はい
言葉「え」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「え? え? なんで? だって、西園寺さんが妊娠したっていうのは嘘で……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「そんな……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「どうしよう……西園寺さん、どうしましょう!?」
世界「」
言葉「あ、そうだ。西園寺さんは私が殺したんだった……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
世界「」
言葉「どうしよう……」
ふむ
言葉「……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……西園寺さんの子ども」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「西園寺さんと誠くんが、いかがわしいことをした証……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「消さなきゃ……。だって、誠くんは私の恋人なんですから……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……何をためらってるんでしょう、私」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「この赤ちゃんは、誠くんと西園寺さんの……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「誠くんの子ども……?」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……じゃあ、私が育てなくちゃいけませんね。私は誠くんの恋人なんですから……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「寒い、ですよね? すぐ暖かい所へ連れていってあげますからね」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
出産後ってお湯で体洗った後何するの?
乳はいつごろあげるの? 出産直後から出るの?
そもそも世界がつわりを感じた時期から考えて、想像じゃなかった場合妊娠何ヶ月だったの?
がちゃっ
心「あ。おかえりー、お姉ちゃ……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「ただいま」
心「……」
言葉「お風呂、しばらく使うからね」
心「う、うん……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
心(な、なんで赤ちゃん……?)
言葉「今きれいにしてあげますからね。じっとしててくださいね」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「あ、男の子だったんですね」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
ザアアアアアアア…
言葉「よく拭いて……新しいタオルで包んで……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……泣きやまない……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「なんで……? どこか痛いとか……病気? どうしよう……」
心「お、おなかが空いてるんじゃないかな……」
言葉「あ」
言葉「ど、どうしよう。私、母乳なんて出ない……」
心「落ち着いてお姉ちゃん! 粉ミルクでいいんだよ」
言葉「そ、そっか。心、赤ちゃん見てて。お姉ちゃん、ミルク買いにいくから」
心「えぇ!? あ、あたしが買いにいくよ! お姉ちゃんが赤ちゃん見てて!」
心(赤ちゃんと二人きりなんて、責任重大すぎるよー!)
言葉「そう? ……じゃあ、お願い」
心「うん。いってきます!」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「少しだけ待っててくださいね。心が帰ってきたら、おなかいっぱい飲ませてあげますから」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「心、まだかな……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「……母乳が出ないおっぱいでも、気を紛らわすことぐらいはできるでしょうか」
赤ちゃん「おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「待ってる間、何をすればいいかもわからないし……やってみましょう」
はよ
ぷるんっ
言葉「ほ、ほーら、おっぱいですよー……」
赤ちゃん「!」 かぷっ
言葉「あっ」
赤ちゃん「……」 ちゅう ちゅう
言葉「っ……」
赤ちゃん「……」 ちゅう ちゅう
言葉「……」
赤ちゃん「ふぎゃ……」
言葉「……泣きやんでくれた」
赤ちゃん「……おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「や、やっぱりだめですか……」
心「たっ、ただいまっ!」 ぜーはー
言葉「こ、心ぉ……」 ぐすっ
ぷるんっ
言葉「ほ、ほーら、おっぱいですよー……」
俺「!」 かぷっ
言葉「あっ」
俺「……」 ちゅう ちゅう
言葉「っ……」
俺「……」 ちゅう ちゅう
言葉「……」
俺「ふぎゃ……」
言葉「……泣きやんでくれた」
俺「……おぎゃー! おぎゃー!」
言葉「や、やっぱりだめですか……」
心「たっ、ただいまっ!」 ぜーはー
言葉「こ、心ぉ……」 ぐすっ
赤ちゃん「……」 んく んく
心「わぁ……飲んでる。あたしが作ったミルク飲んでる!」
言葉「よかった……」 ほっ
心「ミルクを作るのがこんなに大変だなんて思わなかったよ……」
言葉「うん……」
心「お姉ちゃんはお湯をひっくり返すわ分量間違えるわで頼りにならないし……」
言葉「ご、ごめん」
赤ちゃん「……」 すやすや
心「寝ちゃった?」
言葉「みたい……」
心「はぁ……」
言葉「ありがとう、心」
赤ちゃん「……」 すやすや
心「……お姉ちゃん、この赤ちゃん……」
言葉「うん?」
心「……なんでもない」
心(どこから連れてきたんだろう……)
がちゃっ
言葉・心「!」
真奈美「ただいま」
心「お、お母さん……」
言葉「……」
真奈美「何をしてたの? ずいぶんと散らかして……」
赤ちゃん「……」 すやすや
真奈美「……」
真奈美「これは一体どういうことなの?」
心「え、えっと……」
言葉「私が連れてきました」
真奈美「どこから?」
言葉「それは……」 ちら
心「?」
真奈美「心、部屋に行きなさい」
心「あ、うん……」
真奈美「……それで、この子はどこの子なの」
言葉「……お母さん、私……」
言葉「……」
真奈美「……冗談で言ってるわけじゃ、ないのね?」
言葉「……」 こくん
真奈美「娘が殺人……腹を割いて赤ん坊を……そんな……」
言葉「……」
真奈美「……」
真奈美「……後のことはお母さんとお父さんでなんとかします」
言葉「お母さん……」
真奈美「……その赤ん坊は、然るべき場所に預けます」
言葉「!? それはだめ!」
真奈美「え?」
言葉「……その子は私が育てます」
真奈美「あ、あなたねぇ……」
真奈美「そんなことさせられるわけないでしょう。常識で考えなさい」
言葉「私とこの子を引き離そうとするなら、私、この子を連れて家を出ます」
真奈美「な……」
言葉「……」
真奈美「……今日は、もう寝なさい。頭が冷えたらちゃんと話しましょう」
言葉「……ごめんなさい」
赤ちゃん「ふぎゃ……」
言葉「あ……おなかすいた? はい、ミルクですよ」
赤ちゃん「……」 んく んく
言葉「ふふ……」
赤ちゃん「……」 すやすや
言葉「あなたは私が育てますからね……」
「伊藤誠さんが自宅で殺害された事件について、警察は――」
「また、後日に通報があった、西園寺世界さんが殺害された事件に関係があるとみて――」
言葉「……」
言葉(あの日から一月が過ぎたけれど、私の周りは穏やかなものだ)
言葉(真っ先に私が疑われそうなものなのに……お父さんとお母さんが本当になんとかしてしまったらしい)
赤ちゃん「ふぎゃ……」
言葉「はい、ミルクですよ」
赤ちゃん「……」 んく んく
赤ちゃん「ふぎゃ……」
言葉「はいはい、ちょっと待ってくださいね」
赤ちゃん「……」 ちゅう ちゅう
言葉「……」
心「ミルクが出ないおっぱいなのに吸うんだ……」
言葉「うん。こうしてると落ち着くみたい」
言葉「はい、げっぷしましょうねー」 ぽんぽん
赤ちゃん「けふっ」
言葉「よくできました。偉いですねー」
赤ちゃん「……」 うとうと
言葉「ふふ……おやすみ、誠くん」
赤ちゃん「……」 すやすや
心「……お姉ちゃん、その誠くんって名前、やめた方が……」
言葉「どうして?」
心「だって、お姉ちゃんの彼氏さんだった人の名前でしょ? ……最近ニュースになってる……その人、死んだって……」
言葉「この子はね、誠くんなの」
心「え?」
言葉「誠くんが生まれ変わってこの子になったの。今度こそ私とずっと一緒にいるために」
心「お、お姉ちゃん……」
言葉「だから、この子は誠くん。私だけの誠くん……」
心「……」
一年後
言葉「こ、と、の、は」
誠「うー」
言葉「こ、と、の、は」
誠「あー」
言葉「……」
心「……ことばを喋るようになるの、もうちょっと先じゃないかな……」
言葉「そうね……」
心「……『ママ』じゃなくて『言葉』、なの?」
言葉「うん。また言葉って呼んでくださいね、誠くん」
誠「うー」
心「……」
二年後
誠「こぉのあ」
言葉「! 今、なんて……?」
誠「こぉのあ」
言葉「誠くんっ」 ぎゅっ
誠「うー」
言葉「誠くん、もう一回。もう一回」
誠「こぉのあ」
言葉「きゃー!」 ぎゅー
誠「いひひ」
言葉「幼稚園?」
真奈美「そろそろでしょう。手続きしておくから」
誠「ようちえんってなーに?」
真奈美「誠くんと同じくらいの子どもたちが集まる場所」
言葉「……嫌。誠くんと離ればなれになるの」
真奈美「あなた、いつもそう言って一日中誠くんにべったりじゃない。同年代の子と遊ばせないと」
言葉「そんな必要ない。誠くんには私がいればそれでいい」
真奈美「いずれ小学校に通うのに、友達の作り方すらわからないと困るでしょう」
言葉「……」
先生「こんにちは! よろしくね、誠くん」
誠「……や。かえる……」
言葉「うんうん。帰ろうね、誠くん」
真奈美「ついてきて正解だったわね……。誠くん、ずっと会えないわけじゃないから。夕方には言葉が迎えにいくから」
誠「……」
真奈美「誠をよろしくお願いします」
先生「はい、責任を持ってお預かりします」
言葉「……」
先生「何か?」
言葉「誠くんに、色目、使わないでくださいね……」
先生「は、はぁ……」
真奈美「じゃあね、誠くん。いい子にしてるのよ?」
言葉「……」
誠「ことのはぁ」
言葉「!」
誠「かえる! ことのはとおかあさんといっしょにかえる!」
言葉「誠くん……!」
真奈美「だめよ。誠くんのためを思うなら堪えなさい」
言葉「……絶対、迎えに行きますから。約束しますから……」
誠「うあぁぁぁぁぁぁぁん……」
言葉「うぅ……ひっく……っ」
真奈美「いいかげん泣きやみなさいよ……」
言葉「誠くんっ!」
誠「あっ、ことのは!」
言葉「迎えにきましたよ! 寂しかったですよね? ごめんなさい。ごめんなさい……」 ぎゅっ
誠「ことのは、きーて、きーて」
言葉「どうしたんですか?」
誠「ともだち! できたよ!」
言葉「本当ですか? えらいですね、いい子いい子」 なでなで
誠「いひひ」
言葉「どの子ですか?」
誠「あの子!」
女の子「こんにちは」 ぺこり
言葉「……」
言葉「……誠くんは、ここで待っててくださいね」
誠「? うん」
言葉「……」
女の子「?」
言葉「なんのつもりですか」
女の子「え?」
言葉「どうして私の誠くんと仲良くしてるんですか」
女の子「え……え……」
言葉「やめてくださいよせっかく誠くんが生まれ変わって私の所へ来てくれたのにこれからはずっと一緒にいられるのに
全部台無しじゃないですか男なら他にもいるでしょうでも私には誠くんだけなんです私の誠くんなんですどうして
私から誠くんを奪おうとするんですかそんなに私をいじめるのが楽しいんですか私はただ誠くんと一緒にいたいだけなのに
どうしてそっとしておいてくれないんですか」
女の子「あ……う……」
言葉「私と誠くんの二人で幸せなのになんで邪魔するんですかまるで西園寺さんみたい……もしかしてあなた
西園寺さんですか誠くんが生まれ変わったようにあなたも生まれ変わったんですか生まれ変わってもまた私を
いじめるんですかあんなに私を苦しめたのにまだ満足しないんですかそうなんですかどうなんですか」
女の子「う……う……」
言葉「誠くんは絶対に渡しません誠くんは絶対に渡しません誠くんは絶対に渡しませんどうしても奪おうと言うなら、
もう一度……」
女の子「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」
言葉「……」
誠「こ、ことのは……けんかはだめだって、きょう、せんせいが……」
言葉「ケンカじゃありませんよ。おねがいをしてたんです」
誠「おねがい?」
言葉「……もう、あの子とは仲良くしないでください。他の女の子とも」
誠「え? どうして?」
言葉「どうしてもです」
誠「う……」 びくっ
言葉「あ……」
言葉「ごめんなさい……」
誠「ことのは?」
言葉「怖がらせちゃってごめんなさい。気味、悪かったですよね?」
誠「……」
言葉「もう、わがままは言いません。……だから、嫌いにならないで……」
誠「ことのはは、ぼくがおんなのことなかよくすると、かなしいの?」
言葉「……はい……」
誠「じゃあ、ぼく、なかよくしない」
言葉「え……」
誠「ことのはがかなしいなら、しない」
言葉「誠くん……!」 ぎゅっ
誠「わぷっ」
言葉「大好きです、誠くん。大好き……」
誠「ぼくも、ことのはだいすき!」
言葉「誠くんっ」 ぎゅー
おやすみ
真奈美「今日から小学生か……早いものね」
言葉「ハンカチとちりがみ。筆箱。鉛筆は全部削ってある……」
誠「だいじょうぶだよ。なんどもかくにんしたから……」
言葉「もし迷子になってしまったら、すぐに大人の所に行くんですよ。でも女の人はだめですよ。車には気をつけて……」
真奈美「誠くん、言葉のことはいいからもう行きなさい。班の人を待たせると悪いわ」
誠「うん。ことのは、おかあさん、いってきます!」
言葉「はい……いってらっしゃい……」
真奈美「いってらっしゃい」
誠「ただいまー!」
言葉「おかえりなさいっ、誠くん。誠くん……」 ぎゅっ
誠「ことのはー」 ぎゅー
言葉「小学校はどうでした? 楽しかった?」
誠「うん!」
言葉「どんなことがあったか教えてください」 にこにこ
誠「えーとね、せんせいはすごくやさしいひとだった」
言葉「女の人?」 にこにこ
誠「う、うん……」
言葉「そうですか……他には?」 にこにこ
誠「ともだちができたよ。ゆうちゃんっていうの」
言葉「そのゆうちゃんは『ゆうこ』ちゃん? それとも『ゆか』ちゃんですか? 『ゆみ』ちゃん?」 にこにこ
誠「ううん、ゆうすけくん……おとこのこだよ」
言葉「そうですか。よかったぁ」 にこにこ
誠「ただいまー」
言葉「おかえりなさい。今日はどんなことがありました?」
誠「漢字の勉強いっぱいしたよ! ちょっと待ってて……」 かきかき
言葉「?」
誠「……ほら! 言葉!」
言葉「あ……」
誠「ことのはってこう書くんでしょ? 書けるようになったよ」
言葉「誠くん……! すごい! 偉い! かしこい!」 なでなで
誠「えへへ……でも、まだ上手く書けないの。葉っぱの漢字、すごく難しいんだ」
言葉「じゃあ、練習しましょうか。私もいっしょにやります。私は誠くんの名前を書きます」
誠「うん! ……ことの……は。ことの……は。ことの、は……」 かきかき
言葉「誠、誠、誠、誠、誠……」 かきかき
誠「言葉、字、上手だね。早いし」
言葉「そうですか? ありがとうございます」
誠「へー、まことってこう書くんだ……」
言葉「自分の名前の書き方は教わらなかったんですか?」
誠「うん。最初に言葉の名前を書けるようになりたかったの」
言葉「誠くん……!」 むぎゅっ
誠「わひゃ」
心「ただいまー」
言葉「おかえりなさい」
誠「おかえり、お姉ちゃん」
心「何やってんの……うわ、ノート真っ黒! 文字びっしり」
誠「学校で漢字習ったの。名前の練習してるんだよ」
心「へー。心って字はもう習った?」
誠「うん」
心「書いてみて、書いてみて」
誠「……はい!」
心「わ、上手。誠くんは賢いねー」 なでなで
誠「えへへ」
言葉「……大げさよ。誠くんをあまり甘やかさないで」
心「えっ」
誠「ただいまー!」
言葉「おかえりなさい」
真奈美「おかえりなさい」
誠「お母さん、これ」
真奈美「プリント……授業参観か。……ああ、この日は仕事ね」
誠「来れないの?」
言葉「お母さん」 はいっ
真奈美「……」
言葉「……」
真奈美「……わかったわ。言葉、おねがい」
誠「言葉が来るの?」
言葉「そうですよ。誠くんががんばってるところ、いっぱい見ててあげますからね」
誠「うん! がんばる!」
授業参観日 教室
言葉「誠くーん」 ぶんぶん
誠「えへへ……」
誠(ちょっと恥ずかしい……)
「あれが誠のお母さん? いいなぁ、あんなに美人で……」
誠「言葉はお母さんじゃないよ。お母さんは真奈美さん」
「じゃあ、お姉ちゃんか」
誠「うーん……お姉ちゃんは心ちゃんで、言葉は心ちゃんのお姉ちゃんだけど……でも、言葉は言葉だよ」
「? なんだそれ。どういうこと?」
誠「言葉をお姉ちゃんって呼ぶと、言葉が嫌がるの。言葉って呼んでほしいんだって」
「ふーん、変なのー」
誠「……」
言葉「かっこよかったですよ、誠くん」
誠「ほんと? 一番?」
言葉「はい。一番です」
誠「えへへ……言葉も一番きれいだったよ。友達もみんなきれいだって言ってた」
言葉「あ、ありがとうございます」
誠「……言葉」
言葉「はい」
誠「言葉は僕のお姉ちゃんなの? 言葉はお姉ちゃんじゃないって言ったら、友達が変だって」
言葉「違いますよ。私は誠くんの恋人です」
誠「恋人って?」
言葉「ずーっといっしょにいる二人のことです」
誠「そっかぁ。じゃあ、言葉は僕の恋人だね。ちっちゃな頃から一番言葉といっしょだもん」
言葉「はい。これからもいつまでもいっしょですよ」
誠「うんっ」
誠「ただいま」
言葉「おかえりなさい」
言葉「お風呂、沸きましたよ。いっしょに入りましょう」
誠「い、いい。一人で入る」
言葉「え?」
誠「……まだお風呂いっしょに入ってるって言ったら、かっこ悪いって……。だから、今日から一人で入る」
言葉「恋人がいっしょにお風呂に入るのは、全然変なことじゃないですよ」
誠「そうなの?」
言葉「はい。小さな頃からずっといっしょに入ってるんですから、これからもそうしましょう」
誠「でも……」
心「誠くんの好きにさせてあげようよ」
言葉「心……」
心「誠くんもいつまでも子どもじゃないだから。意思を尊重してあげるべきだよ」
言葉「そう……ね。誠くん、何かあったらすぐに呼んでくださいね」
誠「うん」
誠「た、ただいま……」
言葉「おかえりなさい」
誠「……」
言葉「……?」
誠「……どこに隠そう……」
言葉「何を隠すんですか?」
誠「わっ!? こ、言葉……」
言葉「何を隠してるんですか?」
誠「……何も隠してなんか……」
言葉「……ランドセル、貸してください」
誠「だ、だめだよ……!」
言葉「貸してください」
誠「……っ」
言葉「これって……」
誠「……」
言葉「……どこで拾ったんですか、こんなの」
誠「……林に捨てられてたの……」
言葉「捨てます。こんないかがわしい本、読んじゃだめです」
誠「あ……」
言葉「何を言っても無駄ですよ」
誠「違うよ……。捨てていいから……もう拾ったりしないから、怒らないで……」
言葉「え?」
誠「き、嫌わないで……っ」
言葉「誠くん……」
誠「ひぐっ、ごめんなさい、言葉。ごめんなさいぃ……」
言葉「嫌いになったりなんかしませんよ。怒ったのは、誠くんのことが大好きだからです」
誠「ほんと? ほんと……?」
言葉「本当ですよ。だからもう泣かないで……」
小学生のときはエロ本見せられても瞬間的に目を背けてたな
>>201
やーいむっつりすけべー
言葉「はぁ……」
心「大きなため息。どうしたの?」
言葉「誠くんに避けられてる気がする……。……嫌われた……?」
心「そんなことはないと思うけど……。陰からお姉ちゃんのこと見てること多いし」
言葉「口うるさくしすぎてるからかな……。構いすぎだからかしら……」
心「聞いてないし」
誠(最近、言葉を見るとどきどきする……)
言葉「誠くん、どうかしましたか?」
誠「な、なんでもない」
誠(言葉、今日もきれい……)
誠(言葉のおっぱい、大きい……)
言葉「?」
誠(言葉の裸、見たい。おっぱい、見たい……)
誠(またいっしょにお風呂に入ろうなんて、かっこ悪くて言えないし……)
誠(見たい。見たいよぉ……)
言葉「誠くん?」
誠(ちんちんが痛い……。なんで……?)
