荒木比奈「絶対に許さないッス……」 (10)
●まえがき
P×比奈前提の比奈ひとりえっち
※荒木比奈
https://i.imgur.com/k3paWlE.jpg
https://i.imgur.com/zMLv0lD.jpg
●0-01
――アタシをこんなにシてしまったプロデューサー、絶対に許さないッス……。
●1-01
仕事でほどよく疲れた夜、アタシはコッソリとやっているSNSにログインした。
SNSといっても、黙々と自作漫画をアップしているだけのアカウントだ。
今やアタシは某事務所所属のアイドルとなってしまったので、
おおっぴらに顔や名前を出して漫画を投稿するわけにはいかなくなったッス。
そこで趣味で描いている漫画を、別アカウントを作って公開してるッス。
「……やっぱり、エロは受けがいいッスね」
実を言うと、アタシが描いている漫画は、お子様には見せられないイヤらしい内容ッス。
現役アイドルがそんなもの描いてたら、とんだスキャンダル、見つかったら大目玉じゃ済まない。
アタシの、そういうことへの関心は、そんな強くない――人並みぐらいだと思うッス。
なのにこのアカウントにそういう漫画があるのは、半ばプロデューサーへのあてつけッスね。
アイドルのギャラで奮発して買ったW社製の液晶タブレットに向かい、ペンを握って、先に切っておいたネームを開く。
すぐに、これまた奮発したO社のデスクチェアに乗せた下半身がムズムズする。
内容は、若い女性アイドルが担当プロデューサーに迫られて流され肉体関係をもってしまう話……。
画面の中のアイドルはアタシ自身に、プロデューサーはアタシの担当プロデューサーと重なっている。
……だいぶ、美化してはいるけれど。
そうッスね。アタシはプロデューサーに迫られて、その……シちゃったことがあるッス。
アイドルとプロデューサーって関係なのに、信じられないッスよね。
でも、アタシはそれを受け入れてしまった。
そりゃ、アタシだって人並みに関心はあるし、プロデューサー相手なら一蓮托生だし、
……引きこもり半ニートだったアタシを社会復帰させてくれた恩人だし、
まぁ、誘われたら……という程度には好意を持ってて、それが半分ぐらい。
もう半分は、勢いでコトに及んでズルズルいっちゃうぐらい、アタシたちがだらしなかったというだけ。
ただ、フツーの男女と違って交際をおおっぴらにできないから、
そのフラストレーションをこうして漫画にして晴らしている訳ッス。
エロいのを描いてそれが受ければ、そのときだけでも、アタシとプロデューサーの関係を認められた気がして。
漫画の中でぐらいは、許してもらいたいもの。
●1-02
ネームでは、いつもプロデューサーはアタシの胸に手を伸ばしてくる。
オトコの人って、ホントにおっぱいが好きでたまらないようで。
アタシなんか、もう一生分ぐらいいじられたんじゃないかって気分になる。
ペンを右手に持ったまま、左手でプロデューサーの手付きを思い起こす。
アンダーバストから揉まれると、心臓を持ち上げられてる錯覚がする。
きっとアタシのドキドキする拍動が伝わってしまっている。
そしてプロデューサーの方もそれに煽られて、鼻息を荒くしたり指に力が籠もったりする。
胸は正直コンプレックスだったッスね。
ちいちゃいわけじゃないけど、ちょっと左右の膨らみが外向きであまり綺麗なカタチじゃないし、
乳首だって――他人の乳首をまじまじ直視した経験なんかないッスけど――ちょっと隠れ気味だし。
だからあまり肌をさらしたくなくって……思春期以降インドアになったのも、このあたりが一因かも。
だからあまり触らないで、というと、プロデューサーは「いいや綺麗だ、俺は好きだ」って、
アタシの抵抗を押し切ってしつこくスリスリしてくるッス。アタシはもう抵抗しない。
これじゃあ「嫌よ嫌よも好きのうち」って言われても仕方ない。
プロデューサーはアタシのコンプレックスをくすぐるのが好きみたいッス。
頑固で毎朝格闘しなきゃいけない癖っ毛も、徹夜明けのクマが似合ってしまうタレ目も、
あまり声量が豊富とは言えない声も、家から出ないせいでたるみ気味だったカラダのラインも、
何かしら理由をつけて飾り付けられ、アイドルとして表に引きずり出される。
『ファンのみんなに、なるべく今の比奈を受け入れてもらいたい』って、そう言ってくれて……。
じゃあ、こうしてプロデューサーとのセックスを描き散らしているアタシも、
いつかは受け入れられる日が来るのか……バカなこと考えちゃった。
プロデューサーは、むにょんむにょんと下から上に軽く揉み上げるのが好きッス。
後ろから手を回して、おっぱいの重さを手のひらで感じるのがとりわけ大好きッス。
同時に、アタシの首の後ろに顔を埋めてなにやらしゃべりかけてくる……
きっと恥ずかしいことを言ってるんだと思う。
彼のほうでも照れてるのか、ごにょごにょして聞き取れないこともしばしば。
でも聞き取る必要なんかない。
ささやき声もかろうじて……という距離をお互い許していることが、何よりのメッセージ。
●1-03
ポインタがぐらぐら揺れる。ペンを取り落とす……壊したらタイヘン。
ペンを置いた右手で自分の頬を試しに触ってみると、びっくりするぐらい熱い。
これはもう、一度発散させるか……こんなコト、プロデューサーと出会うまではほとんどしたことなかったのに。
胸をいじる手が二つに増えると、プロデューサーにされている感が増してくる。
服の中に手を突っ込んできて下着を外そうとする。レースなんだから慎重にして……
下着に気をつけるようになったのもプロデューサーのせい。
手が食い込んでカタチを変える稜線は、アタシの視点からではわからない。
カメラアプリを起動して鏡代わりに自分の姿を見てみると、
モニタに映る姿――服をはだけた私は、完全にトロンとしたメスの顔になっちゃってたッス。
漫画だったらハートマークが瞳孔に浮かんでるんじゃないか。コレいけないやつッス。
発情している自分を背後霊のように眺めている荒木比奈と、プロデューサーに犯されてムラムラしてる荒木比奈が、
アタシのナカで重なったり離れたり、入れ代わり立ち代わり。
ブラの中に手を突っ込む……先っぽにそっと触れるだけで、上半身の肌がジンとしびれる。
でも違う……プロデューサーはもっとちょっとだけ乱暴にきゅっとつまんでくる。
先っぽ、固くなり始めてる。アタシは、自分でも大げさと思うぐらい肩とかをびくびくさせてしまう。
最初からそうだったわけじゃない……最初はくすぐったい程度で、
でもびくびくさせるとプロデューサーが「感じてる」と思って喜ぶから、
そうやってるうちに、その反応がしみついて、今では自分自身で触ってもこんな感じに……。
こんな煽る反応ばかりしてるから、しつこくしつこく弄ばれる。
でも、もっともっとシて欲しい、しつこいの、欲しい。
前を開けてブラもおろして楽にすると、
幾分だらーんと外向きに垂れた釣鐘型の――そのぶんボリュームはあるような気がする――おっぱいが見えてしまう。
まるでプロデューサーの手に、掴め、掴め、と線が誘っているよう。
漫画の線画にしたら、そりゃあもう肉感的だろう。前のアタシはこんなんだったかなぁ……?
