摩美々「まみみは悪い子なんでー」 (19)

シャニP(以下P)「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「人のバッグにダンベルを入れるんじゃありません」

摩美々「鍛えられて、いいじゃないですかー」

P「流石に出る前に気付いたよ」

摩美々「ちぇー」

P「勝手に持ち出して、夏葉が探してたぞ」

摩美々「プロデューサーが返しておいてくださいよー」

P「摩美々も一緒にな」

摩美々「仕方ないですねー」

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P「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「携帯の電話帳の名前、書き換えたな」

摩美々「なにか問題でもありましたかー?」

P「坂本龍馬からの着信に出たら恋鐘だった」

摩美々「面白いじゃないですかー」

P「思わず噴き出したよ……そしたら『そげん笑って、プロデューサー何が可笑しかー!』って、坂本竜馬が」

摩美々「ふふー、他の皆はわかりましたかー?」

P「甜花と甘奈を『風神』『雷神』にされてるのはわかる」

摩美々「しばらく連絡もドキドキしますねー」

P「強面の風神が『にへへ……』って言うの想像しちゃうから駄目だ、戻しなさい」

P「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「仮眠してる人の髪型をアレンジするんじゃありません」

摩美々「いつもよりワイルドですねー」

P「これ、直せる?」

摩美々「世話が焼けますねぇ、特別に私が整えてあげますよー」

P「お、良い感じだな」

摩美々「アイドルのプロデューサーならぁ、もう少し自分の外見にも、気を使って下さいねー」

P「そうだな、じゃあ摩美々にセットの仕方を教えてもらおうかな」

摩美々「ふふー、めんどーですけどぉ、特別に教えてあげますよー」

P「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「手帳に差してた万年筆を蛍光ペンに変えるんじゃありません」

摩美々「華やかになりましたねー」

P「摩美々が胸ポケットに差してるの、俺の万年筆だよな」

摩美々「返してほしいですかー? 取ってもいいんですよー?」

P「そうか、わかった」スッ

摩美々「きゃっ……今の声は聞かなかったことに、してくださいー」

P「胸に触れてはないだろ」

摩美々「手を伸ばしただけでも、セクハラですよー。社長に言いつけてやるー」

P「洒落にならんからやめて」

P「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「俺がストックしてたカップラーメン、どこに隠した?」

摩美々「さぁ、知りませんよー?」

P「もう外で食べてくるか」

摩美々「プロデューサー、まみみもお昼まだなんですけどー」

P「何が食べたい?」

摩美々「お寿司」

P「回転な」

どうせ触るなら、70か73がいい

P「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「人の待ち受け画面を変えるんじゃありません」

摩美々「ふふー、これでいつでも、まみみに会えますねー。嬉しいですかぁ?」

P「そんなことしなくても、いつも目を掛けてるよ」

摩美々「……なら、いいですけど」

P「こら、またイタズラしたな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「俺の手袋、返しなさい」

摩美々「ちゃんとありましたよねー?」

P「キッチンミトンがな」

摩美々「可愛いじゃないですかぁ」

P「これで出歩けないっての。ほら、出して」

摩美々「仕方ないですねぇ、どうぞー」

P「服の中から出すとは思わなかったなぁ……あったかい」

摩美々「ふふー、温めておきましたー」

P「それは草履な」

P「こら、電車が混んでるからって密着しすぎだぞ」

摩美々「えぇー、じゃあ違う人に寄り掛かるしかないですねー」

P「それは困るな」

摩美々「じゃあ大人しくしててくださいー」ギュー

P「手まで回す必要ある?」

摩美々「仕方ないですよぉ、バランス取りづらいんでー」ギュー

P「こら、仕事してるからわき腹をつつくな」

摩美々「まみみは悪い子なんでー」

P「これ打ち込むまで待ってなさい」ナデナデ

摩美々「頭を撫でられるとセットが乱れるんですけどー」

P「もう帰るだけだから構わないだろ」

摩美々「女心がわかってませんねー」

P「じゃあもうやらない。二度と」

摩美々「……本当にわかってないですねー」

P「冗談だよ」ナデナデ

摩美々「ふふふー、全くプロデューサーは酷いですねー」

P「摩美々がバレンタインにくれたガトーショコラさ」

摩美々「まみみの手作りですよー、よぉーく味わってくれましたかー?」

P「材料がカカオ99%だったな」

摩美々「ふふー、そんなに甘い話はありませんよー」

P「あと作り方とか色々、事務所のみんなに聞いて作ってくれたらしいな。ありがとう」

摩美々「……別に、そこまで熱心だった訳じゃないですし」

摩美々「プロデューサー、コーヒー飲みますかー?」

P「ありがとう、頂くよ」

摩美々「くふふー」

P「うん、美味しい」

摩美々「あれ…… 美味しいんですか?」

P「あぁ、俺好みに砂糖も入れてくれたんだな。ありがとう」

摩美々「おかしいなぁ……」

P「どうかしたか?」

摩美々「別に、どうもしないですよー?」

P「なんなら飲んでみるか、ほら」

摩美々「ん、じゃあ……ケホッ、しょっぱ!」

P「はは、騙されたな」

摩美々「プロデューサー、騙すなんて酷いですねー」

P「ブーメランって知ってる?」

摩美々「もう、口直しにコーヒー淹れ直しますねー」

P「次はイタズラなしでな」

摩美々「砂糖2杯、ミルクはいらないんですよね。わかってますよー」

何だ。惚気か

P「摩美々、もう遅いから帰る……摩美々?」

摩美々「すーすー……」

P「ソファで寝ちゃってるか」

摩美々「すーすー……」

P「イタズラしてなきゃ可愛いもんだな」

摩美々「すー……」

P「イタズラしてても可愛いけど」

摩美々「……」

P「さ、寝たフリはやめなさい」

摩美々「……いつから気付いてたんですかー?」

P「最初から」

摩美々「プロデューサーは、可愛げがないですねー」

P「はいはい。じゃあ晩飯食べて帰ろう、何がいい?」

摩美々「高級フレンチ」

P「少しは遠慮して」

摩美々「ふふー。まぁ、プロデューサーが連れていってくれるならぁ、どこでもいいですケドねー」

短いですが以上です。
摩美々の悪戯っぽい笑い方、可愛いですよね。

ここまで読んでくださった方に、感謝を。

すばらしい

シャニマスSSもっと増えろ!

あまーい!

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