言葉「誠くん……」
誠「言葉……なんで裸なの?」
言葉「おいで」
誠「こっ、言葉っ」 ぎゅっ
誠「言葉、言葉……!」 ぎゅー
誠「あっ」
誠「……あれ……? 夢……?」
誠「変な夢……。なんか……」
誠「……?」
ぐちゃ
誠「何これ……。おしっこ……?」
誠(ど、どうしよう。お風呂場で洗って……ううん、びちょびちょだとばれちゃう。洗濯機の使い方なんてわかんないし……)
誠(どこかに隠さなきゃ……)
言葉「おはようございます、誠くん」
誠「ことっ!?」 さっ
言葉「……今、何を隠したんですか?」
誠「……」
言葉「……怒ったりしないから、言ってください」 ぽんぽん
誠「あの……お……おねしょ……」
言葉「なんだ、そんなことですか。洗いますから貸してください」
誠「でも……」
言葉「大丈夫ですよ。私、誠くんが赤ちゃんのころからお世話してるんですから」
誠「……はい……」
言葉「誠くんはお風呂で……」 ぬちゃっ
言葉「……」
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!
誠「なんかね、おしっこも変なの」
言葉「……」
誠「言葉?」
言葉「は、はいっ。大丈夫です」
言葉(これって……精……)
言葉(こういうときってどうすればいいんだろう……) ジャブジャブ
誠「言葉、きれいに洗ったよ」
言葉「タオルでよく拭いてくださいね」
誠「はーい」
言葉(……保健体育の授業を思い返してみれば、早すぎるってほどじゃないけど……)
言葉(誠くんの体が、もう、そういうことをできるってことで……だめ。早すぎる。まだ小学生なのに……)
言葉(でも、放っといたら、きっとまた何度もこんなことに……)
言葉「……誠くん」
誠「なに?」
言葉「あの……お、おちんちんが大きくなったりとか、したことありますか?」
誠「う、うん」
言葉「そうですか……。じゃあ、もしそうなったら……こっそり、私に教えてください」
誠「言葉に言えばいいの?」
言葉「はい。他の人には……お母さんにも、言っちゃだめです」
誠「わかった。……あのね」
言葉「なんですか?」
誠「言葉のこと考えてると、大きくなるよ?」
言葉「えっ」
誠「言葉のこと見てると……言葉のおっぱい見たくなって、ちんちん痛くなる……」
言葉「わ、私の胸を見たいんですか?」
誠「……うん」
言葉「えっと……」
言葉(どうしてためらってるんだろう。少し前までいっしょにお風呂入ってたぐらいなのに……)
誠「……」 じー…
言葉(誠くんが見てる……期待の眼差しで……)
言葉「……いいですよ。ちょっと待ってくださいね」
誠「!」
言葉「……」 ぬぎぬぎ…
ぱさっ
誠「……」
言葉「ブ、ブラジャーも取った方がいいですか……?」
誠「」 こくこく
言葉「……」 カチッ
言葉「はい……」
たぷんっ
誠「……っ」 ごくん
むくっ むくっ
言葉「あ……」
誠「大きくなっちゃった……。言葉、どうすればいいの?」
言葉「えっと、えっと……じっとしててください」
誠「うん」
言葉「……」 そー…
ぎゅっ
誠「いたっ」
言葉「ごっ、ごめんなさい」
誠「うん……」
言葉「こう……これぐらい……?」 ふわっ
言葉「痛くありませんか?」
誠「うん。平気」
言葉「この後は、ええと……こう……?」 しゅっ
言葉「これで合ってるのかしら……」 しゅっ しゅっ
誠「……言葉……っ」
言葉「い、痛いですか?」
誠「違うの。なんか、頭がぼーっとするの……」
言葉「……気持ちいいんですか?」 しゅっ しゅっ
誠「……うん。そうかも……」
言葉「よかった。どんどん気持ちよくなってくださいね」 しゅっ しゅっ
誠「あっ……あっ……」 がくっ がくっ
言葉「ま、誠くん、じっとしててください」
誠「だって、体が、勝手に……」 がくっ がくっ
誠「足、力入らない……。立てないよ……」 がくがく
言葉「座って……寝転がっていいですよ。頭、ぶつけないように気をつけて……」
誠「うん……」 ころん
言葉「続けますね」 しゅっ しゅっ
誠「は……あ……」
言葉「……」 しゅっ しゅっ
誠「……言葉、なんか……」 むずっ
言葉「?」 しゅっ しゅっ
誠「おしっこ。おしっこ出そう……」 むずむず
言葉「……出していいですよ」 しゅっ しゅっ
誠「で、でもっ……」
言葉「出しても大丈夫です。……ううん、出してください。誠くんのおしっこ、いっぱい出してください」 しゅっ しゅっ
誠「あっ! でっ……ちゃう……!」 ぶるっ
言葉「出して……!」 しゅっ しゅっ しゅっ しゅっ
誠「……!」 ぴゅるるっ
誠「……っ。……っ」 びくっ びくっ
言葉「はぁ……はぁ……」
誠「……気持ちいいぃ……。なに、これ……」 ぼー…
言葉「……これからも私がしてあげますからね」
誠「ほんと……?」
言葉「はい。だから、おちんちんが大きくなったら、すぐに私に言ってください」
誠「うん……」
言葉「他の人には……女の人には絶対に教えちゃだめですよ」 なでなで
誠「うん……言わない……」
誠「ただいまっ!」
言葉「おかえりなさい」
誠「言葉っ、言葉っ」 ぐいぐい
言葉「ま、またですか? 昨日も、今朝もしてあげたのに……」
誠「言葉……!」
言葉「……」 きゅんっ
言葉「わかりました。でも、手を洗ってうがいをしてからですよ」
誠「うんっ、うんっ」
誠「あっ、あっ、言葉……」
言葉「えいっ、えいっ」 しゅっ しゅっ
誠「あっ、出るっ。出るぅっ」 びゅるっ
誠「……はぁ……はぁ……」
言葉「はい、きれいにしますよー」 ふきふき
誠「言葉……もう一回……」
言葉「だ、だめですよ。こんなことばかりしてちゃ……」
誠「言葉ぁ……っ」
言葉「……宿題、ありますよね? 終わらせたら、もう一回してあげます」
誠「約束だよっ。絶対だよっ」
誠「宿題終わったよ! 言葉っ」
言葉「まだです。ちゃんとできたか見てあげますから、その後です」
誠「うー……」
言葉「が、がまんできたら、ごほうびあげますから……」
誠「ごほうび? 何!?」
言葉「そうですね……」
誠「おっぱい!」
言葉「え?」
誠「おっぱい触りたい!」
言葉「……わ、わかりました。だから、がまんするんですよ?」
誠「はいっ」
言葉「……うん、よくできました」
誠「言葉っ、脱いでっ、脱いでっ」 ぐいぐい
言葉「ひ、ひっぱっちゃだめです。悪い子にはごほうびあげませんよ?」
誠「……ごめんなさい……」
言葉「おとなしくしててくださいね?」 ぬぎぬぎ…
誠「……!」
言葉「さ、触るだけですよ? それだけですからね?」
誠「言葉!」 がばっ
ぐににっ
言葉「つっ」 びくっ
誠「おっぱい、言葉のおっぱい……」 ぐにぐに
言葉「誠くん、痛いっ」
誠「あ……」 ぴたっ
言葉「痛いです……」
誠「ごめんなさい……」
言葉「……優しく、おねがいします」
誠「う、うん」 むにっ
言葉「んっ」
誠「痛い?」
言葉「いいえ。続けていいですよ」
誠「……」 むにむに…
誠「柔らかい、言葉のおっぱい。気持ちいい……」 むにゅむにゅ
誠「……」 かぷっ
言葉「ひあっ」
誠「んっ、んっ……」 ちゅうちゅう
言葉「ま、誠くん、だめですよ……」
誠「んっ、んくっ」 ちゅうう…
言葉「触るだけって、言ったのに……」
誠「んっ……んっ……」 ちゅぷちゅぷ
言葉「……もうっ」 にぎっ
誠「あう」 びくん
言葉(やっぱり大きくなってる……) しゅこっ しゅこっ
誠「……」 かぷっ
言葉「あっ」
誠「んっ、んっ」 ちゅっ ちゅう
言葉「ん……」 しゅこ しゅこ
誠「あっ、ああっ」 びゅるっ びゅるっ
言葉「いっぱい出ましたね」 ふきふき
誠「んっ……」 ちゅうちゅう
言葉「……知ってました? 誠くん、赤ちゃんの頃も私のおっぱい吸ってたんですよ」
誠「そうなの?」
言葉「はい。お乳なんて出ないのに、一生懸命吸ってて……かわいかったです」
誠「だって、言葉のおっぱい美味しいから……だからだよ」 ちゅうっ
言葉「まぁ」
誠「んっ、んっ」 ちゅうちゅう
言葉「誠くん……」 ぎゅっ
真奈美「もう中学生か……早いものね。……前にも同じようなこと言ったかしら……」
言葉「……」
誠「言葉? どうしたの?」
言葉「い、いえ。背、高くなったなーって……」
誠「すぐに言葉よりも大きくなるよ」
言葉(身長がまだ少し足りないだけで、ほとんど「あの」誠くんだ……)
言葉「あ、寝癖」
誠「え?」 ぴょこん
言葉「蒸しタオル、用意しますね」
言葉「そろそろ取っていいですよ」
誠「どう? 治った?」
言葉「はい。完璧に……」
ぴょこんっ
言葉「……」
言葉「……っ」 ぐぐぐ…
誠「こ、言葉、痛いよ……」
ぴょこんっ
言葉「く……」
言葉(この寝癖……いや、あほ毛……まるで……)
世界「何するのよ、桂さん」
言葉「さいっ!?」
誠「何するんだよ、言葉……言葉?」
言葉「ま、誠くん……」
誠「大丈夫? 顔、少し青いよ」
言葉「……平気、です……」
誠「全然平気じゃなさそうじゃないか」 ぴょこぴょこ
言葉「ひっ……」
誠「言葉……?」
言葉「……そこにいるんですか?」
誠「え?」
言葉「そこにいるんですか? 西園寺さん……」
誠「何言って……」
言葉「出ていってください」 ギラリ
誠「言葉!? 何を……」
言葉「私の誠くんから、出ていってくださいっ!」 ぶんっ
誠「……っ」
じょきんっ
誠「……」
ぱらっ…
誠「……?」
言葉「ふーっ、ふーっ……何度現れたって、何本だって、切り落としてやる……」
誠「言葉……」
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おまえら保守だけしてろよ
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誠「母さん、西園寺って誰?」
真奈美「」 ぎくっ
誠「……知ってる人?」
真奈美「……」
誠「言葉には……怖くて訊けないし。誰なの?」
真奈美「……あなたには、知る権利があると思う……けど」
誠「けど?」
真奈美「知ってしまったら、言葉とはいっしょにいられなくなるわよ」
誠「え」
真奈美「それでもいいなら教えてあげるわ」
誠「……」
真奈美「……」
誠「……いい。そんなことになるなら、知りたくない」
真奈美「……そう答えると思ったから……卑怯ね、私」
誠「ただいま」
言葉「おかえりなさ……あら」
「こ、こんちわ」
「ども」
誠「友達連れてきた。いいよね?」
言葉「ええ、もちろんですよ。どうぞあがってください」
「おじゃましまーす」
言葉「お茶の用意してきますね」
誠「うん、ありがと」
言葉「失礼します」
言葉「お茶とお菓子……お口に合えばいいですけど」
「わざわざすんません」
言葉「それじゃ、ごゆっくり……」
「えぇ!? お、俺たちだけお菓子なんて悪いですよ。お姉さんもいっしょにどうですか?」
誠「お、おい……」
言葉「でも、お邪魔になってしまいますし……」
「邪魔なんてとんでもない! あ、誠が学校でどんな感じかとか知りたくないっすか?」
誠「おいってば!」
言葉「誠くんの……そ、それじゃ、少しお邪魔しちゃいますね」
誠「……」
「……で、こいつ、意外ともてるんですよ。いいなって言ってる女子が結構……」
言葉「……」
「!?」 ぞくっ
(な、なんか、一瞬目が……っていうか空気が……) ぶるっ
言葉「……そうなんですか?」
誠「そ、そんなこと全然ない。女の子とはあまり話さないし……」
