃんの家? どうして?」
櫻子「花子も待ってるよ」
楓「花子お姉ちゃんが? うん、行くの!」
向日葵「あら、楓もお泊りするんですの?」
楓「えへへぇ、お泊りなんて初めてなの、キンチョーするの」
櫻子「いってらっさい」
向日葵「……よく考えたら二人っきりですわ」
櫻子「えへへ、知ってた」
向日葵「!?」
櫻子「向日葵とイチャイチャしたな///」
向日葵「櫻子……」チュ
櫻子「ひま……ぅん」チュ
向日葵「櫻子の口唇、とっても柔らかくって、幸せな味がしますわ」
櫻子「あったかいよ、向日葵……ぽかぽかするぅ」ギュ
向日葵「……うー///」ギュ
向日葵「ごはん出来ましたわよ」
櫻子「やったー」
向日葵「いただきます」
櫻子「うーん、良い匂い! いただきます」
向日葵「……」ドキドキ
櫻子「ん……向日葵、私の大好物作るって言ってたよね」
向日葵「え、ええ」
櫻子「なんでにんじん……」
向日葵「わ、私が食べてあげますわ!」
櫻子「も、もしかしてそのために作ったの!? どんだけイチャイチャしたいんだよ///」
向日葵「私のピーマンも食べて欲しいですわ」
櫻子「もう、しょうがないなー……あーんしてよね」
向日葵「もちろんですわ! あーん」
櫻子「んむんむ……向日葵もあーん」
向日葵「パクッ……はぁ、幸せですわ」
櫻子「ずーっとこうして過ごしていきたいね」
向日葵「ええ、私もそう思いますわ」
櫻子「お風呂入ろ」
向日葵「バスタオル置いておきますわね」
櫻子「いや、そうじゃなくて」
向日葵「?」
櫻子「一緒に入ろ……ってこと、なんだけど……」
向日葵「ええ!?」
櫻子「入ろうよ///」
向日葵「……///」コクン
櫻子「向日葵の髪って短くなったよね?」
向日葵「そうかしら?」
櫻子「そうだよ、ほら前は腰くらいまであったけど今は」サワサワ
向日葵「ひゃんっ」
櫻子「肩くらいまでだし」
向日葵「長いほうがよかったかしら?」
櫻子「ううん、どっちでもいいよ、向日葵は向日葵だし……どっちの向日葵も大好きだよ」サワサワ
向日葵「んんぅ///」ゾクゾク
櫻子「シャンプーシャンプー」
向日葵「はい」
櫻子「ありがと……あわあわ」
向日葵(櫻子が目をつぶって……)
櫻子「ふんふ~ん」
向日葵「……ちゅ」
櫻子「ん?」
向日葵「櫻子っ……ちゅ~」
櫻子「/// め、目が見えないからって、不意打ちは卑怯だぞ///」
櫻子「でも、もっと///」
向日葵「好き……櫻子」チュ
櫻子「身体洗いっこしよう」
向日葵「ごしごししますわ」
櫻子「おっぱいごっしごし」
向日葵「ひぅっ……くすぐったいですわ」
櫻子「えへへ、向日葵にはもっと綺麗になって欲しいなー」
向日葵「も、もう///」
櫻子「綺麗だよ向日葵」
向日葵「櫻子には敵いませんわね///」
櫻子「のぼせちゃうよ……」
向日葵「湯船でのイチャイチャは流石に危険かもしれないですわね」
櫻子「でもする! 向日葵が大好きだから」ギュ
向日葵「うーですの!」
櫻子「向日葵の顔もっと見せて」
向日葵「櫻子……」
櫻子「可愛い、私の大好きな向日葵」チュ
向日葵「んん……あなたの大好きな私は、世界一の幸せ者ですわ」チュ
櫻子「先上がるね」
向日葵「あ……」
櫻子「ちょっと恥ずかしくなってきちゃった///」
向日葵「そ、そうですわね」
櫻子「向日葵はもうちょっと入ってて?」
向日葵「え、ええ」
向日葵「ふう……お風呂に入っていては気を落ち着けることも出来ませんわ」ドキドキ
向日葵「……はぁ、櫻子……好き好き好き……幸せ」
