ガッカリ戦隊 ショボイんジャー (50)

説明しよう!

『ガッカリ戦隊 ショボイんジャー』とは

「こんな能力どうすんだ!?」そんな能力を持った三人の男が

今日も地域の平和の為に戦う正義の物語である!




『ガッカリレッド』

タンスを召喚して相手の小指にぶつける能力だ!

ぶつけた時は地味にヘコむ! 鮮血の赤!


『ガッカリイエロー』

彼の周りにカレーが無限に湧き出るぞ!

甘口辛口自由自在! でもライスは別!


『ガッカリブルー』

彼が呪った相手は気分がブルーになるのだ!

宝くじ一億当たったぞ! → 鬱だ氏のう……


以上だ!

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チンピラA「よう、お姉ちゃん」

チンピラB「ちょっと俺達に付き合わない?」

チンピラC「さあ、車に乗って〜」グイッ

女性「い、嫌です! 放して下さい……」


「待てぇい!」


チンピラA「誰だ!」

レッド「か弱き婦女子を連れ去るなど!」ドン

イエロー「許してなるかぁ! この俺がぁ!」ドドン

ブルー「……タヒね」バーン

チンピラB「何だテメェら! 変なマスク被りやがって!」

チンピラC「やっちまえ!」

突如現れた三人に対し、三人のチンピラが襲いかかる

だが彼らは知らなかった

この三人が持つ特殊能力の存在に!

レッド「くらえ!」シュン
チンピラA「ギャー! 小指がー!」イテー
レッド「どうだ!」ヤッタ

イエロー「た〜んとお食べ」ブシュー
チンピラB「目がー! 目がーっ!」シミルー
イエロー「食えよ」オイ

ブルー「……タヒね」ボソッ
チンピラC「俺は駄目なヤツだ。こんな事をしないと女性と話せないんだ……」ズーン
ブルー「……ククク」ボソッ

チンピラA「ちくしょー!」バタバタ
チンピラB「覚えてやがれー!」バタバタ
チンピラC「俺の存在は忘れられるんだ……」トボトボ


女性「ありがとうございます。助かりました」

レッド「いえいえ、当然の事をしたまでです」

イエロー「それよりお嬢さん。あいつらの代わりに俺達と、どうです?」キラーン

女性「え!? あの、私カレー臭い人とはちょっと……」

イエロー「」ガーン

女性「そ、それでは失礼します」イソイソ

イエロー「」

ブルー「……タヒぬ?」

レッド「止めろブルー! 今のイエローには洒落にならん!」

━━ ここはレッド宅


イエロー「ちくしょー!」ガツガツ

イエロー「折角助けてやったのにー!」ガツガツガツ

イエロー「カレーはいい匂いじゃねーかー!」ガツガツガツガツ

レッド「イエロー、ヤケ食いし過ぎだ。腹がさらに出るぞ?」

ブルー「……」ピコピコ

イエロー「いいんだよ! 俺の腹はもう出てるんだから!」ガツガツ

レッド「だから『さらに』と言ったんだ。糖尿病は怖いぞ?」

ブルー「……」ピコピコ

イエロー「レッド! さっきから聞いてりゃ好き放題言いやがって!」

イエロー「黄色ってだけで『カレー好きのデブ』に設定された俺の気持ちも考えろ!」

レッド「すまん。だが私も『リーダー』という個性以外は設定されなかったんだ」

レッド「あまり特徴が無いのも辛いぞ?」

ブルー「……」ピコピコ

レッド「しかし一番辛いのはブルーじゃないか?」

レッド「ブルーと言えば『クールなイケメン』キャラのポジション」

レッド「しかしどうだ、そこのブルーは『ネクラなモヤシ』じゃないか」

ブルー「……タヒね」ボソッ

レッド「私は友人に辛く当たってしまう嫌なヤツだ……」ズーン

イエロー「俺はポークカレーだ……」ズーン

ブルー「……」ピコピコ

レッド「はっ、こうしてはいられない。午後のパトロールに行くぞ!」

イエロー「そ、そうだな。何時までもヘコんでなんかいられない!」

ブルー「……」コクリ

レッド「……今日はこの公園を回ったら終わりにしよう」

イエロー「おい見ろ! 女の子が全身黒タイツに誘拐されそうだ!」


戦闘員A「よう、お嬢ちゃん」

戦闘員B「ちょっと俺達に付き合わない?」

戦闘員C「さあ、車に乗って〜」グイッ

少女「おじちゃん達、誰……?」


「待てぇい!」


戦闘員A「誰だ!」

レッド「か弱き婦女子を連れ去るなど!」ドン

イエロー「許してなるかぁ! この俺がぁ!」ドドン

ブルー「……タヒね」バーン

戦闘員B「何だテメェら! 変なマスク被りやがって!」

戦闘員C「やっちまえ!」



「お待ちなさい!」

レッド「まだ仲間がいたのか!」

イエロー「あ、アイツは!?」

そこに現れたのは、いかにも幹部っぽい出で立ちの怪人だった

戦闘員A「『ファイヤー男爵』様! どうしてこのような場所へ!?」

ファイヤー男爵「なに、その少女は貴重な改造素体」

ファイヤー男爵「私自らの目で選別しておこうと思いましてね」

レッド「『改造』だって!?」

イエロー「そんな事はさせないぞ!」

ブルー「……タヒね」

レッド「くらえ!」シュン

ドン
ファイヤー男爵「……何ですかこのタンスは?」

レッド「そんな、私の攻撃が効かない!?」

イエロー「レッド、ヤツの足元を見ろ!」

レッド「アレは! 実用性度外視の変な靴を履いてるぞ!」

イエロー「あんな尖った変な靴ではタンスが小指に当たらない!」

レッド「何て事だ!」

イエロー「ならば俺の攻撃を喰らえ!」ブシュー

ファイヤー男爵「……何ですかこのドロッとしたものは?」

イエロー「そんな、俺の攻撃が効かない!?」

レッド「イエロー、ヤツの顔を見ろ!」

イエロー「アレは! 実用性度外視の変なマスクを被っているぞ!」

レッド「あんな尖った変なマスクではカレーが目に入らない!」

イエロー「何て事だ!」

ブルー「……タヒね」ボソッ

ファイヤー男爵「……何かしましたか?」

イエロー「そんな、ブルーの攻撃が効かない!?」

レッド「分かったぞ! ヤツは造られたばかりなんだ!」

イエロー「そうか! まだ嫌な思い出が無いからトラウマにならないんだ!」

ブルー「……!」ガーン

ファイヤー男爵「さて、貴方がたの攻撃も終わりの様ですね」

ファイヤー男爵「ではこちらからも参りましょう」ファイヤー!

レッド「うわああああ!」
イエロー「カレーが焦げるー!」
ブルー「」

ファイヤー男爵「ふっふっふ。これに懲りて二度と私達の邪魔をしない事です」

ファイヤー男爵「さて、邪魔ものは消えましたよ」

戦闘員A「はっ!」ビシッ

戦闘員B「さあお嬢ちゃん、こっちへおいで〜」

少女「助けてー」

戦闘員C「車に乗ろうね〜」

レッド「……ま、待て」

イエロー「くそっ……」ドバッ

その時、イエローは最後の力を振り絞って

戦闘員達の乗る車にカレーを浴びせたのだった

ファイヤー男爵「……無駄な足掻きを。行きますよ、皆さん」

戦闘員A「はっ!」ビシッ
戦闘員B「はっ!」ビシッ
戦闘員C「はっ!」ビシッ

ブロロロロロロロロ...

さあ大ピンチ!

ショボイんジャーの健闘むなしく、

少女は悪の組織に連れ去られてしまったのだ!

やはり正統派の能力には勝てないのか!?

少女の運命やいかに!


戦え! 負けるな! ショボイんジャー!

悪が滅びるその日まで!

次回『潜入』に乞うご期待!

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前回までのあらすじ


今日も地域の平和を守る為、パトロールしていたショボイんジャー

彼らの前に現れたのは炎を操る『ファイヤー男爵』

その能力の前にショボイんジャーは敗れ

目の前で少女をさらわれてしまったのだ!

三人はイエローが車に付けたカレーを頼りに

さらわれた少女を探すのであった!

レッド「すいません。ここをカレー臭い車が通りませんでしたか?」

通行人A「ああ、それならこの角を右に曲がって行ったよ」

レッド「ありがとうございます」


レッド「すいません。ここをカレー臭い車が通りませんでしたか?」

通行人B「ああ、それならこの道を真っ直ぐ進んで行ったよ」

レッド「ありがとうございます」


レッド「すいません。ここをカレー臭い車が通りませんでしたか?」

通行人C「ああ、それならこの山道を入って行ったよ」

レッド「ありがとうございます」

レッド「……どうしたイエロー? そんな難しい顔して」

イエロー「お前な、『カレー臭い』ってもっと言い方あるだろ?」

イエロー「『カレーの匂いがする車が通りませんでしたか?』でいいじゃねぇか!」

レッド「どっちでもいいだろそんな事!」

イエロー「良くねーよ!」

ブルー「……」ドウデモイイ

レッド「それよりも、だ。この山道の先にヤツらの秘密基地があるみたいだな」

イエロー「ああ、俺のカレーのお陰だな」

ブルー「……」ドウデモイイ

━━

━━━━ ハァハァ

━━━━━━━━ ハァハァ


レッド「……かれこれ二時間は歩いたんじゃないか?」

イエロー「……そうだな。少し休憩しないか?」

レッド「事態は一刻を争うんだ! そんな暇は無い!」

イエロー「でもブルーは死にそうだぞ?」

ブルー「」チーン

レッド「ブル━━━━━━━━━━━!!」シヌナー

レッド「仕方が無い、休憩するか」

イエロー「よし、ブルー起きろ!」ペチペチ

ブルー「」

レッド「しかし、こんな事している間もあの少女に何かあると思うと……」

イエロー「それってまさか……。あんな事や」ゴクリ

ブルー「……コンナコト」ゴクリ

イエロー「うおおおおおおお!! レッド! ブルー! グズグズしていられないぜ!」
ブルー「……」ウンウン

レッド「あのね? 怪人にされちゃうって事だからね? 分かってる?」

ブロロロロロロロロ...


その時、三人が来た方角から車の移動音が聞こえてきた

基地に帰投する戦闘員か!?

このままでは鉢合わせてしまう!


レッド「まずい! 隠れるんだ!」

イエロー「隠れるって言っても何処にだよ!」

ブルー「……」オロオロ

レッド「そうだ!」シュン

ドカッ
イエロー「痛てっ! 何すんだレッド!」

レッド「すまん、だが話は後だ。みんな急いでタンスに隠れろ!」グイグイ

イエロー「コラ、無茶すんな!」

ブルー「……」セマイ

ブロロロロロロロロ...


戦闘員D「止まれ!」

戦闘員E「何だ!?」キー

戦闘員F「タンス? どうしてこんな所に」

戦闘員D「基地の誰かが捨てたんじゃないか?」

戦闘員E「いや、それにしては新しいぞ」

戦闘員F「すげぇ。これ、高級桐箪笥じゃないか?」

戦闘員D「じゃあきっと略奪してきたんだな」

戦闘員E「仕方が無い。基地まで運んでいくか」

戦闘員F「ういー」オモイナ


レッド(……よし! 作戦成功だ!)

イエロー(やるな、レッド!)

ブルー(……)セマイ

その後、三人を入れたタンスは基地の倉庫へと運ばれた

倉庫からでた三人は基地を探索するも

基地は地下深くアリの巣のような構造になっている

囚われの少女を見つけるのは困難を極めた


レッド「誰か来る!」

イエロー「あれは……ファイヤー男爵!」

ブルー「……」彡サッ

レッド「なんか小走りだな」ω・`)

イエロー「あの部屋に入ったぞ」ω・`)

ブルー「……」ω・`)

レッド「ここは……トイレ?」


ファイヤー男爵「ふー……。まったく、この基地はトイレが少ないんだから」ブリブリ

レッド(よし、今ならヤツも油断している!)

イエロー(ここで会ったが百年目!)

ブルー(……)ブッコロ

レッド(まずはヤツの動きを封じる!)シュン

ドカッ
イエロー「痛てっ! だから何でいつも俺の足なんだよ!」

レッド「仕方が無いだろ! 誰かの小指めがけてしか召喚できないんだから!」

イエロー「だったら自分の足にすればいいじゃねぇか!」

ファイヤー男爵「誰だ!?」

レッド「おっと! お前はここで倒させてもらうぞ!」

ファイヤー男爵「その声は……。公園で会ったヤツらか!」

イエロー「そうだ。女の子は返して貰うぞ!」

ファイヤー男爵「クソッ! ……何だ、ドアが開かない!」ガチャガチャ

レッド「残念だったな! 個室のドアはタンスで塞がせてもらった!」

レッド「イエロー!」

イエロー「おう!」ドバー

個室の上の隙間から大量のカレーが流れ込む

ファイヤー男爵「何だコレは!? まさかウン……ギャー」

イエロー「ブルー!」

ブルー「……タヒね」ボソッ

ファイヤー男爵「私はもう駄目だ……。便器に頭突っ込んで氏のう……」ジャアアアアアア


レッド「やった!」パシン
イエロー「チームプレイの勝利だ!」パシン
ブルー「……」パシン

ついに宿敵、ファイヤー男爵を倒したショボイんジャー!

三人は少女を連れて、無事地上へ出る事ができるのか?


戦え! 負けるな! ショボイんジャー!

悪が滅びるその日まで!

次回『脱出』に乞うご期待!

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前回までのあらすじ


ついに宿敵、ファイヤー男爵をトイレで倒したショボイんジャー!

しかし囚われの少女は未だ見つけられず

三人は引き続き少女を探すため、基地内をくまなく探索するのであった!

レッド「……もうこの辺りは全て探索したな」

イエロー「ああ、後行ってないのはどっちだ?」

ブルー「……」アッチ

レッド「ここは……。どうやら当たりみたいだ」

イエロー「あ、女の子がいるぞ!」

ブルー「……」ウン

レッド「助けに来たよ。一緒にここを出よう」

少女「あ、あの時のお兄ちゃん?」

イエロー「そうだよ。さあこっちへ」


こうして少女と一緒に脱出を図るショボイんジャーの三人

しかし幸運は続かず、ついにその存在を気付かれてしまうのであった

ジリリリリリリリリリリリリリ


戦闘員G「少女が居なくなったぞー!」

戦闘員H「逃がすなー!」

戦闘員I「『指令』! 侵入者です!」

指令「ええい、ファイヤー男爵は何をしておる!」

戦闘員G「基地内に生体反応、ありません!」

指令「なんだと!?」

レッド「見つかったか!」

イエロー「こっちだ!」

ブルー「……」アワワワワ

戦闘員J「いたぞー!」

戦闘員K「応援を寄こせ!」

戦闘員L「こちらL、ターゲットは第二区画を移動中。応援を求む」


レッド「くらえ!」シュッ

ドカッ
戦闘員J「痛っ!」
ドカッ
戦闘員K「小指がー!」
ドカッ
戦闘員L「割れたー!」

戦闘員M「こっちだ!」

戦闘員N「ターゲットの生死は問わない!」

戦闘員O「撃て撃てー!」


ドガガガガガガ


レッド「くらえ!」シュッ

ドカッ
戦闘員M「痛っ!」
ドカッ
戦闘員N「小指がー!」
ドカッ
戦闘員O「割れたー!」


イエロー「よし! タンスがうまく盾になってくれたな!」

ブルー「……」アワワワワ

レッド「……しかし切りが無いな」

イエロー「仕方が無い。とうとう俺の封印を解く時が来たか」

レッド「封印?」

イエロー「ああ、この力は強大すぎるため抑えていたんだ」

イエロー「そう、あれは俺が小学三年生だった時の事……」


ホワ ホワ ホワ ホワ


レッド「え? ここで回想入るの?」

説明しよう!

『第二小学校カレー事件』

この事件は力の制御ができなかったイエローが引き起こした事であり、

校舎の二階から下全てがカレーで埋め尽くされたと言う恐るべき事件なのだ!

その光景は阿鼻叫喚地獄絵図!

その後全校生徒の約半数は、一カ月以上カレーが食べられなくなったと言う

イエロー「……その後、俺は二度とこんな事件を起こすまいと必死に修行し」

イエロー「ついにその力を封印する事に成功したんだ」

レッド「ああ、思い出した! アレお前の仕業だったのか!?」

イエロー「いや、俺しか居ないだろ」

レッド「でもな、なんか失礼だと思って聞けなかったんだよ」

イエロー「その優しさは素直に嬉しいよ……」

ブルー「……」オモイダシタ

イエロー「だが! 俺はここに封印を解く!」

レッド「封印を解くとどうなるんだ!?」

イエロー「この基地をカレーで埋め尽くすくらいは容易いだろう」

イエロー「ただしカレーは尻から出る!」


ドババババババババババババババババババババババババババババババババババ


レッド「最悪だ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!」

ブルー「……」アワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワワ

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ


戦闘員G「基地内の通路を大量の流動物が移動しています!」

指令「解析しろ!」

戦闘員H「パターン黄色! 『カレー』です!」

指令「そんな馬鹿な!」

戦闘員I「第六区画の隔壁を閉鎖します!」


ガコン


戦闘員I「!? 駄目です、閉鎖しません!」

指令「モニタを回せ!」

戦闘員G「……これは?」

戦闘員H「タンス?」

指令「どうなっているんだ!?」

戦闘員I「タンスが隔壁に引っ掛かって動きません!」

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ


戦闘員G「第五、第四、第三隔壁、突破されました!」

戦闘員H「指令! このままでは……」

戦闘員I「ご決断を!」

指令「むむむ……」

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ


戦闘員G「第二隔壁突破! 指令室到着まで、後二分です!」

指令「仕方が無い! 我々はこの基地を放棄する!」

戦闘員H「はっ!」

戦闘員I「脱出の準備を!」

イエロー「……でもなぁ」ドババババ

イエロー「カレーごときで壊滅するとは思えないんだよなぁ」ドババババ

レッド「まあいいじゃないか。仮に脱出されても基地を一つ潰したんだ」

レッド「それにこの子を救出できただけでも目的は達成できただろ?」

イエロー「まあそうだけど……」ドババババ

レッド「ん、どうしたブルー? 難しい顔して」

ブルー「……タヒね」ボソッ

ビーッ ビーッ ビーッ ビーッ


指令「皆の者、急げ!」

戦闘員G「……」プルプル

戦闘員H「どうしたG、脱出するぞ!」

戦闘員G「……きっと罰が下ったんだ」

戦闘員H「どうした!?」

戦闘員G「そう、小学生の時にどうしても給食が食べられなくて……」

戦闘員G「トイレにこっそりカレーを流したんだ」

戦闘員G「きっとカレーの神様がそれを見ていて天罰を下したんだ!」

戦闘員H「G! しっかりしろ、G!」

指令「何をしている! 早くせんか!」

戦闘員I「指令室到着まで、後三十秒です!」

戦闘員G「神様ごめんなさい。氏んでお詫びいたします」つ[自爆ボタン]ポチッ


指令「えっ!?」
戦闘員H「えっ!?」
戦闘員I「えっ!?」


ド━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ン

レッド「……何で爆発したんだ?」ゲホゲホ

イエロー「知らん。でも今の衝撃でカレーが止まったよ」ゲホゲホ

ブルー「……」ゲホゲホ

少女「……ねぇ、お兄ちゃんってもしかしてカレーの神様?」

イエロー「神様? 一体なんの事だ?」

少女「えっとね、昔学校中がカレーになった事があったんだって」

少女「でね、食べ物を粗末にする人をカレーの神様が怒ったって言ってたよ」

レッド「……おいイエロー、お前なんか神格化されてるぞ?」

イエロー「何故だ……」

ブルー「……」カミサマ

少女「うん! やっぱりカレーの神様だぁ!」

少女「わたしカレーだーいすき!」ギュッ

イエロー「少女ちゃん、十年経ったら結婚しない?」

レッド「……念のため聞くけど、少女ちゃんキミいくつ?」

少女「ん〜とね、七才」

レッド「……イエロー、ギリギリアウトだ」

イエロー「そんなー!」ウエーン

少女「?」

イエロー「純愛ならいいんだよー!」ウエーン

ブルー「……タヒね」



こうして今日も地域の平和は守られた!

戦え! 負けるな! ショボイんジャー!

悪が滅びるその日まで!



━━ END ━━

なんだこれwwwwおもしれぇwwwwww

HTML化の申請をしました

乙です。
できれば続きがみたいけど。

ブルーがいいなww

これはテコ入れで新キャラが出せる。

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