ゲンドウ「シンジをびっくりさせる」(140)

——時に、2015年

シンジは、父親から呼ばれて電話するけどつながらず、お迎えの美人のお姉さんの車に乗せられていた。

一方、我が子の到着を待つ父親がいた。

碇ゲンドウである。

ゲンドウ「何年ぶりだろうか。」

ゲンドウ「シンジに会うのは。」

ゲンドウ「普通に会ったのではつまらん。シンジをびっくりさせたい」

冬月「そうか。」

ゲンドウ「何かいい案は無いか」

冬月「ないね。」

ゲンドウ「そうか。では私が考えよう」

冬月「…」

ゲンドウ「顔を白く塗るのはどうだ。」

冬月「私がお前の息子なら、正直ドンビキすると思うがな。」

ゲンドウ「そうか…」ションボリ

冬月「…」

ゲンドウ「では、どじょうすくいはどうだ」

冬月「お前な…。だいたい、これからエヴァに乗らせようという時に、そんなふざけたことをしてどうする。」

ゲンドウ「ああ。エヴァに乗らせるからこそ、怖がらせてはいかん。」

冬月「碇、そういうことをするのは、逆に怖いぞ。」

冬月「別の手段を考えた方がいいと思うのだが。」

ゲンドウ「そうか…」

ゲンドウ「では、コスプレをしようと思う。」

冬月「だめだ…。こいつ、何も学んどらんな。」

ゲンドウ「ところで冬月。」

冬月「何だね碇。」

ゲンドウ「そろそろ到着してもいい頃だ。葛城三佐は何をしている。」

冬月「碇…まだ到着予定時刻の30分前だぞ。」

ゲンドウ「そうか…」ソワソワ

冬月「ところで、碇よ。信じてもらえぬかもしれぬのだがな…。」

ゲンドウ「ああ。」

冬月「実は、同じ世界が何度も何度もループしているのだ。」

ゲンドウ「…!!」

冬月「碇、まさかお前も…」

ゲンドウ「…ああ。間違いない。ループしている。」

ゲンドウ「人類補完計画の直後ぐらいで意識が消える。そして、気付くとここにいるのだ。」

冬月「私もまったく同じだよ。」

ゲンドウ「そうか。」

ゲンドウ「しかし、何故今言った。もう前から気付いていたのだろう?」

冬月「いや、お前がいきなり柄でもなく、『びっくりさせる』などとと言うから、ひょっとしたら…と思ってだな。」

ゲンドウ「…そうか。」

冬月「しかし…何故このような現象が起こっているのだろうか。」

ゲンドウ「ああ」

期待

黒服「ご子息が、到着されました。」

ゲンドウ「わかった。」ニヤリ

冬月「碇、本当にコスプレで行くつもりか。」

ゲンドウ「ああ。」

ゲンドウ「似合っているか?」

冬月「ああ、鳥肌がたつほど似合っとらん。」

ゲンドウ「そうか…」ズーン

黒服「あの…、ご子息がエヴァ格納庫に到着されました。」

ゲンドウ「よし、行くぞ、冬月。」

冬月「俺もか!!??」

ゲンドウ「久しぶりだな、シンジ。」スカートフリフリ

シンジ「」

ミサト「」

リツコ「」

冬月「すまんな、私は止めたのだが…」

ゲンドウ「シンジ、出撃。」

シンジ「…父さん、ですよね。」

ゲンドウ「ああ。間違いない。」

シンジ「…」

シンジ(こんな人じゃなかった筈…)

ゲンドウ「乗れ。」

シンジ「嫌だ!!!」

ゲンドウ「そうか。冬月、レイを出せ。」

冬月「使えるかね。」

ゲンドウ「死んでいるわけではない。」

カラカラカラカラ

ゲンドウ「レイ、もう一度だ。」

レイ「痛いんですけど」

ゲンドウ「乗れ」

レイ「やだ」

ゲンドウ「」キュー

シンジ「父さん!」

ゲンドウ「何だ。乗る気になったか」

シンジ「何でこんな傷だらけの女の子を!」

ゲンドウ「お前が乗らないと言うからだ。」

シンジ「父さん…、こんなのって、こんなのって…」

ゲンドウ「お前が乗らないなら、レイが乗る、それだけだ。」

レイ「いいえ、乗りません。」

シンジ「嫌がってるじゃないか!」

ゲンドウ「ならば乗れ。」

ミサト「乗りなさい。」

シンジ「僕が乗ります!」

レイは反抗期

ゲンドウ「何とか乗ったな。」

冬月「ああ。」

ゲンドウ「冬月、私は、今までループは、すべてシンジの心が病んだから起こった、と思っているのだ。」

冬月「そうなのか。」

ゲンドウ「だから、今回はシンジをひたすら明るく育てる。」

冬月「碇、お前にも親の心というものが残っていたのだな。」

ゲンドウ「…」

ゲンドウ「ところで、レイのさっきの態度は何だ。」

冬月「>>13が言っているように、レイも反抗期なのではないか?」

ゲンドウ「しかし、昨日は普通だった。」

冬月「それは…今日突然反抗期に入ったのだろう。」

ゲンドウ「そうなのか」

冬月「…たぶん、な。」

ゲンドウ「そうか。」

サキエルは自爆した


シンジ「知らない天井だ…」

青葉「おや、お目覚めかい、シンジ君。」

シンジ「あなたは!?」

青葉「ネルフのオペレーター、青葉シゲル。よろしくな。」

シンジ「青葉さん…、ですか。よろしくお願いします…。」

青葉「ひゃっほう!!!!!!!!!!名前を呼んでもらえた!!!!!!!!!!!!!!万歳!!!!!!!!!!!!!!!」

シンジ「!?」

青葉(いままでのループでは一回も名前を呼んでもらえなくて…)

青葉(259回目のループにして、やっと名前を呼んでもらえた!!)

シンジ「あの、青葉さん?」

青葉「いや、あ、何でもない。こっちの話。仲良くしようね、シンジ君!」

シンジ「は、はい…」

青葉「〜♪」

プシュー

シンジ「変わった人だな…でも、悪い人じゃなさそうだ。」

青葉さんwwww

日向「よ、どこ行ってたんだ。」

青葉「いや、シンジ君のところにな。」

日向「ええっ!君がかい!?」

青葉「悪かったな。」

青葉「あっ、葛城さん、シンジ君、目が覚めましたよ?」

ミサト「あらそう、容体はどうなの?」

青葉「絶好調っす!!」

冬月「それで、シンジ君の住居はどうするんだ。また、葛城三佐と同居かね?」

ゲンドウ「…どうしようか」

冬月「俺は葛城三佐と住まわせるのは反対だな。」

ゲンドウ「…シンジの希望を聞こう。」

ゲンドウ「まずはそこからだ。」

冬月「まあ、それがいいだろう。」

ゲンドウ「入れ。」

シンジ「失礼します。」

プシュー

ゲンドウ「シンジ。先ほどのメイド服コスプレの件…済まなかった。」ペコリ

シンジ「…」

冬月「碇も碇なりに君を元気づけようとしてくれていたんだ。わかってやってくれ。」

シンジ「いいんですよ、べつに気にしてませんし。」

ゲンドウ「そうか。」

シンジはループしてないのか?
他には誰がループしてるんだ?
昔エヴァの二次創作全盛期に全員がループしてて全員がそれを隠しつつ
それぞれにハッピーエンド目指して暗躍した挙句互いに足を引っ張り合うことになる
みたいなのがあったこと思い出した
どこで見たんだったっけ……くっだらない話だったけどもう一回見たくなってきた

>>22この世界ではシンジはループしていません

ゲンドウ「シンジ、今回呼んだのは外でもない。」

ゲンドウ「お前の住居を決めるためだ。」

ゲンドウ「一人で住むか…或いはだれかと同居するか。」

シンジ「…一人でいいです。どこでも同じですから。」

ゲンドウ「そうか。すぐに部屋を手配する。」

シンジ「…はい、ありがとうございます。」

病んでるのはオッサン達の頭だと思う

ミサト「一人でですか!?」

係「そうだ。彼の個室はこの先の第六ブロックになる。問題はなかろう。」

シンジ「はい。」

青葉「シンジ君、それでいいのかい!?」

シンジ「わっ!!青葉さん!!びっくりした!!!」

ミサト「えっと、若葉君?」

青葉「俺は青葉っす。…シンジ君!中学生が一人で暮らしていいわけ無いだろ?」

シンジ「え、まあ、そうですか…?」

——青葉とシンジの同居が決まった

青葉「シンジ君には、あいてる部屋が1個あるから、そこを使わせてあげるよ。」

シンジ「ありがとうございます。」

青葉「さあ、今日はパーティーだ!!パーっとやるぞ!!パーっと!高いお肉も買っちゃうぞー!!!」

シンジ「なんか、すみません…。」

青葉「いいんだよ、生まれて初めて名前を呼んでくれたんだ。部屋ぐらい、用意してあげないと。」

シンジ「青葉さんって、…名前を呼ばれたことがなかったんですか?」

青葉「…ああ、悲しいことにな。」

冬月「青緑と同居とは…。予想外だな。」

ゲンドウ「ああ。しかし、彼の名は青山ではなかったか?」

冬月「いやちょっとまて、アオミドロのような気がしてきたな…。」

ゲンドウ「名簿を調べてくれ、冬月。」

冬月「ああ。」

カタカタ

冬月「出た…、おお、そうだ、青葉君だ。」

ゲンドウ「よし、忘れんように、書いて冷蔵庫に貼っておこう」カキカキ

『青草』

ゲンドウ「これでよし」ペタ

青葉「さあ、着いた。ここが俺の家。」

シンジ「おじゃまします…。」

青葉「シンジ君、ここは君の家だ。」

シンジ「…あ、…ただいま…。」

青葉「おかえり!!」ナデナデ

シンジ「ちょ、青葉さん…」

青葉「さ、上がって上がって。」

ガチャ

シンジ「うわっ」

シンジ(ぐちゃぐちゃだ…)

青葉「ごめん、すぐ片付ける。」

青葉「いや、これがエレキギター。こっちが…」

シンジ「青葉さんって、音楽が好きなんですか?」

青葉「ん?まあな。昔はミュージシャンになりたかったんだ。シンジ君も楽器とかやるの?」

シンジ「ええ、まあ…。チェロとか、ピアノを少し…。」

青葉「おっ、すげぇじゃん。かっこいい!」

シンジ「そうですか…。まあ、少しですけど。」

青葉「少しでも、弾けないよりはよっぽどすげぇじゃん。」

シンジ「そ、そうですね…。」

青葉「さて飯だ飯!今日は無理して黒毛和牛を買ってきたんだぞ〜!見ろ、このボリューム!!」

ドーーーーン!!