プロデューサーにもみほぐされてこんなになってしまったんじゃないだろうか。
ホントにあのヒトは、アタシをこんなに変えてしまって……自覚あるんッスかね。
私がこっそり描いている漫画も、第一話から見比べると、女の子はぷに絵みたいにデフォルメ色強めだったのが、
だんだんフラゴナールみたいにムチムチしてきて、プロデューサーはエロオヤジみたいに脂ぎってきた。
そうなるごとにSNSの反応も増していって、私はプロデューサーとの関係が認められた錯覚に酔う。
そうしてたかと思えば、逆にプロデューサーとシちゃうときに、
アタシは半ば無意識に漫画のようにして欲しいとかねだってしまう。
プロデューサーももしかするとアタシと出会う前より脂ぎってしまってるのかもしれない。
そうだとしたら嬉しいッス。アタシも、プロデューサーを変えてしまえるんだって。
プロデューサーはアタシのおっぱいをぎゅーっと寄せてあげて、汗ばんだ肌をこすり合わせて、
その匂いを甘露のように吸う。うわぁ、やってる動作は赤ちゃんみたいなのにとてもオヤジ臭い。
普段は事務所のアイドルからもそれなりの好感度があるオトコの人なのに、
アタシにこんなことさせてると知られたらドン引きされてしまうだろう。
いい年こいたオトナがギャン泣きしているような気色悪さがある。
そんなところを受け入れてる自分に――いや、そんなところだからこそ――また酔ってしまう。
自分のせいであのプロデューサーがこんなになっちゃうなんて、もしかしてアタシはとても罪深いんじゃないかと。
そんな感覚が一周回ってひっくり返ると、甘くて甘くて頭から下っ腹までじわじわくる。
そうッス。アタシだってアイドルの端くれッス。
最初のファン(fan)であるプロデューサーを狂信者(fanatic)にするぐらいじゃなきゃ。
アタシは勢いづく。
プロデューサーが見てたら、アタシがこんなにイヤらしい表情もできるんだって、
感心させるか、感心を通り越して喉をゴクリと鳴らさせてしまうぐらいになりたい。
目は釘付け、アタシが誘ったら、仕事前でも軽率に抱きしめて、衣装がシワになってしまうぐらい……。
そうなったが最後、アタシとプロデューサーの関係を繋ぎ止めるのはセックスしかなくなるッス。
アタシはアイドル、ファンに好意を振りまくお仕事ッス。プロデューサーはそれをさせるお仕事ッス。
だから言葉とか、握手程度のスキンシップとか、ファンともできる程度の振る舞いでは、もはや好意を確かめられなくって、
ファンとは決してできないセックスで求め合うことでしか、お互いの好意を確かめられなくなるッス。
だってどれだけ取り繕っても、肉体関係をもった時点で、
アイドルとプロデューサーとしてのアタシたちは破綻してるから。
●1-04
ネームのナカのアタシとプロデューサーは、そうしてどんどん堕落していくッス。
忙しい芸能活動中では、人目を忍んで二人きりになれる機会なんてほとんど作れないから、
しまいには移動中にムラムラ溜まってしまっておっぱじめてしまう。
職業倫理にキリキリと首を締められるのがキモチいい。
準備が整っていないカラダをムリヤリほぐされ開かされるのがキモチいい。
二人まとめて廉恥心を引き裂かれていく感覚がキモチいい。
プロデューサーはアタシのボトムスの中に無遠慮に手を突っ込んでくる。
まるで痴漢か強姦魔。だけどアタシのソコは既に濡れていて受け入れてしまう。
下着が肌に食い込んでできた跡や、処理してから少し経ってチクチクし始めた陰毛を撫でられると、
アイドルとしての境界線を踏み越えられたカンジがしてたまらなくなる。一気にタダのオンナにされてしまう。
まずは下着越しにクリトリスを擦り上げてくる。
軽く指をくっと曲げて、爪で優しく、引っ掻くと撫でるの間ぐらいの塩梅。
手のひら全体をゆるゆる動かして、下っ腹も同時に押し包まれる。
体がひくひく動いてしまう。でもそんなんじゃ逃げられない。
腰を引き寄せられる。下着から浮いてしまった突起の周りをスルスルなぞられる。
いつ見つかってもおかしくないハズなのに、コワいぐらいネチっこい。
「可愛いぞ……比奈……もっと、可愛くしてやる……」
ソワソワと全身に震えが広がっていく。アタシのカラダを期待させる言い方をされると、逆らえない。
ダメ、キモチいいコトは、たまらない、抵抗もカタチばかりになる。
期待だけで溶かされる。そういう風に仕込まれてしまっている。
執拗にクリトリスをイジめられる。
下着がネトネトしてしまうと、それを指でクリに上塗りされる。
上塗りされるついでに包皮をシゴかれる。声が出てしまう。
「比奈のクリを触れるのが俺だけだと思うと、たまらないなぁ」
さっきからたまらないのはアタシもだ。指の腹でクリトリスを左右にハジかれる。
ほんの少し剥かれた淫核が直に刺激されると、アタシの腰はハシタなくムズかる。
やがて根本までホジられる。カラダ中の神経が集まってしまった気がする。
アタシはプロデューサーの手のナカで、つままれて、転がされて、いいようにされてる。
そうしてるプロデューサーもアタシの痴態に釘付けになってる。
「ものすごくコリコリする……もっと触ってって誘ってるのか?」
クリトリスを指で囲まれるだけで、アタシの全部を奪われた錯覚がする。
奪われて、宙に浮いて、アツくて、フワフワして――
「ひぁっ――あっ、あッ――」
声を噛み殺そうとしても抑えきれない。クリをシゴカれるとあたしのカラダもカンタンによじれてしまう。
喘ぎ声もぜんぜん止められない。アイドルとはとても名乗れないぐらい、イヤラしい声を垂れ流してしまう。
そうこうするうちに、プロデューサーはアタシのナカへ指を入れてくる。
ぐいって、広げられて、柔らかくなったもんだなってからかわれて、こんなになっちゃってもハズかしい。
ハズかしさが熱になって、それにまた酔わされる。触られて、シビれて、ぐじゅぐじゅにされる。
割れ目に指を押し込まれる。狭いのこじ開けられ――でも、ぬるりと入って、
中で指を曲げられて、イイところをつつかれて、アタシはまた声を出してしまう。
「はぅあっ、あっ、んンっ、あああっうう――!」
プロデューサーは我が物顔でアタシの両足の付け根に割り込んで、手を突っ込んで、ナカまでいじってくる。
浅いトコロ、深いトコロを、引っかかれたり、押されたり、そのたびにアタシは悶え狂う。
●1-05
「比奈ばっかり気持ちよくなってないで、俺も面倒見てくれよ」
息も絶え絶えのアタシの前に、プロデューサーの凶悪なモノがつきつけられる。
「あ、アタシの、せいで、おっきく、なっちゃってるッスね……?」
「だって、比奈がエロいから」
嬉しさと恥ずかしさがアタシの胸で押し合い圧し合いする。
漫画でした見たことがない、その大きな――おちんちんが、アタシの目の前にある。
「カタい、ッスね、相変わらず……」
こんなモノでナカをごりごり切り開かれたコトがあるなんて、しかもそれが自分の身に――未だに信じられない。
けれども、ナカはそのカタチを覚えてる。その熱を覚えてる。
覆いかぶさってくるプロデューサーの吐息と鼓動が記憶に焼き付いてる。
「キモチいいトコロがあったら、教えてくださいッス」
くちびるだけで先っぽをくわえると、ぶるりと震えて先走りに濡れる。
なぁんだ、アタシと同じじゃないッスか。
先走りとヨダレを混ぜて塗りたくって、滑りもよくなったら頬裏でズリズリこすってあげる。
歯は側面のざらつきが少しあたるぐらい。舌でぐりぐりおちんちんを押して口内で包み、
じゅるじゅるとわざわざ音を立てる。ビクビクすると嬉しい――オトコのヒトってわかりやすい。
上目遣いを投げてやると、プロデューサーの目は興奮に細められている、
流し目の使い方を教えた張本人なのに、こんなにヤラれちゃって。
でも達成感が溢れてくる――アタシのことを見て、カンジてくれてる。
ああ、ダメ、この感覚は、アタシも宙に浮いてしまう。
ただでさえ唇と舌でこのヒトのコレのカタチを思い出して、入れられたときのコトまで、
チラチラとフラッシュバックしてるのに、トんでっちゃう。
まだプロデューサーにはもっとねっとりキモチよくなってもらいたいのに。
先っぽを舌先でキスして、尿道口をくりくりとイジってやると、
プロデューサーの亀頭がぶわっとキモチ大きく膨らんで――あっ、出るっ。
「んくっ――ぐっ、うくッ――んんんんっ!」
どくどくっと噴き出る精液。
反射的に亀頭をぱっくりとくわえ込む――間に合った。危ない危ない。
味はまずいけど、アタシのための子種。下のクチで飲めなかったら、せめて上のクチで……
イカ臭いドロドロは、アタシの歯だの喉だの食道だのにべっとりと張り付く。
むせてしまう。肺のナカまで犯してもらえる。アタマもクラクラしてキモチいい。
プロデューサーは何も言わずにアタシのくしゃくしゃのアタマを撫でてくれる。
よくやったなって手で言ってくれる。アイドルの仕事で褒めてくれるのと同じくらい優しい手付き。
なんだか涙腺が潤んでしまう。こんなコトでどうしようもなくシアワセになってしまう。
オトコのヒトのおちんちんくわえて泣くほどウレシいって、アタシは立派なヘンタイ。
●1-06
そうしてグチャグチャに蕩けたアタシをプロデューサーは床に転がす。
床が冷たい。アタシは熱い。蛍光灯が眩しい。
逆光の肖像の中でプロデューサーの目が爛々と輝いている。
有無を言わさずアソコを広げられて、電気消してって言っても聞いてくれなくて、
そのままナカにおちんちんを突っ込まれて、もう一回カタチをごりごり教え込まれる。
浅いところをこしこしヤッて、アタシが少しでもぶるぶるうずいてじれったそうにすると、
待ってましたとばかりに奥に……三浅一深のお手本どおりにアタシはイカされる。
あっという間ッス――でも当然まだ終わらない。上からぐぐっと覆いかぶされる。
種付けプレスってやつッス……コレ、ヤられると、ホント、モノにされたってカンジがするッス。
下のクチをガンガンやられて、上のクチも当然ベロ差し込んできてぐいぐいナカ突っ込まれて。
コレ、されると、子宮口――かどうかはともかく、ホントに大事なトコロにキてるのをカンジてしまう。
ガンガンお尻にぶっつけられると、腰というか下半身全体がもっていかれてしまう。
「うっ……比奈、イク、ぞっ!」
言葉より早いか、プロデューサーのおちんちんがアタシのナカで震える。
それでナマで出されてしまったと気づく。漫画みたいに、卵子に精子が殺到する想像をすると、
ガンガンやられてたところがきゅうっとシマっちゃって、受精をせがんでるみたい。
でもまだまだプロデューサーは元気だ。
アタシはうつぶせに転がされて、今度は寝バックでヤラれてしまう。
喘ぎを噛み殺そうと腕に突っ伏して、
あたしは「おお゛っ! んおお゛お゛!」なんてギトギトに濁った声を漏らしてしまう。
さっきとは違うお腹の底のウラをごりごりされて、ストロークに合わせるように腰を浮かせてしまう。
うなじに顔を埋められてささやかれる――比奈は俺のモノだ――ああ、ダメ、それ、ホントになる。
アタマが真っ白に濁って、その中にパチパチと星がチラついて、アタシはガツガツ貪られるママ。
気絶しそうになる。引き戻される。こんなの、続けられたら、オカしくなる。
でも、ヤメちゃイヤだ。もっと、プロデューサーっ。
コワれちゃうぐらいシて、どうせプロデューサーのために作られたアイドルだから、スキにして欲しい。
「はぅううあっ……! あっ、あッ、ンっ、うぁアアあっ!」
脊柱から頭蓋骨裏に突き刺さりそうな抉られ方シてる。
プロデューサーのおちんちんでアタシは磔にされてるんだきっと。
おまんこのおくをガツガツされてまたイク。イク、イキっぱなし。
ああ、ダメ、ナカに、キメられて、教えられてる、そこが、プロデューサーのカタチを覚えちゃう。
刻まれる。忘れられない。思い出してしまう。孕んでしまう。
しちゃえ、アタシ、そしたら、きっともっとシアワセ――
あられもない蕩け顔で、精液をあふれるほど中出しされたアタシのアップで、ネームは途切れていた。
アタシは行き場のない火照りを抱えながら、テイッシュで浅ましい体液を拭った。
●2-01
――アタシをこんなにシてしまったプロデューサー、絶対に許さないッス……。
――でも、もう一回ぐらい……シちゃうッスかね。
(おしまい)
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乙
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