まど神「このスレは魔女もインキュベーターも存在しない世界だよ」
まど神「もうひとりのわたしと周囲の皆で繰り広げるゆるい日常が描かれるの」
前スレ
明るい魔まマ 魔法少女まどか☆マギカ 〜私の大切な人〜
派生スレ
魔法少女ほむら☆マギカ〜私の居場所〜 明るい魔まマほむらルート
まど神「ラブコメ、シリアス、ギャグ、えっち……色々投下予定だよ。よろしくね」
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登場人物紹介
鹿目まどか
魔女もインキュベーターも存在しない世界のまどか。かつて別の世界のまどかの因果を背負わされ最強の魔法少女として戦ったまどか。最高のパートナーと巡り合い、共に戦い愛し合い、真の魔法少女として覚醒。平和な世界を取り戻した。
芳文
この世界のまどかの彼氏。別の世界のほむらの実子。かつて魔法少女となったまどかを最後まで守りぬいた少年。
青樹円華
アニメやハノカゲ版やノベル版、各二次創作の暁美ほむらとは違う世界からやってきた暁美ほむらの転生体で、芳文の母親。見た目は20代前半のほむらだが実年齢は35才(まどかが中2の時点で)。
暁美ほむら
魔女も魔法少女もいない世界のほむほむ。性格はメガほむ。髪型はクールほむら。コンタクト愛用。
まど神
アニメのまどかにハノカゲまどかやノベルまどか、おりこ☆マギカのまどかに加え、アワビ、マグロ、爪楊枝、まどカス、腹黒、タイタス等の公式非公式すべてのまどかが融合した超魔法淑女。
割れ鍋綴じ蓋の巻
——とある土曜日の昼時。
芳文 「部活も終わったし、これからどうしようかな」
通っている高校の剣道部での練習を終えて、家に帰る道すがら芳文がこれからどうしようか考えていた時だった。
詢子 「おっ。芳文君じゃないか。部活の帰りかい?」
仕事用のスーツ姿の詢子が芳文を見つけて声をかけてきた。
芳文 「こんにちは、お母さん。土曜日なのに仕事ですか?」
詢子 「ちょっとばかり忙しくてね。半日だけ休日出勤だったのさ」
芳文 「大変ですね。それじゃ今帰る所ですか?」
詢子 「そうだよ。芳文君は?」
芳文 「俺も家に帰る途中です」
詢子 「そっか。芳文君は昼飯もう食べたのかい?」
芳文 「まだです」
詢子 「なら一緒に昼飯でもどうだい? 一度娘の彼氏とサシで話もしてみたかったしね」
芳文 「はい。それは構いませんけど……」
詢子 「なんだい?」
芳文 「お手柔らかにお願いします」
詢子 「ははは。じゃああそこのファミレスにでも入ろうか」
こうして芳文は詢子に連れられてファミレスに向かうのだった。
——一方その頃。
まどか「円華さん、本当に買ってもらっちゃっていいんですか?」
円華 「いいのよ。家に来た時にまどかちゃんが使う食器なんだから」
まどか「ありがとうございます」
円華 「どういたしまして。でも折角の土曜日なのに私に付き合ってていいの?」
まどか「ほむらちゃん達とは学校でも会えますから」
円華 「ありがとう。まどかちゃん」
まどか「お礼を言うのはわたしの方です。いつも円華さんには良くしてもらって……」
円華 「いいのよ。私が好きでしてる事だから」
まどか「円華さん……」
円華 「そろそろ休憩しましょうか。あそこのファミレスにでも入りましょう」
まどか「はい」
まどかと円華は仲良く二人で芳文達の入ったファミレスへと向かう。
だが、まどか達は窓際の席に案内され、奥の席に座っている芳文達には気づく事はなかった。
——場面は再び芳文達へと変わる。
芳文と詢子はテーブルを挟んで対面しながら、ランチを食べて食後のコーヒーを飲みながら歓談していた。
詢子 「そうかそうか。まどかはこんなにあんたに愛されて幸せ者だね」
芳文 「まどかは俺のすべてですから」
詢子 「本当にまどかは幸せ者だよ。それにしても芳文君、良くそんなセリフを恥ずかしげもなく言えるね」
芳文 「俺の剣の師匠の教えですよ。俺は元々人付き合いとか得意な方じゃないですから。言うべき事を言わずに誤解されるのは避けたいですし」
詢子 「なるほどね。ところでうちの娘のどこにそんなに惹かれたんだい?」
芳文 「人を思いやれる優しい所とか、何事にも一生懸命だったりとか、ちっちゃくてかわいい所とか含めて全部です」
詢子 「全部か……。そう言ってもらえると母親としては嬉しいんだけどね……ほら、まどかってぬいぐるみが好きだったりあの年にしては子供っぽい所があるじゃないか」
——一方その頃。まどかと円華の二人は。
円華 「まどかちゃんは今の芳文の事も以前と同じくらい好き?」
まどか「勿論です。前の世界での芳文さんも今の芳文さんも大好きです」
円華 「そう。芳文は幸せ者ね」
まどか「どうして急にそんな事を聞くんですか?」
円華 「いえ。以前と育った環境が違うから……。前の世界のあの子より子供っぽいのが気になってね」
まどか「まあ確かに、ガンダムとかロボットのおもちゃで喜んだりする今の芳文さんはちょっと子供っぽい所があるかなって思いますけど……」
——同刻。芳文は詢子に本音を口にする。
芳文 「まあ確かにぬいぐるみを欲しがったり愛でたりする所はちょっと、子供っぽいかなとは思いますけど……」
——まどかと芳文はほぼ同じタイミングでそれぞれの母親に言った。
まどか「それはそれでかわいいなって」
芳文 「それはそれでかわいいなって」
円華 「……そう。これからも芳文の事よろしくね」
詢子 「……そうかい。これからもまどかの事、よろしく頼むよ」
まどか「はいっ」
芳文 「はいっ」
まどかと芳文は良い笑顔で頷くのだった。
——それから20分後。
芳文 「ごちそうさまでした。お母さん」
詢子 「いやいや。こっちこそ付き合ってくれてありがとう」
ファミレスを出た芳文と詢子の姿を見つけたまどか達が側に寄ってきた。
まどか「あっママ。それに芳文さんも」
円華 「あら……。こんにちは」
詢子 「こんにちは。円華さん。まどか、もしかして円華さんと一緒にこの店にいたのか?」
まどか「うん。買い物の帰りに寄って、窓際の席に座ってたんだよ。ママ達は?」
詢子 「仕事の帰りに部活帰りの芳文君に会って、一緒にランチを食べたんだ」
円華 「芳文がお世話になったみたいで……。すみません」
詢子 「いえいえ。こちらこそいつもまどかがお世話になって……」
芳文 「まどか、これからどうするの? まだ母さんとどっか行くの?」
まどか「えっと、買い物は午前中に済んだから芳文さんの家に戻る所だよ」
芳文 「じゃあ、これからこのままどこかに行かないか?」
まどか「え? でも荷物が……」
芳文の提案に嬉しそうな顔をする物の、すぐにちょっと困った顔でうつむくまどか。
円華 「荷物は私が持って帰るから、芳文とこのままデートに出かけてもいいのよ」
詢子 「どうせ帰る途中だから、まどかの分はあたしが持っていってやるよ」
そう言ってまどかの荷物を半ば強引に受け取る詢子。
円華 「あ、荷物は私が……」
詢子 「いいんですよ。気にしないでください。それに母親同士で話もしたいですし」
円華 「すみません」
まどか「ママ。ありがと」
詢子 「ああ。二人とも暗くなる前に帰ってくるんだよ」
まどか「うんっ」
芳文 「はい。ちゃんと送っていきます。まどか行こうか」
まどか「うんっ」
まどかは嬉しそうに返事をすると、芳文の腕に自分の腕を絡める。
芳文はまどかに優しく微笑むとまどかの歩幅にあわせてゆっくりと歩き出すのだった。
詢子 「やれやれ。お互いの両親公認とは言え、あの子達ときたら……」
二人の仲睦まじい様子に苦笑いをする詢子。
円華 「割れ鍋に綴じ蓋とはよく言った物ですね」
円華が詢子にそう言って微笑むと詢子もまた円華に微笑んで言うのだった。
詢子 「違いないですね」
おしまい
まど神「とりあえず、ここまでだよ」
まど神「今後の予定」
まどか「きれいになりたい」
まど神「わたしの最高のカキタレ」
まどか「また、胸が大きくなった……」
まど神「タイトルからしてろくでもない話の予感がするよ……」
まど神「安価とかするかもしれないからその時はよろしくね」ノシ
——旧姓、鹿目まどか(20)の朝は早い。
爽やかな朝の陽ざしの中、小鳥達の囀る音色がまどかの意識を夢の世界から呼び覚ます。
「ん……。朝……」
8畳2間のアパートの一室で、眠りから目覚めたまどかは未だまどろみから覚めきらぬ視線で、自分の右隣に寝ている夫を見る。
愛する妻の為に左腕を枕にしてやったまま、気持ち良さそうに寝ている夫を起こさぬよう、ベッドから抜け出す。
「朝ごはん作らなきゃ。でもその前に……」
裸で眠る夫に布団を掛け直してやり、まどかは生まれたままの姿でタンスから着替えを取り出してバスルームへと向かうのだった。
☆
「ふう……」
暖かいシャワーを頭から浴びてシャンプーを洗い流し、次は体を洗おうとした時だった。
不意にガチャっと言う扉が開く音がして、まどかが振り返ると夫である芳君がバスルームの中に入ってきた。
「おはよう、まどか」
「お、おはよう、芳文さん」
ごく自然な流れかのように堂々と入ってきた夫にまどかが朝の挨拶をすると、芳君はおもむろにボディソープを手に取り泡立たせ始める。
「えっと、わたしシャワー浴びてたの気付かなかった?」
まどかが困惑した表情で尋ねると、芳君は爽やかな笑顔で答える。
「ははは。流石にそこまで寝ぼけちゃいないさ」
そう言って、まどかの左腕を取るとボディソープを優しく刷り込むように塗り始める。
「え? えっと……なにしてるの……?」
突然の夫の行動に困惑しつつ尋ねると、彼は手を休める事無く言った。
「いや、夜にいっぱいまどかの体を汚しちゃったからさ、洗ってあげようと思って」
その言葉に昨夜の事を思い出したまどかは、慌てて彼の行動を止めようとする。
「そ、そんなのいいよっ。自分で洗うからっ」
「遠慮しなくていいんだよ。愛する奥さんをきれいに輝かせるのは夫の役目」
そんな事を言いながら、まどかの左腋の下まで手を伸ばすと腋の下を擦り始める。
「芳文さんくすぐったいよぅ……。それに、どうしてスポンジを使わないの?」
新婚3か月目の新妻の疑問にキラリと歯を光らせて、爽やかな笑顔で芳君は答える。
「何言ってるんだ。大切な奥さんの体をスポンジなんかで擦って傷つけたらどうするんだよ」
「いや、スポンジで擦るくらいじゃ」
まどかの言葉を言い終わらせない内に、芳君は言葉を続ける。
「だから、俺の手で優しく洗ってあげるよ」
そう言ってまどかの左胸に手を伸ばす。
ふにゅん。
「きゃっ?」
芳君の掌が、まどかの大きく張りのある形の良い乳房を優しく掴んで撫でる。撫でられた時に指と指の段差に乳首が引っかかって弾かれ、乳房がぷるんっと小さく揺れる。
「ひゃんっ!! よ、芳文さん、駄目だよ」
まどかがびくんっと体を震わせて窘めるが、芳君はお構いなしにボディソープまみれの手でまどかの乳房を撫で回す。
「ああ、ごめんごめん。片方だけじゃなくてもう片方も洗わないとな」
そう答えると右手でまどかの左の乳房を撫で回しながら、左手を右の乳房に這わせ始める。
「んっ……やっ……。だ、だめだよ……こん、な……朝っぱらから、なんて……あんっ……」
撫で回す動きから、まるで乳を搾り出そうとするかのような揉みし抱き方をする芳君は、いたずらっぽい表情でまどかの耳元に顔を寄せて囁く。
「こらこら。俺は体を洗ってあげてるだけだよ?」
「だ、だったら、もっと普通に洗って……ひゃうんっ!?」
芳君がまどかの乳首を左右共に、親指と人差し指と中指の3本の指先で摘まんで、くりくりと擦り始める。
「あっ!! ひゃうぅぅぅぅんっ!! だめぇっ!! 先っぽくりくりしないでぇっ……!!」
既にまどかの色素の薄い綺麗な乳首は赤く充血して固くなっており、ピンっと尖ったその姿でまどかの性的興奮を芳君に伝えていた。
「やれやれ。まどかは敏感だなあ。ちょっと感度が良すぎるんじゃないか? ただ洗ってるだけなのにさ」
「こ、こんなの、洗ってるって、あふっ……言わないっ……よっ」
「うーむ。どうやらここがまどかのスイッチで確定のようだな」
そう言って親指の腹と人差し指の腹で左の乳首をきゅっと軽く押し潰しながら、乳房の奥へ押し込む。
「はあぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」
まどかがびくびくっと体を震わせて、芳君の方へともたれかかってくる。
「スイッチが入ったらー♪ 止まるー思考回路ー♪」
脱力しているまどかを優しく受け止めながら、昨夜食後にケーブルテレビの再放送で見たテレビアニメ「神様ドォルズ」のEDテーマを口ずさむ芳君。
「はあ……はあ……」
シャワーのノズルを片手で取って、まどかと自分にかけてボディソープを洗い流すと、芳君は浴室の床に両足を投げ出す形で座り込み、自分の左の太ももの上にまどかが跨る形で座らせる。
「まどかのあそこ、すごく熱いのが太ももに伝ってくるよ」
芳君がそう言うと、まどかが顔を真っ赤にして文句を言おうとする。
「んっ……」
まどかが文句を言おうとする前に、芳君の口がまどかの口を塞ぐ。まどかの口内ににゅるんと自分の舌を差し入れ、まどかの舌に絡める。
芳君に口内を舐めまわされ、舌を舌で巻き取られ、吸われる。
「んうぅ……」
まどかの見開かれていた両目が閉じられ、頬がほんのりと桜色に染まっていく。
「ぷはぁ……」
ようやく芳君が顔を離すと、芳君の口の中とまどかの差し出している舌を繋げていた唾液の糸が。ぷつりと切れてまどかの顎に垂れる。
もにゅっ。ふにふにっ。
「ひゃんっ!! ま、またおっぱいっ……!!」
芳君の両手が再びまどかの双乳をこねくり始める。
「それにしても、まどかの胸本当に大きくなったよな」
そんな事を言いながら、乳首の先を人差し指の爪で軽く擦ってやる。
「やっ……それ、だめぇ……っ」
「高1の時にはもうけっこう大きかったし。これ、いまいくつあるんだ?」
「そ、そんなの……ひゃうっ!!」
言えない、と言おうとしたまどかの乳首をぺろりと舐める芳君。
「俺、まどかの事が本当に好きで大切だからさ。まどかの事は全部知りたいな」
芳君はそう言ってまどかの目をじっと見る。当然のように、乳房を攻めたてる手の動きは休めない。
じーっと顔をまっすぐに見つめられ、観念したのかまどかははあはあ、と荒い息を吐きながら夫の疑問に答える。
「……は」
「は?」
「はちじゅう……ろく、センチ……」
消え入りそうな小さな声で恥ずかしそうに答える新妻に、目を輝かせながら芳君は更に尋ねる。
「86センチ!! それでカップは!?」
「い、いー、だよ……」
「86センチのEカップ!? ……最高だ!! まどか、君は最高の奥さんだよ!!」
細身なのにボインに育った新妻のバストサイズを知り、歓喜の声を上げる芳君。
「あう……」
羞恥のあまり顔を真っ赤に染めるまどかの双乳を揉みし抱きながら、芳君は歓喜の声を上げる。
「86センチのEカップ!! 86センチのEカップ!! これは俺だけのもんだ!!」
超嬉しそうな表情で、まどかの右の乳房に吸い付くと、乳首をちゅうちゅうと音を立てて吸い始める。
「きゃふぅっ!? そ、そんなに強く吸っちゃ駄目ぇ……っ」
まどかの乳首に舌を絡め、時計回りに舐める。反時計回りに舐める。乳首の先端を舌で押し潰しながら、上に向かって舐めあげる。そのまま舌の先端の裏側で下に向かって舐める。
「ひゃうぅぅぅんっ!! だ、だめぇ……。おっぱい、おかしくなっちゃうよぉ……」
左の乳房を右手で揉みし抱き、乳首を摘まんだりくりくりと軽く押し潰しながら擦りながら、乳房を吸う口を離してまどかに言う。
「まどか、このままちょっと膝立ちになって」
芳君の言葉にはあはあと喘ぎながら、まどかは素直に従う。
芳君の両肩に両手をかけて、芳君の左太ももを跨ぐ形で膝立ちになったまどかの股間に、芳君は左手を這わせる。
普段は固く閉じている年齢に似つかわしくない、まるで幼子のようなまどかのたてすじを、芳君は器用に左手の親指と薬指の先端で左右に割り、拡げる。
まどかが快感に狂い分泌した愛の蜜によって、にちゃあ……と小さな音を立てて拡げられるまどかのたてすじ。
芳君はせっかく拡げまどかの幼いたてすじが閉じてしまう前に、中指をまどかの膣口に差し入れる。
「あっああぁ……っ」
自分の指よりもはるかに太い中指を一気に指の根元まで挿入され、まどかはたまらず仰け反ってしまう。
背中に回された芳君の右腕で押さえつけられたまま、乳を吸われ、膣内をぐちゅぐちゅに掻き回される。
「あっ!! あっ!! んぁあんっ!! お、おかしくなっちゃ……うぅぅっ!!」