「そういえば、お前が女子といるところほとんど見ねえな。まるで避けてるみたいな……」
誠(まるでっていうか、まさに進んで避けてる)
言葉「そうですか……」 ほっ
誠「……」 ほっ
「それにしてもお姉さん、きれいですよね」
言葉「そ、そんなことないですよ。それに、お姉さんってほど若くもありませんし……」
「いやいや、大学生ぐらいにしか見えませんよ」
言葉「あ、ありがとうございます」
誠「……」 イライラ…
言葉「私はこれで。ゆっくりしていってくださいね」
「はーい」
「……誠、この野郎!」
誠「な、なんだよ」
「あんな綺麗なお姉さんがいるなんて聞いてねえぞ! ずるいぞ!」
「恋人いるのか? なあ!」
誠「さぁ」
「俺、立候補しちゃおうかな」
「すげえ色気だったな。おっぱいすげー大きいし、いい匂いしたし……」
誠「おい!」
「な、なんだよ、でかい声出して……」
誠「……人の身内で、あまり下卑たこと考えるんじゃねえよ」
「わかったよ。悪かった悪かった」
「さて、そろそろ帰るか」
「また呼べよ? お姉さんがいるときにな」
誠(二度と呼ばねえ)
誠「ふぅ……」
言葉「お友達、いい人たちですね」
誠「……」
言葉「……誠くん?」
誠「あんなの、お世辞だよ」
言葉「え?」
誠「綺麗とか、若いとか。いちいち舞い上がるもんじゃない」
言葉「……怒ってるんですか?」
誠「誰が……!」
ぎゅっ
誠「あ……」
言葉「……」 ぎゅー…
誠「……嘘。ごめん。言葉、綺麗だよ」
言葉「ありがとうございます」 ぎゅー…
誠(いい匂い……)
誠「あっ」 むくむく…
言葉「大きくなっちゃいましたね」 すりすり
誠「……」
言葉「今、楽にしてあげます」 ジー…
誠「……言葉……したい」
言葉「? したい?」
誠「……セックス……言葉と……」
言葉「え……」
誠「言葉……!」
言葉「だっ、だめです……!」
誠「そんな……」
言葉「……い、今は、まだだめです……」
誠「! じゃ、じゃあいつになったら!?」
言葉「……誠くんが高校生になったら、そうしたら……」
誠「そんなにがまんできないよ!」
言葉「だめ、です……」
誠「……っ、それなら……代わりに、胸でさせてよ」
言葉「胸?」
誠「いつも手でやってること、言葉の胸でやってよ。それぐらいだったらいいだろ?」
言葉「……はい」
誠「言葉……っ」 びんっ
言葉「はい……」 ゆさっ
むにゅうう…
誠「!?」 びくっ
むにゅにゅ…
誠「く、あ……気持ちよすぎる……」
言葉(誠くんの、すごい……。胸の中で暴れてるみたいに脈動してる……)
誠「言葉……擦るみたいに動かして……」
言葉「は、はい」 ずにゅっ
誠「は、うあ……」
言葉「こう……ですか?」 ずにゅにゅっ ずにゅにゅっ
誠「あっ、だめだっ、でっ、出るっ!」 びゅるるっ
言葉「きゃぷっ!?」 びちちっ
誠「うあ……あー……」 びゅるっ びゅるっ
言葉「んぷ……う……」 どろぉ…
誠「はぁ……はぁ……っ」
言葉(熱い……。すごい臭い……) どろっ
誠「……あ、あ、ごめん、かけちゃって。ごめん……」
言葉「へ、平気ですよ、これくらい……んっ」 ぢゅるっ
誠「!」
言葉「ん……」 ぢゅっ ぢゅる
言葉「……っ」 ごくん
誠「……」 むらむら…
言葉「? 誠くん?」
誠「こ、言葉……今度は、口で……」
言葉「お、お口でですか?」
誠「絶対、それだけだから……。口でしてくれたら、ずっとがまんするから……っ」
言葉「……わ、わかりました」
言葉「……」 きゅっ
誠「……っ」
言葉「……」 ちろっ
誠「く、う!」 びくん
言葉「……」 ちろ ちろ
誠「あ……あっ」
言葉「……気持ちいいですか?」
誠「ああ……だけど、もっと……」
言葉「もっと?」
誠「口に含んだりとか」
言葉「はい……」 あーん…あむっ
誠「ううっ」
言葉「……」 もごもご
誠「あ、あ、気持ちいい。言葉、気持ちいい……!」
言葉「……」 もごもご
誠「言葉っ、顔、動かして……」
言葉「んっ……」 がりっ
誠「いっ!」
言葉「! ご、ごめんなさいっ」
誠「だ、大丈夫……」
言葉「ごめんなさい……」 さすさす
誠「……言葉、口開けて」
言葉「ふぁい……」 あー…
誠「入れるよ」 ずっ
言葉「んむっ」
誠「そうしたら、口をすぼめて……歯は立てないで」
言葉「ひゃい」 ちゅぷ…
誠「……」 がしっ
言葉「? ……?」
誠「動かすよ……!」 ぐいっ
ずんっ
言葉「うぐっ!?」
誠「はぁ……! はぁ……!」 ずんっ ずんっ
言葉「うぐっ……んんっ」
誠「すご、い。言葉の、口……」 ずんずん
言葉「んぐ! んぐぅ……」
誠「言葉の、かわいい口に、ちんこ突っ込んでる。ああっ!」 ずんずん
言葉「うぐ……う……」
誠「……! 出るっ。出すよ、言葉!」 がしっ
言葉「ん……! ん……!」
誠「飲んでっ」 びゅくっ
言葉「!」
誠「うっ! うう……!」 びゅーっ びゅーっ
言葉「うぶっ。ふぐ、う……」 ごぎゅっ ごぎゅっ
誠「……ああ……」
ずるんっ
言葉「かはっ……はぁ……げほっ」
誠「はぁ……はぁ……」
言葉「ごほっ、ごほっ。……はぁ……」
ぷらん
言葉「……」 ちゅっ
誠「言葉……」
言葉「きれいに……しまひゅ」 ぺろぺろ
言葉「んっ……ん……」 ぺろぺろ
誠「……」 なでなで
言葉「んんっ」 ちゅうっ
誠「……言葉、もう一回……」
言葉「もう一回、だけですよ?」
言葉「んぶっ……ふぶっ……」 ぢゅぷっ ぢゅぷっ
誠「あ、く、ま、また……!」 ぴゅっ ぴゅっ
言葉「んっ……」 ぢゅるるっ
言葉「……一回だけって言ったのに、結局三回もです……」
誠「だって、言葉がいやらしいから……」
言葉「い、いやらしいのは誠くんだけです!」
