響「響と貴音の!」貴音「とぉくらじお!」 (101)
響「そんな訳で始まりました、響と貴音のトークラジオ! メインパーソナリティの我那覇響と、」
貴音「同じくめいんぱぁそなりてぃの、四条貴音でございます」
響「いやー、ついに始まったな、第一回!」
貴音「最近は、二人きりの仕事というのは少なかったものですから、どこか新鮮です」
響「普段は一緒だけど、仕事ではあんまり一緒じゃなかったしな」
貴音「これで、響の可愛らしい姿を、長い間見ていられます」
響「う」///
二人は付き合っていて事務所公認、さらには世間に受け入れられています。
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1367758533
一応あっちの設定を引き継いでるけど見なくても問題ない、ハズ。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1375311868
響「もー、いきなり恥ずかしいこと言うのやめろよー!」///
貴音「ふふ……。 このらじおでは日々の疑問やぱぁそなりてぃへの質問、げすとへの質問などにお答えするらじおです。 わたくしと響がめいんで執り行うのはぷろでゅうさぁの意向だそうですが」チラリ
響「今日は初日だからゲストはいないけど、来週からはいるからな! えっと、来週のゲストは……、(はいさーい!)春香だぞ」
貴音「わたくしとしては、げすとを呼ばず響と二人きりでいたいのですが……」
響「ま、まあ二人だけでメインパーソナリティをやらせてもらってるんだから、そこだけでもプロデューサーに感謝だな」
貴音「むぅ、響はいけずです」
響「いやさ、二人きりでで仕事っていっても、来週からはゲストがいるし、スタッフさんたちは見てる訳だからさ、本当の意味では二人っきりじゃない訳じゃない?」
貴音「まあ、そうですね」
響「だからさ、その、恥ずかしいぞ……」///
貴音「他に人がいない時であれば、おぉるぐりぃんであると、つまり響はそう言いたいわけですね!?」
響「間違ってないけどなんかイヤラシイぞ!?」
貴音(まあわたくしとしては恥ずかしがる響を見たいので、聞き入れられぬ要望なのですが)
響「もう、ここ最近の貴音のキャラの壊れ具合ったらないさー。 ミステリアスなんていう空気はカケラもなくて、俗世っぽいというかなんというか……」
貴音「なんと」
響「『なんと』じゃないさー! 貴音がテレビで暴走するせいで街中を歩きにくいったらないぞ! コンビニの店員に半笑いでお釣り渡されるんだから!」
貴音「して、その時響は?」
響「恥ずかしいやら悲しいやらで慌てて逃げたぞ。 穴掘って埋まっていたいっていう雪歩の気持ちが初めて分かったさー……」///
貴音(羞恥に頬を染め涙目になる響……。 あゝ、嗚呼……!)
響「貴音、聞いてる?」
貴音「もちろん聞いております。 らぁめんは塩か豚骨か、確かに難しい問題ではありますがわたくしには優劣付け難くどちらにも利点欠点はあるも、」
響「全然聞いてないじゃないか!」
貴音「すいません響、少々とりっぷしておりました」
響「なにについてトリップしてたかはもうこの際聞かないぞ……」
貴音「聞かれたら正直に答えますよ?」
響「大方分かってるからいい! ……もう!」
貴音「申し訳ございません響、ですがわたくしがこうなったのも響と一緒にいられるから他ないのです。 こうして響の前で自然体でいられることに、わたくしは心から感謝しています」
響「……うー」///
貴音「ですから響、愛しています。 そして響にこの言葉を言えることが、とても幸せです」
響「うーうーうー!」///ペチペチ
貴音「ふふ、いらっしゃい?」
響「んっ、んふぅ……」ギュ
貴音「二人だけの秘密だったものが、いつの間にか世間に認知され、受け入れられました。 私たちのようなけぇすは非常に稀です。 あいどる同士の恋愛、それも同性ですから」
響「でも、おかげで仕事は増えたぞ」ギュー
貴音「世間様に受け入れられてこそ、でしょう。 未だ同性愛に対する偏見というものはございます。 偏見や弊害に悩まされ大手を振って歩けない方もいらっしゃるでしょう。 そういった方へ少しでも手助けになれたらと思います」
響「家族にあっさり受け入れられたことの方が衝撃だったけどな……」ギュー
貴音(ここまであっさり認められたというのは、やはりぷろでゅうさぁや律子が根回しや火消しに駆け回ってくださった結果でしょう。 ぷろでゅうさぁや律子には頭が上がりませんね)
響「勘当されるとばっかり思ってたもんなー」ギュー
貴音「わたくしはあまり心配しておりませんでした。 勘当されても構わないくらいの気持ちでしたから」
響「そうだったのか」ギュー
貴音「ええ、家のことは全部妹がやってくださいます。 押し付けるような形になってしまって、妹には申し訳ありませんが……。 それでも響と一緒にいられるからことの方が大事ですから」
響「でもやっぱり家族がいないと寂しいさー。 地元に帰って、迎えてくれる人がいるていうのは、やっぱり全然違うだろうし、なんでもない用事で電話することもできないんだし」ギュー
貴音「そうですね、帰る家があるということは、まこと、幸せなことです」
響「自分はあんまり帰れてないけど、やっぱり心のどこかで繋がってるんさー」ギュー
貴音「響は可愛いですねっ!」///ギュウウゥゥゥ
響「ふもっ!?」
貴音「ひびき、響、響……!」モフモフ
響「開始10分で死にかけたぞ……」///
貴音「申し訳ございません……」///
響「なんくるないさー! で、えーと、そうゲスト! 今日は初回だからゲストがいないってところまで言ったっけ」
貴音「はて、そうだったでしょうか?」
響「そうだったの! それで、初回なのに質問のメールとお便りがすごく届いたらしいぞ」
貴音「生っすかや他の番組などで、宣伝をした甲斐があったというものです」
響「最初に告知したのが2週間前で、今日までに届いた数は、えーっと、……(はいさーい!)10万通!?」ハエー…
貴音「ここまでの数は異例、と番組すたっふの皆様が仰っておりました。 まこと、有難い限りでございます」
響「えー、それでね、今日はゲストがいないからゲストへの質問のコーナーはないんだけど、自分たちへの質問はあるから、それを読もうって話。 って、こんなの最初に言うべきことなのになんでこんなに時間かかってるんさー!?」ウガー
貴音「あいどるたるもの、普段の暮らしや趣味、あまり公にするものではないでしょう。 しかしふぁんの皆様から寄せられた質問、どうして無碍にできましょう?」
響「貴音は趣味も近況もテレビで言いまくってるけどな」
貴音「はて?」コテン
響「可愛く首かしげてもダメ! ……ふぅ、まずは質問からだぞ。 日々の疑問はこのあとやるから」
貴音「早速一枚目、といきたいのですが、その前に説明が一つ。 わたくしは寄せられた便りから幾つかを選んで読み上げます。 響も同様ですね。 そして、響はわたくしの、わたくしは響の選んだ便りの内容を知りません」
響「一応お互いに番組の偉い人には質問に目を通してもらってるんだけど、大丈夫なのかな……」
貴音「そこは番組ぷろでゅうさぁを信じる他ないでしょう。 それではわたくしから……
『我那覇響ちゃんへ質問です。 響ちゃんはぽにぃてぇるにしていることが多いですが、他の髪型にはしないのですか?』
……だそうです」
響「ん~、他の髪型かぁ。 切るのももったいないし、首が暑いからポニーテールなんだけど」
貴音「では冬場などでは下ろしてみてはいかがでしょう?」
響「うー、でも自分のイメージみたいのもあるからやり辛いぞ……」
貴音「わたくしはお風呂上がりの響を何度も見ております故、下ろした姿の可愛らしさを知っておりますが、その姿を皆に見せられないのが残念でなりません」
響「だからなんでプライベートを簡単に言っちゃうのさ!」///
貴音「わたくしの可愛い響を皆に自慢したいのです」
響「可愛いって言い過ぎだぞ……」///
貴音(響、ああ、ひびき……)ウットリ
響「でも切るとしたら、真くらいの長さにしようかなあ。首が涼しそうだし、楽そうだし」
貴音「それは、困ります……」
響「え、なんで?」
貴音「響の長い髪に頭をうずめてもふもふできなくなるではないですか! いえ、響がどのような髪型になろうとも似合うのは自明の理でございます、ですが、ですがわたくしの楽しみがなくなってしまいます!」
響「分かったからあんまり大声で言わないで! これ全国ネットだからうちなーの家族も聞いてるんだぞ!?」///
貴音「今更ではないですか」
響「そうだけどさー……。 あ、逆に貴音の髪型を変えるのは? いつも下ろしてるから、一緒にポニーテールにしたりとか」
貴音「!!」
響「驚きすぎだぞ……」
貴音「なぜこのように安易なことに気づかなかったのでしょう、今までのわたくしが愚かだったという他ありません……。 響、わたくしはこれから毎日ぽにぃてぇるにいたします、四六時中響と同じく髪型でいることはわたくしの幸せです」
響「いや、貴音のイメージもあるし、なによりプロデューサーに聞いてみないとダメだと思うぞ? ラジオ中とか見えない仕事の時はいいだろうけど」
貴音「では休憩ののち、ぽにぃてぇるにいたしましょう。 すたっふの方々、申し訳ありませんが少々休憩を、(はいさーい!)え、許可できない? 何故ですか!?」
響「貴音のイメージとか諸々だと思うぞ。 すごく今更な気もするけど」
貴音「あああ、あああぁぁぁぁあああぁぁぁあ……」
響「すごいビブラートだぞ……。 とにかく二通目! さっき貴音だったから次自分な! えっと、
『四条貴音さんと言えばラーメですが、ラーメンに限らず色々なものを美味しそうに食べています。 では逆に嫌いなものはありますか?』
だってさ」
貴音「ふむ、嫌いな食べ物ですか」
響「言っちゃっていいの?」
貴音「いえ、これはわたくし自らが言ってこそでしょう。 嫌いな食べ物、一番は椎茸でしょうか」
響「匂いだけでもダメらしくて。 細かーく刻んでわからなくしちゃえば食べれるんだけど」
貴音「響にはよく夕飯を作っていただいておりまして、まこと感謝が尽きません。 ……たまに意地悪をしますが」
響「好き嫌いはよくないからな」
貴音「だからといってらぁめんに入れることはないでしょう!?」
響「あと貴音はピーマンも苦手でさ、一回ピーマンラーメンを作ったんだ。 麺ともやしとピーマンとスープだけのやつ」
貴音「思い出すだけでも寒気がいたします……、らぁめんをこれ以上いらないと思ったのは後にも先にもあれだけでしょうね……」ウルウル
響(貴音、涙目で、なんか可愛い……)
貴音「響にも仕返しをと思いましたが、響には特に嫌いな食べ物はありませんでした……」
響「好き嫌いなくなんでも食べるのが一番だぞ!」
貴音「一理あります。 わたくしも苦手を克服できるよう精進してまいります。 それでは三つ目の便りですね……
『響ちゃんと貴音ちゃんは仲が良いですが、他の765事務所のめんばぁとはどうなんですか、教えて下さい』
とのことです」
響(いまさらっと次にいったぞ……一コ前のと比べると短くないか?)
貴音「わたくしの場合、事務所のめんばぁ全員と仲が良いと言えるでしょう。 響の場合は……」
響「なんで自分は貴音と違って仲が悪い見たいな引き方をするんだ!? 仲良いに決まってるさー!」
貴音「…………そうですね、響は765ぷろの全員と仲が良いですね」
響「だからなんで影のある言い方をするんだ! この前は真と買い物に行ったし春香とはお菓子の交換もしたぞ!」
貴音「…………」
響「そんな『わたくしは分かっていますよ』見たいな目で見なくていいから!」
貴音「響が765ぷろのめんばぁ全員と仲が良いのは事実です、というより、響の可愛らしさと明るさを以ってして、仲良くなれないことの方が信じられません」
響「なんで急にフォローに走ったんだ?」
貴音「これ以上は本気と受け取られかねないので、潮時だろうと。 響よりもわたくしの方が、仲が良くないと言えましょう」
響「そんなことないぞ! みんな貴音のことが大好きさー!」
貴音「ありがとうございます、響。 ですが、響のように人の輪に入っていくのが苦手でございまして、一歩引いたところにいると寂しさを感じるのも事実でございます」
響「もう、貴音らしくないぞ! 貴音はもっと、こう、これが私だなんか文句あるかー! ってくらいどっしり構えてるというか、堂々として自信があるから貴音なんさー。 それに、貴音は輪に入ってない訳ないぞ」
貴音「はて、そうでしょうか」
響「そう。 貴音の周りにはいつも人がいるし、貴音もみんなの周りにいる。 誰が仲間に入ってないとかじゃなくて、みんな仲間なのが765プロだろ?」
貴音「……」ジーン
響「だから、貴音がみんなと仲が良くないなんてことは絶対に無いぞ!」
貴音「…………………………」
響「……」
貴音「今、響の発言に対して小粋なじょおくを挟もうと思ったのですが、なにも思いつきませんでした。 申し訳ございません」
響「いや、なんの話だ?」
貴音「わたくしたちにもそろそろ新しい道、新しいきゃらくたぁが必要なのです。 今日まではみすてりあすということを全面に押し出しておりましたが、わたくしにはもう一つ、ひょうきんなきゃらというのが向いているのではないかと思いまして」
響「いい話みたいな空気になってたのになんでこうぶち壊しにかかるんさー!?」
貴音「ですから、ひょうきんなきゃらというものを、」
響「まず貴音のミステリアスな空気は最近全くないぞ! そこにひょうきんなキャラまでつけたら訳分かんなくなるさー!」
貴音「その訳の分からなさがみすてりあすだと、つまり響はそう仰いたいのですね!?」
響「ち、っがーう! ミステリアスなのは不敵な感じだったり露出が少なかったから起こってたことで、今みたいにハイテンションで私生活を暴露しまくってたらミステリアスもなにもないぞ!」
貴音「露出……、私性活……。 なるほど」///
響「なんか、邪な気配を感じるぞ……」
貴音「おほん。 では変わって、765ぷろの皆は誰と仲が良いのでしょう」
響「あー、自分たち以外で?」
貴音「はい、まずは春香からでしょうか」
響「春香なぁ……、事務所のみんなとすごく仲いいからなー」
貴音「その中でも一番というとやはり、」
響貴音「「千早」」
貴音「でしょうね」
響「だろうな」
貴音「というより、千早の方が春香に絡んでいるようにも思えますが、(はいさーい!)おや?」
響「え? 続きは来週?」
貴音「来週は春香がげすとでしたか。 それでは来週、じっくりと聞き出すことにいたしましょう、本人から」
響「手加減してやってなー……(はいさーい!)お?」
貴音「この話題はここで終了、ですか。 仕方ありません、ぷろでゅうさぁがそう仰るならば従いましょう」
響「プロデューサーって言っちゃうんだ……、(はいさーい!)あ、別にいいのか」
貴音「しかしぷろでゅうさぁは一体いつ寝ているのでしょうか……。 今日もこのあとあずさの付き添いだそうですが」
響「そういえば最近プロデューサーが家に帰ってるとこ見てないぞ……」
響貴音「「…………」」
貴音「こ、この話題もここまでに致しましょう」
響「さ、最近の巡り合わせが悪いだけさー! ここ二ヶ月家に帰らないなんてそんなオカルトは無いぞ!」
貴音「響、次の便りを」
響「お、おう。 えーっと、あ……」
貴音「どうしました?」
響「ううん、何でもない。 読むぞ……
『以前番組で、四条さんが萩原さんと抱き合ってキスをしていました。 ひょっとして二人はデキているのでしょうか?』」
貴音「」
響「最初このお便りを見たときはビックリしたぞ……。 どの番組か分からないから確認もしてないし、自分が見れなかった番組もあるし……」ズモモモモ
貴音「あの、ひ、響?」ダラダラ
響「……浮気? 浮気なの? 貴音浮気? 雪歩なの? 雪歩の方がよかったの? 自分じゃあダメなの? 背が低いから? 動物がダメ? 自分じゃあ満足できないの? 雪歩のどこがよかったの? 浮気なのねえなにがダメなの貴音ねえなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで」ガタガタ
貴音「響! 落ち着いて下さい!」
響「なんでなんでなんでなんで……っは!?」ガタガ
貴音「先に断っておきますがあれは事故です! 番組内での演技指導中に雪歩がこちらに転んで来て偶然……、という具合です!」
響「うわきじゃないの?」ウルウル
貴音「わたくしには響しかありません! 雪歩には悪いですが、響との接吻の方が何倍も甘美です!」
響「貴音……、うわああああたかねええぇぇ」ダキ
貴音「響……、よしよし」ナデナデ
響「自分不安だったぞ、貴音が離れてっちゃうんじゃないかって、雪歩に取られちゃうんじゃないかって、不安だったんだ……、自分背が低いし、雪歩より年下だし、一部じゃあ動物臭いとか言われてて、自分よりも雪歩の方が貴音にお似合いなんじゃないかって」グズグズ
貴音「……響には、要らぬ不安を与えてしまったようですね。 わたくしは身長や年齢、評価などではこの心は揺るぎません。 わたくしは響だからこそ惹かれたのであって、例えば雪歩の方が良いだとか、響より優れているだとか、そんなことは一切ありませんよ。 響は響だからこそ良いのです。 響の言うように、響は完璧ですよ」ナデナデ
響「たがねぇぇ、だがねぇぇぇ……」ビエエェェ
貴音「ふふふ……。 …………これは果たして放送出来るのでしょうか……? (はいさーい!)あ、出来るのですか」ナデナデ
響「プロデューサー、なんであんなに笑ってるんだ……? こっちは真剣だったんだぞ?」
貴音「ぷろでゅうさぁ、こちらにいらして下さい」ゴゴゴゴゴゴ
響「うわああ、貴音、大丈夫、大丈夫だから!」
貴音「……分かっておりましたよ? じょおくです」ニッコリ
響(絶対嘘だぞ……)
貴音「これでぱぁそなりてぃへの質問こぉなぁは終わりですか。 それほど多く読んでない気がしますが、異様に疲れましたね……」
響「初めてだから、しょうがないんじゃないか?」
貴音「そういえば響も初めてのときは疲労困憊でしたね」
響「は、はあー!?」
日々の疑問のコーナーはまた後日。
やっぱり///多用、
来週放送分まだ書けて無いやどうしよ
おもしろいなァ
支援
良いスレみっけた
乙したー
響「響と貴音の!」
貴音「とぉくらじお!」
響「あれれー、おかしいぞー?」
貴音「めんようなあー?」
響「………………」///
貴音「………………」///
響「こ、このコーナーではリスナーの皆から寄せられた日々の疑問に、自分たちが勝手に答えを出すコーナーだぞ!」
貴音「本来はげすとも交えて熱い議論を交わす場なのですが、本日はわたくしと響の二人でお送り致します」
響「じゃあもう最初の疑問これ!