シンジ「…すごい!」

青葉「だろ?さっそく焼いて食べよう!」

青葉「ふーうまかった!」

シンジ「ごちそうさまでした…」

青葉「シンジ君、ここは今日から君の家なんだ。遠慮する必要はないよ。」

シンジ「あ、はい。」

青葉「そうだ、俺のギター聞くか!?」

シンジ「えっ」

シンジ(『聞け』って顔してる…)

シンジ「あ、はい…」

青葉「よっしゃ!」

ゲンドウ「レイ、何だあの態度は」

レイ「あの態度、とは何でしょうか。」

ゲンドウ「さっきの、『もう一度だ』と言った時の態度だ。」

レイ「特に問題は無かったかと思いますが。」

ゲンドウ「私はお前に、『乗れ』と言ったな。」

レイ「はい。」

ゲンドウ「レイ、お前はそのとき何と言った」

レイ「『やだ』と言いました。問題あったでしょうか。」

ゲンドウ「断るなら断るで、言い方というものがあるだろう。」

ゲンドウ「『やだ』とは何事だ。」

レイ「やだから『やだ』と言ったのです。問題ないと思いますが。」

ゲンドウ「レイ!なぜ私の命令を聞かんのだ!」

レイ「私はあなたの、お人形じゃないもの。」

ゲンドウ「…!!」

ゲンドウ「……もうよい…」

レイ「?」

——数日後

リツコ「おはよう、シンジ君。調子はどう?」

シンジ「慣れました。悪くないと思います。」

リツコ「それは結構。エヴァの出現位置、非常用電源、兵装ビルの配置、回収スポット、全部頭に入っているわね?」

シンジ「たぶん…」

リツコ「では、もう一度おさらいするわ。通常、エヴァは有線からの電力供給で稼動しています。非常時に体内電池に切り替えると、蓄電容量の関係で、フルで1分、ゲインを利用しても、せいぜい5分しか稼動できないの。これがあたしたちの科学の限界というわけ。・・・おわかりね?では昨日の続き。インダクションモード、始めるわよ。」

シンジ(理系は話が長くてよくわからないから嫌いだ)

シンジ「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」

シンジ「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」

シンジ「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」

シンジ「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」

シンジ「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」

シンジ「目標をセンターに入れてスイッチ・・・。」

冬月「まずいな…目が死んでいるぞ。」

ゲンドウ「ああ…。」

冬月「何か対策を考えねばならんな。」

ゲンドウ「…ああ。」

ゲンドウ「ループの原因が分からぬ以上、今はシンジに賭けるしかない…」

〜〜〜自宅〜〜〜

シンジ「青葉さん?もう朝なんですけど。」

青葉「ん?んぁ、さっきまで俺、当直でさ、…今日は夕方出勤だから…寝させて…」

シンジ「はぁ…。」

青葉「シンジ君、学校は、慣れたかい?」

シンジ「ええ、まあ。」

青葉「それはよかった、じゃあ、いってらっしゃい」

シンジ「行ってきます…。」

〜〜〜学校〜〜〜

パソコン『碇君があのロボットのパイロットというのはホント?Y/N』

パソコン『ホントなんでしょ?』

シンジ「…」

『YES』

一同「ええ〜っ!!!!」

キャースゴーイテストトカアッタノー!?コワクナカッター!?

トウジ「…」

ボカッ

シンジ「う、うわぁっ!!」

ドサッ

トウジ「すまんな、転校生。わしはお前を殴らなあかん。殴っとかな気が済まへんのや。」

ケンスケ「悪いね。この間の騒ぎで、あいつの妹さん、ケガしちゃってさ。…ま、そういうことだから。」

シンジ「僕だって、乗りたくて乗ってるわけじゃないのに・・・。」

ボカッ!!!

