※仮面ライダービルド本編、仮面ライダークローズ、HFのネタバレ有り注意
仮面ライダービルドとFateのクロスss。
エボルトが桜を強くして、ラブ&ピースの世界を目指そう、そんな話(適当)
桜?「ホントに兄さんは憐れな人? 実力では私に勝てっこないから、性で私をおさえつけてきた。確かに事実にも私はそれに何度か屈した。けど、途中から私は我慢するようになった。いつでもアナタは私の手でなんとでもなる。そう思うと、自然に我慢ができました。それに何よりも、先輩を悲しませるわけにはいかないですもの。私が人を殺めたら、先輩は確実に壊れてしまうから、、、」
ここはとある屋敷の一室。
周りは散らかっておらず、どこか寂しさを感じさせるほどの寝室だ。
嫉妬、情欲、嫉妬、恨み、情欲。
負の感情が只管脳内をスクランブルして無我夢中で腰を動かしていた慎二の動きが止まる。
肌を露わにされ、自身に蹂躙されていた目の前の少女は不敵な笑みを浮かべ、自身を嘲笑しながらそう吐き捨てられる
は?という呆気ない声を漏らした慎二の顔は引きつっている。そして、生物上男性というのを誇示する為もあるのか、怒鳴り声をあげる。
慎二「ふざけるなあああああ!いつからお前はそんなに偉くなったんだァ!エエ!?さっきも言ったが、お前はただの俺の肉便器!蟲達の肉便器!間桐の器!お前はただの道具、器にしかすぎないんだよ!このメス豚!身の程を知りやがれッ!」
今まで通り、目の前の女を黙らせようと再び手を挙げ、少女の頬に思いっきりぶつけようとするがそれは少女の手によって遮られてしまう。
パシッ!と頬に当たる寸前で、余裕の笑みを浮かべてニヤつきながら男の攻撃を右手で掴み取り、遮ってみせたのだ。
直後、突如として少女の目の色が赤く光り、髪も突如として赤色に染まっていく。
そして、一連の変化が終わると、少女はゴホンと咳払いをして、言葉を発した。
????『あまり調子に乗らない方がいいぞォ~?おぼっちゃま君。「コイツ」はかなり色んな意味で「キレる」ようになった。マァー、俺のさまざまな特訓と試練のおかげだがなぁ~。今のコイツは、聖杯エネルギーとパンドラボックスのエネルギー、謂わば魔術と宇宙のエネルギーを自在に操れる存在だ。全ての星を滅ぼすことは容易い。もう誰の手にも負えないってモンだ。いやァ~、俺以上に強くしちまったならマズイなァ~なんて思ったり~。まァお前に説明しても理解してもらえるとは思ってないヨ。クククッ。そんじゃァ、そのお粗末なモン
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そのお粗末なモンもらおうかァ!』
バァン!と強い音が部屋に鳴り響いた。
突如桜の右手から赤い衝撃波が発せられ、慎二はなす術なく後方に勢いよく吹き飛び壁にその体内がめり込んでしまう。
男の下半身からは情事中の物がぶら下がり、その姿はみっともないという言葉以外にどう形容しようか迷うところ。
何が何だかわからない。
確かに自分が忌むべき妹を蹂躙していたはず。
なのに、あの声の主は一体何者なのか。あの声を聞いていた時、自身の生殺与奪をあの女に握られていたような気がしたのか動悸がおさまらない。
手が、足が、体全体が、肌を露わにして無防備な目の前の女一人に対する恐怖で震えていたのだった。
「これまで私のシナリオ通りの展開ですね、『蛇さん』?」
『アァ、そうだなあ。これは愉快だ。おまけに今回の聖杯戦争を狂わせた全ての元凶、アンリマユの束縛からも解放されたようだから何よりだ。愛してもいない男に無理やり犯されることで精神を崩壊したと桜の体内と精神に錯覚させ、アンリマユに乗っ取らせる隙をみせ、乗っ取られようとする寸前で俺のパンドラの力を引き出し、アンリマユを出現させる前に完全にアンリマユと絶縁させるとは…。クックック…、身体張りますねェ~、相棒』
(これでコイツの身体から、二つのエネルギーを奪い尽くせば、今度こそ俺の星狩りは、、、)』
「達成される。とでも、思っていますか?ウフフ。蛇さんの考えていることはお見通しですよ。だから、アナタには私は乗っ取らせない。逆に私はアナタを含む全てを利用し尽くし、むしゃむしゃと搾取しちゃうんですから…」
『小娘が…。俺の思考をそのまま…。フフ…。フフハハハハ! こいつは実に面白い! 豆腐メンタルだったお前が中々言うようになったじゃないか。 その成長を称えて、『お前の分』、くれてやろう。ハザードレベルも元々高かったお前が、もう10以上とあらば、俺と同等かそれ以上に自在に使いこなせるだろう。星狩りの力、存分に堪能しな。
(そういうと思ったヨ。この状況こそ、俺が望んでいたシナリオそのもの。まだまだ甘いなお嬢ちゃん。こいつにエボルドライバーをしばらく使わせ…。クククッ。こいつは面白くなってきやがった)」
男の目の前で繰り広げられる、一人会話劇場。何が起こっているか慎二には全く理解ができなかった。
そして会話が終わると、桜の目の色は元どおりになり、髪の色も元の紫色に戻っていく。
すると突如、裸体の状態で突如空中浮翌遊をする桜。目の前の男を上から見下ろす状態となった。目の前の兄の姿を見て、薄っすらと笑みを浮かべ、右手を出すと赤い魔法陣が作られ、なにかをつかむ動作をすると少女の手には何か回すレバーがついた機械が握られていた。 そして桜は歓喜のあまり、体を震わせて声高らかに叫んだ。
「遂に…。遂に…、手に入れました! 先輩!見てますか!?私、目の前のことから逃げず、先輩が昔走り高跳びに挑み続けたように、蛇さんの厳しい特訓も乗り越えて、ようやく…!
私は、良い子になるのを諦めました。だから私は「イケてる悪役」になろう、そう決意したんです。
イケてる悪役になって、私によくしてくれる先輩や周りの人々を守る存在になる。私のことを想い、覚えていてくれている人々の為に、闘う存在になる。私は蛇さんという悪魔に魂を売り、もっと悪い子になりました。
私という悪い子が、この呪われた戦争を終わらせ、ラブ&ピースに満ち溢れた世界を実現させます!例え孤独になっても私は闘い続けます!それが仮面ライダーだと思うから!」
桜は機械を下腹部付近に当てると、機械が作動し、ベルトが出現して腰に巻きつく形で装着されていく。
エボルドライバー!!!
ベルトから発せられたその音声は、先ほどの声の主と類似していた。
『大丈夫だ、そのベルトにはお前を乗っ取ろうなンて仕掛けはない、安心しな』
「確かに。確認しました?」
そういうと、少女の無理やり脱がされた服のポッケから二本のボトル状の物体が、飛び出し、桜の両手にそれぞれ集約されていく。
一つは蝶を模したような黒と鮮やかな紫色の、もう一つは二つのものを一つに作り上げるような刻印がある黒のボトルだ。
少女はその二本のボトルを間髪入れずにベルトに装填をしていった。
バタフライ!ライダーシステム!
エボリューション!
ベルトで問題なく二本のボトルが認証されるやいなや、少女はレバーを右手で回すと、歓喜の音楽が奏でられ、部屋中に響き渡る。
少女の目の前と背後にライダースーツの成分が生成され、少女に装着される準備が整うのと
Are you ready?
装着者の覚悟を問うベルトからの歪な声かけに対し、桜は微笑んで腕をクロスさせるポーズをとり回答するのだ。
「変身」
その回答と共に生成されたライダースーツは前後から少女の裸体を包み込み、少女を一人の星狩の悪魔へと変貌させたのだった。
バタフライ!バタフライ!
エボルバタフライ!
ハーッハッハッハッハ!!!!
金色のスーツを基調に、左右対照で蝶の羽を象った紫色のアイマスク、眉間にはどこの星を滅ぼさんかを描いた天体地図のような紋章がトレードマーク仮面ライダーエボル エボルバタフライが今ここに降臨したのだった。
「…。おおー、いいねェ~。祝エ~、新たな仮面ライダーの誕生をってかァ!?桜ァ!お前の中の蟲はお前のハザードレベルについていけなくなったのか全て死滅したぞォ!スタークへの変身の蓄積も奏功したなァ!」
「ふふ、EVOL phase EXTRA 完了、というところですかね、蛇さん」
この物語は、一人の悲劇の主人公が仮面ライダーになるまでの物語である。
今ここに別ルートが開拓されました
今回はここまでです。
エボルトゼミの受講生、間桐桜が立派に成長するまでの物語みたいなもん。
これで精神攻撃、洗脳には人一倍強くなれるね!()
いやあ、仮面ライダークローズとHFと見なきゃいけない映画があって困りますわあ。
不定期更新です。次回投稿未定。
期待
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