ミカサ「アニのパーカーを着てみたい」(72)

ミカサ「では早速……」

ミカサ「むぅ……小さい」

ミカサ「……ふんっ!」ビリィ

ミカサ「あ……」

ミカサ「……」

ミカサ「どうしよう……小さすぎて破いてしまった」

コッコッ

ミカサ「!? 足音!」

ミカサ「とりあえずこれは隠しておこう」ゴソゴソ


ガチャ

アニ「あ、ミカサいたんだ」

ミカサ「ア、アニ…どどどどうしたの」

アニ「別に今日は休暇だからどこかへ行こうかと思ってさ」

ミカサ「そう…」

アニ「あれ?ここにあった私のパーカー知らない?」

ミカサ「わ、私は用事を思い出した…ので、また後で」

アニ「え…ちょ……」

アニ「行っちゃった……」

アニ「はぁ……他のは洗濯に出しちゃってるしどうしよう」ガサゴソ

早速クズワロタ

いいぞもっとやってくれ

着れないと分かっていたのに

何故着たのか

ふんっ!wwww

>>5
好奇心じゃね

ミカサ「うわぁあああああん!エレェーン!」ダダダダ

エレン「うわっ!どうしたんだよミカサ!?」

ミカサ「破いてしまった……」グスグス

エレン「何を破いたんだよ?とりあえずこれで涙ふけよ」

ミカサ「ありがとう……」ズビー

エレン「で、何を破いたんだよ?」

ミカサ「アニの……パーカー……」

エレン「なんでまたそんなことを……お前そんなことするやつだったか?」

ミカサ「……実は」



エレン「そりゃそうだろ、お前俺とほとんど身長変わらねえんだぞ」

ミカサ「うぅ……」

エレン「そもそもなんで着ようと思ったんだよ?」

ミカサ「アニのパーカー…可愛かったから……」

エレン「はあ?よくわからん」

ミカサ「エレンにはわからないと思う……どうしても着てみたかった…」

エレン「で、その破れたパーカーはどこにあるんだよ?」

ミカサ「アニが部屋に入ってきたので…咄嗟に隠してしまった…」

エレン「じゃあ、ちゃんと謝ったほうがいいな」

ふんってもうそれ破る気マンマンだろうが

力んでる時点で悪意を感じた

着れない服を頑張って着ようとする女の子の意地なんだよ…

うちのかーちゃんと一緒だな

これは心細いからエレンも一緒に行き、アニが着替えてる最中的なぱてぃーん

なんか皆ミカサに冷たくないか

アニパイはありますかねぇ

ミカサ「エレンの言うとおりだ……謝ってくる」

エレン「もし、1人じゃアレなら俺もついて行ってやろうか?」

ミカサ「大丈夫……1人でいってくる」スタスタ



ーー女子寮ーー

ミカサ「ついてしまった……」

ミカサ「……」ガチャ

ミカサ「ア……」

クリスタ「あ!ミカサ!ちょうどいいところに!」

ミカサ「な……なに……?」

クリスタ「アニのパーカーが無くなっちゃったの!ミカサなにか」

クリスタ「ミカサ何かしらない?」

ミカサ「じ…実はそのことで……」

アニ「あのパーカー…お父さんに貰ったものだったのに……」

ミカサ「」

アニ「荷物の中にも無かったし……どこに行ったんだろう…」グス

クリスタ「アニ……泣かないで…きっと私たちが見つけてあげるから!ね!ミカサ!」

あーあ……

これはヤバい

ふん

ミカサ「え……あ…うん」

アニ「ありがとね……クリスタ、ミカサ……」クスン

クリスタ「いいって!でもほんとうにどこへ行ったんだろう?」

ミカサ「わ、わた…私は外を探してくる……のでまた」ダダダダ

クリスタ「行っちゃったね‥…」

アニ「うん…」ズビー

謝れる空気ではないよな

いや、謝って誠意があると思われる最後のチャンスだろ

ミカサ「うわぁぁぁぁあん!エェレェェェェェェン!!」ドダダダタダ

エレン「ミカサ!?うわっ!」

ミカサ「ど、どうしよう…」ボロボロ

エレン「え……と、とりあえず涙ふけよ」

ミカサ「うぅ……」ズビー

エレン「で、ちゃんと謝れたのか?」

ミカサ「……そ、それが」

ーーー
ーー

なんか可愛いな

エレン「なんで逃げてきちゃったんだよ…」

ミカサ「うぅ……」

エレン「しょうがねえ、俺も一緒に行ってやるからちゃんと謝ろうぜ」

ミカサ「ありがとう……エレン」

エレン「気にすんなよ、家族だろ?」

ミカサ「うん……」



ザワザワ

ミカサ「なにか女子寮のほうが騒がしい…」

あー……

エレン「なんだろうな…」

クリスタ「あ、ミカサ!ちょうど良いところに!」

ミカサ「い、いったいなにが…」

クリスタ「アニのパーカーが見つからないから誰かが盗んだんじゃないかってことになったの」

クリスタ「アニは可愛いから、誰かが盗んでも不思議じゃないしね」

アニ「///」

ミカサ「で……その容疑者は見つかったの…?」

クリスタ「うん…三人ほど…」

お、俺じゃないぞ!

あわわわわっわわたしじゃないしっ

べ、ベルトルさんだろ

違う!盗ったのは俺だ!

クリスタ「1人はその…ミカサなんだけど…」

ミカサ「え……あ、うん」

クリスタ「でもミカサがそんなことしないってことはちゃんとわかってるから!」

ミカサ「」

クリスタ「2人目はフランツね、それから3人目はライナーなんだけど……」

ミカサ「私はわかるけど……なぜその2人……?」

クリスタ「それは2人を連れてきてから説明するよ」

ごく自然に巻き込まれるライナー

ライナーは困ったとき頼りになるアニキ!

ーー女子寮のとある部屋ーー

ライナー「クリスタに呼ばれたから来てみれば…なにがあったんだ?」

フランツ「そうだよ!ハンナとの約束があったのに!」

ミカサ「……」

クリスタ「アニのパーカーが盗まれたの」

ライナー「な…ん…」

フランツ「だ……と…」

ミカサ「……」

ライナー「しかしなんで俺達を呼んだんだ?まさか疑ってるのか?」

クリスタ「正直ね‥…でも3人を呼んだのはちゃんと理由あるの」

ライナー「理由?」

クリスタ「うん、まずはミカサ何だけど…ミカサはアニと同じ部屋でアニか帰ってきたときに1人で部屋にいたからね」

ミカサ「……」

クリスタ「次にフランツね。フランツは1人で女子寮の近くをウロウロしてたのをユミルが目撃したからなの」

クリスタ「ライナーも
1人で女子寮の近くをウロウロしてたところをユミルが……」

クリスタ「でも、ミカサはアニのパーカー探すのに協力してくれたしシロだね」

ミカサ「え…あ…」

フランツはハンナと待ち合わせ

ライナーは…


今すぐにポケットを調べるんだ

クリスタ「フランツは?女子寮の近くでなにをしてたの?」

フランツ「僕は女子寮の近くでハンナと待ち合わせしてたんだ、今日は休暇だから街に出かけようと思ってさ」

クリスタ「そうなの?ハンナ?」

ハンナ「そうよ、少し準備に時間がかかるから待ってて貰ったの」

クリスタ「なら、フランツはシロか…」

そういえばエレンはミカサと一緒にいるはずじゃあ

理由のない暴力に襲われそうな人が…

これで容疑者は残り一人・・・いったいどこのライナーなんだ・・・

エレン「おい、ミカサ!どうすんだよ!」ボソボソ

ミカサ「し、しかしこの状況では・・・」

クリスタ「次はライナーね、ライナーは女子寮の近くで何をしてたの?」

ライナー(まずいぞ・・・クリスタの着替えを覗こうとしてたなんて言えんし・・・)

ミカサ「あ・・・あの・・・クリス ベルトルト「ライナー!」ガラッ

ミカサ「」

ライナー「べ、ベルトルト!?」

ベルトルト「聞いたよ・・・アニのパーカーを盗んだんだって!?」

ライナー「い、いや俺は・・・」

ベルトルト「ふざけんなよてめぇ!」ガッ

ライナー「は、離せよ・・・そんなに強くつかんだら服が破けちゃうだろうが・・・」

ベルトルト「服なんてどうでもいいだろうが羨ましい!」

ライナー「お、おまえ何言って・・・」

ベルトルト「ふんっ!」ビリィ

ライナー「あぁっ!俺の服が!」

メンヘラゴリラと腰巾着野郎のせいにすれば解決や!

半裸イナー「お、俺は盗んでなんかいない!女子寮の近くにいたのには理由があるんだ!」

クリスタ「なに?言ってみて」

半裸イナー(このままではベルトルトとアニに殺されかねん・・・言いたくはなかったが・・・)

半裸イナー「その・・・クリスタの着替えを覗こうかと思って・・・」

クリスタ「え・・・?」

アニ「うわぁ・・・」

ベルトルト「ひくわー」

エレン「ライナー・・・お前・・・」

ミカサ「・・・」




ガラッ

一同「!?」

クリスタ「ユ、ユミル!?」

ユミル「聞いたぞライナー!ふざけんなよてめぇ!」ガッ

半裸イナー「うわっ!!そんなに強くつかんだらズボンが破けちゃうだろうが!」

ユミル「ズボンなんてどうでもいいだろうが!!!見たのか!?見たのか!?羨ましい!」

半裸イナー「な・・・何を」

ユミル「ふんっっっ!!!」ビリィ

ライナー(パン一)「あぁっ!!俺のズボンが!!!」

もうライナーいじめんのやめてよ……

ユミルは風呂で見てるだろ

ライナー(パン一)「うぅぅ・・・」シクシク

クリスタ「しかしライナーもシロだとすると一体誰が・・・?」

ミカサ「あ・・・あの・・・実は・・・」

クリスタ「え・・・?」

ミカサ「私がその・・・アニのパーカーを・・・」

ーーー
ーー

流石にミカサも黙ってないか

クリスタ「そっか・・・でもなんで黙ってたの・・・?」

ミカサ「その・・・お父さんにもらった大切なパーカーだと知って・・・言い出せなくなってしまって・・・」

アニ「・・・」

ミカサ「アニ・・・ごめんなさい・・・」

アニ「いいよ・・・別に・・・私ももう気にしてないし」

ミカサ「し、しかし・・・」

ベルトルト「そういえばエレンどこへ行ったんだろうね?」ボソボソ

ユミル「え?ここに来る途中ですれ違ったぞ?何も聞いてねえのかよ?」ボソボソ

ベルトルト「いや・・・気づいたらいなくなってたから・・・」

エレン「アニ!」ガラッ

アニミカ「!?」

エレン「ミカサ!ちゃんと謝ったか?」

ミカサ「え・・・あ・・・うん・・・」

エレン「そうか、ちゃんと謝れんたんだな」ナデナデ

ミカサ「///」

ベルトルト「エレン、いったいどこへ行ってたんだい?」

エレン「あぁ・・・ちょっとこいつを買いにな・・・」

ベルトルト「それは?」

エレン「これはな・・・・・・アニ!」

アニ「な・・・なに?」

エレン「はいこれ」ガサゴソ

アニ「これは・・・」

エレン「お前が持ってるやつと同じ種類のパーカーだ。・・・おやじさんがくれたのとは違うけど・・・代わりにきてくれ」

アニ「うん・・・///」

半裸イナーwwww

エレンはミカサとアニの為に(´Д`)

パン一のライナーに着せてやろう

ベルトルト(あれ・・・?なにこれ?)

ミカサ(アニが・・・エレンにプレゼントをもらっている・・・)

アニ「じゃあさっそく着てみるね///」

エレン「おう」

ベルトルト(アニが・・・あんなにうれしそうな顔を・・・)

アニ「どうかな?///」

エレン「どうって・・・いつも着てるやつと同じだからな・・・いつも通り可愛いぞ」

ミカサ「」

アニ「そう・・・嬉しい///」

ベルトルト「」

アニ「ねえ・・・エレン」

エレン「なんだ?」

アニ「その・・・今日は休暇だし・・・一緒に街へ行かない?///」

アニ「その・・・パーカーのお礼もしたいし・・・///」モジモジ

エレン「おう!行こうぜ!」

アニ「・・・うんっ!///」

ユミル「私たちも行こうぜ!」

クリスタ「そうだね!行こう!」

ユミル「やった!///」

ミカサ「」

ベルトルト「」

ライナー(パン一)「うぅ・・・」シクシク

そこには立ち尽くすベルトルトとミカサ、そしてパンツ一丁で泣いているライナーの姿があった・・・


おわり

おわりです
ここまで見てくれた方ありがとうございました。
ではまたの機会に・・・

乙 何でミカサ墓穴掘ってしまうん?



まあ自業自得

まぁそこは黙って引くしかないよな

>>61
そりゃお前ミカサだぞ?

まぁミカサは次の機会に同じパーカーをおねだりしてデートすればいいよ

おつでした

この事件が起こらなければゴリラが覗きを慣行してたんだぜ?
パーカーは犠牲になったのだ……

ミカサガタイがいいから
レディースのパーカー着れなさそう

ライナーは犠牲の犠牲になったのだ…

黒のパーカー着てフードかぶってトレーニングしてるミカサが思い浮かぶ

ゴリラと腰巾着ざまあwww

とりあえずミカサちゃんは私が貰っておきます

なら私はクリスタを貰っておきますね

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