響「自分のこと食べて欲しいぞ、貴音っ」ニコッ (131)
響「自分、毎日貴音のこと思ってた……あの日から、ずっと」
響「貴音が出来なかったこと、自分がやり遂げるんだって、そればっかり考えてた」
響「だいぶ時間がかかっちゃったけど、皆のおかげでやり遂げることが出来たんだ」
響「……なんだか、身体がすっごく熱いの、いまにもとけちゃいそう」ハァハァ
響「だから、ねぇ、貴音」
響「今すぐ自分のこと……食べて欲しいぞ!」
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こちらを先に読んでおくと、話が分かりやすくなると思いますが、読まなくても大丈夫です……多分
貴音「わたくしを食べてください……あなた様、響!!」
貴音「わたくしを食べてください……あなた様、響!!」 - SSまとめ速報
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響「はいさーい!」ガチャ
春香「おはよう響ちゃん!」
やよい「うっうー、おはようございますー!」
真美「ひびきんおは→今日も太陽のようにまぶちいYO!」
あずさ「うふふ、響ちゃんだもの、当然でしょ真美ちゃん」
伊織「ちょっと眩しすぎるくらいよね」
亜美「いおりんのデコにはかなわないけどね→」
雪歩「お、お茶どうぞ〜」
真「僕からはラーメンだ!今日は原点回帰して豚骨醤油にしてみたよっ!!」
律子「竜宮メンバーはダラダラしてないで準備しなさい!仕事に行くわよ!!」
千早「この曲は、もっと気持ちを落ち着けて、厳かに歌わないと……」ボソボソ
美希「Zzz」
響「うん、うまい!真の作るらぁめんは美味しいぞ!!」ズルズル
真「そ、そうかな……へへっ、やっりぃ!」
響「……そうだ真、ちょっと頼みがあるんだけど」
真「どうしたの?響の頼みなら、ボク、何でも聞けちゃうよっ!!」
響「うん、ありがと。それじゃ、今日の夜、自分の部屋に来て欲しいんだけど……」
真「えっ?響の部屋に!?夜っ!?」
響「……イヤ?」
真「い、いやじゃないよ……ただその、ちょっとびっくりしただけっ///」
響「よかった、それじゃ今晩、一緒に帰ろうね」
真「うん///」
雪歩「……」
響「それじゃ、レッスン行ってきまーす!!」ガチャ
小鳥「い、いってらっしゃい、響ちゃん!」
春香「……」
千早「……」
雪歩「……そろそろ、いいかな?」
真美「もう我慢の限界だー、やよいっち隊員、窓をフルオープンだ!」ダダッ
やよい「う、うん!」ガラガラ
春香「ふえぇ……生き返るぅ〜」
千早「豚骨の臭いが抜けるのには、少しかかりそうね……」
春香「さすがに朝からこの臭いはちょっとね……」
雪歩「お、お洋服に臭い残らないかな……」クンクン
千早「さすがに、毎日豚骨スープを事務所で作るのはどうかと思うわ」
真美「同感〜」
カニバリズムはキモいからあれほど止めろと
小鳥「ま、まぁ、そんなこと言わないであげて。響ちゃんだって、貴音ちゃんがあんなことになって辛いでしょうから……」
春香「そう、ですね……」
千早「それなら、社長にお願いして厨房を作ってもらいましょう」
小鳥「残念ながら、今の事務所にそんな余裕はないわ……」
真美「うえぇ……なんとかしてよピヨちゃん」
小鳥「とにかく、ここは我慢してちょうだい、響ちゃんのためにも……」
一同「……はーい」
---次の日---
響「はいさーい!」
小鳥「おはよう響ちゃん」
真美「おはおは→」
春香「今日もいい笑顔だね、響ちゃん!」
あずさ「響ちゃんのその笑顔、本当にうらやましいわぁ〜」
やよい「響さんを見てると、こっちまで元気になってきます、うっうー!」
伊織「あら、元気ならあなたも負けてないわよ、やよい」
亜美「やよいっちは765プロの大天使だかんね!」
律子「ほらほら、うだうだしてる暇があったら準備しなさいったら!」
千早「だいぶ曲の雰囲気が掴めて来たわ……厳かに、かつ、雄々しく」
美希「Zzz」
雪歩「お茶どうぞ〜」
響「お、ありがとな雪歩……なぁ、真はどうしたんだ?」
雪歩「それはこっちが聞きたいくらいだよ……」
響「まったく、自分に毎日らぁめんを作ってくれる約束なのにしょうがないなぁ……」
響「仕方ないから、カップらぁめんでも食べることにするさー」
雪歩「……」
雪歩「ねぇ、響ちゃん」
響「どうしたの?」キョトン
雪歩「今日の夜、響ちゃんの家に行っていいかな?」
響「別にいいけど……何しに来るんだ?」
雪歩「お友達の家に行くのに理由が必要かな?」
響「それじゃ、行ってくるぞ!」ガチャ
雪歩「……」
雪歩「(響ちゃん、たとえ友達でも抜け駆けは許さないよ)」
雪歩「(私の真ちゃんと、夜二人きりだったなんて、許されるわけないんだよ)」
雪歩「(昨日の夜、何をしたのか、きっちり問い詰めてあげるからね)」
雪歩「(もしものことがあったら、その時は……)」
雪歩「穴掘って、埋めてあげるんだから……ね、響ちゃん」ニヤァ
---次の日---
響「はいさーい!」
あずさ「おはよう、響ちゃん」
やよい「まるで向日葵さんみたいな、キレイな笑顔ですううっうー!」
伊織「あんたの笑顔はその上をいくわよ、やよい」
亜美「うあうあ〜、いおりんの中身が漏れてきてるYO」
真美「さすがはやよいっち、いおりんが平常心を保てなくなるとは……」
律子「バカなこと言ってないで準備しなさい、いい加減毎日言われなくても自分からやりなさいよ……」
春香「まぁまぁ律子さん……」
千早「この転調で、湧き上がる感情を一気に爆発させる……わかってきたわ」
美希「……Zzz」
春香「そ、そういえば、今日は皆に春香さんから特別な差し入れが……」
響「行ってきまーす」ガチャ
春香「あ、響ちゃん待って……はわわっ」ドンガラガッシャーン
千早「……見事に転んだわね」
春香「えへへー、仕方ないや、響ちゃんには帰って来てから渡してあげようかな」
千早「残念だけど、我那覇さん、今日は直帰みたいよ」
春香「えっ、そうなの?」
千早「えぇ、しょうがないから、我那覇さんにはまた今度作ってきてあげたらどうかしら」
春香「だけど、今回はホントに特別なやつなの……あとでおうちに届けてあげることにするよ!」
千早「そう……」
真美「はるるんのお菓子は美味しいんだけど……」モグモグ
小鳥「そう、何かが足りないのよね」モグモグ
千早「こんな時こそ、萩原さんの入れるお茶が欲しいわ」モグモグ
真美「そう、そうれだよ、ゆきぴょんのお茶!おーい、ゆきぴょ〜ん!!」
春香「それがまだ来てないみたいなんだ……代わりに春香さんの淹れたお茶をどうぞ」
千早「それにしても、萩原さんが休むなんて珍しいわね」
真美「まぁまぁ、そういう時もあるっしょ→」
小鳥「……」
あんたはやっぱりそのスレタイで立て直したか
このシリーズが楽しみな自分がいて怖い
---次の日---
響「はいさーい!」ガチャ
千早「……おはよう、我那覇さん」
伊織「まったく、どうしたら朝からそんないい笑顔ができるんだか……」
真美「おやおや、いおりん嫉妬かね?」
亜美「猫かぶりのいおりんには、あんな笑顔はできないっしょ→」
あずさ「そんなことないわよ亜美ちゃん、伊織ちゃんだって、とっても可愛いじゃない?」ウフフ
律子「あんた達……せっかく仕事が入ってないのに朝からダラダラしない!!」
やよい「うっうー、じゃ今日はみんなでお話しできるってことですよね、嬉しいかも—!!」ピョンピョン
美希「……Zzz」
響「それなら今日は自分が特製のらぁめんをごちそうしてやるぞ!」
真美「ワー、ヒビキンノラーメンダー」
亜美「オイシソウダナー」
千早「わ、私は遠慮しておこうかしら……(朝からラーメンなんて、重すぎるにも程がある)」
響「まぁまぁそう言わずに、せっかく『自家製特製スープ』だとか、『トッピングのチャーシュー』だから食べてよね!」
一同「……」
響「うん、おいしい!研究の成果が出てるみたいだな」ズルルル
やよい「あ、あの……響さん」
響「んー、どしたのやよい……残念ながら、もやしはないぞー」ズルズル
やよい「あの、そうじゃなくて……響さん、毎日ラーメン食べてますよね」
響「当たり前だぞ!らぁめんを食べなきゃやってられないさー」
やよい「もしかして、晩御飯も……」
響「もちろん、らぁめんだぞ!」ドヤッ
やよい「だめです、そんな食生活じゃ!」ガシッ
響「……えっ?」
やよい「ラーメンばかりじゃなくて、ちゃんといろんなものを食べなきゃだめです!」
響「やよい……」
やよい「確かにラーメンにもだってお野菜は入ってるしお肉も入ってる……でも、それでも!」
やよい「こんな食生活続けてたら、響さん、いつか体調崩しちゃいます!」
やよい「だから……今日は私の家に来てください!ごちそうしますから……」
響「……ごめん、やよい。自分、そのお誘いには乗れないんだ」
やよい「ひ、響さん!!」
響「ごちそうさま、行ってくるぞ!」ガチャ
やよい「……」
やよい「響さん……」
千早「元気出して、高槻さん……あなたは悪くないわ」
やよい「でも……あのままじゃ響さんが」
伊織「知らないわよあんなバカ、ほっとけばいいじゃない」
やよい「伊織ちゃん!そんなこと言っちゃだめだよ!!」
やよい「(このままじゃ響さんが危ないかも……)」
やよい「(怒られちゃうかもしれないけど、響さんのおうちに差し入れしに行ってあげようかな……)」
---次の日---
響「はいさーい!」
律子「おはよう、響。いつも通りの時間ね、他の子も見習ってほしいわ」
千早「……」
伊織「……」
亜美「な、なんかあの二人ちょーおっかないYO」ヒソヒソ
真美「やよいっちがいないから機嫌悪いんでしょ」ヒソヒソ
あずさ「あ、あらあらぁ〜」
美希「Zzz……」
千早「我那覇さん、ちょっといいかしら」
響「なんだ千早、それに伊織も……顔が引きつってるぞ。こんな時は自分のらぁめんで」
伊織「いいから、そこに座りなさい」
響「……」スッ
千早「単刀直入に聞くわ。高槻さんをどうしたの」
響「……」
伊織「昨日やよいは、アンタの家に行くんだと言って帰ったわ」
響「……」
千早「高槻さん、ラーメンばっかり食べてるあなたに差し入れするんだって……それで今日、事務所に来てみれば」
千早「高槻さんが、来てないのよ」
千早「毎日朝早く事務所に来て、ここの掃除をしてる高槻さんが、今日は、いなかった」
響「……」
伊織「アンタねぇ、いい加減、何か言いなさいよ!事と次第によっては……」ガバッ
響「……ふっ」ニヤッ
響「あーはははははははは、自分、二人がいつにもなく怖い顔するからびっくりしちゃったぞ」
伊織「笑ってないで答えなさい!」グイィ
響「痛いってば伊織!大丈夫、やよいならみんなと一緒にお風呂に入ってるだけだから!」
伊織「えっ……お風呂?」
響「そうだぞ!自分、昨日やよいのこと家に泊めたんだ!」
響「自分が朝起きたら、やよいはお風呂に入ってたから、先に来ちゃったんだ!」
伊織「……」
千早「……」
響「そ、そろそろ離してほしいぞ、伊織」
なーんだお風呂かぁーよかったなー
お風呂かーなんだ心配したわー
響「それじゃ、行ってくるぞ!」ガチャ
伊織「……」
千早「……」
千早「我那覇さんの部屋に行きましょう」
伊織「えぇ、『お風呂に入ってる』なんて言われて『そうなんだ』で済ませるわけにはいかないわ」
千早「我那覇さんを疑いたくはないけど……確認の意味も込めて、ね」
伊織「そういうわけだから、今日は私抜きでお仕事に……」
律子「そんな言い分が通ると思っているのかしら?」ゴゴゴゴゴゴゴ
伊織「ひぃっ!!い、行くわよ千早!」ガチャ
千早「えぇ!」バタン
律子「こら!待ちなさ……ぶえぇ!?」ビターン
小鳥「り、律子さん、大丈夫ですか!?」
律子「」
小鳥「気絶してる……」
---次の日---
響「はいさーい!」
亜美「ひびきん!おはおはるるん!」のワの
真美「うあうあ〜リボンつけたらはるるんにしか見えないよ亜美!」
あずさ「そう言えば、今日も春香ちゃん来てないのね……」
律子「私としては伊織が来てないことの方が気になりますけどね、そろそろ行かなきゃ間に合わなくなります」
美希「Zzz……」
響「伊織なら、自分の部屋でお風呂に入ってるぞ」
律子「はぁ?こんな時間まで何してんのよ……」
響「分かんないけど、朝起きたらお風呂の中にいたから先に来ちゃったんだ」
律子「まったく、伊織ったら……しょうがない、メンバーみんなで迎えに行って、そのまま仕事に行くわよ!」
亜美「はっ、了解であります律ちゃん軍曹!」
律子「さぁ、皆車に乗って!」
響「ま、待った!自分も行くぞ!」
律子「別に、あなたが来る必要は……」
響「そ、その……えと、そう鍵!戸締りしなきゃ!」
響「伊織が部屋からいなくなっちゃったら、自分の部屋が、だから」
律子「……そうね、私としたことが、気付かなかったわ、ごめんなさい」
律子「(だったら、先に来たりしないで、一緒に来ればよかったのに……)」
響「……」
響「ここ曲がったら到着だぞ」
亜美「ひびきんのお部屋、めっちゃ見てみたいYO」
あずさ「そうねぇ、私もお邪魔したいわぁ」
律子「遊びに来たんじゃないんだから……二人は車の中で待機!」
亜美「えぇー」
律子「えぇーじゃないの、遊びに来るのはまた今度にしなさい」
響「それじゃ、自分の部屋に案内するぞ!」
---次の日---
響「はいさーい!」
真美「……」
美希「Zzz…」
響「さてと、今日も張り切ってらぁめんを」
真美「ひびきん」
響「うお!?なんだ、真美かぁ、びっくりしたぞ」
真美「亜美は、一緒じゃないの?」
響「……」
真美「ひびきんの部屋にお泊りしたんでしょなのになんで一緒じゃないの?」
響「亜美はまだお風呂に」
真美「またそれだ!やよいっちの時も、いおりんの時もそう言った!」
真美「そしたら、皆、事務所にこなくなっちゃった」
響「……」
真美「ひびきん、真美ね、こんなこと言いたくないけどさ」
響「……っ!」
真美「真美抜きで、ひびきんのお部屋でお泊りパーティしてるっしょ!」
響「へっ?」
真美「んっふっふ〜、いけませんなぁ、真美をハブにするなんて……このっこのっ!」ポカポカ
響「ご、ごめんごめん、謝るから……」
真美「もぅ、昨日亜美から電話が来たときからうらやましくてうらやましくて、もう少しでひびきんを呪い殺すとこどったんだからね」
響「あ、あはは……」
真美「と、いうわけで、今夜からはこの真美様も仲間に入れるのだ→」
響「も、もちろん、いいぞ!」
真美「それにしてもひびきん、真美の演技はどうだったかな?」
響「え、演技?」
真美「もしかして、真美の『死期迫る』演技に言葉も出ないのかな?」
響「……」
真美「……誰も突っ込んでくれないや」
真美「こんな時いおりんなら『それを言うなら鬼気でしょ、死んでどうすんのよ』って突っ込んでくれるのに……」
真美「とにかく、今日は覚悟しててよね、今までの分埋め合わせをしてもらうからね!」
真美は分かってて言ってるのかな……?
---次の日---
響「はいさーい!」
美希「Zzz……」
P「……」
小鳥「……」
響「どうしたんだ、プロデューサー、ぴよ子、顔が暗いぞ」
小鳥「響ちゃん……」
響「自分の作ったらぁめんでも食べて元気出すさー」
P「響……」
響「ホントにどうしちゃったんだ、二人とも?」
小鳥「……」
P「……」
美希「……響」
響「美希、起きてたのか……ねぇ見てよ、あの二人、難しい顔しちゃってさ」
小鳥「……」
P「……」
美希「……ミキ的には、当然ってカンジなの」
響「どうしてだ?」
美希「周りを、よーく見てみるといいと思うな」
響「……」
P「二人とも、今日はもう帰るんだ」
美希「ハニー、ミキ、ちょっと怖いの一緒にいちゃダメ?」
P「すまん、一緒にいたいのはやまやまだが、俺と音無さんはこれから警察に」
美希「イヤ!一緒にいてよ、ハニー!!」
P「しかし……」
美希「ならせめて、今日一日くらいは一緒にいて欲しいの……お願い!」
P「……音無さん」
小鳥「はい……二人と一緒に、いてあげてください」
P「すみません……」
小鳥「くれぐれも、気を付けてくださいね」
P「これで、お前らを車で送るのも最後になるな……」
美希「それは、ミキがハニーのお嫁さんになるからってこと」
P「ははは、何言ってるんだ、美希と俺はアイドルとプロデューサーだろうが」
美希「そんな関係、今日で終わりなの、今日でミキもハニーも」
P「……美希」
美希「……ごめんなさいなの」
響「……」
こういうカニバリズムを書く人は神経イカレてるんだろうな…
P「さぁ、響、到着だ」
響「……うん」ガチャ
P「じゃあ美希、響のこと送ってくるから」
美希「ミキ、やっぱり嫌なの……ミキも一緒に行」
P「美希っ!!」
美希「……」ビクッ
P「……大丈夫だ、響を部屋まで送ってくるだけだから」
美希「は、ハニィ……」
P「それに、今日一日、俺にくっついてただろ?お前ばっかりひいきしちゃ、響が可哀想じゃないか」
美希「うぐっ……ぐすっ……」
P「なに泣いてるんだよ、別にもう会えなくなるわけじゃないだろ」
美希「ねぇハニー、一つ約束して、必ず戻ってミキのこと、迎えに来るって」
P「もちろんだ、アイドルをほっておくプロデューサーなんていないさ」
美希「ハニー……」
P「俺からも一つ約束して欲しいことがあるんだけど、いいかな」
美希「……」
P「俺が戻ってくるまで、絶対にここから出ちゃダメだ」
美希「そんな!そんなのって……」
P「美希、約束、聞いてくれるよな」
美希「……」
P「約束守れたら、お前の大好きなイチゴババロアと、キャラメルマキアート、好きなだけ食べさせてやるから」
美希「そんなのいらないの!ミキ、ハニー以外は、何もいらないもんっ……」
P「……だったらこうしよう、約束を守れたら、その時は」
P「結婚しよう、美希」
美希「!!」
ミキミキ大勝利?
P「待たせたな、響、それじゃ、行こうか」
響「うん、ありがとね、プロデューサー」
美希「ずるいの、あんなこと言われたら、ミキは、ミキは……」
美希「ハニー、ミキ、待ってるから、いつまでも、いつまでも、待ってるから……」
---次の日---
響「はいさーい!」
響「誰も、いなくなっちゃった」
響「……当たり前か、皆自分の部屋で『お風呂に入ってる』もんな」
響「……」
響「さ、帰って最後の仕上げに取り掛かるかな」
響「待っててね、貴音。もうすぐだから」
小鳥「……」
小鳥「やっぱり、あなただったのね、響ちゃん」
響「……ぴよ子、か」
小鳥「気付くべきだったわ……健康診断の結果を見た、あの日に」
響「……」
小鳥「響ちゃん、あなたは……」
小鳥「『究極のらぁめん』になるつもりなのね」
小鳥「貴音ちゃんがなろうとして、なれなかったもの……それが『究極のらぁめん』だった」
響「……」
小鳥「驚いたわ、まさか人間が、ラーメンになれるなんて思ってもみなかったから」
響「……らぁめんは」
小鳥「文化、進化、可能性、でしょ?何があっも、おかしくない、そう言いたいのよね」
響「……」
小鳥「でもね、響ちゃん。いくら貴音ちゃんの夢を叶えるためだとしても」
小鳥「人を殺していい理由にはならないのよ」
小鳥「貴音ちゃんはね、あなたにこんなことをしてもらいたくて、命を懸けたんじゃない」
響「……」
小鳥「みんなのことが、本当に大好きで、とりわけあなたのことが大好きだった」
響「……ってるよ」
小鳥「だからこそ、命を懸けてまで、あなたを守ったのよ」
響「わかってるって、言ってるでしょ!」
小鳥「!!」
響「自分でも、わかってたんだ。でも、それでも、貴音のことを思うと、自分、無意識のうちに身体が動いちゃって」
小鳥「……響ちゃん(ひびたかキター)」
響「自分、ある日ふと思い出したんだ、料理に大切なのは、何よりも『愛』だって」
響「だったら、765プロのみんなの愛をラーメンに込めたら、どうなんだろうって思った」
響「そしたらね、もう、身体が動いてた」
小鳥「……」
響「実はね、まだ皆、生きてるんだ」
小鳥「えっ……?」
響「ぴよ子は自分が皆を……って思ってたみたいだけどね」
小鳥「ご、ごめんなさい」
響「罰として、ぴよ子には自分の言うことを一つ聞いてもらうからな!」
小鳥「……わかったわ」
小鳥「準備はいい?シートベルトはしっかり締めてちょうだいね」
響「了解だぞ!」カチャカチャ
小鳥「それじゃ、行きましょうか、皆を迎えにね」
響「皆、許してくれるかな?」
小鳥「それはわからないわ、でもきっと大丈夫よ、だって私たち」
響「仲間だもん……げぇっ!?」ガタンッ
響「うぎゃー、舌噛んだぞー!」
小鳥「急な段差には注意しなきゃね、響ちゃん」
響「そ、そうだな……」
小鳥「それじゃ、飛ばすわよー」ブウウゥゥゥゥゥン
今、私は響ちゃんと一緒に車で皆を迎えに行っています
正直な話、ちょっとどころじゃなく怖いですが、響ちゃんも落ち着いてるようだし、大丈夫かなと思います
響ちゃんのしたことは許されないことだけど、私は、許してあげたいなって思ってます
だって、響ちゃんの行動は、ひとえに『貴音ちゃんへの愛ゆえに』ですから
ひびたか最高!愛ゆえの行動なら、許してあげたくなりませんか?
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大人気芸能事務所集団失踪事件に進展か
以前より捜索願の出されていた行方不明者14名の痕跡が見つかった
行方不明者の一人である少女Gの部屋から行方不明者全員分の持ち物、衣類が発見されている
さらに、浴槽の中からは異常に粘度の高い高温の液体と、行方不明者のものと思われる大量の毛髪が発見された
液体は濃い茶色をしており、アイドルをしていた行方不明者たちの長い毛髪もあいまって
見ようによっては『ラーメン』に見えなくもないとの報告もあった
詳しい情報は調査中である
*鑑識の報告によれば、行方不明者の髪の毛に加え、銀色の毛髪が混じっていたとの報告もあるが、真偽は定かではない
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------------------------------------------------------------------------------------おわり--------------------
乙(アカン)
平常運転だなww
----------------------------------------------------------
----------------------
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真「響のやつ、『シャワー浴びてこい』なんて言うからびっくりしちゃったじゃないか……」
真「もしかして、あんなこととか、こんなことするのかと思っちゃったよ……」
響「こんなことってどんなことだ!?」
真「うわぁ!?ひ、響っ」
響「えへへ、背中、流しに来たぞっ」
響「……」シャカシャカ
真「……(き、気持ちいい)」
響「大丈夫?痛くない?」
真「大丈夫、むしろ気持ちいいよ……ねぇ響、『頼み事』って一体何?」
響「あぁ、そのことか……それはねぇ」
真「(なんだろう響の頼み事……ま、まさか、イケナイ事!?そ、そんなわけないよね)」
響「頼み事っていうのはな……」
真「ら、ラーメンだったら、いくらでも作るよ!」
響「いや、作るんじゃなくてね」
響「スープになってほしいんだ」
カニバリズム作者さんは頭大丈夫?
------------------------------------------------------------
----------------------
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響「まぁ、くつろいでよ。自分は飲み物でもとってくるからさ」スタスタ
雪歩「うん。そうさせてもらうね、響ちゃん」
雪歩「(くつろいでなんかいられない、今のうちに真ちゃんとの家探ししないと)」ガサガサ
雪歩「(真ちゃんは、私のモノなんだから、響ちゃんに渡すわけにはいかないから)」ゴソゴソ
雪歩「(証拠を押さえて、響ちゃんも、真ちゃんもしっかり問い詰めて)」
雪歩「(洗いざらい、全部白状してもらうんだから)」
雪歩「……」ガサゴソ
雪歩「こ、これは……」
雪歩「真ちゃんの、お洋服……!?」
雪歩「それに、真ちゃんのカバンに、真ちゃんの靴……これは、一体」
響「あーあ、それ、見ちゃったんだ」
雪歩「ひ、響ちゃん……いつからそこにっ」ビクッ
響「結構前からだけど、気付かなかった?」
雪歩「こ、これは、どういう……」
響「見ての通りさー」
雪歩「見ての通りって……真ちゃんはどこ!?」
響「どこって……そりゃ服脱いでいくところなんて、ここには一つしか無いと思うんだけど」
雪歩「!!」ダダッ
響「……」
雪歩「真ちゃ……うっ、ゲホッ!(な、なにこの臭い……)」
雪歩「う、ぐぇ、おええぇぇ」ビチャビチャ
響「戻しちゃったか」
雪歩「ぐっ、ごぇ……ま、真ちゃん!真ちゃん、大丈夫……きゃあっ」
雪歩「な、首から下が、グズグズになって……う、おええぇぇぇぇぇ」
響「あぁっ!?大事なスープになんてことするんだ!?……ちょっとおとなしくしててよね、雪歩」ゴキャッ
雪歩「あうっ……」バシャッ
響「ふぅ……まったく雪歩ったら、あ、でも結局煮込んだら同じことかな」
響「服を脱がせてっと……」
響「良かったな、雪歩。しばらくは真と二人っきりになれるぞ」
響「正確には、二人っきりじゃないんだけど……ま、いっか」
響「じゃあね真、雪歩、また明日、会いに来るからな……よいしょっと」ブンッ
バシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ
響「熱っ!!」
見たくないのに見てしまうこの中毒性
好奇心なのか、それとも……
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----------------------
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春香「響ちゃん、いるー?」ピンポーン
響『あ、春香か……ごめんな、自分今、手が離せないんだ!』
春香「あ、うん、大丈夫!これ、貰ってほしいだけだから……」
響『……』
春香「これ、皆には渡しちゃったんだけど、朝響ちゃんに渡せなかったから」
響『……』
春香「そ、それに、この時間だと、もしかして晩御飯の準備とか?……それなら、私も手伝うよ!」
響『……』
春香「だから、もしよかったら、開けて欲しいかなー、なんて……」
ガチャ
響「どうぞ」
春香「お邪魔します、響ちゃ……うっ」
響「どうしたの、春香?」
春香「う、うん、何でもない(なんて臭いなの……もしかして、ラーメンかな)」
響「それで、貰ってほしいものって……」
春香「あ、うん……ジャジャーン、春香さん特製『ラーメンクッキー』だよっ」
響「おぉ、すごいな!」
春香「えへへ、響ちゃんのために作ったんだよ(よかった、興味示してくれた!)」
春香「も、もしよかったら、私も手伝うよ、ラーメン作り!」
響「ほんとか?それは助かるなー」
春香「なんでもお申し付けください、響様っ」ニコッ
響「そうだな……それじゃあスープ作りをお願いしようかな」
春香「りょ、了解!?スープですよ、スープ!」
春香「あっ……でも私、スープの作り方、よくわからないんだけど、何からしたらいい……ひ、響ちゃん?」
響「……」
春香「あ、危ないなぁ、ほ、包丁そんな持ち方して……きゃっ!?」ドンガラガッシャーン
響「……」
春香「や、やめて、響ちゃん……お願いだから、包丁しまって?」
響「……」ザクッ
春香「ひび……ちゃ……」ガクッ
響「……ごめん春香、自分、間違えちゃった。『スープを作って』じゃなかったぞ」
響「『スープになって』、だった」
来ないな
やよい「失礼します!」
響「まぁ、上がってよ」
やよい「はい!すいません、急に押しかけて……」ガサッ
響「あはは、気にすることないさー、それに、『自分のため』に来てくれたお客を黙って帰すなんてできないしね」
やよい「ありがとうございます!これ、差し入れのお野菜です!」
響「お、ありがとなーやよい!」
やよい「……(それにしても、物凄い量の芳香剤と消臭スプレー)」
やよい「(響さん、やっぱりペット飼ってるから臭いとか気になっちゃうのかな……あれ?)」
やよい「そういえば響さん」
響「んー、どうしたの?」
やよい「家族の皆はどこにいるんでしょう?」
響「……」
やよい「あ、あれ、響さんってみんなと一緒に暮らしてるんでしたよね……?」
響「……」
やよい「あ、あうぅ……」
響「……」
やよい「ご、ごめんなさい、いけないこと言っちゃったなら謝りま」
響「服脱いで、やよい」
やよい「……えっ?」
やよい「あの、さすがに恥ずかしいかなーって……」モジモジ
響「しょうがないでしょ、皆『お風呂に入ってる』んだから、脱がなきゃ汚れちゃうし」
やよい「は、はい……」
響「ほら、入って入って」
やよい「……」ガチャ
やよい「うっ……!ぐ、ぐへぇっ!うぁっ!?(ひ、酷い臭い……)」
響「どう、皆いるでしょ?」
やよい「ひ、響さん……こ、これって!」
響「紹介するぞ、自分の家族たちだ!」ガシッ
やよい「い、いたいですっ!髪引っ張らないで……」
響「ほら、挨拶するといいぞっ!」バシャーーーーン
やよい「!?」ジタバタ
響「あはは、そっかそっか、そんなに嬉しいのか!」グイグイ、バシャッ
やよい「げほっ、ぐ、がぁっ……!」
響「ハムスターのハム蔵、犬のいぬ美!」バシャーーーーン
やよい「うぐ……があぁ」バタバタ
響「蛇のへび香、モモンガのモモ次郎!」バシャッガスッ
やよい「やめ……も、やめて……」ガクガク
響「シマリスのシマ男、オウムのオウ助!」グッグッ
やよい「……っ!?」ジタバタ
響「うさぎのうさ江、ねこのねこ吉!」バシャァ
やよい「ひび、さっ、もう、やめて……息がっ、できなっ」
響「ワニのワニ子、豚のブタ太!」バッシャーン
やよい「ぎゃあっ!?」ガボガボ
響「それから、自分の家族じゃないけど……真に雪歩に春香だ!」
やよい「!?」
やよい「……」グッタリ
響「起き上がってこなくなっちゃった」
響「ありがとな、やよい、最高の差し入れだったぞ」
響「『やさい』じゃなく、『やよい』のな……」
響「……自分で言ってて寒くなってきたぞ、らぁめんでも食べてあったまろっと」
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千早「ここが、我那覇さんの部屋ね」
伊織「えぇ」
千早「……鍵がかかっているわね」
伊織「響には悪いけど、ここはお邪魔させてもらいましょう……えいっ」ガンッ
千早「……な、なにしてるの?」
伊織「決まってんじゃない!ドアを!蹴破んのよ!いいからあんたも手伝いなさいよっ!!」ガンッガンッ!
千早「そんな、木製のドアじゃないんだし、無理じゃないかしら」
伊織「いいから!早く!」ドゴォガコンッ
千早「……あっ、開いた!?」
伊織「ほら見なさい、このスーパーアイドル伊織ちゃんに不可能はないわ!」ドヤァ
伊織「やよいの服に靴……それに、ぺろちょろを見つけたわ」
千早「それだけじゃない、これは、真、萩原さん、春香の私物……」
伊織「……」
千早「……」
伊織「千早、覚悟はいい?」
千早「えぇ。行きましょう」
伊織「響、アンタ一体、なにをするつもりなの……」
伊織「開けたら、もう後戻りはできないわ」
千早「わかってる、だけど皆のためにも、退くことなんて出来ないわ」
伊織「開けるわよ」ガチャ
千早「くっ……この臭いは何、鼻が曲がりそう」
伊織「……や、やよい!?」
伊織「大丈夫、やよいっ、しっかりしなさいっ!!」ザバァ
やよい「……」
伊織「息がないわ、やよい、しっかりしなさい!……アンタだけは、アンタだけでも助けてみせる!」スッ
やよい「……」
伊織「千早!アンタは急いで救急車を!!」
千早「……」
伊織「なにぼさっと突っ立ってんのよ!早く……」
千早「……」ガクッ
伊織「!?」
響「まったく、勝手に人の部屋に入ってくるなんて、いぬ美だってちゃんと待ってられるのに、困ったもんさー」
伊織「ち、千早!響、アンタはっ」
響「悪い子にはお仕置きが必要だな、躾の鉄則さー」
伊織「ひっ」ビクッ
伊織「や、やめなさいよ……こんなの、間違ってる」
響「それにしても、自分の部屋のドアを蹴破るなんて、ホント伊織は足癖が悪いぞ」
響「そんな脚、いっそ切り落とした方がよさそうだな」チャキッ
伊織「ひぃっ、や、やめ」ガクガク
響「ふんっ」ザシュッ
伊織「ギャアアアアァァァァァァァァァァァ!」チョロロロロロロロ
響「伊織、おしっこはトイレでって教わったでしょ?いぬ美だってそれくらいできるぞ」
伊織「あ、ああぁ」ビクッビクッ
響「お仕置き、だな」
伊織「い、いやぁ……」
響「泣いたら許してもらえると思ったら大間違いだぞ、しっかりお仕置きはしないと……ねっ!」ザシュッザクッ
伊織「いっそ殺してえぇぇぇぇぇ!!」
普段は嬉しいいおりんのいおりんのお漏らしも……
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亜美「あずさお姉ちゃん、律ちゃん遅くない?」
あずさ「そうねぇ、何かあったのかしら」
亜美「きっと、亜美たちにあんなこと言っときながら自分だけひびきんのお部屋を堪能してるに違いないっ!」
あずさ「そんなことないと思うわよ、あの律子さんが、まさか」
亜美「これはもう、行くしかないっしょ→」 ガチャッバタン
あずさ「あらあら、亜美ちゃん!……しょうがないわね」ガチャ
響「あはは、亜美、機嫌直すさー」
亜美「ぶー、だって律ちゃんばっかりずるいじゃん、ひびきんのお部屋に入った上にお風呂までもらっちゃうなんて」
あずさ「そうよね〜」
響「あはは、ま、お茶でも飲んでゆっくりするといいぞ」
亜美「うん」ゴクゴク
あずさ「美味しいお茶ね、なんていうのかしら……」ゴク
響「さんぴん茶っていうんだ、沖縄のお茶だぞ!」
あずさ「そうなの、うふふ、美味しい」ゴク
響「そうだ、ここだけの話なんだけど……」
亜美「えぇっ、お泊りパーティ!?」
あずさ「いいわね、楽しそうだわぁ」
響「だろー?実は最近毎日やってるんだ!」
亜美「もしかして、まこちんとかゆきぴょんとか、事務所に来ないのって……」
響「そうだぞ、自分の部屋で夜を過ごすからな!」
亜美「いいな〜、亜美も仲間に入れて!」
響「もちろん、いいぞ」
亜美「やった→」ガタッ
あずさ「あらあら〜」
亜美「もしもーし真美、亜美だよんっ!」
『んー、どったの亜美?』
亜美「真美、どうやら亜美は、真美より先に大人の階段を上ることになりそうだよ→」
『えっ、それってどういうこと……』
亜美「亜美は、みんなと一緒に、裸のお付き合いをさせてもらう事になったから」
『裸……お突き合い……まさかっ!?』
亜美「んっふっふ〜、真美はそこで、亜美が大人になるのを指をくわえて見てるがよいぞ」
『だ、だめだよ亜美!真美たちまだ中学生なんだよ!』
亜美「真実を知りたくば、Gさんの家までくるといいかもね→」
『爺さん!?相手は爺さんなの!?それってなおさらまずいっしょ!!』
亜美「ではな真美君、また会おう!」
『あ、ちょっと亜m』プツッ
亜美「ま、皆で一緒にお風呂に入るだけなんだけどね→」
響「ここのお風呂は広いし大きいから任せてよ」
あずさ「……」
続けろください
亜美「うあうあ〜、あずさお姉ちゃん寝ちゃってるよ→」
響「相当疲れてたみたいだな」
亜美「うん、まるで息してないみたいに静かだね……って、あれ、ホントに寝息が聞こえない」
響「……」
亜美「ひびきん、これって……」クラッ
響「……」
亜美「あ、あれ、おかしいな、ひびきんが二人、いや、三人……?」
響「……」
亜美「うっ……ふっ……ぐあっ……」ガクッ
響「……」
亜美「……」
響「おやすみ、亜美……そして」
響「ようこそ。いつまでも自分の部屋で、ゆっくりお風呂に浸かっていくといいぞ」
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真美「お邪魔しまっす!」ガチャ
響「お邪魔されるぞ!」
真美「あれ、皆は?」
響「……」
真美「ま、いっか、待ってたら来るっしょ→」
響「それじゃ、自分飲み物でも持ってくるから、待っててよ」
真美「お構いなく→」
真美「……」
真美「それにしても、亜美のやつ、『Gさん』なんて言うから、『爺さん』と勘違いしちゃったじゃん……」
真美「ひびきんのこと『我那覇さん』なんて呼ばないから、気付くのもだいぶ遅くなっちゃったし……」
真美「たっぷり仕返ししてやるよ亜美、んっふっふ〜……」
響「お待たせ!」コト
真美「お、ありがとひびきん、これはジャスミンティーですかな?」
響「うーん、自分としてはさんぴん茶って言って欲しかったぞ」
真美「あ、これがさんぴん茶っていうんだ、ジャスミンティーみたいなかほりが……」クンクン
響「ま、飲んでみてよ」
真美「そだね!いただきまー」
『飲んじゃダメえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!』
真美「な、なに今のっ!?あっちの方から聞こえたけど」
響「……ちっ」
真美「そ、それに今の声、心なしか亜美の声に聞こえたよ……?」
響「……」
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>>107>>117>>89>>178>>47>>179>>145>>13>>166>>138>>85>>106>>78>>152>>134>>48>>126>>172>>193>>142>>106
>>52>>138>>104>>47>>169>>59>>163>>87>>190>>70>>3>>78>>47>>49>>56>>192>>61>>22>>129>>145>>127>>7>>97
>>54>>22>>32>>46>>164>>137>>195>>16>>75>>99>>62>>43>>157>>24>>129>>146>>93>>131>>23>>140>>180>>79
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>>160>>60>>32>>183>>200>>11>>61>>130>>51>>161>>189>>36>>187>>55>>117>>73>>174>>20>>191>>139>>87>>45
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>>57>>98>>93>>190>>154>>66>>109>>64>>157>>100>>148>>67>>82>>170>>64>>109>>90>>29>>109>>165>>106>>54
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>>112>>106>>138>>20>>70>>44>>74>>79>>104>>118>>61>>58>>30>>129>>42>>96>>53>>123>>53>>167>>158>>77
>>56>>56>>110>>102>>102>>114>>117>>12>>25>>23>>149>>45>>92>>193>>119>>171>>96>>36>>32>>154>>66>>160
>>161>>12>>117>>14>>178>>74>>90>>166>>130>>146>>76>>31>>48>>189>>148>>59>>14>>170>>8>>59>>62>>200
>>32>>96>>13>>63>>49>>78>>22>>43>>38>>33>>160>>51>>11>>33>>141>>177>>162>>86>>52>>193>>134>>41>>140
>>54>>110>>199>>112>>171>>198>>88>>2>>94>>100>>64>>142>>177>>86>>184>>15>>118>>143
真美「ちょ、ちょっと見に行ってみようよ、ひびきん」
響「……あぁ、言って無かったけど、今みんなお風呂に入ってるんだ」
真美「そ、そうなの?」
響「うん、だからきっと、ふざけてるだけなんじゃないかな、亜美」
真美「そ、そっか……」
響「だから、ほら、早く飲んで?淹れたてが一番おいしいんだから」
真美「う、うん……」
『ダメったらダメええええぇぇぇ、飲んじゃ、ダメえええぇぇぇ!!』
真美「ひっ……」
響「……」
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>>113>>150>>81>>95>>8>>20>>66>>17>>154>>180>>129>>89>>107>>6>>76>>181>>175>>66>>87>>193>>37>>171
>>27>>57>>45>>113>>140>>71>>8>>22>>184>>158>>103>>78>>165>>122>>143>>182>>76>>123>>110>>164>>29
>>40>>10>>90>>106>>96>>83>>142>>66>>188>>169>>122>>32>>81>>62>>103>>89>>83>>86>>47>>185>>163>>12
>>106>>193>>183>>28>>102>>146>>57>>18>>186>>67>>107>>91>>162>>189>>32>>28>>177>>1>>150>>8>>81>>11
>>170>>94>>196>>16>>79>>159>>27>>186>>64>>19>>168>>92>>121>>114>>149>>138>>99>>15>>45>>190>>177>>34
>>4>>10>>22>>153>>18>>103>>164>>128>>72>>57>>124>>88>>136>>82>>114>>121>>146>>133>>88>>38>>54>>2
>>192>>100>>1>>36>>90>>178>>70>>111>>181>>80>>133>>134>>98>>35>>97>>25>>107>>154>>148>>195>>89>>30
>>9>>175>>41>>97>>13>>95>>99>>199>>86>>199>>200>>122>>88>>177>>191>>199>>158>>71>>131>>91>>168>>166
>>193>>73>>140>>141>>67>>29>>170>>175>>38>>145>>16>>135>>157>>110>>33>>156>>195>>31>>155>>117>>118
>>107>>117>>89>>178>>47>>179>>145>>13>>166>>138>>85>>106>>78>>152>>134>>48>>126>>172>>193>>142>>106
>>52>>138>>104>>47>>169>>59>>163>>87>>190>>70>>3>>78>>47>>49>>56>>192>>61>>22>>129>>145>>127>>7>>97
>>54>>22>>32>>46>>164>>137>>195>>16>>75>>99>>62>>43>>157>>24>>129>>146>>93>>131>>23>>140>>180>>79
>>41>>100>>60>>186>>27>>66>>82>>87>>120>>104>>118>>165>>67>>55>>160>>82>>129>>58>>144>>172>>15>>167
>>160>>60>>32>>183>>200>>11>>61>>130>>51>>161>>189>>36>>187>>55>>117>>73>>174>>20>>191>>139>>87>>45
>>169>>174>>156>>112>>146>>170>>79>>46>>130>>139>>77>>112>>138>>88>>173>>68>>138>>133>>56>>174>>119
>>91>>192>>84>>111>>182>>23>>197>>27>>120>>166>>1>>76>>77>>146>>45>>156>>191>>174>>94>>68>>85>>31
>>57>>98>>93>>190>>154>>66>>109>>64>>157>>100>>148>>67>>82>>170>>64>>109>>90>>29>>109>>165>>106>>54
>>61>>45>>183>>154>>112>>68>>184>>66>>125>>82>>158>>114>>35>>24>>22>>99>>180>>122>>46>>46>>4>>16
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>>56>>56>>110>>102>>102>>114>>117>>12>>25>>23>>149>>45>>92>>193>>119>>171>>96>>36>>32>>154>>66>>160
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響「亜美のやつ、しょうがないな……ちょっとうるさくしないように釘を刺してくるぞ」
真美「う、うん……」
真美「……」
真美「(亜美のあんな声、私だって聞いたことない……)」
真美「(すごく苦しそうな声だった、今にも死にそうな、どこから出してるのかわからないような……)」
真美「(亜美、真美にはわかるよ、これは、いたずらじゃない)」
真美「今行くよ、亜美、亜美……」ダダダッ
真美「亜美っ!」ガチャ
真美「!!」
真美「ひびきん、それ、なにしてるの……?」
響「真美か……なにって、見たらわかるでしょ」
響「釘、刺してるんだけど」
今回ばかりは荒らしを応援
支援
こういうの好きよ
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>>27>>57>>45>>113>>140>>71>>8>>22>>184>>158>>103>>78>>165>>122>>143>>182>>76>>123>>110>>164>>29
>>40>>10>>90>>106>>96>>83>>142>>66>>188>>169>>122>>32>>81>>62>>103>>89>>83>>86>>47>>185>>163>>12
>>106>>193>>183>>28>>102>>146>>57>>18>>186>>67>>107>>91>>162>>189>>32>>28>>177>>1>>150>>8>>81>>11
>>170>>94>>196>>16>>79>>159>>27>>186>>64>>19>>168>>92>>121>>114>>149>>138>>99>>15>>45>>190>>177>>34
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>>56>>56>>110>>102>>102>>114>>117>>12>>25>>23>>149>>45>>92>>193>>119>>171>>96>>36>>32>>154>>66>>160
>>161>>12>>117>>14>>178>>74>>90>>166>>130>>146>>76>>31>>48>>189>>148>>59>>14>>170>>8>>59>>62>>200
>>32>>96>>13>>63>>49>>78>>22>>43>>38>>33>>160>>51>>11>>33>>141>>177>>162>>86>>52>>193>>134>>41>>140
>>54>>110>>199>>112>>171>>198>>88>>2>>94>>100>>64>>142>>177>>86>>184>>15>>118>>143
真美「なんで、こんなこと……」
響「すべては究極のらぁめんのため、としか言えないぞ」
真美「ラーメンラーメンって……いい加減にしてよ!」
真美「こんなことしたってお姫ちんは帰ってこない、わかってるっしょ!?」
真美「今すぐ亜美を離して!」
響「……」
真美「ひびきん、いや、我那覇響っ!」
響「……」
響「今の真美、ちょっと貴音っぽかったぞ」
真美「な、何言って……」
響「大事な場面ではいつもフルネームで人を呼ぶんだ……」ヒタッ…ヒタッ…
真美「こ、来ないでっ……」
響「でも、やっぱり真美じゃ貴音になれない、貴音ならこんな時、後ろに下がったりしないもんな」
真美「……」
響「真美は勘違いしてるみたいだから、教えてあげる」
響「貴音は、帰ってくるんだよ?」
真美「そ、そんなことあるわけ……きゃっ」ガタッ
響「でもな、それには皆の力がいる、究極のらぁめんには、究極の材料が必要なんだ」ガバッ
真美「そ、そんなの、真美は知らないよ!は、離してっ」ジタバタ
響「なぁ、真美も協力してくれるよな……」グググッ
真美「ぐっ……あぁっ……やだ……」
響「だって、自分たち」ググググッ
真美「ぐ……ぐるじっ……」
響「仲間……でしょ?」ググググググッ
バキャッ
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美希「ハニー、遅いの……」
美希「あれからだいぶ時間がたつのに、ハニーが戻ってこないの……」
美希「やっぱり、ハニーに何かあったんじゃ……」
美希「だいたい、響に注意しろって、教えてくれたのはハニーなのに……」
美希「……」
美希「ここは、美希がハニーを助けに……」
『約束を守れたら、その時は……結婚しよう、美希』
美希「……ハニー」
美希「ハニー、早く戻ってきて……ミキを迎えに来て!」
美希「……」
美希「……誰なの?」
P「美希」
美希「ハニー!」ガチャ
美希「良かった、無事だった……の?」
P「美希……逃げろ」ガクッ
美希「ハニーどうしたの!?血が……血が出てるの!」
P「美希……早く……逃げろ!」
美希「や!」
美希「ハニーも一緒じゃなきゃ、や!一緒に行くの……立って、ハニー」
P「すまん、俺はもうだめなんだ……力が、うまく入らない」
美希「それなら、ミキも一緒にいるの!」
P「バカなことを言うんじゃない!……うぐっ」
美希「……ミキね、ハニーが嘘でも結婚しようって言ってくれて、すっごく嬉しかった」
P「美希……」
美希「だから、ミキ、ちゃんと約束も守ったんだよ?これで、ハニーの嘘も、嘘じゃなくなったの」
P「美希……早くしろ、響が来てる」
美希「これからは、ミキはハニーのお嫁さんなの!……大事にしてね?」
P「……」
美希「むぅ、ちゃんと答えて欲しいの!」
P「……わかった、一生大事にするよ」
美希「嬉しい……ご褒美あげるね、ハニー」チュッ
P「……」
ゴキャアァァッ!!
響「……」
ズリッ……ズリッ……ズリッ……
響「……」
ガコンガコンガコン……ズリッ……ズリッ……
響「……」ガチャ…バタンッ
響「ふぅ、重かったな……身体も、愛も」
こういうSS普通に淡々と書ける神経がわからん
やっぱどこか頭おかしいから書けるんだろうな
なんかもう気持ち悪すぎて見るのが苦痛になってきた
でも見る
これの元の話はそこそこ良い話っぽかったのにな
どういうオチになるのか期待
これの元の話はそこそこ良い話っぽかったのにな
どういうオチになるのか
誤爆
おいおい、まさか未完にはならないよな?
ついに作者の胃袋も潰れたか……
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響「……ここだぞ」
小鳥「……」
響「どうしたの?固まっちゃって……」
小鳥「い、いえ、何でもないわ(この中に裸の皆がいると思うと、正直興奮します)」
響「……」
小鳥「さぁ、早くみんなを出してあげましょう!」
響「……うん」
小鳥「(いざ、秘密の花園へ、レッツゴー!)」ガチャ
小鳥「……」
小鳥「……って、あれ?」
小鳥「人影が、見当たらないんだけど……?」
響「……」
小鳥「それに、この嗅いだことのない強烈な臭いは……」
小鳥「……ま、まさか、響ちゃん?」
響「……」
響「……」
小鳥「ね、ねぇ、皆の姿が見当たらないんだけど……どこにいるのかしら」
響「ぴよ子はおかしなことを言うな、皆、そこにいるぞ。仲良くお風呂に入ってるじゃないか」
小鳥「な、何言ってるのよ、お風呂の中には、泥がいっぱい入ってるだけじゃない」
響「……」
小鳥「ひ、響ちゃん?」
響「なぁ、ぴよ子、生きてる『鳥』って、調理したことある?」
小鳥「え……何?」
響「自分、この前初めて調理したんだ、オウムだったけど」
小鳥「お、オウム?」
響「苦労したんだ、バサバサ羽ばたいて逃げようとするし、爪まで立てて抵抗するんだ」
小鳥「……」
響「だからな、自分、首をきゅってひねってあげたんだ」
響「そしたらさ、いきなりくたってなっちゃって」
小鳥「え、えぇ……」
響「ようやく調理ができる状態になったんだけどな、準備で疲れちゃって、そのままお湯にぶち込んじゃったんだ」
小鳥「……」
響「……」
小鳥「あ、あの、響ちゃん?悪いんだけど、私に何を伝えたかったのか、理解できなかったんだけど……」
響「……」
響「別に、そんな難しいことじゃないさー」
響「ただ、ぴよ子には生きた鳥を調理する時の大変さを分かってもらいたかっただけ」
小鳥「そ、そうなの……」
響「そうだぞ……分かってくれた?」
小鳥「え、えぇ、とってもよく分かったわ」
響「そっか、それはよかった」
響「それじゃ、動かないでじっとしててね、ぴよ子」
小鳥「……えっ?」
響「いやぁ、オウ助の首を折るのは簡単だったけど、ぴよ子の首を折るのは大変そうだからな」
小鳥「ひ、響ちゃん、あなたは……!」
響「大丈夫、ほんの一瞬だから、ね?」
小鳥「じょ、冗談じゃないわ!」ダダッ
響「あ、こら、逃げちゃダメだぞ!」
小鳥「(こんなところじゃ、まだまだ死ねないわ……私にだってやりたいことはたくさんある!)」
小鳥「(やっぱり、響ちゃんは危険……きっとプロデューサーさんもやられたに違いないわ)」
小鳥「(わたしは、生きる……生きて、生きて、それから死ぬの!)」
小鳥「(響ちゃんには悪いけど、ここは逃げるが勝ちってやつね……)」
小鳥「(部屋の外に出さえすれば、あとは、車に乗って……)」
小鳥「(いける!もうすぐ、ドアに手が届く……)」
ドカンッ!
