ジャン(20)「なぁにが『王子様みたい~』だよ」(55)

ジャン「『アルミン班長かっこいい~』だってよ」ケッ

アルミン「はは…」

ジャン「なんだよ、もっと喜べよ」

アルミン「いや…」

アルミン「ちょっと困るんだよね…あの子たち」

ジャン「あ?モテ過ぎて困るってか?」

アルミン「ち、違うよ。ささいな質問でも必ず集団で聞きにくるからさ…」

アルミン「僕、作戦立てたりで結構忙しいのに…」

ジャン「お前…贅沢だぞ…」

ジャン「オレの所には男しか来ないってのに!」

ジャン「うらやましい!」

アルミン「それは皆ジャンを頼りにしてるってことだよ…僕なんか」

アルミン「質問の後に『今日の朝食は何でしたか?』とか聞いてくるんだよ!?」

ジャン「それがうらやましいって言ってんだよ!!」

俺の朝食はマックだった

ジャン「クソッ…お前なんか5年前はこーんなに小さかったのに」

アルミン「そんなに小っちゃくないよ!」ムッ

ジャン「オレよりもデカくなりやがって!!」

アルミン(180cm)「これは僕悪くないし…」

アルミン「ジャンは結局調査兵団入ってから1ミリも伸びなかったね」

ジャン「一番育ち盛りの時期だったのにな…」

そういえばエレンとミカサはどうしたんだろう

ジャン「そのくせ顔はデカくなってねぇから小顔だし」

ジャン「スタイル良いしイケメンだし…」ムググ…

アルミン(褒められてるのかな…)

ジャン「うらやましい!!」

アルミン「ねえそれ口癖なの?」

第一線でヤりあってるだろ?

ジャン「お前みたいな色男なら女だってより取り見取りだろ?」

アルミン「そんなこと…」

ジャン「なのに何で彼女いねえんだよ」

アルミン「……」

アルミン「好きな人がいるんだ」

ジャン「初耳だな、誰だ?」

どうせクリスタだろ

アルミン「ク…クリスタ」

ジャン「はぁ?クリスタ?」

ジャン「あいつならついこの前…」

ジャン「ユミルと結婚したじゃねーか」ハア

アルミン「そうなんだよね…」シュン

ジャン「…しっかしあの時は驚いたよなあ…」

アルミン「うん。まさか…」

アルミン「ベルトルトとライナーに連れ去られたユミルが戻ってきたと思ったら」

ジャン「男になって帰ってきたんだもんなぁ…」

アルミン「最初気が付かなかったよ」

ジャン「お前も結構酷いこと言うな」ハハハ

どういうことだよ

どういうことだよ

なんてこった

エレアルのts物と聞いて

アルミン「どういうことなんだろうね」

ジャン「あいつ曰く『巨人化が解けたらこうなってた』って言ってたけどな」

アルミン「男になったことになんの葛藤もなかったよねユミル」

ジャン「むしろ楽でいいってはしゃいでたな」

ジャン「まあそんなこんなでユミルとクリスタは今アツアツだから」

ジャン「諦めろよ、なっ?」ポン

アルミン「うう……ジャンに言われたくないよ!」

アルミン「ミカサが結婚してからも何年も引きずってたジャンに!!」

ジャン「」ギクッ

ジャン「おおおオレはもうスッパリ諦めたんだよ!!」

アルミン「あのジャンがよく諦められたよね…」

ジャン「だって…だって!」

ジャン「『イェーガー夫妻は人類最強のおしどり夫婦』なんて噂を聞いちまったら!」

ジャン「諦めるしかなくなるだろーが!!」ブワッ

アルミン「また泣かないでよーもー」

イケミンか
悪くない

ジャン「そういえばこの前あいつらの家に行ってきたんだよ」ズルー

アルミン「ああ、出産祝いに?僕も行ったよ」フキフキ

アルミン「でもミカサ凄いよね」

アルミン「二回連続三つ子だったんでしょ?」

ジャン「ああ。凄ぇよな…生命力っていうかなんていうか…」

ジャン「それで生まれた子を抱っこさせてもらったんだけどよ」

ジャン「もう可愛いのなんのって!」

ジャン「女の子がミカサ似の綺麗な黒髪でよぉ」デレデレ

アルミン「うわあ…ジャン…」

アルミン「いくらなんでも乳児だよ…?」

ジャン「!!?」

ジャン「違ぇよ!普通に子供かわいいなってだけだよ!」

ジャン「犯罪者を見る目でオレを見るな!!」

アルミン「ああ、なんだよかったあ」ホッ

アルミン「もう少しでエレンに報告しようかと思っちゃったよ」

ジャン「本当にヤメロよな…」ゾワッ

ジャン「あいつ子供出来てからめちゃくちゃ過保護じゃん…」

ジャン「そんなこと言ったらオレ殺されるわ…」

アルミン「エレンも変わったよねえ」

ジャン「あいつがあんなに良いお父さんになるなんてなぁ」

アルミン「あっ僕そろそろ会議なんだけど」

ジャン「ま、待ってくれよ」グッ

アルミン「えっちょっ」

ジャン「オレを置いていかないでくれ」グググ…

アルミン「いや時間が、時間だからね!?」

ジャン「寂しいんだよ…」

ジャン「最近話し相手がいなくてよ…」

アルミン「いるだろ!?あの、ほら…ベルトルトとか!」

ジャン「ベルトルトぉ?」

ジャン「だってよお、あいつ…」

ジャン「最近アニとの惚気話しかしねぇじゃん…」

アルミン「あー…でもしょうがないよ…」

アルミン「数年越しの片思いが実ったんだからさ」

ジャン「オレのは実ってねえんだよ!地味に精神削られるんだよ!」

ジャン「うらやましい!!」

アルミン(また言ってる)

用事で少し離脱します

 乙

ジャンは正直だのう

ジャンは部下にモテそうな気がするけどな。
まあ気がするだけだが。

ジャン「つい昨日もだよ…」

ジャン「お前がアニにベルちゃん、って呼ばれてることとか」

ジャン「どーでもいいんだよッ!!」ダンッ

アルミン「ジャン壁殴らないでよ」

アルミン「ていうかあの二人って…キャラ変わったよね」

ジャン「そうだな。ウザいよな」

アルミン「きっと色んなことから解放されたから…」ホロリ

ジャン「…そう思うとウザいとか言えなくなるだろ…」

アルミン「そういえば今朝郵便受けに」

アルミン「サシャとコニーの結婚式の招待状が入ってたよ」

ジャン「マジか。オレのとこにはまだ来てねえ」

ジャン「…あいつらもついに結婚か」

アルミン「やっとって感じだよね」

ジャン「同期が次々結婚していく……」

アルミン「ね」

ジャン「オレもしたい。結婚」

ジャン「子供が欲しい」

アルミン「その前に相手を見つけないと…」

ジャン「うわあああああああん!!」

この前の5歳ずつ年老いていくSSの人かな?
面白支援

ジャン「彼女欲しいー!」ジタバタ

ジャン「かーのーじょー!」バッタバッタ

アルミン「ちょっと変なことしないでよ!」アワアワ

アルミン「部下が見てるよ!!」

ジャン「」ピタ

アルミン「よし」

部下にそんなことしてる暇あったら仕事しろ!とか言いそう

>>38ごめんなさい違います
恥ずかしながら前はマルロのssを書きました…

>>40
違ったか、スマン。
イェーガー夫妻が子宝に恵まれてる所を想像するだけでお腹いっぱいですわ・・

アルミン「しょうがないなあ…」

アルミン「ライナーの知り合いに可愛い子が沢山いるらしいから」

アルミン「今度紹介してもらうように頼むよ」

アルミン「だからいい加減離してね?」ハア

ジャン「……はあぁ?」

オカマバーの住人じゃないだろうな

ジャン「ライナーの知り合いに可愛い子が沢山?」

ジャン「あいつ…最近見ねえと思ったら…!」

ジャン「どういうことだ説明しろ!!」ギリギリ

アルミン「いたたた痛い痛い!!!」

ジャン「…悪ぃ」パッ

アルミン「痛いよもう…」

ジャン「早く説明しろ」

アルミン「…驚かないでね?ライナーは…」

アルミン「クリスタとユミルが結婚したことが余りにショックだったらしくてね…」

アルミン「ライナーは…ライナーは…」フルフル

ジャン(早く言え)

アルミン「女の人に…なってしまったんだっ!」

ジャン「」

アルミン「…あ、ユミルみたいに性転換したんじゃなくてね?」

アルミン「体は男で心は女」

ジャン「…分かった。把握した」

ジャン「…一つ聞きてえことがある」

ジャン「その、あれだ、アレは無事なのか?」

アルミン「と言うと?」

ジャン「…下は工事済みなのかってことだよ」

アルミン「ああ…たしかまだしてないらしいけど」

ジャン(よし。それならまだ更正の余地はあるな…)

ジャン(多分)

アルミン「まあ取っちゃっても生えてくるんだろうけどね」

ジャン「…あー」

このエレンはジョニーデップみたいになってるのか?w

アルミン「そういうことだから僕はもう行くよ」

ジャン「どういうことだよ」

アルミン「正確な日程は後日ね!じゃあね!」バッ

ジャン「…日程?」

ジャン(ああ、可愛い子紹介するって言ってたな)

ジャン(いや待てよ。今の会話の流れ的に可愛い子って……)

ジャン「……」


ジャン「オイ待ってくれアルミン!!」ダッ

おわり
展開がことごとく予想されててワロタ

まだ?

終わったよ

やっぱり?
続けられそうな感じだったから待ってたんだけどな、残念

はよ

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