美希「ハニー！次はデザート食べたいの！」

Ｐ「おいおい、全員集まってるんだぞ？さすがに全額奢るのはちょっと厳しいかな」

貴音「私は〆のらぁめんでも……」

響「貴音、それは飲みに行ったりした時の〆だぞ」

やよい「うっうー！いっぱい食べましたー！」

千早「焼き肉でもうお腹一杯だわ」

春香「千早ちゃん、別腹だよ！別腹！」

萩原「ゆっくりお茶を飲みたいですぅ……」

真「ボクも同感だなぁー」

真美「デザ→トに一票！」

亜美「右に同じ→！」

あずさ「こんなに食べて太らないかしら～」

伊織「スタイルの良い人が言うと嫌味に聞こえるわよ……」

美希「ミキ良いお店知ってるの！」

Ｐ「……分かった、半分は出す。それで勘弁してくれ」

あずさ「私は全部払いますよ～？」

Ｐ「いえ、皆が頑張ってるご褒美ですから、今日は」

伊織「だったら全部払いなさいよね」

Ｐ「うぅ……情けない」

美希「でこちゃんハニー虐めちゃダメなの！」

伊織「でこちゃん言うな！」

Ｐ「おいおい、喧嘩は……――ププーーーーーッッ！！！

Ｐ「！？」

春香「プロデューサーさん！車が！！！！！」

千早「危な―――」

美希「ストーン・フリイイイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!」

美希「あふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふぅナノォオオオオ！！！！！」ボコォ!

美希以外「」

車「」

美希「ふぅ……危なかったの……はっ！？」

Ｐ「美希……お前……」

美希「こ、これは……あはは……」

貴音「み、美希……」

あずさ「もしかして～」

亜美「亜美たちと……」

美希以外「似た力を！？」

Ｐ「ん？」

春香「え？」

千早「なっ……」

雪歩「ふえぇ……」

真「ええ！？」

響「？？」

貴音「面妖な……！」

真美「どゆこと！？」

亜美「さぁ……？」

あずさ「あら～？」

やよい「うー？」

伊織「まさか……」

美希「あふぅ……」

Ｐ「まさか……お前たち全員、今のが見えたのか！？」

真美「マミとアミは見えてるよ！」

亜美「ふっふ→。まさかミキミキも同じ能力を持ってたとはねぃ→」

千早「どうやら……そうみたいですね」

あずさ「驚きだわ～」

響「信じられないぞ……」

Ｐ「と、とにかく事務所に逃げるぞ！人が集まってきた……！」

Ｐ「……と、その前に車を直しとかないとな。クレイジー・ダイヤモンド！」

美希「！！ すごいの！グシャグシャの車が元に戻ってる！」

Ｐ「中の人は……まったく、居眠り運転か、寝てる。大丈夫そうだ、行こう」

～事務所～

Ｐ「お前たち……まあ、全員見えてるということで」

貴音「じいやが言っておりました。この面妖な力はすたんどと言うのだと」

真美「スタンド！？かっちょいい→！」

貴音「また、すたんど使いとすたんど使いは引かれあうのだとも……」

響「スタンド使いと」

真「スタンド使いは」

美希「引かれあう？」

やよい「うー……？」

Ｐ「つまり、765プロにスタンド使いのアイドルが集まったのも、偶然じゃないってわけか」

あずさ「不思議だわ～」

亜美「じゃありっちゃんとピヨちゃんもスタンド使いかもね！」

千早「可能性はあるわね」

亜美「ね→ね→！さっきの兄ちゃんのスタンド、どんな能力なの！？」

Ｐ「ああ、さっき見ただろ？壊れたものを直す力だ。死人や部品の無いものは無理だけどな」

千早「使い勝手良さそうですね。それに比べて私のなんて……くっ」

Ｐ「ま、バレたからにはお前らの前では堂々と使えるな。怪我したら俺に言え。すぐに直せるからさ」

春香「プロデューサーさん、舞台から転落したときに使ってれば……」

Ｐ「自分には使えないんだ。そこが難点かな。ちょっとトイレ行ってくる」ﾀｯﾀｯﾀｯ

亜美「……ねぇ皆！」

雪歩「ほえ？」

亜美「アミ良いこと思いついちゃったYO→！」

真美「おや、アミ隊員もかい？」

亜美「むっふっふっ→……」

響「悪い予感しかしないぞ」

真美「ここに独り身のピヨちゃんから貰った一泊二日のペア温泉チケットがあります！」

あずさ「あらあら」

亜美「本当はじゃんけんで勝った人に渡すことになってたんだけど→。皆スタンド使いなら！」

真美「スタンドバトルで！」

亜美真美「決着つけようぜい！！」

やよい「……それって、危なくないのー？」

貴音「そうですね……美希のすたんどしかまだ見ていませんが、とてもぱわーがありそうでした」

亜美「でもでも、いくら怪我したって→」

真美「兄ちゃんがいるじゃないか！」

千早「……何でも直せる能力」

春香「でも、痛いのはちょっと……」

亜美「殺し合いするわけじゃないんだし！」

真美「相手が降参って言ったら絶対に攻撃しない！限度をわきまえる！」

伊織「あんたたちが一番わきまえてなさそうなのよ……」

真「でも、面白そうかも！」

雪歩「ま、真ちゃん……」

響「……自分のスタンド、良く考えると戦いの為にあるような能力だしな」

千早「良く考えなくても私のは戦い向けだわ」

やよい「私のはとっても便利なんですよー？実は」

真美「おっとやよいっち！自分の能力を言うと、スタンドバトルで不利になるぜい？」

亜美「プロデューサーと温泉、行きたいっしょ→？」

やよい「な、なんでプロデューサーなんですか？」

貴音「……皆、温泉に誘いたい殿方は同じということでしょう」

伊織「貴音！？」

あずさ「私はプロデューサーさんと温泉行きたいわ～」

春香「あずささんまで……！」

真美「決まりだねい！」

亜美「じゃあルールとしては、限度をわきまえる！兄ちゃんが近くにいる時だけバトルおっけー！他人に迷惑をかけない！」

雪歩「私、大丈夫かな……」

美希「ミキのスタンドもう見られちゃってるの！」

伊織「あと、不意討ちは無しよ！ちゃんと合意した上でスタートね」

亜美「じゃあ明日から！」

貴音「くれぐれも、重症になったりしないよう……」

やよい「うっうー……が、頑張りますぅ」

真「頑張ろうね雪歩！」

雪歩「ふえぇ……」

響「おっかないぞ……」

～帰り道～

真美「ふっふ→」

亜美「分かってるね、マミ？」

真美「当たり前じゃん！さっきのルールで手を組んじゃ駄目なんてルールは無かったしぃ→？」

亜美「とりあえず残り二人になるまでは」

真美「共同戦線で！」

亜美真美「いぇ→！」

くっだらね

～別の帰り道～

響「大丈夫かなぁ……」

貴音「響」ズイッ

響「わ！？た、貴音？どうしたんだ？」

貴音「何か心配のようですが……？」

響「何でもお見通しだなー……。自分、やっぱりスタンドバトルはちょっと危ない気がするんだぞ……」

貴音「では、棄権しては？」

響「で、でも……プロデューサーと温泉に……」ボソボソ

貴音「ふふ……ならば、二人でこの戦いを生き残りましょう」

響「ええ！？いいのか？」

貴音「亜美と真実も同じことを考えているでしょう」

響「……ルールでは禁止されてないけど」

貴音「それに私は家柄、少しすたんどに詳しいので、響にも何かあどばいすができるかもしれません」

響(どんな家柄さー……)

響「じゃあ……貴音、自分と協力してくれるか？」

貴音「えぇ、では行きましょう」

響「行く？ど、どこに？」

貴音「決まっているでしょう、すたんどのれっすんです」

響「ええ！？」

>>16
sageてるあたり良心的だな

俺はありだと思うよ

期待してるよ

翌日

Ｐ「昨日も言った通り、スタンドは無闇に使うなよ？犯罪に利用するなんてもってのほかだぞ」

全員「はーい」

小鳥・律子「？」

Ｐ「とりあえず……美希、響、雪歩。今日はお前らに俺は着く。竜宮小町は律子、他の皆はスケジュール確認して各自頼む」

美希「！」

亜美(つまり……)

真実(今日戦えるのはこの三人ってことだね)

響「き、緊張してきたぞ」

雪歩「そ、そんなぁ……」

真「頑張って！雪歩！」

～スタジオ～

Ｐ「よし、休憩だな。1時間くらいあるから、飯食い行くか？」

響「」ガタッ

雪歩「」ガタッ

美希「」ガタッ

Ｐ「？」

美希「ハニー、ハニーはここで一人で食べてて。ミキ達ちょっと用事あるの」

雪歩「お茶、置いておきますぅ」

響「プロデューサー、絶対にここから出ないで欲しいぞ」

Ｐ「お、おう……？」

～誰もいない階～

美希「始めるの」

雪歩「温泉は渡せません」

響「……じゃあよーいドンで、いくぞ」

美希「わかったの。じゃあいくよ？」

雪歩「」ｺｸﾝ

響「」ｺｸﾝ

美希「よーい……」

美希「――……ドン！」

美希「ストーン・フ……――！？」ﾄﾞｺｫ!

響「！？」

響(み、美希がいきなり吹っ飛んだぞ！？)

雪歩「……。」コ"コ"コ"コ"コ"

雪歩「」ﾆﾔｯ

美希(そんな……！いくら速いって言っても、見えないなんて……)

雪歩「……ダイバー・ダウン」

雪歩「始まる前から、美希ちゃんのすぐ下に……」

雪歩「“潜行”させておきましたぁ～」

美希「ぐっ……一端隠れるの……！」ｻｯ

響「あ、美希！？」

雪歩「人の心配してる場合ですかぁ……？」

響「！！」

雪歩「ダイバー・ダウン！！」

響(人型のスタンド……！)

響(貴音から聞いてるぞ！スタンドに与えたダメージは操る本体にも……！)

響「タスク！！！」ﾄﾞﾝ!

雪歩「きゃあ！？」

響(真正面からじゃ、見る限り雪歩のスタンドのパワーには勝てないぞ……！)

響「自分も隠れなきゃ……！」

雪歩「うう……かくれんぼは苦手ですぅ……」

美希(……せんこうって何？ってカンジ)

美希(良く分かんないの……)

美希(でも……潜り込むことが出来るってのは分かったかな)

美希(……考えてても仕方ないの！)ﾀﾞｯ

美希「ストーン・フリィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ！！！！」

雪歩「！」

雪歩「ダイバー・ダウン！！」ﾄﾞｺｫ！

美希「床なんか殴ったって意味無いの！あふあふあふあふぅ！」

雪歩「くっ……！」

美希「あふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふぅ！」

響(す、すごいぞ！雪歩が防戦一方に……！)

美希「もらったの！このまま……！」

雪歩（床に打ち込んだ拳のエネルギーを……）

雪歩「……と、解き放ちますぅ！」

美希「あふっ……！？」

美希(下から拳が……！？)

美希「この……！カハッ！！」ﾎﾞｺｫ!