向日葵「もう上がろうかしら……」
向日葵「ふう……パジャマを着て、と……」
向日葵「櫻子、どこですの?」
向日葵「さくらこー」
向日葵「?」
向日葵「寝室……ですの?」
向日葵「私の布団が膨らんで……」
向日葵「櫻子?」
向日葵「…………寝てる!?」
櫻子「寝てないよ」
向日葵「あ、そうでしたの」
櫻子「向日葵は低血圧だから、布団暖かくしてあげようと思って」
向日葵「そ、それはありがとう」
櫻子「ほら」ポンポン
向日葵「もしかして……一緒に寝るんですの!?」
櫻子「はやくー」
向日葵「うーですの///」
櫻子「えへへ、一緒に寝るなんて久しぶりだね」
向日葵「いいえ、初めてですわ……恋人同士になってから初めての同衾ですのよ」
櫻子「オーキードーキー?」
向日葵「同衾ですわ、同じベッドで寝ることをそういうんですの」
櫻子「そ、そっか///」
向日葵(顔がこんなにも近い、それにちょっと薄暗くて……)
櫻子「ドキドキするね」
向日葵「ん…………キス、したくなりましたわ」
櫻子「ちゅっ……したくなったらいつでもしていいよ?」
向日葵「こんなに幸せでいいのかしら」
櫻子「いいんだよ、好き合ってるんだから」
向日葵「そうですわよね」
櫻子「うん……」
向日葵「好き、大好きですわ……櫻子」チュ
櫻子「ずっと一緒にいようね」チュ
花子「か、楓!」
楓「どうしたの、花子お姉ちゃん?」
花子「楓とひたすらイチャイチャしてやるし!」
楓「?」
おしまい
はなかえは専門外なので……もし書くとしても相当時間かかるかと
花子「楓、一人でお風呂入れる?」
楓「大丈夫なの、楓は一人でも色々出来るの」
花子「あ、そ、そうなんだ」
楓「だから心配しなくても問題ないの」
撫子「でも、ウチのお風呂は初めてでしょ、一緒に入ったほうがいいんじゃない?」
花子(ナイスだし!)
楓「そうかな?」
花子「そうだし!」
楓「じゃあ花子お姉ちゃんお願いするの」
花子「はい、ここだし」
楓「えへへぇ」
花子「ど、どうしたの?」
花子(楓の笑顔かわいいし!)
楓「誰かと一緒にお風呂に入るの久しぶりで楽しみなの」
花子「そ、そうなんだ」
楓「えへへぇ」
花子(天使だし!)
楓「んしょ……んしょ……」
花子「一人で脱げる?」
楓「大丈夫なの」
花子「そ、そっか」
楓「ぷはっ」
楓「お風呂なの!」
花子「わーいだし」
楓「これがシャンプーで、これがボディソープなの?」
花子「そうだよ」
楓「ごしごし洗うの」
花子「楓ほんとに一人で出来てるし!」
楓「あ……折角だから楓はこの赤いシャンプーで花子お姉ちゃんに洗ってもらいたいの」
花子「いいの!?」
楓「楓もたまには甘えたいの……駄目?」ウルウル
花子(そ、そんな目で見られたら居ても立ってもいられないし!)
花子「わしゃわしゃ……」
楓「えへへぇ」
花子「か、楓……どこかかゆいところとかある?」
楓「とっても気持いいの」
花子「そ、そっか、よかったし!」
楓「……もう大丈夫なの」
花子「じゃあ、お湯かけるし」
楓「んんーー、ぷはぁ」
花子「大丈夫?」
楓「うん、ありがとう花子お姉ちゃん、綺麗になったの」
楓「今度は楓が花子お姉ちゃんを洗ってあげるの」
花子「ええ!? そんな、いいし!」
楓「いいの?」
花子「あっ、ちが、よくなくないし! 花子も楓に綺麗にしてもらいたいし」
楓「よかったぁ」パァ
花子(絶対尻に敷かれるし……)
楓「わしゃわしゃなの」
花子「き、気持ちいいしー……」
ちょっと俺も風呂に入ってくるし!
花子「楓、一緒に湯船に浸かるし」
楓「わかったの……んしょ」
花子「大丈夫?」
楓「だいじょ……わっわっ」
花子「楓!?」
楓「ちょっとお湯が深いの……」
花子「あ、そっか……」
花子「じゃ、じゃあ花子の上に乗るし!」
楓「わかったの、えへへぇ」
花子(か、楓が花子の上に乗ってるし……乗ってるし!)
楓「楓よくお姉ちゃんにもしてもらってたの」
花子「そ、そうなんだ」
楓「なんだか懐かしくて嬉しくなったの!」
花子「楓が嬉しいなら花子も嬉しいし!」
楓「えへへぇ」
花子「えへへだし!」
花子「数を百まで数えるし」
楓「いーち」
花子「にー」
楓「さーん」
花子「よーん」
楓「ごー」
撫子「昔の櫻子とひま子を見てるみたいで、実に和む」
花子「きゅーじゅーはーち」
楓「きゅーじゅーきゅー」
はなかえ「ひゃーく!」
ザバァ
楓「すっごく温まったの!」
花子(密着し過ぎで頭がフットーしそうだったし!)
撫子「上がったなら、私入るね」
楓「ふぁ……ちょっと眠いの」
花子「もうこんな時間だし!」
楓「花子お姉ちゃん、楓はどこで寝ればいいの?」
花子「どこで……」
花子(順当に考えれば櫻子の部屋? でも、こんなチャンス滅多にないし!)
花子「花子ももう眠いから花子の部屋で一緒に寝るし!」
楓「花子お姉ちゃん一緒に? わぁいなの!」
花子「天使だし!」
楓「?」
花子(こ、言葉に出ちゃってたし、危ないし!)
楓「お布団ふかふかなの」
花子「楓と一緒に……///」
楓「花子お姉ちゃん?」
花子「は、花子も入るし!」
楓「わぁ」
花子「楓と一緒のベッドなんて……ドキドキするし」
楓「ドキドキするの?」
花子「あ、えと……するし、ドキドキするし!」
楓「花子お姉ちゃん、お姉ちゃんとおんなじなの!」
花子「え?」
楓「お姉ちゃんも櫻子お姉ちゃんと一緒だとドキドキするって言ってたの!」
花子「そ、そうなんだ」
楓「それってきっと……恋だと思うの」
花子「か、楓!?」
楓「花子お姉ちゃんは恋してるの?」
花子「えとえと……その……」
楓「楓もとってもドキドキしてるの、お風呂に長く浸かってたからじゃなくて」
楓「花子お姉ちゃんと一緒にいるからドキドキしてるの」
花子「楓っ」
楓「花子お姉ちゃんは楓のことどう思ってるの?」
花子「花子は……花子はっ」
楓「花子お姉ちゃんの口から聞かせて欲しいの」
花子「花子は……楓が好きだし! 大好きだし!」
楓「ほんとなの?」
花子「本当だし! 大好きだし!」
楓「えへへぇ、楓も花子お姉ちゃんのこと大好きなの」ギュ
花子「楓ぇ///」ギュ
櫻子「たっだいまー!」
花子「朝っぱらから櫻子元気すぎだし」
向日葵「楓、迎えに来ましたわよ」
楓「お姉ちゃん、今から準備するから待ってて欲しいの」
向日葵「ゆっくりしてもいいですわよ」ホクホク
櫻子「ね、向日葵ー」ホクホク
花子「櫻子たちがホクホクしてるし!」
楓「おまたせなの」
花子「楓! また……また泊まりに来るし!」
楓「えへへぇ、もちろんなの!」
向日葵「あらあら」
櫻子「ほほぅ」
撫子「この空気……今なら私の彼女を呼んでも問題ないな、計画通り!」
おしまい
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません