小鳥「オクトーバーフェストって何ですか?プロデューサーさん」
あずさ「私も聞いたことないです」
P「本当ですか!?お二人なら知ってると思ったんですけど・・・」
P「オクトーバーフェストっていうのは、10月にドイツのミュンヘンで行われるお祭りで、ビール醸造のシーズン幕開けを記念して行われる祭りなんです」
P「日本でも各地で行われてて、本場のドイツビールと様々なドイツ料理も堪能できるんですよ?」
小鳥「わあ!」
あずさ「それはとっても楽しそうですね~!」
P「そして今、事務所の近くの公園でも開催されてるんです!・・・お二人とも、行きませんか?」
小鳥あずさ「「はい!是非とも!!」」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1382706289
※作者は福岡のオクトーバーフェストしか行ったことありません。
そのため、福岡に準拠した会場となっています。
オクトーバーフェスト会場門前 午後7時
P「着きましたよ!」
小鳥あずさ「「わあ・・・!」」
小鳥「すごいいっぱい人がいますね!」
あずさ「こんなにいると、迷っちゃうかもしれませんね・・・」アラアラ
P「それじゃあ入りますよ!音無さん、あずささんをお願いします!」
小鳥「了解です!」ピヨッ
あずさ「見てください!入ってすぐ横にメリーゴーランドがあります~!」トテトテ
小鳥「ち、ちょっとあずささん!すぐ離れないでください!」ピヨー!
あずさ「あ、あらあら、すみません・・・」
P「流石に7時だと、人が多いですね・・・」
P「本当は大きなテントの中で座って飲むのが一番本場の感覚に似てるんですけど、今日は多いので無理そうです」
P「二人とも、テントから離れた立ち飲み席になるんですけど、良いですか?」
小鳥「大丈夫です」
あずさ「私も構いませんよ」
P「じゃあ、席を取る前にビールと食べ物買っておきましょうか!」
P「右側のテント一帯が主に食べ物で、左側一帯が主にお酒です!」
小鳥「分かりました!」
P「俺は食べ物も買ってきますね・・・二人とも、俺の好みで料理を取ってきますけど大丈夫ですか?」
あずさ「いいですよ!」
P「じゃあ、ビールを買ったら、ステージの横で落ち合いましょう!」
小鳥「はい!」
あずさ「じゃあ、行動開始ですね~!」
P「ああ!あずささん一人で行っちゃダメ!音無さん、あずささんを捕まえてください!・・・」
_________
______
___
酒飲みの人か
P「・・・よし、席もちゃんと確保できました!」
小鳥「ステージがあって賑わってるテントの裏だって言うのに、ここもかなりの人ですね!」
あずさ「でも、落ち着いたところで頂くのも、アリだと思いますよ?」
小鳥「お腹も減ってきましたし、プロデューサーさん、あずささん、乾杯しましょう!」
あずさ「そうですね~!私も目の前のビールが待てません!」
P「ちょっと待ってください!せっかくですから、ドイツ風に乾杯しましょう!」
小鳥「あ、いいですね!」
あずさ「でも、ドイツ語で『乾杯』ってどう言うんでしょう?」
>>6
そうだよー、最近酒関連のSSばっかしか書いてないよ・・・
アイデアは色々と出てくるんだけど・・・
P「えっとですね・・・確か・・・」
P「そうだ!Prositだ!」
小鳥「分かりました!」
あずさ「プロージットですね~!」
P「では、音無さん、あずささん・・・」スッ
P小鳥あずさ「「「プロージット!!!」」」チンッカンカンッ
P小鳥あずさ「・・・ゴクッゴクッ・・・プハァ!」
P小鳥あずさ「「「美味しい!!(旨い!)」」」
小鳥「何だか日本のビールとは一味違いますね!」
あずさ「ちょっと、味が濃厚な感じです~!」
P「そうですね!でも、すごく飲みやすいですよ!」
P「料理もまだ温かいですから、食べちゃいましょう!」
あずさ「何だかたくさん買ってきましたね~!」
P「あはは、美味しそうだったのでついつい色々と買ってきちゃいました・・・」
P「ソーセージ盛り合わせと、ジャーマンポテト、ザワークラウト、それと、揚げニョッキのチーズ和えを取ってきました!」
小鳥「わあ、どれも美味しそう!じゃあ・・・ソーセージからいきましょう!」
あずさ「ソーセージも、5本とも種類が違いますね」
P「そうですね。それじゃあ、一番シンプルなこの白いヤツにしましょうか」
小鳥「じゃあ、切り分けますね・・・はい、どうぞ」
あずさ「ありがとうございます」
P「じゃあ、頂きましょう!」
小鳥「それでは・・・」
P小鳥あずさ「「「いただきます!!!」」」
P「おお!プリっとしてて・・・」
小鳥「肉汁も良く出て・・・」
あずさ「美味しいですね~!」
P「これは絶対ビールにも・・・」ゴクッ
P「プハッ!・・・合うー!!」
あずさ「ビールが進んじゃいます!」
小鳥「ホント、グラスにいっぱい入ってるのに、ビールがどんどん無くなっちゃいそうですね!」
あずさ「でも、このグラスってとっても大きいです~!」
P「そうですよね、500mlですからね。それにグラスが色んな形で、面白いですよね!」
小鳥「私のはよくあるジョッキの形ですけど、プロデューサーさんのはスラっとして、くびれてて、おしゃれな形です!」
あずさ「私のグラスも、細長いジョッキみたいな形してます!」
小鳥「それに、ビールを買う時のシステムもちょっと変わってますよ?」
あずさ「そうですね、ビール代にグラス代の1000円がプラスされて、グラスを返却するとその1000円が返って来るっていうシステムで・・・」
P「いわゆるデポジット制ってやつですね・・・グラスの盗難防止とか、そういうためなんでしょうけど・・・」
P「はい、お二人ともソーセージどうぞ。緑色と黒のソーセージです」
小鳥あずさ「「ありがとうございます!」」
小鳥「じゃあ、私は黒い方からいただきます。でも、この黒って何だろう・・・イカスミ?」アムッ
あずさ「では、私は緑のをいただきますね」パクッ
小鳥「・・・あっ、これゴマだ・・・あ!ちょっと辛い!でも美味しい!」
小鳥「これ、ビールと相性いいですよ!!」
あずさ「ん?・・・あ、これはハーブと、大葉です。さっぱりしてて、美味しいですよ~!」
あずさ「これも、ビールが進んじゃいます!」
P「どれどれ・・・ホントだ!美味い!」
P「これだと、ビールすぐ無くなりそうだな・・・あはは」
P「俺もですけど、みなさん始めは白いビールからですね」
小鳥「はい、やっぱり私たちが飲み慣れてるタイプから飲みたいなって思って」
あずさ「私もです」
小鳥「私のは・・・えっと、これ何て読むんだろう・・・」
P「どれどれ・・・多分、ヴァルシュタイナーって読むんですよ」
あずさ「プロデューサーさん、ドイツ語できるんですか?」
小鳥「そういえばさっきも、ドイツ語の『乾杯』っていうのも知ってましたよね?」
P「そんな大したことじゃないです、大学でドイツ語習っただけですよ」
P「文法とかも習ったんですけど・・・今じゃあほとんど覚えてません。読み方ぐらいですかね」アハハ
P「今ポンと出てくるドイツ語の会話なんて、”Ich trinke Bier”位です」
あずさ「どういう意味ですか?」
P「『俺はビールを飲む』です」
小鳥「何ですか、それ!ふふっ!」
あずさ「今まさにこの状況ですね~!うふふっ!」
P「ちなみに、あずささんグラスにはエンゲル・ヴァイスビア、俺のはエルディンガーって書いてます」
あずさ「でも、ドイツ語って発音難しそうですよね」
P「やってみたら、そうでもないですよ?案外ローマ字に近い読み方で済んだりしますから」
小鳥「へえ~、そうなんですか」
P「そろそろソーセージ以外の物にも手をつけましょうか!」
小鳥「そうですね・・・じゃあ、ジャーマンポテトが食べたいです!」
あずさ「それじゃあ、取り分けますね~・・・」
P「・・・うん、美味い!」
あずさ「ジャガイモがほくほくしてます~!」
小鳥「でも不思議ですよね、ジャーマンポテトって何度も食べたことあるのに、ついつい食べてしまいますよね」
P「やっぱり、美味しいですから」アハハ
あずさ「ビールも進んじゃいますからね」ウフフ
小鳥「そうですよね・・・あ、ビールうま」ゴクッ
あずさ「ところでプロデューサーさん、これは・・・キャベツですか?」
P「はい。これはザワークラウトっていう、いわゆるドイツの漬物みたいなヤツです」
小鳥「すっぱい匂いがしますけど、お酢で漬けてるんですかね?」
P「お酢じゃなかったはずですよ。確か乳酸発酵させるんじゃなかったかな・・・」
あずさ「・・・ん~!すっぱいです~!」
小鳥「でも美味しいですね!意外とビールともマッチしますよ!」
P「何だかクセになりますね!」
_________
______
___
あずさ「あらあら・・・」
小鳥「ビール無くなっちゃいました・・・」
P「結構、ビールぐびぐびイっちゃいましたからね・・・」
P「料理もまだそこそこ残ってますし、ニョッキはまだすら手付けてない・・・」
小鳥「でもビール買いに行くとしたら、みんなが席から離れるのは良くないですよね?」
P「じゃあ、俺が先に買ってきますよ!」
あずさ「良いんですか?」
P「大丈夫です。じゃあ、先に買ってきますね~!」タタタ…
小鳥「・・・あ~、楽しっ!」
あずさ「うふふっ、そうですね~!みんなで飲むのは、一人で飲むのとは違いますから」
あずさ「それにプロデューサーさんと一緒に飲んでますし・・・」
小鳥「おお!あずささん中々大胆な発言!」ウリウリ
あずさ「あ、あらあら。私、急に何てことを・・・」///
あずさ「で、でも、それは音無さんも同じなんじゃないですか?」
小鳥「ピヨッ!?・・・まぁ、確かにそうですけど・・・」///
あずさ「うふふっ、音無さんも素直になった方が良いですよ?」
小鳥「うう・・・そうです、私だってプロデューサーさんと一緒に飲めてうれしいですよー!」ピヨー!
あずさ「でもプロデューサーさん、みんなに慕われてますよね」
小鳥「そうですよね、ちょっと抜けたところあるけど優しいですし」
あずさ「ライバル多くて大変ですけど、頑張らないとですね~!」
小鳥「でも、そのライバルはみな年下・・・」ズーン
あずさ「音無さん、それを言われると・・・うう・・・」ズーン
__________
♪ Sie liebt dich, yeh, yeh, yeh~ ♪
P「ステージの方かなり盛り上がってるな~!」
P「・・・よし、次のビールはこれにしよう!」
P「・・・ん?なんだあれ?」
P「これアイスバイン!?わあ、美味しそう!」
P「でもデカいなぁ・・・流石にこれまで食べるとお腹に限界が来るよな、しかも結構良い値段だし」
P「う~ん・・・今回は諦めよう・・・」
P「あ~、ピザなんかも美味そうだな~」
P「フライドポテトにチーズソースかけてて・・・絶対美味いよな~」
P「ん?あのおじさん・・・」
P「ブフッ!何だあのTシャツ!」
P「シャツの柄がぐるぐるに丸まったソーセージになってる・・・ングッ」
P「ヤバい、なんかツボにはまってしまう・・・」プルプル
__________
P「・・・あずささん、音無さん買ってきましたよ~!」
あずさ「は~い!」
小鳥「じゃあ、あずささん、私たちも行きましょう!」テクテク
あずさ「そうですね~!」テクテク
P「ゆっくり決めてきて構いませんからねー!」
__________
♪ Komn gib mir deine hand~ ♪
あずさ「わあ!ステージの方すごいですね!」トテトテ
小鳥「ちょっとあずささん!やっぱり離れないで!」
あずさ「す、すみません、音無さん・・・」
小鳥「あずささん、次のビール決めました?」
あずさ「はい!私はあれです!」
小鳥「なるほど・・・私はこれにします!」
あずさ「あの~、音無さん。私あれが食べたいんですけど・・・」
小鳥「どれですか?・・・ああ、やっぱり日本人ですからね」
あずさ「はい、ついつい食べたくなっちゃって・・・」
小鳥「量もそんなに入ってないでしょうし、これくらいなら食べられるでしょうね。買いましょうか!」
あずさ「はい~!」パアァ
小鳥(かわいい)
__________
P「・・・はあ、楽しい」ボソッ
P(こういうのって一人で行ってもそんなに楽しくないからな~)
P(それに、一緒に飲んでる相手が綺麗な人だから・・・うん・・・ね?)
P(はっ・・・ダメダメ、俺はプロデューサー。みんなに対して変な感情もったらダメ、分かる?)
売り子「お兄サン!プレッツェル、いかがデスカ?」
P(わお、白人さん!民族衣装着てる!しかもかなりカワイイ!アイドルでもやってけるんじゃ・・・じゃなくて!)
P「ぷ、プレッツェル?」
売り子「ソウ!プレッツェルは、ドイツのパンデス!モチモチしてて、おいしいヨ!」
P「へえ、美味しそう!じゃあ、3つ下さい!」
売り子「アリガトウ!毎度アリ!」
売り子「ハイ、ドウゾ!Danke schön!」フリフリ
P「またね~」フリフリ
P(一瞬スカウトしようかと思ってしまった・・・職業病だな・・・)アハハ
P(それに、ドイツの民族衣装ってかなり胸元開いてるよな)
P(嬉しいけど目のやり場が困るというか・・・)///
P(あんなところ、あずささんと音無さんに見られたらちょっとヤバいかも)
P(そうだ、そろそろ戻って来るかn・・・)
小鳥あずさ「「・・・」」ゴゴゴゴゴ...
P(アカン、見られてた)
あずさ「プロデューサー、さん?」ゴゴゴゴゴ
小鳥「なんだか、楽しそうですね~?」ゴゴゴゴゴ
P「い、いや、そのですね・・・あはは」
小鳥「やっぱり、若くてきれいな方が良いんですよね?」プクー
あずさ「さっきの外人さんも、民族衣装着てて可愛かったですからね?」プクー
P「そ、そんなことないですよ!お二人ともとても綺麗じゃないですか!」
P「それに二人があの民族衣装来ても、似合うと思いますよ?」
あずさ「あ、あらあら・・・」///
小鳥「うう・・・」///
小鳥「私ぐらいの年の女が着たって・・・」ボソッ
P「え?」
小鳥「な、何でもないです!」
P「・・・音無さんでも十分若いから、絶対似合うと思うけどなぁ」
小鳥「聞こえてるじゃないですかぁ!」///
小鳥(何であんなことドストレートに言えるんだろう・・・)///
あずさ(ああいうところが抜けてるというか、天然というか・・・)///
P「ところであずささん、その右手に持ってる器は?」
あずさ「これですか?これ、枝豆です~」
小鳥「ついつい食べたくなってしまって・・・」
P「あはは、そうですよね!やっぱりビールには枝豆が欲しくなりますよね!」
あずさ「それじゃあ、また乾杯しましょう!」
小鳥「そうですね、では・・・」
P小鳥あずさ「「「プロージット!!!」」」カンカカンッ
P「・・・プハッ、やっぱ美味い!」
小鳥「今度は、ケストリッツァーっていう黒ビールにしたんですけど・・・やっぱり、白いビールとは違いますね!」
あずさ「私もですけど、今回は皆さん黒っぽい色のビールにしましたね!」
P「やっぱり、味の違いを楽しみたいですから!俺のはエンゲル・ドゥンケルビアっていう、黒って言うより赤っぽい琥珀色のビールですけど」
あずさ「本当ですね、光にかざしてみたらよく分かります!」
あずさ「ちなみに私はエルディンガーの黒ビールにしました~!」
あずさ「ちょっと苦味があるけど、コクもあって美味しいですね!」
小鳥「私のは、結構軽いというか、あっさりしてます!」
P「黒って言っても一概に同じワケじゃないんですね、俺のはマイルドって感じです!」
小鳥「あずささん、それ一口貰っても良いですか?」
小鳥「・・・あ、ホントだ、味が全然違う!」
あずさ「じゃあ私も音無さんの、一口いただきますね?」
P「俺も頂いてもいいですか?」
小鳥「どうぞ、構いませんよ!」
あずさ「先に音無さんと交換してるので、ちょっと待ってくださいね~!」
P「・・・色々な味があるんですね!」
あずさ「ホント、面白いですね~!」
小鳥「ビール一つにしても奥が深いですね!」
小鳥「あ、プロデューサーさん、ビールお返しします」
P「あ、どうも。あずささん、お返しします」
あずさ「ありがとうございます。音無さん、どうぞ」
小鳥(・・・ん?待てよ?)
あずさ(みんなで回し飲みしたってことは・・・)
小鳥あずさ(プロデューサーさんと間接キス!?)
小鳥あずさ(・・・)///
P「そうだ、そろそろこのニョッキにも手を付けましょうか」
小鳥「そうですね・・・アムッ・・・ん!美味しい!」
あずさ「チーズをまぶしてるのが、とっても良いですね!」
P「ちょっとニョッキが冷えてるのが玉にキズですね・・・やっぱりすぐ食べたほうが良かったかな」
P「でも、ビールとも相性最高ですよ!」ゴクッ
小鳥(プロデューサーさんのグラスもさっき私たちが飲んだ・・・)
あずさ(ということは・・・)
P「いや、ホント美味しいですね!・・・って音無さん、あずささん、どうしましたか?」
小鳥あずさ(・・・)///
※その後、小鳥さんもあずささんも、恥ずかしさを乗り越えてジョッキに口を付けることができました。
あずさ「私は、さっき買ってきたこの枝豆を・・・」パクッ
あずさ「・・・うん!美味しいです!」
P「誰がこの枝豆とビールとかいう組み合わせを考えたんでしょうね」
小鳥「ホントですよね、ある意味天才ですよ」グビッ
あずさ「でも、枝豆とビールっていう組み合わせって、『夏っ!』って感じですよね」クイッ
P「そうですね・・・ああ、暑い夜の中、キンと冷えたビールと、プリっとした枝豆・・・夏に行ったビアガーデンが懐かしい・・・」
小鳥「プロデューサーさん、ビアガーデン一人で行ったんですか?」
P「いや、2人です」
あずさ「えっ、誰とですか?」
P「誰とって・・・社長ですよ?」
小鳥「ホッ・・・でも、私たちも誘ってくれても良かったんじゃないですか?」プクー
P「確かその時は、音無さんオフでしたし、あずささんは竜宮のイベントで朝からいなかったはずです」
P「仕事も早く終わって、それで社長と『二人だけでポツンといても寂しい』とかいう話になって、ビアガーデンに・・・」
あずさ「へぇ~、いいですね!私も行きたかったです~!」
P「じゃあ、来年ビアガーデンの季節になったら行きましょうか!」
小鳥あずさ「「わーい!やったあ!」」
__________
______
___
オクトーバーフェスト会場前 午後8時45分
小鳥「とっても楽しかったですね!」
あずさ「ホントですね!時間が経つのがあっという間でした~!」
P「また来たいですね!」
小鳥「そうですね!今度は律子さんも連れて・・・」
P「そうですね。今日は律子、朝から遠くで打ち合わせがあって一日中出張でしたから・・・」
あずさ「せっかく、お酒の飲める年になったのですから・・・ね?」
P「ですよね。それに、来年なったら貴音も20歳なるから、ここ連れてってあげたいな~」
P「本当はみんな飲めたら良いんだけど・・・」
小鳥「ふふっ、みんなでお酒が飲めるようになったら、とても楽しそうですよね」
あずさ「でも貴音ちゃんだと、食べる方に集中してそうです」
P「あはは!貴音ならあり得そうですね!」
小鳥「あの~・・・」
P「どうしました?」
小鳥「正直、まだ飲みたくないですか?」
あずさ「私も、もうちょっと飲んでもいいですよ?」
P「俺もまだいけます・・・じゃあ、違うところに飲みに行きましょうか!」
小鳥あずさ「「はい!」」
小鳥「よーし!はしごですよ、はしご!」
あずさ「ちなみに、どこで飲みますか?」
P「じゃあ・・・たるき亭にしますか?」
P「ここ、事務所から近いですし、何かあった時には上の事務所で過ごせばいいですからね」
あずさ「そうですね!じゃあ、たるき亭で!」
P「あ、そうだ!たるき亭にまだキープしてる焼酎があるんで、それも飲んじゃいましょう!」
小鳥「わあ、ありがとうございます!」
小鳥「・・・むふふ、二回戦はジャパンフェストですね!」
あずさ「うふふ、たるき亭は日本酒もありますからね~!」
P「よーし、じゃあ行きましょうか!」
小鳥あずさ「「は~い!!」」
おわり?
__________
______
___
チュン チュン
P「・・・ん」パチッ
P「ああ、朝か・・・8時前だな・・・ここは、事務所?」
P「って何だろう、この頬の感触・・・」フヨン
あずさ「・・・」スヤスヤ
P「」
P(落ち着け、落ち着くんだ、俺)
P(・・・あずささんの膝を枕にして眠っていた!)
P(そして、俺の太ももに感じる温もり・・・まさか・・・)
小鳥「・・・」スヤスヤ
P「」
P(音無さんに膝枕をしている状況・・・!)
P「どうしよう・・・動けない・・・」
P(まずは状況整理だ、色々と思い出そう)
P(まずオクトーバーフェストの後、たるき亭に行って)
P(そこで、たるき亭の主人、途中から偶然立ち寄った吉澤さんも参加して、かなり飲んで騒いで・・・)
P(ほとんど潰れかけてちゃんと帰宅出来るか分かんないから、ということで事務所で一旦落ち着くことになって、そのまま一晩過ごしてしまった、という感じだろうか)
P(着衣は・・・うん、みんなちゃんとしてる。間違いは犯してない)
P(事務所上がってソファに座って、そのまますぐにみんな寝たんだろう)
P(でもヤバい、ヤバいよ!この状況!)
P(上を見たら2つのマーベラスなお山、横を見たら美人の寝顔・・・)
P(こんな状況、他の誰かにでも見られたら・・・ん?)
律子「・・・」カタカタ カキカキ
P「」
律子「・・・ん?」クルッ
律子「あっ、おはようございまーす♪プロデューサー殿♪」
P「」
P(アカン)
P「お、おは、おはようございます、律子さん」ガタガタ
律子「あら、どうしてそんなに震えてるんですか?あっ、もしかして寒いですか?それなら、お茶持ってきますよ♪」
P「い、いや!寒くないから!だ、大丈夫です・・・」
律子「まあ、そうですよね♪膝枕したり、されたりしながら女性2人を侍らせてイチャついてるんですから♪」
P「侍らせるって・・・りっちゃん・・・」
P「ところで、今、事務所には律子さんだけですか・・・?」
律子「ん?それはですね・・・」
春香「・・・私たちも」ヌッ
千早「いますよ」ヌッ
響「やっぱりプロデューサーって・・・」
伊織「変態だったのね・・・」
貴音「まさに、両手に花という状況でしょうか・・・」
亜美「んっふっふ~!」
真美「こいつは、ハラールってやつですな→!」
真「ハーレムでしょ?もう・・・」
やよい「ハーレムって何ですかー?」
雪歩「まだ知らなくても、やよいちゃんは大丈夫だよ・・・」
社長「どうかねキミィ!私が急遽考え付いた寝起きドッキリは!」
P「」
律子「とりあえず、小鳥さんとあずささんも起こして下さい♪」
P「分かりました・・・」
P「あずささん、起きてください」ツンツン
あずさ「あんっ・・・もう、脇腹突かないでください・・・」パチッ
あずさ「って、ええっ!どうして私プロデューサーさんを膝枕して・・・!」
P「音無さん、音無さん!起きてください!」ユサユサ
小鳥「ムニャ・・・うう~ん、い、今何時かしら?」パチッ
小鳥「うえぇっ!すす、すみません、プロデューサーさん!体預けちゃって!」バッ
小鳥あずさ「「って・・・」」クルッ
一同「・・・」ニコニコ
小鳥あずさ「」
P「あの、まだ美希は来てないんですか?」
あずさ「美希ちゃんにこんな光景見られたら・・・」
千早「ああ、美希なら」
雪歩「向こうでああいう状況に・・・」
美希「ムーッ!モーッ!」ジタバタ
小鳥「ちょっ・・・どうして、椅子に縛られて、口に詰め物!?」
亜美「だって、ミキミキが事務所来て、ピヨちゃんたちの光景見て、血相変えて飛び込んで行こうとしたんだYO!」
真美「それに、口ふさがなかったら・・・」パッ
美希「ハニー!!!!!」
P「うおっ!」キーン
美希「あずさ、小鳥!!ハニーから離れるのー!!!」
あずさ「な、なるほど・・・」キーン
律子「ではプロデューサー殿、どうしてこういう状況になったのか、ご説明願えますか♪」
P「はい・・・」
真「オクトーバー」
響「フェスト?」
貴音「なるほど。びぃると、どいつ料理を楽しむことができるお祭りですか・・・」
やよい「それ、すっごく楽しそうですー!」
伊織「そのオクトーバーフェストに行って、たるき亭にはしごして、それで事務所で酔い潰れてたってワケね?」
小鳥「はい・・・」
あずさ「そういうことです・・・」
春香「・・・」
P「春香、どうした?」
春香「ずるい!ずるいですよ!プロデューサーさん!!」
真「そうですよ!そんな面白そうなところ、ボク達も行きたいです!」
P「いや、連れて行ってもいいけど、ビール飲めないからどうかなって思ってさ」
響「でも、ドイツ料理もあるんでしょ?それだけでも楽しめると思うぞ!」
亜美「そうだよ→!」
真美「兄ちゃんとピヨちゃんと、あずさお姉ちゃんたちだけ抜け駆けして、ずるいよ→!!」
雪歩「千早ちゃん、私たちも行きたいね!」
千早「そうね、楽しそうだわ!」
美希「連れてってほしいの!!ハニー!!!!」
ダゾー! イキタイヨー! オマツリデスヨ、オマツリ! ナノー!
P「じゃあ・・・みんなで行く?」
やよい「良いんですか!?」
伊織「ちょっと待って、みんなの仕事は大丈夫なワケ?」
P「ええっと・・・あ、今日なら大丈夫かも。夜の仕事ないし、あってもズラせる仕事だな」
律子「竜宮も今日は夕方の仕事はありませんね」
律子「じゃあ、社長!」
社長「・・・うむ!今日の夜に行こうじゃないか!」
一同「わぁい!やったー!!!」
P「社長、大丈夫ですかね?」
社長「なあに大丈夫さ」
社長「それに、たまには彼女たちが主役にならずに大いに騒いで、息抜きをさせたいからね」
P「!・・・そうですね、あの子たちも頑張ってて、忙しいですもんね」
P「酒が飲める飲めないとか、そういう問題じゃなくてみんなが楽しむのが大切なのに・・・迂闊でした」
社長「ははは、そんな深く考えることじゃあないさ。まあ、酒が飲める私たちはビールを楽しもうじゃないか!」
P「はい!」
__________
______
___
事務所前 午後6時
P「よーし、じゃあみんな行くぞー!ちゃんと付いて来いよー!」
一同「はーい!!」
春香「千早ちゃん、楽しみだね!」
千早「そうね、春香・・うふふっ♪」
貴音「ほう・・・そーせーじに、あいすばいん・・・真に美味しそうです」ジュルリ
美希「ドイツ料理とは関係ないけど、スパムおにぎりも置いてあるの・・・」ジュルリ
響「スマホの画像見るだけで貴音と美希が臨戦態勢になってるぞ・・・」
やよい「えへへ、伊織ちゃん、まだ着かないかな~!」
伊織「楽しみなのは分かるけど、もうちょっと辛抱しなさいよ・・・」
律子「あ、そうだプロデューサー、あずささん、小鳥さん」
あずさ「はい」
小鳥「どうしました?」
律子「お酒は・・・ほどほどにお願いしますね?」
P「うぐっ・・・そうだな・・・」