美希(どうなってるの……！？)ﾄﾞｻｯ

雪歩「初撃とあわせて、今のでもう相当なダメージなはずです！降参を……！」

美希「……一人の囚人は」

雪歩「…………？」

美希「一人の囚人は壁を見ていた……」

美希「もう一人の囚人は鉄格子からのぞく星を見ていた……」

美希「ミキはどっち……？」

雪歩「……美希ちゃん？」

美希(ハニーと温泉に行けるなら)

美希(二人きりで混浴に入るためなら何だってするの……！)

美希(だからミキは……壁は見ないし、星を見たりもしないの)

美希「もちろん、ミキ自身がキラキラの星になるの！！！！！」

美希「ハニーと温泉に行くまで、ミキはキラキラしていたい！」

美希「なの！」ﾊﾞｯ

雪歩「ま、まだ動け……！？」

美希「この距離なら」

美希「いくら雪歩のスタンドがどっかに潜り込んでも……」

美希「雪歩自身を狙えば、自分を守るために出してくるしかないの……」

雪歩「…………。」ト"ト"ト"ト"ト"

美希「…………。」コ"コ"コ"コ"コ"

響(う、撃っていいかな？)

美希「ストーン・フリィイイ！！！」

雪歩「ダイバー・ダウン！！！」

美希「あふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふぅ！！！！」

雪歩「くぅ……！」

雪歩（一度離れ……！）

美希「逃がさないのぉおおおおおおおおお！」

雪歩「え！？」ｶﾞｼｬﾝ

雪歩（私と美希ちゃんが手錠で繋がってる……！？）

美希「ミキのスタンドを！」

美希「サングラスかけたただのお洒落スタンドだと思ったら！」

美希「大間違いなの！」

雪歩「きゃああああああああ！！」

美希「あふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふぅナノｵｵｵｵｵ！！！！！！！」

雪歩「きゅう……」

美希「はぁ、はぁ、……」

美希「……響！！」

響「は、はい！？」

美希「すぐにハニーを呼んでくるの！！」

響「わ、わかったぞ！！」

響「プロデューサー早く！！」

Ｐ「はいはい、一体何なん……」

Ｐ「って、雪歩！？」

美希「ハニー！すぐに治すの！」

Ｐ「お、おう！！」

Ｐ「Ｃ・Ｄ！！」ｽﾞｷﾞｭﾝ

雪歩「……？な、治りましたぁ……」

美希「ハニー！ついでにミキも！」

Ｐ「お前もかい！」

Ｐ「……喧嘩？」

美希「そうなの」

雪歩「ですぅ……」

響「だぞ」

Ｐ「お前らなぁ……」

美希「ハニー！言いたいことは分かってるの！」

Ｐ「お？」

美希「ミキ、頑張るからね！」

Ｐ「何をだよ……」

雪歩　リタイア

～事務所～

真「そっか、負けちゃったか」

雪歩「美希ちゃん、とっても強かったですぅ」

千早「我那覇さんは何をしてたの？」

響「うっ……隠れてたら、終わってたぞ……」

真美「ま、それもありだよね→！」

響「なんだか情けないぞ……」

春香「プロデューサーさん心配してたけど、大丈夫かなぁ」

やよい「やっぱりちょっと怖いです……」

伊織「ま、あいつと温泉なんかどうでもいいけど、やるからには勝つわよ？二ヒヒッ」

亜美「ゆきぴょん！ミキミキのスタンドどんなだった？」

美希「あ！それってズルなの！」

亜美「ＢＯＯ！」

あずさ「亜美ちゃん、それは駄目よ～？」

亜美「う、分かったＹＯ」

真「響は美希のスタンドを見れて、得しただけだね」

響「じ、自分だって頑張ったぞ！」

伊織「どこでよ？」

響「うぅ～……」

貴音「……。」

帰り道

響「はぁ……」

貴音「響」

響「あ、貴音……」

貴音「今日も、れっすんをやりましょうか？」

響「自分、本当に強くなれるのかなぁ？」

貴音「ええ、昨日はすたんどについての知識を教えただけですので、これからですよ」

響「本当か！？」

貴音「もちろんです。では……れっすん１は、『私に妙な期待をするな』です」

響「うが！？」

翌日

Ｐ「今日は……お？どうした律子」

律子「いえ、竜宮小町の仕事が午前中あったんですけど、急にキャンセルされちゃって……」

Ｐ「……ん？真美、今日午前は何も入ってないぞ？」

真美「いいじゃんいいじゃ→ん！事務所にいたい気分なんだＹＯ！」

Ｐ「ま、いいか。この四人以外で送らないといけないのは……」

律子「プロデューサー、今日は私が送ってくるから事務所にいてください」

Ｐ「お、そうか？じゃあ頼もうかな」

律子「ええ。じゃあ行くわよー、千早と春香、あとやよいは私が送るわ。それ以外は各自で行ってらっしゃーい」

亜美「……どうやら」

あずさ「今日戦わないといけないのは」

伊織「私たち四人」

真美「みたいだねぃ！！」

あずさ「でも場所があるかしら～？」

伊織「裏に空きビルがあるわよ」

亜美「それじゃ！」

真美「レッツＧＯ→！！」

～裏ビル～

伊織「それじゃ……勝っても負けても恨みっこなしだからね」

あずさ「分かってるわ～」

亜美「じゃあ用意はいいかい！」

真美「いくＹＯ！……スタート！」

あずさ「うふふ～」ﾀｯﾀｯﾀ

伊織「あ、ちょ、あずさ！？」

真美「うんうん、ま、逃げて様子見も手だよね→」

亜美「いおりんには悪いけど……」

伊織「……あんたたちまさか？」

亜美真美「」ﾆﾔｯ

伊織「……ま、ちょうど良いハンデってとこかしらね」

真美「いくよ亜美！」

亜美「おうともさ！エアロスミス！！」

伊織（……飛行機？）

亜美「撃てえ！！！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

伊織「ウェザー・リポート！！」

伊織（なんとか防げてるけど、真美まで動き出してきたら面倒ね……！）

伊織「ウェザー・リポート、霧よ！！」

真美「むむ！なんだこりゃあ！？」

亜美「見えないよ→！」

真美「わかった！いおりんは霧を発生させるスタンド能力なんだ！」

伊織（んなわけないでしょ！天候をあやつるのよ！）

真美「あちゃ→、見失っちゃった」

亜美「ふふ……甘いですぞいおりん！」

亜美「エアロスミス！」ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ

伊織「っつぅ！？」

伊織（なんで場所が分かるのよ……！？）

亜美「亜美のエアロスミスは呼吸で相手を探せるんだよ→！」

真美「亜美！いおりんに聞こえちゃうよ！」

亜美「うえ！？……ま、まあ聞こえたところでどうにもできないっしょ→！」

伊織（……呼吸？二酸化炭素？）

亜美「ふふふ……！さあいおりん！観念し……？」

真美「……どしたの？」

亜美「あ、あれ？なんかレーダーにいっぱい反応が……」

真美「な、なんだってー！？」

伊織「……ウェザー・リポート」

亜美真美「！？」

亜美「ど、どれがいおりんの反応なんだＹＯ！？」

真美「真美にわかるわけないじゃん！」

伊織「この部屋の中に、いくつか二酸化炭素濃度の高い点を作ったわ」

亜美「そ、そんな！」

伊織「降参するなら、痛い目見ないですむわよ」

真美「……いおりん、真美のこと忘れちゃ困るよ！」

伊織「！？」

真美「亜美下がってなＹＯ！クラフト・ワー……あうっ！？」ﾄﾞｻｯ

亜美「ま、真美！？」

あずさ「あらあら、気絶させただけだから大丈夫よ～」

亜美「あ、あずさお姉ちゃんいつの間に！？」

あずさ「私もいるのよ～？」ﾄﾝｯ

亜美「うっ……！？」ﾄﾞｻｯ

あずさ「伊織ちゃんの霧のおかげで、気付かれずに近づくことができたわ～」

伊織「……ウェザー・リポート」

あずさ「あら、霧が消えてくわ～？」

伊織「ただの目くらましだしね」

伊織「……？」

伊織「ちょ、ちょっと待って」

あずさ「なーに？」

伊織「そ、そこに倒れてるの……亜美と真美よね？」

あずさ「そうよ～？」

伊織「なんでそんなにシワシワなのよ！？」

あずさ「伊織ちゃんも霧で見えてなかったのね～」

あずさ「自分を見た方がいいわよ～？」

伊織「え……？」

伊織「……いやぁぁあああああああ！！！！」

あずさ「うふふ……ザ・グレイトフル・デッド」

伊織「な、なんで！？」ﾃｶｶﾞﾐﾄﾘﾀﾞｼ

伊織「顔も！？……ま、まさか」

あずさ「そうよ～？私は『老化させる』スタンド能力」

伊織「あ、あんたスーパーアイドル伊織ちゃんになんてこと！？」

伊織「元に戻せるんでしょうね！！？？」

あずさ「大丈夫よ～」

あずさ「降参するなら、今すぐ元に戻してあげるけど、どうする？伊織ちゃん」

伊織「ふ、ふん。言っても、老けただけでしょ？」

伊織「そんなんでこの伊織ちゃんが降参……いたっ」

伊織「……？」

あずさ「……痛いでしょ？関節が」

あずさ「老化の！老化の恐ろしさは……！これからよ、伊織ちゃん？」ト``ト``ト``ト``ト``ト``ト``

伊織「」

伊織（と、とりあえず離れてみよう！）

伊織「……くう！？」

伊織（走るだけで膝が痛いわ！）

あずさ「無駄よ～？」

あずさ「この階くらいなら、余裕で射程距離内なんだから～」



伊織「はあ、はあ……」

伊織（どうなってんのよ）

伊織「走ったら、またしわが深くなってる……」

伊織（何か関係あるのかしら……？）

伊織（亜美と同じで呼吸？……まさかね）

伊織（……やっぱり）

伊織（スタンドのパワーが老化のせいで落ちてるじゃない）

伊織（多分これじゃあずさのスタンドには勝てない……それにしても）

伊織「走ったら喉が渇いたわ……」

伊織（冷たいオレンジジュースを持ってきててよかったわ）

伊織（……あれ？）

伊織（オレンジジュースを持ってる手のしわが消えた……？）

伊織（……！！）

あずさ「伊織ちゃーん」

あずさ「困ったわ～、どこかしら～」

伊織「あずさ！」

あずさ「あら～？」

伊織「……私の勝ちよ。老いは止められる」

あずさ「……。」

伊織「ウェザー・リポート！！この部屋中に降らすのよ！！」

伊織「冷たい『雪』をね！！」

あずさ「！！」

伊織「」ｽｩｩｩ

伊織「やっぱり、戻っていくわ」

伊織「体温が上がれば老化の進度が上がり、下がれば老化は防げる」

伊織「スーパーアイドル伊織ちゃんの復活よ！」

あずさ「うふふ」

あずさ「降参よ、伊織ちゃん」

伊織「？」

あずさ「さすがに、老化を防がれたら勝ち目はないわ～」

伊織「……にひひ！私の勝ちね！」


亜美、真美、あずさ　リタイア

～事務所～

千早「……で、真美はスタンド出すことなく」

美希「負けちゃったの？」

真美「うわぁあああん！！」

伊織「ま、この伊織ちゃんに勝てるわけないわよねー」

亜美「やられたのはあずさお姉ちゃんにだけどね→」

伊織「そのあずさに勝ったのよ、伊織ちゃんは！」

伊織（オレンジジュースのおかげだけど）

春香「でも、老いさせるスタンドって……」

真「とんでもない能力だよね……」

やよい「あれー？スタンドの能力ばらしちゃっていいんですかー？」

春香「もう負けちゃった人はいいんじゃない？」

やよい「伊織ちゃん、真美はどんなのだったの？」

伊織「さあ？なんてったって、スタンド出す前にやられちゃってたし」

真美「いおりんやめてえええええ！！」

千早「ﾌﾟｯ……」

真美「千早お姉ちゃん！！？？」

美希「二人で手を組んだ罰なの」

響「」ｷﾞｸｯ

貴音「美希、ルールでは言及されていませんよ」

千早「……まさか四条さん」

貴音「ええ、私は響と協力し合うつもりですが」

美希「そ、そんなのって無いの！ミキだけフェアリーの仲間外れってカンジ！」

貴音「ふふ……すみません美希、ですが最後は結局戦わなければなりません」

貴音「辛くもあるのですよ？」

美希「うう……仕方ないの」

帰り道

美希「はぁ……」

やよい「美希さんどうしたんですかー？」

美希「あ、やよい。……さっきの貴音のことだけど」

美希「ミキ、一対一なら大丈夫だけど」

美希「さすがに二対一になったら自信無いの……」

やよい「じゃあ誰かと協力したらいいと思います」

美希「さっき真君に聞いてみたけど、純粋に楽しみたいって断られちゃったの……」

やよい「うー……」

美希「……そうだ、やよいのスタンド能力教えてくれない？」

やよい「だ、駄目ですー！」

やよい「プロデューサーと温泉行けなくなっちゃいます！」

美希「じゃあミキのも教えるの！」

美希「だから、ね？」

やよい「……わかりましたー」

やよい「私のはですねー……」





美希「」ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

やよい「美希さんー？」

美希（こ、こんなの勝てるわけ無いの……）

美希（でこちゃん達だって……）

美希「……。」

美希「やよい、ミキと協力しない？」

やよい「？　いいですよー？」

美希「ほんと！？やったの！」

別の帰り道

響「老化させるスタンドか～」

響「なんだかすごいぞ……それに勝った伊織も」

貴音「響、今日もれっすんですよ」

響「貴音……自分達、大丈夫なのかなぁ」

貴音「ええ、成長していますよ」

響「……でも、昨日のレッスン２と３は良くわからなかったぞ」

貴音「響、信じるのです。響の爪弾は回転の力。回転は無限の力であり、それを信じる事こそが力に繋がります」

響「……うん」

響（哲学なのかなぁ）

翌日

春香「はー……」

千早「どうしたの春香、ため息なんかして」

春香「千早ちゃん……私、今日プロデューサーさんと一緒なんだ」

千早「なるほど。つまり、戦わなきゃいけないってことね」

春香「うん……」

千早「嫌なら辞めてもいいんだから、気楽に考えましょう」

春香「……千早ちゃん」

千早「なに？」

春香「私と協力してくれない？」

千早「嫌よ」

春香「ええー！！？？」

千早「驚きすぎよ」

春香「即答だよ……即答すぎるよ千早ちゃん……」

千早「ペアチケットは一枚なのよ？」

春香「そうだけど……」

千早「じゃ、覚悟を決めておくのね春香」

千早「私も今日戦わないといけないみたいだから」

春香「ええーー！？」

Ｐ「よーし、今日は生っすかの収録だぞ。千早、春香、美希はＭＣだからスタジオ。真と雪歩も今日はスタジオな」

真「きたきたー！」

雪歩「が、頑張ってね真ちゃん」

貴音「ふむ……中々戦う機会がまわってきませんね」

やよい「私はホッとしましたー」

美希（うー……やよいと手を組めたって、現場にやよいがいないなら意味無いの！！）

千早「手加減無しよ、春香」

春香「……私だって、やるからには勝つよ！！」

春香（ていうか、生っすかだから千早ちゃんも一緒だよねそりゃ……）

～～～～

真美「はぁ～……」

亜美「真美ため息多いＹＯ！」

真美「だってだって！」

真美「スタンド出す前に負けちゃうなんて……」

真美「……はぁ～」

亜美「も→！」

？？「どうしたんだい？」

真美「あ→！お前は！」

亜美「……実はさぁ！」

？？「……スタンド？」

真美「あ→！信じてないね！」

？？「いや、信じてるよ」

亜美「ま、見えないから仕方無いよねぃ」

亜美「とにかく、兄ちゃんと温泉に行けなくなっちゃったんだＹＯ」

？？「……Ｐさんと、温泉か」

？？「ふふふ……」ﾆﾔ

亜美真美（きも）

～スタジオ～

Ｐ「よし、休憩入るぞ」

真「ふぅー」

雪歩「真ちゃん、今日もカッコいいよ」

真「可愛い路線の方が良いと思うんだけどなー」

雪歩「そんなことないよ！！」

真「そ、そう？」

美希（そうなの）

春香（そうだよ）

千早（そうね）

真「……で、皆、やるよね？」

美希「勿論なの」

千早「……ええ」

春香「か、覚悟決めたよ！！」

Ｐ「お、どこ行くんだ？」

美希「ちょっと女の子だけのお話なの！」

春香「そうそう！！」

Ｐ「ほんとかぁ？」

真「しつこいですよ、プロデューサー！」

千早「セクハラです」

Ｐ「ええ！？」

美希「じゃあ行ってきまーすなの！」

Ｐ「お、おう……」

Ｐ「……雪歩は行かないのか？」

雪歩「うう……」

～誰もいないフロア～

真「で、どういう風にやるの？」

美希「ミキの時は普通によーいドンで始めたの」

春香「緊張してきた……」

千早「じゃあ始めましょうか」

真「じゃあ僕が言うよ！」

真「いくよ！よーい……どん！」

春香「わっほい！！」ﾋｭｰ

千早「あ、春香！？」

美希「春香は美希が追うの！二人で始めてていいよ！」ｽﾀｺﾗ

美希（っていうか、真君は普通に強そうだからやりあいたくないの！）

千早「まったく……」

千早「春香らしいって言ったら春香らしいわね」

真「じゃあ僕たちは始めようか！」

千早「そうね、いかせてもらうわ」

真「そうこなくっちゃ！」

真「いくよ！スティッキー・フィンガーズ！」

千早（……かっこいいわね）

千早「キラー・クイーン」

真（ね、猫？かわいいな……）

真「……。」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

千早「……。」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

千早（さすがね……隙が無いわ）

真「来ないならこっちから！」

真「いっけぇ！！」

千早（は、はや……！！）

真「まこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこまこぉ！！！！！！」

千早（パワーは一緒くらいだけど）

千早（スピードじゃかなわないわ……！）

千早「くっ……！」

千早（プロチューサーと温泉……！！！！）

千早「えい！！」ﾋｭｯ

真（ん？……ガム？）

千早「第一の爆弾……！！」ｶﾁｯ

真「！？離れるんだ！スティッキー・フィンガーズ！」

ガム「ドカーン」

真「くうぅぅぅ！！？？」ｽﾞｻﾞｱｧｧ

千早「はぁ、はぁ」

千早（前もってガムを爆弾化しておいてよかったわ……）

真「な、なんだあ！？」

千早「スタンドの能力よ……！」

千早「詳しくは教えない！」

真「そ、そう簡単には勝てないか」

千早「……勝つつもりなのね」

真「え？」

千早「第二の爆弾、シアハートアタック……！」

真（千早のスタンドの手から何か……！？）

シア「ｺｯﾁｦﾐﾛ」

真「しゃ、喋った……！！」

千早「いきなさい！」

シア「ｺｯﾁｦﾐﾛｫｫｫｫｫｫｫ！」

真「う、うわああああああああああああ！」

真「開けジッパー！！！」ｼｭｯ

千早（床にチャックが……！？）

シア「ｺｯﾁｦﾐﾛ？」

真「この中に入ってろ！」ｼｭｯ

シア「ｺｯﾁｦﾐﾛｫｫｫｫｫ……――」

真「ふう」

千早「ああ！？」

真「よくわかんないけど、閉じ込めさせてもらったよ」

千早「くっ……！」

真「さあ覚悟はいい！？僕は出来てるよ！」

千早（手加減が難しいのよ！）

千早（真自身を爆破させたらいくらプロデューサーでも治せないだろうし……）

千早「もう！」

……ﾊﾔﾁｬｰﾝ！

千早「？」

春香「千早ちゃん助けてぇぇぇ！！」

千早「は、春香！？」

美希「大人しくミキにやられるの春香！」

春香「嫌だよぉ！」

春香「あ！」ズコッ

千早「ちょ、ちょっと！？」

春香「いたぁっ！」ﾄﾞｼｬｰﾝ

千早「だ、大丈夫？」

春香「う、うん。ありがとう千早ちゃん」

千早「……ふふっ。まったく、いつも通りね、春香は」

春香「千早ちゃん……？」

千早「手を組みましょう、春香」

春香「え！？いいの……？」

千早「ええ、でも今回だけよ」

春香「う、うん！」



美希「何か協力し始めちゃってるの……」

美希「……ねえ真くん」

真「……仕方ないね、今回は。僕達も協力しよう」

美希「やったの！」

美希「で、千早さんの能力はどんなのなの？」

真「よく分からないけど、爆発を起こせるみたいなんだ」

美希「……何で皆そんなに物騒なの？」

千早「春香、能力を教えて。私は触れたものを爆弾にできるの」

春香「ええっ！？恐いよ、千早ちゃん……」

千早「私の能力の感想はいいから、ほら」

春香「えと……シャボン玉で、人や物体から何かを一時的に奪えるの」

千早「……なんだか想像がつかないわ。例えば？」

春香「うーん」



春香『ソフト＆ウェット！これで皆から……』

春香『個性を奪える！！』

春香『えへへ……///』

春香「えへへ……」

千早「春香？」

春香「あ、う、うん！例えば、人から視力を奪ったり」

春香「床から摩擦を奪ってツルツルにしたり、とか……」

千早「……なるほど」

千早「いけるわ！春香！」

春香「が、頑張ろうね！」

美希「ジッパー？それって強いの？」

真「いろいろと応用がきくの！」

美希「あ、今のミキっぽい」

真「もう、ほら！あっちも終わったみたいだし、来るよ！」

美希「わかってるの！あふぅ……」

真「ほ、本当にわかってるのかな……」

千早「いくのよ春香！」

春香「う、うん！ソフト＆ウェット！」

真「シャボン玉？」

美希「弱そうなの」

真「み、美希！うかつに近づいたら！！」

春香「……動体視力を奪う」ﾊﾟﾁﾝ

美希「……あれ？」

真「美希！？」

美希「何も起きてないよ？」

千早「えい！」ﾎﾟｲｯ

美希「？」

真「美希！そのガムに近づいちゃ駄目だ！」

美希「わ、わかったの！！」

美希「……でもガムって、どこにあるの？」

真「え！？め、目の前に……！」

千早「動体視力を奪われた美希は今、動く物が見えていない」

千早「対象物から何かを奪う……！」

千早「これが、ソフト＆ウェットよ！！」ﾄﾞﾔｧ

春香「私のスタンドなのに！！！」

真「美希あぶなっ……！」

千早「……ドカーン、ってね」

真「……あ、あれ？」

美希「？？」

千早「今、やろうと思えば美希に致命傷を与える事はできた」

千早「……美希。降参してくれないかしら？」

美希「……千早さんには敵わないってカンジ」

真「美希！？」

美希「あーあ、ごめんね真くん。足引っ張っちゃったの」

真「……いいよ、僕だけでも頑張るから」ﾆｺ

美希「じゃあミキ、ハニーのとこ戻ってるね！」ｽﾀﾀﾀ

真「……まいったな」

春香「いける！いけるよ千早ちゃん！」

千早「ええ、でも真に同じ戦法は通じないわよ」

真「……距離を置いて始末させてもらうよ」

真「スティッキー・フィンガーズ」ｼｭｯ

春香「あ！？真が消えたよ！？」

千早「真の能力はチャックよ」

春香「チャック？」

千早「どんなところにもチャックを作って、その中に空間をつくれるの」

春香「へえー」

真（……ジッパーって言って欲しいな）

春香「こ、これじゃどこから来るか分かんないよ！」

千早「落ち着いて春香」

千早「こんな時こそあなたの能力よ」

春香「え！？」

千早「床から音を奪うのよ」

春香「う、うん！」ﾊﾟﾁﾝっ

千早「これでいくら走っても足音はしないわ」

千早「床に潜った真は音しか情報が無いはずよ」

千早「床から出てくるのも時間の問題だし、敵を見失ってるのは真も一緒よ」

春香（……千早ちゃん、味方で良かった）

真「……うーん」

真（出てきたはいいものの、二人が見当たらないな）

真「……待ち伏せしようかな」

春香「千早ちゃーん！」

真「……？」

春香「うー……迷っちゃった」ｳﾛｳﾛ

真（やーりぃ！！）

真（ジッパーでバラバラにして終わりだよ！）

真「……。」ｿﾛﾘｿﾛﾘ

春香「うー……」

春香「……はっ！？」

真「スティッキー・フィンガーズ！」

春香「ひゃあああああああ！？」ﾖｹｰ

真「くっ……！外した……けど」

真「片腕はジッパーで取らせてもらったよ。それで僕に勝てる？」

春香「わ、私の腕が……！」

真「大丈夫、ちゃんと取り付けられるから」

春香「ど、どうしよう……」

真「春香、最後に千早がどこにいるか教えてくれるかな？」

真「早くしないと時間が来ちゃうからね」

春香「……ふふ」

真「な、何？」

春香「真……聞いちゃったね、千早ちゃんのこと」

真「え？……え？」

千早「春香に仕掛けさせてもらった……第三の爆弾」ｽｯ

真「ち、千早！？」

真「一体どういう……！？」ﾊｯ

真「……小っちゃい千早のスタンド？」

千早「もう逃れられないわ、真」

真「スティッキー・フィンガーズ！」

真「と、とにかく攻撃だ！」ﾏｺﾏｺｫ

千早「……。」

真「あ、あれ？触れない……？」

千早「キラー・クイーンは真の目の中にいるのよ」

千早「そして……体内から標的を爆破する」

真「う、うわあああああああ！」

千早「私の事を嗅ぎ回る奴は爆破させる」

千早「これがキラー・クイーン……バイツァ・ダスト（負けて死ね）」

千早「……なーんてね」

真「……？」

千早「本当に真を爆破させるわけないでしょ？」

千早「寸前で能力は解除したわ」

真「は、はは……」ﾍﾅﾍﾅ

真「参った、降参だよ……」

春香「やったー！」

千早「ふぅ……中々疲れたわ」

春香「千早ちゃん！私たちの勝ちだね！」

千早「春香のおかげよ」

春香「千早ちゃんの凶悪なスタンドのおかげだよ！」

千早「……あ、ありがとう」

真「はぁ……春香には勝てると思ったんだけどなぁ」

春香「そ、それより私の腕くっつけてよ真！」

真「はいはい……」

春香「まったく、とんでもない能力だよ、真」

真「それを言うなら千早だよ。なんでそんな極悪な力を……」

千早「……もう行きましょう」


美希、真　リタイア

～事務所～

雪歩「真ちゃん、残念だったね……」

真「仕方ないよ。千早のスタンド、めちゃくちゃ怖いんだもん」

伊織「これで半分まで来たわね」

伊織「ところで、アンタたちも組んだってことでいいのかしら？」

春香「うん！私たち、仲間だもんげ！！」

千早「違うわ。今回だけよ」

春香「そんなぁ！！」

伊織「そう……響と貴音は組むみたいだし、アンタたちが組むなら私もやよいと話し合おうと思ってたんだけど」

やよい「美希さん、負けちゃったんですかー？」

美希「ごめんなの……」

美希「でも、やよいのスタンドなら一人でも大丈夫だって思うな」

やよい「が、頑張ります！」

伊織「やよいー……ってあら、負けた美希じゃない」

美希「むー、でこちゃん酷いの」

伊織「でこちゃん言うな。……そうだ、あんたのスタンド見せてよ」

美希「ヤ、なの」

伊織「なんでよ！」

美希「でこちゃんにスタンドで襲われても大丈夫なように、秘密にしておきたいってカンジ」

伊織「しないわよ……」

伊織「それにしても、アンタがまさか降参で負けるなんてね」

美希「仕方ないの、千早さん強かったもん」

伊織「ま、これであんたは温泉に行けないわけか」

美希「……いいもん！ミキ、チケットなんか無くたって……」

美希「ハニー！」ｽﾀﾀﾀ

Ｐ「うわ！？」

美希「今度のオフ、ミキと温泉行こ？」

Ｐ「お、温泉ってお前なぁ……」

美希「大丈夫！ちゃんと混浴があるとこ調べるの！」

Ｐ「そういう問題じゃ……」

伊織「はぁ……」

貴音「そろそろ私達にも出番が回ってきそうですね」

響「こ、今度は頑張るぞ……！」

響「貴音、レッスンはもういいのか？」

貴音「そうですね……では一つ」

貴音「響、黄金比の長方形というものを知っていますか？」

響「うん？」

貴音「このように、辺の比が1：1.618の長方形のことお言うのです」ｶｷｶｷ

響「それが何なのさー？」

貴音「この長方形の中に正方形をつくると、また黄金長方形ができます」ｶｷｶｷ

響「おおー」

貴音「そして今できた長方形の中に正方形を作ると、また黄金長方形が……というように」ｶｷｶｷ

響「ずっと続くわけだな！」

貴音「そうです」

貴音「そしてできた正方形の中心点を繋いでいくと……」ｽｩｰ

響「うずができたぞ」

貴音「これが、黄金の回転です」

響「黄金の……回転？」

貴音「ええ。以前も言いましたが、響のすたんどは回転の力」

貴音「この無限の黄金の回転のように爪弾を回転させることが出来たなら、その時響のすたんどは」

響「パワーアップできるのか！？」

貴音「ええ、恐らく」

響「す、すごいぞ！」

響「その紙、もっと見せて！」

貴音「駄目です」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

響「あぁー！？」

貴音「響、この黄金比の長方形は昔の芸術家達も良く取り入れていました」

貴音「黄金比は美しさを象徴するものであり、ぴらみっどや、昔の建造物などにも多く取り入れられています」

響「そ、それが……？」

貴音「ここからは、自分で考えるのです」

響「えぇー！？」

響「……えっと、いちたいいくらの比だっけ？」

貴音「教えません」

響「……いいぞ、スマホで調べるもん」

貴音「いけません」ﾊﾟｼｯ

響「そ、そんなぁ……何も見ずに、できるわけないぞ！」

貴音「響……あなたは今から、『できるわけがない』と四回だけ言っても構いません」

貴音「四回言った時、この黄金長方形の形をした私の名刺入れをあげましょう」

響「そんなのでいいのか？」

響「できるわけがない！できるわけがない！できるわけがない！できるわけがない！」

響「言ったぞ！」

貴音「お馬鹿、駄目です」

響「うが！？」

響「な、なんでさー！？」

貴音「今のは一回と数えてあげましょう」

貴音「次の戦いまでに、後三回」

貴音「できるわけがないと言うのです」

響「う、うん……？」

貴音「言っておきますが、私が見ていない時にすまーとふぉんで調べたりしたら」

響「」ｷﾞｸｯ

貴音「はむ蔵を食べてしまいますよ」

響「うぎゃー！！」

翌日

響「うぅ……貴音が何を言いたいのかさっぱりだぞ」

Ｐ「難しい顔してどうした響」

響「何でもないぞ。ちょっと考え事さー」

Ｐ「？」

響（さて、今日のスケジュールは……）

響「……！！！！」

響（ち、千早とだぞ……！！）

Ｐ「あ、今日は響と千早は俺と一緒に行動だぞ」

響「うぎゃーーーーー！！」

Ｐ「えぇ！？」

～現場～

響「できるわけがない、できるわけがない……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

千早「我那覇さん」

響「うひゃあ！？」

千早「機材に不具合があって、収録の始まりが遅れるみたいだから」

千早「今の内に、スタンドバトルやらないかしら？」

響「ええー……」

響「……わかったぞ」

千早「そう、じゃあ行きましょう？」

千早「じゃあ、ここでいいかしら」

響「こ、ここって公園じゃないか」

響「誰か入ってきたりするんじゃ」

千早「大丈夫、今は立ち入り禁止になってるから」

響「うぅ……」

響（覚悟を決めるしかないみたいだぞ）

響（……っていうか、貴音いないし）

響（できるわけがないって四回言っても、名刺入れ見れないじゃん！）ｶﾞｰﾝ

千早「じゃあいくわね」

響「う、うん……」

千早「よーい、スタート！」

響「うがー！！」ﾄﾞﾋｭｰﾝ

千早「あ、ちょ、我那覇さん！？」

千早「隠れられてしまったわ……くっ」

響「黄金長方形がないと、多分千早には勝てないぞ」

響「何も無いのにどうやって……できるわけないぞ」

スマホ「ぴろぴろ」

響「……メール？」

From貴音『あと２回』

響「うが！？た、貴音見てるのか！？」ｷｮﾛｷｮﾛ

響「……見当たらないぞ」

スマホ「ぴろぴろ」

響「……また、貴音から」

From貴音『れっすん４です。私の言った事を思い出し、敬意を払いなさい響』

響「貴音が言ったこと……？」

響「ラーメン食べたい？」

響「ち、違うぞ。スタンド関係で……」

「キラー・クイーン！！」ﾄﾞｺｰﾝ

響「！？」ﾋﾞｸｩ

千早「……ただの枝ね。見間違えたわ」

響（ば、爆破してるぞ！！？？）

響（なんて危ないスタンドなんだ……！！）

響（……と、とりあえず黄金長方形をイメージして）

響「タスク……！！」ﾄﾞﾝｯ

千早「きゃっ！？」

響（だ、駄目だぞ……）

響（いつもと同じパワーだ……変わらない？）

千早「見つけたわ……」

響「くっ……！」

響「やっぱりできるわけないんだぞ！」ﾀﾞｯ

千早「逃がさない」ﾀﾞｯ

響（これは何かの試練なのか？）

響（ゲームか何かなのか？遊んでる暇は無いんだぞ貴音！）

スマホ「ぴろぴろ」

響「！！」ﾊﾞｯ

From貴音『あと一回。すでに全部説明はしました。黄金長方形で回すのです』

響「そ、そんなこと言われたって……！」

千早「えいっ！」

響「……？」

小石「ﾄﾞｶｰﾝ」

響「あうっ！！？」ｽﾞｻﾞｱｱｱｱ

千早「もう逃がさない」

響「あ……う、あぁぁぁ……！！」

千早「さあ、観念して」

響「や、やっぱり、自分なんかにできるわけが……！！」

響（……！！！）






『できるわけが』


……うっ……うぅっ……


「『できない』と四回言ったら……」



……待てよ

「『すでに全部説明はしました……』
　　　　『黄金長方形』で回すのです……」


！！！！？？



ま……待って……
待つんだぞ……いったい貴音は何が言いたい？




――響、この黄金の長方形は昔の芸術家達も良く取り入れていました
　　黄金比は美しさを象徴するものであり、ぴらみっどや、昔の建造物などにも多く取り入れられています――


そういえば芸術家たちとか
昔の人間が黄金長方形を見つけたというなら、それはどこから学んだんだ？

『美しさの基本』とかを……どこで？
彼らは誰から学んだんだ？学者から聞いたり定規で測ったわけじゃあないはずだぞ

　　
芸術やピラミッド……貴音の名刺入れも、コピーってやつで『本物』じゃない


いったい最初に誰が発見した？
本物がどこかにあるはずだぞ！『本物』に気付かないと、黄金の回転は


　　『永遠に回せない』んじゃないか……？



『本物』を見なければ回転しないｯ！

黄金長方形の『本物』が！！あるはずだぞッ！！


貴音……自分が、今！この目で見えているものでいいのか？



―――深い観察から……芸術家達が学んだものと……同じスケールで―――



今より何も無い時代から……今と変わらずあるもの


芸術家達は……自分たちの周りにある『自然』から……
植物、動物……黄金長方形は、いつでも自分の周りにあったんだぞ……！！

ｶｻｶｻ……

千早「？」

ガサガサ……！

ハム蔵「ヂュイッ！！」ﾋｮｺ

響「ハ」

響「ハム蔵ーーーーーーー！！！」


ｷﾞｭﾙｷﾞｭｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙ……！！


響「うおおぉぉぉー！な、なんだこの回転は！？」

響「ま、回った……！！」

響「指を軸に、ドリルみたいに……！！」

響「タスク！！」ﾄﾞﾝｯ

千早「！！」

千早「キラー・クイーン！！」ｶﾞｷｨﾝ！

千早（パワーがさっきと違う……！！）

響「一発ずつしか撃てない……けど、隣の指の爪が回り始めたぞ」

響「た、確かにパワーはさっきまでと桁違い……」

響「だけど……！」

千早「一発で、終わりかしら？」

響（ふ、防がれる……！！）

響（爪弾は残り９発……）

響（いくら威力が上がっても、防がれるなら……）

響「ごめん貴音……」

響「やっぱり自分にはできなかったぞ……」

ハム蔵「ヂュイ！」

響「……？」

千早「さ、降参を……あら？」

ｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙ

響「……！！」

響「弾かれた爪弾の弾痕の穴が千早の足に……！？」

千早「な、７２……！？」

千早「つっぅ……！！」ﾄﾞﾝ

響「穴が攻撃をする……！」

響「自動的に標的の方向へ移動して……回転は生きてるんだぞ！」

響「穴の中で生きている……」

響「貴音！！」

響「回転は穴になっても死なないぞｯ！！」

千早「……くっ！」

響「LESSON4……敬意を払え」

千早「……まだよ」

響「いや、終わりだぞ千早」

千早「……。」

響「この間合い……確かに千早のスタンドの力には敵わないけど」

響「致命傷を与える程度の力でいいなら」

響「早いのは、自分のスタンドの方だぞ……！！」

響「下がるんだ千早。スタンドをしまって、後ろに下がるんだぞ……」

千早「……『試して』みる価値はあるわ」

千早「私のキラー・クイーンより……我那覇さんの方が素早いと？」

期待

響「……。」ト``ト``ト``ト``ト``ト``ト``

千早「……。」コ``コ``コ``コ``コ``コ``コ``

「そこまでです、二人とも」

響「！！」

千早「！？」

貴音「この勝負、無かった事とします」

響「た、貴音！？」

千早「四条さん……どういう事？」

貴音「響が心配になって最初から見ていましたが……」

貴音「少しぷろでゅーさぁから離れすぎです」

貴音「致命傷を負った時、どうするつもりですか」

千早「それは……」

響「うぅ……」

貴音「やはり、るーるを少し考え直す必要があるようです」

貴音「……千早」

千早「はい？」

貴音「足を見せなさい。響の攻撃で血が出ています」

千早「……？」ｽｯ

貴音「ごーるど・えくすぺりえんす……」

千早「！」

貴音「私のすたんどは生命を生み出す力」

貴音「人体の部品を作る事も可能なのです」

千早「……いいんですか？能力を細やかに説明して」

貴音「あっ！いえ……あの……」ｱﾀﾌﾀ

貴音「……千早の怪我を治すためなら、安いものです///」

千早（可愛い）

響（かわいい）

ハム蔵（かわぢゅい）

貴音「とにかく、今日はお終いです」

貴音「二人とも、収録現場に戻りなさい」

千早「そうね……戻りましょ、我那覇さん」

響「分かったぞ」

響「っていうか貴音、最初から見てたのか？」

貴音「ええ、響に仕掛けた盗聴器で独り言も聞いていました」

響「ど、どこに仕掛けてるんさー！？」

～事務所～

春香「千早ちゃん！どうだった！？」

千早「何も無かったわ」

春香「え？72はあるよ……？」

千早「……キラー・クイーン」

春香「じょ、冗談だよ！？ごめんなさい！」

千早「……まあいいわ。今日はプロデューサーからちょっと離れすぎちゃって」

千早「途中で四条さんに止められたわ」

春香「なんで貴音さんが？」

千早「さあ。我那覇さんが心配だったんだって」

春香「それで、響ちゃんには勝てそうだったの？」

千早「……互角ってとこよ」

春香「ええ！？極悪スタンド千早ちゃんと互角！？」

千早「キラー・クイーン！！！」

春香「ごめんなさいいぃぃぃぃ！！！！」

響「ふっふーん♪」

貴音「さっきからどうしたのですか、響」

響「自分、ちゃんとパワーアップできたぞ！」

響「貴音のおかげだな♪」

貴音「……黄金の回転が無限のように、ぱわーあっぷに限界は無いかもしれませんよ」

響「ど、どういうことさー？」

貴音「然るべき時にお話しましょう」

響「？」

～翌日～

伊織「で、話って何よ」

千早「このメンバーという事は」

やよい「うー？」

春香「まだ負けてない人たちだね！」

やよい「うっうー！」

貴音「ええ。やはり、熱が入ってしまうとすたんどばとるは少々危険がともないます」

響「と言うと？」

貴音「温泉ちけっとは……」

貴音「らぁめん大食いで勝者を決めましょう」

伊織「なんでやねん！！！！」

貴音「冗談です」

やよい（なんでやねん……）

春香（なんでやねん……）

千早「良いツッコミね水瀬さん」

伊織「う、うるさいわね！」

貴音「と、言うわけで皆の意見を聞きたいのです」

春香「スタンドに腕相撲でもさせちゃおうか！」

千早「……思わず触れたものを爆破させてしまうかも」ﾎﾞｿ

春香「嘘でーす！てへ！」

伊織「でもここまでスタンドバトルで決着つけちゃったし」

伊織「負けちゃった子達と平等じゃなくなるかもしれないじゃない？」

伊織「最後まで変えずに行くのが良いと思うわ」

貴音「……。」

響「自分はどっちでも良いぞ」

やよい「私もどっちでも良いかなーって」

貴音「では明確なるーるを作りましょう」

貴音「怪我をしてしまえば、ぷろでゅーさーにも心配をかけてしまいますしね」

～～～

伊織「っと、こんなところかしら」

千早「そうね、これなら安心だわ」

やよい「そうですね！」

春香「よし、頑張ろうね！千早ちゃん！」

千早「だから、私は春香と組むわけじゃ……はぁ」

伊織「そのことだけど、私やよいと手を組むことにしたから」

響「ええー？」

伊織「あんた達も組んでるんだからいいでしょ別に。ね、やよい」

やよい「うっうー！優勝狙っちゃいますー！」

千早「高槻さんと組みたかった……」

春香「し、仕方ないよ千早ちゃん！」

春香「皆組んでるし、私たちも！ね！？」

千早「……分かったわ」

春香「やったー♪」

貴音「皆組んだようですね」

響「そうみたいだぞ！」

響「でも、自分と貴音くらい相性の良いコンビはいないから大丈夫だぞ」

貴音「ふふ……そうですね」

響「自分が爪弾うつだろ？」

響「その後貴音がゴールドエクスペリエンスで爪を作ってくれたら、無限に撃てるぞ！」

貴音「頑張りましょう、響」

～某所～

亜美「うぎゃ→！！！！」

真美「な、何するんだＹＯ！」

？？「フフ、僕もＰさんと温泉行きたくてね」

？？「スタンドバトルに混ぜてもらうよ……」

亜美「！！」

真美「ま、まさか……！！」

？？「そう、僕もスタンドを使えるんだ……」

亜美「うわ→！！！」

真美「亜美いいいいいいいい！！」

真美「う、うあああああ」

？？「君たちからはもう色々と聞けたし、余計な事は喋れないようにしないとね」

？？「最後に、チケットは誰が持ってるのかな」

真美「い、言うもんか！！」

？？「仕方ない、亜美ちゃんと同じ目にあってもらうしかないか」

真美「あ、亜美に何したんだよう！！」

？？「大丈夫、すぐに分かるさ……」

真美「あ……に、に」

真美「にいちゃーーーーーーーん！！」

？？「……行くぞ、Ｄ３Ｃ２」

～～～

Ｐ「――……ええ！？亜美と真美が！？」

律子「はい、倒れていたらしくて」

Ｐ「一体どうして……」

律子「外傷も無いみたいで、襲われたわけではないと思うんですが」

律子「二人同時に、ってのがどうも」

Ｐ（……スタンド攻撃？）

Ｐ「と、とにかく、俺は病院に行ってきます！」

律子「だ、駄目ですよ！」

律子「これから他の子の収録があるんですから、プロデューサーもそちらに行ってください」

Ｐ「……分かった」

律子「大丈夫ですよ、大事を取って入院してるだけですから」

Ｐ「ああ。じゃ、頼んだ」

律子「ええ」

春香「中々良い感じで仕事入らないねー」

千早「まあ、そう都合の良い組み合わせも無いわよ」

千早「なんなら、私と春香だけでやり合ってもいいのだけれど」

春香「い、嫌だよ～！」

千早「ふふ、冗談よ」

春香「じゃあ私ちょっとトイレ行ってくるね」

千早「あと１０分で収録再開だから、早めにするのよ」

春香「そ、そんなにかからないよ！」

美希「あーあ。ミキも温泉行きたいなー」

千早「負けたんだから、仕方ないわよ」

美希「千早さんの能力だけでも怖いのに」

美希「何だかんだ春香の能力もえげつなかったの」

千早「そうね」

千早「春香と組めて、良かったのかもしれないわ」

美希「千早さん、頑張ってね」

千早「え？」

美希「ミキ、千早さんには負けないで欲しいの」

千早「あ、ありがとう///」

美希（ちょろい）

千早「……春香、遅いわね」

美希「おっきい方かな？」

千早「こら、美希」

美希「じょーだんなの」

千早「ちょっと見てくるわね」

美希「どうせもうすぐ始まるし、ミキも行こっかな」

千早「そう、じゃあ行きましょ」

～女子トイレ～

千早「いないわ」

美希「もうスタジオ行ったのかな？」

千早「……美希、下がって」

美希「え？」

千早「そこにいるの、誰？」

美希「？　ただの用具入れじゃ……」

？？「……。」ｷﾞｨ

美希「！？」

千早「あ、あなた……何で女子トイレに」

？？「ふふ……」

美希「ぶ、不気味なの……」

千早「！！」

千早「あなたまさか春香を……！？」

？？「チケット……」

千早美希「！？」

？？「温泉のチケット、探してるんだ」

？？「春香ちゃんも持ってないみたいだし」

？？「君たちは……知ってるのかな？」

美希「春香をどこにやったの！？」

？？「大丈夫、気を失ってもらっただけだよ」

千早「何故温泉チケットのことを……？」

？？「何故って……」

？？「僕もスタンドバトルに混ぜてもらったからさ」ｽﾞｽﾞｽﾞ

美希「ス、スタンド使い……！？」

千早「……美希、やるしかないみたいよ」

？？「……Ｄ３Ｃ２」

千早「キラー・クイーン！！」

美希「ストーン・フリー！！」

？？「始めようか」

千早「美希」ﾎﾞｿ

美希「？」

千早「あなたは一端戻って、このことを携帯でプロデューサーに伝えて」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

美希「み、美希も戦うよ？」ﾎﾞｿ

千早「あの人、見たところ無傷で春香に勝ってるのよ」ﾎﾞｿ

千早「私たち二人まで負けたらどうなるか分からないわ」

美希「わ、わかったの……！」

美希「千早さん」

千早「７２？」

美希「絶対、美希が戻ってくるまで負けちゃダメだよ？」

千早「……ええ、わかってるわ」

美希「約束だからね……！」ﾀﾞｯ

？？「おや……？まあいいか」

千早「……キラー・クイーン！！」

千早「始末させてもらうわ」

～～～

美希「はぁ、はぁ……！！」

美希「千早さ……――」

千早「」

美希「！？」

美希「ち、千早さん！？大丈夫！？」

千早「私はあんなこと言わない……言わない……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

美希「どうしたの千早さん！？」

？？「あれ、戻ってきたんだ」

美希「！？」

？？「ふふ、７６５の誇る歌姫もこの程度か……」

美希「千早さんに７２したの！？」

？？「ちょっとスタンドで攻撃しただけさ」

？？「ところで、君はチケットの場所は知ってるのかい？」

美希「知ってても、教えないの……！！」

美希「ストーン・フリｨｲｲｲｲｲｲ！！！」

？？「はぁ……」

？？「君はスタンドバトルをリタイアしたって聞いたんだけど……」

？？「仕方ない……」

D3C2って原作にあったっけ？
D4C1を改変した感じ？

そんな感じです

～～～

Ｐ「春香！！千早！！美希！！」

律子「プロデューサー！こっちです！」

Ｐ「！」

Ｐ「三人は！？」

律子「……亜美と真美と一緒です」

律子「外傷は無いんですが、意識が……」

Ｐ「くそっ！！」

律子「やっぱり……何者かが？」

Ｐ「……そうかもしれない」

Ｐ「律子、他の皆を集めてくれ」

～～

伊織「で、何よ会議って」

真「まだ全員集まってませんよ？」

Ｐ「……今いないのは、春香、千早、美希、そして亜美と真美」

Ｐ「この５人が、何者かに襲われた」

響「！？」

やよい「ええ！？」

伊織「ど、どういうことよ！？」

Ｐ「落ち着いて聞いてくれ」

Ｐ「襲ってきた奴は……十中八九、スタンド使いだ」

あずさ「あ、あらあら……」

雪歩「そんな……」

Ｐ「恐らく戦う前に送ったんだと思う」

Ｐ「美希からのメールがこれだ」

From美希『新手のスタンド使いが出たの！春香がやられたの！ハニーのお尻が危ないってカンジ！助けてハニー！』

貴音「面妖な……」

Ｐ「５人に目立った外傷は無いが、意識が戻らないらしい」

Ｐ「全員が全員、同じ症状だ」

Ｐ「恐らくスタンド使いの攻撃のせいだろう」

Ｐ「何故いきなり襲ってきたのかもわからない」

Ｐ「いいか、相手がスタンド使いなら警察に駆け込んでも無駄だ」

Ｐ「なるべく一人での行動は控えてくれ」

雪歩「い、いきなり襲われるなんて」

伊織「何考えてんのよそのスタンド使い！！」

真「皆の敵は僕が……！！」

あずさ「ま、真ちゃん無茶しちゃ駄目よ？」

やよい「なんだか恐いです……」

Ｐ「仕事を休ませてやりたいが今は大事な時だ」

Ｐ「何かあったらすぐに連絡をくれ」

Ｐ「仕事が終わったらなるべく車で送ってやる」

Ｐ「とりあえずは、以上だ」

響「なんだか大変な事になってきたぞ……」

貴音「響」

響「うん？」

貴音「不届き者が出てきた以上」

貴音「最後のれっすんを行う方が良いでしょう」

響「さ、最後？」

貴音「ええ、私が教えられるのはこれが最後」

貴音「そこからは響次第です」

響「最後って、何するんさー？」

貴音「私が知る限りの、回転の最終段階です」

貴音「とても不確かな事で、ぱわーあっぷできるかも、くらいのちゃんすと考えてください」

貴音「他の生き物と力を合わせ、回転をぱわーあっぷさせる」

貴音「これが、最後のれっすんです」

響「ほ、他の生き物？ハム蔵でいいのか？」

貴音「いえ……馬、です」

響「うまぁ？」

貴音「ええ、中世から馬に乗って戦う騎士達がいたのは知ってますね？」

響「う、うん……？」

貴音「響、回転は指先だけで回そうと思ってはいけません」

貴音「下半身から腰、肩、肘、手首、指先と」

貴音「全身で回してこそ、無限のエネルギーが得られます」

響「へ、へぇー」

貴音「そこに馬の鞍からぱわーを加えるのです」

貴音「もしそのぱわーを黄金回転の爪弾に加えることができたなら」

響「どうなるんだ……？」

貴音「そこから先は、私にも分かりません」

響「ええ！？」

貴音「言ったでしょう。ちゃんすがあるかもしれないと、それだけです」

貴音「確かなこととは言えません」

響「そうなのか……」

貴音「響は馬に乗れますか？」

響「それに関しては大丈夫だぞ！」

響「自分、完璧だからな」

貴音「それなら安心です」

響「でも戦う時に都合よく馬なんて……あ！」

貴音「」ﾆｺ

響「貴音のスタンドで生み出すのか！」

貴音「そうです」

貴音「やはり私たちは無敵のこんび、というわけですね」

響「な、なんだか照れるぞ」

響「じゃあ早速貴音！馬に乗りたいぞ！」

貴音「ええ、もう少し広いところに移動して」

貴音「馬を黄金長方形の形で走らせる練習をしましょう」

響「やるぞー！！」

～～～

Ｐ「……。」

伊織「ちょっと、何て顔してんのよ」

Ｐ「ん？ああ、すまん……」

伊織「５人の事が心配なのは分かるけど」

伊織「今は目の前の仕事も大事でしょ」

Ｐ「分かってるけど、そう上手く言い聞かせられないんだよ」

やよい「プロデューサー！」

Ｐ「ん？」

やよい「私が悪い人をやっつけますから、大丈夫ですよ！」

Ｐ「はは、頼もしいよ」

やよい「うっうー！約束ですー！」

伊織「……あんたも、頼りにしてるからね」

Ｐ「……。」

伊織「な、なによ」

Ｐ「いおりんが素直になった」

伊織「いおりん言うな！」

Ｐ「冗談だよ、俺の目の前でそんなことが起きたら」

Ｐ「死ぬ気でも止めてやる」

伊織「ふ、ふん。ならいいのよ」

やよい「伊織ちゃん顔赤いよー？」

伊織「よ、余計な事言わなくていいの！」

伊織「ほら、もうすぐ始まるから行きましょ」

やよい「うん！プロデューサー、行ってきます！」

Ｐ「おう、頑張れよ」

Ｐ「さて……二人の事が心配だが」

Ｐ「迷子になってるってあずささんから連絡があった……」

Ｐ「とりあえずはあずささんを迎えに行くか」ﾀｯﾀｯﾀ…

？？「あ、どうも」

Ｐ「お、ジュピターの」

？？「ええ、ジュピターのお兄さん担当――」

北斗「――北斗です、チャオ☆」

Ｐ「どうしたんだ？」

北斗「いえ、ちょっと通りかかっただけですよ」

Ｐ「そっか。急いでるんだ、悪いな」

Ｐ「じゃ、また」

北斗「ええ、また」

Ｐ「」ﾀｯﾀｯﾀ…

北斗「……。」

北斗（Ｐさん……///）

伊織「ふう、終わったー」

やよい「楽しかったねー！」

伊織「そうね、料理番組は自分のためにもなるし」

伊織「伊織ちゃんが今戻っ……あら？」ｶﾞﾁｬ

やよい「あれー？プロデューサー？」

伊織「……あ、置手紙」

やよい「あずささんを迎えに行ってくるだって！」

伊織「そういえば収録中あいつ見てないわね……」

伊織「ま、いいわ」

伊織「ちょっとオレンジジュース買ってくるわね」

やよい「私も行くよ！」

伊織「え？」

やよい「一人じゃ危ないよ！」

伊織「……ふふ、そうね。じゃあ行きましょ」

やよい「うん！」

伊織「……ビミョーなのしかないのよね、ここの自販機」

伊織「これにしよ」ﾋﾟｯ

やよい「私も同じのー」

伊織「もう……ほら、戻りましょ」

やよい「うん！……あ！」

北斗「チャオ☆エンジェルちゃん達」

伊織「９６１んとこの……」

やよい「チャオさんだよ！」

北斗「いや、北斗だよ」

伊織「なによ」

北斗「挨拶するのに理由がいるかい？」

伊織「あいかわらずチャラいわね」

伊織「中学生にまで手を出さないで欲しいわ」

北斗「はは、君たちは後数年待ったら相手をしてあげるよ」

やよい「私はいいかなーって」

北斗「これは辛辣だ」

伊織「もういいかしら？行くわよやよい」

やよい「うん」

北斗「ああ、ちょっと聞きたいんだけど」

伊織「なに？」

北斗「いや、」

北斗「Ｐさんと一緒に行ける温泉のチケット、誰が持ってるか知らない？」

伊織「……！？」

やよい「？」

伊織「……あんた、何でそれを知ってるの」

北斗「いやぁ……」

北斗「僕もＰさんと、温泉に行きたくてさ……」ズズズズズ

伊織やよい「！！！！」

伊織「やよい！離れなさい！」

やよい「う、うん！！」

北斗「知ってるのかい？」

伊織「あんたが、あんたが５人を！？」

北斗「ふふ……皆弱かったなぁ」

伊織「この……っ！！」

伊織「ウェザー・リポート！！」

北斗「強そうだね……でも」

北斗「Ｄ３Ｃ２！！」

北斗「ドジャアァァ～ン」ﾊﾞｻｯ

伊織「！？」

やよい「き、消えちゃった！」

伊織「持っていた布を被って消えた……」

伊織「やよい、気を抜いちゃだめよ！」

やよい「う、うん……」

北斗「チャオ☆」

伊織「！？」

伊織（う、後ろから……！？）ﾊﾞｯ

伊織「！！」

北斗「俺はスタンド能力で平行世界を行き来できる」

北斗「そして連れて来られるんだ」

北斗「ある平行世界の、もう一人の君を……」

伊織？「」ゴゴゴゴゴゴゴ

伊織「な、何よそいつ！？」

北斗「もう一人の君さ」

伊織？「……。」

やよい「い、伊織ちゃんが二人……」

北斗「そして同じ世界で同じ二人が出会ってしまうと」

北斗「死んでしまう……」

伊織「！？」

伊織「な、何よその能力！？でたらめじゃない！」

北斗「ただし、精神的にだけどね……」

やよい「……？」

北斗「さ、行きな」

伊織？「」ｺｸﾝ

伊織「……！！」

伊織？「」ｽﾀｽﾀ

伊織「な、何よ！」

伊織？「」ﾋﾟﾀ

伊織「くっ！いいわ！ウェザー・リポー……！」

伊織？「……ｵ」

伊織（……！？）

伊織？「チャオ☆」

伊織「」

やよい「」

伊織「……え？」

伊織？「チャオ☆」

伊織「や、やめなさい！！」

伊織？「チャオ☆」

伊織「私はそんなこと言わないわ！私の顔でそんなこと言わな」

伊織？「チャチャチャチャオ☆」

伊織「いやぁぁああああああああああ！！」

伊織？「チャーオ☆」

伊織「あ、あぁぁぁあああぁぁあ！！！！」

伊織「私は……私は……」ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

やよい「伊織ちゃん！！？」

北斗「ありがとう、戻っていいよ」

伊織？「チャオ☆」

北斗「チャオ☆」ﾊﾞｻｯ

やよい（布をかけると、消えた……！！）

北斗「ふふ……言ったろ、精神的に死ぬって」

北斗「これが俺の」

北斗「Ｄｉｒｔｙ　Ｃｉａｏ　Ｄｏｎｅ　Ｄｉｒｔ　Ｃｈｅａｐ(いともたやすく行われるえげつないチャオ)」

やよい「……。」

北斗「さ、うるさいのは始末した」

北斗「温泉チケットを譲ってくれるなら君は」

やよい「……許さんぞ」

北斗「？」

やよい「誰も見ていないなら手加減する必要も無いな」

やよい「THE WORLD……私だけの時間だ」

北斗「」

やよい「無駄ァ！！」ｽﾞｼｬ

北斗「」

やよい「お前は自分が傷を負ったことすら気づいていない」

北斗「」

やよい「そして時は動きだす……」

北斗「グホッ……！？」

やよい「」ドドドドドド

北斗「こ、これは……！？かはっ！」

やよい「伊織ちゃんを元に戻せ。これは命令だ」

北斗「ふふ……じ、時間操作系か」

やよい「見事。だが終わりだ」

やよい「早くしろ」

北斗「は、ははははははははは！！」

北斗「Ｄ３Ｃ２！！」ﾊﾞｻｯ

やよい「時よ止まれい！！！！」ﾊﾞｰﾝ

やよい「この布は預からせてもらう」

北斗「はっ！？」

やよい「次、妙な動きをしてみろ」

北斗「時間操作系は連続して能力を使うには間がある！」

やよい「！？」

やよい「くっ……！！」

北斗「布はまだある……！チャオ☆」ﾊﾞｻｯ

やよい「し、しまったぁああああああああ！！」

やよい（くそ！！）

やよい(だが奴は致命傷)

やよい（何ができるというのだ……！）

やよい「とりあえず伊織ちゃんを別の場所に」

北斗「チャオ☆」

やよい「！！」

やよい「ば、馬鹿な！傷が……！」

北斗「入れ替わったんだよ、平行世界の僕と」

北斗「さっきの北斗は死んだ」

北斗「そして……」

やよい？「」ゴゴゴゴゴゴ

やよい「くっ……！」

やよい「ええい！時よ止まれい！」

やよい（精神を壊される前に、もう一人の私を殺すだけよ！）

やよい「無駄ァ！！」ﾄﾞﾝｯ

やよい「……！？」

北斗「……お？時を止めたね」

やよい「こ、攻撃が効かない……！？」

北斗「ふふ……彼女は別次元の人間だ」

北斗「この次元の攻撃は届かないよ」

やよい「あ、ああ……！！」

北斗「さ」

やよい？「」ｺｸﾝ

やよい「や、やめ」

やよい？「チャオ☆」

やよい「うわぁぁああああああああ！！！！」

やよい？「チャ、チャ、チャ、チャ、チャチャチャチャ♪」

やよい「やめろｫｫｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵｵＷＲＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹＹ！！！」

やよい「チャチャチャチャチャチャーオ☆」

やよい「あ……ぐ……」ﾊﾞﾀﾝ

北斗「君は強かったよ」

北斗「俺もこんな小さい子に手を出したくない……が」

北斗「かなりムカついたぞ……」

やよい「く…そ……」

北斗「Ｄ３Ｃ２！！」




北斗「チャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオチャオ！！！！」




北斗「チャオ☆(さよならだ)」バ￣￣￣￣Ｚ＿＿＿＿ン！！

やよい「」

北斗「ふう……おつかれ」ﾊﾞｻｯ

やよい？「」ｼｭｳｩｩ

北斗「さて、チケットはまた見つからず」

北斗「ま、スタンドバトルに勝てばいいんだし」

北斗「残るはフェアリーの二人だけか」

北斗「Ｐさん、待っててくださいね///」


伊織、やよい　リタイア

乙

やっぱやよいはザ・ワールドだったか
それにしても何て恐ろしいチャオ☆なんだ…

Ｐ「ふう、なんで県外まで行ってんだあずささんは」

Ｐ「悪い、ちょっと待たせ……」ｶﾞﾁｬｯ

Ｐ「……あれ、いない」

Ｐ「荷物はあるし、トイレか？」

Ｐ「一応探しに行くか」

Ｐ「……ん？」ﾄｺﾄｺ

伊織「」

やよい「」

Ｐ「な、なんだとォおおおおおお！？」

Ｐ「おい伊織！やよい！」

伊織「」

Ｐ「くそ、伊織は皆と同じ症状だ！」

やよい「」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

Ｐ「やよい……何でお前はこんなにボロボロに……」

Ｐ「クレイジー・ダイヤモンド！！」

Ｐ「……くそ」

Ｐ「外傷が治っても、やはり目を覚ましてはくれない」

Ｐ「……ん？」

Ｐ「やよいが何か握ってる……布の切れ端？」

Ｐ「！！」

Ｐ「ま、まさか犯人の物か……？」

Ｐ「……待っててくれ、二人とも」

Ｐ「布を『直す』！！」

Ｐ「さあ案内してくれ、犯人のところまで！！」

～～


Ｐ「ゴミ捨て場……」ﾊｧﾊｧ

Ｐ「……あった、この布だ」

Ｐ「クソ！！！！！！」

Ｐ「とにかく二人を病院に連れて行かなくちゃ……！！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞ

北斗「……。」ｺｿ

北斗「危ない危ない……」

北斗「双子にＰさんの能力を聞いていてよかった」

～事務所～

響「ええ！？伊織とやよいが！？」

Ｐ「ああ……」

真「くそ！！何が狙いなんだ……！！」

あずさ「私に勝った伊織ちゃんまでやられちゃうなんて……」

貴音「敵は相当な手練れのようですね」

雪歩「こ、今度は私たちが……？」

Ｐ「ここまで所属アイドルが入院してしまったら仕方ない」

Ｐ「解決するまで仕事はキャンセルの方向でいきたいと思う」

真「そんな！」

Ｐ「狙いがこの事務所のアイドルだと分かったなら」

Ｐ「お前たちの身の安全を優先にするのは当然の事だ」

Ｐ「すまない、分かってくれ」

真「プロデューサー……」

貴音「……あなた様、一つ考えが」

Ｐ「ん？なんだ？」

貴音「伊織、やよい、そして残りの５人も」

貴音「襲われたのは、全てＴＶ局関係者しか入れない場所です」

貴音「一般人がすたんど能力で誰にもばれず局内に入り込むことはできるかもしれませんが」

貴音「そもそも襲うなら、もっとばれ難い場所を選ぶはず」

Ｐ「……つまり犯人はＴＶ局関係者。てことか？」

貴音「はい、そして７人が襲われた場所ですが」

貴音「局はバラバラ……つまり、犯人は局内の人間ではなく」

貴音「芸能人などの、出演者側ではないかと」

Ｐ「そうか……！！」

貴音「最初の亜美と真美、次の春香、千早、美希、そして最後の伊織とやよい」

貴音「三回とも、襲われた者達と同じ時間に局内にいた出演者が犯人なのでは？」

Ｐ「！！」

響「た、貴音頭良いさー！！」

あずさ「凄いわ～」

貴音「いえ、まだ一般人の可能性が無いわけではありませんが」

Ｐ「いや、十分だ！とりあえず調べてくる！！」

Ｐ「いた！いたぞ！」

雪歩「本当ですかぁ！？」

Ｐ「ああ、一人に絞れたわけじゃないが……」

響「そ、それで」

真「その人たちは誰なんですか！？」

Ｐ「ああ……ジュピターの三人だ」

真「ジュピターが……！？」

響「改心して仲よくなれたと思ってたのに……！」

Ｐ「待て、まだ決まったわけじゃないんだぞ」

Ｐ「疑うのは良いが、決めつけるな」

貴音「……では、調べましょう」

Ｐ「ど、どうやって？」

貴音「あなた様のすたんどで殴りかかるのです」

Ｐ「おいおい……物騒だな」

真「で、でも！良い考えじゃないですか！」

響「？」

真「スタンドはスタンド使いしか見えないんだよ？」

真「つまり何も反応せずに殴られたら一般人」

真「殴られる瞬間に反応したり、スタンドで防御してきたら犯人だよ！」

響「なるほど！」

雪歩「四条さん凄いです……」

響「でも、もし一般人だったら」

響「スタンドで殴られたらひとたまりもないんじゃ……」

あずさ「そこでプロチューサーさんのスタンドってことね～」

響「？　……あっ！」

貴音「そう、治すスタンドです」

貴音「それに威嚇の意味で殴りかかるフリでも構いません」

Ｐ「……やるしかないか」

貴音「それに、相手の前でいきなりスタンドを出したりして様子を伺うのも手でしょう」

真「それなら僕達にもできるね！」

雪歩「ちょっと怖いですけど、皆のために……！！」

貴音「では手分けして、ジュピターの三人に」

Ｐ「いや、待ってくれ」

貴音「何でしょう、あなた様」

Ｐ「そいつらへの威嚇係は全て俺がやる」

真「そ、そんな！！」

あずさ「駄目ですよプロデューサーさん～！？」

Ｐ「正直言うと俺はめちゃくちゃ頭にきてる」

Ｐ「担当アイドルをここまでやられるとな……」

響「プロデューサー……」

Ｐ「だから、もうお前らには危ない橋を渡って欲しくない」

貴音「……あなた様の気持ちも、重々承知しております」

貴音「ですが、あなた様に危ない橋を渡って欲しくないのは私達も同じ」

Ｐ「！！」

響「そうだぞ！」

雪歩「こ、恐いですけど……プロデューサーさんだけに危ない事して欲しくありません！」

真「かっこいい役は僕が一番似合いますからね！！」

あずさ「皆、気持ちは一緒ですよ、プロデューサーさん？」

Ｐ「……そっか」

Ｐ「分かった、行くのは皆でだ」

貴音「ええ、さすがにこの人数でかかれば、勝機は十分あるでしょう」

Ｐ「じゃあ明日、また事務所に集合だ」

Ｐ「俺はどうにかして明日のジュピターの行動を調べておく」

Ｐ「解散！」

真「プロデューサー！今日は送って貰えないんですか？」

Ｐ「……そうだな、俺もこれからの仕事の事でいろいろと連絡したりしないといけない」

Ｐ「１時間くらい待ってくれるなら送ってくぞ」

真「分かりました！」

あずさ「プロデューサーさん～？」

Ｐ「はい？」

あずさ「私、一人暮らしなんです……」

Ｐ「？　知ってますよ？」

あずさ「……ですから～」

Ｐ「？」

貴音「……この事務所のアイドルが狙われているかもしれないという時に」

貴音「一人では心細いと、言いたいのではないですか？」

Ｐ「そうなんですか？」

あずさ「はい～。だからプロデューサーさんの家に泊めてください」

Ｐ「……いや、あのですね」

貴音「……私と響も一人暮らしですが、あなた様」

Ｐ「はぁ……」

Ｐ「流石に俺の家に招く事はできない」

貴音「いけずです……」

Ｐ「俺は今日事務所に泊まるよ」

Ｐ「飯も近くの銭湯にも連れてってやるから、一緒に泊まるなら泊まれ」

真「ええ～！？じゃ、じゃあボクも泊まりたいですよ！」

Ｐ「真は駄目」

真「ずるい！！」

雪歩「わ、私は……？」

Ｐ「雪歩は……自宅が一番安全なんじゃないかな？」

雪歩「そ、そんなぁ……」

響「決まりだぞ！」

真「なんでボク達だけ……！」ﾌﾟﾝｽｶ

雪歩「仕方ないよ真ちゃん……」

あずさ「……。」

貴音「思い通りにはならなかったかもしれませんが、これもまた一興、でしょうあずさ」

あずさ「抜け駆けした罰かしら～」

Ｐ「よし、１時間後に真と雪歩を送ってく」

Ｐ「あずささん、響、貴音、一回家に帰るなら一緒に来てもいいぞ」

響「家族のご飯用意しないといけないから一回帰るぞ」

あずさ「私は……どうせ暇なので着いていきたいです」

貴音「私も」

Ｐ「了解」

～翌日～

Ｐ「おはよう、良く眠れたか？」

あずさ「……。」

貴音「……。」

響「……。」

Ｐ「どうしたどうした、元気ないぞ？」

あずさ（一夜の攻防戦を知らないのね……）

貴音（まさかあずさがあそこまで自分の年に危機感を覚えていたとは……）

響「プロデューサー！昨日あずさと貴音がプロデューサーが寝てる時に」

あずさ「」ト``ト``ト``ト``ト``ト``

貴音「」コ``コ``コ``コ``コ``コ``

響「ひっ」

Ｐ「寝てる時に？」

響「……トイレに行ってたぞ」

Ｐ「？」

Ｐ「真と雪歩が来るまで２時間くらいか」

Ｐ「朝飯食って準備しとくぞ」

貴音「らぁめんを」

Ｐ「重い」

貴音「いけずです……」

あずさ「私が作りましょうか～？」

Ｐ「え、でも材料が……」

あずさ「昨日の内にいろいろと買い込んでおきましたから～」

Ｐ「……準備良いですね。じゃあよろしくお願いします」

響「プロデューサー」

Ｐ「うん？」

響「今日はどうするんだ？」

Ｐ「……昼前から○○局でジュピターも出る番組の収録がある」

Ｐ「とりあえず、○○局に行こうと思う」

貴音「早ければ、今日にも皆を助けられるかもしれませんね」

Ｐ「そうなることを祈るばかりだ」

Ｐ「お前達も、何かあったらすぐ逃げられるようにしといてくれよ？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

響「セ、セクハラだぞ……///」

貴音「……。」

貴音「ゴホン……私はあなた様を置いて敵に背を向けるような事はしません」

Ｐ「そっか、ありがとな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

貴音「……///」

響「ずるいぞ貴音！！」

～～

北斗「」ｻﾞｯｻﾞｯｻﾞｯ

北斗「……７６５プロ事実上活動停止、か」

北斗「残るスタンド使いは……菊池真、萩原雪歩、三浦あずさ」

北斗「四条貴音、我那覇響……そしてＰさん」

北斗「双子の話によると、秋月律子と事務員は一般人」

北斗「……やあ」

北斗２「チャオ☆」

北斗「何か動きはあったかい？」

北斗２「菊池真と萩原雪歩はまだ来ていないが……それ以外の四人は昨日から事務所に寝泊まりしたようだ」

北斗２「おそらく今日、全員で動いてくるだろうね」

北斗「ありがとう……チャオ☆」ﾊﾞｻｯ

北斗２「チャオ☆」ｼｭｩｩｩ

北斗「チケット……そしてＰさん」

北斗「いよいよ総取りの時だ」

北斗「俺とＰさんの繁栄が始まる……」

北斗「その前に、布石を打っておくか……」

北斗「Ｄ３Ｃ２！！」

おぉ更新きてた
乙

～～～

貴音「あずさ、おかわりを……」

あずさ「あらあら……次で最後よ、貴音ちゃん？」

貴音「面妖な……」

Ｐ「美味しいなー」ﾊﾟｸﾊﾟｸ

あずさ「もっと食べてくださいね～」

貴音「私は？」

あずさ「貴音ちゃんはもうプロデューサーさんの倍以上食べてるわよ～」

貴音「腹８分にもなりません……」

Ｐ「ほら貴音、これやるよ」

貴音「よ、よいのですか……！？」

あずさ「プロデューサーさん～？」

Ｐ「あ、いや、お腹いっぱいなんですよ。俺朝あんまり食べないし」

Ｐ「それにあずささんの料理、美味しかったですよ」

あずさ「うふふ。なら許してあげます」

貴音「ではあなた様、食べさせてください」

響「貴音ェ！」

あずさ「貴音ちゃん……？」

貴音「……冗談です、いただきます」

真「おっはようございまーす！」

雪歩「おはようございますぅ」

響「おっ！おはよう二人とも」

あずさ「元気ねぇ」

Ｐ「結構早めに来たな」

真「はい！」

雪歩「なんだか眠れなくて……」

貴音「……。」

響「？　どうしたんだ貴音？」

ハム蔵「ヂュイ！」

響「ハム蔵も……？」

貴音「……真、雪歩」

真「なに？」

雪歩「？」

貴音「申し訳ありませんが……すたんどを見せてもらえますか？」

真雪歩「！！」

響「た、貴音何がしたいんだ？」

あずさ「どうかしたのかしら？」

Ｐ「……。」

貴音「昨日も、少し見せてもらいましたね。出すだけでいいのです」

真「……どうしてさ？」

雪歩「……。」

貴音「……ごーるど・えくすぺりえんす！！」

あずさ「た、貴音ちゃん！？」

真「……？」

雪歩「……？」

響「……あ、あれ？」

貴音「やはり……すたんどが見えていないようですね」

貴音「何者です、貴方たちは？」

響「ど、どういうことさー！？」

貴音「私の目はごまかせません」

貴音「何者かは知りませんが……貴女方が敵のスタンド能力かもしれないのなら」

貴音「例え仲間の見目形をしていようと、容赦はしませんよ……！！」

真？「」コ``コ``コ``コ``コ``

雪歩？「」コ``コ``コ``コ``コ``

Ｐ「どうなんだ、お前達？」

真？「……雪歩！！」

雪歩？「はいぃ！」

響「あ！？おい！？」

貴音「逃してはなりません！！」

響「わかったぞ！タスク！！」ﾄﾞﾝ

真？「雪歩！お茶だ！」

雪歩？「りょ、了解！」ﾊﾞｼｬｯ

Ｐ「なっ……！？」

あずさ「あ、あら～？」

響「お、お茶をかぶって」

Ｐ「消えた……」

Ｐ「……スタンド能力だな」

貴音「ええ、どういう原理かは見当がつきませんが」

響「自分まったく分かんなかったぞ……」

あずさ「真ちゃんと雪歩ちゃん……無事なんでしょうか？」

Ｐ「！　そ、そうですね。電話をかけてみます！」

Ｐ「出てくれよ……」

真『もしもし？』

Ｐ「ま、真！無事か！？」

真『な、なんですかいきなり？』

Ｐ「良かった……とりあえず切るぞ！雪歩にも電話を……」

真『雪歩なら隣にいますよ？一緒に向かってますから』

Ｐ「そ、そうか……良かった」

Ｐ「とにかく、気を付けてきてくれ。ああ。……じゃあ、また」

あずさ「良かったですね」

Ｐ「ええ。それにしても貴音、良く分かったな」

貴音「それほどでも……」

響「でも、あれが敵のスタンドだったら、あの程度で皆負けるかなぁ？」

貴音「何かもっと、奥があるんでしょう」

Ｐ「そうだな……とにかく、俺たちが確認し合う時はすぐにスタンドを見せ合うことだ」

あずさ「ご飯、冷めちゃいましたね。もう準備しましょうか」

貴音「残り物なら私が」

あずさ「……はいはい、どうぞ」

～～～

真「ええ！？そんなことが……」

雪歩「ちんちくりんな私は一人で十分ですぅ……」

Ｐ「とにかくスタンドを見せ合うくらいしかないな」

響「でも服装を覚えてたら大丈夫じゃないか？」

Ｐ「……一応だ、服装まで真似てくるかもしれん」

Ｐ「よし、じゃあ早速だが、ＴＶ局に向かうぞ」

あずさ「いよいよですね～……」

響「よーし、行くぞ！！」ｽｯ

Ｐ「ん？なんだその荷物？」

響「馬の鞍だぞ！！」

Ｐ「……そ、そうか」

～～～

翔太「冬馬くーん、始まるよー」

冬馬「わーってるって。行こうぜ、北斗」

北斗「ああ……先に行っててくれ、すぐ行く」

冬馬「？　おう、早く来いよ」

北斗「……。」

北斗「……Ｄ３Ｃ２」ﾊﾞｯ

北斗２「……やぁ」

北斗「試練の時だ。俺の代わりに収録に出ておいてくれ」

北斗２「分かった。無事Ｐさんを手に入れてくれ」ﾀｯﾀｯﾀｯ

北斗「行くか……」

～～～

あずさ「こっちかしら～？」

響「違うぞあずさ！」

真「何であずささんが助手席に……」

Ｐ「局への道くらい俺が分かるから大丈夫だよ、何回行ったと思ってるんだ」

あずさ「凄いですね～」

雪歩「普通だと思います……」

貴音「じゃんけんで負けた我々が悪いのです、仕方ありません」

響「でもあずさだけは駄目だぞ……」

あずさ「響ちゃ～ん、老化させるわよ～？」

響「助手席はあずさが良い！それがベスト！」

あずさ「うふふ～」

雪歩（伊織ちゃんどうやってあずささんに勝ったんだろう……）

Ｐ「ついたな」

Ｐ「もう収録中だろう、車停めてくるから降りていいぞ」

あずさ「バラバラになって大丈夫ですかね？」

Ｐ「さすがに……いや、一応誰か俺にも着いてきてくれ」

貴音「じゃあ私が」

真「ボクが」

響「自分が」

あずさ「あら～……じゃあ貴音ちゃんお願いするわ～」

雪歩「あ、あずささんは決定なんですね」

あずさ「そうよ～？」

響「ずるいぞ！」

真「そうですよ！」

貴音「早く降りるのです、響、真」

響真「貴音！？」

～～～

響「大人はずるいぞ……」

真「まあいいじゃん。車停めてくる間だけだし」

雪歩「真ちゃんも叫んでたのに……」

真「……。」

響「っていうか皆車に乗ってても良かったと思うぞ……」

響「……ん、あれって」

真「うん……？あ、小鳥さん？」

小鳥「ええ、三人とも……こんなところでどうしたの？」

雪歩「わ、私たちは……えっと……」

響「ぴ、ピヨ子こそどうしたんだ？」

小鳥「私？私は……」

小鳥？「Ｐ×北斗を実現させにきたのよ？」コ``コ``コ``コ``コ``

響真雪歩「！！？」

響「な、何かピヨ子じゃないぞ！！」

小鳥？「ふふ……スパイス・ガール！！！！！」

真「！？　スタンド！？」

雪歩「危ない真ちゃん！！」

小鳥？「ＷＡＡＮＮＡＢＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥＥ！！！！」

雪歩「あぅぅ！？？」ﾄﾞｺｫ

真「雪歩！？」

響「こ、こいつピヨ子じゃないぞ！！」

真「これが敵の能力なの！？でもスタンドを持ってるなんておかしいよ！」

小鳥？「喋ってる暇はあるのかしら？」

真「くっそぉ！スティッキー・フィンガーズ！」

響「二人でやれば勝てるぞ！タスク！」

小鳥？「ぴよぴよ！！」

小鳥？「スパイス・ガールゥ！！」ﾎﾞﾖﾝ

真「えっ！！？？」

響「に、人間のジャンプ力じゃないぞ……！！」

小鳥？「地面をゴムのように柔らかくした……」

小鳥？「ピヨぉ！！」ﾕｷﾎｶﾞｼｯ

真「ああ！？」

響「雪歩を！！」

小鳥？「ふふ……雪歩ちゃんを離してほしくば」

小鳥？「まずはスタンドをしまいなさい」

響「くっ！！やめろピヨ子！」

小鳥？「能力も分からないスタンド使いを２人相手にするのはきついのよ」

小鳥？「ほらっ」ﾎﾟｲｯ

真「な、なんだ……？」

小鳥？「睡眠薬よ……飲みなさい」

響「の、飲むわけないぞ！こんな時に！」

小鳥？「ぴよぴよぉ！決めるのはあなたじゃないわ、響ちゃん」

小鳥？「雪歩ちゃんの首を少し捻れば……どうなるかしら、真ちゃん」

真「このぉっ……！！」ｷﾞﾘｷﾞﾘ

響「お、落ち着くんだぞ真！」

雪歩「真ちゃん……」

真「！？」

雪歩「私に構わないで……」

真「くっ……！！」

小鳥？「喋るんじゃないわよ？」

小鳥？「あなたたちに選択権はないのよ、さあ早く！」

響「わ、分かったぞ……」

真「雪歩……ごめん……」

小鳥？（ぴよぴよぴよぴよ！！）

小鳥？（睡眠薬なんて嘘！中身は媚薬よ！）

小鳥？（ふふ……Ｐ×北斗のついでにひびまこも拝ませてもらうわ！！）

小鳥？（眼福眼福！！）

？？「へえ……なるほど」

？？「つまり敵でいいんだね、小鳥は」

小鳥？「へ？」





美希「あふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふああふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふあふぅナノォ！！！！」バ￣￣￣￣￣￣Ｚ＿＿＿＿＿＿＿ンッ！！！


小鳥？「ぴぼへッ！！！？？」

これは面白い
支援

真「み、美希ぃ！？」

響「ほ、ほんとに美希なのか！？」

小鳥？「そ、そんな！話がちが……ッ！？」

美希「ふぅ～……」

美希「これで３対１……いや」

雪歩「ふう、ふう……」

美希「４対１、なの。どうする、小鳥？」

小鳥？「ぴ……ぴよぉ！」ﾊﾞｯ

美希「あふあふぅ！」ﾄﾞｺｫ!

小鳥？「ぴへぇ！！？」

美希「敵の能力は大体分かってるの」

美希「そう易々と逃がさないってカンジ」

小鳥？「ぴよ……」ｼﾛﾊﾀ

響「美希ぃ！！」ﾀﾞｷｯ

美希「わぷっ……！」

響「良かったぞ！元気になったんだな！」

真「心配させてぇ！このぉ！」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

美希「真クン痛いの……」

響「で、でも何で美希だけ……？他の皆は！？」

美希「多分ミキだけなの」

雪歩「美希ちゃん～……！！」ｳﾙｳﾙ

美希「はいはい、雪歩は泣き虫なの」

真「と、とりあえずプロデューサー達を呼んでこようよ！」

響「そうだな！呼んでくるぞ！」

～～

美希「はにぃ～！！」ｷﾞｭｩ~

Ｐ「良かった、ホントに良かった……」ﾀﾞｷｯ

響「う～」

真（我慢我慢）

あずさ「あら～」

貴音「して、美希？何故貴女は意識を戻すことができたのですか？」

美希「うん……えーっと、どこから言えばいいの？」ｷﾞｭｩ~

Ｐ「と、とりあえず一端離れるか」ｸﾞｲｯ

美希「えぇ～！？」ｷﾞｭｩ~

あずさ「美希ちゃん……？」

美希「う……わ、分かったの」ｼｭﾝ

Ｐ「ふう。とりあえず……犯人の顔は分かるか美希？」

美希「大丈夫なの！犯人は……ジュピターの金髪ノッポだよ！」

Ｐ「！！……北斗か」

美希「だよね、小鳥？」

小鳥？「ぴよ……はい」

美希「でね！能力は……えーっと……その、別の世界を……」

美希「……小鳥説明するの！！」

小鳥？「わ、私が？」

美希「もっとラッシュしてもいいんだよ？」

小鳥？「は、はい！」

小鳥？「北斗君の能力は平行世界、いわゆるパラレルワールドを自由に行き来でき、もう一人の自分と入れ替わったりこの世界に連れて来たりできるんです」

小鳥？「そしてパラレルワールドの中でも特異な平行世界……チャオ☆ワールドからのみ自分以外の、もう一人の他人を連れてくることができます」

Ｐ「ちゃ、チャオ☆ワールド？」

小鳥？「チャオ☆ワールドは北斗君自身が作ったとも言われていますが……詳細は分かりません」

Ｐ「……でも、それだけなら何故皆が目を覚まさないんですか」

小鳥？「チャオ☆ワールドの住人は……」

小鳥？「全員『チャオ☆』を使えるんです」

響真Ｐ「な、なんだってー！？」

あずさ「あ、あら～……」

貴音「面妖な……」

雪歩「」ｶﾞﾀｶﾞﾀﾌﾞﾙﾌﾞﾙ

小鳥？「想像した事がありますか？満面の笑みで『チャオ☆』を使う自分を……」

Ｐ「！？や、やめろ！変な事を考えさせるんじゃァない！！」

響「うっ……気持ち悪いぞ……」

小鳥？「皆、精神を病んでしまったんでしょう」

小鳥？「そして他次元から連れて来られたもう一人の自分に、この次元の自分は干渉できません」

小鳥？「つまり普通の攻撃は何ら意味をなさないんです……」