~幸太郎の洋館 地下~
大阪「う、う~ん・・・ふああ」パチ
大阪「あれ、私どうしたんやろ・・・」
大阪「確か皆が・・・あれ?」
大阪「何も思い出せへん・・・」
大阪「私の名前・・・何やったっけ?」
大阪「それにしてもここはどこなんや・・・」
大阪「薄暗くて・・・それに」
大阪「体もなんか変やな・・・」ゴキゴキ
大阪「固いというか・・・関節がミシミシ言うとる・・・」
大阪「あ、固いのは元からや」
大阪「とにかく外へ出ぇへんと・・・」
大阪「このままじゃ私、不法侵入で捕まってまう・・・」
大阪「あ、でももしかしたら誰かが開放してくれたのかも」
大阪「その時はちゃんとお礼せーへんといかんな」
大阪「あ、あっちの扉かな?」
ガチャ
~幸太郎の洋館 廊下~
大阪「暗くて不気味な雰囲気や・・・」ブルブル
大阪「まるでゾンビ映画の中にいる気分や・・・」
ガタッ
大阪「ひっ!」ビク
山田たえ「・・・・・」
大阪「あ、女の人がおる、この家の人かな?」
大阪「すみませーん!」タタタ・・・
たえ「うあ?」
大阪「わ、私どうやらここに迷い込んだらしくて・・・怪しい物では・・・」
たえ「う、ううう・・・」
大阪「え?」
たえ「うがあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
大阪「ふええ!?」ビクッ
タタタ・・・
大阪「な、なんやあれ・・・」
大阪「まさにゾンビやないか・・・」
大阪「早く外へ・・・あれが出口?」
ガチャ
大阪「やった!外や・・・」
キキーッ! ドン!
~数分後~
大阪「う、う~ん・・・」パチ
大阪「あれ、私さっき車にはねられたはずなのに・・・」
大阪「どうなっとるんや・・・」
愛「あ、気がついた」
大阪「え・・・」
愛「皆、あの子が目覚ましたよ」
さくら「ホント?」
純子「よかったです」
サキ「なぁ、やっぱりコイツ・・・」
ゆうぎり「わっち等と同じ・・・」
リリィ「だよね・・・」
たえ「うああ・・・」
大阪「あなた達は・・・?」
愛「まぁ落ち着いて、まずは鏡で自分の姿を見てみて」
大阪「え・・・?」チラ
大阪「ひっ!?」ビク
大阪(何やこれ・・・頬は痩せこけて、顔色もごっつ悪い・・・)
大阪(これじゃまるでゾンビやないか・・・)
大阪(これが今の私・・・?)
一番ノリノリでアイドルしそうなのはヨミ
愛「どう、わかった?あなたの現状が」
大阪「はぁ・・・」
大阪「じゃああなた達も・・・」
愛「ええ、そうよ」
さくら「私達もゾンビなんよ」
大阪「え、ホンマに私も皆もゾンビなん?」
純子「ええ、信じられないでしょうけど・・・」
リリィ「ホントなんだよね~」
大阪「はぁ・・・それで皆さんはどうしてここに?」
サキ「まぁそれはおいおいわかっから、まずは自己紹介だな、アタシは・・・」
~自己紹介後~
大阪「皆そんな凄い人達やったんか・・・」
さくら「ホントだよね・・・」
大阪「ごめん、私誰も知らへん・・・」
愛「もしかしたら時代がズレてるのかもね」
サキ「さて、次はお前の番だ」
大阪「私は・・・あれ?」
リリィ「どうしたの?」
大阪「私の名前・・・何やったっけ?」
愛「覚えてないの?」
さくら「まさかあなたも記憶が・・・」
大阪「何やったっけ、えーとえーと・・・」
『大阪!』
『大阪さん!』
大阪「大・・・坂・・・?」
サキ「大阪?それがお前の名前か?」
リリィ「いやいや、女の子にそんな名前つけないでしょ」
大阪「いや、私はそう呼ばれとったんや」
大阪「大阪から来たから」
さくら「そんな安直な・・・あなたも持っとらんね」
ゆうぎり「大阪・・・天下の台所でありんすか」
純子「何でこの佐賀に?」
大阪「え、ここ佐賀県なん?」
サキ「今更かよ」
バァン!
幸太郎「はよざーっす!!!」
大阪「!?」ビクッ
純子「あ、巽さん、おはようございます」
大阪「この人は・・・?」
幸太郎「おお、やっと起きたかゾンビィ7号!」
大阪「な、七号?」
サキ「おいグラサン、どういう事かちゃんと説明しろや!」
幸太郎「そんなんテコ入れに決まっとるじゃろがい!」
サキ「はぁ?」
幸太郎「お前らは今ノリに乗っとる!ここでカンフル剤として新メンバーを入れるのは当然の流れじゃろがい!」
愛「いや意味わかんないし」
大阪「この人いつもこうなん?」
さくら「まぁ・・・」
純子「じきに慣れますよ」
大阪「ところでメンバーって何のですか?」
幸太郎「そんなのアイドルに決まっとるじゃろがい!」
大阪「あ、アイドル!?」
幸太郎「そう、お前は今から佐賀を救うアイドルグループの一員・・・」
幸太郎「フランシュシュのゾンビィ7号になるんじゃい!」
大阪「ええーっ!?」
リリィ「え、この子新しいメンバーになるの?」
大阪「な、何で私がアイドルなんて・・・」
幸太郎「それは勿論・・・どんな集団にも関西弁のキャラはいるからじゃい!」
純子「そういうもんですか?」
愛「そんな事はないと思う」
大阪「そもそも何で私が・・・」
幸太郎「それは聞くも涙、語るも涙の物語・・・」
リリィ「あ、何か語り始めた」
サキ「どうせ大したことじゃなかと」
幸太郎「まぁ単に浜に打ち上げられてたお前の屍を蘇らせただけじゃい!」
愛「やっぱりね」
大阪「!」
さくら「どうしたと?」
大阪「思い・・・出した、私がどうして死んだのか・・・」
サキ「マジか」
純子「何があったんですか?」
大阪「そう、あれは高校の同窓会でちよちゃんの別荘に遊びに行った日・・・」
愛「あ、こっちも語り始めた」
サキ「つーかちよちゃんって誰だよ」
大阪「私はうっかり海で溺れ、そのまま・・・」
さくら「それで?」
大阪「それでって・・・それで終わりやで」
サキ「お前カナヅチなんか」
大阪「カナヅキというか運動全般が苦手やで、小学生にも負けるくらいな」フンス
愛「威張って言う事じゃない・・・」
これはゆかりの責任問題やな
死後何年なのか気になるなぁ。連載終了時やアニメ放送時期だと2002年だけど・・・果たして
2000年代だとサキと同世代くらいか
サキがいくら伝説の暴走族言っても地元じゃなきゃ知名度高くないだろうし、純子とも愛ともまさおとも時代違うから辻褄は合うな
純子「じゃあ何で海に入ったんですか?」
大阪「それは・・・あ!」
『オラ大阪ァ!今日こそ根性鍛えなおしてやる!』
『大人になっても泳げないなんて恥ずかしいでしょ?』
大阪「思い出した・・・確か久々に会ってテンションがハイになっとったともちゃんと神楽ちゃんに海に突き落とされたんや・・・」
さくら「うわぁ・・・」
幸太郎「そしてお前の遺体は佐賀に流れ着き、こうして蘇ったわけだ」
大阪「ああああの2人いいいいい・・・・・」
幸太郎「いや~大変だったぞ集めるの、サメとかにも食われとったからな」
純子「ひぇっ・・・」
大阪「ホンマや、体のあちこちに縫い合わせた跡が・・・」ピラ
リリィ「大変だったんだねぇ」
愛「それで、名前の方は?」
大阪「アカン、全然思い出せへん・・・」
さくら「じゃあどう呼んだらいいん?」
サキ「とりあえず大阪でよかと?」
大阪「あんまりいい気分はせえへんけど・・・しゃーないな」
リリィ「よろしくね大阪ちゃん!」
ゆうぎり「大阪はん、わからないことは何でも聞くでありんすよ」
たえ「うあー」
幸太郎「じゃあ後はゾンビィ共でよろしくやっとれ!」
バタン
純子「あ、ちょっ・・・」
愛「相変わらず勝手なんだから・・・」
さくら「じゃあまずは・・・」
大阪「わかっとる私がやるべきことは・・・」
サキ「おお、やる気十分だな」
大阪「私をこないな目にあわせたともちゃんと神楽ちゃんに復讐や!」ゴゴゴ・・・
リリィ「全然わかってないよ!」
たえ「うがあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」ガブッ
大阪「ひゃっ!痛い痛い!噛みつかんといて!」
たえ「あうあうあうあうあ!」
大阪「・・・何やって?」
さくら「バカなことはやめろって言うってるんよ」
大阪「何でわかるん?」
たえ「あうあうあうあうあうあうあうああうあうあ!!!」
大阪「これは?」
さくら「それよりも折角蘇ったんだから世のため人の為佐賀のために働いたほうがいいって」
愛「本当にそう言ってんの?」
大阪「そうか・・・そうやな!皆さん、よろしゅう頼んます!」
さくら(ちょろい)
サキ(ちょれえ)
愛(ちょろい)
純子(ちょろい)
ゆうぎり(ちょろい)
リリィ(ちょろい)
たえ「ああ~♪」
大阪(こうして、私のアイドル活動が始まったわけやけど・・・)
~ダンスレッスン~
大阪「わひゃっ!」ドテッ
さくら「大阪ちゃん!」
リリィ「大丈夫~?」
愛「本当に運動苦手なのね・・・」
サキ「ゾンビになれば体のリミッター外れて身体能力上がるとばってんな」
大阪「そうなんや~でもこれが私の限界なんよ」
純子「で、でも歌は中々ですよ!」
大阪「カラオケは結構得意やねん」
愛「これは大阪でもできるステップを考え直した方がいいかもね」
大阪「すんまへんな、迷惑かけて」
さくら「大丈夫、私らあのたえちゃんにも完璧にダンス仕込んどるけんね」
たえ「うあー♪」
大阪「そっかーたえちゃんすごかったんやなー」ナデナデ
たえ「おおああ・・・」
リリィ「もうすっかり仲良しだね~」
ゆうぎり「良き事でありんす」
大阪「何かたえちゃん見てると榊ちゃん思い出すわ~」
たえ「うああああ?」
リリィ「さかきちゃん?」
大阪「うん、生きてる時の友達の1人やったんやけどな、たえちゃんみたいで髪が長くて、背が高くて・・・」
たえ「うあー?」
大阪「ああでもな、可愛い物が好きな優しい子なんやで?」
リリィ「へぇ~」
たえちゃんと榊さん身長4cm差か。たえちゃん猫背気味だからゆうぎり姐さんと同じくらいに見える
大阪「そういやリリィちゃんも天才やったんやな」
リリィ「うん、役者としてだけどね」
大阪「私の友達にもちよちゃんっていう天才ちびっ子がおってな」
リリィ「え、小学生と友達?」
大阪「ああ、ちよちゃんは優秀だから高校に飛び級してたんや」
リリィ「すごいね~」
愛「そんなのマンガでしか見たことないわ」
大阪「リリィちゃんもかわええな~」ナデナデ
リリィ「えへへ」
サキ「ま、そいつまさおやけどな」
リリィ「ちょっとサキちゃん!」
大阪「まさお?どういう事や?」
サキ「一緒に水浴びすればわかるばい」
大阪「そうなん?じゃあ今夜一緒に・・・」
リリィ「う、うん・・・」
~水浴び後~
リリィ「はぁ~」
サキ「どうだったん?」
大阪「にゃも・・・黒沢先生の言ってたっ通りの形やった」
サキ「だから誰だよ」
大阪(そんなこんなで、私の初ライブの日がやってきよった)
~控室~
大阪「うう、緊張するなぁ・・・」
さくら「大丈夫、皆がおるけんね」
大阪「ありがとう・・・ああでも緊張してくしゃみ出そうや」
愛「ホントに大丈夫?」
大阪「へ・・・へ・・・」
大阪「へーちょ」
全員「!?」
王大人かと思ったらあずまんがだった
大阪「アカン、くしゃみ出てしもうた・・・ん?」
さくら「・・・ぷっ」
純子「ふふっ・・・」
愛「くくくwww」
リリィ「あはは・・・」
ゆうぎり「あらあら」
たえ「うあああ・・・」
サキ「ぎゃはははははは!!!!!何だよそのくしゃみwww」
大阪「ええ・・・」
サキ「わりぃわりぃ、まぁでも緊張はほぐれただろ?」
大阪「あ、ああ・・・」
愛「じゃあもう大丈夫ね、行こう」
さくら「がんばろうね、大阪ちゃん」
大阪「うん!」
大阪「新メンバーの7号です、よろしくお願いします」ペコ
ワアアアアアアアアアアアア ヨロシクー
大阪「~♪」
ウオオオオオオオオオオ
大阪(騒がしいけど、皆ええ笑顔や、これがアイドル・・・)
木村「フランシュシュ最高ー!!!」
大阪(なんかあそこの人見覚えあるな・・・)
~ライブ終了後~
幸太郎「ガハハハハハ!!!よくやったのう7号!」
大阪「そ、それほどでも///」
幸太郎「その調子でこれからも頼むぞー」
大阪「は、はい・・・」
大阪「あーなんか疲れたわー」ガク
バラバラ・・・
さくら「あっ・・・」
大阪「あかん!体がバラバラになってもうた!」
愛「緊張が解けたのね」
純子「すぐに直さないと・・・」
大阪「本当にすんまへん・・・」
サキ「いいっていいって、これからもその調子で頼むな」
大阪「お、おー!」
~チェキ会~
ワーナナゴウチャーン
大阪「ありがとうな~」
木村「6号ちゃん最高ー!」
リリィ「ひっ・・・」
サキ「コラ、おさわりは禁止やぞ!」
大阪「あはは・・・」
女性「・・・大阪さん?」
大阪「え・・・」
女性「あ、すみません、知り合いに似てたもので・・・」
大阪「この人・・・」
女性「そんなわけないってわかってるのに・・・つい会いにきちゃいました」
大阪「ちよ・・・ちゃん・・・」
女性「え・・・」
大阪(間違いない・・・背も髪も伸びとるけどちよちゃんや・・・)
ちよ「何で私の名前を・・・あなたまさか・・・」
大阪「私は・・・」
ちよ「いや、そんなはずはありません、あの人は17年前に・・・」
大阪「17年!?」
ともはともかく、神楽は罪悪感で押し潰れされてそう
大阪「もうそんなに経ってたん!?」ガタッ
ちよ「え・・・え!?」
幸太郎「はいはーい!後ろつかえてるんで早くしてくださーい!」
ちよ「す、すみません・・・それでは」
タタタ・・・
大阪「あ・・・」
幸太郎「・・・・・」
死後17年・・・12話が2018年の12月でリアルタイムに合わせてたから
大阪の没年は2001年12月以降の日になるんかね・・・
~その夜、幸太郎の屋敷、寝室~
大阪「まさか死んでから17年も経ってたなんて・・・」
サキ「いや今更かよ」
大阪「いやだって全然未来の感じせえへんかったし・・・」
純子「17年じゃそんなにかわりませんよ」
ゆうぎり「そうでありんす」
愛「いやあんたらが言うな」
リリィ「それで、あの女の人は大阪ちゃんの友達なの?」
大阪「うん、ちよちゃんや」
さくら「確か天才少女やったっけ?」
大阪「そうや、あんときはちっちゃかったのに・・・」
大阪「これが時の流れに置いてかれる・・・ゾンビになるってことなんやな」
20代ちよちゃんか
いやちょっと待って
木村って多分美人の嫁さんと利発そうなお子さんがいた、あの木村先生だよな?
もう娘さんも独り立ちしていいご年齢になられてる筈なのに、何してんのこの人
愛「それで、どうするの?」
大阪「え、どうって・・・」
サキ「いや、生前のダチに会ったんだろ?何かあんだろ」
純子「まぁ正体は明かせませんけどね」
大阪「そうやな・・・特に何もあらへんな」
さくら「それでいいん?」
大阪「生きてる時の私はトロくて勉強も運動もダメで・・・」
大阪「クラスの3馬鹿トリオに入れられる始末・・・」
大阪「挙句の果てにその馬鹿に殺されたんやで・・・」
大阪「もう、どうでもいいんや」
さくら「大阪ちゃん・・・」
たえ「うあ・・・」
笑えるけど笑えないやつ
おのれボンクラーズ
大阪「・・・でもな」
大阪「あの時は、ホンマ楽しかったんやで」
大阪「皆で遊んで、笑って、泣いて・・・」
大阪「あの頃に戻りたいなんて言わへん、ただ・・・」
大阪「もう一言だけ、言いたいことあんねんな・・・」
ゆうぎり「・・・・・」スッ
スパーン!
大阪「いたっ!?」
大阪「ゆ、ゆうぎりちゃん・・・?」
ゆうぎり「本当は皆に言いたいことがあるんでありんしょ!?」
ゆうぎり「だったらハッキリと文句の1つでも言ってやったらいいでありんす!」
大阪「え、私今そう言ったのに何で殴られたん?」
さくら「そこは流して」
ゆうぎり姐御の理不尽な暴力すき
大阪「そうと決まったら・・・」
愛「どうするの?」
大阪「・・・・・」
大阪「あれ?どうすればいいんやろ?何も思いつかへん・・・」
全員「思いつかないんかーい!」ズコー
~数日後 チェキ会~
ワイワイ
大阪「応援ありがとうなー」
木村「3号ちゃーん!」
愛「あはは・・・」
サキ「おいオッサン、お触りは禁止やぞ」
ちよ「・・・・・」
大阪(ちよちゃん・・・やっぱり来たな)
大阪「ありがとうなー」
ちよ「は、はい・・・」
大阪(今日の夜、この近くの浜辺にきてくれへん?)ボソッ
ちよ「!」
大阪(よし、これで・・・)
~その夜、浜辺~
ちよ「・・・・・」
大阪「おーい!」タタタ・・・
ちよ「あ、7号さん・・・」
大阪「すんまへんな、遅れてしもて」
ちよ「いえ、それで話ってなんですか?」
大阪「ふっふっふ・・・実は・・・」
大阪「私はちよちゃんの友達だった大阪やでー!!!」
ちよ「えっ・・・」
ちよ「お、大阪さん・・・?」
大阪「そうや」
ちよ「あ・・・ああ・・・」ポロポロ
ちよ「大阪さーん!!!」ギュッ
大阪「あはは、大きなってもちよちゃんはちよちゃんやなぁ」
ちよ「本当に・・・本当に大阪さんなんですね?」
大阪「うん、ごめんな皆を悲しませて・・・」
ちよ「あの時海で溺れた大阪さんを助けようとしたんですが、突然嵐が来て海が荒れて・・・」
ちよ「その後大阪さんの遺体は見つからずに死亡扱いになってしまって・・・」
大阪「そやったんか・・・」
ちよ「でもよかったです、すぐ皆に連絡を・・・」
大阪「それはアカン」
ちよ「え、どうしてですか?」
大阪「それは・・・」
ちよ「もしかして・・・」
ちよ「大阪さん、ゾンビなんですか?」
大阪「え、何でわかったん?」
ちよ「私はアメリカで勉強してたんですよ?「その手」の技術の噂を耳にすることもあります」
大阪「アメリカすごいなー」
ちよ「それで、この佐賀でその技術を持った人がいるって噂を聞きつけてきたんですよ」
ちよ「そしたらそこに大阪さんそっくりなご当地アイドルがいて・・・」
大阪「・・・・・」
ちよ「ゾンビだろうと関係ありません、皆きっと喜びますよ!」
ちよ「ともちゃんと神楽さんはあれからずっとふさぎ込んでるし、きっと元気に・・・」
大阪「違う、そうやあらへん」
ちよ「え?」
大阪「私にはひとつ野望ができたんや」
ちよ「野望?」
大阪「生きてた頃はダメダメやった私・・・」
大阪「でも今はゾンビアイドルとして生まれ変わった・・・」
大阪「いつかビックになって見返してやるんや!」
大阪「きっと皆ビックリするで!」
ちよ「は、はぁ・・・」
大阪「みとれよ!私をバカのみちに引き込んだともちゃん神楽ちゃん!」
大阪「それとそんな私をあの2人と同レベル扱いしたよみちゃん!」
大阪「いつか目に者みせたるで!」
ちよ「大阪さん変わったなぁ・・・」
大阪「ゾンビやからな、だからちよちゃん、その日まで・・・」
ちよ「わかりました、誰にも言いません」
大阪「あ、榊ちゃんくらいには言ってもええよ?黙っててくれそうだし・・・」
ちよ「あはは・・・じゃあ大阪さん、その日まで・・・」
大阪「うん、待っててね」
ちよ「はい!」
タタタ・・・
大阪「・・・・・」
さくら「大阪ちゃーん!」
大阪「あ、みんな・・・」
サキ「ケリはついたんか?」
大阪「うん、まぁこれからって感じやな」
純子「そうですか・・・」
愛「でもいいのかな・・・」
ゆうぎり「幸太郎はんが裏でちょこちょこしてくれるでありんすよきっと」
幸太郎「・・・というわけで、この事は他言無用に・・・」
ちよ父「うむ」
リリィ「じゃあこれからもよろしくね大阪ちゃん!」
たえ「うあー」
大阪「うん、でも私の名前は大阪やない」
さくら「え、じゃあ・・・」
大阪「思い出したんや、私の名前は・・・」
大阪「春日歩」
サキ「そっか、じゃあテッペン目指すぜ大阪!」
大阪「今名乗ったやんか・・・まぁええわ」
大阪「私達の戦いは、これからや!」
大阪「ところで佐賀って日本のどの辺なん?」
さくら「今更!?」
~おわり~
これで終わりです
あずまんがは終了からもう20年近くなるんですね・・・
ゾンサガは古い作品ともコラボしやすそうですよね
乙でした
懐かしくも嬉しいSS書いてくれてありがとう!
お疲れさまでした。読み終わった後のこの気持ち・・・まさしく愛だ!
でも、ともと神楽には知らせた方が良いんじゃない?
終わってた・・・乙ったい
ジェネレーションネタやりやすい作品だし、古い作品と同様に連載の長い作品ともコラボしやすそうっちゃね
フツーにちよ父が幸太郎と話しててワロタ
乙
乙でした
これからどうなるのか、色々と妄想が膨らむな
>>82
知らせてしまったら、この後二人は自分の人生を
大阪を助ける事だけにつぎ込んでしまうと思う
それよりはアイドルとして成功した姿を見せて、
「二人がこれ以上何かしなくても、気に病む必要はない」
状態になってからバレた方がいいんじゃないかな
乙
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