注意!
*文才なしです!
*このSSは分かる人にしか分からないネタ(仮面ライダー:アーマードコア:その他=7:2:1 くらい?)で溢れています!
*東方キャラは出ますが、キャラ崩壊どころかキャラ設定も崩壊しています。原作設定から切り離してください
*ノリと勢いと気まぐれ更新です。生存報告はしますが投下量が少なかったり、次回投下が2ヶ月以上超えるかも?
*場合によっては打ち切る可能性もあります
以上のことで不安を感じた方、途中で「こんな>>1が書くSSなんか見るか!俺は別のSSを見る!」という方は戻るボタンをクリックして下さい
ちなみに、投下中のレスはある程度はかまいません。でも荒らしはご勘弁
よろしいでしょうか?では、ゆっくりしていってね!
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1374936577
オーズ?
広いようで狭く、狭いようで広い。”外の世界”にはじき出せれたものが集う場所、幻想郷
魔法の森に住む『普通の魔法使い』霧雨魔理沙はカーテンの隙間からこぼれる朝日によって起床した
魔理沙「ふぁっ……ふぁあ~~~あぁ…………ねむ……」
魔理沙「全く、徹夜した人間に太陽光線なんて浴びせないでくれよなぁ~」
シャッ
とカーテンを開いて雲ひとつない青空を未だ眠気によって閉ざされそうな目で睨みつける
魔理沙「……まぁいいか。早起きはお肌の健康にも良いだろうし……朝飯作るか……」
徹夜の時点で肌によくないが、自分の言ったことにいちいち突っ込む魔理沙ではなかった
魔理沙「あ~れ~れ~……っと、食パンどこいった~?」ガサゴソ
机はおろか床にさえさまざまな道具がちらばった部屋で目的のものを探すのはまるで宝探しのようだった
魔理沙「お!あったあった~……ん?」
床に落ちていた食パンの袋を拾った瞬間、急に部屋が暗くなる。外は雲ひとつなかったはずなのに、まるで曇天のように太陽の光を遮ったようだった
気になって窓の外を見た魔理沙は驚愕した
魔理沙「なんだありゃあ!!」
空が、真っ赤に染まっていたのである
魔理沙「!……まさか、”あいつら”の仕業か!」
何かを察した魔理沙は服を着替え、ベルトと魔道具の入った鞄を手に取り、少しのお金をポケットねじ込み、外へ出て箒にまたがって
博麗神社へ向かって飛んだ
<<博霊神社>>
幻想郷には外の世界から隔絶する結界がある。その結界を守護、修復するのがこの神社の巫女、博麗霊夢の仕事である
そして、もうひとつ……
魔理沙「霊夢ーー!異変だーーー!またあいつらが動いてるのかもしれないぜ!」
到着した魔理沙は地面に降り立ち霊夢を探す。しかし、呼びかけても返事どころかこの場にいる気配すらなかった
魔理沙「霊夢ーー!いないのかーー!おーーい!」
まさかどこかへ出かけてすれ違いになったかと、焦った魔理沙は気が付かなかった
霊夢「―――――」スゥ
魔理沙「おーーい!」
今、自分の背後に
”目を閉じて、半透明になった博麗霊夢が地面から現れた”ことを
霊夢「―――!」カッ!!
ッパ
と、霊夢が目を開いた瞬間、それまで幽霊のように透けて見えていた霊夢の体が肉体を持った体に戻る
そしてすばやく手を伸ばし
霊夢「魔~理沙っ☆」
バサァッ
魔理沙のスカートをめくった
魔理沙「―――へ?」
急に、背後から聞きなれた声が聞こえた。そして、振り向こうとした瞬間、膝の裏から太ももの裏をなぞるような風を感じた
不意の出来事で魔理沙は何が起きたかわからなかった。しかし、振り向こうとした体はそのまま動き、上半身と首が後ろを振り向こうとする
そうして関節が許す限り動いたことによって、魔理沙の視界の左端に探していた人物の姿を映した
霊夢「純白……それも一輪の花柄付き、いただきました!」ムフゥ~
手を合わせ、満足げに頷いている霊夢の姿を
そして魔理沙はようやく気づいた、
魔理沙「! いっ」カァッ///
パンツを見られた事を
魔理沙「いやああああああああああああああああああああああああああああああああ!」ブン!
霊夢「オォウフっ!?」ドゴォ!
悲鳴とともに一瞬で振り向き放った拳は霊夢の鳩尾に決まった
魔理沙「お、おおおま!おまおまおまおおおおおおお前なぁあ!!」
霊夢「ック、くふは!……ナイス……パンチ。魔理沙、貴方なら……世界、狙えるわよ」プルプル
魔理沙「や、やかましい!!またか!!またなのか!!!いい加減にしろよ!!人のパンツ見てそんなに楽しいのか!!」
怒鳴る魔理沙の前にうずくまって震えているのが『楽園の素敵な巫女』博麗霊夢。先ほど説明したとおり、この神社の巫女である
霊夢「そ、そりゃ楽しいけど、それ以前に……一日一回は魔理沙のパンツ見ないとやる気スイッチ入らないもん……」プルプル
魔理沙「どういうスイッチの入れ方してるんだよお前は!」
霊夢「いやぁでも、私のやる気スイッチ見つけてくれたのは魔理沙じゃない」プルプル
魔理沙「あのなぁ……」
そこで、ここに来た目的を思い出した魔理沙は一先ずパンツを見られたことを忘れた。それよりも、今は一大事なのだ
魔理沙「そうだ、こんなことしてる場合じゃないぜ霊夢!」
霊夢「? な、何よ」
魔理沙「空を見てみろよ!真っ赤だ!これは明らかに異変……”財団S”の仕業に違いないぜ!私と”巫女戦士”の出番だぜ!」
説明しよう!
博麗霊夢は改造巫女である!彼女を改造した組織『財団S』は幻想郷、そして世界征服を企む悪の秘密結社である!
改造巫女である博麗霊夢は幻想郷の自由と平和のために、巫女戦士として霧雨魔理沙と共に財団Sと戦かっているのである!!
魔理沙「ぐずぐずしている場合じゃない。こうしてる間にも財団Sの作戦は進んでるかもしれないぜ!急ごう、霊夢!」
霊夢「嫌よ」
スパッ
と心底面倒くさそうにそういった
魔理沙「え~~~~……って、なんでだぜ!?どうみてもこの規模は幻想郷中に広がってるぜ!早くとめないと!」
霊夢「お日様の光が遮られてるだけじゃない。毒みたいな何かが降ってきてる訳でもないし、困ることなんて洗濯物が乾きにくいくらいじゃない」
魔理沙「だーかーらー!相手は財団Sかもしれないんだぜ!?何も起こらないように見えて実はとんでもないことが」
霊夢「心配性なのよ貴方は。ちょっとした異常気象くらいで大げさよ。大体、貴方が来る前に人里からだって実害があったなんて報告も無かったし」
魔理沙「ぐぬぬ……」
??「そうでもないわよ~」
そう言って神社の中から博麗霊夢の同居人『妖怪の賢者』八雲紫が現れる
魔理沙「紫……」
紫「少し前に人里からこの赤い空に関して依頼が来たわ。貴方に直接じゃなく、私にだけど」
霊夢「……うへぇ」
はぁ、と心底嫌そうに霊夢はため息をこぼした
カオス…
<<居間>>
紫「任務<ミッション>を説明するわね」
紫「雇い主はいつもの人里から、この異変の調査と解決を依頼されたわ。今朝、湖の辺りから赤い霧みたいなものが出てきて
たらしいんだけど、そこからわずか3時間後、つまり今から数分前に急速に幻想郷中を覆うくらい広がったらしいわ」
紫「人里の住人によれば、空を飛んでいた鳥が赤い霧に覆われた瞬間、空から落ちてきたらしいわ。このことから人里は
この赤い霧は生き物にとって有害なものだと判断して調査と迅速な解決を依頼したわ」
紫「で、私が調べた所、湖の近くに赤い大きな洋館が建っていたわ。そこには主である吸血鬼や、他にもいろんな者が住んでいたわ。
恐らくこの吸血鬼が異変の首謀者ね。目的は不明だけど、少なくとも幻想郷にとって良くない事を起こそうとしてるのは考え過ぎと
は言いがたいし、魔理沙の言うとおり財団Sが関わってる可能性も高いわね」
紫「依頼主は報酬は弾むと言っているわ。貴方にとっても、悪い話じゃないと思うけど?」
魔理沙「ほらみろ。やっぱりこの赤い奴、ただの異常気象じゃなったぜ」
霊夢「はぁ~~~~……どうしてこう面倒ごとが起きるのかしらね~。平和に暮らそうとか思わないのかしら……」
魔理沙「何言ってんだ。その平和を守るのが私たちの役目だぜ!」
霊夢「私は別にそんなこと思ってないけどね~。っていうか、そんなにこの霧が気になるなら貴方一人で行けばいいじゃない。別に
私個人に指名して依頼が来てるわけじゃないんでしょ?」
魔理沙「霊夢……」
紫「……霊夢ちゃん」スッ
その場に寝転んで完全に異変解決を拒否する姿勢に入った霊夢に紫がそばに近づく
霊夢「何よ?」
紫「これ、今日のお小遣い兼生活費」
霊夢「あぁ、ありが」
紫「えいっ」
ポイッ
と、霊夢の前で彼女が作り出したスキマの中に霊夢のお小遣い兼生活費の入った茶封筒を投げ入れた
霊夢「ちょっ!」
そして、その瞬間――――――――
博麗神社の賽銭箱の上にスキマが現れる。それは紫が作り出したスキマの出口であった。そこから茶封筒が落ちて、賽銭箱の中に入っていった
ガシャン!
賽銭箱は茶封筒が入って数秒後、それ以上入らないよう投入口を閉じてしまう
霊夢「あ……あーーーーーーー!!」
説明しよう!
改造巫女、博麗霊夢は博麗神社の賽銭箱にお賽銭を入れられると、巫女戦士としての力を使うことが出来るようになるのだ!
ただし!その力はお賽銭の金額によって左右され、かつ、一度賽銭箱が閉じてしまえば投入されたお賽銭分の力を使わない限り
お賽銭を回収することも、続けてお賽銭を入れることも出来なくなってしまうのだ!
霊夢「私のお小遣い兼生活費がーーーーーーーー!!」
居間を飛び出し賽銭箱に飛び掛るが時既に遅し、とっくに投入口は閉じられていた
霊夢「……ゅ……紫いいいいいいいいいいいいい!!」
紫「さ、霊夢ちゃん。異変解決がんばってね☆」
悲しみの涙を流しながら怒りの目を紫に向けるが、本人は一切気にすることなくウィンクを返すだけだった
紫「魔理沙。霊夢ちゃんを連れて行ってくれる?」
魔理沙「あ、あぁ……」
霊夢「ううぅ……い、いやよ!絶対に嫌!こんなの理不尽よ!ひどすぎよ!こんなモチベーションじゃ異変解決なんか出来ない!」
もはや意地か我侭か、その場に座り込んで動こうとしなかった
魔理沙「あのなぁ、子供じゃないんだから」
紫「あ、そうそうすっかり忘れてたわ。さっき言った赤い洋館の住人たちの写真が、探したら見つかったから渡しておくわね。とは言っても
これが全員とは限らないけど」
魔理沙「え?あぁ、サンキュー」
受け取った写真を見ると、少々汚れていたり、距離が遠かったりしたものがあったが大体の特徴は掴めた
魔理沙「どれどれ~……この門の前に立ってるのは人間か?妖怪か?」
紫「ん?どれ?」
魔理沙「ほら、このチャイナドレスきてる奴」
霊夢「チャイナドレス?」ピクッ
紫「そうね、たしか妖怪だったわね」
魔理沙「ふ~ん……じゃあこの見るからに室内系で寝巻きみたいな服着てる女は?」
霊夢「ネマキ?」ピクッ
紫「あぁ、確か……情報は少ないけど、魔法使いってことはわかってるわ」
魔理沙「なるほど……ん?こいつ顔が写ってないな。まぁメイド服着てるしこいつは吸血鬼じゃないだろ」
霊夢「メイド?」ピクッ
魔理沙「ってことは……この蝙蝠の翼みたいなのが生えてる奴が吸血鬼か?なんか他の奴らと比べてちょっと小さいな」
霊夢「チイサイ?」ピクッ
紫「そうね、でも異変の首謀者なら、ましてや吸血鬼なら油断は禁物よ。近くに住む野良妖怪によれば『永遠に紅い幼き月』って呼ばれてるらしいわ」
霊夢「オサナイ?」ピクッ
霊夢「…………ねぇ!ちょっとその写真見せて!」
魔理沙「あ、ちょ!霊夢!?」
写真をひったっくって霊夢はまじまじと見つめる
霊夢「…………」ブツブツブツ
魔理沙「?」
霊夢「キョニュウオネエサンケイチャイナドレスダウナーケイネマキマジョナゾノギンパツメイドソシテキノツヨソウナロリッコキュウケツキ…………」ブツブツブツ
魔理沙「れ、霊夢?」
声が小さくて魔理沙には霊夢が何を言っているのかは聞き取れなかった。そして、急に黙ったかと思うと、さっと顔を向けて
霊夢「何してるの魔理沙、行くわよ!異変解決に!」
魔理沙「え、えぇ!?」
いきなり目を輝かせてやる気満々になった霊夢に魔理沙は困惑しながらも後を追い、霊夢は魔理沙の前を早足で進む
魔理沙「ど、どうしたんだよ急に……」
霊夢「どーしたもこーしたもないわよ!幻想郷の空をこ~んなもので覆ってくれちゃって、いい迷惑じゃない!」
霊夢「ふっ、ふふ、ふふふふ……さぁ~てどうしてくれようかしらねぇ~。ただでは済まさないわよぉ~」ジュルリ
魔理沙「霊夢……そうか、なんかよくわかんないけど、敵の顔を見て燃えてきたってことか!」
霊夢「えぇ萌えてきたわよ!萌えまくりよ!いやむしろこれからもっと萌えさせてもらうんだから!」
魔理沙は知らない
魔理沙「よ~し。やってやろうぜ!幻想郷の自由と平和は、私たちがいる限り守るってな!」
霊夢「えぇ教えましょう!そして聞き出してやるわよ!(パンツについて)」
魔理沙「あぁ、もちろんだぜ!(異変の真相を)」
待ち受ける、さまざまな敵の力を
避けることの出来ない、出会いを
そして、この異変の終わりにある出来事を
霊夢「あっ!魔理沙」
魔理沙「なんだ?」
霊夢「ついでに今日つけてるブラもみせて!」
魔理沙「せいっ!!」ヒュッ!
霊夢「ウゥフッ!!」ズンッ!
>>5
魔理沙はドロワーズだろjk
今回はここで終わり。もともと明るい性格の霊夢が書きたかったんだがどうにもうまくいかず
とりあえず魔理沙のスカートめくらせたら個人的に悪くなかったのでこうなった。
では ノシ
魔翌理沙は和食派なのになんでパンにしたんだ?何か特別なことでもあったのだろうか。
作者の知識不足じゃあないだろうしなあ?
たまにはパンツ食いたい日もあるだろ
>>12
ドロワじゃないのは一応理由あり。
>>13
紛れも無い知識不足……まぁ、>>1にあるとおり原作設定とは色々違う……
もしくは徹夜明けで作るのがめんどい時のためにあったってことで
3秒で出来る!外はカリッ!中はふわっ!魔理沙特性八卦炉トースト!
だめですかね?
今日更新します
<<霧の湖の畔に立つ赤く巨大な館>>
『報告を聞こうか』
???「はい、首領。紅霧作戦は第一段階を終え、第二段階への移行を始めています」
幻想郷の空が赤く染まったちょうどその頃、暗い部屋に一人の少女がいた
その少女こそ、この異変の首謀者、そして財団Sの幹部レミリア・スカーレットである。彼女は今財団Sの首領と会話していた
といってもこの場にいるのはレミリア一人。彼女の前には巨大な翼に目がある鷹のエンブレムが壁にあった
財団S首領、その姿は誰も知らないのだ。幹部であるレミリアでさえ、こうして通信による会話以外で首領と接したことはない
『そうか、だが気を抜くでないぞ。どうやら博麗霊夢と霧雨魔理沙が動き出したそうだからな』
レミリア「あの改造巫女と魔法使いですか。聞けば幾度と無く我等の作戦の邪魔をしてきたとか……ですがご安心ください首領
仮に私の前に現れたとしても、そやつらの命は今日限りとなるでしょう」
『ほう、何か策があるようだなレミリア……良かろう。後のことは全て任せる。必ず作戦を成功させるのだ。これにて通信を終わる』
レミリア「ははッ!必ずや、首領のご期待に答えて見せましょう」
パチン
通信が切れたことを確認して、レミリアが振り返り指を鳴らすと、それまで暗かった部屋に明かりが灯る
いたるところに紅に染められた広い部屋だった。部屋の奥には玉座がありレミリアはその背後から現れる
正確には玉座の背にあるカーテンから、であるが
レミリア「咲夜」
玉座に座ったレミリアがそう呼ぶと、レミリアの手に一枚の紙が現れた
≪はい≫
手に持った紙にはそう書かれていた
レミリア「どうやら邪魔者がやってくるようだ。今はまだ時間が欲しい。時間稼ぎのために至急”ギルド”の連中を雇え」
レミリアが言い終わるとほぼ同時、レミリアの手にはまた別の紙があった
≪承知しました。しかし、今すぐとなると相応しい実力者を雇えるかどうか……≫
レミリア「心配するな。今から依頼すれば間違いなく”奴”が出てくるぞ」
≪……奴?≫
レミリア「あぁ……奴だよ――――――――」
ギルド
構成員のほとんどは妖精であり、この幻想郷において最も巨大な規模を誇る集団である
妖精は自然がある限り消滅することは無く、死ぬという概念が存在しないが、その力は決して強いと呼べるものではない
だからこそ、妖精たちは群れてギルドを創った
基本的には自由気ままに生きるが、妖精の力を借りたいと願う者には報酬しだいで力を貸す。そうして仕事をすることで妖精という
存在を軽視されないようにするためだ
当初は妖精のためだけに作られた物であったが、次第に力の弱い妖怪なども集まって今では幻想郷の最大勢力となったのである
大妖精「チルノちゃんチルノちゃん!仕事だよ仕事!!」
ギルドの地下秘密基地
大妖精は笑顔で部屋の扉を開けた。その部屋には一人の妖精がいた。椅子に座って机に足を乗せ、顔に新聞を広げて被さっていた
その妖精こそ大妖精が呼ぶ者、チルノである
チルノ「……仕事?」
新聞を軽く持ち上げ、目線だけを大妖精に向ける。影から覗くその目は鋭く、とても冷たい目をしていた
大妖精「うん!さっき来たばかりなんだけどね、吸血鬼のレミリア・スカーレットって大物から来たんだよ!!」
チルノ「へぇ……」
吸血鬼、大物という言葉に微かに眉を動かすが、その声に起伏は感じ取れなかった
新聞をぞんざいに折りたたんで机に放り、大妖精が持っていた依頼文書を受け取り、目を通す
大妖精「どうかな?私はチルノちゃん好みのやりがいのある仕事だと思うんだけど」
チルノ「……博麗の巫女、博麗霊夢と魔法使い、霧雨魔理沙の撃破……随分急だね」
大妖精「うん。こんな仕事だし他の皆は手も空いてないから、正直チルノちゃんが受けないならこの依頼は無かった事になるんだけど」
チルノ「…………いいよ。やってあげる。報酬もかなりの物だしね」
大妖精「ほんとに!」
チルノ「こんなおいしい仕事、みすみす逃す訳無いでしょ」
椅子から立ち、机の引き出しを開けてリボンを取り出し髪を結ぶ。ドアを開けて部屋から出て行くチルノに大妖精も付いていく
蝋燭の明かりが並ぶ通路を歩くチルノの背中を見ながら、大妖精はますます笑顔になる
大妖精(……良かった。チルノちゃん、なんだか最近イライラしてたみたいだし、きっとこれで機嫌直ったよね)
ここ最近、通路ですれ違うたびに大妖精はチルノから、明らかに不機嫌な雰囲気を感じ取っていた
舞い込んで来る仕事にも手を付けず、さっきまでのように寝て暇を潰す様な生活を送っていたのだ
考えても理由がわからず、大妖精は普段どおりに過ごすしかなかった
チルノ「あぁそうだ、大妖精」
大妖精「え?」
突然、通路の途中で止まったチルノに大妖精は首を傾げる
振り返ったチルノは
ガッ
大妖精の胸倉を掴んだ
大妖精「え?きゃあ!」
チルノはそのまま大妖精を力ずくで壁に当て、胸倉を掴んだ腕を強く押し付ける
大妖精「うぁ……チ、チルノ……ちゃん?」
チルノ「せっかくだからさぁ、今言うよ」
首と胸を圧迫され苦しむ大妖精の目をチルノの冷たい目が突き刺す
チルノ「いつも私の代わりに仕事貰ってきてくれるのは感謝してるんだけどさ、ここ最近のアレは何?」
大妖精「っ……?」
チルノ「『盗られたおもちゃを取り返して欲しい』とか『家事の手伝い』とか……その辺の子供にでも出来るような仕事は何?って聞いてるの」
チルノ「案の定報酬も小遣い程度しかないし、なんでそんなヘボい依頼を持ってきたの?私はそういう仕事はしないって言ったよね?」ギリッ
腕の力がより強くなる。小柄で細い腕に見合わないほどの力が大妖精をさらに圧迫する
大妖精「エホッ!ゲホッ!だ、だって……私達のっ……妖精の力を利用しようなんて人里の人達くらいしかいないしっ!
そ、それにっ!少しでも早くお金を貯めないと!チルノちゃんの体が!」
チルノ「っ!!」
その言葉にチルノの目が一瞬揺らいだ。だが、次の瞬間チルノは開いていたもう片方の手を大妖精の服の内側へと滑り込ませて肌に触れる
チルノ「私の体のことなんてどうでもいいでしょ!!」
大妖精「ひっ!!……ぅぁ……」
その行為はスキンシップなどという軽いものではないし、ましてや性的な意味は全く無い。大妖精の肌にチルノの手が触れた瞬間
大妖精は体温を奪われたのである。大妖精はまるで零度近い冷たい水が体中に駆け巡ったかのような、肌より内側にあるものは
全て氷に変わったかのように錯覚した
大妖精「はっっ!!ハァッ!」ガクガク
チルノ「……いつも今回みたいな大きな仕事取って来いなんて言わないけど、今度ヘボい仕事なんか持って来たら……こんな程度じゃ済まないからね」
どさっ
激しく震える大妖精を手放して、チルノは再び歩き出す
大妖精「ま、待って!チルノ……ちゃ……」
だが、大妖精が震えながら伸ばした手で服を掴まれ足を止める
大妖精「あ、あのっ……ごめんね!私っ、私が余計なこと……したから……ほんとに、ごめんなさい」
寒さに震え話すこともままならなくとも、大妖精は顔を上げて申し訳なさそうに笑った。まるで、チルノの身を案じるように自分は平気だと語るように
チルノ「…………」
大妖精「……あ」
未だ震えのとまらぬ大妖精を一瞥しただけで、チルノはその手を振りほどいた
その瞬間、チルノは気づかぬうちに自分の手を握り締めていた
それは、大妖精に触れた方の手であった
霊夢「うえ~っえ”っほ!……魔理沙、首はやめよう。首を箒の柄で突くのはやめよう。ほんとに死ぬかと思ったからさ」
魔理沙「知ってるか、馬鹿は死ななきゃ治らないらしいぜ?っていうかいっぺん死ねば良いんだよ」
赤く染まる空の下、霊夢と魔理沙は霧の湖へと向かうために森の中を歩いていた
本来なら飛んでいけば早いのだが、赤い霧に一体どのような影響を受けるか分からないため徒歩で行くことにしたのである
魔理沙「ま、それは置いておいて。ほんとに良かったよ」
霊夢「え?」
魔理沙「いや、最初はあんなに行きたくない、めんどくさいって感じだったのにやる気出してくれてさ。やっぱり
お前は幻想郷の味方なんだな~って思ってさ」
霊夢「!?……ぁああ当たり前じゃない!はははっ!なぁ~にを今更なこと言ってんのよ!」ダラダラ
霊夢(やっべ~そういえば異変がどうこうって話してたっけ……どうしよう、今更だけどなんか罪悪感が……)
まさか自分の欲望のために動いてるとは言えない。こうなった以上霊夢も異変を解決する気は一応あるが、魔理沙の純粋な信頼が
今になって霊夢の良心を突き刺した
魔理沙「……ん?なんだありゃ?」
ふと、魔理沙は足を止め森の奥をじっと見る
霊夢「何?」
魔理沙「いや、今なんかそこに女の子がいた気がしてさ」
霊夢「!? どこ!」
女の子
その単語に思わず霊夢は魔理沙より一歩前に出る
魔理沙「いや、そこの一番奥の木と木の間にチラッと見えたんだよ」
霊夢「分かったわ。魔理沙はそこで待ってて!もしかしたら敵が送り込んできた刺客かもしれないわ!」
魔理沙「な、何言ってんだ!だったら私もいくぜ!」
霊夢「いいえ、ここにいて。もしかしたら罠かもしれないし、何かあったときのために待機しておいて!
すぐに戻るわ!……いや、まぁ、そこそこ時間がかかるかもしれないけど!そのときは先に行ってて!すぐに追いつくから!」
早口にそう言って霊夢はつかつかと先に進む
霊夢「フヘ、フヘヘヘヘッヘヘ……そうよ、幻想郷がこんな大変なときに外を出歩いてるなんて怪しいじゃない。体の隅々まで
調べてやるわ……主に服の中とかね!」ジュル
明らかに犯罪者としか思えない顔をしながら、霊夢は草を掻き分け奥へと進む。太陽が当たらないこともあってか、森は薄暗かったが
改造巫女である霊夢にとっては闇夜であってもなんら問題は無い。魔理沙が女の子を見かけたといった辺りまで、難なくついた
霊夢「さぁ~て、怪しい女の子はどこかしら~っと……」
視力、聴力を駆使して辺りを探してみるが
霊夢「……あれ?誰もいないじゃない」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
魔理沙「……霊夢の奴大丈夫かな」
言われるがまま待機している魔理沙は森の奥へと先に進んだ霊夢の背を遠くから見守っていた
魔理沙(まぁ、見かけたって言ってもほんとにチラッとだけだったし、もしかしたら見間違いかも知れないんだけど……)
「ねぇ」
魔理沙「ッ!?」
突然、魔理沙の背後から聞きなれない声が聞こえた。気配も無く突然聞こえたその声に魔理沙は反射的に振り向いた
そして
「貴方は、食べても良い人類?」
振り向いたその瞬間、魔理沙の視界は闇に染まった
今回はここで終了。さぁ、今日から再びお仕事の毎日が…………
では ノシ
おつ
乙
生存報告生存報告 ノシ
キャラ設定を決めていたら冒頭に書いたACネタが思いのほかすくないことに気が付いた
むしろその他の割合がww
一週間後投下予定です
いや、ほんとに申し訳ない。PC修理で更新できなんだ……
こんどこそ1週間以内には……
魔理沙「おおっ!?」
何も見えない。全てが黒一色に染められている。一瞬にして光が一切存在しない景色に変わるという異常に魔理沙は驚愕しながらも体はすぐに身構える
幾度と無く霊夢と異変を解決してきた魔理沙は、経験から不意打ちに対する反応も体に染み付いていた
魔理沙(なるほど、あっちが囮でこっちが本命か!)
???「ねぇ~、食べてもいいの?ダメなの~?」
魔理沙「ダメに決まってるだろ~。私を食べたら腹壊すぞ~」
???「お腹壊すのか~。でも、今はお腹が空いてるし~……う~ん、迷うのだ~~~」
暢気な声で問いかける何者かを警戒しながら魔理沙は鞄の中へ手を入れる
霊夢『魔理沙!一体どうしたのよ!何なのこの真っ黒な結界みたいなの!?』
暗闇の中、どこからか霊夢の声が聞こえた。どうやら暗闇に包まれているのは魔理沙一人のようで、離れていた霊夢には
自分が黒い何かに包まれているように見えたのだろう
魔理沙「霊夢か!悪い、どうやらこっちが狙われてたみたいだ。お前は先に行け!ここは私だけで十分だ!」
魔理沙は、少なくとも今自分を襲っているのは異変の首謀者に関係する者ではないと考えていた
相手の視界を奪って不意を付いておきながら、攻撃を仕掛けて来るどころか標的と会話をするというのはおかしい
つまり、これは奇襲、強襲、暗殺の類ではなく、通りがかった人間を襲ってきたただの野良妖怪、ならば”一人でも十分”なのだ
霊夢『……本当に大丈夫なの?』
魔理沙「あぁ、信じろ」
霊夢『そう……それじゃあ、任せたわよ!』
ざざっ ざざざざ!
足音が離れていく
どうやら言葉通りこの場は任せてくれるようだ
魔理沙(聞かず心配せず、あっさり任せてくれるってのが、お前の良い所だよな)
魔理沙「さて……」
???「食べる~……食べない~……食べる~……よーし決めた!やっぱり食べるのだー!」
魔理沙「サクッと終わらせるか!」スチャッ
霊夢「……さて」
魔理沙の言ったとおり霊夢は先に目的地へと向かった
とにかく走った。走って走って走って走った
別に、魔理沙を襲撃した者を恐れてはいない。まして異変に早急に対処しようとしてるわけではない。ただ、単に
霊夢「……っと、ここまでくれば大丈夫か」
霊夢「…………」
霊夢「……ふっ」
霊夢「……ふふっ」
霊夢「フハハハハ!フッハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」
霊夢「邪魔者は消えた!!!!」
霊夢「あぁ魔理沙!ありがとう!今私は!!心からこの言葉を送るわ!!」
霊夢「これで パ ン ツ を覗くことを咎める者はいない!!門番お姉さんも!寝巻き魔法使いも!銀髪メイドも!ロリっこ吸血鬼も!」
霊夢「見尽くしてやる!一枚残さず!!隅々までね!!!」
こういうことである
霊夢「とは言え、魔理沙が追いついちゃ覗けないわよねぇ。相手も抵抗するだろうしロスタイムが生じるのは否めない……しょうがない」フワッ
霊夢「ここは飛んで向かうのが最良ね。赤い霧だって私なら多少近づいても大丈夫でしょ」
霊夢「さぁいざ行かん!まだ見ぬパンツを求めて!!」
勢いよく空へと飛び立ち、本来なら時間をかけて進むはずだった森を突き抜けて、あっという間に湖まで辿りついた
<<霧の湖>>
異変により空が赤く染まり不気味な世界を作り上げている中、湖には真っ白な霧に包み込まれていた。見上げると霧によって
空が白みがかり、赤い空を幽かにさせていた
霊夢「……相変わらず濃い霧ね。ほんとにここに館なんてあるのかしら……前に来たときは無かったと思うけど」
???「あんたが生まれる前には既にあったと思うよ。多分、見つけられなかったのは霧が館を隠してるからじゃない」
霊夢「へぇ~。まぁ、確かにこの辺は普段来ないし探そうとも思わなかったから当然か」
霊夢「……ん?」
声がしたほうに振り向くと一人の少女、妖精がいた
青い服で、背中に氷の羽を生やしている
霊夢(覚えている限りこんな子知らない……ということことは……)
霊夢「貴方、さては私のファン?」
チルノ「初対面だよ」
パキパキパキパキ
チルノが手をかざすと、手の上に一塊の氷が出来上がる。無骨な形だが、人の頭を軽く貫けるような鋭利な部分がいくつもある
チルノ「その初対面のあんたに言うのもなんだけど、あんたを倒しに来た」
ピクリと霊夢の眉が揺れる。大抵の場合、自分に挑む者は異変の首謀者と関わりがあるものか、自分を知らない間抜けな野良妖怪くらい
どうやらこの妖精は自分のことを知っているようで、かつ”目的”を持って自分に挑んできている。ということは……
霊夢「へぇ……あなたギルド所属の妖精?……雇い主は?」
チルノ「仮にもやってるのは商売だ、そんなぶっちぎりの秘密教えられない……ねっ!」ヒュッ!
氷塊を顔面に目掛けて繰り出す。鋭利な氷塊の切っ先は一瞬で霊夢の鼻先まで届き
ドッパアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!
次の瞬間、湖の水面が大きく爆ぜた
霊夢「三つ、貴方に言っておく事があるわ」
霊夢「一つ、私は貴方のような(見た目が)年下の女の子を傷つけて心が痛まない訳じゃないけど、敵だというなら容赦はしない」
先手を取られ、後手に回った霊夢はチルノの一手を防御はしなかった
霊夢「二つ、妖精の貴方が私を倒すと言ったユーモアと度胸は認めるわ」
むしろ逆、チルノの伸びきった腕を片手で掴み取り―――――――――――思いっきりぶん投げたのだ
霊夢「三つ、妖精に倒せるだなんて思われるほど、私は安い残機なんか持ってないわ」
改造巫女の腕力は人間を超える。子供くらいの重さは今の霊夢にとってはボールにも等しい
加えて、霊夢には力の流れをはっきりと把握し、効率よく振り抜く”感”を持ち合わせている
相手に先制を許しても攻撃を許さず、後手であるはずのこちらの攻撃を打ち込む
様々な異変を解決してきた経験と、その身に宿る改造巫女の力、そして博霊霊夢の天性の才能
これが、博霊霊夢の武器だ
霊夢(雇い主は大方この異変の首謀者ってところよね。……目的は足止め、それか暗殺。もしかしたら魔理沙の方も
ギルドに所属してる奴かもしれないけど……)
霊夢「たいした事無いわね。こんな奴が差し向けられる辺り雇い主のショボさが見えるわ」フフン
所詮は妖精。まだ見ぬ首謀者に対し余裕の態度を見せる
本日更新
諸事情で長い間放置してただけに見てくれてる人がいるかは分かりませんが
待っていてくれる人がいたのだとしたら心のそこから感謝と謝罪を……
霊夢「……さぁ~て、敗者にはそれ相応の屈辱と敗北感を味わってもらおうかしらね~。具体的には透け透けになった服から見える
パンツを拝見とか~」
チルノを投げ飛ばした方へ歩き、湖の中へ足を入れようとする
霊夢「っ!?」サッ!
が、すぐさま霊夢は水に浸ける足を引っ込めた。このとき、霊夢は本人にも分からない所謂”勘”に従って反射的に足を引っ込めた
霊夢の勘は、突発的に感じたのもほど予知とも呼べる”当たり”を引く
これもまた、霊夢の武器とも言えるだろう
本人も自分の勘には自信を持っており、時にはそれを頼りに異変を解決することもあるほどだ
そして、今回もまた、その勘は的中する
バキィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイインンンンッッッッ!!!
霊夢「なっ!?」
一瞬だった
一瞬にして、周囲の空気の温度が下がり、霊夢の吐く息が白く見えるようになり、湖の周りにある植物に霜が付き
霊夢「湖が……凍った……!?」
あと一瞬遅ければ、きっと自分の足は湖に縫い付けられていただろう。改造巫女の霊夢にその程度の拘束が解けない訳ではない
が、周囲の気候すら一瞬にして変えてしまうこの力、霊夢の知る限りかなりの力を持った妖怪でもない限り不可能だ
霊夢「新手……ってわけでもないか……」
霊夢の視線の先、投げ飛ばされて水しぶきを上げたであろうその場所に
チルノ「…………一つ聞きたいんだけどさ」
投げ飛ばされたはずのチルノが平然と立っていた
チルノ「ここ最近、ずっと気になってることがあるんだけどさ、『根掘り葉掘り』って言葉があるじゃない?この『根を掘る』っていうのは
分かるのよ。根っこは土に埋まってるから掘らなきゃならないから、でも『葉を掘る』ってどういうことなの?
葉っぱなんか掘れる訳ないし、掘っても裏側にぶち抜くだけじゃない。あんた、意味分かる?」
チルノ「知ってるなら教えてよ。こんな”か弱い”妖精にさ」
なぜ立っているかは足元を見れば分かった
チルノの足元には欠けた盆のような分厚い氷の膜があった
水面に叩きつけられる直前か、或いは投げられた瞬間か、水面に当たる前に体全体を包む防御壁を作りあげ、全ての衝撃を氷で受け止め
その後、衝撃によって割れた氷の膜を足場にして水面に触れて湖を凍らせたと考えるば自然だ
と、そこまで霊夢は考えたが、自分でも自分の考えが信じられなかった
もし、そんなことが出来るならそれは妖精の出来る範疇を優に超えている。だが、どうみても目の前にいるのは妖精だ……
霊夢「葉っぱまで掘るくらいしつこい様のことを言うんじゃない?それか『葉堀り』っていうのはただの語呂合わせよ」
チルノ「ふ~ん」
霊夢「っていうか、根掘り葉掘りってほどじゃないけど、聞きたいことがあるのはこっちもよ」
霊夢「私の目には、どうーみても貴方は妖精、氷の妖精にしか見えないわ。けど、湖はおろかここら一帯の温度まで変えたのが
貴方の仕業だっていうなら、どう考えてもおかしいわ。妖精にここまでの力はあるはずがない。……妖怪、それも
かなり力を持った奴でもない限りね……」
霊夢「貴方、一体何者よ」
チルノ「…………そうだね、聞けば”あんたも関わってる”みたいだし、コレ見せれば分かるかな」
そう言って、チルノは服のボタンを二つほど外し始める
露になった左の鎖骨の下部分には
霊夢「コネクタ!?……貴方、ガイアメモリを使ってるの!?」
説明しよう!
ガイアメモリとは、地球の記憶がプログラムされたUSBメモリ型アイテムである!
『財団S』が研究、開発を行っている兵器の一つで、使用したいメモリに応じて専用のコネクタ手術を行い
コネクタからメモリを体内に挿入することで凄まじい力を使うことが出来るのである!
すみません。やはり長期間にわたって放置してしまったせいで
色々グダグダになっているので一度落としてやり直そうと思います。
数日空けてまた立て直します
身勝手なことをしてすみません。
ただ、今でも書き続けたい気持ちはあります。そのために、一度仕切りなおさせてください
本当に申し訳ございません。
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