ルルーシュ「これでやり残した事もない……」スザク「……」 (19)

―皇帝直轄領・日本 皇帝専用施設・居室内―

スザク「……とうとう、明日だな」

ルルーシュ「ああ。明日、黒の騎士団や超合集国代表の公開処刑パレード……それに偽装した、ゼロによる俺の処刑が行われる」

スザク「ゼロ・レクイエム……俺達の行動は全て、この瞬間のために……」

ルルーシュ「そうだ……そのためにありとあらゆる仕込みをしてきた。成すべき全ての事を成したんだ」

C.C.「お前達……心残りはないのか?」

スザク「え?」

C.C.「明日をもってルルーシュ、お前はこの世を去り……枢木スザク、お前は仮面を被って生き続ける……ささやかだろうと望みがあるというのなら、叶えるのは今しかないぞ?」

スザク「…………」

ルルーシュ「心残りか……フ、ないといえば嘘になる。だが、出来る事はすべてやった。もう、やり残した事など……」

スザク「……一つだけ、あるかな」

ルルーシュ「何?」

スザク「最後の夜なんだ。俺は……僕は、枢木スザクとして、君と話がしたい」

ルルーシュ「話……」

スザク「ああ。皇帝と騎士ではなく、友達として……本音の話をね」

またホモスレが

期待してるぞ

ルルーシュ「話ならいくらでもしただろう? 学生でいたときから」

スザク「それはそうだけど……どこかこう、互いに秘密を隠していたじゃないか」

ルルーシュ「…………」

スザク「学園で再会してからだって、お互い腹の探り合い。ブリタニアを手に入れてからは、ただ計画の事ばかりで……ちゃんと、友達として話せてないんじゃないかな、僕達」

ルルーシュ「……確かに、そう言われればそうだな」

スザク「だからさ、最後くらい純粋に……友達として話がしたいんだ。ただの学生の友達がするような話をさ」

C.C.「なるほど? 最後の思い出作りといったところか」

スザク「……ダメかな?」

ルルーシュ「……いや、構わないさ。最後の夜だ、そういうのも悪くない」

スザク「ありがとう……嬉しいよ、ルルーシュ」ニコッ

ルルーシュ「しかし友達としての話か……今更他愛ない話と行っても、話題がな……」

スザク「それなら大丈夫。話題ならちゃんとあるよ……今まで君と出来なかった話が」

ルルーシュ「ほう?……じゃあテーマはお前に委ねよう。何を話すんだ?」

スザク「うん。猥談がしたいんだ」

ルルーシュ「」

ルルーシュ「わ、わい……?」

すざく「だん」コクッ

ルルーシュ(わいだん……猥談だと!? スザク、こんな状況で何を考えているんだ!?)

ルルーシュ(卑猥な話なんて、そんなの俺のジャンルじゃない!! くそ、どう返すべきだ……)

スザク「?? どうしたんだい、ルルーシュ? 固まっちゃって」

ルルーシュ(固まりもする……えぇい、ならばここは一つ小粋なジョークで切り抜けるか……)

ルルーシュ「なるほど、ワイダンか……だがワイダンといってもいろいろあるだろ?」

スザク「うん?」

ルルーシュ「ワイだけに縦軸に関係した話か? それとも、ワイシャツについて語り明かす気か? それでは……」

スザク「ワイシャツか……うん、いいね。悪くないよ」

ルルーシュ「は?」

スザク「いやいい趣味してるよルルーシュ。いいよね、裸ワイシャツも」

ルルーシュ「!? ス、スザク……お前は何を言っている!?」

スザク「え? だって、猥談しようって言ったろ? 平たく言えば、エッチな話」

>>5
すざく「だん」コクッ

スザク「だん」コクッ

C.C.はよ

???「あたしも混ぜてよ」

ルルーシュ「ジョークと思いたかったが……本気だったのか、お前?」

スザク「当然さ。だって、君とエッチな話をした事なかっただろ?」

ルルーシュ「……スザク、よりによってそんな話題を選んだ理由を聞かせろ」

スザク「だって、男同士だもの。エッチな話くらいするだろ?」

C.C.「私が同席してる事を忘れてないか?」

スザク「……君はこういう話は嫌いかい?」

C.C.「そうでもない……が、心配なのはそっちの坊やだな」

ルルーシュ「本気で言ってるのか、スザク……」

スザク「ああ……リヴァルやジノとは盛り上がった事があるけど、君との話題で出てきた事は一度もないからね。最後くらい、こういう話で盛り上がったっていいじゃないか」

ルルーシュ「もっと高尚な話題だってあるだろう!! 最後というのに馬鹿な事を……」

スザク「馬鹿は君だ!! いいかい、僕等は高校生だったんだ……つまり、思春期ど真ん中だという事だ!!」

スザク「思春期ど真ん中の男子高校生の頭の中身を何が占めているか……ルルーシュ、君はわからないのかい?」

ルルーシュ「……まぁ、普通なら将来の展望とか……授業に対する不満とか……」

C.C.「違うな。間違っているぞ、ルルーシュ」

ルルーシュ「何っ!?」

スザク「さすがC.C.はわかっているね」

C.C.「ふ……伊達に永い事生きてはないよ」

スザク「年の功ってやつだね。……そう、思春期の男子の脳内……それは、エロが多くを占めているんだよ!!」

ルルーシュ「馬鹿を言うな!! そんなのは特殊すぎる例だろう!!」

スザク「違う!! むしろ僕達くらいの年でエッチな事を考えない方が特殊な例だ!!」

C.C.「もしくはただのムッツリスケベ……だな」

ルルーシュ「な……」

ちょっと風呂入ってくる
加えて修正

>>10
スザク「違う!! むしろ僕達くらいの年でエッチな事を考えない方が特殊な例だ!!」

スザク「違う!! むしろ僕達くらいの年でエッチな事を考えない方が特殊な例だ!! だからエッチな話をするのが普通なんだ!!」

C.C.「もしくはただのムッツリスケベ……だな」

C.C.「そういう話題に触れたがらないのはよほどの賢者か、もしくはただのムッツリスケベ……だな」

保守

C.C.がエッチな話に盛り上がる展開はよ

C.C.と猥談したい

h

スザク「ムッツリスケベか。確かに、ルルーシュは意外とそういうところがあるかもしれないね」

ルルーシュ「待て、何を根拠に……」

スザク「カレンや千葉さんのパイロットスーツ。一年前と変わってただろ? こう、レオタードみたいなデザインに」

ルルーシュ「……あれは俺のデザインじゃない!! ラクシャータの……」

C.C.「確かにラクシャータのデザインだが、OK出したのは何処の誰だったかなぁ? え?」

ルルーシュ「ぐ……」

スザク「ならば君がそれを望んだととっても間違いではないよね?」

ルルーシュ「俺はただ、機能性を重視して……」

C.C.「機能性ねぇ? 私にはそんなもの用意されてなかったなぁ……まぁ、不死身だから? 心配いらなかったのかもしれないけど?」プイッ

ルルーシュ「誤解だ!! そんなもの、ただの偶然だ!!」

スザク「そうやって必死に否定していると、ますますムッツリの信憑性が高まるよ、ルルーシュ」

ルルーシュ「」

ムッツリ王

さすがウザク

スザク「でもその様子じゃ、スーツのデザインにやましい感情がなかったのは間違いないようだね」

ルルーシュ「…………」

スザク「僕の勘は間違ってなかった。こういう話題なら、君の本音を聞き出せると踏んだ事は」

ルルーシュ「なんでそう確信したんだ、お前は……根拠もなしに」

スザク「根拠ならある。……それは、君の父上があのシャルル前皇帝だという事だ」

ルルーシュ「……何故ここであの男の名前が出てくる……!!」

スザク「……君は嘘吐きだ。そして、シャルル前皇帝も」

ルルーシュ「……そうだな。あの男は嘘のない世界を創ると言いながら、自らのギアスで嘘を植え付けた」

ルルーシュ「そして俺もまた世界中に嘘を吐き続けている……フ、嫌な所ばかり似るというのは本当だな」

スザク「そう、彼は嘘のない世界を求めた……けど、彼が嘘を吐かずにいられる場所は既に現実にあったんだよ」

C.C.「ほう?」

ルルーシュ「何処だ、それは? 奴が正直を通せた場所など……」

スザク「ベッドの上だよ、ルルーシュ。君とその兄弟姉妹が、その何よりの証明だ」

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