アスベル「そんな嫁たちが今俺達のために飯を作ってくれている、こんなに幸せなことはない」

アルフェン「まぁ俺達だけじゃなく仲間達の分もだけどな」

アスベル「そういえば他の皆はどこ行ったんだ？」

アルフェン「キサラはあんたの所の…ソフィって子と池に行ったぞ」

アルフェン「釣りを教えに行くんだそうだ」


アスベル「釣りか…大丈夫かな」

～池～

キサラ「そこだソフィ！一気に竿を引くんだ！」

ソフィ「うん…えい！」ｸﾞｨッ


ｻﾞｯﾊﾟｰﾝ



ソフィ「釣れた…」

キサラ「ふむ…初めてにしては筋がいいな」

ソフィ「キサラが教えてくれたおかげ、この調子でヌシを釣ろう」

キサラ「ハハハ…そこまで腕を上げたらな」


ソフィ「それでシェリアにヌシでカニタマ作ってもらうんだ」ｼﾞｭﾙﾘ


キサラ「え…」

～池の近くの茂み～

リチャード「ソフィの初めての釣りか…やっぱり心配だね」

テュオハリム「何故我々は草むらに隠れて彼女らを見守ってているのかね？」

リチャード「ソフィに何かあってはいけないからね、こうして見張ってないと」




リチャード「それがこの僕、マスク・ド・バロニアの使命なのさ！」

テュオハリム（この世界の王はよほど暇と見えるな）

リチャード「そういう君を、彼女の事が心配じゃないのかい？」

テュオハリム「ふむ…確かにそうだな」

リチャード「やっぱり」







テュオハリム「キサラは私の大切な友であり…母のような人だからな」

リチャード「それは本人の前で言わない方がいいよ」

～ラント邸　庭～

パスカル「いっけー！メカフルル！」

メカフルル「ブルルゥ！」

リンウェル「すごーい！フルルそっくりだね！」

フルル「フルゥ…」

リンウェル「自分の方がカッコイイって言ってる」

パスカル「そうかな？」

ヒューバート「まったくあの人はまた変なものを…」

ロウ「あんたの彼女中々ぶっ飛んでんな」


ヒューバート「か、彼女ではありませんよ///まだ」

ロウ「そんな照れなくていいだろ？好きなのは本当なんだし」

ヒューバート「まぁ…それは否定しませんけど」

パスカル「あ、ヒューくんやっほ～」ﾌﾘﾌﾘ

ヒューバート「ぱ、パスカルさん///」


リンウェル「あ、いたんだロウ」

ロウ「いちゃ悪いのかよ」

リンウェル「別に～」

ロウ「そ、そうか…」


ヒューバート「あなたも大して変わらないじゃないですか」

マリク「やはり若者の恋愛はいいな」

ヒューバート「見てたんですか教官」

マリア「若いうちに色々経験しておくものだぞ少年達よ」

ロウ「何だかよくわかんねーがいいこと言うなオッサン！」ﾊﾞｼッ

マリク「うぐっ…」


ロウ「え…ちょっと小突いただけだぞ…」

ヒューバート「見た目より脆いんですよこの人」

ロウ（親父並みにガタイあるのに…）

～ラント邸 キッチン～

シェリア「大分腕上げたじゃないシオン」

シオン「そ、そうかしら…」

シェリア「それもひとえに、アルフェンへの愛のおかげね！」

シオン「///」

シェリア「ところで…2人はもうその…キスとかは…」

シオン「したわよ」

シェリア「そ、そうなんだ…」

シオン「貴女もしたのかしら？」

シェリア「も、勿論よ！」

シオン「あらそう」


シェリア（演劇中の事故だったけどね）

アスベル「おーいシェリア～」

アルフェン「飯はまだか？」


シェリア「ほらほら、私達の旦那様が待ってるわよ」

シオン「そうね…フフッ」




ﾀﾀﾞｲﾏｰ



シェリア「あら、他の皆も帰ってきたみたいね」

ロウ「あー腹減ったー」

パスカル「納豆食べたーい！」

リンウェル「それって美味しいの？」

リチャード「ああ、とても美味だよ」

テュオハリム「ほう…」

キサラ「お2人とも…いつからいたんでですか」

ロウ「なぁ、飯食ったらタイマン勝負しねぇ？」

マリク「構わんが、オレは遠慮しておくぞ、若くないからな」

ソフィ「教官紙だからタイマン苦手…」

ヒューバート「シーッ！」




シェリア「フフフ…なんだか賑やかな食事になりそうね」

シオン「そうね」


アルフェン「それじゃ皆」

アスベル「せーの…」




全員「いただきまーす！」










ソフィ「え…ヌシからはカニタマ作れないの！？」ｶﾞﾋﾞｰﾝ

アスベル「そうなんだソフィ…ツクレナカッタ…」

シェリア「ごめんね…」



キサラ（どこからツッコめばいいんだ…）




～おわり～