モバP「CGMMANDO?」 (77)

一発ネタってレベルじゃねえ勢いだけのSS



――ローソン家 寝室

ゴウンゴウンゴウン

律子「うぅん……な、何?」パチッ

涼「清掃車でも来たんじゃない姉ちゃん?」ムニャムニャ

律子「今日は火曜日よ?」

涼「曜日が変わったんだよきっと」

律子「はぁ、もう!」ムクリ

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1377139933

ガチャ
パタパタ

律子「ねーえ、待って頂戴!」

律子「ふう、行ったかと思ったわ」

千川ちひろ「とんでもない、待ってたんですよ!」カチャ

律子「えっ?」

BANG BANG BANG!!

キャアアアアアアア!!!!

秋月律子 退場

――GM(ガチャガチャミリタリー)ディーラーショウルーム

トレーナー「モバマスはDeNAで生まれました。GREEの発明品じゃありません。モバゲーのオリジナルです」

トレ「しばし遅れを取りましたが、今や巻き返しの時です」

千川ちひろ「ガチャは好きですよ」

トレ「ガチャがお好き? 結構。では増々好きになりますよ」

トレ「さぁさどうぞ。オーディションガチャのニューモデルです。プラチナでしょう?」

トレ「んぁあ、仰らないで」

トレ『狙った嫁SRが出てこない』

トレ「でもローカルなんてR止まりで、フロントに入れられないし、ただの肥やしだわアイテムにもならんわ、ロクなことがない」

トレ「種類もたっぷりあります」

トレ「どんなマゾの方でも大丈夫」

トレ「どうぞ回してみてください」

ガチャガチャ

トレ「良い音でしょう」

トレ「余裕の音だ」

トレ「財力が違いますよ」

千川ちひろ「一番気に入っているのは」

トレ「何です?」

千川ちひろ「5STEP(をプロデューサーに引かせること)です」

トレ「ま、待って!」

トレ「ここ(事務所の金)で回しちゃだめです! 待って! 止まって!」

キャアアアアアアア!!!!

トレーナー 退場

――横浜港

千川ちひろ「……」

まゆ「おはようございまぁす。今日もやってますねぇ?」テクテク

肇「おはようございます、まゆさん」

まゆ「えぇ」

肇「今朝は冷えますね……」

まゆ「本当に。さぁ船を出しましょうねぇ」

千川ちひろ「……」カチッ

BOOOOOOOM!!!

佐久間まゆ 退場

――奥多摩 荒れた林のロッヂ

♪木こりのテーマ


凛「……ふんっ!」パカーン

加蓮「……」ソロリソロリ

凛「……そぉれ!」ガバッ

加蓮「あははは! やだもう凛! 降ろして!」ポカポカ

凛「ふふっ、降参、降参だよ」

加蓮「はい、ハンバーガーお待ちどおさま!」

凛(……ねぇ加蓮、ここサンドイッチじゃなかったっけ?)ヒソヒソ

加蓮(気にしない気にしない。アタシはハンバーガーの方がいいの)ヒソヒソ

凛「コホン……なんでこの表紙は電気なの? ケンイシイにすればいいのに」

加蓮「もう凛ったら古いんだから」

凛「私が子供の頃、西ドイツからテクノが入ってきたけど、非音楽的だって評判悪かったよ」パクッ

凛「……これ中身なに?」ジー

加蓮「知らぬが仏って云うでしょ」モグモグ

凛「……」

バラバラバラバラバラ

凛「……ん?」ピクッ

凛「…………ヘリ?」

加蓮「どうしたの、凛。……なんで軍のヘリが来るの?」

――奥多摩 ロッヂの外

のあ「ジャクソン……ハリス……辺りを調べて」スタスタ

のあ「凛、……那珂チャンダヨー……中にいるんでしょう?」

のあ「凛、出てきなさい。高峯のあよ」

凛「判ってます」カチャ

のあ「……私の拳銃なのに。……静かに、素早く……。変わってないわね」クルリ

凛「ふふっ、あなたに教わったことです」ニコッ

のあ「私も……ヤキが廻ったわね」

加蓮「……何しに来たの?」ムスッ

のあ「加蓮……元気かしら?」

加蓮「ま、ね」

のあ「加蓮……凛と大事な話があるの……」

加蓮「ふうん。令状はあるの?」

のあ「……キツいジョークね」フッ

加蓮「ま、いいわ」テクテク

のあ「実は……問題が持ち上がったの」

のあ「あなたの部下が……殺されてる」

凛「……前回の作戦を終えてからは別人になりきったはずじゃ?」

のあ「……情報が……漏れてるのよ」

のあ「ローソン、トレーナー、まゆ……皆やられたわ」

凛「一体誰が?」

のあ「あなたたちは世界中に敵を作ってきた……犯人は……961か……876か西園寺かそれともテログループか……」

期待

のあ「いづれにしろ、次はあなたの番よ」

凛「……ここで静かに暮らすつもりだったのに」

のあ「暮らせるわ、心配ない」

のあ「DeNAとも協力して……捜査を進めるわ」

のあ「犯人があなたに近づく前に……捕まえてみせる」

のあ「それまであのジャクソンとハリスを警護につけておくから……」

凛「優秀なの?」

のあ「優秀よ……あなたには及ばないけどね」

のあ「それじゃ……私は行くわ……」

凛「ありがとう……ございます」ペコリ

加蓮「ヘリ、行っちゃったね」

凛「うん」

加蓮「……悪い話?」

凛「ううん、大丈夫」

しぶりん筋肉ダルマなん?

バラララララララララララ!!!!

チュンチュンチュンチュンチュン!!!

グアァアァーーー!!

凛「ハリス! ……くっ!」ダダダッ


バババババババババ!!!!!

ガガガガガガガガガ!!!!!


凛「どこを撃たれたの!?」

ジャクソン「腕だけです、大丈夫」ウゥッ

凛「物置からライフルを取ってこないと……」

凛「しっかり見張ってて。奴らがくる」

バラララララララララララ!!!!

凛「くっ……」

凛「いい? こっちが風下だよ、近づけばわかる」

ジャクソン「どうやってです? 匂いを嗅げとでも?」

凛「そうだよ」

凛「加蓮、ベッドの下に隠れてて。出て来ちゃダメだよ、すぐ戻る」タタッ

タタタッ

凛「暗証番号は……1、3……」ガチャッ

凛「よし、これさえあれば……」ダッ

♪OKズドンのテーマ

ガチャ

凛「ッ!?」

留美「……」ニヤリ

凛「加蓮はどこっ!」

留美「まあ落ち着きなさい……銃を突きつけられては慄いて話ができないわ」

留美「あの子は無事よ。……少なくとも今のところはね。この先どうなるかはあなた次第よ」

凛「……」チラッ

ブロロロロロ……

留美「無事取り戻したければ、私達に協力なさい。OK?」



凛「OK!」

BANG!!

和久井留美 退場

――奥多摩 ロッヂ 駐車場

凛「……ちっ! 車が壊されてる! ……こうなったら!」ガシッ

ゴロゴロゴロ

ガコンガコンガコン

千川ちひろ「追ってきますね凛ちゃん! ぶつける気なの!」

凛「んう……っ!」

グワン

ドシャァーン!!

凛「くっ!」

千川ちひろ「動かないで。殺されたいですか?」

ザッ ザッ ジャリッ

凛「まゆ!?」

凛「殺されたんじゃなかったの!?」

まゆ「残念でしたねぇ、凛ちゃん。トリックですよぉ?」

まゆ「凛ちゃんにPさんを奪われてから、ずぅっと復讐を思い続けてきたんです――

凛(ちょっとまゆ! 台詞違うでしょ! それにプロデューサーを奪うってどういう意味よ!)ヒソヒソ

まゆ(うるさいですねぇ、気にしないで流しましょうよぉ)ヒソヒソ

まゆ ――ようやくその日がやってきました。長かったですよぉ?」

プシュッ

凛「うっ!」

( ˘ω˘)スヤァ

――港湾労働者組合 倉庫

凛「ぅ……ん……っ」

凛「……はっ!」パチッ

まゆ「麻酔銃ですよぉ」

まゆ「本物の弾を使いたかったんですけどねぇ?」

凛「加蓮はどこ!?」

カツン カツン

???「私を覚えていますかね?」

凛「誰が忘れると思う!? この守銭奴!!」キッ

凛「拷問(コンプガチャ)でどれだけのプロデューサーが散っていったか……!」ギリッ

万川ちひろ「渋谷凛ちゃん……あなたにはモバマスの置かれた状況が判らないんですよ」フッ

万川ちひろ「モバマスには、厳正な規律でプロデューサーを搾る広告塔が必要なのです」

凛「どうして私を?」

万川ちひろ「もう一度、モバマスに戻ってもらいたいからですよ」

万川ちひろ「シンデレラガールズとして率いたあなたが復帰し、プロデューサーからさらに搾り取る……」

凛「どうしてまゆにやらせない? あの子なら喜んで引き受けるよ」

万川ちひろ「それは“提督”などという巫山戯た肩書きを自称する、引退したプロデューサーがあなたの新SRを待ち望んでいるからです。モバマスの顔として崇めるほどにね」

万川ちひろ「一方まゆは『重い』とドン引きされる身……」

凛「……異常なほどプロデューサーに執着してたからね……」

まゆ「Pさんの魅力を教えてくれたのは凛ちゃんですよぉ?」

万川ちひろ「凛ちゃん、あなたなら……難なく引退プロデューサーを引き戻せる」

万川ちひろ「探し出すのに苦労しましたよ。かつてのあなたの部下を殺していけば、のあ将軍があなたのところへ案内してくれる……」

万川ちひろ「結果は私の予想通り。あとはあなたの承諾を取り付けるだけ……」ニッコリ

凛「ふざけないで!」

ガラガラガラ

加蓮「凛……うぅ……っ」ポロポロ

凛「か、加蓮……ッ!」

凛「加蓮を放して!」キッ

万川ちひろ「渋谷凛ちゃん、引退-うらぎり-者を引き戻せば……加蓮ちゃんは戻してあげます」ニコ

万川ちひろ「もしおかしな真似をすれば、加蓮ちゃんのSRデータをサーバから抹消しますよ?」ニヤリ

――羽田空港 国際線ターミナルエントランス


まゆ「乗り込むまでは友紀ちゃんが見張ってますよぉ」

まゆ「飛行機の中では千枝ちゃんが着陸まで一緒です」

まゆ「二人からの連絡が途絶えたら、うふふ♪」ニコニコ

凛「……ちひろさんにいくら貰ったの」

まゆ「10万MCポンッとくれましたよぉ?」

まゆ「だけどね、凛ちゃん。あなたを〈あらあらうふふ〉と云われたら、タダでも喜んでやりますよぉ?」ニコ

凛「I'll be back」

まゆ「……楽しみに待ってますよ」フン

ひとまずここまで

メシ&他のSS書き貯めも並行してるのでまったりゆっくりやっていきま( ˘ω˘)スヤァ


やべぇ同じネタで書こうとしてたわあぶねぇ

艦これへの脱走者が、かつて無印時代にドリクラへ脱走した人々と同じ扱いをされてる

ちょっちキリのいいところまで再開

――羽田空港 出発ロビー

友紀「ほらほら遅れるよ! 急いで!」

友紀「まゆとは一軍で一緒だったんだって? あたしと千枝ちゃんも一軍にいたことあるよ! 戦友っていいもんだよねー!」

凛「……」

友紀「じゃ、気をつけていきなよ! いい旅を!」

友紀「ビールでも飲んでリラックスするんだよー! 加蓮ちゃんの面倒はあたしが、し・っ・か・り見ててあげる! へへっ♪」ニヤ

千枝「えっへへっ」

凛「面白いね、友紀。気に入ったよ、お仕置きするのは最後にしてあげる」

千枝「さ、行きましょ?」クイクイ

友紀「いってらっしゃーい!」ブンブン

――シンガポール航空 ボーイング777機内


CA1「ファーストクラスへのご搭乗ありがとうございます、7のAです」

CA2「お手荷物はございますか?」

凛「これ、だけだよ」

千枝「……今度余計なことを云うと口を縫い合わしちゃいますよ? 千枝、裁縫得意ですから」フンス

凛「……」

凛(さすがに千枝ちゃんに乱暴なことをするわけにはいかないし……どうしよう)

凛(よーく首元を狙って……一発で仕留めないと)

凛(軽く手刀で……軽く手刀で……)

トスッ

千枝「はぅっ……!」ガク

凛「……」フゥ

凛「すみません、リンガ泊地までどのくらいかかりますか?」

CA「飛行時間は七時間半を予定しております」

凛「どうも」

凛「……あ、お願いが。連れは起こさないでください。売れっ子だから死ぬほど疲れてるんです」


コソコソ
タタタッ

――ボーイング777 貨物部


凛「ここから出られるかな……」

ガラッ

ハナコ「わんわんわん!」

凛「……」

凛「いくら自分の飼い犬とは云ったって……画的にも音的にも迫力なさすぎじゃないこれ?」

凛「ま、それはともかく……あ、ここが車輪だね……」

キィーン
ゴォー

凛「……ふっ!」

バシャーン!

