一夏「あぁ、俺ゾンビになっちゃったよ。どうしよう」(74)

事件は突然起こった。
世界中でうんたらかんたら、でゾンビが街を徘徊。

ゾンビの魔の手はIS学園にも忍び寄っていた。
気がつくと、半数以上の生徒がゾンビになっていた。

そのゾンビの群れの中に一夏ゾンビがいた。

一夏ゾンビ「(あぁ、山田先生とエッチしてたらゾンビになっちゃった。どうしようかなぁ。)」
山田先生「がうぅ・・・・」

一夏「(俺も声でねぇんだよなぁ・・・ってか意識あるの俺だけか。みんな目的も無く徘徊してるだけだし。)」
一夏「(それにやたらと三大欲求が、なぁ・・・・とりあえず知り合いだけでも探すか。)」てくてく

一夏「(ゾンビまみれ・・・か。あっ、シャルだ!・・・・もうゾンビか。)」

せっくすしたらぞんびになるのか

一夏「(ん~、セシリアも箒も鈴もだめか・・・あとはラウラと千冬姉だけだな。)」
一夏「(職員室あたりに行ってみるか)」

キャアアアアアアアア

一夏「(生き残りかな?)」

出席番号一番「こ、こないでよおおお!!」バシバシ

一夏「(あらま、鉄バットか。教室に逃げ込んだな。スライド式なら大丈夫と思ったのかな?)」
一夏「(ちょっと様子を見てみるか・・・)」

一夏「(あぁ、もう・・・どけよゾンビ!)」ずいずい

コンコン

一番「え・・・?生きてる人?」

お前今日何本目だよ
支援するけどさ

>>2 SEX中に噛まれたということで。おねがいしゃす。


ガラッ

一夏「がうがうっ(チーッス)」

一番「ひいいいいい!!」

一夏「がうがーう(お邪魔しまーす)」

ピシャッ

一番「こ、こないでよおおお!!」ぶんぶん

一夏「がうがう(大丈夫大丈夫)」ジェスチャー

>>8 タバコ吸ってるとインスピレーションがね。


一夏「(あぁ、やべぇ・・・セックスしたい・・・・三大欲求ってすごいなぁ)」

一番「え、ゾンビなのに意識があるの?織斑君?」

一夏「コクコク」

一番「ど、どうして・・・・」

一夏「(そりゃこっちが聞きたいよ)」お手上げのポーズ

一夏「(まぁいいや。えいっ)」

一番「きゃあああああ」

ぺろぺろぺろぺろ

一番「え・・・?」

ずちゅずちゅ

一番「ひぎぃ!!」

どぴゅっ

一夏「(ふぅ、すっきりぃ)」

一夏「(さて千冬姉はっと・・・)」

一夏「(職員室かな?)」

千冬「ふん!ふん!」バシバシッ

ラウラ「教官!後がありません!」

千冬「立て篭るぞ!職員室だ!」

ラウラ「はい!」

一夏「(発見。ラウラもまだ大丈夫か)」

一夏「(さすが千冬姉。木刀で頭部をかち割ってるのか)」


コンコン コンコン

ラウラ「・・・・? 生き残りでしょうか?」

ガラッ

一夏「がうがう(よおっ)」

ピシャッ


ラウラ「嫁がゾンビになってました。」

千冬「なんだと・・・・」

一夏「(どうしよう・・・・そうだ、血文字で伝えるか)」


い れ て


一夏「(向こうから見えるように書くのって大変だなぁ)」

ラウラ「こ、これは・・・」

千冬「・・・・・逆に怖いな。」

ラウラ「しかし、まだ意識があるということでは?(嫁ぇ・・・」

千冬「・・・・細心の注意を払って中に入れろ。」

ラウラ「はい。」

ガラッ

一夏「(やった、伝わった!)」
一夏「がうがーう(ありがとう)」

千冬「・・・・・・」
ラウラ「・・・・・・」

一夏「(ですよねぇ・・・・)」

一夏「(紙とペンを・・・・・)」キョロキョロ

一夏「(あった!)」書き書き

千冬・ラウラ「・・・・?」

『大丈夫、俺意識は人間だよ』

一夏「(信用してくれるかな?)」

