邪神「おい主人ハラヘッタ」 (3)
邪神「おい主人(あるじ)わしは腹が減ったゾ」
男「うるせえ…俺だって腹減ってるんだよ…大喰らい」
男「お前のせいで家計は火の車なんだ、腹減ったなら事務所の生垣の草でも食ってろ」
邪神「主人の稼ぎは悪いのだろう…?わしは悪くないぞ」
男「違いますぅ!お前が三日で1週間分の備蓄を食い荒らすからでーす!事務所に仕事が来ないことは関係ありませーん!」
邪神「五級の魔術師が事務所を構えていても誰も依頼などせんじゃろうって…せめて三級はないとダメじゃろ」
男「もともと三級以上の実力はあったんですー!」
邪神「しかしのう、今は昔の稼ぎを切り崩してなんとか生活しているが何時迄も続かんじゃろう、ここは事務所を畳んで他の魔術師の所で働くべきだと思うが?」
男「……」
邪神「それかわしを解放して食い扶持を減らす方法もあるがのう…わしは自由になり主人は食費が減る…ウィンウィンじゃ」
男「…事務所は絶対畳まない!それにお前を解放したら絶対悪さ働くだろう?」
邪神「…ち!バレたか」
男「俺は絶対、お前の封印は解かない話終わり以上!
邪神「…むぅ仕方ない…生垣の草でも食べるかのう」
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邪神「むぅ…!生垣というのもなかなか…イケるのう…ムシャ…ムシャ」
邪神「エグ味と苦味と青臭さでとても食べられたものではないが空腹というのはどんな調味料にも勝というのは真実みたいじゃな」
邪神「いくらでもイケるのう」
女「えっと邪神?何やってるのかな?」
不死鳥「ピューイ!」
邪神「ムシャ…ムシャ」
女「って何か言ってくれないかな?」
邪神「…ゴクンっ!ぬぅ口にモノ入れて話すのはマナー違反であろう、女?」
女「いやそうだけどもね」
邪神「わしは遅めの昼食を食べていただけじゃ…お主こそ、事務所に何用じゃ?」
女「いや邪神が生垣の草を食べるのはおかしいでしょ!」
邪神「…はあ?金がないのじゃ仕方なかろう」
女「……」
邪神「……」
女「まあ良いわ…相変わらず貧乏やってると思ってね仕事…仕事を持ってきてあげたのよ…」
女「かなり危険な仕事だけど、生活に困ってるでしょう」
邪神「危険だろうが仕事を持ってきたお主は良い人間じゃそれにわしは働かんからのう」
女「邪神に良い人間って言われるのは如何なのかな?」
邪神「気にするな、主人も喜ぶじゃろう?して依頼の内容はなんじゃ?」
女「空に浮かぶ黄金の城を探し出して欲しいの」
不死鳥「ピューイ」
突発的に書いてしまった完結できるよう頑張ります
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