♪空港脱走のテーマ

――羽田空港 ターミナル
友紀≪鳥は飛び立ったよ。うん、荷物もいっしょ!≫

――ヨットハーバー
万川ちひろ≪よし、次はわかっていますね? そう、それでは≫カチャリ

まゆ「……」ニコ

加蓮「……」ジワァ

万川ちひろ「事は予定通り進んでいます。明日の今頃は、私は運営の椅子で万札を数えていますよ」

万川ちひろ「加蓮ちゃん、あなたのユニットのリーダーは実に協力的です。すぐにまた一緒になれますよ。嬉しいでしょう?」

加蓮「見てらっしゃい、あんたなんて針の振り切れた廃課金ユーザの暴動にひねり潰されるから」キッ

万川ちひろ「……キャビンに連れていって」

改めてとりあえずここまで
あとはまったり進めていきます

ユッキと高校野球見てくるお

お金にだらしのないヴァカ女か…

へいへい、いいSSだ...悪かねぇ

ぼちぼち再開するぞカルロ

――羽田空港 ターミナル


奈緒「――あー、あたし。奈緒。バンクーバー行きがキャンセルになっちゃってさ」

友紀「……」ジィー

奈緒「――ん、そう。それで、あんたさえよければ食事でもどうかって ――は、はァ? べ、べつにそんなんじゃないし!」

友紀「……」ニヤ

奈緒「―― ~~ッ!!/// も、もういい! またな!」

友紀「……仕事と恋愛の両立ってキツいよねー!」

奈緒「!?」ビクッ

友紀「あたしなら空いてるけど、キャッツの試合見に行かない?」クイクイ

奈緒「……いや、いい。(マリーンズなら考えないこともない)」

友紀「奈緒ちゃんみたいなイイコちゃんはもっと遊ばないとダメだよー」

奈緒「い、いやあたしに構うなって」スタスタ

――羽田空港 駐車場


友紀「ねえ! ねえ待ってよー!」テクテク

友紀「奈緒ちゃんに熱いゲームを味わわせてあげようって云ってるのにー」ブーブー

奈緒「いいってば」

友紀「絶対後悔させないよー」

奈緒「セよりパ派なんだよ。もう構うなって」

友紀「ちぇーっ! 奈緒ちゃんデレないツンデレー!」ベーッ

奈緒(デレないツンデレってなんだよ……)ハァ

ガシッ

凛「動かないで!」

奈緒「ひっ!」

凛「何もしないよ、脇へどいて」

奈緒「でも動くなって云ったじゃないか」

凛「うるさいなぁ奈緒、細かいんだから……。ほら、車に乗って」

奈緒「……」ストン

凛「私の云う通りにして」

奈緒「いやだめだめ、七時半からNARUTOを見ながらなんJに張り付かなきゃ。付き合えないぞ」

凛「今日は録画で済ませて(……なんJってなんだろ?)」


キュルルル ブロロン

凛「……あれを尾けて」

奈緒「……そうくると思ったよ……」ハァ

――環八・第一京浜


奈緒「返事を聞くのが怖いんだけどさ、あとであたしを殺すつもりか?」

凛「そんなことするわけないでしょ」

奈緒「まあ殺すって云うわけないよな」

凛「何もしないよ」

奈緒「ほんとか?」

凛「ユニットのリーダーを信じなよ」

奈緒「……」フゥ

凛「ほら、置いてかれるよ。飛ばして」

奈緒(そういえばあたし運転していいのか……?)

凛「ほら、脇道に入る、きちんとついていって!」

キキーッ!
ブッブー!

奈緒「うおっ! あぶねっ!」

凛「うん、いい感じ、かな」

奈緒「なんでこんなことするんだよ」

凛「一口では云えないよ、とにかく私を信じて」

奈緒「無理だろそんなの。知り合って五箇月、凛がしょっちゅう無茶苦茶やるのはわかってんだぞ」

凛「……ショッピングセンターに入ってくね」

奈緒「無視かよオイ」

――BIGFUN平和島


ブロンブロン
キキッ

凛「……ワケを話すよ」フゥ

凛「加蓮が誘拐されたの。あのキャカス……コホン、もといユッキが唯一の手掛かりなんだ」

凛「私の姿を見られると運営の手で加蓮のSRデータが抹消されるの」

凛「ここは奈緒に頼むしかない」

凛「ユッキを甘い言葉で誘ってここまで連れてきて。あとは私がやる。そうすれば奈緒は自由だよ、NARUTO実況へ戻って、どうぞ」

奈緒「はぁ、わかった、わかった。やってみる」スタスタ

――飲食店内

♪筋肉モリモリマッチョマンの変態のテーマ

奈緒「あーすみません」チョイチョイ

警備員A「はいなんでしょう」

奈緒「向こうに渋谷凛がいるんだけど」

警備員A「警備してる場合じゃねえ!!」ダッ

奈緒「落ち着け! 凛が精神に異常を来しちまったんだ。運営がどうたらこうたらとか云って。助けてくれよ」グイッ

警備員A「見てきます」

警備員A「あー警備員Bいるか」

警備員B「どうした」

警備員A「頭がイカれちゃった凛ちゃんがいる」

警備員B「警備してる場合じゃねえ!!」

警備員A「俺が一人で行くと俺が逆に通報されちまいそうだ」

警備員B「オーケーすぐ行く」

――

警備員B「……」チラッ

凛「……」サッ

警備員B「全警備員へ。三階で非常事態だ。容疑者は女性165センチ、髪は長い黒、カワイくてクールでスレンダーだけど残念なことに頭がイカれちゃったらしいシヴリンちゃんだ」


警備員A「ここで何をしている?」

凛「友人を待ってるの」

警備員A「こっちへ来なさい」

凛「……ふんぬっ!」

ゲシッ

警備員A「ノォォーッ! 股間はノォーッ!!」


友紀「!?」

バッ

友紀「あれは!? 凛ちゃん!!」

グイッ

奈緒「うおっ」

友紀「テレカだよ! キャッツのテレカを出して!」

♪小銭のテーマ

凛「ユッキィィィイイイ!」

友紀「くっ……!」

友紀「ここは三十六計だね!」

ダッ

凛「待ちなさい! ユッキ!!」バッ

オエ! ニガスナ!


友紀「なんで凛ちゃんがここにいるのよもー!」

ブロロン キキィーッ! ブォーン!

凛「はぁっはぁっ! ちっ! 逃げ足の速い奴!」

ブロロン キキィーッ! ブォーン!


奈緒「ちょっと待て待て! 置いてくなって! 一体なんなんだよ! ……うおっと!」

グォーン!

――東京港臨海道路


奈緒「車は盗むあたしはさらう! 加蓮を救うのを手伝えなんて無茶言い出す! 一体なんなんだ! 教えてくれ!」

凛「ダメ」

奈緒「ダメ!? ここまできてダメ!?」

パッパー!
キキーッ!

奈緒「うおお! あぶねえ!!」ガクンガクン

奈緒「ってか凛運転したことあるのかよ!」

凛「あるわけないでしょそんなの」

ブブー! キュキュキュキュキュ
ブォーン!

奈緒「今日は厄日だァァーー!!」

凛「ユッキ! 停まりなさいよね!」

友紀「そんなわけにはいかないよ!」

ガシン!

ドォン!

ゲシ! ゲシ!

凛「いいかげんに! と! ま! れ!」

ガコン!
ブォン!

友紀「うわっ! うわわっ!!」

ガシャーン!

凛「よし! 横転させたっ!」

奈緒「おい凛! 前前前前前前前!!」

凛「!? うわぁっ!」

ドスーン!
シュウウゥゥゥ……

――東京ゲートブリッジ


奈緒「うぅ……」

凛「大丈夫?」

奈緒「あー死んでんじゃないあたし?」

凛「生きてるよ。ここで待ってて」

奈緒「おう……」フラフラ


友紀「うー……いたたた……」

ゴソゴソ
凛(これは……ホテルの……鍵?)

ガシッ グイッ!

友紀「うわわ!」

凛「加蓮はどこ? 答えて!」ギュッ

友紀「話さないよーだ!」フン

凛「見上げた忠誠心だねユッキ! だけど自分の命を張るほど値打ちのある相手なの?」グイッ

友紀「うわっ うわわっ!!」

ブラーン

凛「さあ頭を冷やしてよく考えなよ! 50m下には海! 支えてるのは左手だよ! 利き腕じゃないよ」

友紀「うわうわうわうわ! あ、あたしを殺したら加蓮ちゃんは見つからないよ!」

凛「加蓮はどこにいるの!」

友紀「知らないよーだ。ちひろさんしか知らないもん! これから会う約束をしてるんだ! その場にあたしが来なかったら加蓮ちゃんは戻ってこなくなるからね!」

凛「ホテルでだね!」

友紀「な、なんでそれを!」

凛「この鍵がそうだよね」チャリッ

友紀「……くっ」

凛「……ユッキは最後にお仕置きすると約束したよね」

友紀「そ、そうだよ凛ちゃん! だかr 凛「あれは嘘だよ」

パッ

友紀「きゃあああああああああああああああああ!!!!!!」

姫川友紀 退場


凛「ふぅ……」テクテク

奈緒「車なくなっちゃったぞ」ペシャンコ

凛「ユッキの乗ってたやつなら横転しただけだから使えるよ」ガション

凛「ほらね」ドヤァ

奈緒「……ユッキはどうした?」

凛「自由(落下)にしてあげたよ」フン

――湾岸道路


ブォーン

凛「奈緒を巻き込んでごめん」

奈緒「もう事情を話してくれてもいいよな?」

凛「加蓮が誘拐された……ってところまでは云ったよね。私に汚い仕事をやらせようとしている奴らがいるの。早く助けないと加蓮は存在を抹消されちゃう」

奈緒「その仕事をやったら?」

凛「ううん、どっちにしろ結果は同じだよ。私がやろうがやるまいが加蓮は消される。遅いか早いかの違いだけ」

凛「だから気付かれる前に加蓮を取り戻すしかないの」

凛「私にとって……トライアドプリムスは全てなんだ」

――ワシントンホテル有明


凛「ありがとう。奈緒はもういいよ」

奈緒「いやトライアドプリムスの危機と聞いちゃ黙ってられないだろ。手伝うよ」

凛「部屋を調べよう」

ゴソゴソ

千川ちひろ「……」カツン カツン

コンコンコン

凛「っ! ちひろさんだ!」

奈緒「!」

凛「ベッドを乱してテレビを点けよう」

奈緒「おう」

凛「奈緒は、ユッキに誘われてここでキャッツの試合を観戦していた、これでいこう」

奈緒「よしオーケー。ドア開けるぞ」

ガチャ

千川ちひろ「友紀ちゃんはどこ?」

奈緒「……シャワー浴びてるよ」

千川ちひろ「なんで奈緒ちゃんがここにいるの?」

奈緒「ユッキに野球観戦しようって誘われたんだ」

千川ちひろ「入るわよ」

千川ちひろ「ねえ友紀ちゃん!」

凛「ふっ……」バッ

ボコッ!
ゲシッ!

千川ちひろ「ッ!?」

凛「はっ!」ビシッ

千川ちひろ「くっ! ふん!」ブオッ! ガスッ!

凛「ちっ……」ザザッ

千川ちひろ「……フッ、怖いかしら凛ちゃん? 当然ですね、グリーン制服の私に勝てるもんですか」

凛「私だってシンデレラガールズの斬り込み隊だよ!」

凛「ニュージェネと!」ビシッ

凛「トラプリを!」ゲシッ

凛「掛け持ちするポテンシャルを甘く見ないで!」バキィ!

ガッ!

ゴンッ!


千川ちひろ「ふんっ! くたばれクソッタレがぁ!!」

奈緒「えっ」

凛「えっ」

千川ちひろ「えっ」

凛(ちひろさん、今の素かな?)ヒソヒソ

奈緒(なんかすごく堂に入ってたよな)ヒソヒソ

千川ちひろ(ち、違いますよ! そういう指示があったんです!!)ヒソヒソ


凛「まあいいや。……隙あり!」グイッ

ブオン!

千川ちひろ「きゃあっ!」

ザシュッ!

千川ちひろ「う……ぁあ……」

凛「加蓮はどこ!」

千川ちひろ「……、……」

凛「どこ!」

千川ちひろ「……」ガクッ

凛「ちっ……行こう」

――ホテル駐車場


凛「この車だね、奈緒は中を探して。私はトランクを見る」

奈緒「おう」

ゴソゴソ

奈緒「……なあ、こんなのがあったぞ」ピラ

凛「なんだろうこれ」

奈緒「荷送り状だな、航空燃料四缶。個人の小型機用みたいだ」

凛「この住所の辺りは大きな倉庫が多いよね。そのどこかに飛行機を隠してるんだ。行こう」

――港湾労働者組合 倉庫前


奈緒「住所を見る限り、ここがそうだな。港湾労働者組合」チラ

凛「私が捕らえられてた場所だよ」

凛「侵入しよう。奈緒は向こうから。私が合図するよ」

奈緒「わかった、待ってる」タッ

――港湾労働者組合 倉庫内


凛「ジープ、戦車……ずらりと並んだAK47、隣にはM16……東西問わず掻き集めてるんだね……」

コソコソ

タタタッ

凛「この部屋かな」

キィ……

男「!?」

凛「ふん!」ゲシィ!

男「だから……股間は……だめだって……」ガクリ ブクブク

凛「奈緒、いる?」ガコン

奈緒「おう、ここだ」

凛「入って、どうぞ」

奈緒「よ、っと……」ストッ

凛「いろんな銃器やトラックがそろってるけど、飛行機は見当たらない」

奈緒「加蓮は?」

凛「万川ちひろさんにまゆもいない。他所へ移したんだ」

奈緒「手掛かりは何かないかね……」チラ

凛「この地図は……東京湾にある小島に印がつけてある。加蓮はきっとこの島にいるね」

奈緒「あ、この写真……水陸両用機だ」

凛「島までの足に使ってるんだね」

奈緒「ああ、さっきの荷送り状を見ると……うん、やっぱり水陸両用機の燃料だこれ」

凛「だけどここにはないよ?」

奈緒「燃料の補給は……ここじゃないな、日の出埠頭で受けてる」

凛「よし行こう」

奈緒「日の出埠頭へ?」

凛「いや、まだだよ」

奈緒「じゃあどこへ?」

凛「買い物、だよ」スタスタ

キュルルル ブロロン
ブォーン……

――軍放出品ストア


奈緒「まあこんな時間じゃ閉まってるよなそりゃ」

凛「問題ないよ」

奈緒「どうやって」

凛「ダイナミック入店する。ブルドーザーさまさまだね」

ゴウンゴウンゴウン

ガシャァーン!!!

♪買物のテーマ

凛「100%OFFだよ」

凛「銃に弾薬、防弾チョッキ……」ヨッコイショ

奈緒「それは何だ?」

凛「ロケットランチャーだよ、さ、車に積んで」

奈緒「おう」


ゴソゴソ

警備員「動くな!」

凛「!?」

警備員「両手を上げろ」

凛「……ミスったね……」

ウー
ファンファンファン

奈緒「おいィ!? なんで凛が捕まってんだよ!」ガーン

奈緒「どうするか……」

――護送車内


凛「のあ将軍に連絡を! 凛と云えばわかるから!」

サツA「将軍だァ? 寝言云ってんじゃねェよwww」

サツB「wwwwwww」


奈緒「隣に横付けして……」スッ

サツA「おうおうおう、ヘヘッ」

サツB「女だ、悪かないぜ」

奈緒「よいしょ、っと……」ゴソゴソ

サツA「ハッ、何をする気だァ……?」

サツB「俺たちに何か見せてェんだろ」

サツA「ストリップかなァ?www」

サツB「ウェッヒェッヒェッwwwww」


奈緒「ロケットランチャー FIRE!!」

後ろの電話ボックスがBOOOOOOOM!!!!

奈緒「やべっ! 前後逆だった!」ヨイショ

サツA「な、なんだアリャァ!」

サツB「おいおいおい何だよ何だよ」

サツA「こっちを狙ってんぞ!」

サツB「マジかよおい!」

奈緒「改めてFIRE!!」

BOOOOOOOOOOM!!!!!

サツAB「うわあああぁああぁァァァァアアアァァ!!!!」

ガシャァーン!

凛「けほけほ。……どこで使い方を習ったの?」

奈緒「説明書を読んだんだよ。まあ敵に向けて撃ってくださいとしか書かれてなかったけど」ドヤ

凛「いいセンスだね」フッ

――とりあえずここまで――キリトリ線――


筋肉ムキムキのしぶりんに金的されたいです(迫真)

奈緒ちゃんが話しかけてきた時点で警備所じゃないと思うんですが、それは……

(1の様子を)見てこいカルロ

だめです

今日は厄日だわ!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom