ありす「とっとと起きて下さい」
P「ごめんな、今日も起こしてくれてありがとう」
ありす「別にいいです、することもありませんから学校までの暇つぶしです」
P「なんか飲むか?」
ありす「ではコーヒーを、ブラックで」
P「・・・残すなよ?」
ありす「残しませんよ、子供じゃありませんから」
成長したありすと凛の見分けがつかない
P「トーストでいいよな?」
ありす「・・・はい」
P「・・・・」
ありす「・・・・」
P「飲もうか?コーヒー」
ありす「放っておいて下さい」
ありす「ネクタイ、曲がってませんか?」
P「ん?いや、曲がってないと思うけど」
ありす「っ・・・曲がってるんです」
P「わかったわかった、直してくれるか」
ありす「仕方ないですね」
P「お、うまくなったな」
ありす「練習、しましたから」
ありす「これ、お弁当です」
P「おう、ありがとう」
ありす「洗濯機、回しておきましたから」
P「助かる」
ありす「洗い物、溜め込まないようにしてくださいね」
P「うん、ありがとう」
待てなかったのか…
ありす「では、学校に行ってきます」
P「いってらっしゃい」
ありす「・・・なんでも自分でやっちゃうんですから」
P「ん?」
ありす「少しは、甘えててください」
P「考えとくよ」
ちひろ「うわあ・・・」
P「え、なんですかその反応」
ちひろ「いえね・・・うちの事務所通い妻しすぎじゃね、と思いまして」
P「別にありすが12の時からだから今更じゃないですか?」
ちひろ「こっちは開き直ってるし」
P「しっかしなんでこんなおっさんの世話を焼きに来てくれてるんですかね」
ちひろ「えっ!?」
P「はい?」
晴「そりゃあ待てるって言ったからだろ」
P「待てる?何を?」
晴「苦労しそうだなぁあいつ」
P「思い出せん・・・俺がありすのことで思い出せないことなど・・・うぎぎ」
ちひろ「いいから早く仕事行ってきてくださいね」
フヒョオ
菜々「それにしても不思議ですね」
ちひろ「おはようございます菜々さん」
P「あっおはようございます菜々さん」
菜々「気がつけばありすちゃんも菜々と同い年・・・花も恥じらうお年ごろなんですねっ」
P「えっ・・・あ!そうですよね」
ちひろ「お、おう」
スタッフの皆さん「ありすちゃんおつかれー」
ありす「お疲れ様です」
P「すっかりありす呼びが定着したなこの事務所」
P「なんか感慨深い」
ありす「名前を呼ばれるの、昔は嫌がってましたからね」
P「そうだなぁ」
ありす「Pさんや、事務所の皆が呼んでくれなかったら・・・自分の名前を今もきっと嫌っていました」
P「ありすはワシが育てた」
ありす「今真面目な話だったんですが」バシバシ
P「辛気臭いのはやめよう!」
ありす「もうっ、いつまでたっても子供みたいな人なんですから・・・ふふふっ」
ちひろ「独り身の前でイチャつくのやめて欲しいなって」
ありす「ごめんなさい」
生徒1「橘さん、また一人撃破かあ」
生徒2「今回はサッカー部の○○くんかあ」
生徒3「これでイケメン振るの何人目だっけ?」
生徒1「15人目くらい?」
生徒2「クールだね―」
ウサミン…
友人「一人くらいと付き合っちゃえばいいのにー」
ありす「いえ別に、ただ興味というか・・・関心が持てないというだけで」
友人「ありすくらいの美人だったらイケメン食い放題だよ」
ありす「そもそも食べたいと思わないので」
友人「もったいないなー」
ありす「!・・・すいません、用事を思い出したので」
友人「うん、いってらっしゃい~」
友人「・・・せっかく美人なのにオジ専なんだよなー」
ありす「Pさんっ」
P「ん?おおっ今帰りか」
ありす「はい、Pさんも今帰りですか?偶然ですね」
P「ちょっと仕事が長引いてな」
ありす「それ、晩ご飯ですか?」
P「うっ・・・」
ありす「今日は私に作らせてくれる約束でしたよね・・・」
P「しょ、食材だけ買っておこうかと・・・ほら!わざわざ買いに行くのありすも面倒臭いだろ?」
ありす「家について着替えたらまた買いに行きましょう」ニコッ
P「えっ・・・でもこの食材」
ありす「行 き ま し ょ う」
P「・・・はい」
ありす「今日は何を食べたいですか?」
P「フォアグラ」
ありす「いじわるはなしです」
P「わかったわかった、むくれないでくれ」
ありす「ロールキャベツとかどうですか」
P「いいなそれ」
店主「そのお肉を選ぶとは奥さんお目が高い!」
ありす「奥さん?私がですか?」
店主「違うんで?」
P「いや、俺達は」
ありす「あとこのお肉も下さい♪」
店主「さっすが奥さんわかってるぅ」
ありす「あとこれとこれと・・・」
P「えっ・・・そんな肉ばっか買ってどうすんの・・?えっ・・・やだこわい・・・」
ありす「あそこのお肉屋さんは行きつけにしましょう」
P「何がそんなに気に入ったというんだ・・・」
ありす「Pさんは気に入らなかったんですか?」
P「というか、ありすに失礼すぎだろうあの店主」
ありす「そうですか?」
P「そうだ!」
この時間軸でも菜々さんは17歳
P「ありすみたいな若くてきれいな子の亭主がこんな老けたおっさんなワケがないだろうに」
ありす「ふふっ・・・なんだ、そんなことですか」
P「そんなことってなあ」
ありす「なら、いいんですよ」
ありす「嬉しかったですから・・・えへへっ」
P「えっ?なんか言ったか?」
ありす「さあ?なんでしょうね」
P「???」
ありす「♪」トントントン
P「大丈夫か?手とか怪我してないか?」
ありす「心配し過ぎです、まったくもう」
P「難しそうなところは俺がやるからな―っ」
ありす「どんだけ過保護なんですかっ」
P「おお!見事に出来てる!!」
ありす「どうですか」
P「いや、素直にすごい」
ありす「よかったです」
P「大きくなったんだな・・・ありす」
ありす「おっさん臭いんでそういう言い方やめて下さい」
P「なあありす」モゾモゾ
ありす「変に動かないで下さい、耳の中血だらけになりますよ」
P「えっ・・・なにその耳かきこわい・・・」
ありす「怖いんだったらおとなしくほじられててくださいね、それでなんですか?」
P「え?なにが?」
ありす「何か言いかけてませんでした?」
P「ああ、そうだった」
P「なんで俺の世話焼いてくれるのかなと思ってな」
P「俺見ての通りのおっさんで、仕事しか取り柄ないし」
ありす「その仕事も未だに失敗したりしますよね」
P「・・・ごめんなさい」
ありす「真に受けないで下さい」
P「・・・恋のひとつでもしてみたらどうだ?」
ありす「アイドルが恋愛してもいいんですか?」
P「俺はいいと思うよ、ありすぐらいの年頃になったらそういうのも知らなきゃな」
P「お前、綺麗だしさ・・・こんなおっさんにあれこれ世話焼いてたら男も寄ってこないだろ」
ありす「それなら心配いりませんよ、今日も告白されましたから」
P「えっ!?」
(」@ω@)」まぁまぁ(/*'ω')/眼鏡どうぞ!@-@
ありす「汗すごいですけど大丈夫ですか」
P「えっ・・・うん・・・うん・・・」
ありす「次、反対側向いて下さい」
P「えーっと・・・その、それで・・・どうなったんだ?」
ありす「断りましたよ」
P「こ、断ったのか・・・な、なんで」
ありす「わからないんですか?」
P「・・・・なんとなく、わかる」
ありす「今ここでこうしてることが、答えだと思うんですけど」
P「ありす」
ありす「はい」
P「あと少しだけ、待てるか?」
ありす「ずっととぼけてるの知ってましたよ」
ありす「Pさんこそ、待てますか?」
ありす「いいから、答えて下さい」
おしまい
炉利組をハイティーンにしていきたい
通い妻されたい
17なら結婚出来るやないですかー
聖のデカ尻最高
乙
このSSまとめへのコメント
かわいい
やっぱり、ありすは本家も含めて全キャラ中、TOP3に入る位好き
あと2人誰やねん?