＜事務所＞

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙﾙ



P「いつもお世話になっております…えっ、今日の取材は延期に？ 大雨で道路が…わかりました。では後日に調整するという形で、はい、大丈夫です…では道中お気をつけて」


ﾋﾟｯ


P「菜々さん」

菜々「なにかあったんですか？」

P「ああ、午後からの取材がキャンセルになったんだ。この後仕事も入ってないし、半日オフってことになるな」

P「これから忙しくなるし、今日はゆっくり休んでくれ」

菜々「と、言われましても」



菜々「急にお休みになってもほんとにやることがないですね…」



菜々「でも、たまにはいいですよね。お言葉に甘えて、今日はゆっくりしましょうっ」

＜ウサミン星＞


菜々「ただいま〜」



菜々「とりあえずお風呂を沸かして〜」



菜々「そうだ！この前卯月ちゃんから貰った入浴剤使っちゃお〜」



菜々「普段はもったいなくて使えないけど、今日は贅沢しちゃいますよ〜」

＜お風呂＞

菜々「な゛ぁ゛〜゛〜゛〜゛〜゛」



菜々「最近ゆっくり湯船に浸かれてなかったな〜」



菜々「今度みんなで温泉行きたいな〜…けどこれから忙しくなるし、無理ですかね〜…」



菜々「この入浴剤すごく良い匂い…今度卯月ちゃんにお礼言わなきゃ」ｽﾝｽﾝ



菜々「はふぅ…」ﾌﾞｸﾌﾞｸﾌﾞｸ

菜々「は〜サッパリした〜」





菜々「何か飲み物は…あ、しまった麦茶作るの忘れてたー…」



菜々「ジュースも無いし、あるのは…」



菜々「早苗さんが持ってきたまま入れっぱなしの缶ビール…」

菜々(今日はもう誰も見られないですし、一本くらいなら、大丈夫ですよ…ね？）




菜々(最近働きづめでしたし、今日くらいは自分へのご褒美にしてもいいですよね？）

菜々「……」ｺﾞｸﾘ





菜々「一本だけ、一本だけっ！」ﾌﾟｼｭｯ

ｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯｸﾞﾋﾞｯ





菜々「…ぷは～」




菜々「は～～～～生き返る～～～～」

菜々「ビールだけじゃもったいないですね」



菜々「何かおつまみになるものはー…あった」




菜々「居酒屋のお通しであると嬉しいんですよね～ポテトサラダって」

菜々「それじゃあ早速…」




ﾎﾟﾃｻﾗﾊﾟｸｯ


ﾋﾞｰﾙｸﾞｲｯ

菜々「んぅ～～～～～♪」




菜々「ネットリとしたポテトサラダの甘みが、ビールの苦味によって流されていく瞬間……たまりませんっ」




菜々「ポテトサラダはお惣菜屋コーナーで安く売ってますし、お酒は毎日これでも……」


ﾊｯ


菜々「だめよ菜々…今日はトクベツ、特別なの。誘惑に負けちゃダメ…わたしは安部菜々、永遠の17歳なんだから！」ｳｩ…

菜々「ふぃ～ごちそうさまでした。久しぶりにお酒飲んじゃいました」ｴﾍﾍﾍ




『ここで今日のゲスト、島村卯月ちゃんです！』




ﾜｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ




菜々「あ、卯月ちゃんだ」




菜々「すごいなぁこんなゴールデンの番組に出るなんて、シンデレラガールってやっぱりすごいですねぇ」

ﾊｯ

菜々「そっか」









菜々「私もシンデレラガールに、なったんだ……」

菜々(Pさんもこれから忙しくなる、って言ってましたもんね）





菜々「…よし」




菜々「心の充電はオワリですっもうお酒には頼りません！ 明日からまた頑張りますよー！」





菜々「おー！！！！」

終わりです。

そろそろ総選挙関連で色々起きそうですね。

？？？「アー、ロシアでは、度数10％未満は、お酒とみなしません。ツァコン……法律で、そう、決まってます」