【デレマス】周子「周子ちゃん、実はきつねうどんよりたぬきそば派なんだよ」 (12)

モバP(以下P)「そういえば京都では油揚げとネギのあんかけだったな」

凪「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!」

P「こらこら、お前はネギでなく凪だろ。金ちゃんネギラーメンやるからおとなしくうちで待ってろ」

凪「これは重畳。いや、善哉か?では、凪はお湯を温めにさらば」ビュッ

周子「……で、話いいかな?」

P「すまんすまん……でたぬきが好きだって?」

周子「もちろん京都のたぬきも好きだよ。でもこっちに来て、こんなにおいしいもんがあるんだなーって」

P「まぁ、きつねは赤いから左だもんな」

周子「??」



(注。船舶や航空機の位置を示す信号灯は、右が緑で左が赤です

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紗枝「よよよ……(棒)」

P「で、泣き真似をしながら京都仲間が来たぞ?」

紗枝「おいたわしいどすな、周子はん。故郷を離れはるばる千里、なんで想いが届かない京都の味も忘れおったか?(棒)」

周子「あのさ、そういう紗枝ちゃんだってこないだ醤油とんこつのお店へ連れて行ったら」



紗枝『京都の支那蕎麦の親戚の薄味なんかもう食えんどす!』



周子「……って」

P「そこまでにしてやれ。紗枝が耳まで真っ赤にして悶えてるから」

紗枝「(///)」

周子「珍しい。写真に納めないと」

グイッ

紗枝「ふっふっふっ……」

周子「おぉ……赤ちょうちんが一瞬で般若に」



紗枝「周 子 は ん ?」

周子「ごめんなさい」ペコリ

P「……で」



ワイワイガヤガヤ

周子「醤油とんこつね」

紗枝「うちもどす」

あかり「ごちになるんご!」



P「……奢って欲しいなら最初から言え」

三人「はーい」




P「つか、あかりはいつからいた?」

あかり「ラーメンの話が聞こえたんご!」

ツルツルッ

周子「んー、ラーメンはこう勢いよく食べないと」

ズゾゾゾッ

あかり「わかるんご!」

P「ほらほら二人とも汁が飛んでるぞ」

紗枝「もう……お二人とも殿方の前どす。もう少し上品に」

周子「そういう紗枝ちゃんも、こないだ豪快に」

ギュッ

周子「痛たたたたぁ!」

紗枝「豪快に……なんどす?」

周子「すみませんでしたぁ!」

P「はぁ、なんでわざわざ怒らせることをするかな」

周子「えー、だって」





「怒らせると本当の紗枝ちゃんが出て可愛いから、つい……ね」

紗枝「」ビシビシッ

スッ

周子「あぁ、痛い!というか、半熟卵だけは勘弁を!」

P「……まぁ、わからんでもないがな」

二人「ん?」

P「だが、紗枝は普通にしていても可愛いからな……」

紗枝「…………」



「(///)」ポポンッ



あかり「破裂したんごっ!?」

周子「……Pさんも余り人の事を言えないんじゃないかな。紗枝ちゃんだけじゃなくて」

P「ふん……まぁな」

あかり「どういうことんご?」

周子「まぁ、帰ってからのお楽しみかな?」





P「ただいまー」

乃々「あぅ……見つかってしまいました……もりくぼはレッスンには出ますが、それ以上は……」

P「よぉし、乃々ーっ!レッスン場まで連れて行ってやるぞぉ!」

乃々「あぅぇ……プロデューサーと一緒だと何故かお仕事が増えていくんですけどぉ!」



周子「そりゃ、プロデュースする人がプロデュース対象といれば……ねぇ」

あかり「はぁ……」





P「帰ったぞー」

幸子「あ、プロデューサーさん!カワイイボクが今いるうちがチャンスです。頭を撫でさせてあげますよ」

P「よぉし、幸子は可愛いから、笑ってはいけない24時間に参加だな」

幸子「な、なぜ、そういう発想に?!」ガビーン

P「知らなかったのか?プロデューサーのPはパーフェクトのPでもあるのさ」

幸子「関係ありませんよ!」





あかり「あれもんご?」

周子「うんうん」

ドタドタドタ

りあむ「Pサマ!またぼくをすこってってネットにカキコミしたら……」

P「りあむ!だからあれほど災害の最中はネットするなと言ったんだぞ!」

りあむ「ひぃぃんっ、だって……Pサマが構ってくれなくて」

P「そんなお前はヘレンに真奈美と一緒にマストレさん監修のダンスレッスンだ!」

りあむ「ひぃぃぃぃ!メンタル最強トリオ!」





周子「本当に見捨てる気なら、あんな贅沢なレッスンなんかやらないからね」

あかり「んご……」ズキン



あかり(……どうしたんだろ……みんなばかり見てもらって……)

(なんか胸の奥がチクチクする……)





周子(あの顔……どうやらあかりちゃんもか……)

(ま、仕方がないかな。あんなすべてが一生懸命で、それなのに自分を卑下して盛り立てて……)

(私がいつも連れ出すの、すこしでも気にかけて欲しい……なんだからね)

(見捨てられたら……生きてても仕方がないって思いたくもなるよ)

(だから……)

(力ずくでも……奪ってみせないと)





(こんなに一人のヒトを想うように変わっちゃったんだから)

(責任取らせないとね……)



end?

支那蕎麦の親戚の薄味なんて京都にあったっけ?

むしろ京都のラーメンってクッソ濃いのが多い気がする
天一に新福菜館を始め

20年近く前に行ったきりだから……


現実と違っていたらすまん(とりま、醤油とんこつには負けるぐらいって観念でお願いします)

あかん。今気がついた

何か足りないなと思ったら、最後の最後で



(たぬきと悪口を呼ばれようと……きつねと蔑まれようと……ね)



的な言葉でタイトルの伏線の回収が抜けていたんだった……

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