勇者「魔王を倒せる自信がない」(23)

王「なんと!勇者であろう者が弱気なことを…」

勇者「いや、だって魔王討伐の為に各国が軍を出したんですよね?俺が出る幕ないでしょ」

王「そなたの存在がみなの希望となるのだ。連合軍と合流し、ともに魔王討伐を果たしてほしい」

勇者「…先日までただの国民だった俺が戦の役に立つとは思えません」

王「案ずるな。連合軍は優秀な者たちばかりだ。そなたはただ勇者として堂々と佇んでおればよい」

勇者(俺は名ばかりの人形…か)

しえんきたい

>>2
ありがとうございます。頑張ります

勇者「…わかりました。神託によって選ばれた以上、勇者として役目を果たします。」

王「おお!行ってくれるか!」

勇者「はい。魔王の存在は世界の大事です。」

王「うむ。では行け!勇者よ!!世界の為に、魔王を倒すのだ!」

大臣「勇者様」

勇者「大臣殿」

大臣「旅路へのお供をつけたかったのですが、有能な人材は全て連合軍として出発しまして…」

勇者「お心遣い、ありがとうございます。…この大陸に出現する魔物は比較的に狂暴ではないと聞きます。ですので大丈夫です。」

大臣「申し訳ない。それと勇者様、これを。」

勇者「これは?」

大臣「神託を授かった勇者を証明する首飾りと、王の書状です。それとわずかばかりですが…これで旅路の準備をしてください」

勇者「何から何まで、ありがとうございます。では…」

大臣「勇者様に神のご加護を…」

大臣「

今日はここまで。

王道の勇者系か?

期待

>>7
ありがとうございます。頑張ります

勇者「さて…装備も揃えたし、旅支度も済んだ。連合軍は中央大陸に駐在だから、とりあえず北の村を目指すか。」

勇者(始まるんだな。魔王討伐の旅が…)

勇者「あっ…教会に行ってお祈りして行こう。」

勇者(しばらく帰れそうにないしな。神父様に手入れを頼まなきゃ)




勇者様「神父様ー!」

神父「おお、これはこれは」

神父「勇者様。我が教会にご用意ですかな?」

勇者「やだな神父様。普段とおなじ呼んでくださいよ。」

神父「ふふ。

>>10 訂正
普段と同じように

きた。支援

勇者「旅立つ前にお祈りして行こうと思い、伺いました。」

神父「良い心掛けです。私もお祈りしましょう。」

勇者「ありがとうございます。」










勇者「神父様。お願いがあるのですが…」

神父「なんでしょう?」

勇者「両親の墓の手入れをお願いしたいのです」

神父「わかりました。お任せください。」

勇者「ありがとうございます。」

神父(…)

神父「…ひとつ、聞いて良いですか?」

勇者「なんでしょう」

神父「旅立ちを決意した理由です。」


神父「先日まで、一国民だったあなたが何故危険な旅を決意したのです?」

神父「神託が下ったからですか?それとも」

神託「復讐ですか?」

>>12
ありがとうございます。決めていたことにやりたいことが加わって考えがまとまらなかったんですが、多少まとまったので頑張ります。

勇者(…)

勇者「俺は復讐なんて考えてないですし、神託の下ったからでもないです。」

勇者「同じような境遇の者をこれ以上産み出さない為に、旅を決意しました。」

神父「…そうですか。わかりました。」

神父(本心ではないな。…だが)

神父「私はここで祈り続けましょう。世界に平和をもたらし、無事に帰ってくることを。」

勇者「ありがとう神父様。では行ってきます。」




神父(哀れな子だ。齢17と成人していない子が世界を背負っているなんて。まだ心の傷も癒えていないだろうに。…神よ、何故男を選んだのですか…)

勇者「さて、今度こそ旅のはじまりだ。」

勇者(街の外は久しぶりだな。天候が良くて良かった。日が暮れない内に北の村に行こう。)

勇者(…連合軍か)

勇者(魔王討伐を唱えるが、その裏にあるのは軍事力の誇示か)

勇者(そしてそれは…)

勇者「…っ!早速お出ましか!」



魔物があらわれた!

魔物「ギギ!」

勇者「う…あああああああああ!」

勇者の攻撃!

魔物「ギ!」

しかし魔物はひらりと避けた!

魔物「ギギャー!!」

魔物の攻撃!

勇者「うわ…あ…」

痛恨の一撃!

勇者「があああああ!!!」

勇者は大ダメージを受けた!

勇者(これが魔物!…魔物!魔物!)

勇者はふるえている!

勇者の攻撃!

勇者「ああああああああ!!!」

魔物「!」

魔物はダメージを受けた!

勇者(攻撃される前に攻撃を…!)

勇者「ああああああああ!!!」

勇者の攻撃!

魔物はダメージを受けた!

勇者の攻撃!

魔物はダメージを受けた!

勇者の攻撃!

魔物はダメージを受けた!

魔物を倒した!

勇者「…やったか…」

??「ばーか。まだだよ」

勇者「え?…!!!」


魔物のむれがあらわれた!

勇者「な!?…クソ!数が多い!」

勇者(…殺される!!)

??「はぁー…こいつが勇者ねえ…クソ弱いじゃん。話になんないじゃん。」

??「ちょいどいとけや」

勇者「あ…え?」

??の攻撃!

魔物をたおした!

??の攻撃!

魔物をたおした!

??の攻撃!

魔物をたおした!

??の攻撃! 

魔物をたおした!

??の攻撃!

魔物をたおした!

魔物のむれをたおした!

勇者「す…すごい…」

勇者(一瞬で…何者なんだ?)

??「おい」

勇者「あっ…はい!ありが「手を出せ」」

勇者「…はい?」

??「手をだせっつってんの」

勇者「はぁ」

??「…よし。転移呪文!」

勇者「え!?うわあああああああ!!」


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森の中

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??「おー。ついたぞー。ついて来い。」

勇者(…)

??「…おいおい。物騒なもんこっちに向けんなよ。」

勇者「貴方は何なのですか!ここはどこですか!何が目的なんですか!」

??「あーあーうるせーうるせー。あとで教えてやるから、とりあえずついて来い。」

勇者「ふざけるな!!」

??「ふざけてんのはテメーだよ。状況理解しろ。わかってるんだろ?」

勇者(…くそっ!)

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