【ペルソナ5】男子高校生の日常 in 修学旅行
【ペルソナ5】男子高校生の日常 in 修学旅行 - SSまとめ速報
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これの続きものではないけど良かったらそっちを先に
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~深夜~
ーハワイ ホテル廊下ー
蓮「これより初の現実スニーキング・ミッション、”女子のおパンツ盗ってこないと即死刑”を開始する」
竜司「緊張感がたまらねぇぜ…」
祐介「ああ…これほど重たい空気があっただろうか…?」
蓮「そう怯む事はない。俺たちはこれまで数々のミッションをこなしてきたエリート・スニーキンガーだろう?」
竜司「そうだったな!」
祐介「竜司!声を落とせ!!警備兵に気付かれるぞ!!!」
竜司「うぉっと!!!危ねえ危ねえ!!!!」
蓮「祐介!ナイス諸注意だ!!!ハワイのホテルでは!!銃を携帯した警備兵がうろついてるから慎重に!!!!はい、ということで落ち着いた所でゲストをお呼びしたいと思います。こいつです」
三島「ども…」
祐介「誰だこいつは?」
竜司「誰だろな?」
三島「坂本まで!?」
蓮「正直、俺もよくわかってません」
三島「お前はわかってないとダメだろ!?」
蓮「今ので思い出しました。正統派ツッコミタイプで有名な二島です」
竜司「何だ二島かよ」
三島「三島だよ!!!」
祐介「プラネタリウムにいたやつか」
三島「つーかツッコミのタイプから辿らなきゃ思い出せねえのかよ!?」
蓮「このようにそのツッコミ力はダメ猫と違ってその正統派ぶりに安定感があります。が、過度なツッコミをする事があるので調子こいた時は総攻撃しましょう」
竜司「おうよ!」
祐介「躊躇なく殺そう」
三島「調子こいただけで殺されんの!?おっかねえよ!おっかなくてツッコミ小声になっちまうよ!小声ツッコミじゃ流れが締まんないっつ〜〜ぅのっ!!」
蓮・竜司・祐介「………」ギロッ
三島「…ウソウソ!何も言ってません!!」
ーホテル 女子部屋前ー
蓮「というわけでターゲットの部屋に到着しました」
竜司「ここってあいつか?高巻のとこか?」
祐介「そうか。あまり燃えないのはなぜだろうな」
竜司「しょうがねえよ高巻だからな」
三島「散々な事言ってんな」
蓮「じゃ潜入役を決めるぞ。はい、じゃーんけーんグー」
竜司「グー」
祐介「グー」
三島「パー」
蓮「つまらんやつ」
三島「負けたやつに言われる筋合いねえよ!」
祐介「だが結果的に負けている」
三島「何にだよ!?」
竜司「人生とかじゃね?」
三島「たかがじゃんけん一つで人生負けてるなんて重すぎるわ!だったらやり直させろ!人生ごとやり直させろコンチクショー!!!」
蓮・竜司・祐介「おぉ~」パチパチパチ
三島「な、なんだよ?」
蓮「さすが正統派ツッコミタイプの三島。猫と違って安定感がありますね」
竜司「そうですね。とてもツッコミらしいTHEツッコミだと思います」
祐介「これは今後に期待が持てます」
三島「何か恥ずかしいんだけど…」
蓮「というわけで一人だけパー出したぼっち三島が潜入役に決定」
三島「はぁ!?」
竜司「男見せてこいよ三島!」
三島「はぁぁ!?」
祐介「期待している」
三島「はぁぁぁ!?」
三島「何でじゃんけん勝ったのに俺なんだよ!?普通、負けたやつが行くもんだろ!?」
蓮「そう?じゃ、そうしようか。よし竜司に祐介、ついてこい」
竜司「っしゃあ!行くぜ!」
祐介「声を落とせ竜司!気付かれるぞ!!」
三島「えっ?ちょ!待ってくれよ何でそうなるんだよ!?置いてくなって!!」
蓮「何だようるさいな。一人が嫌なら一人で行け」
三島「何だその理屈!?」
竜司「そうだぜ一島」
三島「三島だよ!!!」
祐介「つまらんやつ」
三島「それ一番ハートに来るからやめてくんない…?」
蓮「じゃ一島はここで警戒、及び見張り役。俺たちは乗り込むぞ」
三島「三島だって言ってるだろ!」
竜司「待ってろよパンツ!!」
祐介「だが待て。俺たちを待っているのがパンツだけとは限らんぞ」
蓮「そうだな。ブラや生乾きタオルに使用済みの香り薫るアレコレが待ち構えてる事だろう。腕が鳴る」コソコソ
竜司「高巻じゃなかったらもうちょっとテンション上がんだけどな」コソコソ
祐介「仕方あるまい。てっとり早く攻めるお軽いパレスとしてちょうどいいだけだ」コソコソ
三島「…だからさぁ……置いてかないでくれよ!」コソコソ
カチャ…カチャカチャ…カチャ……ガチャッ
蓮「ピッキングも慣れたものだ」
三島「どこで覚えたんだそんなもん!?ソシャゲに課金する大人ぐらい慣れた手付きだったぞ!?」
竜司「うっせーな。お前は外で見張りだろ?こっちくんなよ。あとツッコミ長えんだよ」
祐介「黙って待ってればいいんだ」
三島「わかったよ…そんな冷たく言う事ないだろ…」
蓮「警戒を怠るなよツッコミ島」
三島「何だその適当なネーミング」
蓮「役回りと名前をうまく融合させたお前専用のコードネームだ」
竜司「コードネームだってよ!良かったな一島!」
祐介「嬉々として受け入れろ二島」
三島「だから三島だよ!!!コードネームはまあ…今だけのあだ名だと思えばいいか」
カチャリ……
蓮「お前ら黙れ。ではミッション開始だ…」コソコソ
竜司「よっしゃ行くぜっ…」コソコソ
祐介「入り参る…」コソコソ
三島「お邪魔しまーす…」コソコソ
………パタン
ーホテル 女子部屋ー
蓮「…杏と真がセットで寝てるな…」ヒソヒソ
竜司「んだよ真もいたのかよ…」ヒソヒソ
祐介「一度に2人分か…手間が省けるな…」ヒソヒソ
三島「生徒会長じゃねえか…マジかよ…」ヒソヒソ
杏「zzz……zzz…」
真「…zzz…zzz…」
蓮「まずは周りから攻める…おや?ご覧下さい…真っ白おパンツです…」ヒソヒソ
竜司「ほっほぉ~…これどっちのだろうな…?」ヒソヒソ
祐介「畳んであったからな…おそらく真だろう…」ヒソヒソ
蓮「そうだ、これは真のだ…何度か見た事が」ヒソヒソ
三島「えぇ!?いつだよ!?」
竜司「黙れバカ!」ガスッ
祐介「うつけめ!」ドカッ
三島「痛っ!痛い!ごめんって!」
蓮「次また騒いだら殺すぞ」
三島「…お前が一番おっかねえよ……」
蓮「よし…ではベッドへ…。三島、これちょっと持ってて…」ヒソヒソ
三島「え…俺がか?これが女子のパンツ……これが…」ハァハァ
竜司「いよいよだな…さすがに緊張してきたぜ…」ヒソヒソ
祐介「大丈夫だ…俺たちならな…」ヒソヒソ
三島「ほんとに大丈夫かよ…?つか女子のパンツってこんなだったのか……」ハァハァ
蓮「くっ…まずいぞお前ら…」ヒソヒソ
竜司「何だどうしたリーダー?」ヒソヒソ
祐介「見てわからないか竜司?2人ともジャージだ…」ヒソヒソ
三島「どうすんだよ…」ヒソヒソ
蓮「仕方ない…脱がすぞ…」ヒソヒソ
三島「マジでか!?」
竜司「バカお前うっせんだよ!!」ドカッ
祐介「この大うつけめ!!」ドスッ
蓮「黙れモブ島ぁ!!!」ドゴム
三島「痛っ!?痛い!痛いって!!」
杏「んへぁ!?」
真「ふぁにっ!?」
杏「……あれ?蓮に竜司に祐介じゃん…何でこっちいるの?」
真「揃ってどうしたの?」
蓮「……杏に真」
竜司「あー…っと…」
祐介「この包囲…どう捌く…?」
三島「うわわわあわわあわうわわ」
真「あっ!?ちょっとそれ私の下着じゃない!!」
杏「ええぇ!?」
三島「やばいよ!もう逃げ」
蓮「フンッ」ドスッ
三島「ぐへっ!?」
蓮「そぉい」シュルシュルシュルギュムッ
三島「んんんんんんんんーーーーー!!!??」
蓮「2人とも落ち着け。真のおパンツ盗もうとした非道なるおパンツ盗み犯を捕らえた。口は塞いであるからちょっと殺しても周りには気付かれない。というわけで…」
三島「んんんっんんーーーー!!!!」
蓮「何をすべきかわかるな!?」カッ!
杏「ヘイ!ホールドアップ!」カッ!
竜司「さぁーて!おっ始めんぞぉ!?」カッ!
祐介「なます斬りにしてやる!」カッ!
真「みんなで殴ればすぐに済む!!」カッ!
三島「んんんんんんんんんんーーーーー!!!!???」カッ!
蓮「怪盗パンチ!怪盗パンチ!」バキャッズガッ
杏「怪盗ビンタ!怪盗ビンタ!!」バチッバチッ
竜司「怪盗ももキック!怪盗ももキック!!」スパァンスパァン
真「怪盗みぞおち肘!怪盗みぞおち肘!!」ズドッズドッ
祐介「怪盗こむら返し!怪盗こむら返し!!」グネッグネッ
三島「んごごごごごごごごごごご!!」
蓮「怪盗耳穴接着剤(遅乾)!!怪盗耳穴接着剤(速乾)!!」ルニュリュリュリュリュリュリュリュリュブリュブッ
杏「怪盗割りばし鼻はさみ!怪盗脳天つまようじ!!」グニニニッストトトトトトトッ
竜司「怪盗しょうゆ目薬!怪盗ソース目薬!!」ポタタタタタタタタタドポポポッ
真「怪盗鼻穴本からし!怪盗鼻穴本わさび!!」ブリュリュリュリュリュブリュバボッ
祐介「怪盗まぶたひねり!怪盗まぶたねじり!!」ギュネリギュネリギリリリリリリブチッ
三島「うごごご……」
翌朝、非道なるおパンツ盗み犯三島の死体が浜辺で見つかった。
ハワイ警察は三島の行き過ぎた自傷行為による自殺と断定。
潜入おパンツ事件は無事、解決した。
担任の川上は責任を取って教職を辞職。以後とある屋根裏に永久就職したとの噂。
おパンツ盗みなんてしちゃいけない、そんな当たり前の事を三島はそのモブ生命をもって世界に教えてくれた。
めでたしめでたし
韓国旅行
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