心「ふひぃー、仕事しんどかったよー」 ぐでー
誠「おつかれ、姉さん」
心「あれー? 誠くん、風邪ひいてる?」
言葉「か、風邪ですか? おくすり……」
誠「い、いや、元気だけど」
心「えー? でも声が……あー! 声変わりだー!」
誠「声? ……ほんとだ、なんか変」
言葉「あ……!」
心「うん。あーんなにかわいかった声が、少し太くなってる。男の声だー」
誠「あー、あー。……変。変な声」
心「あはは、変なのー」
言葉「……」
誠「言葉?」
言葉「!」
誠「どうしたの?」
言葉「も、もう一度!」
誠「え?」
言葉「もう一度……私の名前、呼んでください」
誠「言葉」
言葉「……! もう一度」
誠「言葉」
言葉「はいっ。……はい……」 ぽろっ
誠「!? ど、どうしたの? 何が……」
言葉「誠くんの声……誠くん……」 ぽろぽろ…
誠「言葉……?」
心「……」
言葉「誠くん、誠くん」
誠「何? 言葉」
言葉「……っ」 ふるふる
誠「……言葉」
言葉「はい」
誠「言葉」
言葉「はいっ」
誠(声が変わってからというもの、言葉がいつもそばにいるようになった……元からだけど、ますますってこと)
誠(……まぁ、俺は嬉しいし、言葉も嬉しそうだから言うことなしだけど)
言葉「誠くんっ」
誠「うん、言葉」
言葉「はいっ」
誠(言葉、かわいいなぁ)
>>728の家系図見ながら飯食ってたら気持ち悪くなってきた
誠「言葉っ」
言葉「だ、だめです。二日前にしたばかりですよ? 受験生なんですから……」
誠「三日もできないなんて、そんなの無理だよ……! 一回だけでいいから……」
言葉「いつもそう言って、疲れ果てるまでしちゃうじゃないですか……。勉強を疎かにしちゃいけません」
誠「言葉、言葉ぁ」
言葉「あ……甘えたって、だめです」
誠「言葉……!」
言葉「だめですっ」
誠「……」
言葉「お勉強、しましょ? 手伝ってあげます」
誠「……」
言葉「……誠くん?」
誠「言葉っ」 がばっ
言葉「きゃっ……」
どさっ
はやくしろパンツ脱いでもう45時間だ
誠「言葉……言葉……」
言葉「やっ、だめです、誠くん。降りて……」
誠「いい匂い……言葉……」 ぐいっ
言葉「だ、だめ! 脱がさないで……!」
誠「いいじゃん。もうすぐ高校生だよ? もう……」
言葉「まだだめなんですっ。高校生になるまでは……」
誠「言葉だって本当はしたいんでしょ? がまんしないでよ」
言葉「やっ! いやぁ!」
誠「……」 カチン
誠「……」 ぐいっ ぐいっ
言葉「やめて……!」
誠「俺、言葉のことが好きなんだ! だから……!」
言葉「!」
『俺、桂さんのことが好きなんだ』
言葉「あ……! あ……!」
誠「言葉が悪いんだぞ。こんなに好きなのに、生殺しにさせて……!」 ずるっ
言葉「やだっ! やだぁ!」
誠「……っ」
言葉「助けて、誠くん!」
誠「え……?」
言葉「誠くんっ。誠くんっ」
誠「言葉……? 何言ってるんだ……?」
言葉「うう……うあぁぁぁぁ……」
言葉「誠くん……。誠くん……」
誠「……ここにいるよ」
言葉「誠くん……助けて……」
誠「俺は、ここに……」
言葉「誠くん……」
誠「……」
言葉「ごめんなさい、私、びっくりしちゃって……」
誠「ううん……俺の方こそごめん。もうあんなこと絶対にしない」
言葉「……よく、覚えてないんです。私、何か……」
誠「……いや、特に何もなかったよ」
言葉「そうですか……」
誠「……言葉……」
言葉「!」 びくっ
誠「……」 ぎゅっ
言葉「……誠くん……?」
誠「……ここにいるから」
言葉「?」
誠「ここにいるからね……」
言葉「……?」
~Fin~
>>768
面白いと思ってるの?どんな気持ちで書き込んだの?
>>769
気に障ったのかすまんな
なんか誠Jrが悟りを開いて言の葉を大切に思ったんだなと思ったら
完!な気がしてしまった
不快にさせるなら脳内だけに留めておくんだったぜ
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02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
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04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
引き継ぎが必要だな
カツヤマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
カツヤマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
カツヤマダァ?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン
保守につかれてSS書きなぐった
>>950までに書く奴が現れなかったら貼っていいか
SS投稿したことないんで止められたらチラ裏に書いておきます
ほす
ごめん>>950とか無謀だった眠い
ボスッ
誠「ふーっ。なんか・・・悪いことしちゃったかな」
誠(すぅ・・・)
誠(・・・言葉の匂いがする・・・)
誠(今日の言葉・・・どうしたんだろ・・・)
誠(助けて誠くんって・・・まるで俺じゃない誰かに助けを求めてるみたいだった)
誠(あの時の誠くんって・・・俺じゃないのか・・・?)
誠(だっていつも誠くんって呼んでるのに・・・)
誠(あの時の言葉・・・絶対俺に呼びかけてなかった)
誠(誠って誰なんだ・・・?)
誠(前に言ってた・・・言葉は、言葉。)
誠(言葉は俺のなんなんだ・・・?)