ちゅぽんっと音を立てて、中指を引き抜くと、愛液でてらてらと光る中指の腹ですりすりとまどかの不浄の穴を撫で回す。
「……やっ!! そこだめぇ!!」
何をしようとしてるのか気付いたまどかが、抗議の声を上げた瞬間、愛液を纏った中指がずぶずぶとまどかの直腸へと侵入していく。
「ひぃやあぁぁぁぁぁっ!! 抜いてっ!! 抜いてっ!! おしりはやだあぁぁぁっ!!」
目に涙を浮かべながら、まどかは芳君に懇願する。
「どうして抜くの? 俺はまどかにもっともっと気持ちよくなって欲しいのに」
「だって、だって、そこおしりだよっ。汚いよぅっ!!」
「俺のまどかに汚い所なんてあるもんか」
そう言ってまどかの肛門に差し入れた中指を出し入れする芳君。
「やだあぁぁっ!! そこはやだあぁぁっ!!」
中指を出し入れされる度に発生する、膣のそれとは違った感覚にまどかは泣きながら顔を振る。
ちゅぷっ。
中指を肛門の奥に埋め込みながら、親指を膣内に挿入する芳君。
「ひぃやあぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
親指と中指を前後左右にぐにぐにと動かして、まどかの膣内と直腸を掻き回す。
「いやあぁぁぁぁぁぁぁんっ!! だめっ!! こんなのだめえぇぇぇぇぇっ!!」
まどかが両手を突っ張って逃れようとするが、腰の裏に回された芳君の右腕が力強く抱きしめていて逃れられない。
「はうぅぅぅぅぅんっ!! ひぃやぁぁぁぁぁぁんっ!!」
乳首を吸われ、舐め転がされ、歯で甘噛みされながら膣内と肛門を掻き回され、まどかは涙を流して涎を垂らしながら、絶頂に向けてよがり狂う。
くにくにっ……かりっ。
乳首を甘噛みしたまま、乳首を引っ張って顔を思い切り 乳房から引き離す。
にゅぽんっ。ちゅぽんっ。ぴんっ。
膣と肛門を一際強く掻き回した後、親指と中指を壁越しにくっつけようとする形のまままどかから引き抜き、そのまま親指のつま先でまどかのクリトリスを弾く。
「ひぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!」
まどかが背をのけぞらせて絶頂に達する。
ぷしゃあぁぁぁぁ……。
「あ、あぁぁ……やだぁ……」
まどかの股間から黄色い尿が噴き出して、芳君の左手と太ももに噴きかけられる。
「ひう……。やだぁ……」
おしっこを漏らしてしまい芳君に引っかけてしまった事に、まどかは背をのけぞらせたまま小さな声で嘆く。
「暖かいよ。まどかのシャワー」
芳君がまどかにそう言うと、まどかは勢いよく姿勢を正し、そのままぽかぽかと芳君の胸を叩く。
「ばかばかばかっ!! やめてって言ったのに!!」
そう叫ぶとまどかは小さな子供のように声を上げて泣き出してしまう。
「ひぐっ……うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
「しまった!! やりすぎた!!」
「うえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ!!」
「まどかごめん!! 俺が悪かった!!」
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
「ごめん!! 本当にごめん!! ちょっと調子に乗りすぎた!!」
泣きじゃくるまどかを抱きしめて、必死に謝る芳君。まどかは抱きしめられたまましばらく泣き続ける。
「ぐすっ……。もう、変な事しない……?」
ひとしきり泣いて、まどかは鼻をすすりながら問いかける。
「しないよ。もう二度とまどかが嫌がる事はしない」
「ぐすっ……。約束だよ」
「ああ。本当にごめん」
「なら、許してあげる」
そう言って芳君に微笑むまどか。
「うっ」
その微笑みにきゅんとした芳君はおちんちんを硬くしてしまう。
「あ……」
結婚してからほぼ毎日愛されていても、未だに慣れない男根に気付いたまどかが赤くなる。
「さ、さあ。体を洗って朝食にしよう」
流石に今までのやりとりでまどかを求めるのはどうかと思ったのか、芳君は背を向けてシャワーを頭から浴び始める。
「……芳文さん、その、そのままじゃ辛いよね……?」
まどかが恥ずかしそうにそう言って、芳君の背中にぴとっと自分の胸を押し付ける。
「いや、まあ……」
「その……いいよ……」
まどかが真っ赤になりながら、初めて芳君の硬くそそり立った男根に手を添える。
「芳文さんに、抱いてほしいな……」
消え入りそうな声で恥ずかしそうに言うまどか、芳君はとても愛しく思いまどかに優しくキスをする。
「……ベッドに行こうか」
「……うん」
☆
バスタオルで体を拭いて、二人で廊下に出ると芳君はまどかをお姫様抱っこして寝室へと運ぶ。
そしてベッドの側まで歩いていくその時、芳君は起きた時にベッドの下にはねのけたままにしていた掛布団に足を取られてしまった。
「うわわわわっ!?」
「きゃっ!!」
転びそうになってもなお、まどかだけは怪我をさせまいとする芳君。無理矢理片足を前に出し母親のようなスタイリッシュなターンを決めてバランスを取る。
その時だった。
すぐ側にいてずっと事の経緯を見守っていたわたしと、芳君にお姫様抱っこされていたこの世界のわたしの頭がぶつかってしまったのは。
「まどか。愛してるよ」
気が付くと、わたしはベッドの上に生まれたままの姿で寝かされていた。
愛の言葉を囁いて、芳君がわたしの首筋にキスをする。
「んっ……」
熱い口づけを首筋に受けて、思わず声が出てしまう。
ちゅっ。ちゅっ。
首筋から鎖骨、左胸、脇腹とキスをされる。
もにゅっ。
「あっ……」
芳君の大きな掌がわたしの胸を優しく揉みしだく。
「あっ、ぁぁぁぁんっ……」
思わず声を上げてしまうと、今度は優しく乳首を吸われる。
「……くすくす。芳文さんてほんとおっぱい好きだよね。まるで赤ちゃんみたい」
わたしがそう言って笑うと、彼は乳首を軽く甘噛みしてから口を離して言う。
「まどかのだから好きなんだよ」
そう言って、また乳首を口に含んで舌と歯で愛撫しながら、吸ってない方の乳房をもにゅもにゅと揉み、乳首を摘まむ。
「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁんっ……。そんな、おっぱいばっかり、だめぇ……」
「じゃあ、今度はこっちかな」
そう言って、おへそにちゅっとキスをしてから、芳君はわたしの両足を左右に割り拡げる。
「あっ……やだぁ……」
見られてる……。
わたしの大切な所、芳君に見られちゃってるよぅ……。
「もうこんなに濡れてるよ」
そう言って、芳君はわたしの秘所を指で撫でてから愛液にまみれた指を見せてくる。
「やだあぁぁあ……」
あまりの恥ずかしさに涙目で首を振ると、芳君はわたしの愛液が染み出しているスリットを両手の人差し指と中指で拡げて、スリットの奥に隠れていた膣口にキスをする。
「やっ!! そんなとこ舐めちゃ駄目だよ……」
わたしの言葉を無視して、芳君はわたしの膣口に舌を差し入れ舐めまわす。
チュパチュパレロレロ……っ。じゅるるるるっ。
「あひいぃぃぃぃぃぃぃんっ!! や、やあぁぁぁぁぁぁんっ!!」
散々、舐めまわして、吸いつくした後、膣口から舌を引き抜いてわたしの包皮に包まれたクレトリスを剥くとそのまま口付けて吸う。
「あっあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ぷしゃっぷしゃあぁぁぁぁぁぁっ……。
あまりの快感に潮を吹いてしまうわたし。
わたしの吹いた潮で口元をべたべたにした芳君が、手の甲で潮を拭いながらわたしの上に覆いかぶさる。
「まどか。いい?」
「うん……。きて……」
芳君が硬くそそりたった男根をわたしの膣口にそえて、そしてそのまま挿入してきた。
「んっ!! っはあぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
芳君のおちんちんがわたしの胎内で熱く脈打ってるのがわかる。
「動くよ」
「んんんんっ!! はあうぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!!」
す、すごいっ!! これ、すごいよおぉぉぉぉぉぉぉっ!!
ぱちゅんっぱちゅんっ!!
肉と肉のぶつかる音が部屋中に鳴り響く。芳君が一突きする度に体中の全神経が桃色に染め上げられて甘い痺れを伴ってわたしを狂わせる。
「ああぁぁぁぁぁぁぁんっ!! くはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!! だめぇ!! こんなの、おかしくなっちゃうよおぉぉぉぉぉっ!!」
わたしの産道が芳君の形になっちゃう!! 芳君の赤ちゃんを妊娠したくて子宮が下りてきてるぅ!!
「はっああぁぁぁっ!! 当たる!! 芳文さんのおちんちん、わたしの奥にあたってるうぅぅぅぅぅっ!!」
気持ちいい!! 気持ちいいよぉっ!! 芳君のおちんちん、まるでわたしの為にあつらえたかのようにフィットするよおっ!!
ひやあぁぁぁぁぁんっ!! おっぱいモミモミしながら突いちゃだめぇ!!
「ひゅうぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!! くはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!! だめっ!! もうだめえぇぇぇぇっ!!」
このおちんちんすごいよおっ!! 膣の入口やGスポット、子宮口までわたしが感じる所全部これ一本で的確に攻めてくるぅぅぅぅぅっ!!
こんなすごいの知っちゃったら、もう魔女の触手も、モブ男の強姦チンポも、変態なほむらちゃんやガチレズマミさんの魔法で生やした偽物チンポなんかじゃ、我慢できなくなっちゃうぅぅぅぅっ!!
「っく!! まどか!! 出すぞ!!」
「ああぁぁぁぁぁんっ!! 来て!! 芳文さんでわたしの中いっぱいにして!!」
ぱちゅんぱちゅんぱちゅんっ!!
わたしのおっぱいを両手で揉みながら、芳君の事の動きが絶頂に向けて一際早く動く。
「まどか!! まどか!! うっ!!」
どびゅるっ!! どくどくどくっ……!!
「あっあああっ!! ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」
芳君のおちんちんがわたしの胎内でびくんびくんって震えてるぅ……。
芳君の熱い精液がわたしを孕ませようとわたしの子宮の奥まで入ってくるよう……。
にゅぽっ……。
芳君のおちんちんが力強い射精を終えて、わたしの膣から引き抜かれる。
わたしの膣口から、熱い精液がドロドロと溢れてくる……。
こんなにいっぱい出されたら、絶対赤ちゃん出来ちゃうよね……。
「まどか。すごくよかったよ」
そう言って優しくキスしてくれる芳君にわたしは微笑んで、そしてそのまま意識を失って。
幸せな気持ちで眠りに着くのだった……。
☆
『と、こんな感じで攻めようと思うんだけどどうかな?』
わたしはまど界にある自室で、他のまどか達の意見を脳内で求める。
『ティヒヒ。それはいい考えかもしれないね』
『でもそんな上手く行くかなぁ。それに概念が妊娠できるの?』
『何言ってるのわたし。あの�ほむらちゃん�の子供だよ? 概念くらい孕ませられるに違いないよ!!』
『でもさ、仮に上手く行ったとして芳君のおちんちんでしかイケなくなっちゃったらどうするの?』
『その時はまた芳君に抱かれてるわたしと合体すればいいよ』
『……』
『どうしたの? アニメ世界とハノカゲ世界とノベル世界とゲーム世界のわたし?』
『……わたしね、薄い本の世界のあなた達と合体した事すごく後悔してるよ』
『そんな事言ったってもう遅いよ? 例えどんなでもわたしはあなた。あなたはわたしだもん』
『……』
『どうせならみんなで幸せになろうよ。さあ、どうやったら芳君の赤ちゃんを作れるか考えよう!!』
「またろくでもない事を考えているのね。まどか」
「げーっ!! ほ、ほむらちゃん!!」
「マミが新作ケーキを作ったって言うから呼びに来てみたら……。また一人で芳文相手のあらぬ妄想をしてたのね」
「妄想なんかじゃないよっ!! 脳内まど会議だもんっ!!」
「そう」
「あれ? それだけなの?」
「今ね、あなたにどんなお仕置きをしたら更生するか考えてたのよ」
「ひいぃぃぃぃっ!!」
「それじゃまどか。ちょっとお話ししましょうか」
「ウェヒイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィッ!!」
☆
——旧姓、鹿目まどか(20)の朝は早い。
短大に通いながら、勤めに行く夫の為の朝食と弁当を作る為、寝ている夫の腕枕から抜け出して着替える。
「んっ……」
まどか「また、胸が大きくなった……」
おしまい
おまけ
——まどか17才、芳文18才の年末。
杏子 「さやか、なんだよそのへっぴり腰は」
さやか「うっさいわね。こっちは餅つきなんて幼稚園の行事以来なんだからっ」
マミ 「もう、ふたりともケンカしないの」
ほむら「お、重いー」
仁美 「暁美さん、無理しないでください」
まどか「芳文さん、それじゃ次行くよ」
芳文 「おう」
ぺったんぺったん、こねこね、ぺったんぺったん、こねこね。
さやか「うわー先輩とまどか息ぴったりじゃん」
杏子 「まどかも手際が良いな」
マミ 「阿吽の呼吸って奴ね」
陽だまり荘での毎年年末恒例の大餅つき大会。3度目の参加になるまどかは芳文の祖母と母親に昔ながらのもち米の炊き方からこね方まで仕込まれ、芳文と共にたくさんの餅を手際よくついていた。
割烹着をきた祖母と母が次々と炊き上がるもち米を運んだり、こねたりしてるのを尻目に芳文は完全に嫁扱いされているまどかと共に、今回招待した友人達と餅つきをするのだった。
そして餅つきが終了し、マミ達が大浴場から出てきた所で、まどかと円華と梅子の作った料理に加え、商店街から参加している魚屋、酒屋、寿司屋といった食品関係者の持ち込んだ大量の酒とごちそうが並ぶ。
祖父 「みなさんお疲れ様でした。それでは乾杯!!」
青樹家の家長として芳文の祖父が挨拶をして、陽だまり会館にて恒例の大宴会が始まった。
杏子 「うめえうめえ!!」
さやか「杏子がっつきすぎだって」
マミ 「あらあら」
ほむら「はうう。腕が痛い……」
仁美 「大丈夫ですか?」
中沢 「この寿司うまいな」
恭介 「この刺身も美味しいよ」
まどか「芳文さん、お疲れ様」
芳文 「まどかもお疲れ様。餅つきだけでなく料理まで作って疲れたろ?」
まどか「大丈夫だよ。それにおばあさんに色々教えてもらったから為になったし」
芳文 「そっか。あ、ジュースなくなったみたいだ」
まどか「わたし持ってくるね」
芳文 「いや、まどか疲れたろ。俺が取ってくるよ」
まどか「ありがとう、芳文さん」
芳文はそう言って席を立つと、ぶどうの絵が描かれた外国のジュースを持ってくる。
芳文 「まどか、グラス出して」
まどか「ありがと」
芳文はまどかにブドウジュースを注いでやると、自分のグラスにも注いでまどかと乾杯をして一口口に含む。
芳文 「んっ!? まどか、これ酒だ。飲むな」
まどか「えっ? ホントだ。お酒のにおいがする」
詢子 「まどか。酒ならこっちに寄こしな」
まどか「うん。はいママ」
芳文 「はあ。すまん。まどか」
まどか「気にしないで。わたしが飲み物持ってくるね」
芳文 「ああ。頼むよ」
さやか「なんかさ、まどかと先輩ってもう夫婦みたいだよね」
一連のやりとりを見ていたさやかがにやにやと笑いながら言う。
マミ 「そうね。餅つきの息もぴったりだったし」
杏子 「もういっそ結婚しちゃえばいいんじゃない?」
芳文 「俺が一人前の男になってまどかのお父さんとお母さんに認められたらね」
二人の仲を茶化す友人達にそう言ってやると、美味い酒を沢山飲んで上機嫌の詢子が言う。
詢子 「もうさ、いっその事あんた達婚約でもするかい?」
円華 「それは素敵ですね」
詢子に勧められた酒を飲んでほろ酔い気分の円華が同意する。
詢子 「知久はどう?」
知久 「そうだね。もう3年以上も交際してるし本人達が良ければ」
円華 「ダーリンは?」
博 「いいんじゃないか」
詢子 「よーし。決まりだ。まどか、芳文君。婚約しな」
まどか「もう、ママったら」
芳文 「うーん。俺は最初からまどかを嫁にする気満々なんだが。……まどか、俺と婚約する?」
まどか「……うん」
芳文 「わかった。まどか。俺と結婚を前提に婚約してください」
まどか「はい。喜んで」
さやか「おお!! おめでとうまどか!!」
杏子 「おめでとう、まどか」
マミ 「おめでとう二人とも」
ほむら「おめでとう」
仁美 「おめでとうございます」
中沢 「おめでとうアニキ、鹿目さん」
恭介 「おめでとう」
まどか「みんな、ありがとう」
みんなの祝福にまどかは嬉しそうに答える。
詢子 「正式な婚約はまた後日という事で。今日は飲むぞー」
円華 「芳文。婚約したからと言って調子に乗ったらだめよ」
芳文 「ああ、わかってるよ。結婚するまでは母さんが心配してるような事はしねえよ」
円華 「ならいいけど」
芳文 「ちゃんと俺一人の力でまどかを幸せに出来るまでそういう事はしないって決めてるんだ」
詢子 「芳文君は本当にまどかを大事にしてくれてるんだね。あたしの娘は幸せ者だ」
芳文 「そう言ってもらえると光栄です。大丈夫。一人前になってお父さんとお母さんに認めてもらえるまではまどニーで我慢して見せますから」
みんな『……は?』
芳文以外の全員が突然出てきたまどニーと言う単語に首を捻る。
詢子 「まどニーってなんだい?」
芳文 「俺が世界で一番愛する少女鹿目まどかをおがすにして行う自慰行為です。まどかでオナニーだからまどニーと言います」ドャァ
詢子 「」
円華 「」
知久 「」
博 「」
さやか「」
杏子 「」
マミ 「」
ほむら「」
仁美 「」
中沢 「」
恭介 「」
芳文 「……うぃー。ひっく」
みんな『酔っぱらってるー!?』ガビーン!!
まどか「ねえ芳文さん。自慰とオナニーって何?」
詢子 「」
円華 「」
知久 「」
博 「」
さやか「」
杏子 「」
マミ 「」
ほむら「」
仁美 「」
中沢 「」
恭介 「」
芳文 「……まどか。今から言う単語わかる? クンニ、フェラチオ、パイズリ」
まどか「国? 世良千代? なにそれ。最後のはお菓子かなにか?」
芳文 「じゃあ、セックスってなにするかわかる?」
まどか「え? えっと……裸で抱きしめあって寝るんだよね。たしか」
詢子 「」
円華 「」
知久 「」
博 「」
さやか「」
杏子 「」
マミ 「」
ほむら「」
仁美 「」
中沢 「」
恭介 「」
芳文 「……お母さん、まどかのケータイとパソコンってペアレンタルコーントロールかかってますか?」
詢子 「あ、ああ。一応かけてあるけど」
芳文 「そうですか。なあまどか。まどかはどうせなら世界一幸せな花嫁になりたいか?」
まどか「世界一? う、うん」
芳文 「じゃあ、今のままのまどかでいてくれ」
まどか「どういう事?」
芳文 「花嫁修業の中には何も知らない純粋なままでいると言う物があるんだ」
まどか「そうなの?」
芳文 「ああ。俺の師匠が言っていた。何も知らない心の純粋な子を嫁に出来る男は最高に幸せなんだと。昔何も知らない女の子を嫁に出来た親友に自慢されたそうだ。」
まどか「そうなんだ……」
芳文 「何も知らない花嫁に花婿が色々教えてあげて、ちょうきょ……げふんげふん。自分色に染めてあげるのが男にとって最高の幸せなんだと」
まどか「自分色に染めて……」
みんな(今調教って言いかけた!?)
芳文 「俺の師匠の親友は運良く何も知らない女の子を嫁にして、自分色に染め上げたらしい。それはとても幸運な事なんだと。普通の女の子はどこかでいらん事を覚えて純粋でなくなってしまうから」
みんな「……」
芳文 「まどか。どうかそのままの君でいてくれ」
まどか「うん。わかった……」
芳文 「それとさやかちゃんや志筑さん達辺りがまどかの知らない単語の事を教えようとしてきたら断る事。あと俺とどこまで行ったとか聞かれたらまだ早いと言うんだよ」
まどか「どうして?」
芳文 「あの子達はいい子なんだけど耳年増だから。まどかの花嫁修業に邪魔な知識を知ってるからだよ。あの子達が読んでそうな少女漫画とかティーンエンジャー向けの雑誌も見ちゃ駄目」
さやか「……」ワナワナ……
仁美 「……」ワナワナ……
まどか「難しい注文だね……」
芳文 「だから花嫁修業なんだよ。まどか、どうか愛する君を俺色に染め上げさせてほしい」キリッ
まどか「芳文さん……」ジーン
みんな(それ感動するセリフじゃないから!!)
まどか「うんっ。わたしがんばるっ。だから芳文さん。わたしがお嫁さんになれた時、おなにーとかふぇらちおとか、わたしの知らない事教えてねっ」天使の微笑み
芳文 「ああ!! 任せてくれ!!」良い笑顔
詢子 「」
円華 「」
知久 「」
博 「」
さやか「」
杏子 「」
マミ 「」
ほむら「」
仁美 「」
中沢 「」
恭介 「」
——それから。
詢子 「うちの娘があそこまで子供だと思わなかった……」ズーン
知久 「あの様子だと僕達が性教育しようとしても拒否されるだろうね。まあ一生添い遂げる相手とならいい……のかな……はは」
円華 「ねえダーリン。ちょっと向こうでお話があるんだけど」
博 「な、なにかな……」ビクビク
芳文 「ぐうぐう……」
まどか「餅つきで疲れちゃったのかな? うふふ」
酔っぱらって寝てしまった芳文に膝枕をしてやって、幸せそうにしているまどかを見てさやか達は思うのだった。
ああ、この男を愛せるのはまどかしかいないな、と。
おしまい
まど神「次回」
まど神「わたしの、最高のカキタレ」
まど神「>27 こんな感じ?」
「マミさんが死んで、さやかちゃんも杏子ちゃんも死んじゃって……」
「ワルプルギスの夜をやっつけるのと引き換えに、ほむらちゃんも死んじゃって……」
「わたしは結局何も出来ずにひとりだけ生き残って……」
「……ねえ、ほむらちゃん。どうしてわたしを守ってくれたの?」
「今でも思い出すんだ。あの時のほむらちゃんの嬉しそうな顔を……」
「わたしにはそんな価値なんてないのに……」
——あの日、わたしの生まれ育った街は廃墟と化した。
もう、あの街にわたしの友達はいない。わたしの生まれ育った家もない。わたしに残されたのは家族だけ。
ママの勤めていた見滝原の会社もなくなってしまい、ママは冬木市の系列会社へと異動になった。
住み慣れた見滝原を離れ、移り住んだこの街にわたしの友達はいない。
仁美ちゃんともさやかちゃんの件があって以来、ぎくしゃくしてしまい、もう連絡を取り合っていない。
わたしはひとりぼっちだった……。
友達と遊びに行くからと新しいクラスメイトに掃除当番を頼まれて、断りきれずに掃除をして帰る途中。
赤い槍を持った蒼い服の男性が一人の男子高校生を襲っているのを目撃した。
「ひっ……」
見滝原での経験で非日常には慣れたつもりだったのに。
目の前で起きている非日常にわたしは怯えて硬直してしまう。
早く逃げないと……。でも、襲われてる人を助けなきゃ……。でも、どうしたら・……。
硬直するわたしの視線と、槍を持った男の人の視線が合った。
「あ……」
体の震えが止まらない。体が動かない。
わたしが恐怖に震えて瞬きをした瞬間だった。
目の前に男の人がいつの間にか立っていた。
「ひっ……」
男の人は飄々とした口調で怯えるわたしに言った。
「悪いな。嬢ちゃん。見られたからには死んでもらわないとな」
男の人がそう言って赤い槍をわたしの胸に突き付けたその瞬間。
わたしと男の人の間に突然眩い光が発生し、高校生くらいの男の子が光の中から現れて槍を持った男の人の顔面を殴りつけた。
「……この子に手を出すな。三下」
どこかで見たような気がする懐かしい顔をした男の子が、わたしを背に庇うようにして男の人に言う。
「……ぺっ。てめえ、何者だ。人間じゃねえな? まさか他のサーヴァントか?」
「……サーヴァント? ……知った事か。この子に手を出すと言うなら、貴様を殺す」
「……おもしれえ。やれるものならやってみやがれ!!」
——これは、とある街で起こった魔術師達の戦いに巻き込まれた少女と、別の世界からやってきた人ではない少年の物語。
「俺は多分、平行世界の魔法少女鹿目まどかから切り離された魔力と、社芳文という存在の欠片が混ざり合った物何だと思う」
「……それじゃ、あなたは別の世界のほむらちゃんの子供なの?」
「聖杯戦争か。まどかとの契約に使えそうだね」
「なるほど。あの少女の願いを使えば、聖杯の力以上の奇跡を起こせるという事か」
つづかない
まど神「>28 まどニーしてもいいんだよ? ウェヒヒ」
まど神「そう言えば前スレで言ってたよね。初えっちが見たいって。その時の様子をこっそり教えてあげるね」
まど神「はじめてのパターンはいくつかあるんだけどね。その内の一つに芳君がはじめてわたしの胸を触れた事に興奮しすぎて、あっちのわたしがイっちゃうまで胸ばっかり夢中になって責めちゃってね」
まど神「胸だけであっちのわたしを失神させちゃった挙句、そのまま暴発しちゃってその日は終了。なんてパターンもあるんだよ」
まど神「>29ありがとうね。数少ない感想だけが励みだよねって」
まど神「一度消えた物を再執筆したりするのってモチベ上がらないよね。でもがんばるからみんな見捨てないであげてね」
まど神「保守の小ネタだよ」
——ある日の青樹家。
芳文「母さん、ちょっと相談があるんだけど」
円華「何?」
芳文「俺の小遣いなんだけどさ」
円華「却下」
芳文「最後まで聞きもせず却下かよ!!」
円華「ちゃんと年齢に合った金額をあげてるでしょ」
芳文「俺もう高校生だぜ? もうすこし値上げしてくれたっていいじゃないか」
円華「だったら何かアルバイトでも始めたらいいじゃない」
芳文「部活が忙しくてそんな暇ねえよ!! それにバイトなんか始めたらまどかとの時間が無くなってしまうじゃないか!!」
円華「毎月のお小遣い3000円に加えて、まどかちゃんとの交際費として5000円も上げてるのに何が不満なの?」
芳文「せめてあと2000円」
円華「却下」
芳文「取り付く島もなしかよ。もしかして父さんの給料少ないのか?」
博 「失礼な奴だな。一応手取りで100万だ」
芳文「そんなに!? 実は父さん高給取りだったんだな!!」
博 「尊敬したか?」
芳文「警察って給料いいんだな……。俺も警察に入ろうかな……」
博 「……」
芳文「母さん、そんなに毎月の収入があるんならさ、もう少し小遣いくれたっていいじゃん」
円華「却下。子供にそんなに沢山お小遣いをあげる親はいないわ」
芳文「……ケチ。父さん、父さんからも何とか言ってくれよ」
博 「俺の稼いできた金は全部円華に預けてるからな。円華に言え」
芳文「全部? それじゃ父さんの小遣いはどうしてるのさ?」
博 「毎月円華からもらってるぞ」
芳文「……ちなみにいくら」
博 「3万円」
芳文「100万稼いでたった3万って……」
円華「ダーリンはタバコとか吸わないしそれで十分でしょ」
芳文(ひ、ひでぇ……。父さん、母さんの尻におもいっきり敷かれてる……。俺は絶対こうはならないぞ……)
——そんなこんなで十数年後の世界。
芳文 「なあまどか、ちょっと相談があるんだけどさ」
まどか「なあに?」
芳文 「俺の小遣い、もうちょっと上げて欲しいなって」
まどか「駄目だよ。子供達の学費とかもし何か会った時の為に、少しでも貯金しないといけないんだから」
芳文 「……ですよねー。はは、わかってたよ、うん。ちょっと言ってみただけ」
おしまい
まど神「冬休みに入ったから、ようやくほむマギのほうも進められそうだって」
まど神「あっち最優先だからこっちはしばらく後回し。もし見てみたいエピソードがあったら教えて欲しいな」
まど神「需要がなければここ落ちるだけだしね」虚ろな目
まど神「神奈川君が言ってた喋れない欠片芳君ネタとかその内やってみたいかも」
まど神「実体化出来るほどの力がない欠片芳君が、その世界のわたしがゲーセンのファンシーリフターで間違えてゲットしたスーパーロボット超合金デモンベインに憑依」
まど神「その名もデモンベイン・ファウスト」
まど神「普段はゴールドライタンやミクロマンみたいに15センチのおもちゃの姿。戦う時は約15メートルに巨大化して、体内にわたしや他の魔法少女を収容」
まど神「基本的に勝手に動いた戦うデモンベイン・ファウストに合わせて、魔法少女は中から魔法でサポートするんだよ」
まど神「遠くの敵や逃げる敵には巨大マスケット、接近戦には巨大剣や巨大槍を出してあげるみたいな」
まど神「憑依してるのがおもちゃで声帯がないから喋れないの」
まど神「母親の別世界同一人物であるほむらちゃんやわたしとはコネクトと呼ばれるリンクが繋がった時、記憶や意識を共有出来るんだよ」
まど神「ちなみにですた君が言ってるように、欠片芳君は芳君のバラバラになってしまった魂の欠片と真・魔法少女鹿目まどかの魔力が混ざり合った存在だから、スポーンみたいにパワーに限りがあるの」
まど神「他にも幼児化してしまい、その世界のわたしのキスで青年の姿になれる欠片芳君とか、土曜日夜7時魔法美少女まどか☆マギカの世界で円環の騎士(えんかんのナイト)様と呼ばれる欠片芳君がいたり」
まど神「なんてね(笑)」ノシ
杏子「久しぶりにあたしの出番かと思いきや、汚れ仕事だった……」
杏子「このスレは需要がいつもの3人くらいにしかないらしい」
杏子「よってこのスレは打ち切りとする。以上」
杏子「尚、リクエストのあった3件とわたしの最高のカキタレ、明るい魔まマ最終回をとうかした時点で終了」
杏子「前にも言ったけど日常系ならいくらでもネタは出てくるけど、望む読者がいなければ意味ないよね」
杏子「名前欄変更で誰が誰だか判断出来ないがいつもの3人と仮定しておくよ」
杏子「リクエストだけは何があっても書くよ。例えもう見限られてたとしてもね」
杏子「連休中に何か動きを見せるってさ」
ほむら☆マギカつづきのプロット&先行最終回
ワルプルギスの夜との戦闘で壊滅した見滝原。ソウルジェムの穢れの限界で苦しむまどかがほむらに介錯を頼む。響く銃声と粉々に砕け散るソウルジェムの欠片。
普段から滅多に使用しない携帯電話の着信音でほむらは過去の悪夢から目を覚ます。
電話の相手は魔法少女になってから顔を合わせ目る事もなくなった母親。
ほむらは着信を無視して用意を済ませると学校へと向かう。
何度目かの時間遡行の先の世界。ほむらはマミや杏子との接触を避け、まどかの側に転校生の友人として寄り添っていた。
インキュベーターとまどかとの接触もなく、順調に進んでいたかのように見えたが運命はそう簡単には変わらない。
昼の休憩時、ほむらは突然の校内放送で進路指導室に呼び出される。ほむらが呼び出されたそこにはほむらの母親がいた。
魔法少女になって病院に通う必要のなくなったほむらは過去の時間軸でも今も病院に通わなくなった。そしていつしか母親との電話さえもしなくなっていた。
今回の時間軸では電話に出ない娘を不審に思い、病院の方にもほむらが通っているのか確認を取った物の、病院にも通わなくなったのを知り会いに来たのだった。
最初の世界から数えて約9か月ぶりの母親との再会に戸惑っていたその時、見滝原中学は美国織莉子と呉キリカの手によって魔女の結界と変貌する。
何が起きたのかわからずに戸惑う母親が使い魔に襲われ、ほむらは使い魔を変身して倒す。
使い魔に襲われ意識を失った母親の周囲に結界を張り、まどかの元へと急ぐほむら。
使い魔に襲われていたまどかとさやかをキュゥべえを連れたマミが間一髪の所で救出する。
キュゥべえとまどかの接触を許してしまい歯噛みをするほむら。気持ちを切り替えマミにまどかとさやかを任せ、ほむらは織莉子とキリカを排除する為に走る。
ほむらを待ち構えていた織莉子とキリカの連携に時間停止を持ってしても苦戦を強いられる。
キリカに組み付かれ時間停止を封じられたほむらに織莉子の攻撃が迫る。
ほむらはキリカ諸共爆弾で自爆を試み、ズタボロになりながらもキリカを引き剥がす事に成功した。
魔女化寸前のキリカのソウルジェムを撃ち抜いて殺害に成功したほむら。織莉子肉体のダメージとソウルジェムの穢れに苦しみながらも僅かな時間停止と銃撃で織莉子に致命傷を与える事に成功する。
そこへマミに連れられたまどかが現れ、織莉子は最後の力を振り絞ってまどかに攻撃を加える。
突然の出来事に呆然とするまどかとマミ。ほむらは限界寸前の魔力でもう一度時間停止を行い、なんとかまどかの盾になる事には成功する。
全身ズタボロになり今にも死にそうなほむらの状態にまどか達は混乱する。
満身創痍のほむらはまどか達の様子を気に掛ける余裕もなく、盾から取り出したグリーフシードでソウルジェムの穢れを取りながら肉体の損傷を修復していく。
ほむらのあまりの状態にマミが言葉を失っていると、インキュベーターはマミにソウルジェムと魔法少女の肉体の秘密を話してしまう。
知らなかった事実を突き付けられたマミは激しく狼狽え、その場から立ち去ってしまう。
残されたまどかとさやかはほむらの事を今までのように見る事が出来ず言葉をかける事も出来ない。
そこにほむらの母親がやってきて、ほむらの肉体修復を目撃してしまう。
信じられない物を見てしまった母親はほむらに背を向けて逃げ出してしまう。
やがて回復の終わったほむらはそのまままどか達の目の前から姿を消してしまった。
グリーフシードのストックを手に入れる為にひとり、街を徘徊するほむら。
結界を見つけて魔女を狩ろうとするものの、その結界にはほむらの母親が囚われていた。
結界の中で魔女の力によって母親の本心を知ってしまうほむら。
本当は子供なんて欲しくなかった。もっと上を目指して働いていたかった。夫にどうしてもとせがまれ子供を身ごもった物の、生まれてきた子供は生まれつき心臓の血管が細かった。
子供の面倒を見る為退職を余儀なくされ、その後は夫婦揃って苦労の連続……。
——生まれて来なければよかったのに。
その言葉がほむらの心を壊す。
実の母親の偽りのない本心を知ってしまい、傷つき戦い生きる気力を失ったほむらに魔女が迫る。
ほむらの過去が暴かれ、トラウマを刺激してじわじわとなぶり殺しにしようとする魔女。
ほむらの窮地を救ったのはマミだった。
まどかと話し、気持ちを切り替えたマミはまどかに懇願されまどかと共にほむらを探していたのだった。
ほむらが母親に愛されていない事、何故ほむらがまどかに固執していたのかを知ってしまったまどかとマミ。
傷つき涙を流すほむらをまどかは優しく抱きしめる。
魔法少女が魔女になる事に気づいたマミはどこかへと消えてしまう……。
そしてついにワルプルギスの夜が現れる。
たった一人で戦い、傷ついていくほむら。
両足を瓦礫に潰され、右腕が折れ、鼓膜が破れたほむらの元にまどかが現れる。
まどかは自分の為にぼろぼろに傷ついたほむらを助ける為、遂に魔法少女へとなる。
(鼓膜が破れていた為、まどかの契約内容をほむらは聞き取れない)
契約内容の影響か、かなり万能な力を得たまどか、ほむらの傷を癒しほむらのソウルジェムをほむらの体内へと戻し人間に戻そうとする。
ほむらの体内でソウルジェムが本来の魂へと変化し行く途中でワルプルギスの夜の攻撃を受け、まどかの魔法が中断されてしまう。
一人で戦う決意をしたまどかはほむらを光の奔流へと飲み込ませてその場から逃がす。
1990年の風見野市。
誰もいない公園の外れに意識を失ったほむらが現れて地面に倒れこむ。
報堂博に発見されほむらは陽だまり荘へと連れ帰られ、保護される。
目覚めたほむらは魔法少女の力と記憶をすべて失い、以前の気弱な少女へと戻っていた。
陽だまり荘の管理人である蒼樹梅子、後の伴侶である報堂博、報堂の親友社。
そして陽だまり荘住人のミザリィ・テスタロッサ、徳島夫妻と息子の健太、祖父と二人暮らしの川島神奈達によって仮の名前を円華と決められる。
子宝に恵まれず夫とも死別した梅子は、ほむらに幼い頃病死した妹と過去に流産した子供の姿を重ね可愛がる。
記憶を失ったほむらもまた、亡き祖母の面影のある梅子に懐く。
見た目と身体能力は記憶を失う前と同じだったためにいじめや男子生徒からの告白など様々なトラブルが起こる物の、陽だまり荘住人達との生活の中で普通の女の子になっていく。
高校を卒業したほむらは皆に祝福されながら、花嫁となり子供を産み幸せに暮らす。
だが幸せな生活も長くは続かなかった。
ワルプルギスの夜を倒した後、魔女化したまどかの莫大なエネルギーを手に入れたインキュベーターが、別の宇宙からもエネルギーを採取しようとほむらのいる世界に現れる。
すべての記憶を取り戻したほむらは別の自分を探すがどこにもいない。
子供を寝かしつけ、縁側で物思いに耽るほむら。もう一度魔法少女の力を欲したその時、不完全な人間化の影響でほむらは再び制限付の魔力を取り戻す。
次の日の朝、ほむらは一人家を出ようとするが博に見つかってしまう。
この所様子のおかしい妻を気にかけていた博は、ほむらにどこにいくのかと問いかけるが、ほむらは答えられない。
「初めて出会ってここに連れてきた時、火薬の匂いがした。それが関係あるのか?」
博の言葉に驚くほむら。何も答えられずにいると幼い息子が起きだしてきてしまう。
「ママどこか行くの? ぼくも行く」
幼い息子のその言葉にほむらの決意が揺らぐ。
ほむらは感情を殺し、抑揚のない声で子供を払いのける。
背を向けて去っていくほむらに泣きながら手を伸ばす子供。
ほむらはその小さな手を払いのけて、本心とは別の汚い言葉で子供を罵ってしまう。
突然母親が冷たくなって拒絶され泣き叫ぶ子供を博が抱き上げた瞬間、ほむらは時間を止めてその場を走り去る。
子供の泣き声を遠く離れた場所で聞きながら、ほむらは涙を流して子供に謝る。
「ごめんね……」
その後、ほむらは自衛隊へと入隊し数年が経過する。
自衛隊を辞めて風見野へと戻ったほむらはそこでかつて博の弟分だった健太と神奈に出会う。
健太と神奈から博が死んだことを聞き、博の墓で泣き崩れた後、魔法で少女の姿へと戻り円華から暁美ほむらへと戻る。
まどかがインキュベーターと接触する当日。転校生として見滝原中学に向かう途中、ほむらは成長した息子と通学路でお互いに気づく事なくすれ違うのだった……。
——ここからまどかルート。
エピローグ。
もう一度我が子をその手で抱く事を願ったほむらは、暁美ほむらである事を放棄してまったく別の人生を歩む事になる。
かつての義母の実の娘「円華」として新たな生を受ける。
母親の腕の中でははおやのはとこ、かつて暁美ほむらだった時の祖母に頭を撫でてもらい無邪気に笑う。
『幸せになってね、ほむらちゃん』
頭を撫でてくれた目の前の人物と同じ声がどこからか聞こえて、幼い円華は声のした方に振り返るが、そこには誰もいなかった。
優しい両親と幼馴染、友人、気の良い隣人たちに囲まれて幸せな少女時代を過ごす円華。
学校で進路を友人に聞かれてお嫁さんと答えてしまい、からかわれる円華。学校から帰ってくると神奈の買ってる子猫が木の上から降りられなくなっていた。
ほむらだった時と違い運動神経が格段に良くなった円華は木に登って子猫を助けるものの、枝が折れてしまう。
背中から地面に叩きつけられそうになったところを助けてくれたのは、博だった。
数年後、結婚し、子供を産み幸せに暮らす円華。
ある日夫の転勤が決まり荷造りをしている所に円環の理となる前のまどかが現れ、すべての記憶を取り戻す。
先行最終回
芳文の高校入学式を控えた4月の事。
陽だまり荘の敷地内に咲いてる大きな桜の木の下で、夫と息子、陽だまり荘の住人達、そして芳文と交際している『この世界』のまどかとその家族が集まって花見をしていた。
アルコールにあまり強くない夫が酔って眠りこけてしまい、円華は膝枕をしてやる。
「あははは、相変わらず博君は下戸だなあ」
前の世界でほむらに、今の世界で円華に化粧の仕方やオンナの身だしなみを教えてくれたミザリィがケラケラと笑う。
「はあ。博さんはお酒弱いくせになんでこんなに飲むのかしら」
博の妹分の神奈が呆れた顔でため息をつく。
「博にいちゃんは昔っからこうだからしょうがないさ」
同じく博の弟分の健太が、苦言を呈する妻に苦笑いしながらコップのビールを飲む。
「そう言えば芳文さんもうすぐ誕生日だよね。何か欲しい物とかある?」
まどかが芳文に尋ねると、芳文は巣子考えるそぶりをしてからまどかに言った。
「いや、俺が一番欲しかった物はもう手に入れたからさ。今は特にないな」
「そうなんだ。芳文さんが一番欲しかった物って何?」
まどかの質問に芳文はまどかの目を見つめながら口を開く。
「今、俺の目の前にいる女の子だよ。俺が生涯愛する、俺の未来の奥さん」
芳文のその言葉にまどかは嬉しそうに頬を染めて照れる。
「も、もう。からかわないでよ」
「俺は本気と冗談は使い分けできる男のつもりなんだけどな。もちろん今の言葉は本気だよ」
「……芳文さん」
「……よくもまあ、そんな歯の浮くようなセリフを堂々と言えるなぁ」
「ははは……」
鹿目夫妻が半分呆れた目と苦笑いで娘とその恋人を見る。
「……いったい、誰に似たのかしら」
円華が息子に呆れてため息をつくと、博を良く知るミザリィ、神奈、健太は博を見て言うのだった。
『ああいう所は間違いなくこの人似だよね』
「あっそうだ。円華さん、これわたしが作ってきた物なんですけどちょっと食べてみてください」
まどかが春休みに遊びに行った祖母宅で習ったいなりずしの入った重箱を円華に差し出す。
「ありがとう、まどかちゃん。……うん。美味しく出来てるわ」
「ほんとですか? えへへ。良かった」
まどかが褒められてうれしそうに笑う。
そんなまどかに優しく微笑んで、円華が2個目のいなりずしを口に入れた時だった。
「うっ……!?」
急に吐き気がして、円華は口元を押さえながらその場から慌てて自宅のトイレへと向かう。
「いつつ……」
円華が急に立ち上がってトイレに駆け出して行った為、後頭部を地面に打ち付けて博が目を覚ます。
「もしかして、わたし失敗しちゃったのかな?」
まどかが涙目になって言うと、芳文はいなりずしを口いっぱいに頬張りながらまどかを慰める。
「……もしかしたら」
神奈とミザリィが顔を見合わせてお互いに頷くと、円華を追いかけていった。
それから10分くらいして、ミザリィと神奈が円華を労わる様にしながら戻ってきた。
「円華、大丈夫か?」
博が尋ねると、円華は博の隣に座って博の顔をじっと見つめる。
「ん? どうしたんだ?」
博がもう一度尋ねると、円華は一度俯いてから意を決したかのように顔を上げて、口を開いた。
「……ダーリン。出来ちゃった」
「……へ?」
博がマヌケな顔で聞き返すと、円華はう一度口を開いた。
「……赤ちゃん」
その言葉にその場にいた全員が静まり返る。
「でかしたぞ円華!!」
「きゃあっ!?」
博が円華をお姫様抱っこで抱き上げて、その場をくるくると回りながら歓喜の声を上げる。
「ははははははっ!! そうか!! 男かな!! 女かな!!」
「だ、ダーリン!! みんな見てるから!!」
「お、おお、すまん」
博と円華が席に着くと、みんなが二人を祝福する。
「円華さんおめでとうございます!!」
「うーむ。これで俺もリアル兄になるのか……」
「おめでとう円華さん」
「おめでとうございます」
「パパ、にーちやのママなにかいいことあったの?」
「赤ちゃんが出来たんだって」
「あかちゃんできたの? わーいあかちゃんー」
「二人目の孫かい。こりゃまだまだ隠居はできないね、あんた」
「そうだな」
「博兄ちゃん、円華ねえちゃんおめでとう」
「博さん、円華さんおめでとう」
「おめでとう、二人とも」
「皆、ありがとう」
「……ありがとう、みんな」
「円華、何もなく事はないだろう」
「うん。だけど、うれしくって……」
「……そうか。元気な子を産んでくれ。俺もこれまで以上に頑張るから」
「……ええ」
円華は嬉し涙を指で拭いながら、夫に微笑んでみせるのだった……。
——それから。
「大分、腹が大きくなってきたな」
「今日、赤ちゃんがおなか蹴ったのよ」
「本当か? おーい。早く生まれておいでー」
「うふふ……」
大きくなったおなかに耳を当てている夫に微笑む円華。
幸せな今に浸っているその時、ふと昔の事を思い出してしまう。
「どうかしたのか?」
博が円華に尋ねる。
幸せで幸せで仕方がない今に気が緩んでいたのか、円華は博に過去の事を話したくなった。
ただの戯言で片づけられるかもしれない。それでも、今こうして自分が幸せでいられるのはたった一人の大切な親友のおかげだから。
愛する人に大切な親友の事を知ってほしい。ただそれだけの理由で円華はほむらだった時の事を話してしまった。
「……そうか。それでまどかちゃんをあんなに可愛がってる訳か」
「……変な事言ってごめんなさい。今日の私、ちょっとおかしいよね」
「いや、俺は円華の言う事を信じる」
「……え?」
「以前から時々嫌な夢を見る事があったんだ。円華と芳文が泣いているのに、俺は何もしてやれなくて、ただ見ている事しか出来ない夢を」
「それって……」
見守ってくれていた。
この人は、前の世界でも芳文とこんな自分を見守ってくれていたんだ……。
「……っ」
それを知った円華の瞳から、ぽろぽろと涙が溢れて零れ落ちる。
「大丈夫。今度は絶対離さない。芳文も、腹の子も、円華も、俺が絶対に守るから」
そう言って優しく円華を抱きしめてくれる。
「……うん」
暖かい温もりに包まれながら、円華は涙を流すのだった……。
——そして。
「マーマー」
「はいはい」
幼い娘を抱き上げて、円華が笑う。
「佑莉ちゃん、いないいないばぁー」
「きゃっきゃっ」
「佑莉華、兄ちゃんのとこくるか」
「にーにー」
歳の離れた兄に抱かれて笑う。
生まれてきた子供は女の子だった。
佑莉華(ゆりか)と名付けられたその子は両親と兄、そして兄の恋人に可愛がられ、日々すくすくと成長している。
「佑莉華、パパの方を向いとくれ」
「パーパー」
「はいチーズ」
——カシャ。
「うぇひひ」
「うーん。俺の妹は時々変な笑い方をするな……」
「芳文、佑莉華は別に変な笑い方なんてしてないだろう」
「いや聞く分にはそうだろうけど、文字にしてみるとこう、うぇひひって笑ってるような気がするんだが」
「気のせいだよ、芳文さん。ねー佑莉ちゃん」
「うぇひっ」
「うーん。どうしてもうぇひひって笑ってるような気がする……」
「マーマー」
「はいはい。佑莉ちゃんは甘えん坊さんね」
「うぇひひっ」
小さなその体を抱き上げて、そのぬくもりを感じながら。青く透き通った空を見上げて、目を細める。
この世界で、愛する人たちと共に生きていける幸せを噛み締めながら。
この幸せをくれた生涯最高の親友の笑顔を思い出す。
——まどか。
——私の最高の友達。
おわり
杏子「移転する為に現在まどかルートの修正中」
杏子「リクエストの3つも構想出来たので書き貯め中」
杏子「陽だまり荘住人3人は過去編で出る予定だった」
杏子「テスタ姉さんは下着デザイナーの外人。過去編でのほむらおばさんの6つ年上」
杏子「日本のアニメとかゲームとか大好き。化粧の仕方を教えたりエロ下着を着けるように誘導したのもこの人物」
杏子「円華おばさんのトラウマのひとつ、コミケに連れてかれてセーラーマーズのコスプレをさせられた事」
杏子「趣味でコスプレ喫茶を経営してる」
杏子「健太と神奈は勇者シリーズにおけるヒーローに協力する子供キャラ」
杏子「健太は未来の勇者になる」
ですた=テスタロッサ
徳島県=徳島健太
神奈川県=神奈
杏子「名前は読者から連想。今回は以上」
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