千冬「・・・・・ふむ。大丈夫なのか?」
ラウラ「腐っても嫁、とはこういうことか!」

一夏 コクコク

『脱出しないの?』

ラウラ「無理だ。この数では。」

『そっかぁ・・・』

千冬「ISへのエネルギー供給もストップしているせいで、ISでの応戦ができない。」

『そこまでまずい状態なんだ』

『大体見て回ったけど、ほとんど生き残りはいないよ』

『立てこもってても時間の問題だと思う』

『俺が脱出経路を作ろうか?やたらと腕力はあるし、あいつらも俺にはもう用はないはずだし』

千冬「そうだな・・・・だが、どこに逃げる・・・・」
ラウラ「束博士の研究所はどうでしょう?」

千冬「確か小笠原諸島に1つあったな。」

『そこへ行こう』

一夏「(2人とも準備は万端だね・・・)」

『車は?』

千冬「私のモノがある。ランドクルーザーだ。耐久力は問題ない。」

『そう。じゃあいくよ・・・』

ガラッ!

一夏「(それそれそれそーれ)」

ガウガウガウガウーッ
ドサドサドサドサ

千冬「ふん!!」

ラウラ「はぁっ!」ドスッ

『足止めしてるから早く乗って』

一夏「(きりが無いなぁ)」

ドサッ ドサッ

一夏「ガウウウウウ(ドロップキイイイイック!!)」

ラウラ「嫁、惚れ直したぞ・・・」

キュルルルルブォォオオオオン・・・・

千冬「一夏、乗れ!」

一夏「ガウ!(おう!)」

千冬「くそ、校門がしまっている・・・。」

一夏「がうっ」かちゃっ バタン

ガラガラガラガラ・・・・・・・・

一夏「(よいしょよいしょ)」

千冬「一夏、ナイスだ!一気に港まで出るぞ!」

ラウラ「教官!前方にゾンビが大量に!!」

千冬「迂回する!」

一夏「(うぅ、酔いそう)」

ラウラ「しかし、腐った嫁。お前はなぜ意識があるんだ?」

一夏「(俺が知りたいって)」?のジェスチャー

千冬「・・・・男なのにISが使える特殊体質のせいか?」

一夏「(合点行った!)」ぽんっ

ラウラ「(なんだ、この無理やりな設定は・・・・)」

一夏「ガウガウッ!!(人間の匂い!」

ラウラ「どうした?」

『生きてる人がいる』

千冬「仕方無い、どこだ!?」

『次の角、左』

ギャギャギャギャギャアアアッ!!

幼女「ふえぇ・・・・怖いよぉぉ・・・・」

ラウラ「幼女か・・・・!」

『出る』

ラウラ「おい、嫁!!」

ガチャッ バタン


ポイポイポイポイポイ
ドスドスドスドス

幼女「え?」

『だいじょうぶ?」

幼女「う、うん・・・。あなたは・・・」

『俺は襲わないよ、でも君怪我してるよ?』

幼女「噛まれちゃったの、このひとたちに・・・・ぃ・・・ぃ゙・・ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙ぃ゙・・・ごふぉ・・・・」

幼女「がうぅぅううう・・・・」

一夏「(遅かったか・・・・)」

『ごめん、無理だった』

千冬「・・・・・行くぞ」

ブォォォン・・・・・・・・


千冬「ん?バリケード?・・・・確かこの辺りは・・・・」

ラウラ「警察署があります、教官!応戦しているようですね」

一夏「がうぅ(怖いなぁ・・・)」

『俺出て行ったら殺されるから出たくない』

千冬「そうだな・・・・」

一夏「俺、ゾンビっす」

みたいなスレかと

千冬「助けを求めると同時に、一夏が殺される・・・・」

『判断は任せるよ・・・・』

ラウラ「教官!早く港へ!!」

千冬「しかし、武器もある・・・・少し様子を観る。」

『じゃあ、俺車に寄って来るゾンビ倒すね』
ドスドスドス!ラリアーット!アッパーブロー!16文キーック!

ラウラ「嫁・・・楽しそうだな・・・・」

千冬「・・・・・なっ!バリケードが破られたぞ!!」

>>36
どっちかというと、HOTD

ラウラ「・・・・・・」

千冬「援護にいくぞ!一夏!すまんがここでこいつらの足止めを頼む。すぐ回収に来る」

一夏「グォオオオオオオオオオオン!!」

ジャイアントスイイイイイイング・・・・


一夏「ふん!」バシッ
ラウラ「はっ!!」ドスッ

警官「え、援護してくれるのか?!」パンッパンッ

ラウラ「(なんて腕だ・・・ひどすぎるぞ、日本の警官は。ほとんど頭部に当たっていない)」

千冬「そうだ。脱出する準備か立てこもる準備をしろ。時間は稼ぐ。」

警察部長「引け!立てこもるぞ!」

警官「君達はこないのか?」

千冬「心配には・・・ふんっ! 及ばん・・・ふん!」

ラウラ「(拳銃5丁、銃弾50発というところか。)」

ラウラ「教官、35口径ですが拳銃5丁と銃弾50発を確保。撤退しましょう。」

千冬「よくやった!車に乗り込め!!一夏を迎えに行くぞ!」


一夏「グオオオオ!!(アイアンクローーー!!)」ブシャアアアアッ

ラウラ「よ、嫁・・・・アイアンクローで頭部を握りつぶしている・・・・なんて握力だ。」

千冬「ドアをあけて一夏を回収。援護は私がする、銃を2丁寄こせ!」

ガチャッ

ラウラ「嫁、早くのれ!」

ウイーン・・・・
千冬「・・・・・・」パンパンパンパンッ

一夏「がうぅ(お出迎えだぁ)」

ラウラ「しかし、嫁、貴様一体何人倒したんだ?」

『50人くらい プロレス楽しい 今度やろう?』

ラウラ「寝技ならな・・・・ふっ」

千冬「港だ・・・。船は3船か・・・。」

ラウラ「天候は安定していますが、小笠原諸島まで行けるものとなれば・・・・あれくらいかと・・・・。」

千冬「そうだな。よし、車を横付けして船に乗り込む。一夏が先方、私たちは桟橋で奴らが来ないよう援護する。」

『任せて』

一夏「がうがーう(誰かいるー?)」てくてく

一夏「(あっ、ゾンビだ。2人かな。こっちおいで・・・)」ぐいぐい

ゾンビ1「がうがう」
ゾンビ2「がうがうぅ」

一夏「(えいっ)」

どぼーんっ

ラウラ「き、教官・・・・アイアンクローで頭部を握りつぶしている・・・・なんて握力だ。」

千冬「なんだ? 普通は出来ないのか?」

『終わったよぉ』

千冬「よし、一夏はここで奴らが来ないか見張り・迎撃を頼む。」

ラウラ「操縦席確保。燃料・・・・問題なし。出れます」

千冬「よし、『一夏、聞こえるか。乗り込め。縄を外し、桟橋は落としておけ』」チラッ

千冬「・・・出せ。」

ラウラ「では船を出します・・・・ブロロロロロロロロ・・・・・」


一夏「ぐえぇぇ(船酔いきつい)」

IS研究所 小笠原諸島支部

ラウラ「着きました」

千冬「人はいるな・・・・束も今日はここにいたはずだ」

『でないほうがいい?』

ラウラ「うむ、ここで私といたほうがいい。教官、私は嫁といます。申し訳ありませんが、様子を観てきてください」

千冬「わかった」てくてくてくてく


千冬「(少々混乱しているが、奴らはいないようだな・・・・)」てくてく ちらちら


束「あっ、ちーちゃんだぁ!生きてたんだねぇ!」

千冬「あぁ、後、乗ってきた船にラウラと一夏がいるが、他の者はもう・・・・。」

束「そうなんだぁ・・・・。ここにはゾンビはいないよ。でも世界中からISでの迎撃要請が入っててね。」
束「競技用にしか使わないってことにしてたけど、緊急事態だしねぇ・・・・。ここのテストパイロットは全員出撃してるよ」

千冬「そうか・・・・。とりあえず匿ってもらうが、いいか?」

束「うん、いいよ・・・。」

千冬「だが1つ相談がある・・・・。一夏はな、その・・・・ゾンビなんだ。」

束「えっ?!」


研究員A「!?」コソコソ タッタタッタッタ

千冬「だがな、人間の意識を保っているんだ。今まで我々を何度も助けてくれた。」

束「よ、よくわかんないんだなぁ・・・・はははぁ・・・・・。今回の事件もよく分かってないし、特異ケースってことかなぁ・・・。」

千冬「恐らく、そうだと思う・・・・それと今後のことについて話を・・・・・・・・」



研究員A「おい、さっき来た船にゾンビが乗ってるらしいぞ!」
研究員B「な、なんてことを・・・・」
研究員C「は、早く、警備部に知らせないと!」

ウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウーーーー


『緊急事態 緊急事態 こちら警備部 ゾンビを確認した。港から離れるように 繰り返す・・・・・・・』


ラウラ「な、何事だ!?」

一夏「(なんかやばそうだな・・・・)」

『俺、大丈夫かな?』

ラウラ「嫁、気にするな。いざとなれば私が守ってやる。」


警備部隊長「あの船だ包囲しろ、射撃許可はまだだ。」

千冬「何事だ!」

束「これは・・・・いっくんが見つかったってことかなぁ・・・」

千冬「くそっ!!束、お前もこい!!」ダダダダダ



警備兵A「・・・・・クリア」

タッタッタッタッタ

警備兵B「・・・・貴様、ここで何をしている。」

ラウラ「護衛任務だ。」

警備兵B「・・・・護衛対象は? お、織斑一夏だ。」

警備兵B「あの、唯一ISを動かせるという男性パイロットか。」

警備兵B「この船にはゾンビ出現の可能性が高いことが報告されている。早く逃げるんだ。」

ラウラ「そ、それは・・・・」

警備兵B[ん・・・?そこにいるのが・・・・・!?」

ラウラ「は、話を聞いてくれ!!」

警備兵B「ど、どけっ!・・・・ゾンビ!?」

一夏「がぅぅぅ(殺されるのかな・・・)」

ラウラ「知られてしまったか!ならっ!ふんっ!!」ドスッ!

ドドドドッドドドッ!!

警備部隊長「何事だ!発砲許可は出していないぞ!」

警備兵C「ゾンビ発見の報告」

警備部隊長「やはり・・・・射殺しろ!」

『ラウラ、もういいんだ・・・・』

ラウラ「バカを言うな!嫁!ふんっ!」パンパンパンッ

警備兵D[小娘がゾンビを構っているぞ」

警備兵C「発砲許可は出ている。奴もゾンビかもしれん、射殺しろ。」

一夏「がうがうぅ(どこにも居場所なんてなかったんだ)」


警備兵D「スモーク!」 カラコロコロン バシュゥウウー

ラウラ「ゲホッゲホッ(スモークグレネードとは・・・)」


「GO! GO! GO! GO!」



ラウラ「(ま、まずいっ!!来る!!えぇい!!)」

パンパンパンパンパン

ラウラ「めちゃくちゃに・・・・撃ちまくる・・・・!!

カチッカチッ

ラウラ「・・・えぇい!これだからリボルバーは!!・・・なっ!!」

千冬「やめろおおおおおお!!」


警備兵C「・・・・・」
ラウラ「(こ、殺される・・・)

一夏「(・・・・・!)」ドンッ

ラウラ「え・・・?」

一夏「(ラウラだけでも・・・・)」

ラウラ「よ、嫁ぇぇぇぇぇえええええええ!!」

ドドドドドド

一夏 ・・・・・・・・・・


警備兵C「対象の射殺を確認。同乗していた少女を捕縛。連行します。」


千冬「・・・・・・・・・・一夏」

一夏「(ラウラ・・・・傷とかないみたいだな・・・・・・・よかった・・・・・・・・・・・・)」

千冬「おい、一夏・・・・・一夏ぁぁああああああああああああ!!」


おわり

幼女が出てくるまでは完全にネタで書いてた
幼女をどうするかで迷って、俺の頭の中でルート分岐した。

幼女がゾンビになってなかったら恐らくハッピーエンドルートで書けたと思う。


んじゃ。

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