誠(・・・。)
ガバッ
(コンコン)
心「はーい?」
誠「姉ちゃん、俺だけど」
心「誠?どうしたの?」
誠「相談があるんだ。」
心「・・・。いいよ、入って。」
ガチャッ
スタスタ・・・
誠「姉ちゃん・・・」
心「なに?」
誠「誠くんって・・・誰?」
心「!」
心「誠は・・・あんたでしょ?」
誠「違うよ、俺じゃない方の誠くんのこと。」
心(・・・どういうこと?誠くんはお姉ちゃんの彼氏だった人・・・。でももういない)
心(あの人の存在はお姉ちゃんもお母さんも誠には教えてないはず・・・。なんで今頃)
心「誠はあんたしかいないじゃない。」
誠「・・・。」
誠(やっぱり変だ・・・。今、少しだけど間があった。何か考えたんだ。)
誠(わからないけど、誠が・・・俺じゃない誠がいる・・・?)
誠「・・・そっか、わかった。なんか変なこと聞いちゃった。ごめんね。」
心「・・・ううん、大丈夫。ふふ、寝ぼけたの?もう遅いんだから、ちゃんと寝なさい。」
誠「うん。また明日ね。おやすみ」
バタン
心「・・・。お姉ちゃん・・・。」
投稿の間隔はどのくらい時間を空けるものでしょうか。
少しは書き溜めがあるんですが連続レスしていいものか迷っています。
今はさるさん無くなったと聞いたが
じゃあ早ければ早いほどいいですか?
正直眠気で意識が飛びそうです
>>827-830
参考になります
誠「ふぅ・・・」ボスッ
誠(・・・みんな、何か隠してる。) 『……絶対、迎えに行きますから。約束しますから……』
誠(お母さんは・・・話してくれるだろう。) 『……だから、嫌いにならないで……』
誠(でも教えてもらえば、もう言葉に会えなくなる。) 『私は誠くんの恋人です』
誠(俺は・・・言葉が好きだ。一緒にいたい。) 『大好きです、誠くん。』
誠(俺は・・・。) 『大好き……』
コンコン
誠「・・・お母さん。起きてる?」
真奈美「なあに?」
誠「話があるんだ。入っていい?」
真奈美「・・・いいわ。入りなさい。」
ガチャ
誠「・・・。」
真奈美「・・・。」
誠「一つだけ、聞きたいんだ。」
真奈美「・・・質問によっては、もう言葉に会えなくなるわ。」
誠「うん・・・大丈夫。あのさ。」
真奈美「・・・。」
誠「言葉にとって誠は、大切な存在なんだね?」
真奈美「・・・・・・。ええ、そうよ。あの子にとって誠は、この世で一番大切な存在。」
真奈美「たとえ世界が滅んでも、世界を滅ぼしても。」
真奈美「・・・あの子はあなたのためなら、何でもするでしょうね・・・。」
誠「・・・」ニコッ
真奈美「・・・。」
誠「ありがとう。ちょっと、気になってさ。それが聞きたかったんだ。」
真奈美「・・・。それだけで・・・いいの?」
誠「うん。もうこのことでお母さんを困らせたくないんだ。言葉のことも。」
誠「だってお母さんもお姉ちゃんも、大好きだもん。一番は、言葉だけどね。」
真奈美「・・・!」
誠「夜中にごめんね。おやすみなさい」
バタンッ ・・・スタスタ・・・
真奈美「・・・誠。・・・言葉・・・。」
コンコン
誠「言葉、起きてる?」
言葉(・・・誠くん?)
誠「いや、返事はいいんだ。寝てるならそれでもいい。」
誠「ひとつだけ伝えたいことがあるんだ。何も言わずに聞いてほしい。」
言葉「・・・。」
誠「俺は言葉が大好きだ。これからもずっと一緒にいる。」
誠「そして言葉の誠は、ここにいる。・・・ここにいるよ。」
言葉「・・・。」
誠「だから、だから言葉もこれからも俺を好きでいてほしい。俺を、誠を。」
言葉「・・・!まこッ・・・」
誠「言いたいことはそれだけだから。・・・おやすみ、言葉。」
言葉「・・・誠・・・くん・・・?」
誠(やっと自分のベッドに戻って来れたよ・・・) 『こぉのあ』
誠(俺は 桂 誠。誠は、俺。) 『ことのはだいすき!』
誠(言葉が好き。大好き。) 『ちっちゃな頃から一番言葉といっしょだもん』
誠(言葉は俺の、恋人。ずっと一緒に居たい) 『言葉は僕の恋人だね。』
誠(ただ、好きなんだ。言葉が好き。だから俺は)『これからもいつまでもいっしょですよ』『うんっ』
誠「言葉と一緒にいられれば、それでいい。」
誠(意外と答えはシンプルなもんだな。)
誠(とりあえず・・・高校生になることだけ考えるかな。楽しみな約束もあるし)
誠(今日は・・・おやすみ・・・)
・・・すぅ・・・すぅ・・・
・・・
・・・
チュン・・・チュン・・・
真奈美「誠?早く起きなさい!」
誠「・・・。」
真奈美「あの子ったら今日から高校生なのに大丈夫かしら。言葉、誠を起こしてきてくれる?」
言葉「はーいっ」
ガチャ
言葉「誠くん、もう起きないと!」
言葉「もったいぶって見せてくれなかった制服姿を今日こ・・・そ・・・?」
誠「・・・とっくに起きてるよ。・・・榊野の制服、似合うかな」
言葉「・・・あ・・・。あ・・・!!」ポロ・・・
誠「待たせたね、言葉。」
言葉「・・・グスッ・・・ぅ・・・ああ・・・!」ポロポロ
誠「ふふ、いや、待ったのは俺だね。今日からのために勉強頑張ったんだから。」
誠「・・・ちゃんと約束守ってよね。」スタスタ
ギュっ
言葉「・・・!?」
誠「これからもずっと一緒だよ、言葉」
言葉「っはい・・・はいっ!」ギュウッ
書き溜めここまで
さあ高校に入学したから約束の時間だ
>>659言葉「……誠くんが高校生になったら、そうしたら……」
ただ引き継ぎ頼む俺は限界だ
あとで読みに来るからエロ書くならラブラブな展開でたのむ
間違っても言葉ちゃん壊すなよ
この誠は言葉ちゃん家庭で育ったから大丈夫だろ、多分
読んでくれた人ありがとう
支援ありがとう
文章にスレの先人たちの言葉をお借りしました
重ねてありがとう
乙!
UC7yVI7l0は乙
gQyThhRt0の続きが読みたいけどもう埋まるし残念だな…
>>893
全部書いたら改めて自分で立てるわ年内にでも
散々保守らせて申し訳ないが
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません