第一話 かみに見捨てられた女

さやか「でさー、まどかったら漏らしちゃって」

ほむら「ふふふ」

さやか「次の授業なんだっけ」

ほむら「国語」

ほむら「その次は体育ね」

さやか「うへー、次が鬼門かぁ」

ほむら「そうね」

ほむら「あ、ちょっとうんちしてくるわ」

さやか「ごゆっくり」

ｶﾞﾁｬｯ
ほむら「んしょ」ｽﾙｽﾙ

ほむら「んっ…！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ﾑﾁﾑﾁﾑﾁｯ

ほむら「お、大物…！むんん…！！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

ﾑﾁﾑﾁﾑﾁｯ ﾌﾟｽｰｯ! ﾌﾞｯﾌﾞﾘﾌﾞﾘｯ!

ほむら「んっ！」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

ﾌﾞｯﾌﾞﾘﾌﾞﾘﾌﾞｰ!

ぷりぷりぷりー

ほむら「ふぅ～…ﾊｧ…ﾊｧ…」ｶﾞｸｯ

ほむら「いっぱい出たわね」

ほむら「…と」

ほむら「あら？紙が無いわね…困ったわ…」

まどか「その声は、ほむらちゃん？」

ほむら「あら、隣に入っていたのはまどかだったのね」

まどか「うん、ほむらちゃん元気な排便だったね！」

ほむら「///」ｶｧｰｯ

ほむら「恥ずかしいわね」

まどか「私もうんちしてたんだ～」

ほむら「奇遇ね」

ほむら「あ、そうだまどか」

ほむら「こっちの個室は紙が切れちゃってて、少し分けてもらっても良いかしら？」

まどか「トイレットペーパー？」

まどか「ごめんね、私で最後だったみたいでこっちの個室にはもうないや」

ｼﾞｬｰｯ

まどか「済んだからちょっと他の個室も見てみるね」

ほむら「助かるわ」

まどか「んーっと…」

まどか「駄目だ、どの個室も紙が切れてるよ…」

ほむら「用具入れはどうかしら？」

まどか「んー、ないねぇ…」

ほむら「万事休す」

まどか「一大事だよ！」

ほむら「ん…」ﾑｽﾞﾑｽﾞ

ほむら「ちょっとお尻がむずむずしてきたわ…」

まどか「大変だよ、放っておくと大変だよ！」

ほむら「しかし、現にいま、私のお尻を拭く方法はないわ…」

まどか「うぅ…どうしよう…」

まどか「お尻…お尻…」

ほむら「…」ﾌﾟｽｰｯ…

まどか「あ、ほむらちゃんすかしっぺしたでしょ！」

ほむら「///」ｶｧｰｯ

ほむら「ごめんなさい、バレないかと思って…」

まどか「いいよ」ｸﾝｸﾝ

まどか（くっさ！！）

まどか「ん…すかしっぺ…？」

まどか「そうだ！」

まどか「ほむらちゃん！ウォシュレットだ！ウォシュレットを使えばいいよ！」

ほむら「その手があったわね、まどかは天才ね」

ほむら（すかしっぺとウォシュレットの関連性はさっぱり分からないけれど…）

ほむら（それを聞くのは野暮ってもんね、ふふ）

ほむら「早速試してみるわ、まどかのお陰で命拾いしたわね」

まどか「えへへ」

ほむら「ウォシュウォシュ」ﾋﾟｯ

ｳｨｰｰｰｰﾝ

ほむら「…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

ｶﾞﾁｬﾝｯ ｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝｷｭｲﾝ

ぴゅー

ほむら「！ぁん！」ｿﾞｸｿﾞｸｯ

ぴゅー

ほむら「んっ…はぁん…」ｿﾞｸｿﾞｸｯ

ぴゅー

ほむら「んんんっ」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

ぴゅー

ほむら「～～！！」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

ｽﾄｯﾌﾟ

ｳｨｰｰｰｰﾝ

ほむら「ﾊｧ…ﾊｧ…」ｸﾞﾃｯ

まどか「ほむらちゃん、どうだった？」

ほむら「そうね、お尻は…！？」

ほむら「…駄目ね」

ほむら「うんちがｶｯﾋﾟｶﾋﾟにこびりついていて、やはり紙でｺﾞﾘｺﾞﾘ拭かないとびくともしないわ…」

まどか「そんなぁ…」

まどか「じゃあウォシュレットも無駄かぁ…」

ほむら「ええ、ウォシュレットも無駄だったわ…ただ気持ちいいだけで」

まどか「これは、本格的に不味いんじゃない？」

ほむら「そうね、私も少し焦りが…」

まどか「このままじゃ、ほむらちゃんが死んじゃう…」

ほむら「…人はいつか死ぬものよ」

まどか「いつかは今じゃない！」

まどか「私はなんとしてもほむらちゃんを助けて見せる！」

まどか「だからほむらちゃんも絶対に諦めないで！」

ほむら「！」

ほむら「ありがとう、まどか」ｼﾞﾜｯ ｼﾞｭﾝｯ

さやか「おーい、まどかー、ほむらー、授業始まるよー？」

杏子「遅いぞお前ら～」

第一話 神（紙）に見捨てられた女 ～完～

次回予告

さやか「私は見捨てないよ、最後まで希望があるって信じてるから…」

さやか「策がある…」

さやか「みんな、手を貸して…！」

第二話 ちしょう美樹さやか

シリアスと決めつけてたから>>2を3回見直した

なにこれ

く、狂ってやがる……

きもちわる

文字通り糞スレ

大二話 ちしょう美樹さやか

さやか「なるほどね、ほむらがうんちをしたら紙が無かったわけだ…」

杏子「何か策はないのか？」

まどか「予備は一個もないよ」

さやか「うーん…」

まどか「誰かティッシュペーパー持ってないかな…」

杏子「…ない」

さやか「ないよ」

杏子「あ、ハンカチなら…」

ほむら「それは気が引けるわ…」

さやか「やはり手はないのか…」

QB「やぁみんな！」

全員「！」

ほむら「インキュベータ～！！」

QB「話は聞かせてもらったよ」

QB「まずはうんちを流してもらおうか」

ほむら「それもそうね」

杏子「実はさっきからせめて流せよって思ってたんだ」

ｼﾞｬｰｯ

さやか「何の用よきゅーべ、ここ女子トイレよ！」

QB「ほむらの一大事だよ、口を慎みたまえ」

まどか「きゅーべ、ほむらちゃんを助けられるの？」

QB「あぁ、もちろんだよ」

ほむら「私にはおちが見えているわ、とっとと帰れ」

QB「まどかが僕と契約して、ほむらのお尻を綺麗にしてって願えば万事解決だよ！」

ほむら「やっぱり！！」

まどか「そ、そっか…」

ほむら「まどか！！」

ほむら「命を粗末にするなと何度言えば分かるんだ！！」

さやか「はい駄目」

杏子「きゅーべ、あんたは帰りな」

まどか「ごめんね、私はもう契約しないってほむらちゃんと約束したの…」

QB「うーん、残念だけれど仕方がないね」

QB「今日のところは引き上げるよ」

ほむら「全く…」

杏子「これで振り出しだな」

まどか「早くしないとほむらちゃんのお尻が…」

さやか「うーん…」

さやか「うーん…」

杏子「こ」

さやか「そうだ！！」

さやか「男子トイレにならあるんじゃないかな！？」

まどか「た、たしかに！」

杏子「盲点だった！」

さやか「早速男子に頼んでとってきてもらおう！」

ほむら「ま、待って！」

まどか「どうしたのほむらちゃん、助かるんだよ」

ほむら「私、男子にうんちしてたってバレるのは恥ずかしいわ」

さやか「た、確かに…」

杏子「ちょっとデリカシーが無かった…」

さやか「誰かが取りに行くしか無いね…」

まどか「さ、さやかちゃん！？」

杏子「お前そんなこと言って男子トイレに入りたいんだな！？」

さやか「！？」

さやか「違うわよ！」

まどか「さやかちゃん、エッチなのは駄目だよ///」

杏子「やーい！思春期！」

さやか「ば、馬鹿！」

まどか「変態！」

ほむら「やめてあげて、さやかは純粋に私を助けようとしてくれたのよ」

さやか「そうだよ」

まどか「ごめんね…」

さやか「いいよ」

杏子「ならじゃんけんかな」

まどか「いくよ」

さやか「じゃんけん、ポン！」

まどか「ぐー」
杏子「ぐー」
さやか「ちょき」

まどか「後だしした！」

杏子「やっぱり男子トイレに入りたいんだな！？」

さやか「違う！！」

さやか「でも仕方がないね」

さやか「人がいないのを見計らおう」

ほむら「頼んだわよ、さやか」

まどか「どうやって人の有無を？」

さやか「そうだなぁ」

さやか「あ、壁に耳を当てて音で判断しよう」

ほむら「みんな、迷惑かけてごめんなさい…」

まどか「気にしないでほむらちゃん」

杏子「友達が困ってたら助けるのは当たり前だろ？」

ほむら「私はいい友達を持ったわね…」ｸﾞｽｯ

さやか「どれどれ」ｿｰｯ

ﾋﾟﾄｯ

ﾊｧﾊｧｯ ｼｺｼｺｯ ﾊｧﾊｧｯ ｱｹﾐｻﾝｯ ｳｯ

さやか「ほむらでシコッてるやつがいる！！！！！」

まどか「ぶち転がすしかないよ！！」

杏子「男子トイレ作戦は失敗だな…」

ほむら「気持ち悪い…」

さやか「何か別の案を考えなきゃ…」

第二話 智将（痴将）美樹さやか～完～

次回予告

マミ「やっと私の出番って訳ね」

マミ「もう安心よ」

第三話 巴先輩