シンジ「…」

レイ「…非常召集。先、行くから。」

青葉「目標を光学で捕捉、領海内に侵入しました。」

冬月「総員、第一種戦闘配置。」

マヤ「了解、対空迎激戦、用意!」

日向「第三新東京市、戦闘形態に移行します。」

ミサト「青森君、非戦闘員及び民間人は?」

青葉「避難完了…青葉っす(ToT)」

ミサト「碇司令の居ぬ間に、第四の使徒襲来。意外と早かったわね。」

日向「前は15年のブランク。今回はたったの三週間ですからねえ。」

ミサト「こっちの都合はお構い無し、か。女性に嫌われるタイプね。」

ゲンドウ『もしもし、私だ。』

冬月「ああ、碇か。使徒だ。」

ゲンドウ『そうか、第四の使徒、シャムシエルか…。』

冬月「前のループと同じ状況なら、お前の息子のクラスメートが避難所を抜け出して、エヴァにエントリーするな。」

ゲンドウ『…』

冬月「…あ」

ゲンドウ『どうした』

冬月「…お前の息子が命令を無視し、シャムシエルへの攻撃を実行したぞ。」

冬月「前回と全く同じだ。」

冬月「そうなるとこの後は、家出する…ということになるな。」

ゲンドウ『…葛城三佐に叱られ、精神状態が悪化を始めるな。』

冬月「その通りだ。碇、どうする。」

ゲンドウ『やむを得ん。葛城三佐をクビにする。』

冬月「本気か。」

ゲンドウ『ああ。シンジの精神状態が悪化しては、補完計画の妨げとなる。』

冬月「そうか。」

ミサト「な、なんでしょうか…」

冬月「ああ、来たかね。」

冬月「葛城ミサト三佐。…碇からの命令だ。明日からは、来なくていいぞ。」

ミサト「」

ミサト「ど、」

ミサト「どういうことでしょうか。。。」プルプル

冬月「簡単にいえば、クビだ。長い間ご苦労であった。」

ミサト「ちょっと待って下さい、職員を、正当な理由もなく、解雇して、よいのですか!?」

冬月「正当な理由はある。まず、あの状況で、民間人をエントリーさせるという行為。」

冬月「ノイズが入り、使徒殲滅に支障が出るのは君にもわかるだろう。」

ミサト「し、しかし、あれはシンジ君のクラスメートの!」

冬月「葛城三佐!きみは、私情を仕事に持ち込むのかね。」

冬月「避難所から抜け出したのは民間人側の責任だ。こちらがかばう必要も、義務もない。」

ミサト「…」

冬月「あの後シンジ君が、命令を無視しコアにナイフを刺していなかったら、どうなっていたかわからんのだぞ!」

ミサト「…」

冬月「以上の理由で、戦術作戦部作戦局の課長はこれ以上任せられない、と言うのが碇の結論だ。異論はあるかね。」

冬月「シンジ君、君の作戦責任者は葛城三佐だ。きみは彼女の命令に従う義務があった。」

シンジ「ごめんなさい。」

冬月「いや、むしろ褒めているのだ。あそこで無視をしていなければ、恐らく君は死んでいただろう。」

シンジ「…えっ。」

冬月「君は、素晴らしいパイロットだ。これからも、引き続き頼むよ。」ニコ

シンジ「…はい!」

シンジ「失礼しました!」

プシュー

冬月「ふう、表情が明るくなった。一安心だな。」

青葉「副司令に何言われた?」

シンジ「あ、なんか褒められました。」

青葉「そうか!よかったな!これからもがんばれ!!」

シンジ「はい!」

冬月「碇、なんだねそのメーターは。」

ゲンドウ「これはシンジメーターというものだ。赤木博士に作らせた。」

冬月「何だね、それは。」

ゲンドウ「シンジの精神状態を示すメーターだ。この数値が0以下なら、精神状態は危険、0以上なら良好ということだ。」

冬月「それは便利だ。今は、いくつを指しているんだ?」

ゲンドウ「上限は300で、223だ。」

冬月「絶好調じゃないか。」

ゲンドウ「ああ。この調子でいてもらいたいものだ」

【予告】
ゲンドウ「ゲンドウ達の努力の甲斐あってか絶好調のシンジ。
次回はラミエル戦でレイとの絆も深まるかも。
未だに不明なループの真相。果たして本当にシンジの精神状態によるものなのか。
次回:決戦、第三新東京市
この次も、サービスだ」ニヤリ

冬月「」オエー

ミサト「…と言う訳で、クビになってしまったの。」

日向「…葛城さん…」

ミサト「みんな、今までありがとう。さようなら…。」ウルウル

リツコ「ミサト、またいつでも来なさいね。社会科見学程度の扱いはしてあげるわ。おやつは300円までよ」ニヤ

ミサト「」

日向「」

青葉「フンフンフンジャーーン!!」

ミサト「ちょっとリツコ!何よその言い草は!人が解雇されて、出ていくときに言う言葉!?」

日向「そうですよ、非常識すぎますよ!」

青葉「ジャジャジャジャジャジャジャーーーーン!!!!!!」

リツコ「えっ、マジだったの?ミサトの悪い嘘かと、え、なにするの、あなたt」

ドカボカズドッズベシメキメキバキバキ

青葉「フンフンフンフンジャアアン」

冬月「日向二尉、そして葛城元三佐。赤木博士に暴行を働いたそうだな。」

日向「はい」

ミサト「あれはリツコが!」

冬月「どのような理由があろうと、暴力はいかん。葛城元三佐はクビだから、これ以上の処罰は無いが、日向二尉は降格の上、減給とする。」

日向「…すみません。」

冬月「以上だ。下がりたまえ。」

青葉「元気出せよ、降格ぐらいで落ち込んでないでさ!」

日向「君には三尉になった気分はわからないだろうね」

青葉「そんなことないって。わかるよ、わかる。」

日向「葛城さんもいないし…僕ももうネルフ辞めようかな…」

青葉「辞めるなよ!お前は俺の大切な仲間だ!」

日向「僕は君に対してそうは思わない」

青葉「」

青葉さんのライフはもう0よ…

青葉「ひゅ、日向、そう言わないでさ」

日向「誰も僕にやさしくしてくれない!僕は要らない人間なんだ!」

日向「マヤちゃん、僕にやさしくしてよ!」

マヤ「不潔」

日向「誰も僕を認めてくれない!存在する意味なんてないんだ!」

青葉「いい加減にしろ!!」



シンジ『嫌いです。』

アスカ『あんたなんか、嫌い、嫌い!大っ嫌い!』

レイ『嫌い…』

トウジ『おまえなんか、大っ嫌いや!』

ケンスケ『僕は嫌いだな、君のことが。』

ヒカリ『ごめんなさい、あなたのこと嫌いなの。』

リツコ『嫌いね。』

青葉『嫌いだよ。』

マヤ『嫌いです。あなたのこと。』

加持『嫌いだな、君のことが。』

ミサト『大っ嫌い!』

日向「ほら、みんなそう思ってる。」

日向「きっとそう思ってるんだ!」

青葉「思い込んでるだけだ!なんでお前はそうなっちゃうんだよ!」

日向のライフも0か…

日向「もう嫌だ!僕をほっといてよ!」

青葉「…おまえな。マヤちゃんからもなんか言ってやってよ。」

マヤ「不潔。汚い。近寄らないで!」

青葉「」

日向「ほら、みんなそう思ってる。分かってるんだ、みんな僕が嫌いなんだ。」

青葉「俺はお前が大切な仲間だと思ってるし、お前のこと嫌いじゃない!目を覚ませ!」

日向「そうやってウソついて僕をからかって…楽しい?」

青葉「」

青葉(こりゃあ半端じゃない精神崩壊だな)

青葉(葛城さんがいない+降格+減給がそこまで響くモンか?)

青葉(そうだ、赤木博士のところに行けば、いい薬をくれるかもしれない!!)