小鳥「きゃあっ!」バタンッ
小鳥「こ、こんなところに段差が……痛っ!」
小鳥「あ、足が……」
響「……」
響「あはは、ぴよ子、段差で躓くなんてドジだなー」
小鳥「いや……来ないでっ」
響「自分で言ってたじゃないか、『段差に注意しろ』って」
小鳥「!!」
響「ダメだなー、自分で言ったことなのに……」
小鳥「やだ、いやぁ……」ズリズリ
響「あはは、ぴよ子、虫みたい。面白いなー……よいしょっと」ドッ
小鳥「ひっ……やめて、離れて!」ジタバタ
響「……さてと」スッ
小鳥「……」ガクガク
響「やっぱり、真美の首よりだいぶ太いな……でも、この体勢ならちょっとは楽かな」グググ
小鳥「うあっ……ぐっ……げぇっ……やめっ」
響「思ったより力がいるなー、やっぱり料理って大変だぞ」
小鳥「あ……あぁあ……ぐあ……」
響「……」グググッ
小鳥「……」
響「そろそろいいかな……」スッ
小鳥「……」
響「さ、準備にかかるさー」スタスタ
小鳥「……」
小鳥「(行ったみたいね……今のうちに、逃げ)」
響「その前に、材料を刻んでおかないとな!」ブンッ
小鳥「……えっ?」
ザシュッ
しえん
この作者さん、普段は一晩で書き上げてるのに……
とりあえず支援
響「さぁ、準備はできたぞ……あとはこれをしばらく煮込むだけ、そうすれば」
響「『究極のらぁめん』が、つくれるはず」
響「ここまで来たら、もう後には戻れない、突っ走るだけさー」
響「もう少しだからな、貴音。もう少しで、完成だ……」
響「ちょっと、疲れちゃったな……一休みしようかな」ゴロン
響「貴音……」
響「貴音がらぁめんになるなんて、さすがに自分、びっくりしちゃったぞ」
響「医者が真顔で『貴音さんはヒトでなくらぁめんに近い』なんて言い出した時は、このやぶ医者!ってカッとなっちゃったけど」
響「らぁめんは文化、らぁめんは進化、らぁめんは可能性……」
響「あはは、自分、貴音の言うことが分かったぞ……らぁめんに不可能はないんだもんね」
響「自分も、あれから頑張ったんだ、そしたらな……うっ」ザクッ
響「……」ペロ
響「うん、貴音の大好きな、らぁめんの味……自分も、なれたんだぞ、貴音」
響「いまなら、貴音の気持ちが、わかる気がする、らぁめんに……貴音になった今の自分なら」
響「……」
響「ぴよ子の、言うとおりだったんだな……貴音は、こんなこと望んでない」
響「わかってた、はずなのに……」
響「……」
響「どうして、こんなこと、しちゃったんだろ……」
響「自分はただ、貴音と一緒にいたかった、貴音のためにらぁめんを作ってあげたかった、それだけだったのに」
響「自分、皆を、らぁめんにしちゃった……」
響「貴音、らぁめんって、怖いんだな。自分みたいに、何をしでかすかわらない、人をらぁめんにしたりする」
響「貴音みたいに、街一つ吹っ飛ばして、大勢の人、たくさんのモノを飲み込んで」
響「そんなことした後に、一人の女の子を守るためにミサイルに突っ込んだりして」
響「自分たち、おんなじだね、貴音……ちょっと、嬉しいかも」
響「……お、いいカンジに煮詰まってるな」
響「思った通り、これなら大丈夫、いけそうさー」
響「このままじゃ、熱くて触れない、少し冷まして……」
響「……いや、このままやろう、一秒でも早く、完成させなきゃ」
響「えいっ!」ヌポッ
響「あっつ!……こ、こんなの、なんくるないさー!!」
響「こんなの、貴音の痛みに比べたらなんともないぞ!」
響「痛かったろ、怖かったろ、でももう少しだから……自分が『究極のらぁめん』作ってみせるから!」
響「あはは、慣れたらなんだか気持ちよくなってきちゃっぞ」ヌッチャヌッチャ
響「感覚は、そう、小学校の時の図工でやった『粘土細工』によく似てる」
響「……それにしても、貴音のスリーサイズってホントに完璧だだよな」
響「『90−62−92』か、実際に目の当たりにすると、そのすごさがよくわかるぞ」
響「あはは、おっきなお尻だな」スリスリ
響「胸も、765プロの中じゃ、2番目におっきいんだもんな」
響「自分、『らぁめん』が足りないんじゃないかって心配しちゃったぞ」
響「……」
響「さぁ、最後の仕上げだ!」
響「貴音の髪、銀色の髪、自分を守ってくれた貴音の髪。これをこいつにセットしてやるだけ」
響「最後まで、気を抜かないでいくぞ!」
響「できた……できたぞっ!」
響「うん、見ればみるほど、貴音にそっくりだ」
響「待ってて、今、服を着せてあげるからな」
響「よいしょ……よいしょ……」
響「うん、ぴったりだぞ!……って、当たり前か、だってこれは、貴音の身体なんだし」
響「さぁ、貴音の目が覚める前に、もう一仕事だ」
響「多分これが、自分の最後のらぁめん作りになる」
響「貴音のために、最後のらぁめん、張り切って作っちゃうぞ!」
響「……まぁ、お湯を用意すればいいだけなんだけどね」
保守
響「あぁ、ここまで長かった……けど、これで自分の仕事は終わりさー」
響「後はお風呂いっぱいに張った熱湯の中に入るだけ……それで、自分のらぁめん作りは終わり」
響「『究極のらぁめん』を見れるかどうかはわからないけど、とりあえず、この中に……」
響「……」
響「ちょっと、怖いぞ……すごく熱そう」
響「……」
響「でも、、自分がこんなところで躊躇してたら、自分たちのために犠牲になってくれた皆に顔向けできない」
響「……よしっ!」
バシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ
響「うぎゃあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
響「熱いっ!熱いっ!!」バシャバシャ
響「こ、このくらい、なんくる……なんくるないさー!」
響「犠牲になった皆のため、このらぁめんを食べてくれる貴音のため、自分は、ここで完全にらぁめんになるんだっ!!」
『……ビキ……ヒビキ……』ググッ
響「!?」
響「もしかして、貴音なのか?」
『……ヒビキ……ヒビキ……』グググッ
響「やっぱり貴音だ、らぁめんに不可能はなかったんだ……貴音が、貴音が生き返ったぞ!」
響「これで、自分の作りたかった『究極のらぁめん』、いや、『貴音』は完成したんだ」
響「人がらぁめんになれるなら、らぁめんが人になってもおかしくない……自分の思った通りだぞ!」
『……アァ……ヒビキ……』
響「貴音、もう少し待っててね……もうすぐ、貴音の大好きならぁめんができるから」
『……モウ、オヤメナサイ、ヒビキ……』
響「……えっ?」
響「何言ってるんだ、貴音、らぁめんだぞ!?」
『……モウ、ヨイノデスヨ、ヒビキ』
響「いいって、何がいいんだよ……」
『……ワタシノコトハ、モウヨイノデスヨ』
響「よくないよ!」
『……』
響「自分、毎日貴音のこと思ってた……あの日から、ずっと」
響「貴音が出来なかったこと、自分がやり遂げるんだって、そればっかり考えてた」
響「だいぶ時間がかかっちゃったけど、皆のおかげでやり遂げることが出来たんだ」
響「……なんだか、身体がすっごく熱いの、いまにもとけちゃいそう」ハァハァ
響「だから、ねぇ、貴音」
響「今すぐ自分のこと……食べて欲しいぞ!」
『……』
響「貴音……」
『ワタクシニハ、デキマセン……』
『アノトキモ、モウシアゲタハズデハナイデスカ』
響「そんな……そんなこと言わないで……貴音に食べて欲しいんだ、自分のこと」
響「そしたら、自分たちいつまでも一緒でしょ?嫌なの、貴音」
『……』
響「……」
響「ねぇ、貴音。貴音が何を想っているのか、わかっちゃった」
響「きっと、今すぐここから出て欲しいって、生きて欲しいって思ってるんだよね」
響「でも、もうダメみたい……ほら、手が、こんなふうになっちゃって、きっと足もおんなじさー」
『ヒビキ……』ポタッポタッ
響「なんだよ……泣くなんて貴音らしくないじゃないか」ポタッポタッ
響「貴音……そろそろ、らぁめんの完成だぞ」
『ヒビキ』
響「自分、嬉しいよ、最期にまた貴音に会えて」
『ヒビキ、ヒビキ』
響「なぁ、貴音……自分のこと、食べてくれる?」
『……』
響「食べてくれなきゃ、貴音のこと、恨むぞ……らぁめんが食べられなくなる呪いをかけてやるんだ」
『……』
響「お願い、約束して、貴音」
『……』コクッ
響「良かった、これで安心してらぁめんになれるぞ」
『ヒビキ』
響「じゃあまたあとでね、たか、ね……」バシャッ
『……』
『ヒビキ……ヒビキ……ヘンジヲシテクダサイ……』
『……』
『モウ、ダメナノデスネ……ソレナラバ』
『セメテ、ヒビキノコトバヲソンチョウシマショウ』
『……ハズカシナガラ、ワタクシ、ラァメンヲアビルヨウニタベルノガユメデシタ、ヨモヤコノヨウナカタチデカナウトハ』
『ヒビキ……ワタクシモイマ、ソチラニマイリマス』
『……』
バシャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ
『フフフ、トテモビミデスヨ、ヒビキ……ウグッ』
『カ、カラダガ、トケテユク……グアァ』
『シカシ……コレデ、ワタクシタチハ、イツマデモイッショデ』
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おわりです
完結するまでだいぶ時間がかかってしまいました
支援レス等々してくださった方々、本当にありがとうございました
今後とも、読んでいただければ幸いです
(スレタイで察しの付くものとそうでないのがありますが)
改めて、ありがとうございました
書くならもうこっちで書かず違う場所で書いてね
面白かったよ
乙
おつん!
次回作待ってます乙
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