『鰈は左向きもいるのに、なんで鮃は右向きはいないのか?』」
貴音「これは……。 凄く、日常れべるの質問から来ましたね……」
響「言われてみるとなんでなんだろうな?」
貴音「響が分からないのであれば、誰も分からないのではないでしょうか」
響「そこまで言われると照れるぞ」テレテレ
貴音(褒めてませんが、響が可愛らしいので良しとしましょう」ホッコリ
響「貴音はなんか思いつくか?」
貴音「ふむ……。 もしや鮃に対し鰈は意思が弱いのではありませんか?」
響「意思?」
貴音「そう、意思です。 いつも自分の意思を曲げない鮃、しかし鰈は意思が弱く、右を向いたり左を向いたり。 初志貫徹、徹頭鉄尾意思を貫くことが大切なのです」
響「はぁ」
貴音「わたくしが響一直線のように突き通すことが大切なのです」
響「う、うん」///
貴音「ですがその鰈の中にも意思の強い種が存在するのです!」
響「おお!」
貴音「そう、それこそがい、いし、く、いしかれいで、ふふっ……、い、いしかれいなのでございます」プルプル
響「まさかそれが言いたいためだけの話だったのか!? ていうか貴音キャラがもう安定してないぞ!」
貴音「いえ、も、申し訳ありません、お、思いついてしまったからには、言わねばし、失礼だと」プルプル
響「ただのオヤジギャグだぞそれ!」
貴音「っっはぁ、はぁ、少々笑いすぎてしまいました」
響「自分で言ったギャグで全力で笑う人なんて見たこと無いぞ……。 (はいさーい!)えっと、つ、次の貴音の仕事は千早と漫才!?」
貴音「面妖な!? 確かにひょうきんなきゃらというものを目指しておりましたが、ここまでの好機をいただけるとは……」
響「喜ぶの!?」
『質問の答え:鮃は意思が強いから』
貴音「いえいえ、もちろん冗談です。 気を取り直して次の疑問に参りましょう。
『節分の日には鬼に豆をぶつけて退治しますが、何故大豆なのでしょうか』
とのことです」
響「あー、節分かぁ」
貴音「どうしました、響?」
響「沖縄ではあんまり節分ってやらないんさー。 節分自体こっちに出て来てから知ったし」
貴音「そうなのですか」
響「うん、だから豆まきも恵方巻きも新鮮で楽しいぞ!」ペカー
貴音(響はまるで、太陽のような笑顔をなさいますね……)
響「次はみんなでやりたいなー」
貴音「抱きしめたい……」///
響「えっ?」
貴音「はっ!」
響「抱きしめたいって、自分をか?」
貴音「こ、声に出ておりましたか……。 失礼致しました」///
響「う、うん。 休憩中とか収録終わったらいつでもいいけどな?」
貴音「ひびきいいいいいいぃぃぃぃ!!」グワァァ
響「うぎゃー! もふっ」
響「一回の収録で二度も死にかけたぞ……」
貴音「も、申し訳ありません……」
響「収録中に暴走するの禁止! 理性をしっかり持って!」
貴音(先ほどは響も暴走しておりましたが……。 いえ、不安にさせてしまったのはこちらの不手際ですね)
響「分かった?」
貴音「了解致しました」
響「でも、なんで豆で鬼を退治するんだろうな」
貴音「先ほどの質問では大豆と仰っていましたが、地域によっては落花生を投げることもあるそうですね」
響「へー、片付けが楽そうでいいな!」
貴音「殻がありますから、衛生的にもよろしいかと」
響「でもうちでは家族のみんなが食べちゃうからなー。 そういう意味では片付けが楽かもしれないぞ」
貴音「なるほど、一理ございますね」
響「でしょ? そうなると落花生では逆にできないなー。 殻ごと食べるっていうのは危ない気がするし」
貴音「……もし響とわたくしで節分を行うとすると、はたしてどちらが鬼役なのでしょうか」
響「鬼役? うーん……、やっぱり自分じゃないか? ほら、貴音の雰囲気とその綺麗な銀髪じゃあ鬼って感じは全くないぞ」
貴音「いえ、どちらかといえばわたくしが鬼役でしょう。 響の華やかさや天真爛漫さでは鬼が裸足で逃げ出してしまうでしょうから」
響「えー?」
貴音「ですが、」
響「だって貴音は、(はいさーい!)お? えーっと、この話題は来週、春香に決めてもらう?」
貴音「……確かにこの話に関しては、客観的な視点が必要不可欠ですね」
響「なんか来週やることがどんどん増えていってるぞ……」
貴音「次への楽しみが増えれば、生きる気力が沸くというものです。 それで響、この質問の答えを是非」
響「え!? じ、自分が言うのか!?」
貴音「はて、すっかりそのつもりでしたが。 そういったしすてむではなかったのでしょうか」
響「いや、自分なにも聞かされてない(はいさーい!)あ、やっぱり自分なんだ」
貴音「響の小粋なじょおく、期待しております」
響「オヤジギャグを考えるコーナーじゃないからなこれ!? えっと、そうだなぁ……。 豆鉄砲っていうくらいだから、それくらい痛い物を投げられたら鬼も驚いちゃうんじゃないか?」
貴音(魔滅という言葉に似ているということが由来ですので、まさしくおやじぎゃぐなのですが……)
響「あれっ!? でも豆鉄砲を受けて驚くのは鳩だよな……。 まさか鬼は鳩だったのか!?」
貴音「鳩いこぉる鬼、鬼いこぉる怖い、つまり鳩は平和の象徴ではなく恐怖の象徴だったのですよ!」ズモモモモ
響「な、なんだってー!?」
貴音「まあじょうくですけれど」
響「うぐっ」ガク
『質問の答え:鬼は鳩だから』
貴音「さて、答えも出たところで次の質問へ参りましょう」
響「あー、まあいいか。 続いての質問だぞ。 えっとね……
『ガラケーガラケーって言うけど、ガラケーのガラってなに!?』
言われてみると分からなくても使っちゃってるよな、ガラケーって」
貴音「わたくしは携帯電話を持っていないと思われることが多くて、そちらに困ってしまいますが……」
響「貴音はなんていうか、電話してるとこが想像し辛いんだよなー。 自分とか765のみんなはもう見慣れたんだけど、見てない人からはそう思っても仕方ないんじゃないか?」
貴音「わたくしもすでにすまぁとふぉんだと言うのに、悲しいことです」
響「貴音は電話もするしメールもするぞ。 というかアイドルなんだから連絡用のケータイは絶対あるよな」
貴音「仕事で使わせていただく携帯電話も、ぷらいべぇとで使う携帯電話も、どちらも響のものとお揃いにしてもらいました」
響「自分が仕事で使ってるやつと貴音の仕事の、自分の普段使うやつと貴音が普段使うやつとで一緒なんだ。 二人でケータイショップまで買いにいったからな」
貴音「仕事で使うものはぷろでゅうさぁに無理を言って変えてもらいましたが……」
響「まあプロデューサーも半笑いで承諾してくれたし、あんまり迷惑はかかってないんじゃないか?」
貴音「だとよろしいのですが……」
響「プロデューサーはからかうことに全力だからな。 ピヨ子……、うちの事務員もだいぶイジられてたし」
貴音「小鳥嬢とあずさは……、二人とも夢を叶えたというか、夢を諦めたというか」
響「あれはあれで幸せそうだからいいんじゃないか?」
貴音「ええ、一番の問題はぷろでゅうさぁに伴侶がいないことなのですが」
響「それは言っちゃあいけないことだぞ……。 ほら、プロデューサーがこっちすっごい睨んでる」
貴音「はて、何か失言でしたでしょうか?」
響「無自覚なのかわざとなのか……。 貴音のそういうところは絶対に勝てないって思うぞ」
貴音「わたくしの思う限りでは、小鳥嬢とあずさは少なからずぷろでゅうさぁを思っていたように見えましたが。 それを振り切っての独り身。 わたくしには分からぬ境地でございます」
響「実際プロデューサーなら引く手数多だと思うのになあ。 贔屓目なしに見てもかっこいいし、歌も出してるから知ってる人も多いだろうし、それに仕事もできるし、」
貴音「そこです」
響「え?」
貴音「ぷろでゅうさぁの仕事はわたくしたち765ぷろのぷろでゅうす。 手前味噌ですが、765ぷろは今では売れっ子事務所です。 そこでの仕事量となると、それは膨大なものとなりかしょう」
響「あー、さっきも帰ってるところ見たことないって話してたな」
貴音「仕事の都合で家に帰ることが難しい、そして仕事の相手は女性ばかり……」
響「確かに結婚まで考えると厳しいかー。 あ、プロデューサー泣いてる」
貴音「ですので、ぷろでゅうさぁの伴侶となっていただける方、募集中でございます」
響「いきなり伴侶じゃあハードル高いぞ、せめて彼女とか」
貴音「なるほど、では彼女を募集し、(はいさーい!)おや、ええと、『あいどるのとぉくらじおで彼女の募集をかけられるとは思わなかった』 なるほど」
響「ふんっ、いつものお返しだぞ! ことあるごとにみんなをからかってるんだから」
貴音「だそうですよ、ぷろでゅうさぁ」
響「えーっと、そうケータイの話! そもそもなんでガラケーって言うんだ?」
貴音「柄物だからでしょうか、すまぁとふぉんは無地のものが多いですから」
響「でも、無地のものでもガラケーって言うぞ」
貴音「確かにそうですね」
響「そもそもガラって略すものって全然思いつかないぞ……」
貴音「がら、鶏がら、らぁめん。 ……なるほど、分かりました」
響「おお! なになに?」
貴音「がらけぇのがら、これは恐らく鶏がらから由来しているものでしょう」
響「ふんふん」
貴音「鶏がらとは鶏の肋骨のこと。 鶏肋は『大して使えないが捨てるには惜しいもの』という故事成語があります。 つまり、すまぁとふぉん使用者からみれば、鶏がらのように、忘れ捨て去るのにはどこか惜しいということで、鶏がら携帯、がらけぇなのではないでしょうか」
響「な、なるほど……」
『質問の答え:ガラケーのガラは鶏ガラのガラ』
響「故事成語かー、故事成語って面白い話が多いよなー」
貴音「生きていく上で、やはり先人の言葉というものは重みがあるものです。 またその言葉が生まれるまでのえぴそぉどなども興味深いですね」
響「よし! えーっとね、質問コーナーのお便りは次で最後だな! 貴音、読んじゃって」
貴音「最後にふさわしいものを選んだつもりですが……
『死んじゃったら、私、どうなっちゃうの!?』」
響「最後ってそういう最期じゃないぞ!」
貴音「はて?」コテン
響「やっぱり可愛いけどダメ!」
貴音「この場合は答えというよりは、自分の考えを述べたほうが良さげですね」
響「天国とか地獄とか、そういうの?」
貴音「そうです」
響「よく善行を積めば天に召されるとか聞くけど、イマイチ実感がわかないぞ。 生まれ変わりがどうのっていうのも違う気がするし……」
貴音「この質問に関しては、わたくしが響の意見を聞きたいというのが本音です。 こういう機会がないと登らない話題でしょうから」
響「確かにそうだけど、アイドルがラジオでやる話題ではないなー……、う~ん、風になるとか」
貴音「いい歌でございますね」ニコ
響「う」///
貴音「悩む必要などありませんよ、自分が思うように答えてくださればいいのですから」
響「うー……、ちなみに貴音は?」
貴音「わたくしですか……。 そうですね、天国や地獄行きの列車に乗るのだと思います。 そこには午後23:36に到着した安堂なつみという女の子が、」
響「貴音、怖い話苦手じゃなかったのか……?」
貴音「幽霊が出てきませんから」キリリ
響「そ、そう……」
貴音「じょおくはさて置いて、生まれ変わりや天国、地獄というものはなく、死んでしまったら最後、何もないのでしょう。 だからこそ、今を全力で生きる必要があるのではないでしょうか」
響「なるほどなー、んー……。 天国はあってほしいなぁ。 それにほら、貴音とならどこまでも一緒に天国にいけそうだし!」
貴音「」///
響「ん?」
貴音「響が良いと言うならば、精魂果てるまでというのも吝かではありませんが」///
響「……? !! うがー! 無し! 今のやっぱ無し! カット、カットだぞー!」///
貴音「なりません響、あいどるたるもの二言があってはならないのです」
響「なんだそれー!」
『質問の答え:天国でもダイスキ!』
響「エンド!」
貴音「とぉく!」
響「という訳で第一回目の放送、楽しんでもらえたかな?」
貴音「ここからはえんどとぉく、幕引きにございます」
響「来週も同じ時間にやるから楽しみにしててほしいぞ!」
貴音「それでは、りすなぁの方々にぷれぜんとをば。 本日の質問の四種、その答えわたくしが色紙にしたためました。 それを各種一名様、計四名様にぷれぜんといたします」
響「お便りは、東京都大田区矢口2丁目1番765号 たるき亭ビル3F、響と貴音のプレゼント係まで!」
貴音「ぷれぜんとは、申し訳ありませんが葉書のみの応募とさせて頂きます。 わたくしと響が届いた葉書から抽選いたします」
響「当選者には色紙だけじゃなく、なにか良いモノがある、かもー?」
貴音「げすとへの質問や日々の疑問は従来通り、めぇるふぉおむも設けております。 そちらにもこぞってご応募下さい」
響「765プロのホームページにも宛先は書いてあるから、あとでゆっくりプレゼントのハガキを書いてもらっても大丈夫だぞ」
貴音「当選者は、来週の生っすかにて発表いたします。 ふふ、どうぞお楽しみに」
響「あー、なんとか初回が終わったなー」
貴音「放送時間は一時間だそうですが、収録時間は、(はいさーい!)……三時間超え。 これは疲れもするというものです」
響「このあとどうしよう、貴音は仕事入ってなかったよな?」
貴音「ええ、今日はこれで上がりですが……」
響「今日うちに遊びにきてよ、無事に収録も終わりそうだし、打ち上げみたいな感じでさ」
貴音「なるほど、まこと、楽しみです」
響「へっへー、じゃあ今週はここまで! 来週の内容に乞うご期待だぞ!」
貴音「それでは皆様、御機嫌よう」
響「響と貴音の!」
貴音「とぉくらじお!」
収録終了後
響「お疲れ様でしたー!」
貴音「お疲れ様でした」
P「おう、二人ともお疲れさん。 そういやガラケーのガラだけどな、あれ、全く違うから」
響「えっ」
貴音「はて」
P「ガラケーのガラってのはガラパゴスのガラだ、なんだよ鶏ガラって、信じかけたわ」
響「貴音のあの喋りからとか威圧感で本当だと思ってたんだけど」
貴音「がらぱごす諸島、という国がございましたね。 その国とはなにか繋がりがあるのでしょうか?」
P「……さ、帰ろうぜ」
響「あー! 誤魔化したぞ!」
貴音「がらぱごす携帯ということしか知らなかったのですね……」
貴音ちゃんが書いた天国でもダイスキの色紙欲しい
あと23:36には幽霊出てきます
///これはもう癖やね
いま春香がゲストに来る第二回を書き溜め中。
それと、日々の疑問募集。
とりあえず乙
こんなラジオあったら脳ミソ溶けちゃうわ
ガラケーのガラは鶏ガラはちょっと旨いと思った
貴音「響と貴音の!」
響「オープニーングトーク!!」
貴音「さて、今週も無事に始まりました、響と貴音のとぉくらじお、めいんぱぁそなりてぃの四条貴音でございます」
響「同じくメインパーソナリティの、我那覇響だぞ!」
貴音「先週の放送の反響も去ることながら、わたくしとしては他に気になることが……」
響「うがー! このラジオであの動画の話は禁止!」
貴音「そう言われましても、そちらの反響が大きすぎてこのらじおにも多数の質問が寄せられましたが……」
響「今日はもうゲストへの質問だからダメだぞ! ていうかすっごい恥ずかしいんだぞアレ! コンビニ行ったら店員に満面の笑みでお釣り渡されるし、近所のオバちゃんにはお盛んねぇなんて言われちゃうし……」///
貴音(ああ、響、響、あああああああああああ)///
響「てわけでこの話題はもう終わり! はいさい、やめやめ」
貴音「響がそう仰るのならば仕方ありません。 それでは本日のげすとをお呼びいたしましょう。 765ぷろの赤い主砲こと、天海春香です」
春香「なんかその紹介おかしくないですか!? えっと、みなさんこんにちは、天海春香です!」
貴音「ちなみにこの紹介文はぷろでゅうさぁが考えております」
春香「えー……」
響「いやー、それにしても初めてのゲストだなー」
貴音「そうですね、感慨深いものがあります」
春香「それは、その、褒められてるのかな?」
響「いや、そんなに」
春香「ええ!?」
貴音「時に春香、貴女に判断してもらいたいことがあるのですが、」
春香「は、はい、なんでしょう!」
貴音「わたくしと響、どちらが鬼なのでしょう?」
春香「へ?」
響「えっとね、先週の放送で、節分を二人でやるならどっちが鬼役かで揉めたんだ。 折角だから来週のゲストに決めてもらおうってなったから、春香に決めてほしいぞ」
春香「え、ええぇ~……?」
響「やっぱり自分だよな?」
貴音「いえ、やはりわたくしでしょう」
春香(二人とも鬼役の方がいいの!? どっちって答えてももう一方は落ち込んじゃうよなぁ)
響「貴音に鬼役は無理だぞ、そんな綺麗な銀髪の鬼なんていないさー!」
貴音「それこそ響にも無理でしょう、明るく前向きな鬼など居ようはずがありません」
春香(あれ、これもしかして私惚気られてるの? どっちって答えてもいいような気がしてきたし、もういいや)
貴音「ですから響には、」
春香「えっと、喋っていいかな?」
響「あ、ごめんな春香」
春香「ううん、大丈夫。 あのね、二人交互とか、同時とか、そういう風にやったらいいいんじゃないかな。 どっちが鬼とか、そういうのってあんまりイメージも良くないかなーって」
響貴音「「あー」」
春香「自分で言っておいて何だけど、考えてなかったんだ、交互とかそういうの」
響「貴音に鬼をやらせる訳にはいかないって事ばっかり考えてたぞ」
貴音「同じく、響にも鬼を演じさせる訳にはいかないと……」
春香「二人して青鬼なんだから……。 二人してイチャイチャするのやめてよもう」プンスコ
響「あ、そうだ。 春香に聞きたい事があったんだ」
春香「なに?」
貴音「春香は765ぷろのみんなと仲が良いですよね?」
春香「なんか引っかかる言い方だけど……、そうだね、みんな仲間だもん」
響「じゃあその中でも一番仲が良いのって誰?」
春香「え、えー? なんか二人の前でそういう質問って答えづらいなあ」
貴音「春香が言い辛いようでしたら、わたくしが言ってもよろしいのですよ?」にやにや
響「そーそー。 自分たちが代わりに言おうか?」にやにや
春香「代わりに言うって、私が一番仲が良い人が響たちには分かってるってコト?」
響「分かってるというか、分かっちゃうっていうか?」
貴音「分かってしまうのですから仕方ありません」
春香「えー、じゃあ言ってみてよ」
響貴音「「千早」」
春香「あっ、仲がいいってそういう……」///
響「まあ良いんじゃないか? 自分たちだってソウなわけだし」
貴音「と言うよりは765ぷろ全体が、ですが」
春香「あー、今めちゃくちゃ顔熱いよ」///
響「まあ全国放送だし」
貴音「ふぁんの皆様も既に知っておられることではないでしょうか」
春香「プロデューサーに前回の放送を聴くなって念押されたのはこのためだったのかぁ……」
響「プロデューサー、全力だな」
貴音「まこと、いい性格でございます」
春香「あー、えっと。 みなさんご存知かも知れませんが、私、天海春香は如月千早さんとお付き合いさせていただいています」
響「知ってた」
貴音「知っておりました」
春香「なんか知られてるって自分で言うより恥ずかしいね」///
響「あんなビデオ撮られるより恥ずかしいことなんて無いぞ」ボソ
春香「え?」
貴音「撮影中は響も楽しそうだったではありませんか」
響「楽しかったけどさー、冷静に見返してみると恥ずかしいっていうか」
春香「あ、その動画私も見たよ。 質問考えたの小鳥さんだったっけ?」
響「春香も千早と一緒に質問に答えてみればいいぞ……。 街中の人に生暖かい顔で対応される苦しみを知るといいさー」フフフ
貴音「なにもやましいことは無いのですから、堂々としていればよろしいのです。 わたくしも一人で出かけることはございますが、そういったことは起きておりません」
春香「そういえば貴音さんには女の子? からのファンレターが増えたってプロデューサーさんが言ってたような」
貴音「はて、そのようなことは聞いておりませんでしたが、(はいさーい!)」
春香「ファンレターある? えっと、これですか」
貴音「開けてみましょう」カサリ
『四条貴音様へ。 我那覇響さんを堕とされたというその絶技をどうかわたしにご教授下さいませんか。
無理は百も承知、ですがわたしの意中の彼女を射止める為にもどうか……!』
貴音「」
響「これは……。 放送できないな、うん」
春香「よ、世の中にはいろんな人がいるよね、うん!」///
響「春香も『いろんな人』側の人間だぞ」
春香「うっ……」
貴音「わたくしは、世間様には響を手篭めにした獣だと思われているのですね……」
春香「半分は正解じゃないかなぁ?」
貴音「分かりました。 これからはそういうきゃらくたぁを推していくことに致しましょう」
響「根本的な解決になってない!」
貴音(春香と千早がわたくし達と同じ動画を公開しても、根本的な解決にはならないと思いますが)
響「自分だけ辱めにあうなんて、なんか不公平な気がするぞ」
春香「でも今のままだと765プロの全員が動画を撮ることになるんじゃ……」
響「………………」
貴音「………………」
響「よ、よし、それじゃあ早速このコーナー! ゲストへの質問だぞ!」
貴音「このこぉなぁでは、りすなぁの皆様から寄せられた質問をげすとにぶつけていくものです」
春香「なんか触れちゃいけないとこに触っちゃった気もするけど気にせず行くよ! プロデューサーが凄く嬉しそうだけど気にしないよ!」
響「……春香、世の中には、避けて通れないこともあるんだぞ?」
春香「道連れにために裏切るの響ちゃん!?」
貴音「わたくしはあの映像や質問に嫌悪は無いので、撮影してしまえばいいと思っていますが」
春香「貴音さんも敵なの!? ていうか小鳥さん、発案者の小鳥さんが先でしょう! そうですよねプロデューサーさん!?(はいさーい!)ね! やっぱりそっちの方がいいですよ!」
貴音「仲間が売られている瞬間を、わたくし達は今目撃しています……」
響「これは子供達に聞かせられないな……」
春香「パーソナリティの二人が敵だよー!」
貴音「では気を取り直して。
『春香ちゃんへ質問です。 春香ちゃんにとってのあいどるとはなんですか、教えて下さい』」
春香「随分と重い質問からきましたね……」
貴音「わたくしは、最初の質問としては最適かと思いましたが」
春香「アイドルとは、かぁ」
響「漠然としすぎちゃってるよなー。 職業のひとつだっていっちゃえばそれまでだし」
貴音「ですが少なくとも、他人の前に立ち影響を与える職なのです。 一言で片付けることはなんせんすでございましょう」
春香「……765プロのみんなはさ、アイドルの先に目標を見据えてるよね?」
響「まあ、確かにそうだな。 自分もうちなーの家族を支えるために東京に来たんだし」
春香「でも私はさ、アイドルになるってことが目標だったから、スカウトされて、レッスンしてオーディションを受けてテレビに出た時点で、もう目標は達成してるんだよね」
貴音「では春香の夢は叶ったと?」
春香「夢はまだかな。 ただ、私の小さい頃からの目標は叶ったって思う。 みんなの前でアイドル! って感じでいられる」
響「春香を見てると、アイドル! っていうオーラを凄い感じるもんな」
貴音「純真たるアイドルに最も近いのは春香かもしれませんね」
春香「えへへ、そうかな? えっとね、目標は叶ったけど、そういう意味では、私の夢はまだ叶えてる途中かな」
響「はぇ~、自分そんなにアイドルについて考えたこと無かったぞ」
春香「私はアイドルが一番の目標だから。 だから私にとってのアイドルは、これから叶えていく夢かな」
響「…………なんか、春香すっごくカッコいいぞ」
貴音「自分の目標や意思を強く持っているからこそでしょう」
春香「いやあなんか照れますねこれ! 面白くなかったかもしれないなあ今の」
貴音「春香はなにも気にする必要はありません。 自分というものを強く持つ人というのは、いつ見ても心地がよいものです」
春香「そうかなー」テレテレ
貴音「そういうものです」
響「春香が事務所のリーダーってのも納得だな!」
春香「えっ!? 私ってリーダーだったの!?」
響「あれ? 違ったのか? 961にいる頃からリーダーは春香だと思ってたけど」
春香「え、え、ど、どーなんですかプロデューサーさん!(はいさーい!)」
響「ほら、やっぱり春香がリーダーだぞ」
春香「ええぇ~? なんか自分の知らないとこで全部決まってたよう……」
貴音「よいではありませんか。 事務所のみなも、春香がりぃだぁであれば不満など出ようはずがありません」
春香「不安だぁ……」
響「それじゃあ次の質問!