律子「へべれけになるまで飲んでたら、体壊しちゃいますよ?」
律子「体がないとやってけない仕事ですし、体壊したらみんな心配しますから・・・私も、ですけど」
小鳥「そうですね、ごめんなさい・・・」
あずさ「昨日は思わず、お祭りの後の高いテンションの状態でたるき亭にいってしまったので・・・」
律子「そんなにテンション上がるところなのですか?」
P「律子も行ったら分かると思うぞ?」
律子「むむ、そうですか・・・今日は楽しみにしておきますよ!」
律子「それに、あずささんと小鳥さんはプロデューサーと3人で飲みに行って、羨ましいな~」
P「じゃあ、今度暇があるときにでも飲みに行くか?」
律子「本当ですか!それは嬉しいです!じゃあ・・・2人で!」
P「2人きり?まあ、別にいいけど・・・」
小鳥「律子さん!抜け駆けですか!?」ピヨッ!
あずさ「それはそれで、ずるいですよ~!?」アラアラ
律子「そんなこと言ってますけど、昨日2人はプロデューサーと飲みに行ってるじゃないですか」
律子「私だって頑張って朝から出張行ってたのに・・・それこそ抜け駆けです!」
あずさ小鳥「「ぐぬぬ」」
あずさ「それを言われると・・・」
小鳥「反論できない・・・」
律子「それじゃあプロデューサー、今度よろしくお願いしますね?」
P「ああ、じゃあ俺が最近よく行ってる店に連れて行くよ」
律子「・・・やった!」グッ
真「わあ!なんだか人も多くなってきたよ!」
雪歩「もう、大分近いんじゃないかな!」
真美「おおっ!何だか楽しそうな音楽も聞こえてくるよ!」
亜美「ねえねえ兄ちゃん!もうすぐ着く?」
P「ああ、もうすぐ着くぞ!」
P「・・・よし、ここだ!」
一同「わあ・・・!」
社長「よしみんな、大いに楽しもうじゃないか!」
一同「はい!!」
おわり
ちょっとおまけ
オクトーバーフェスト会場
春香「あの、プロデューサーさん」
P「ん?どうした、春香」
春香「向こうで一人で飲んでる人って・・・黒井社長じゃないですか?」
黒井「・・・」ウイッ ウイッ
P「・・・あっ、ホントだ」
P「食べてるのは、黒ビールと黒いソーセージ、あと・・・赤ワインだな」
社長「黒井がいるのか?」
P「はい、そうみたいです」
社長「ふむ・・・ちなみに黒井は、ワインはピノ・ノワールしか飲まないぞ」
春香「ピノ・ノワール?」
P「えっとブドウの品種で、直訳すると・・・『黒いブドウ』」
春香「どれだけ黒いのが好きなんですか・・・」
おわり
オクトーバーフェストは、行くとテンションが高くなって色んなものを飲み食いして、酔いが醒めたら財布の中身がすごく減ってることに気付くという不思議な祭りです(笑)
ただ、6時30分以降はまず席を確保するための戦争があると思ってください・・・
作中に500mlのグラスが出たけど、1Lのグラスで提供するお店もあります!1Lのグラス、ビビります(笑)
300mlのグラスもあるので、少しずつ、いろんな種類のビールを飲むのもアリです。一応ワインもあります。
福岡は今週日曜まで!
東京では11月に東京ドームで行うそうです!
社長が3人と飲みに行かなかったのは、事前に誰かとと飲みに行くことが決まってた、ということで補正しててください。
今度、この話で出た、Pと律子の二人酒の話を書こうと思います。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません