従者とのひと時【安価スレ】 (208)

付き従うメイドたちと仲良く暮らすスレ。エッチなのは初めてなので拙くてもお許しを。
↓5までのメイドを全員採用予定。もしかしたら増えるかも。


テンプレ

名前:
容姿:
性格:
来歴:

始めるのは夜からです。先に安価を済ませるだけなので、ご了承ください。踏んでるだろうから安価下。

名前 常磐 緑(ときわみどり) もし洋風の名前ならばエメラで
容姿 おかっぱの目隠れ 小柄の体格だが胸は大きい
性格 気弱で引っ込み思案
来歴 主とは遠縁の親戚 家族が事故で亡くなったことがきっかけでメイドとして引き取られた

名前:小鳥遊 未亜(上にならって、西洋風の名前やいわゆるファンタジー世界観なら『ミーヤ』で)
容姿:金のショートカットで胸も尻も大きいが健康的に引き締まっている
性格:明るくサバサバしているコミュ力おばけ
来歴:両親に病で先立たれたので主に引き取られた。主とは幼なじみ(未亜はだいたい18くらいのイメージなので、主の年齢によっては『昔馴染みの親戚』とかに変えて下さい)でとてもなついており、二人きりの時などは未だにメイドになる前の接し方をすることもある。


名前: 石田 京(いしだ きょう)
容姿: 腰まである黒髪を結っている。爆乳の安産型のダイナマイトボディ。クール系美女。20台後半。
性格: 沈着冷静で何事にも動じないクールビューティー
誰に対しても敬語口調。動きやすい格好が一番としてジャージで働く
来歴:大学卒業後に進路に困っていたところ住み込みで働けるとして応募して採用
仕事は人前に出ない掃除洗濯担当
淡々として働いている

名前: 篠原 つばさ(しのはら つばさ)
容姿: 黒髪お下げ髪。身長は女性の平均程度。スタイルは結構いい、18歳の少女
性格: 明るく朗らか。口調は丁寧。ノリは結構いいが、その実結構真面目に物事を考えている
来歴:主の幼なじみ。条件が良いことと、私が近くにいないと主が心配だからという口実でメイドになった。(実は近くにいたいから)
家事抜群

名前:不破 凛(ふわ りん)
容姿:白髪ショートのロリ 年齢不詳 
性格:寡黙で無表情だがかなりフリーダム
来歴:募集以前の経歴一切不明

幼なじみのメイド×2とかどこのエロゲかな

くっ、面白そうなスレ見つけたけど出遅れた…
追加募集があると信じて作っておこう

マダー?

時代設定とか特に決めて無かったのですが、キャラからして現代日本ですね、はい。


時間というものは残酷なもので、こちらの事情などお構いなしで辛辣な現実をぶつけてくる。

「おはよう!ございます!」

布団を剥ぎ取り、強引に起こしてくるメイド(幼馴染)、篠原つばさ。朝特有の冷気が身を刺す。

「もう、休日だからって寝過ぎは駄目だよ?朝御飯も出来てるから、早く着替えて」

押し付けられたのは、普段着のシャツとズボン。柔軟剤の良い香りがする。

受け取ったのを確認したつばさは、部屋から出ていった。

パジャマを脱ぎ、袖を通し、ズボンを穿く。

パジャマは洗濯機に放り込み、スマートフォンで時間を確認する。

08:30。休日に決まって起こされる時間だった。

食卓に並べられていた料理からは、真っ白な湯気が上っていた。

出来立てなのだと実感しながら、味噌汁を啜る。

味噌と出汁のハーモニーが、心を和ませる。

インスタントではない食事も、良いものだ。

「今日は何をするの?」

箸を進めている最中に、つばさが質問してきた。

ゴクンと飲み込み、思考する。

特にやることが無い時に、どうするか質問されると案外困るものだ。

何もしない、と言うわけにはいかず、かといって何をするのか提示するのも、容易ではない。

空になった食器を手に持ち、食べ終わってからでいいよ、とつばさは言い残し、食器洗いを始めた。


↓2 誰と何をするか。

踏み台

つばさと一緒に他のメイドさんの様子を見るため、家を散策

他のメイドたちの働いている様子を見てみる

言っては何だが、――の家はかなり大きい。

間取りは8LLDKで、その内六つの部屋が使用中だ。

――とメイドたちが部屋を一つずつ使っており、今現在働いているメイドは五名。

原因は親にある、としか言えず、両親は度を越した心配性だった。

アパートやマンション暮らしだと何が起こるか分からないから、と――専用の家を新築し。

一人暮らしは心配だから、とつばさともう一人の幼馴染をメイドとして派遣し。

人数が多い方が――も安心するだろう、と先走って更にメイドを雇った。

その結果が、この大所帯になっ(てしまっ)た一軒家(屋敷)だ。

財力と行動力が無駄にある分、しでかすことの規模も桁違いである。

なんだかんだで――も助けられている以上、何も言えないのだが。

廊下を歩いていたところ、掃除中だったメイドと目が合った。

「おはようございます。ご主人様」

丁寧なお辞儀をする第二のメイド、石田京。

一番上までジャージのジッパーを閉じているというのに、ジャージの下からたわわな双丘が主張していた。

サイズは合っている筈なのに、太腿や臀部周辺もぴっちりしており、肉付きの良さが窺える。

「…勝てない。これには勝てないわぁ…」

自身のある一点と京の一点を凝視し、がっくりと項垂れるつばさだった。

「おはよう…ございます…」

伏し目がちに挨拶をしてきたのは、第三のメイド、常盤緑。

――とは遠縁の親戚という関係で、両親が事故死したのを知った――の父親が、メイドとして迎え入れた。

その経緯上、――とは親密とは言えない関係で、未だに遠慮されている。

「お仕事…ですか…?」

水差しを片手に持ったまま問う緑。

――は首を横に振り、ただ働いているところを見ていただけだ、と伝える。

「し、失礼しました…!」

何度も頭を下げ、緑は自室へ戻っていった。

おそらく、花瓶に水を継ぎ足しに行ったのだろう。

「緑ちゃん…仲良くしたいんだけどなぁ…」

暗い表情で呟くつばさに同調し、――も頷く。

こればっかりは、どうしようもない問題なのかもしれない。

天涯孤独の身になること。それの齎す恐怖や不安は、二人には分からない。

「ご主人様、おはよ」

続けて声を掛けてきたのは、第四のメイド、小鳥遊未亜。

彼女もまた、つばさと同じく幼馴染であり、緑と同じく両親を喪った孤独な少女。

――と親交が深かったので、両親の訃報は真っ先に届いた。

その時に、一人は嫌だから、とメイドになることになったのだ。

「おはよう」

おはよう、と――も返す。

――の顔を見た未亜の表情が綻び、クスリと未亜は笑った。

「お庭の水やり、まだやってないんだよね?」

未亜の問いを――は肯定する。

「じゃあ、私がやってくるよ」

そう言って、未亜はパタパタと小走りで庭に向かった。

「あとは凛さんだけなんだけど…。どこにいるんだろ」

姿を見せない第五のメイド、不破凛。

経歴、年齢、一切不明の謎の少女(なのかも分からない)。

神出鬼没であり、思考も一切読めないので、どこで何をしているのかは誰にも分からない。

ただ一つ言えるのは、仕事はキッチリと済ませることだ。

「ご飯」

「ひゃあぁ!?」

素っ頓狂な声を上げ、飛び上がったつばさ。

何事かと後ろを向くと、精巧な人形のような容姿をしたメイド、凛がいた。

「お腹空いた」

それだけ呟いた凛は、じっとつばさを見つめる。

口数も極端に少なく、表情が仮面のように殆ど変化しない彼女の考えを知る者はいない。

だが、周知の事実になっているものがある。

それは。

「う、うん。キッチンにまだあった筈だから、好きなだけ食べて」

「…やった」

並外れた食欲を持つ、ということだ。

数十分後、キッチンに残されていた食事は全て凛の胃袋の中に入った。


↓2 誰と何をするか。複数の人と行動するのも可。

ksk

緑と買い物に行く

境遇が似ている未亜が緑と打ち解けようと積極的に話しかけていたところに遭遇。
せっかくなので三人で話す。

「え…?買い物…ですか?」

洗濯物を畳んでいた緑に声を掛ける。

何故自分なんか、とでも思っているような表情をしている。

だが、仕事であると分かっているからか、おずおずと頷いた。

――は上着を羽織り、財布の入った鞄を手に取る。

緑は私服に着替え、――の後を追って外に出た。

緑の私服は、身体のラインが出ないように、と厚手のセーターなどを着込んだものだ。

そこまでしても、胸が主張しているのは良いことなのか、悲しいことなのか。

都心のデパートに緑たちは足を運ぶ。


↓2 何をするか。イベントとか書いても可。

かそくした

迷子の子供を見つけ、色々と世話をすることに

「ひぐ…ママ…どこ…?」

買い物の最中、立ち寄った本屋の近くに、親と逸れたのか泣きじゃくっている子供がいた。

「えっ…!?ど、どうしますか…?」

――はオロオロと狼狽える緑を落ち着かせ、親が見つかるまで面倒を見よう、と提案する。

「…で、ですよね…!」

頷いた緑は子供に歩み寄り、腰を下ろして視線を合わせる。

そして。

「どうしたの…?ママと逸れちゃった…?」

「うん…」

「ど、どんな人なのかな?ボクのお名前は?」

「お腹…空いた…」

「え、えっとぉ…」

助けを求めているような視線が、――を射抜く。

――は近くの店でハンバーガーセットを購入し、子供に与えた。

子供が泣き止んだところで、緑は再度名前を訊ねる。

本人と親の名前が判明したので、迷子センターに連れていってアナウンスをしてもらう。

数分後、大慌てで母親がやってきた。

帰路の道すがら、大量の荷物を抱えた――の隣を、緑は歩く。

怯えてばかりだった彼女だが、今では穏やかな表情を見せている。

「ご、ごめんなさい…。ずっと、ご主人様のことを避けていて…」

気にしていない、と――は返す。

返答に、緑は更に言葉を重ねた。

「…お母さんたちが亡くなって…心細くて…。頭の中がぐちゃぐちゃになって…」

「…ご主人様のこと、嫌いじゃなかったんです…。ただ、怖かっただけなんです…」

途方に暮れていた時に、急に面識の薄い人に雇われたのだから仕方ない、と――は答える。

でも、と緑はその言葉に食い下がる。

食い下がる緑を、――は別の言葉で牽制する。

そして、とうとう緑は折れた。

「…頑張ります。私、頑張りますから」

「だから、見捨てないで…」

「もう…独りぼっちは…嫌…です…」

在りし日の思い出を思い出したのか、緑の目尻から幾筋もの涙が零れる。

皆がいるから大丈夫、と――は手を握った。


↓2 誰と何をするか。イベントとかも可。

つばさ他、料理出来る人達がお昼ごはん作って、みんな揃って昼食 

凜の奇行を目撃する主人公
彼女の謎はますます深まるばかり…

「り、凛さーん!?」

「とうっ」

「…凛さんは本当に、人間なのでしょうか」

家に入ると同時に目に入ってきたのは、凛の奇行だった。

スカートをはためかせたと思ったら、次の瞬間には他のメイドの背後に移動していた。

「ひゃっ!?」

そして、胸を揉んでいた。

一人一人、丁寧に。

「………!」

「ひっ」

帰宅してきた緑がロックオンされたようだ。

身体がゆらりと揺れ、またスカートがはためく。

ちなみに、下着は白だった。

「や…んぅ…あん…!」

スカートが戻ったと同時に、凛は緑の胸を揉みしだいていた。

超スピードとか瞬間移動とかそんなチャチなものじゃ断じてない。

もっと恐ろしい何かの片鱗を味わった――たちだった。


↓2 誰と何をするか。

踏み台

>>28

本日はここまで。

おつー

今日はなしかな?

――たちの食事は、専らつばさたちの仕事だ。

どうしても作ることが出来ない場合は、インスタント食品で賄うがそんなことは極稀だ。

六人分の料理を作るのは、中々手間が掛かるもの。

三人で手分けして作業をするがそれでも、一時間近く要する時がある。

「お水のお代わりは必要ですか?」

ピッチャーを持ち、隣に佇んでいた京が問う。

それに――は頷いて答えると、京は空いたコップに水を注ぎ、目の前に置いた。

「えっほえっほ」

とことことダイニングとキッチンを往復する凛。

食事が盛られた皿を運んでいるようだ。

手伝おうと席を立つ――だが、皆から制止される。

仕事を取るな、と言われたら、渋々従う他なかった。

三人ずつ向かい合って、大きな机を囲んで食事を行う。

本日の昼食はボロネーゼとコンソメスープ、海藻サラダとパンナコッタの四品だ。

――はまず、琥珀色のコンソメスープに手を付けた。

ブイヨンと野菜の旨味が、口の中で弾ける。

ご家庭でこのようなレベルの高い食事を味わえることに感謝しながら、順につまんでいく。

他の人たちも満足しているようで、特に凛は、もの凄い勢いで口の中にかき込んでいく。

そんな食べ方だとソースが跳ねるのではないか、と心配したがどうやら杞憂だったようで、一滴たりとも跳ねることはなかった。


↓2 誰とどんな会話をするか。

加速下

緑に今度また買い物に行かないか誘う

>>22

「ふえっ…?お買い物、ですか?」

「も、勿論構いませんけど…。未亜さんたちの方が…良いのではないでしょうか…?」

そんなことはない、と――は否定する。

すると。

「わ、分かりました…!尽力させていただきます…!」

前髪で隠れているが、目からは確かな決意を感じられた。

「…ふむ。どうですかな?つばさ氏」

「これは不味いなぁ…。アピールする必要があるかもしれない」

――の隣にいる未亜とつばさは、何やら相談会を開いていた。


↓2 誰とどんな会話をするか。

未亜とつばさが交互(場合によっては同時)にやってきて何かとお世話しにくる

「ご主人様、スープ空だけど飲む?」

「パンナコッタを食べるなら、ソース掛けちゃおっか?」

「「空いた皿持っていくよ?」」

「むっ…」

「むぅ」

食事中に、何かと世話を焼いてきた二人。

有難いのだが、少し食べづらくなっていたりする。

でも、賑やかなのも悪くない、と――は思い、クスリと微笑んだ。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

ksk

踏み台

京が皿を片付けようとしていたので手伝おうとして足を滑らせ、京にぶつかる
皿は空中に投げがされたが、みんながキャッチ
京のおっぱいに顔を埋めてしまう

「皿洗い終わりました」

「ありがとうございます」

未亜が皿を洗浄し、朝に使っていた乾燥済みの皿を京に渡す。

片付けくらいなら、と――もキッチンに近寄った。

だが、運悪く足を滑らせてしまう。

――は京にぶつかり、その衝撃で皿が宙を舞う。

「あわわ…!」

「むん…!」

緑、未亜、つばさは一つずつ皿を掴んでいる中、凛だけは隼の如き俊敏な動きで、残りの皿を回収した。

一枚も割ることがなく、事なきを得たのだが。

「ん…。ご主人様…っ。ご自重を…」

――は京とぶつかった際に、偶然頭を京の胸に方に投げ出されてしまった。

突然のアクシデントに対応出来なかった京は、それを避けることは叶わなかった。

そして、吸い込まれるように頭は豊満な胸の間に埋もれた。

ジャージ越しで感じる柔らかさに頭全体が包まれる。

柔軟剤と、香水のような香りが鼻腔を擽る。

それをただ、他の四人は呆然と見ることしか出来なかった。


↓2 誰と何をするか。イベントとかも可。

踏み台

書類仕事をした後、つばさがお茶を淹れてくれて一緒に休憩
少し眠くなってきたところ、つばさが膝枕してくれることに

>>22

社会人にするか大学生にするかでお悩み中。どっちでも、二十歳程度なのは確定です。
少しだけ意見の募集をば。

自分は大学生に一票

主のことなら、大学生の方がメイド達の若旦那って感じがする

大学

大学生かな?
自由が多いし

勝手に社会人と思い込んでたけど、プロローグ見ると大学生の方がしっくり来るかもですね
大学生に一票

じゃあ大学生で進めていきます。


大学で出ていた課題を済ませるため、自室に籠る。

量はそれほどでもないのだが、レポートを書くのはそれなりに面倒だ。

一時間ほど作業に耽っていると、ドアがノックされた。

「ご主人様、今いいかな?」

大丈夫、と――が言うと同時に、ドアが開かれる。

右手には、ビスケット等の甘味が握られていた。

「課題お疲れ様。そろそろ疲れた頃だと思って、お菓子を持ってきたんだ」

「少し、休憩した方がいいんじゃないかな?」

ふと時計に視線を移すと、もうすぐ16時を回るところだった。

もうそんなに時間が経ったのか、と内心驚き、つばさの提案を受け入れた。

「うんうん。ずっと勉強したりっていうのは大変だからね」

「お茶を淹れてくるから、少しだけ待ってね」

そう言うと、つばさは小走りで一階のキッチンに向かった。

「お待たせ。ミルクティーで良かったかな?お砂糖とかまだいる?」

ティーカップに注がれたミルクティーからは、仄かに湯気が立っている。

軽く啜り、味を確認する。

ミルクのコクと甘みが、働きづめだった脳に染み渡る。

「大丈夫?良かったぁ」

美味しいから大丈夫、と返されたつばさは安堵の息を漏らす。

ビスケットとミルクティーを交互に口に入れる。

数分後、疲れたからなのか、睡魔に襲われた。

「あぁ…。勉強をしてたら眠くなるよね」

「…わ、私の膝で良ければ、貸すよ?」

頼んでも良いのか、と――が問う。

それに、つばさははにかんで快諾した。

「よい…しょ…。固くはない…よね?」

大丈夫だ、と――は答える。

「ふふ…。なら良いんだけど。お休み、ご主人様」

「…いや、――。ゆっくり休んでね」

膝枕と頭を撫でられる心地良さに意識を委ね、――は眠りについた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。次の行動は夜の時間帯となります。

踏み台


風呂上がりのラフな格好の緑に遭遇

イベントってメイド間のやり取りみたいな、主が出ないパターンも可?
踏んでたら安価下

>>63、明らかにおかしいもの以外であれば全然大丈夫です。


二時間ほどの仮眠を取り、――は課題を終わらせる。

つばさはゴミの処理とティーカップの洗浄に向かった。

やることが無くなったので、――はリビングでテレビでも見ようと階段を降りた。

「…ふえぇ!?」

階段を降り、風呂場の横を通ったところで、緑とばったり出会ってしまった。

緑からは白い蒸気が上っており、肌も赤みが差している。

服装もキャミソールとショートパンツと非常にラフで、間違いなく風呂上がりの恰好だ。

「ご、ごめんなさいぃ~…!」

顔が真っ赤になった緑は、逃げ出すように自分の部屋に入っていった。

言っては何だが、緑の胸は京とタメを張れるほど大きかった。

眼福である。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。これで一日は終わります。

風呂に入っていたら全裸の京と鉢合わせしてしまう

>>22

うえ

風呂から上がり、寝間着に着替えた――はリビングに向かう。

冷蔵庫で冷やしていたスポーツドリンクを口にする。

火照った身体がクールダウンしていくのを実感出来る。

そして、テレビを見ようとソファーに向かうのだが、既に先客がいたようだ。

「それでね、私は…」

「…な、なるほど…」

ソファーに座り、チョコレートに舌鼓を打っていた未亜と緑がいた。

談笑していたようだが、何を話していたのか気になるので、混じってもいいか訊く。

それを、二人は受け入れた。


↓2 誰とどんな会話をするか。

踏み台

緑と好きな菓子はなにか

二人
ここに来てどうかとか辛いことは無いかとか

「す、好きなお菓子…ですか?」

「それは気になるね。何が好きなの?」

「あ、私はケーキとかが好きだよ。今度買ってくれないかな?ご主人様?」

考えておく、と返し、――も緑の答えを待つ。

しどろもどろになりながらも、緑は頑張って返答した。

「え、えっと。…あっ…。和菓子と、お母さんが作ってくれてた…蓮根餅…が…」

途中から涙を浮かべていたが、どうにか伝えることだけは出来た緑。

鼻を啜り、ティッシュで涙を拭った。

「あ…ごめんね…。辛いこと思い出させちゃったね…」

「い…いえ…。私こそ…すみません…」

何度も頭を下げる緑を、二人は必死で宥めた。


↓2 誰とどんな会話をするか。この安価で本日の行動は終了します。

未亜
緑との会話で両親のことを思いだし、夜に主の部屋へ。
いつもとは違いしおらしい様子で胸元に抱きついて啜り泣いてきたので好きにさせてあげる(ある程度泣いたらスッキリしたのかいつもの調子に戻った)

会話を終えた緑たちは自室に戻った。

――も、明日に備えて眠りにつこうと部屋に足を運ぶ。

布団に潜り、目を閉じる。

その数分後、ウトウトしてきた時。

不意に、ドアが開いた。

「…起きてる?――くん」

入ってきたのは、未亜だった。

こんな時間に何用か、と起き上がって未亜を見る。

すると、未亜は脇目も振らずに、――に抱き着いた。

突然の行動に、――は慌てる。

だが、未亜は涙ぐむ様子を見て、動きを止めた。

「…ごめん…。緑ちゃんと話をしてて…パパたちのこと、思い出しちゃってさ…」

その言葉を、何も言わずに――は聴き留める。

「…パパは…癌で…いなくなっ…てぇ…。ママ…も、部活から帰ったら…冷たくなっ…てて…」

「でも…!こうして…触れてる――くんの身体は…あったかくて…優しくて…」

「生きてる…って…一緒にいる…って…。実感出来…るから…」

痛みも苦しさも感じないが、力が強くなっていくのを感じる。

苦しくない筈なのに、胸が締め付けられるような感覚がする。

「――くんは…一緒にいてくれる…よね…?いきなりいなく…なったり…しないよね…?」

そんなことは絶対にしない、と――も胸付近にある未亜の頭に手を回す。

「うん…。うん…!約束だよ…!」

そのまま、未亜は――の胸元で静かに泣き続けた。

「…何か、湿っぽくなっちゃったね」

落ち着いたのか、目尻に涙の跡が残っている未亜は、――のベッドに腰掛けていた。

その手は、――の手に重ねられている。

「…ふふ。心配してくれてありがと」

「もう大丈夫だから。…もしかしたら、また胸を借りるかもしれないけど」

「…うん。やっぱり、――くんといれて良かった。改めて、そう思うよ」

「おやすみ、――くん。大学、頑張ってね」

微笑みを湛えたまま、未亜はドアを閉めた。

講義を終えた――は、大学の正門を潜る。

午前中で終わったからか、少々日差しがきついようだ。

今日は特に課題は出なかったが、来週に小テストがあるらしいので、対策勉強をするべきなのかもしれない。

冷たい珈琲を飲み干しながら、何をするか思考する。

空を飛ぶ飛行機の音が、耳を劈く。

その音で、思考が中断させられた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

踏み台

メイド長を選ぶとしたら誰? みたいな話題になるが、最終的にお流れに

緑が弁当を忘れていたので届けてくれる
しかし、忘れたのではなく持ってこなかっただけと知り、真っ赤になるが一緒に昼食を食べる


色々知りたいからとにかく二人で会話

――が帰宅すると、リビングのテーブルでメイドたちが討論をしていた。

議題は『メイド長に相応しき人物とは?』というものだった。

「家事全般が出来るつばささんかと」

「いやいや、一番年長の京さんだよ」

「京。一番大きいし」

「えっと…。つばささん…だと思います…」

「うぅん…。見事に二分されてるなぁ」

「あ、ご主人様おかえりなさい」

ただいま、と返した――は荷物をソファーに置く。

「ご主人様はどう思う?」

非常に珍しい、凛からの質問。

この場合、問われているのは『誰がメイド長になるべきか』だろう。

どう返答するべきか、――は頭を悩ませた。

「…あの…。ご主人様、お弁当を忘れていませんでしたか…?」

おずおずと前に出て、そんな言葉を発した緑。

昼までだったから必要無かったと返すと、緑は慌てて謝罪する。

これによって、――の回答が有耶無耶にされたからなのか。

結局『そんなことを考える必要は無い』結論に至ったようだ。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

なにやら緑と凛になつかれたつばさ。面白がって未亜まで「つばさおねーちゃん」とつばさにじゃれつきだす。混じりたそうに眺める京

大学にて授業中、謎のテロリストが襲撃

浴場にて入浴するメイド達。
その中で京・未亜・緑の(胸の)戦力差に項垂れるつばさ。
凜を見て一度は元気を出すも、よくよく考えて更に凹むハメに

つばさ(豊)、京・未亜・緑(巨)というイメージだけど、どうなんだろ?

これは…>>85にずれるんですかね。>>84は少々手荒い展開になるんですが。

>>86
つばさは>>16ではっきりと京に負けてるって描写されてるよ。
というか設定だと
緑:大きい
未亜:大きい
京:爆乳
つばさ:スタイルは良い(大きいとは言われてない)
凜:ロリ
だからそこまで違和感は無いと思う。

テロリスト(フリーダム凛)
テロリスト(幼なじみメイドs……昔から主や幼なじみsを知ってる人に取っては爆弾級の衝撃)
とか?(無理があるかな)

>>1の考えている展開だと、正直言ってバイオレンスな方向にしか進みません。
テロリストって単語がある時点で不穏な感じにしか捉えられない>>1をお許しください。
少し考えてきます。

無理せず>>85でもいいよ

安価スレはたまに変な安価湧くからそういう時はずらし安定よ

他の方の通り、安価下か無理やりテロリスト(あらかわいい)みたいな風で良いかなって

>>88
緑:E~F
未亜:同上
京:G以上
つばさ:D
凜:AA~A
って感じかな? 個人的なイメージだけど

では>>85で進めます。


「ふぅ…」

ゆっくりと湯船に浸かる京。

大きな胸がぷかぷかと浮いている。

「ぐぬぬ…」

それを、顔を少し水中に入れながら凝視するつばさ。

その隣には体操座りをしている緑と、俯せで浴槽の縁に身体を預けている未亜がいる。

凛は、もう一つの湯船のジャグジーで遊んでいる。

つばさは圧倒的な戦力差を目にして、K.O.直前になっていた。

スタイルには自信があったのだが、どう足掻いても京には勝てず、緑にも勝てず、未亜には僅差で敗北している。

「…でも、凛さんになら…」

そう思い、チラリと凛の方を見るが。

「…小さいんだから、需要が違うじゃない。はぁぁぁぁ…」

京>緑>未亜≧つばさ>>>凛の現実を思い知り、項垂れたつばさだった。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。風呂イベがあったので夜の時間帯となります。この行動で一日終了です。

凛とゲームをすることに

就寝時に凛が乱入してそのまま一緒に寝ることに

そろそろ暑くなってきたので、毛布を仕舞って掛け布団だけにする。

消灯しようとスイッチに手を掛けた瞬間、勢いよくドアが開かれる。

「一緒に寝よう?」

ちょこんと立っていたのは、パジャマにナイトキャップを被っていた凛だった。

――の目の前まで歩み寄り、手を握ってくる。

男女七歳にして席を同じうせず、という諺を思い出す――だったが、そんな意識がどちらにも無いのなら問題無い。

そう判断し、身体を横にずらした。

「ありがとう」

そう呟いた凛は、――の背中に抱き着き、穏やかな寝息を立て始めた。

烏が鳴き始める、黄昏時がやってきた。

腕を伸ばし、席を立つ。

他の学生も同じように席を立ち、談笑しながら教室を出ていく。

窓から見える夕暮れは、排気ガスによるものなのか少しぼやけていた。

忘れ物が無いか再確認し、階段を降りていく。

近くを通っている電車の音が、不思議と澄み渡って聞こえた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

>>83

>>83

「つばささん…。おしるこ、美味しかったです。ありがとうございました…」

「ご飯、ご飯」

「えっ?美味しかったなら良かったけど。…って凛さん!スカート引っ張らないでぇ!」

「お肉ー」

調理中に頭を下げながらお礼を言う緑と、食事をねだる凛。

食器に料理を盛り付け、必死につばさは応対する。

「人気者だねぇ、つばさおねーちゃん?」

「未亜ちゃんまでおちょくるのぉ!?」

やいのやいのと騒ぐメイドを、遠くから眺める女性が一人。

「…私はもう、そんな歳ではないですから」

交ざらないのか、と――が問うが、京は柄じゃないと否定する。

しかし、視線が忙しなく動いていたのを、――は見逃さなかった。

「…正直に言えば、羨ましいです。ああやって笑い合える友人はいなかったですから」

「失言が過ぎましたね。洗濯物を取り込んできます」

そう言って、京は庭に出ていった。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。今は夕方~夜の時間帯となります。

安価下

約束していた、緑と買い物に行く

「今からお買い物…ですか。少々お待ちくださいね…」

緑はパタパタと自室に戻っていった。

ニ十分後、玄関前にやってきた緑は息を荒らげていた。

「お…お待たせしました…」

急がなくても良かったのに。

――の独り言を聞いて、緑は首を横に振った。

「待たせるのは…私が嫌だった…んです…」

息も絶え絶えというような感じで弁明され、――は口を噤んだ。


↓2 街に出るか、近所のスーパーで済ませるか。

せっかくだし街へ

街に出る

「綺麗ですね…」

夜の都心は、ネオンや電灯で煌びやかな様相を呈する。

あまり夜の街とは縁が無いので、このような光景を見るのは久し振りだったりする。

「あっ…!早くお買い物をしないと、お店が閉まっちゃいますね…」

「終電が来る前に終わらせなきゃ…」

緑の言葉を肯定し、――たちはデパートに入っていった。


↓2 イベントとかを。

ちょっと目を離した間に緑がナンパされるが、何とか追い返す

絡まれた緑を主が颯爽と助けてその場を切り抜ける

私服等を幾つか買い、売り場から出る――。

「そろそろ帰りましょう?」

緑の提案に乗った――は駅に向かって歩き出す。

「…あっ。出ても大丈夫…ですよ…?」

鳴り始めた着信音を気にした緑は、電話に出ることを促す。

電話を掛けてきたのはつばさだった。

『あ、もしもし。今どこにいるの?』

駅に向かって歩き始めたところだ、と返す。

『あ~…。事故があったらしくて、全線運休だってニュースがあるんだけど』

『京さんたちはもう寝ちゃったから、迎えにはたぶん行けない…かなぁ。私もまだ、免許持ってないし』

それは由々しき事態だ。

そう思った――は、タクシーを拾ったりして如何にかする、と伝えた。

『うん、分かった』

通話が切れ、スマートフォンを仕舞う。

ふと横を見ると、緑の姿が無かった。

周囲を見渡してみるが、人が多くて分からない。

もう一度、目を凝らしてみる。

柄の悪い男性たちが、何処かに行こうとしているのが見えた。

それを目にした瞬間、何故か反射的に身体が動いた。

「嫌…ぁっ!?」

人の隙間から僅かに、緑の顔が見える。

――は必死に走り、緑の手を掴む。

そして、脱兎の如く逃げ出した。

あまりに唐突に出てきた男に呆気に取られた男性たちは、追うことすら忘れていた。

「ご…ごめんな…さい…。迷惑…掛けちゃって…」

駅前のファミレスに入り、小休止を取っていた緑は、謝罪する。

特に酷い目に遭っていなかったことを確認した――は、安堵する。

「…あ…!そういえば、電車の時間は…」

今は運休中だ、と伝える。

「そ…そんなぁ…」

分かりやすく緑は落胆した。


↓2 二人はどうするか。

タクシーを拾って帰る

一泊できる宿を探してみる

また外に出て、変な人に絡まれたら困る。

近所で、一泊出来そうな宿が無いか調べてみる。

「…ビジネスホテルは満室…。カプセルホテルも…満室…」

「ネットカフェは…空いてますね。後は…後は…」

とあるネットページの一文を見て、視線が泳ぎ始めた緑。

何が書かれているのか気になり、緑のスマートフォンを覗く。

そこには、所謂ラブホテル、連れ込み旅館の場所が書かれていた。

そちらは空室が沢山あるようだった。


↓2 どの場所を選ぶか。どうするかでも可。

ラブホで休憩だけ

なに、ラブホでも2部屋取れば問題ない

本日はここまで。大体300レスくらい行ったらエンディングに行かせる予定です。

乙です
私もつばささんに尽くされたい……

150レスを超えたあたりで二人くらいメイドを募集して、後半戦に移行します。


「お泊り…ですか…。しょうがない…ですよね」

「他の人も、タクシーを待ってるでしょうから…」

そう言う緑の手を握り、――たちは歩き始める。

数分後に訪れた場所を見て、緑の顔が青ざめた。

「え?あの、ここって。その…」

二人が歩いているのはラブホ街。

右を見ても、左を見ても、カップルばかりが目に映る。

「…えっ。二部屋借りて、別々に休憩するんですか…」

「ご、ごめんなさい…。また、早とちりしてしまいました…」

――の説明を聞いて、謝罪を始めた緑。

説明していなかったこちらが悪い、と――は返す。

結局、責任の受け合いは部屋に入るまで続いた。

充てられた部屋に入った緑は、鞄を置いてベッドに腰を預ける。

独特な照明が照らしている部屋の中、真っ赤な顔の緑はテレビを点けた。

そこには。

「ひゃあぁ!?」

先客が入れっぱなしだったのか。

映像が流れ出したと思ったら、AVが再生されていた。

「こ、こんな…。あわわ…舐めてる…」

「ひっ…!?アレが入るの…!?」

「も、もう見れない…!」

ショッキングな映像が無慈悲に流れる中、緑は両手で顔を覆う。

そして、指の間からテレビを見ては目を背ける。

この流れを、睡魔に負けるまで続けていた。

なお、――はずっとスマホゲームに興じていた。

「災難でしたね」

「はうぅ…」

京が迎えに来た車の中で、緑は恥ずかしそうに顔を隠す。

――は一睡もしていなかったので、眠気に敗北して夢の中を彷徨っている。

「…どうでした?殿方と一夜を共にした感想は」

「な…何もしてないですよぅ…」

「でしょうね。もし何かあったのなら、ご主人様は今寝てすらいないでしょう」

ブラックコーヒーを少しだけ飲み、京は話を続ける。

「未亜さんに風呂を沸かしてもらっています。帰ったら、存分に寛いでください」

「迷惑を掛けてすみません…」

「迷惑とは、思っていませんよ。緑さんたちが無事で良かったと、そう思ってます」

「…うぅ…」

京の優しい言葉に、緑は何度目かも知れない涙を流した。

時間は過ぎ去り、季節は夏。

大学生活も、順調に進めばあと半年である。

留年の心配は無いはずだ。

「今日は夏祭りですね。お召し物は用意しております」

「御入用の際はお気軽にどうぞ」

それだけ言った京は、部屋を出ていった。

天気は快晴、雲一つ無い祭日和。

その分暑いが、それも夏の醍醐味だと思うことにした。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

ksk

夏祭りにみんなで行こうということに
面倒見のいいつばさが、緑と凛の着付けをしたあと、主の着付けもやる流れに

「むむむ…。緑ちゃんはおっぱい大きいからなぁ」

「ごめんなさいぃ…大きくて…」

「うんうん。そう言われたら、羨ましがってるこっちが惨めに思えてくる…」

「うーん。サラシで抑えた方が良いかな…専用のブラは無かったし」

「それでお願いします…」

「ちょっと苦しいかも。その時は言ってね」

「はい…。はうっ…」

キュッとサラシで胸を締め付けていく。

あれだけ自己主張していた双丘は、僅かばかりの膨らみを残して消えた。

「…どう?」

「大丈夫…です。思っていたよりも辛くなかったですし…」

「良かった。じゃあ、次は凛さんね」

「よろしく」

「………」

どこも出っ張っていなかったから、呆気に取られるくらいに簡単だった、というのは、本人の談だ。

「ごめん、待たせたかな?」

首を横に振り、――は否定する。

ホッと胸を撫で下ろしたつばさは、帯を片手ににじり寄る。

「次はご主人様…――の番だよ」

「一人で着るのは大変だからね。私がお手伝いしてあげる」

助かる。

――はそんな返答をし、つばさの指示に従う。

「…うわぁ。やっぱり、男の子なんだね…」

つばさが小さく呟いた言葉は、凛が乱入した音で掻き消された。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

kskst

子供のように夏祭りを楽しみにしている様子の京

「………?どうしました?私の顔に、何か付いておりますか?」

京を眺めていたことがバレ、その件について問われる。

誤魔化しが効かないことは解っていたので、説明をする。

「そ、そんなに分かりやすかったですか?いえ、無論楽しみにしているのですが」

珍しく、京の頬に赤みが差した。

前の事故の時でも、そんなことは無かったのだが。

「実を言うと、初めてなんですよ。お祭りに参加するのは」

「だから、非常に昂っています。柄ではないのは、解ってはいますが」

照れ隠しのように微笑んだ京。

浴衣と祭の相乗効果によるものなのか。

それとも、普段そのような表情を見せないからなのか。

そのあまりの美しさに、思わず――は視線を逸らしてしまった。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

美亜
偶然浴衣に着替え中の所を見てしまう
埋め合わせで夏祭りで何か奢ることに

未亜と一緒に露店を回る

「あっ!――くん、たこ焼き売ってるよ!」

二人きりになり、はしゃぎ始めた未亜は――の手を引き、露店を巡る。

「この狐のお面、どう?似合ってる…?」

「………!そう?なら買っちゃおうかな…」

あちらこちらに足を運び、へとへとになった二人は、ベンチに腰を下ろす。

「はい、たこ焼き。あーんして?ほらほら」

ぐいぐいと押し付けられる、熱々のたこ焼き。

浴衣が汚れては敵わない、と――は一口で頬張った。

「…あ…」

自分がしでかしたことを意識し、赤面する未亜。

「…あっ!見て、綺麗な夕焼けだよ!」

それを誤魔化すように、未亜は河川敷を指差した。

太陽がゆっくりと沈んでいく様を、――は目に焼き付ける。

いつもとは違った雰囲気で、新鮮だった。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。あと四回くらい祭タイムが継続します。


緑と一緒に射的をする
互いに手に入れた賞品を交換する

躓いて転んだ緑を受け止めるが、緑のクッションになる形で一緒に倒れてしまいその時に口と口が触れてしまう

「楽しんできた?未亜ちゃん」

「あ…うん。楽しめた…」

「…もしや、抜け駆けしたなぁ…!?」

「いや、してないよ!?うん…出来なかった…」

「…何か、ごめんね」

つばさが、頬を赤らめた未亜に噛み付いたと思ったら、二人で慰め合っていた。

女の子の気持ちは、――にはよく分からない。

「もうすぐ花火大会です。場所取りは済んでいるので、参りましょう」

「は、はい…!」

「きゃっ!?」

「緑ちゃん!?」

浴衣に慣れていないからか、石畳に足を取られ、緑が転ぶ。

怪我はさせまい、と――の身体が受け止める。

が、体勢が悪かった。

無理矢理割って入った形なので、上体が反り切っていた――が、人一人を止めたまま、その体勢を維持出来る筈も無く。

――が緑のクッションになるように、二人して倒れてしまった。

「………!?」

その時、運悪く二人の唇が重なり合った。

「なぁ…!?」

「永久保存」

「やめてあげなさい」

「ごごごごごごめんなさい!わわわ私がドジでごめんなさい!!」

怪我が無くて良かった、とぎこちない笑顔で返す。

茹蛸すら降参するほどに、真っ赤に染まった緑の顔。

事故によって、二人のファーストキスは交換された。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

未亜(ボケ)とつばさ(ツッコミ)の幼なじみコンビが、露店を主と一緒に巡りながら漫才のような会話を繰り広げる
途中でさりげなく混ざり、つばさのツッコミに尊敬するような眼差しの凛

漫才とかはてんで分からないので、低クオリティでもお許しを。


「未亜ちゃん、焼きそば売ってるよ」

「ほう、焼き鯖ですか。珍しいですね」

「焼きそば!屋台で鯖が売ってるわけないでしょ!?」

「あっちに屋台出てるよ」

「何で!?鮮度とかどうするの…!?」

「ほう…」

数分後、別の屋台にて。

「――くん、射的だって」

「ぬいぐるみがある…。結構可愛いかも」

「その銃で私のハートを撃ち抜いて?…なんちゃって」

「コルクで撃ち抜けたらヤバいわよ?っていうか、また抜け駆けして…」

「恋は戦争。勝った方が正義」

「正義はこっちにもあるのよね」

「…師匠…」

キラキラと目を輝かせながら、つばさを見つめる凛。

三人の中心にいるはずなのに、蚊帳の外にされているような気がした――だった。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。

気後れしていた京をつばさが引っ張り出してきて、みんなで屋台巡り。たこ焼きとか焼きそばとか色々な食べ物に夢中な京さん

凛が見つけた穴場で花火を見ることに

輪投げで皆が勝負することに
最下位はトップの言うことに従うことが罰ゲーム

「場所を取っていたとはいえ、それでも周りに人が多くて観難いですね…」

ブルーシートの外側には、数えるのも億劫になるほどの人だかりが。

喧騒と人垣が、花火の観賞を妨げる可能性が高かった。

「…でも、それが花火大会…だと…思います」

「穴場、ある」

スッと挙手をした凛が、そんな言葉を堂々と放った。

「…じゃあ、そっち行っちゃう?凛さんの言うことって、大体当たるし」

「賛成、かな」

満場一致で、凛の提案に乗った。

「おぉ…」

「凄い…。ここからなら、何にも邪魔されないね」

「ご、ご主人様のお金が…犠牲になりましたけど…」

「屋形船ですか。確かに、これなら何にも妨げられないですね」

少し身銭を切り、屋形船を一隻借りた。

屋台で購入した食事を皆で分け合いながら、その時を待つ。

数分後。

「………!」

「綺麗…!」

「ふふ…素晴らしい景色です」

「ほえ~…」

「良きかな良きかな」

空に咲き誇る光の華に、一同は心を奪われた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。この次の安価は帰宅中~就寝までの間の一回となります。

ksk

踏み台

帰りがけ、つばさが思い出話に興じつつ、京さんも楽しそうで良かったと主に述べる

花火も終わり、見物客たちも帰り始めた頃。

――たちも、家に向かって歩いていた。

「楽しかったなぁ。…ねえ、――。憶えてる?」

いったい何を、と――は問う。

「ああ、何時のことか言ってなかったね。ほら、小学生の頃の…」

ピンときた――は徐に頷く。

「あはは…。やっぱり、憶えてたか」

「恥ずかしいけど、懐かしい記憶だよね。私が逸れちゃって、――がずっと捜してて」

「…あの時は凄く心細かったけど。君の顔を見た時、安心したんだ」

「あ、照れてる。…え?私は照れてないよ?…顔が赤い?」

「…そういうのは、思っても口に出さないのが良い男、だぞ?」

「…なんてね。君はそのままでいたらいいよ。その方が、私も安心する」

「…うん。本当に、楽しかったよ」

「それに、京さんも楽しそうで良かった。笑顔、あんなに可愛かったんだね」

――とつばさは、それだけ言うと二人で小さく笑う。

それに気付いた京は照れた様子で、団扇で顔を隠した。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。これが終わったら後半戦に。

就寝前に凛が現れ、だれが本命なのかと真顔で聞かれるがすぐにいつもの調子に戻る


事故でキスしてしまったことについて謝りつつ、我儘になるが事故のままにしたくないと改めてキスされる

深夜、自宅のリビングにて。

寝付けなかった緑は、リビングのテーブルに座っていた。

何故、寝付けなかったのか。

その原因は既に分かっている。

「…ファーストキス…。事故とはいえ、あんな形になるなんて…」

もっとロマンチックなキスが良かった、と内心呟く。

自分のドジが悪いこと、――は何も悪くないことは解っている。

だが、何度も思ってしまう。

もう一度やり直したい、と。

そんな時、階段を誰かが降りてくる音が聞こえた。

「…早く寝ないと…。また、心配させたらいけないし…」

席を立つのと、ドアが開かれるのは同時だった。

「…え…?ご主人…様…?」

そこには、仕えている主、ファーストキスの相手がいた。

最初に口を開いたのは、――の方だ。

事故とはいえ、キスして申し訳なかった、と。

緑はそれに反論しようとしたが、紡ぐ言葉が見当たらず、口を塞いだままだった。

もう一度、――は口を開く。

我儘になるけれど、事故のままで終わらせたくない。

だから、君さえよければ改めてキスをしよう、と。

予想外の言葉を投げ掛けられた緑は混乱する。

困惑、不安、様々な感情がごちゃまぜになりながらも、自分の心に問い、答えを出す。

そして。

緑は『自らの意志』で、唇を重ねた。

時が止まるような、そんな不思議な感覚がした。

全身が融けるような、気恥ずかしさが生む熱さを感じた。

キャパシティを超えた緑は、堪らず意識を失った。

本日はここまで。↓5までに新たに参入するメイドを。最高コンマと最低コンマのレス採用で、ゾロ目は無条件採用。

おつおつ

名前:柊 愛奈(ひいらぎ まな)
容姿:桃色の髪を大きめのツインテールに結っている。背は○学生と見間違うほどの低さだが胸は不釣り合いなほどに大きい。所謂ロリ巨乳
これでも成人しているらしい
性格:自称ドS。その実熱意が空回りしまくりの残念な人
趣味はコスプレでサブカルには詳しいオタク気質。実は本当はドMらしい
来歴:コスプレ費用の捻出の為応募してきた
実家で家事手伝いをしてきた期間が長いため家事全般が得意
ゆくゆくはご主人様を調教して家を乗っ取り悠々自適に暮らす…等と不埒なことを考えているらしいが
ポンコツさが半端ないので周囲からは無害認定されている

乙でした
名前:三笠理沙 (みかさりさ)
容姿:茶髪のポニーテール 背が高く、無駄な脂肪がほとんどない
性格:元々は真面目でストイックな性格だったが、今はやさぐれており、口調も乱暴ぎみになっている
来歴:元々は将来有望だった陸上選手であったが、高校の時に足を大怪我をしてしまう。現在は日常生活に支障はないレベルには回復したが、陸上選手の復帰はブランクもあり、ほとんど不可能と言われている

名前:七峰 嵐(ななみね あらし)
容姿:白髪ショートカットで体格は凜とどっこいどっこいのちみっ娘。一応大卒で主より年上らしい。
性格:粗暴で口は悪いが根は優しいツンデレ気質。一人称は『俺』。実はぬいぐるみなどが好きという乙女チックな面も。
来歴:元々はバイトで入ってきた新人メイド。初日に主を見て一目惚れしてしまったらしく、気づいたら本格的にメイドとして就職していた。
主のことは大好きなのだが性格が災いして未だに素直になれない。

名前:高波 七海(たかなみ ななみ)
容姿:水色のロングストレートに母性溢れる豊満ボディ
性格:穏やかで心優しく母性と慈愛に満ち溢れている。常に敬語口調。その様はしばしば『大天使』とまで言われる。
来歴:人に尽くすことを至上の喜びとしておりこの仕事に着いた(なおそのせいかややMのきらいがある)。
滅多なことでは怒らないが、怒ると誰よりも怖いとの噂。

名前:鬼姫 世璃 (おにひめ せり)
容姿:金髪天然パーマのロングヘアー、幼児体型、生まれつき肩より先の右腕がない隻腕
性格:努力家、自信家で極度の負けず嫌い、物事をはっきり言い過ぎる
    最近になってよく喧嘩する原因がこの性格だとわかり、直そうとする努力は見える
来歴:高校卒業後に就職先が見つからず、ようやく見つけた仕事がこのメイドのお仕事だった

名前:三原 さくら(みはら さくら)
容姿:茶髪ロング 背は高めでおっぱいも大きい
性格:無邪気。本来は主人公の一つ年下だが後述の事故の影響で精神年齢が10歳程度にまで退行してしまった
来歴:メイドの誰か(>>1にお任せします)の縁戚
不幸な事故で両親を失い、そのショックで幼児退行を起こしてしまう
引き取り手も見つからずメイドの進言で主人公宅に見習いの形で雇われることに
主人公の事は「お兄ちゃん」メイドたちの事は「○○(名前)お姉ちゃん」と呼び慕う

くっ、出遅れた…
しゃーない

祭の翌日。

余韻も冷めやらぬ――だったが、大急ぎで支度をしていた。

両親がパーティーに出席するらしく、その時に紹介したい人がいる、とのことだった。

冠婚葬祭用のスーツしか仕立てていなかったので、仕方なくそれを着る。

まだ学生だから大目に見てもらえるはずだ。

そういえば、と――は両親が言っていたことを思い出す。

『誰か一人メイドを連れてこい』。

そんなことを言われていた。

誰を連れていくべきか、――は頭を抱える。


↓2 誰を連れていくか。一人だけです。

「わ、私ですかぁ!?」

パーティーに出席することを聞いた緑は、滅多に出さない大声を出した。

防音はしっかりしているので、他の人には聞こえなかったようだ。

「で、でも私、ドレスなんて持ってないですよ…」

親が既に用意している、と伝える。

如何やってスリーサイズその他諸々を知ったのかは、敢えて触れない。

「あう…。でも、パーティーでどうすればいいのか、分かりません…」

自分も前に出た時は、好き勝手食事を貪っていた、と伝える。

当時は小学生だったから仕方ない。

「…分かりました。ご主人様の顔に泥を塗らないように、気を付けます…」

会場のあるホテルに到着するや否や、緑は着替えるために母の付き人に連れていかれた。

ぼんやりとソファーに腰を預け、緑が戻ってくるのを待っている――。

そんな彼の元に、一人の男性が忍び寄る。

「Dear my sonnnnnnnnnn!!!!」

そんな叫び声と共に跳びかかった我が父親。

そして、それを避ける――。

父親はソファーに顔を埋めることになった。

「避けることは無いじゃあないか。パパだぞ」

幾ら親とはいえ、嫌なものは嫌だと返す。

四十近いオッサンのハグなど、誰が欲しがるものか。

「まあ、いい。いつものことだ」

折れ曲がったスーツの裾などを整え、わざとらしく咳をする。

「そろそろ行くぞ。母さんも緑くんも待っている」

――は頷き、父親と共に会場入りした。


↓2 緑のドレスがどんなものか。>>1におまかせでもいいですが、センスに一切期待はしないでください。

踏み台

装飾は少ないが清楚さが際立つ緑色のドレス

会場に入り、母親がいる場所に向かう。

「あらあら、元気そうで良かったわぁ」

シャンパンを片手に微笑む母。

その後ろに隠れるように、緑がいた。

「せっかくおめかししたのだから、見せてあげなさい」

「は…あうぅ…」

おそるおそる影から姿を見せる緑。

名は体を表す、と言うように、緑色のマーメイドドレスに着飾り、露出した肩をストールなどで隠していた。

いつもは前髪で隠れていた両目も、髪留めで固定されているので露わになっている。

翡翠のような綺麗な瞳が、潤みながらも――を射抜く。

それを見た――は、無意識のうちに『可憐だ』と呟いた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。新規参入するメイドたちは、遅くてもパーティー後にお目見えする予定です。

ksk


周囲の雰囲気に圧倒されている緑を気遣う

両親と緑が色々と話をしている

至る所で重鎮たちが談笑している中、その雰囲気に気圧されていた緑は、隅で縮こまっていた。

大丈夫か、と声を掛けるが、返事は芳しくなかった。

「だいじょばないです…。社長さんとかがいる場所に、私なんかが…」

――は赤ワインを飲むか問う。

それに、緑は首を横に振って対応した。

「まだ、未成年ですし…」

そういえばそうだった、と――はそのワインを飲み干す。

この渋みは好きではないが、オトナになれば、美味しく感じるのだろうか。

「…ご主人様といたら、気が楽になりました」

「お気遣い、ありがとうございます…」

遠慮がちに、緑は微笑んだ。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。パーティー編はこれ含めてあと二回の安価です。

待っても来ないので今回はここまで。踏んでたら安価下。

イベントがこの場じゃなくても行けるなら、屋敷なにて連れていって貰えた緑を羨ましがっているつばさと未亜、それを諫める京とパーティの料理を一人想像している凜。

無理ならずらしで

>>171


春休みとはいえ平日の深夜にはあまり人はいないか

「うぅぅぅ…」

「…気持ちは分かるよ、つばさちゃん」

「羨ましいぃ…」

「誰を連れていくのかを決めたのは、ご主人様です。恨みっこ無しでしょう」

テーブルに突っ伏している未亜とつばさ。

彼女たちの横に、京は冷えたジュースを置く。

「分かってますよ…。でも、このままじゃ――が…」

「…事故とはいえ、緑ちゃんはキスまで進んだ。私たちがそれを超えるには…」

「…アレしかないのかな?」

「忠告しておきますが、その時は嫌われる可能性があることを承知の上でするのですよね?」

「…無理」

「嫌われるのは嫌だね…」

大きな溜め息を吐き、二人はジュースを飲み干した。

一方、凛は。

「…羨ましい」

右手にスマートフォン、左手にチョコフレークの袋を持ち、そんな言葉を呟いた。

画面には、パーティーで出てくるであろう料理の画像が映っている。

「…タッパー渡しておけば良かった」

そう言い、分かりやすく落胆した。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。これが終わるとメイドが出てきます。

踏み台

両親と緑が色々と話をしている
特に緑の雰囲気が変わっていることついて

そろそろパーティーも終わりに差し掛かってきた時、緑は両親と話をしていた。

「ええっ…雰囲気が変わった…ですか?」

「うむ。ABCで言えば、どこまで進んだ?」

「え、えっと…。…A、ですかね?」

「あらあら…。初々しいわねぇ」

「私たちは若さ故の過ち…とも言えるな。あっという間に結ばれてしまったよ」

「もっと押しても良いのだぞ?――はそこまで、自分から近づくタイプではないからな」

「孫が見れる日、楽しみにしてるわね」

「えぇぇぇっ!?」

素っ頓狂な声を上げる緑。

何を話しているのか気になるが、触れてはならない事情な気がした。

「…しかし、本当に緑くんは変わったな。何というか、色気がぉっ!?」

「あなた、いけませんよ?」

「そのつもりで言ってはいない…!?私は母さん一筋んにぃ!?」

突然、母がヒールで父の足をぐりぐりと踏みつけた。

本当に何を話しているのだろうか。

気になりながらも、――は色々な食事を味わっていた。

パーティー後、――たちは車に向かっていた。

そして、乗り込もうとした時。

父親にそれを制止され、車から二人の女性が出てきた。

「今日のパーティーに呼んだのは他でもない。彼女たちを見せるのと、顔が見たかったのだ」

「さあ、挨拶をしてくれ。七海くん、世璃くん」

「私は高波七海と申します。よろしくお願いしますねぇ、ご主人様」

流麗なカーテシーをするのは、水色の髪が美しいメイド、高波七海。

その隣にちょこんと立っていた少女が、カーテシーが終わると同時に口を開いた。

「私は鬼姫世璃。よろしく。…先に言っておくけど、腕が無いからって気を遣わなくていいから」

「片腕でも、出来ることはあるわ。だから、そんなことは気にしないで、仕事を与えて大丈夫だから」

ペコリとお辞儀をするメイド、鬼姫世璃。

パーマがかった金髪と、凛に負けず劣らずのちんまりとした身体。

そして、本来ならばそこから伸びているであろう右腕が無かった。

服の中に隠しているのなら、相応の膨らみがある筈だ。

しかし、そんなものはどこにもなかった。

冗談などではない、と内心思いながら、――はこれからよろしく、と答えた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。季節は未だに夏でございます。

メイドの皆と海に出かけることに

つばさが主導で新人さん歓迎パーティーを

「新人さん、いらっしゃーい!!!」

翌日、実家から戻ってきた――たちは、帰宅と同時にクラッカーの迎撃を受けた。

「ビックリしたわぁ…」

「…賑やかね。いつもこうなの?」

コクリと――は頷く。

呆れたような表情を一瞬した世璃だったが、程なくして微笑んだ。

「…まあ、悪くないかもね」

「七海さんはこっちの席、世璃ちゃんはこっちね」

「緑さん、ご主人様。パーティーへの御出席お疲れ様でした」

「既に着替えの用意は済んでいますので、自室に向かってください」

「おみやげ。プリーズ」

「あ…。少しだけですけど、お菓子貰ってきました」

「グッジョブ」

いつもの賑やかさが戻ってきたことに、懐かしさを覚えた――だった。


↓2 誰とどんな会話をするか。イベントも可。この安価含め三回歓迎会の安価があります。

パーティに参加できなかったメイドたちが主にそれぞれドレス姿を見せる

↑+高波と鬼姫もドレスを着る

フレンチトーストをつまんでいた――は、緑を除いたメイドたちがいなくなっていることに気付く。

ふと気が付くと、上階から何やら騒いでいる声が聞こえてくる。

何かしているのだろう、と待つこと数十分。

全員が全員、ドレスに身を包んで登場してきた。

「ど…どう…かな…?」

クルリと一回転してみせたつばさ。

スカートが翻り、太腿がチラリと見える。

着用しているのは藍色の『フィット&フレアー』で、首元のペンダントがアクセントになっている。

「私にドレスは似合わないような。…まあ、いっか」

次に姿を見せたのは、黒色の『フィッシュテール』を着ている未亜。

胸元の布は大きなバストに押し上げられ、ヒップはスカートで大きさが隠されている。

照れているのか、頬は仄かに赤みが差していた。

「…私がこのような衣装に身を包むことなど、無いと思っていましたが」

仏頂面で出てきた京は赤色の『Xライン』のドレスを身に纏っていた。

未亜を上回るバスト、ヒップをこれでもか、と強調していた。

彼女もこれを着るのは本意ではなかったようだが、悲しいかな。

そういったことに疎い――でも思う程に似合っているのだ。

「ドレスを着るなんて初めてだわ…」

モジモジとしている世璃は、青色の『エンパイア』を着ていた。

彼女に合うサイズのものが、これしかなかったらしい。

「な、何よ。笑いたければ笑えばいいじゃない…。お子様にはお似合いって…」

顔を背ける世璃を、他のメイドが宥める。

彼女を除いて、似合っていない、と思っている人は誰一人いなかった。

「似合ってます?」

紫色をした『Aライン』のドレスに身を包んだ七海は、頬を紅く染めながら前に出る。

ゆったりとしたドレスが、豊満なボディを隠している。

流石に、京のようにラインを見せるのが恥ずかしかったようだ。

「どや」

最後に仁王立ちするのは凛。

彼女もまた、白色の『エンパイア』を着ていた。

ちんまい彼女もこれしか着ることが出来なかったらしい。

うんうんと頷く――に、凛は満足したのか姿を消した。


↓2 誰とどんな会話をするか。イベントも可。

新人2人にメイドとしての意気込みを聞いてみる

皆のドレス姿をみて落ち込む緑
とても可憐だったと正直な気持ちを伝える

ドレスを見せ終わったメイドたちは、元の衣装に着替えるため再度二階に戻った。

二人きりになったリビングで、緑がぼそりと呟いた。

「…皆、綺麗でしたね。私と違って…違って…うぅ…」

パーティーの時のあの姿を知っている――は、それは違うと言い切る。

あの時の緑も、同等かそれ以上に輝いていた。

それは、――だけでなく誰もが思っていた紛れもない真実だ。

――はそう、確信していた。

「…私の姿も可憐だった…ですか…?」

「あ、ありがとうございます…。でも…」

「そんな言葉を私に使っていたら、安っぽくなっちゃいますよ…?」

「だから、もっと相応しい方に…。…ふぇ…?」

「ほ、本当に美しかった、ですか…」

――の言葉に驚いた緑は、顔を隠して横を向いた。

「み、見ないでください…。今の私は…」

「今の私は…きっと、他の人に見せられない顔をしてますから…」

手で覆いきれていなかった緑の耳は、真っ赤に染まっていた。


↓2 誰とどんな会話をするか。イベントも可。これが歓迎会のラスト安価です。

>>189

京にドレス姿が似合ってると話す

ジャージ姿に戻った京は、リビングの片隅でタピオカミルクティーを味わっていた。

先程のドレスの感想を伝えるため、――は彼女の元に足を運ぶ。

「…ん。ご主人様、何用でございますか?」

「ドレスが似合っていた…ですか。ありがとうございます」

「ですが、私は元々人前に出る気はありませんので。今回だけですよ、ドレスを着るなんてことは」

「…まあ、ご主人様が御所望であれば、この家の中でくらいは吝かではありませんが」

「…本当に似合っていたのでしょうか。これだけ大きいと、ドレスを着てはアンバランスにしかならないと思うのですが」

似合っていた、と返す。

それ以外の言葉が見つからないのだ、しょうがない。

「…そう熱弁されると、本気にしてしまいますよ?」

蠱惑的な笑みを浮かべ、京はそう呟いた。


↓2 誰と何をするか。イベントも可。あと何回かすると冬までキング・クリムゾンします。

新人二人と買い出しに

皆で泊りがけで海に旅行に行く

「海!?いくいくっ!」

「夏に海とかプールに行かないのは、なんか悲しいからね」

「…それで、何処に行くのですか?」

父親から押し付けられたチケットを見せる。

場所はハワイ、ホテルは二人一部屋とのことだ。

チケットに括り付けられていたメモには『恋人を作るか、誰と添い遂げるか卒業までに決めろ』。

と書かれていた。

余計なお世話である。

「ハワイ。…ロコモコ。ポキ丼。ガーリックシュリンプ。パンケーキ」

「…先週就職して、今週はハワイか。最早遊びだね」

「世璃ちゃん、不満なの?」

「そうじゃないわよ。…ただ、これでいいのかなって。働いたりしないで、遊んでばかりで」

「ご主人様が遊ぼうって言ってるんだから、遊びましょう~」

「…そうね。気分を損ねるわけにはいかないもの」

数日後、一同はハワイへと飛び立った。

本日はここまで。↓1に主と同じ部屋になるキャラを。
また、メイドたちが着る水着を出していただいたら非常に助かります。


凛で

おつおつ。
破天荒ぶりを考えると、周りは普通の水着なのに凜だけ何故かウェットスーツとか来ててもおかしくなさそう

お久しぶりでございます。前回から一週間は経っているのでしょうか。
突然ではありますが、明日に更新を行う予定です。

おつおつ
楽しみにしてるよ

遅れて申し訳ありません。安価を出すまでは進めます。


一行はセキュリティゲートを抜け、飛行機に搭乗する。

――の隣には、七海と世璃が座っている。

席はクジ引きで決めたそうだ。

「えーっと…。時差がマイナス19時間で、ここを出発するのが夜の10時だから…」

計算をしている世璃に、ハワイに着くのは同日の10時頃だ、と伝える。

「計算くらい出来るのに…。まあ、ありがと。時差ボケしそうだね」

「英語出来る人は挙手してくださいなー」

つばさの声に従い、幾人かが手を挙げる。

手を挙げたのは、――、京、未亜、つばさ、凛、世璃。

殆どの人が、英語を話せるらしい。

「…えっ。凛さんも出来るの?」

「本読んで、昨日覚えた」

ピースサインを見せる凛の表情は変わらない。

「ご主人様も話せるのですね」

大学で英会話Ⅲと英語Ⅲまで履修した、と――は答える。

伊達に勉学を怠ってはいない。

『これより離陸準備に入りますので、シートベルトを着用してください』

アナウンスに従い、一行はシートベルトを付ける。

10分後、飛行機は空港を発った。

離陸して数分後。

気流が安定したため、シートベルトを外した。

解放された――は、座席に背中を預ける。

ビジネスクラスなだけあって、居心地は良い。

「空から眺めるのも、いい景色ですね」

「ほわぁ…」

下に広がる東京の夜景に、緑は感嘆の息を漏らす。

他のメイドたちも、その光景を目に焼き付けていた。

そして。

「今回のハワイ旅行ですが、重大発表があります!」

つばさの言葉を耳にしたメイドたちは、一斉につばさの方を見る。

何故だか、嫌な予感がした。

「ホテルに宿泊することになってるんですが、借りた部屋は四部屋。つまり…」

「二人一部屋、ということになるのです!」

ピクッと緑の身体が跳ねた。

ここまでいくと、つばさの考えていることが理解出来た。

「そこで!クジ引きでご主人…じゃなかった。――と相部屋になる人を決めたいと…って凛さん!?」

「私はこれ。…これだけは譲れない」

説明を終える前に、凛が動いた。

彼女がこれだけの意欲を見せるのは、初めてのことだ。

故に、皆が凛の意志を尊重した。

それが、つばさたちの後悔に変わることを、誰も想像していなかった。

「ブイ」

凛が引いたのは、☆印が書かれた紙切れ。

それを見て、つばさは崩れ落ちた。

「なぁ…!?なぁぁぁぁぁ…!??!」

「譲って!いっぱいご飯作るから、譲って凛さん!?」

「無理」

「り、凛さんは『やる時はやる』ことを忘れていたぁ…!」

「ふふっ…」

その時、凛は大人のような笑みを浮かべた。

「ハワイに到着~。なんですけど…」

そう言って、後ろを向く七海。

そこには、死屍累々が広がっていた。

「眠いよぉ…。未亜ちゃん…肩貸して…」

「ゴメン、私も眠いんだ…」

「うぅ…。目がショボショボします…」

「…眠くなんかないわよ…。眠くなんか…ふわぁ…」

凛以外の成人組を除き、ほぼ全滅状態だった。

時計を見るが、時間はまだ午前十時と、遊ぶにしても早すぎるだろう。

一度ホテルに向かい、ダウンしたメイドたちに休養を取らせる。

お昼時には、元気になったようだった。

たった三レスですが、本日はここまで。↓2に行動やイベントです。ハワイ編が終わったら、冬編に移行させます。

ksk

海に行くことになり、魅力的に成長した幼馴染のつばさの水着姿にドキドキ
自分や周りのメイド達に優しく気配りを見せるところを見て更にドキドキ

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