『春香さんは千早さんと一緒に住んでいると噂で聞きました。 本当なんですか、教えてください』」
春香「」
響「自分お便り見て初めて知ったぞ……」
貴音「して春香、この噂とやらの真相は如何ほどなのでしょう?」
春香「わ、私誰にも言ってないハズなのになんで噂になってるの!?」///
響「まあ言いたがりな人がいるからな」
貴音「わたくしは知りませんでしたが」
響「番組かなにかで言ったんじゃないか?」
春香「千早ちゃんの出る番組は大体見てるけど、そんなこと言ってたかなぁ?」
響「一緒に住んでるんだよな? じゃあ一緒に見てるのか?」
春香「え、リビングで一緒に見てるけど……」
貴音「自覚がない、とはまさにこのことですね」
春香「え、え?」
響「まあ見てて嫌じゃないし、問題無いぞ」
春香「自覚がないってどういう(はいさーい!)あ、映像あるぞって、なんの映像ですか?」
響「多分千早が春香と一緒に住んでるって言ったときの映像じゃないか?」
貴音「これは765プロのほぉむぺぇじに乗せるべきでは」
春香「内容によるんだけど……」
響「OKサインがでるかもしれないってだけで信じられないぞ……」
司会者『たったいま「蒼い鳥」を歌って頂いた如月千早さんです。 いやぁ凄い歌声でした、圧倒されますね!』
千早『ありがとうございます』
司会者『如月千早さんと言えば同じ事務所の天海春香さんと二人でディズニーランドに行ったと報道されていましたが、あれはやっぱり真実なんですか?』
千早『そうです、春香とは仕事以外でもいつも一緒にいるんで、旅行とかにもよく二人でいきますね』
響「…………」
貴音「…………」
春香「…………」///
響「仕事以外でいつも一緒なので」
貴音「旅行とかにもよく二人でいきますね」
春香「やめてええええええ! なんか、なんか凄く恥ずかしいよ!?」
響「ほら貴音、プライベートをイタズラにひけらかすのは恥ずかしいんだって」
貴音(むしろ響が恥じる姿を見たいがための行為なのですが)
春香「私はひけらかしてないもん! ううぅ、千早ちゃんのバカぁ……」
響「春香、千早のこと嫌いか?」
春香「……んーん、すき」///
響「やっぱり言ったぞ」
貴音「春香も充分惚気ているではありませんか」
春香「貴音さんに言われちゃった!? もう次! あんまり長い間火照っちゃうとわけわかんなくなっちゃう!」
貴音「それでは続いてのお便りを……
『春香ちゃんはいつも可愛いリボンをしてるけど、そのリボンの色はどうやって決めてるんですか?』
春香といえばやはりそのりぼんでしょうか。 子どもからも質問の便りが来るのですから、春香の人徳というものが伺えますね」
春香「そ、そうですかね? 貴音さんに褒められると本当に私に人徳があるのかな、って思っちゃいます」
響「春香は人徳っていうか、凄い優しいし、子どもから手紙がくるのは全然不思議じゃないな。 この前もほら、公園で歌っただろ?」
春香「え!? アレ見られてたの!?」
貴音「あれ、とは?」
響「春香が、えっと、幼稚園くらい? の子が集まってる公園でバレちゃったんだ。 幼稚園の子たちから歌ってってせがまれて、ベンチの上に立って歌ってたぞ」
貴音「まこと、子ども想いではありませんか」
春香「……プロデューサーさんからゲリラライブはキツく禁止されてるんです。 今日の話はプロデューサーさんには秘密だったんです……」
響「めっちゃこっち睨んでるぞ」
貴音「ぷろでゅうさぁ、春香を責めないでくださいませんか。 春香は子どもたちの希望に、期待以上に応えたにすぎません」
響「いいことをしたのに怒られるって理不尽だぞプロデューサー!」
春香「ふ、二人とも……!」パァ…
貴音「ですので、お説教はわたくしたちがいないところでお願いいたします」
春香「え」
響「え」
貴音「……え?」
響「た、貴音? なに言ってるんだ?」
貴音「今のはてっきりそういう流れなのだとばかり思っておりましたが……」
春香「そういう流れってどういう流れですか?」
貴音「ですから、春香が雑に扱われ困っているところを収録するという……」
響「貴音」
貴音「ひ、響?」
響「…………」フルフル
貴音「」
春香「そっか、やっぱり貴音さんには、私は芸人崩れのアイドル()だと思われてたんだね」
貴音「そ、そんなことはございません! 春香のことは理想のあいどる像、常に目指す目標として尊敬しております!」
春香「…………」///
響「へー、なんか貴音の目標とか理想って初めて聞いたな」
貴音「へ?」
春香「ええと、これはですね貴音さん」
響「さっきプロデューサーからカンペが出てたんだ。 貴音にプチドッキリを仕掛けてくれって」
春香「それで、丁度良い振りが来たので、乗っかっちゃおうと」
貴音「」
響「貴音の意外な一面が見られて、自分は満足さー」
貴音「」グスッ
響春香「「」」
貴音「よかった、よかったです……」グスッ
響「な、なにがよかったんだ?」
貴音「響と春香に嫌わ、嫌われるの、ではないかと、おも、思って」グスッ
響「うわああ、ごめんな貴音! ドッキリ、ドッキリだから!」
春香「貴音さんのことを嫌いになるなてあり得ませんよ! 事務所のみんな、他の事務所の人だって貴音さんが大好きです!」
貴音「わ、わか、っております。 泣いているえんっ、演技というのも、練習しなければ、な、なりませんから」グスッ
響(あれ、なんか貴音、可愛いぞ……)ポー
春香「貴音さん、大丈夫です、大丈夫ですよ」
貴音「ふ、ふうぅ……。 お見苦しいところをお見せいたしました」
春香「そんなことないですよ! むしろこっちが謝りたいくらいっていうか……」
貴音「響にも、弱いところを見せてしまいましたね」
響「…………」ポー
貴音「響?」
響「ひゃえぃ!? な、なに?」
貴音「上の空のようでしたが、どこか具合でも、」
響「いや、うんもう大丈夫っていうか全然そんなアレとかなくてピンピンしてるからうん」
貴音「そ、そうですか」
響「それよりリボン! やっぱりリボンは曜日ごとに代えたりしてるのか?」
春香「んー、最初の方、えっと、デビューから少しはそうしてたんだけど、最近だと千早ちゃんが希望した色になってるね」
貴音「なるほど、宇宙人対策ではなかったのですか」
春香「え?」
響「え?」
貴音「なんでもございません」///
響「いや、分かるけど、なんで貴音が知ってるんだ?」
貴音「わたくしと言えども、流行に乗ったりもいたします」
春香「えっと、なんの話でしょう?」
響「貴音が流行から後れてるって話」
貴音「なんと」
響「それじゃあ最後のお便りだぞ!
『この前電車の中で春香さんを見かけました。 そのときは帽子とメガネをかけていましたが、それらはやっぱり変装用なんでしょうか?』
そんなわけで、その帽子とメガネを今日は持ってきてもらってまーす」
春香「昨日メールで、響ちゃんからいつもの帽子とメガネを持ってくるよう言われたのはこの為だったんだね」
響「ていうかバレてたら変装の意味ないんじゃないか?」
春香「……あー」
貴音「それでは春香、早速かけてください」
春香「え? う、うん」ソウチャク
響貴音「「……誰?」」
春香「あー! 打ち合わせしてたんでしょこれ! ていうか見えてないのにこんなオチで大丈夫なの!?」
貴音「流石春香、笑いにも常に気を配るその心意気、感服いたします……」
春香「神妙な顔して頷かないの!」
響「まあ春香がゲストだからな」
春香「悪意を感じる!?」
響「と、まあ冗談はさておいて」
春香「え?」
貴音「非常によく似合っていますよ、春香」
春香「へ、えへ、そ、そうですか?」///
響「それって自分で買ったの?」
春香「うん、買ったほうがいいって言われて、真と雪歩と一緒に」
貴音「千早は一緒ではなかったのでしょうか」
春香「一緒でしたよ?」
響「言うまでもないって感じだぞ……」
春香「その時の千早ちゃん、可愛かったなぁ……。 あ、今でも当然可愛いんだけどね? ただ普段は見られないツインテールだったし、いつものクールなイメージじゃなかくてああいう明るくて可愛さを前面に押し出した格好も似合うんだなぁって。 やっぱり千早ちゃんはなにをしても可愛いんだよ! 完壁って言葉は千早ちゃんの為にある言葉だね」
貴音「それは聞き捨てなりません」
響「貴音?」
貴音「千早は確かに可愛い、それは認めざるを得ないでしょう。 ですが、765ぷろ、いえ、この世で最も可愛いのは響に他なりません!」
響「」
春香「そんなことないよ! 千早ちゃんだってめちゃくちゃ可愛いんだから!」
貴音「千早の可愛さは認めると言った筈です。 それでも尚、響のそれが上回っていると、わたくしは言っているのです!」
春香「いくら貴音さんといえど、それこそ聞き捨てなりませんよ! あのときのツインテールの千早ちゃんはそれはもう空が落っこちるほど可愛かったんですから! 響ちゃんには悪いけど、千早ちゃんの方が響ちゃんよりぜーーーーーーーっっっっったい可愛いです!」
響「」
貴音「それこそまさに杞憂と言えましょう。 想像してみてください、珍しくついんてぇるにした響が恥ずかしそうにこちらを見ているのです。 自分から髪型の話がなかなか切り出せず、こちらをちらちらと見ているのです! あゝ! 気づかぬふりをしていたい、けれど、一日の終わりに似合っていると一言伝えたい……! そして羞恥と喜びに満ちた顔で、響はこう言ってくださるでしょう!」
響『えへへ、自分、完璧だからな!』///
貴音「はあぁぁぁぁぁん!」///
春香「う、ぐうぅぅぅぅぅ……!」グギギ
貴音「ふふん、響の素晴らしさが春香にも伝わったことでしょう」ドヤァ
春香「た、貴音さんこそ想像してみてください! 普段はおろしているだけの髪に、千早ちゃんがリボンをつけて来るんです! でもどれを付けたらいいのか分からなくて、適当に選んだものなんです! そこで私がですね、自分のリボンを片方解いて、千早ちゃんに付けてあげるんです! 千早ちゃん、お揃いだよ、お揃い! 青い髪に映える赤いリボン、同じくらい赤くなった千早ちゃんの顔……。 恥ずかしがりながらも千早ちゃんは小さい声で言ってくれるんです!」
千早『ありがとう春香、一生、大切にするわ……』///
春香「きゃあああああぁぁぁ! 千早ちゃん大好きだよー!」///
貴音「春香と千早は一緒に住んでいるのでは? 知らずの間にリボンをつける千早というのは難しいのではないでしょうか」
春香「ぐぅぅ……っ!」グテー
貴音(完 全 論 破)ガッツポ
春香「ごめんね千早ちゃん、私、貴音さんには勝てなかった……」グズグズ
貴音「響、やりました、やったのです! ついに春香を打ち破り、響の可愛さを広めることができまし、おや?」
春香「あれ、響ちゃん、どこいったの?」
貴音「はて、どちらに(はいさーい!)」
春香「あまりの恥ずかしさに楽屋に逃げたゾ(カンペママ)」
貴音「そんな、響には一番聞いていて欲しかったのですが……」
春香「響ちゃん、恥ずかしがり屋なんですか?」
貴音「ええ、だからこそ聞いていて欲しかったのですが」
春香「千早ちゃんも恥ずかしがり屋なんですよねぇ。 まあそこが良いんですけど」
貴音「ふふふっ」
春香「えへへっ」
日々の疑問とエンドトークの後半戦はまた次回
日々の疑問、随時募集中
うん。いいわこれ。
はるちはが混ざるとこんな化学反応が起きるのか
響「あれれー、おかしいぞ~?」
貴音「めんような~?」
春香「のヮの?」
響「春香! 変顔したってラジオじゃ伝わらないぞ!」
貴音「響は休憩ののち、すたじおに返ってきていただきました。 頬を染め涙目になる響を前にしながらも理性を保つことができたのは僥倖といえましょう」
響「完全に肉食獣の目だったもんな……。 春香がいなかったら今頃……」がくぶる
春香「そういえばこのラジオのジングル? って毎回録音してるんですね」
貴音「げすととの兼ね合いもございますし、なにより毎回響の可愛い声が聞けるのですから、なにも不満はありませんね」
響「コナンくんみたいなセリフを言ってる自分に凄い違和感を感じるぞ……」
春香「来週のゲストってだれだっけ?」
響「来週は、えーっと、千早だな」
春香(絶対聴かなきゃ、千早ちゃんと一緒に聴かなきゃ!」
貴音「春香、声に出ておりますよ」
春香「なんと!」
響「千早、来週は控えめにするから勘弁してやってな……」
貴音「今日の放送はどうするのです?」
春香「千早ちゃんと聴きたいような聴きたくないような……、正直半分半分です」
響「千早は聴きたがらないのか?」
春香「んー、あ、先週の放送は一緒に聴いてましたよ」
響「へー」
春香「千早ちゃんは聴きたがると思います、ただ自分がゲストののときはどうかなぁ?」
貴音「ですが、そこを一緒に聴くのが?」
春香「えへ、たまらないんですよねぇ」///
響「貴音が二人になったみたいだぞ……」
貴音「それでは早速参りましょうか、最初の疑問はこちらです。
『信号の色は緑なのに、なんで青信号なんでしょうか』」
響「あー」
春香「あー」
貴音「言われてみると、の最たるものかも知れませんね」
響「あ、青汁って緑なのに青汁って言うな」
春香「青々と生い茂る、とも言うよね」
響「緑々と生い茂る? だと語感が悪いな……」
貴音(ここは、黙っているのが得策でしょうか。 正解をだしてしまうのはこの企画の趣旨とは違いますし)
春香「青、青……、あ、千早ちゃんのイメージカラーは青だよ」
響「いや、知らないぞ……」
貴音「青といえば、というものを挙げていくのはどうでしょうか」
響「あー、んー、 あ、海!」
春香「空とか?」
響「えっと、じゃあ青=緑、海=、えっと、えっと」
春香「海=船? それだと青=緑にはならないか」
響「じゃあ空か? 空=……鳥?」
春香「あ、空=小鳥さん! 小鳥さんの髪は緑だから、青が緑って言われるんじゃない?」
『質問の答え:青=小鳥さん!』
響「空になりたい、自由な空へ~♪」
貴音「小鳥嬢は、青くなったり赤くなったりしますし、言い得て妙かも知れませんね」
春香「ですよね?」
響「赤くなるのはいつだ?」
春香「それはまあ、あずささんと一緒に飲みにいってるときとか、あずささんとデートしてるときとか」
響「青くなるのは?」
春香「体重計に乗ったときと、デートまでに仕事が終わらないときかな」
響「ありがたい話なんだけどなー、ピヨ子には謝っておこう」
春香「小鳥さん、すごいあずささん想いだから、あずささんも本気で怒ることなんてまず無いんですけどね」
貴音「確かに最近の小鳥嬢は、あずさ第一でございますね」
春香「小鳥さん信号機かぁ、黄色はないから歩行者信号だね」
貴音「そうしますと、あずさは迷子になってしまうのでは……」
響「黄色は、うーん、惚気話のときによく言ってるぞ」
貴音「黄色い声でございますね」
響「そーそー」
春香「車でならあずささんも迷いませんよね」
響「じゃあ続いてのお便り!
『月はどうして同じ面しか向けないの?』」
春香「天文の話ですか」
貴音「なぜ、などと思うまでもなく、知れたことでございましょう。 月に住む兎が、地球に住む我々を覗いているからです」
響「日本じゃあウサギだけど、海外だと違ったりするよな? カニとかなんとか」
春香「本を読むお婆さん、なんていうのもありますね」
貴音「分かっておりました、分かっておりましたとも……!」
響「んー、理由なぁ。 月の裏側には発展した都市があるんだけど、そこでの暮らしは酷いもんで、地球に逃げ出そうとする自由を掴むっていう……」
春香「FREEDOM カップヌードル」
貴音「一昔前のしぃえむでございますね」
響「やっぱダメかぁ」
春香「あ、こんなのはどうでしょう。 月の裏側にはイルカが住んでて、」
響「イルカが攻めてくるぞっ!」
春香「早いよー!」
響「いや、なんかゴメンな?」
貴音「月に代わってお仕置きですね」
響「それは、大丈夫なのか?」チラ
貴音「ぷろでゅうさぁからは問題無いのさいんが出ておりますね」
貴音「月の女子高生の方々には黒い髪の素晴らしさといいものを教え込まねばなりますまい……」
春香「どうして黒髪なんです?」
貴音「響の髪と同じだからに決まっています!」クワッ
春香「あ、……はい」
響「また街を歩けなくなるのか、壊れるぞ……」
春香「……月といえばやっぱり、『月が綺麗ですね』っていうセリフが一番に思いつきますね」
貴音「まこと、風情のある台詞でございます。 漱石公はどのような完成で、このような訳をお書きになられたのでしょうか」
響「i love you. の翻訳が月が綺麗のセリフなんだよな。 確かに月がどうって話だけで、愛してるー、とか好きだーっていう言葉は使ってないな」
貴音「月が、の前に、あなたと居ると、という言葉が入ります。 一人で見る月ではなく、一緒にいるからこそ美しい。 このような文章を後世に残す漱石公は、やはり偉大ですね」
春香「そういえばそのセリフ、あの動画で最後に言ってましたよね? 響ちゃんも応えてたし、響ちゃんも前に付く分を知ってたってこと?」
響「まあ、貴音がよく言うセリフだから、知っておこうと思って」
春香(こういうことをさらっと言えちゃうところが千早ちゃんと違うところだなぁ。 千早ちゃんはそこがいいんだけど……)
響「春香?」
春香「はいっ!? え、はい! なんでもないです!」
貴音「では春香、答えの方を是非」
春香「え、も、もうですか!? えっと、えー、あ、やっぱり月も地球の人にずっと見られてるわけじゃないですか、だからきっと恥ずかしいんですよ。 たまーに堪えきれずに赤くなっちゃって」
『質問の答え:お月様はとってもシャイ』
春香「きっと地球とは顔を合わせられないんだろうなぁ……。 でもずっと近くにいて、大切に思ってるんですよきっと、にへへへへぇ……」///
響「なんか、春香が以前のピヨ子のように……」
貴音「月を千早に、太陽を自分に置き換えて妄s、想像しているのでしょう。 わたくしもよくやりますから、分かります」
響「え、なにそれは」
貴音「わたくしにとっての太陽が響であるように、春香にとっての月は千早なのでしょう」
響「あ、う、うん」///
春香「ああぁん、千早ちゃんの[ピー]で[ピー]が[ピー]ちゃう」///
響「…………もうこれアウトだと思うぞ」
貴音「こればかりは、でぃれくたーのみぞ知るといったところでしょう」
響「プロデューサーは、……笑ってる」
貴音「イメージダウンなど微塵も考えておられないようですね」
響「まあ周知の事実だしな」
貴音「でしたらわたくしたちもここで」
響「ここで、なんだ?」ギロリ
貴音「なんでもございません、なんともございませんとも」
響「はぁ……。 じゃあ次の質問、貴音どうぞ」ペチン
春香「痛い!?」
貴音「では僭越ながらわたくしが。 えー、
『男の子同士は「薔薇」なのに、なんで女の子同士は「百合」なんでしょうか、教えてください、お願いします』
だそうですが、なにか言いたいことはありませんか、春香」
春香「妄想に没頭しちゃってすいませんでした」
貴音「罰として、春香にはこの質問に対する答えを一人で考えていただきます!」
春香「え、ええ!? そんなのいんです(はいさーい!)あ、いいんですか……」
響「まあプロデューサーがNoサイン出すわけないし……」
貴音「自分で言っておいてなんですけれど、これはぱぁそなりてぃの仕事を放棄しているのでは」
響「まあ貴音も言いたかっただけだからさ、許してやってほしいぞ」
春香「百合、んー、由来とか成り立ちの話だから難しいね」
貴音「実際に経験しおりますから、話ならばいくらでもできますからね」
春香「ていうか意図してこの質問選んでますよね?」
貴音「はて、何のことでしょう?」
響「トボけちゃって、まったく」
貴音「響も似たようなものではないですか」
響「まあそうだけどさ」
春香「薔薇の花には棘があるし、こう、キケンなカオリみたいな感じはするんだけど、百合の花にはなにかあったかなぁ?」
響「春香、なんかやらしーぞ……」
春香「えっ!? そ、そう?」
貴音「妖艶な……」
春香「ええー!?」
響「由来なんだから経験談とか話す必要無いぞ!」
春香「で、でもほら、そういう話を期待してくれてる人たちもいるだろうし……!」
響「放送できなくなるからダメー! ただでさえさっきので危ういんだから」
春香「うぅ……、はい」
貴音「時と場合を弁えねばならないということです、春香。 あなたは話の脱線が多いように感じま、」
響「貴音は人のことなんにも言えないぞ」
貴音「なんと」
響「このやりとりだって初めてじゃないだろ!」
春香「えっと、結局千早ちゃんが世界で一番可愛いっていう話だったっけ?」のヮの?
貴音「む、それは聞き捨てなりませんね。 世界で最も可愛いのは響と決まって、」
響「お約束もいらないから!!」
春香「えへへ」
貴音「ふふ……」
響「あー、やっぱり貴音も事務所のみんなと仲良しじゃないか。 それよりも、薔薇と百合の話! また収録時間が押してカットカットなんて嫌だぞ自分」
春香「ごめんね響ちゃん、なんか楽しくなっちゃって」
響「反省してるなら早く結論出してくれ……」
春香「えっと、由来でしたよね。 確か男の人同士が元々薔薇のなんたらって言われてて、それに沿うように百合になったっていう話だったような? あれ、違いましたかね」
貴音「いえ、わたくしに聞かれても存じておりませんが……」
響「春香はその話、どこで知ったんだ?」
春香「1年くらい前に、小鳥さんから。 まあまだ付き合う前だったから、ある意味全盛期だったんだよね」
響「自分たちは終盤のピヨ子しか知らないからなぁ」
春香「あずささんには頭が上がらないらしいですよ、小鳥さん。 だから同人誌も断腸の思いでお焚き上げしたとか」
貴音「あの時の焼き芋は美味でした」
春香「プロデューサーさんは芋が腐るとかなんとか言ってましたけどね」
響「?? なんで焼いてるのに腐るんだ?」
春香「響ちゃん、あなたはそのままの純粋な響ちゃんでいてね……!」ギュッ
響「??? あ、そろそろ結論出さないと本当に収録時間がヤバいって、プロデューサーが」
貴音「楽しいとぉくでしたが、仕方ありません。 それでは春香、びしりと決めてください」
春香「薔薇は情熱だけど、百合は純潔だからだよ!」
『質問の答え:情熱の薔薇、純潔の百合」
響「やっぱりダジャレじゃないか!」
貴音「ですが、それがいいと評判でして」
響「適当言うない!」
春香「実は最初から考えてたんですよね」
響「じゃあなんで最初っから言わないんだ!」
春香「なんか楽しくなっちゃって~」のヮの
響「春香討つべし、慈悲はない」
春香「うわあ、ごめんね響ちゃん! 冗談、冗談だから!」
響「あああああ、もう! 最後のお便り!
『なんで雷って発生するの?』
だぞ。 ほら、春香ゴー」
春香「え、今回も私だけなんですか!?」
響「つーん、さっきさっさと言わなかった罰だぞ」プイッ
春香「う~ん、やっぱり神様が怒ってるんじゃないですかね。 神様が鳴るって言うくらいですし」
貴音「わたくし的にはそれで100点満点なのですが、科学的なことを言うのでしたら響に聞いてみないことには分かりません」
春香「響ちゃんは、質問の答え知ってるの?」
響「そりゃあまぁ、そんなに珍しくもないし」
春香「もしかして響ちゃんって秀才なんじゃ……」
響「今まで自分をなんだと思ってたんだ?」
貴音「響は秀才などという言葉で収まる人物ではありません。 まさに地上に舞い降りた女神でござ、」
響「一つのネタがウケるのは2回まで! ていうか春香、雷の原理って高校の授業でやったぞ?」
春香「え、うそっ!?」
響「あー、まあ、知らなくても全然問題ないけどな。 正解を出すコーナーではないし」
春香「春香さんの学力の低さが露呈しましたね……」
貴音「大丈夫です春香、わたくしは一切分かりません」
響(それは貴音が高校に行ってないからだろ! ……とは言えない)
貴音(わたくし渾身のぼけがするぅされている気がいたしますね)
春香「あ、はは、ま、まあ誰にでも得手不得手はありますよね!」
響貴音((フォローされてる!))
響「あー、うん、その辺でやめといてやれな、春香」
春香「え? ああ、はい?」
響「世の中には、相手を庇うほうが傷つけることもあるんさ」フッ…
貴音「こちらは経験談ですね?」
響「分かってるんなら聞かない! で、春香。 分からないんだったら雷関連のことを一杯言うのがこのコーナーの鉄則だぞ!」
春香「あれ、まだ2回目ですよね!?」
貴音「せおりぃというものは回数で決まるのではありません、実績で決まるのです」
春香「………………それって回数で決まってるんじゃ?」
貴音「なんと!」
響「………………」
春香「じゃ、じゃあ雷から連想することを言っていきますね!」
貴音「ば、ばっちこいですよ春香!」
春香「んー、雷、おへそ、稲妻、雨、んー……、あ」
貴音「どうしましたか?」
春香「分かりましたよ! なんで雷が起こるのか!」
響「じゃあ早速答えをどうぞ!」
春香「まず雷のことを稲妻って言いますよね、それで、雷が鳴ってるときは雨が降る。 太陽が出てるときに雨が降ることを狐の嫁入りって言いますから、雷が鳴ってるときに降る雨は神様の結婚なんですよ! でも稲妻、否妻なんで、きっと婿入りなんです」
『質問の答え:狐の嫁入り、神の婿入り』
響「原理は!?」
貴音「まあ、企画の趣旨には沿っているかと」
春香「えへへ、ですよね」
貴音「春香も、成長いたしましたね……。 もう思い残すことはありません」
響「ていうか結局ダジャレじゃないかー!!」
春香「リスナーさん、エンドトークですよエンドトーク!」
響「さて、第2回いかがでしたでしょうか」
貴音「終わってみると、あっという間でございました」
響「今日も収録時間は3時間を超えてるけどな。 で、春香! 初めてのゲストでこっちも分からないことだらけで迷惑かけちゃったけど、楽しんでもらえたかな」
春香「いやぁすっごく楽しかったですよ! 再来週のゲストにもう一回呼んでほしいくらいです」
貴音「来週はいいのですか?」
春香「そうすると千早ちゃんの回が聴けなくなっちゃうので」
響「どこまでもブレないな、春香は」
貴音「そこが春香の強みなのでしょう」
春香「貴音さんに褒められると、なんかぞわぞわしますね」///
響「で、今週もプレゼントのコーナー! 先週の色紙には凄い数の応募があったらしいけど、だからといって当選者を増やしたりはしないからな? プレゼントは先週と同じく、今日の質問の答えを貴音が色紙に書いたものだぞ」
貴音「さらに豪華特典がついてくる、やもしれません。 これは当選者の方のみぞ知ることでございます」
響「お便りは、東京都大田区矢口2丁目1番765号 たるき亭ビル3F、響と貴音のプレゼント係まで!」
貴音「げすとへの質問や日々の疑問は従来通り、めぇるふぉおむも設けております。 そちらにもこぞってご応募下さい」
響「765プロのホームページにも宛先は書いてあるから、あとでゆっくりプレゼントのハガキを書いてもらっても大丈夫だぞ」
春香「当選者は次回の生っすか!?サンデーで発表しますよー! ぜひお見逃しなく!」
響「うあぁー、終わったー……」
貴音「初めての緊張というものもありましたね」
春香「あ、もしかして私ですか?」
響「そうだぞ。 自然に話しすぎるとラジオじゃなくなっちゃうとかイロイロ考えてたのに、結局春香と貴音が暴走して」
貴音春香「「すいませんでした」」
響「二人にはば、罰として、今日自分と一緒に帰ること! いいか!?」
春香「も、もちろん!」
貴音「響の新しいきゃらを開拓しようという精神は、わたくしも見習っていかねばなりませんね」
響「新しいキャラとか言わない! だいたい貴音をこれ以上開拓したら収集がつかなくなるぞ」
貴音「ああ、開拓されるのは響の方でしたね」
響「は、はぁー!?」///
投稿遅れて本当に申し訳ない。
春香は犠牲になったのだ、キャラ崩壊という犠牲の犠牲にな。
途中の春香のセリフは、「ああぁん、千早ちゃんの引力で私の潮が引っ張られちゃう」///です。
来週のゲストは千早。
日々の疑問、まだまだ募集中。
うーん響のキャラがいまいちだなぁ
結局どこでもジト目で○○だぞ・・・って言うような突っ込みキャラしか見ない
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