男「異世界は転生者達の植民地です」 (33)

ちょこちょこやっていくので感想もらえたら嬉しいです

厨二病まっしぐらな感じだけど、よければ暇つぶし程度に

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コツン…コツン…


男「あ゛ぁ~……無理、吐きそう…。飲めもしない酒なんて、飲むんじゃなかった…」ヨロヨロ


男「何なんだよ、あいつら…。もう俺なんて眼中にねえってのかよ…うぶっ」

男(…小・中・高、まともに勉強してこなかった俺が、それでも大学は行こうと地元の某Fラン大学に入学したのが、ちょうど半年前…。)


男(クソみたいなプライドとコンプレックスのせいで周りの奴らに馴染めない。講義もサボってるから、単位は落としまくる。)


男(それでも、せめて昔の友達に会って慰めでもしてもらえば、少しは気が楽になるかと思った…けど…)

友達A『いや、どう考えても自業自得やんなそれwwwwwwwwwwwwww少しくらい頑張ってから物言えやwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あ、俺今から彼女とデートだから会えねえわ、すまんwwwwwwwwwwwwwwwww』プツッ


友達B『うーん…正直、そうなるんじゃないかな、とは思ってた…。まあ次頑張ってね、俺サークルあるから、ごめん。』プツッ


友達C『その…ごめん、名前何だっけ?』

男「ちく、しょう…!!嘘でもいいから、少しくらい同情してくれよ…!!あと名前くらい覚えとけ…!!ヒック…」


男「…あー、もう、ダメだ…。ネカフェにでも行って時間潰すか…」ヨロヨロ…


ピタッ


壁「」


男「…あれ?行き止まり…?」

男(…おかしいな、いつもならこの先が駅のはずなんだが…)


男「…うーわ…俺相当酔っ払ってんだな…戻ろ…う…」クルッ


壁「」


男「……!?」ビクウッ


男「はっ、え、ええ!?来た道も…壁に…!?」

男「どうなってんだ…!!俺は一体、どこから…!!」キョロキョロ


男(…いや…無い…!!抜け道なんて、どこにも…!!)


ブオオン…


男「ひぃっ!?ゆ、床が光ってる!?」

???『謌代?鬲ゅr縲∵ア昴↓謐ァ縺偵k縲……」

男「な…何言ってんだよ、どっから喋ってんだよ、それに誰なんだよお前!!助けてくれえええ!!」ガクガク


???『……逾槭?蠕。髴翫h縲∵?繧峨′螟』


カアアアッ!!!


男「うわあああああああああっ!!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーー

???「……て……る……」


男(……ぐ……何の、声だ……?)


???「……おい……こいつ、ヒューマンだぜケモ娘さん……」


???「…この地に、よく足を踏み入れられたものだね。身ぐるみ剥いで、ボク達の村に連れて行くよ。」


???「おうよ」カチャカチャスルスル


男(…!?服を脱がされ……!?)

男「う、うおおおおおおい!!!待て待て待て!!」ガバアッ


ケモ娘「っ!!」シュバッ


モブ「うおっ、起きた!?」


男「か、金なんぞ持ってないが、服までひん剥かれちゃたまらん…!何なんだお前ら…んん?」

ケモ娘「……」キッ!!


男(…!!け…ケモミミ…!!それに、立派な尻尾まで……!!)


男(よ、良く見たら周りの奴も、色んな格好した奴らばっかり…)キョロキョロ


男「…お、おい…。まさか、これって…!」ワナワナ


ケモ娘「…ふん、今さら気付いても遅いよ。ボク達は獣人・エルフ・ドワーフ…。君たちが『亜人』と呼んでる種族の連合国の者さ。」


ケモ娘「…そして、キミ達ヒューマンは、ボク達の国ではどうなるか…わかってるよね?」

男「きtrああああああああああああああ!!!!!!!!」ガッツポ-ズ


モブ「!?」


男「そういうことか…そういうことか!!ありがとう…神様…!!」


モブ「お、おい…あいつ頭おかしいぜ…」ヒソヒソ


モブ「ヤベー奴捕まえちまったんかな、俺ら…」ヒソヒソ

男「冴えない男がわけわからん光に包まれ、気がついたら異種族に囲まれて…!!」


男「俺はこんな展開を、読んだことがあるッ!!俺はあのクソみたいな世界から脱出し、いわゆるテンプレの……」


男「異世界、てん……」サクッ


男「…へ…血…?」ツ-


ケモ娘「…うるさい…。次は、殺すよ。」ギロッ


男「あ、あば、あばばばばばばば」ガタガタガタ

ケモ娘「みんな、コイツ縛って連れて来て。村に戻ろ。」クルッ


モブ「お、おう……」グルグルマキ-


男「」カタカタカタ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
長老「…ご苦労だったなケモ娘よ。…すまないのう、オマエ達には汚れ仕事ばかりさせて。」


ケモ娘「……ううん、ありがと長老。それで、コイツの処遇なんだけど…調べて見たら本当に金は持ってないし、それにちょっと、知恵遅れっぽくて…」ゲシゲシ


長老「ふむ…それなら一つ、家畜の下の世話でもやらせていれば良い。アホでもその程度なら出来るだろう。」


ケモ娘「…えっ?い、いや…こんな奴使えないし、殺しちゃっても…」


男「ん、んんーっ!?!?」ジタバタジタバタ

長老「…我々はむやみに殺生をしてならん。…それとも、お主はこいつらヒューマンや『転生者』共と、同じ道を歩もうというのか?」ギロッ


ケモ娘「…」ギリッ


男「…?」ピタッ


男(……?今、『転生者』って…?)

長老「…ヒューマン。何が目的で我らが領土に居たのか知らぬが、今日から貴様にはこの村で奴隷として働いてもらう。…命を奪われぬだけ、ありがたいと思うことだ。」


男「…!ん、んんっ!」コクコクコクコク


長老「…やけに物分かりの良い奴だ。ケモ娘、こやつに早速だが仕事をさせなさい。」シュルシュル


男「ぷはあっ!!あ、ああ苦しかった…!」


ケモ娘「…チッ。付いて来て。」クルッ


男「は、はいいっ!!」ダッ

ーーーーーーーーーーーーーーーー
男「はあっ…はあっ…。つ…つかれた…」グデ-


男(クッソ、手にまだ馬のウ○コの臭いがついてやがる…。本当にアイツ、家畜の糞の処理だけさせやがった…)


ケモ娘「ねえ、ヒューマン。」


男「はっ…はい!!」ビシィ


ケモ娘「今日の労働はこれで終わり。また明日の7時にここに戻ってきて。…じゃあ、ボクは寝るから。」


男「…!!あ…あの…少し、お聞きしたい事が…!」

ケモ娘「…わかってると思うけど、ボクキミ達のことがキライなんだ。…くだらない質問だったら…承知しないよ。」ギロ


男「ひっ!!」ビクッ


男(…い、いや、ビビっちゃダメだ…!!この娘にこれだけは、聞かないと…!)


男「…あ、あの…長老さんが言ってた、『転生者共のようになりたいか』って話なんですけど…」


ケモ娘「…!」ピクッ


男「その…『転生者』って、一体…どういうことですか?」

ケモ娘「……っ…!!」ギリィ


男「……?あの、どうしましたか…?」


ケモ娘「…やああっ!!」ガッ


男「ぶぐうっ!?」バキィ


ケモ娘「はあっ…はあっ…!!」


男「いっ…いってえ!!おま、突然何を…」


男「……!!」


ケモ娘「ううっ…ひぐっ…ふぎっ……」ポロポロ


男(…こ、この娘…泣いて……)

ケモ娘「…キミ達ヒューマンと転生者が、ボクたちを蹂躙し、全てを奪い、…そして…マ、ママも殺したんだ……!!君たちが……!!」


それを「…キミは…キミはそれを『知らない』だって!?」


ケモ娘「ふざけるのも大概にしてよ!!!」ボロボロ


男「なっ……!」

ケモ娘「…この場から離れてくれ。ボクには君を殺す権限がない。だから、殺さなかった…だけど…」


ケモ娘「今のボクはキミを…衝動に任せて、嬲り殺しにしてしまう……!」プルプル


男「……っ…」ダッ


ケモ娘「はあっ…はあっ…」


ケモ娘「く、そぉっ…」ボロボロ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ホ-ホ-…ホ-ホ-…

男「……」ゴロン


男「はあ…結局、村はずれにあった草原まで逃げてきたはいいものの…」


男(ケモ娘の、あの表情に言い方…。)


男(…どうやら『転生者』と彼女らの間には、何か一悶着あったみたいだ…)


男「……って言っても、一応俺もあいつらからしたら『転生者』なはずなんだがなあ…特に気付いた素ぶりも無かったけど…」ハァ

男「…しかし…一体何が、彼女らをあんなにしてしまったんだろう…それと……」


グウウウ…


男「……俺の飯、どうしよう……」


男(考えたら俺、この世界に入ってから何も口にしてねえよ……無理、あの娘に殺される前に、このままじゃ飢え死ぬ……)グルルルル

男「…と、とりあえずなんかないか…?その辺に生えてる草でも、キノコでもなんか……」ガサガサ


男「……お」


禍々しい色のキノコ達「やあ」


男「……こ、これは…いかにも『拙者、毒でござい』って感じの色してるが……」


グウウウウ…


男「……」ゴクリ

男(…しかしよく考えたら、何も食わなきゃどうせ死ぬ身なんだ…。色が悪くても、うまいキノコなんていっぱいあるし……)


男「ええい、ままよ!いたたぎます!」ガブウ


男「……!!こっ……これ、は……」


男「う……ゥンまああーーーーいッッッ!!!」ババ-ン!!!

男「なっ……何だこれはッ!?食べた瞬間に口の中に広がる、高貴な香りッッ!!そして、キノコになくてはならない歯ごたえもバツグンッ!!」


男「味付け?調理?必要ないッッ!!キノコ自身の持つ旨味が、それだけでこの自然の神秘を完成した一皿に仕上げてくれているッッ!!!」バクバク


男「これは大正解だああっ!!うまい、うますぎ………」ポロッ


男(……あ、あれ……体、が……)ガクッ


男「や、やばい……眠、い……これ、やっちまっ……た……」ドサッ

男「ぐかーー……すこーー……」


【男が一人眠りこけているだけの、平時と変わらぬ静かな草原。】


ゴオオオッ……


【そこに思わず体を縮めてしまうような、冷たい風が流れ始めた。】


【草は風に揺られ、どこか不穏な音をさわさわと立てている。その怪しげな風はどんどん強まり、それが最高潮に達した頃。】


ポウッ……


【男の体は突如、淡い妖光に包まれた。】

【そのまま彼は光とともに宙に浮き上がり始める。…しかし、男がそれに気がつく様子は微塵もない。】


【地上から3メートルほどの高さまで、浮かび上がっただろうか。すると光は…】


カアッ!!ゴオオオオオッッ!!


【一瞬の閃光のあと、大きな音を立てながら青白い大きな火球へと姿を変えた。】

【数分が経ち、火が弾け飛ぶように消え失せると、男はまるで何事もなかったかのよう眠りこけながら、ゆっくりと地上へと下りてくる。】


【しかし、一見変わりないように見える男の腕には、前にはなかった青い紋章と文字が、くっきりと刻まれていたのだった。】


ーーーー《男 :転生者》ーーーーー
スキル:悪食

効果①:どんな物でも食べることができ、また食べた物に対する耐性を永続的に得る。



効果②:????????????



効果③XXXXXXXXXXXXXXXXXXX

書き溜め終わったのでこの辺で

エタらないことが目標です

おつ
きたい

おつ

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