エレン「......は!?」(10)
エレン「は!?」
エレン「え!?え!?」キョロキョロ
エレン「ここ...どこだ...!?」
アルミン「あ、エレン...おはよー...早いね...」
エレン「あ、アルミン!ど、どこなんだよ、ここ!?」
エレン「え?...普通に訓練生の男子寮だけど...」
エレン「クンレンヘー?なんだそれ...?」
アルミン「え?」
エレン「やべぇよ...学校あるのに...!」
アルミン「ガッコー?なんだい、それ?」
エレン「は?アルミン、勉強のしすぎで頭がおかしくなったのか...?」
アルミン「エレン...顔洗ってきなよ。いつまで寝惚けてるつもりだい?」
エレン「洗うのはアルミンだろ!で、何処なんだよここ!早く家に帰らないと...」
アルミン「...エレン、気持ちはわかるけど...家はもう...巨人に...」
エレン「巨人?野球の話か?」
アルミン「...重症だこれ」
ライナー「…どうした…朝からうるさいなぁ…」
エレン「ライナー!お前なら答えてくれると信じてる!ここは何処なんだ…?」
ライナー「…訓練兵の男子寮」
エレン「あああああああああ」
アルミン「…どうも様子がおかしい、寝惚けてるにしては会話は一応成立してるし…」
アルミン「エレン、君が今まで住んでた場所と環境を出来るだけ沢山教えてくれないか?」
エレン「あ、あぁ…」
エレン「…とこんな感じでいいか?」
アルミン「あ、あぁ…十分だよ…」
ライナー「で、どうだった?俺にはエレンの頭がおかしくなったとしか思えんが…」
エレン「酷いな、お前…」
アルミン「多分、エレンはパラレルワールドからやってきたんだ…」
エレンライナー「パラレルワールド?」
アルミン「うん。この世界とは全く違う世界のことだよ。エレンの場合だと、巨人がいなくなって…とても平和な世界」
アルミン「エレン、逆にこの世界は巨人という人類の天敵がいるんだ…」
エレン「へぇー…っていうか、それだったら俺が読んだ漫画と話似てるなー」
アルミン「…とりあえず、この場合教官に報告したほうがいいのかな?いや、でもはたから見ると頭がおかしくなったとしか…」
ベルトルト「…みんな、おはよ…ふぁー…」
ライナー「珍しく朝早いな。しかもこんな日に限って…」
ベルトルト「たまにはいいじゃないか…それよりどうしたのさ…真剣な顔して」
ライナー「いや、なんでもエレンがパラパラワールドってやつから来たらしくてな…俺から見たら頭がおかしくなったとしか…」
エレン「やっぱりこの世界でも仲いいんだなお前ら」
ライナー「ん?あぁ、なんたって同郷だからな」
ベルトルト(この世界?本当に頭がおかしくなったのかな…)
エレン「じゃあ、あれだな!俺の見た漫画ではお前ら巨人だな!」
ライナーベルトルト「!!?」
エレン「ハハハ、お前ら調査兵団に追い込まれて死にかけるぜ」
ライナー「!?」
ベルトルト「な、なんのことかわからないなぁ!!」
エレン「ライナーなんか戦士と兵士で精神が分離してなーベルトルト呆れてたぜ?」
ライナーベルトルト「!!?」
アルミン「やっぱり教官に…いやでも…ん?何の話をしてたの?」
ライナー「なんでもない!なんでもないんだよ!ハハハ!!」
ベルトルト「そうそう!あ、エレン!早く着替えて食堂に行こう!!」
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