青葉(善は急げ、GO!)ピューッ

リツコ「はい、これ。飲ませるだけでポジティブになる、『マエヲムケール』よ。」

青葉「おお!感謝感激!ありがとうございます!」

リツコ「ただし、最終的には本人次第だから、効かないこともあるわよ。」

青葉「いやー、ありがとうございます!」

青葉「で、飲ませてみた」

日向「毒を飲ませたな!僕が嫌いだから、殺そうとしているんだな!」

———3時間後

日向「」ブツブツ

———20時間後

日向「」ブツブツ

青葉「効かない」

マヤ「最低、気持ち悪い!」ドン

マヤは日向を突き飛ばした!!
日向は顔を強打した。

日向「」

青葉「おい日向?日向?」










青葉「…楽しかった。お前と過ごした日々…。」グズッ

こ…殺しやがった…

冬月「まずいぞ、碇。シンジ君の精神を持たせるために、別のところで悪影響が出ている…。」

ゲンドウ「…ああ。日向三尉が意識不明だそうだな。」

冬月「日向三尉の意識不明…、それと伊吹二尉の自宅謹慎処分で、オペレーターは1人、作戦局課長は空席…」

冬月「これではまともに戦えんぞ。」

ゲンドウ「…ああ。」

冬月「よりによって、次の使徒はあのラミエル…」

冬月「これはいよいよマズいかもしれないぞ。」

ゲンドウ「…ああ。」

冬月「碇、ああああ言っていてるだけでは解決策は出てこないぞ。」

ゲンドウ「…ああ、……ああ。」

冬月「…やれやれ。」

冬月「!そうだ、碇!ラミエル戦にはレイがいないとマズいじゃないか。レイの容体は!?」

ゲンドウ「…戦闘に参加できるほどではない。少なくともあと6日は安静が必要だそうだ。」

冬月「やばいぞ。ラミエル襲来まであと4日しかない!」

ゲンドウ「」アセアセ

ゲンドウ「そうだ」アタマノウエデンキュウピカーーン!!

冬月「どうした!?なにか解決策が見つかったかね。」

ゲンドウ「セカンドチルドレンを、早めに日本に呼び寄せる。これで、パイロットは大丈夫なはずだ。」

冬月「…となると碇。今すぐにでも手続きを開始したほうがいい。時間がないのだぞ。」アセアセ

ゲンドウ「ああ。わかっている。いまEU支部にメールした」

ゲンドウ「返信が来た。」

ゲンドウ「」

冬月「どうした。」

ゲンドウ「ダメ…だと書いてあった」

冬月「…これで、シンジ君一人で使徒と戦うことになるな。」

ゲンドウ「どうしよう、ふゆちゃん」

冬月「気持ち悪い!いつからそんなキャラになったんだ!」

申し訳ないけど、ちょっと席をはずします。
明日夕方復帰します。お楽しみに!

乙!明日には進撃SSのせいでだいぶ下のほうにいってる気がする
ゲンドウ「そのための保守係です」

このゲンドウなら三号機を受け取らないかもな

ここまで青葉が輝いてるSSを見たのは初めてだ

お待たせしました!復帰です!
ID変わってるけど、>>1です。

日向「…ここは?」ガバッ

青葉「目、覚ました?」

日向「…」

青葉「大丈夫かよ。」

青葉「死んでなくて良かったぜ。」

日向「…君、誰?」

青葉「」

青葉「や、やだなあ日向君、俺だよ、俺。青葉。」

日向「どちらさま…ですか?」

青葉「日向、お前なあ…。ほら、ネルフの同僚でロン毛でギターの…」

日向「…ネルフ?」

青葉「…記憶あるか?」

日向「あれ、気づいたらここにいて…あれ、あれ、さっぱり思い出せない。」

リツコ「記憶喪失よ。頭の打ち所が相当悪かったようね。」

青葉「…治るんですか?」

リツコ「まだ精密には検査してないからわからないわ。」

日向「…記憶喪失、ですか。」

青葉「治る可能性もある、ってことですよね!?」

リツコ「ええ、勿論。でも、場合によっては…」

青葉「マジかよ」

冬月「碇、日向三尉の意識が回復したそうだ。」

ゲンドウ「!!では直ちに本職へ復帰させろ。」キラキラーン

冬月「待て、碇。彼は後頭部を強打して、記憶障害がみられるそうだ。」

ゲンドウ「だめじゃんかよ!オペレーターを4日で2人も用意できないよ!!おおおおおおおお!!」

冬月「落ち着け、碇。」

ゲンドウ「この状況で落ち着いていられるかい!!てやんでい!べらぼうめ!こちとら江戸っ子でい!寿司食いねぇ!!」

冬月「」

リツコ「日向君の精密検査の結果が出たわ。」

青葉「どうなんですか!?」

リツコ「完治は難しいかもしれないわね。」

青葉「…そう…ですか。」

青葉「うっ…ううっ…。日向…。」グズッ

青葉「お前と過ごした日々は、決して忘れないぜ…」グズッ

リツコ「まだ生きてるし、確率がゼロと言う訳ではないわよ。」

青葉「マジで!?」

青葉「うっひょーーーーーーーい!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

本当にこのスレの青葉さんは元気だな
それと>>1さん、酉を付けてみてはどうでしょう

冬月「しかし…レイとシンジ君の接触がないのは、これからの展開からしてまずいな。」

冬月「一応、面会をさせるべきか。」

ゲンドウ「…」

冬月「碇。お前人の話を聞いているのか!」

ゲンドウ「…」

冬月「い か り !!!!」

ゲンドウ「…ああ、冬月か。」

冬月「ああ。じゃねえよ。」

ゲンドウ「何の用だ。私は今知恵の輪をはずすのに忙しいのだ。急な用でなければ、後にしてもらいたい。」

>>77つけました。ありがとうございます。

冬月「碇、仕事中だぞ。そんなことは家でやれ!」

ゲンドウ「いや、冬月もやってみろ。こいつは意外に難しい」

冬月「…」

冬月「私はだな、レイとシンジ君を接触させるべきだと言ったのだ!!」

ゲンドウ「よきにはからえ」

シンジ「青葉さんによると、この病室だな。」

シンジ「失礼します…。」

プシュー

シンジ「あ、こんにちは」

レイ「…」

シンジ(…反応しろよ)

シンジ「…ねえ、綾波は怖くないの?またあの零号機に乗るのが。」

レイ「どうして?」

シンジ「前の実験で、大怪我したんだって聞いたから、平気なのかなって思って。」

レイ「あなた、碇指令の子供でしょ。信じられないの?お父さんの仕事が。」

シンジ「あたりまえだよ!あんな父親なんて!!」

レイ「…私も。」

レイ「実は私、本当はもう歩けるの」

シンジ「えっ」

シンジ「じゃあ何で、こんな病室に!」

レイ「あのマダオの…困った顔が見たくて。」

シンジ「えっと、えっ、あの、」

レイ「私、あのヒゲグラサンオヤジ嫌いなの。」

レイ「いつも『ああ』とか『問題ない』とか言ってるし」

レイ「体臭臭いし。」

レイ「この前、碇司令にサングラスをもらったの…」

レイ「捨てたわ」

シンジ「えっと、実の息子の前で言うのはどうかな、と思うよ。」

レイ「…よくわからない。」

レイ「…でも、愚痴を聞いてもらえてすっきりしたわ、ありがとう、碇君。」

シンジ「…あ、どういたしまして。。。」

レイ「私はしばらくここにいるつもりよ。会いたかったらいつでも来て」

シンジ「じゃ、じゃあ、またね、綾波。」

プシューー

プシュー

リツコ「どう、調子は。」

レイ「好調です。」

レイ「でも、まだあのマダオの困った顔が見たいので、」

レイ「また、虚偽の事実の記入をお願いします。」

リツコ「わかったわ。『絶対安静』…と。」カキカキ

リツコ「これでいい?」

レイ「ありがとうございます。」

リツコ「じゃあ、お大事に。」

プシュー

プシュー

ゲンドウ「レイ」

レイ「マダ…碇司令。」

ゲンドウ「まだ…どうしたというのだ。」

レイ「何でもありません。」

ゲンドウ「…そうか。」

ゲンドウ「??」

ゲンドウ「調子はどうだ。」

レイ「死にそうです。赤木博士から、当分は安静が必要だと言われました。」

ゲンドウ「そうか…」ショボーーン

レイ(この困った表情wwwwwwマジウケるwwwwww)

ゲンドウ「ううっ、レイ、レイ…早く良くなってくれよぉ…」グスン

ゲンドウ「レイぃ…」グズッ

レイ(泣いてやがるこのオッサンwwwwwいい大人がwwwwwだせぇwwwww)

レイ(何度ループしても惨めだなこのおっさんwwwwwww)

ゲンドウ「もうすぐラミエル来ちゃうよぉ…」グズッ

レイ(!)

ラミエルが来る

強い

シンジ死ぬ

レイ「碇司令、急に治りました」スタッ

ゲンドウ「おお!本当か!!」

レイ「はい、もう歩けます。」

ゲンドウ「よかった…よかった…」ボロボロ

こうして何とかラミエルは倒した。(雑ですんません)

ゲンドウ「…次の使徒は何だ」

冬月「ガギエルだな。あの魚みたいなやつだ。」

冬月「いよいよ第二の子供の登場か。」

ゲンドウ「…ああ。」

【予告】
青葉「また新たにレイのループが発覚したなあ。あとは誰がループしているんでしょうか。
レイは驚異的スピードで回復し、いよいよ次回はお待ちかね、アスカの登場!
次回:アスカ、来日
この次も、サーヴィスサーヴィス!!」

トウジ「くっそお…止まれ!止まらんかい!」

アスカ「ハロ〜ォ、ミサト!…あれ、誰こいつ。」

青葉「はじめまして、俺、青葉シゲル。えっと、こいつの保護者。」

アスカ「ミサトはどうしたのよ!!」

青葉「ああ、作戦でミスをして、クビになった。」

アスカ「」

青葉「えっと、シンジ君。こいつがエヴァンゲリオン弐号機専属パイロット、セカンドチルドレン、惣流・アスカ・ラングレー。」

アスカ(初対面でこいつとか、なれなれしいわね…)

カゼピュウウー

トウジ「白い!」

パチーン!!!

トウジ「何すん  青葉「痛いじゃないか!!!!!何をするんだ!!」

アスカ「見物料よ。安いもんでしょ。」

青葉「安くない!」

トウジ「なんやてぇ〜?そんなもん、こっちも見せたるわ!」

アスカ「」

ベチーーーン!!!!!!!!!!!!!!

アスカ「で、噂のサードチルドレンはどれ?まさか、今の…」

青葉「あ、違う違う。こいつ。」

アスカ「フーン、冴えないわね。」

シンジ「…」

アスカ「あれ、そこにいる青いのはなんなの?」

レイ「…」←青いの

シンジ「綾波!?いつの間に!!」

青葉「ちょ、ええ!?えええええええ!?何で!?」

青葉「えっと、こいつは、ファーストチルドレン、綾波レイ。何でここにいるのかは分からんけど。」

レイ「よろしく」

アスカ「アンタも冴えないわね〜」

レイ「そうね」

アスカ「認めるんだ」

レイ「ええ」

アスカ「で、そっちのヒゲオヤジは何なの?」

ゲンドウ「…」ニヤッ←ヒゲオヤジ

シンジ「父さん!!??いいいつの間に!!??」

青葉「い、碇司令!!い、いらっしゃったのですか!!」

アスカ「ええええええええええええええええええっ!?ここ、この人があの碇司令!?」

ゲンドウ「ああ。」ニヤリ

シンジ「父さん、何しに来たのさ!」

ゲンドウ「勘違いするな。お前のために来たのではない。」

アスカ「…で、その後ろのジジイは誰なのよ。」

冬月「ジジイ!?」←ジジイ

青葉「ふふふふ副司令まで!!!」

ゲンドウ「冬月!いつから…!」

シンジ「副司令!」

アスカ「うっそー!?そんなお偉方が、何で集結してんのよ!」

冬月「あのな、君は誤解しとるようだが、俺はまだ60歳だ。ジジイじゃない。」

アスカ「す、すみませんでした!!」

アスカ「…まだ後ろにいるんだけど、これ以上言ってたらキリがないわね…」

ゲンドウ「えっ、いるの?」クルッ

冬月「あっ」

青葉「赤木博士!!」

シンジ「リツコさん!」

レイ「おb…赤木博士」

リツコ「はじめまして、アスカ。」

ドカーン

シンジ「使徒だ!」

青葉「パターン青!使徒です!」

ゲンドウ「ああ。間違いない。」

冬月「総員、第一種戦闘配置!」

アスカ「ちゃーんす…」

青葉「目標を光学で視認!」

冬月「どうだね、艦上・インスタントプレハブ発令所は。」

青葉「快適であります!」

ゲンドウ「ああ。」

アスカ「…やりにくすぎるわね…」

青葉「エントリー、スタート!」

ウイイイン

シンジ「がんばれー」

青葉「神経接続、正常!発進!!」

ドゴォォォン!!!

レイ「碇君、あーんして」

シンジ「あーん」


ゲンドウ「…迷台詞、『バームクーヘン』は無しか…」

冬月「地味に好きだったのか、碇。」

青葉「エヴァ、目標体内に侵入!」

トウジ「それって食われたんとちゃうか?」

ゲンドウ「ああ、問題ない。」

レイ「碇君、お口にクリームが付いてるわ」

シンジ「あっ、ありがとー」


トウジ「こりゃまるで釣りやなー…」

青葉「釣り…?そうか、それだ!頭いいね、杉原君!」

トウジ「鈴原です」

申し訳ないけど、再び席をはずします。

必ず復帰します、お楽しみにー!!!


待ってるよ

保守

ほしゅ

とりあえず上げとく

ほしゅ

ほしゅ

生きてますかー!

ほしゅ

いつ戻るの?(振り)

>>108
さぁ?

とにかく待とうぜ

ほしゅ

ほしゅ

長らくお待たせしてすみません!

>>106
生きてます!

長い間放置プレイですみません!!
今日6:00前後から再投下します!!

放置状態だったのは、とてつもなく忙しかったためです。。。

本当にすみません!

青葉「作戦はこうだっっ!!!」

青葉「これから餌を付けた針を海面に垂らして、ガギエルを釣るんだ!!!!!」キリッ!!

シンジ「え」

レイ「え」

ゲンドウ「え」

冬月「え」

青葉「え!?」

青葉「くそ!」

青葉「なんかいいアイディアは…」

青葉「おお、そうだ!!」アタマノウエデンキュウピカーン!!

青葉「いっそのこと、食われて、胃の中から針で…」

冬月「…一寸法師?」

ゲンドウ「ああ、間違いない」

レイ「碇司令」

ゲンドウ「何だ、レイ」

レイ「帰りたいです」

ゲンドウ「そうだな、私もそれを考えていた。VTOLを手配しよう。」

レイ「行きましょう、碇君」

レイ(あのうんこゲルマニウムに碇君を渡してなるものか!!)

シンジ「うん」

アスカ『あたしを置いてく気!?』

ゲンドウ「ああ」

アスカ『』

青葉「お待ちください、碇司令!作戦中に席を外されては困ります!」

冬月「そうだぞ、碇。そもそもお前には指揮官としての自覚がうんぬんかんぬん…」

ゲンドウ「…そうか。ではレイ、シンジ、先に帰れ」

レイ「はい」

シンジ「はい」

トウジ「お偉ハン、ワイらも帰らしてくれや。」

ゲンドウ「ああ。」

ケンスケ「僕はこの戦いを見届けます!」

ゲンドウ「ああ。」

トウジ「行くで、センセ。」

シンジ「うん。」

レイ「手、つないで」

トウジ「ええよ?」

レイ「アンタじゃない」

アスカ『ちょっと、どうすんのよコレ〜〜〜!!!』

青葉「…って言ってますが」

ゲンドウ「…それを考えるのが、君の役目だ」

青葉「おお、閃いた!!!」

加治「これはこれは碇司令。まさか、こんなところまで来ていらしたとは。」

ゲンドウ・冬月「おお!!」

ゲンドウ「例のブツは…?」

加治「あ」

ゲンドウ「え」

冬月「え」

加治「例のブツ…とは」

冬月「硬化ベークライト漬けのアダムだ。まさか忘れたんじゃなかろうね!?」

加治「いやいや、ちょうどさっき海に落としちゃいましてね。」

ゲンドウ・冬月(オワタ)

冬月「お、お、おちつけ碇。」

ゲンドウ「お、お、お前がまず落ち着け」

冬月「弐号機が口の中にいるから、サードインパクトは、は、起こらないと思うぞ、ぞ。」

青葉「さっき脱出しましたよ?」

ゲンドウ・冬月( オ ワ タ )

青葉「まずかったですか?」

冬月「いやいやいやいやそんなことは無い、よ、よよよ、よ、よ、よくやった!」

青葉「???」

ゲンドウ「ふゆっちくぅん」

冬月「この非常時に、そのキャラをやめろ!!」

青葉「あ、使徒殲滅だ。おーい聞こえる?おめでとはん!」

アスカ『楽勝ね、こんなの!』

ゲンドウ「聞いたか、冬月!!」ホッ

冬月「よかった、よかった!!急いでアダムの回収をしよう。」ホッ

【予告】
レイ「碇君をゲルマニウムの手から守ったわ。次の使徒は変なダンスで倒すわけね。
絶対碇君とユニゾンしてみせるわ。
次回:使徒の逆襲
この次も、サービス、サービス」

ピピピピピピピ

シンジ「う〜ん。うるさいなぁ…」カチッ

シンジ「ふぁ〜、もう朝か……んん?」

シンジ「はやなみ!!??」

レイ「おはよう、碇君」

シンジ「な、なんでここに綾波が!?」

レイ「…碇君と一緒にいたくて」

シンジ「それは嬉しいけど、何で僕の部屋に!?」

レイ「許可はとったわ」

シンジ「誰の!?」

レイ「青葉二尉と、碇司令の」

シンジ「えっと、じゃあ何で裸なの?」

レイ「碇君に、喜んでもらいたくて」

シンジ「ありがとう!……じゃなくて!!!早く服を!!」

レイ「…そう。喜んでくれないのね」

シンジ「いや、嬉しいよ!……じゃなくて!!!!!あのね、中学生が異性の前で裸になるのは好ましいこととは言えないんだよ!?」

レイ「…わかったわ」

シンジ「行ってきます!」

レイ「ます」

青葉「行ってらっしゃい!」

バタン

レイ「手、繋いで」

シンジ「ほい」

レイ(ゲルマニウムざまぁwwww)

シンジ「??」

トウジ「ほーんま、顔に似合わず、いけ好かん女やったなー。」

ケンスケ「ま、おれたちはもう会うことも無いさ。」

トウジ「センセエは仕事やからしゃーないわなぁ。同情するで、ほんま。」

先生「今日は新たに転校生が5人来ます。」

シンジ「へぇ…。」

レイ「あのゲルマ…セカンドだけじゃないのね。」

トウジ「わぁーっ!」

トウジ「ゲッ!」

アスカ「惣流・アスカ・ラングレーです!よろしく!!」

だが、シンジ達はこの後さらなる悲劇に遭遇する。

先生「次の人、名前と、自己紹介を。」

ジャイアン「俺、ジャイアン!よろしくな!!特技は歌!!」

そう言って転校生は、おもむろにマイクを手に取った。

ジャイアン「ホゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」

それは歌と言うより、衝撃波に近いものであった。

生徒はもちろんのこと、先生までもが気絶した。

レイ「う…」

シンジ「。」

ジャイアン「おお、気絶するほど感動したか!!」

騒ぎを隣のクラスの担任が聞きつけ、早急に救急車を呼んだため、幸い死者はいなかった。

そして次の日…。

残る3人の転校生の自己紹介が済むと、普段通りに授業が執り行われた。
転校生三人の名は、野比のび太、骨川スネ夫、源静香である。

ジャイアンはあっという間にクラスメートの半分以下を配下に置き、常に威張っているという状態であった。

ジャイアン「おう、シンジ。リサイタルをやるから、絶対来いよ。」

シンジ「」

ジャイアン「来なかったらぶっ殺すぞ!」

ジャイアンはそう言って、脅し文句とともにチケットを渡す。
それは、地獄への切符も同然だった。

冬月「碇、これはどういうことだ?お前の息子の学級に、4人もの転入生がくるというのは、今まで一度もなかったはずだ。何が起こっているのだ!?」

ゲンドウ「…わからん。しかし、確実に何かが起こっている。」

冬月「しかも、その4人の子供の履歴がな…」

ゲンドウ「目を通した。問題は無かったと思うぞ」

冬月「ところがどっこい、この練馬区と言うのはセカンドインパクトで、既に水没しとるはずなんだ。」

ゲンドウ「…」

冬月「それなのにこの4人の子供、揃いも揃って練馬区の小学校出身なんだ。」

ゲンドウ「…」

ジャイアン「ホゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」

シンジ「うっ…」バタッ

トウジ「なんやこれ…音響兵器…やない…か」バタッ

ケンスケ「凄い…凄すぎる…」バタッ

レイ「あたしが死んでも…代わり…い…る」バタッ

アスカ「なんなのよ…これ…」バタッ

ヒカリ「耐えきれな…い」バタッ

のび太「…これも一種の公害だ」

ドラえもん「ひぃ」

スネ夫「耳栓をしてきたよ。」

静香「ばれたら殺されるわよ?」

青葉「第三新東京第五公園に高エネルギー反応!」

冬月「まさか、使徒か!?」

青葉「主モニターに回します!」

ジャイアン『ホゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ』

ゲンドウ「何だ…これは、冬月先生、後は。たの…む」バタッ

冬月「使…徒…だ…」バタッ

青葉「これは…ひ…ど…い」バタッ

リツコ「無様の極みね」バタッ

ジャイアン「ホゲェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ」

イスラフェル「うわー!こりゃ酷い!」

イスラフェル「やば」

イスラフェル「死…ぬ…」

ドカーン!!

イスラフェル、殲滅

【予告】
スネ夫「え?何でドラえもんの登場人物がいるのかって?
それは後でのお楽しみさ。何らかの鍵は握っているんだろうけどね。
次回:マグマの中で愛を叫んだジャイアン
悪いなのび太、このエヴァは一人乗りなんだ。」

アスカ「ここが退職後のミサトの家ね。突き止めるのに苦労したわ。」

アスカ「ミサト?入るわよ?」

ガチャ

ミサト「アスカ…来てたのね」

アスカ「しっかりしなさい、ミサト。らしくないわよ。」

ミサト「うん、まあね」

続きます。お楽しみに!

ノビタのママ?

ドラえもんとのクロスって時点でシンジよりも俺がびっくりしている

>>137
続けてね。楽しみにしてるよ。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2014年09月24日 (水) 19:46:14   ID: crDz-9Kj

いきなりドラえもんw

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