大本営「うむ」
提督「お言葉ですが、そのネタは」
提督「他の鎮守府ですでに散々実行されたと記憶していますが……」
大本営「他とは違ったデータが取れるかもしれぬでな」
提督「はあ……」
大本営「とにかく、いくつか候補を挙げておいたので」
大本営「実験を行い、データ収集を頼む」
提督「……何となく嫌な予感がしますが」
提督「了解しました」
大本営「うむ」
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―――――――――――
提督「というわけで、さっさと終わらせよう」
金剛「はい♪」
比叡「はい」
響「はい」
電「なのです」
赤城「はい」
加賀「はい」
提督「しかし……本当に能力向上なんてするのか?」
加賀「他の鎮守府では、違った効果もあったとか」
提督「そうなの?……ま、とにかくやってみよう」
提督「じゃ、1曲目行くぞ」
ポチッ
~♪~♪~♪
(戦○道行○曲!パン○ァーフoー!)
金剛「Oh! 何だか可愛い曲ネー!」
電「出撃するのです!」
ドォン! ドォンッ!
赤城「…………」
加賀「…………」
―――――――――――
提督「どんな感じだ?」
金剛「んーちょっと戦いにくかったかもしれないネー」
赤城「何となく行進曲っぽいので、戦闘よりも演習向きかもしれません」
提督「そうか」
提督「ちなみに陸軍から是非にと押された曲らしい」
加賀「そうなのですか」
提督「次も陸軍からの御指名曲だな」
~♪~♪~♪
(カ○ューシャ)
響「 ! 」
比叡「これも行進曲っぽいですね」
響「ヴラー!」
電「ひ、響ちゃん!?」
ドォン! ドォンッ!
―――――――――――
提督「……約一名に効果あり、と……」
響「久しぶりにテンションが上がりました」
提督「よ、良かったな」
提督「次、行ってみよう」
~♪~♪~♪
(逆○の○ャア M*IN T*TLE)
提督「 !! 」
赤城「何だか……暗い始まり方ですね」
金剛「テンション下がるネー」
提督「…………」
加賀「……提督?」
提督「…………」
提督「……すまんな」
提督「みんなの命をくれ!」
金剛「!?」
金剛「テ、テイトク! ど、どうしたのでスかー!?」
提督「いいから前に出るんだよ! ラー○イラムでア○シズを押すんだ!」
電「し、司令官さん!?」
電「通常艦船で前に出ては危ないのです!」
提督「○ューガ○ダムは伊達じゃない!」
比叡「ロンド・ベルだけに良い思いはさせませんよ!」
金剛「比叡!?」
提督「止めろ!ジェ○ンじゃ無理だ!」
比叡「地球がダメになるか、ならないかなんだ!やってみる価値はありますぜ!」
提督「ギ○ドーガまで!?無理だよ!みんな下がれ!」
―――――――――――
提督「ふう……やっぱり逆シャアはいいな」
比叡「ですね♪」
金剛「ちょっと怖かったネー……」
響「響には効果なし」
電「……なのです」
赤城「……次に行きましょう」
加賀「同感です」 ポチッ
~♪~♪~♪
(哀○士)
提督「うおおおおおおおっ!!」
金剛「テ、テイトク!?」
比叡「2曲続けてガ○ダムですか。さすがに気分が高翌揚します」
加賀「私のセリフ取らないで」
提督「お、降りられるのかよー!?」
電「だ、だから、通常艦船で前に出てはダメなのです!」
比叡「ミ○ル……俺はもう迷わないぜ」
比叡「お前みたいな娘を出さないためにもジ○ンを叩く!」
比叡「徹底的にな……!」
金剛「ミハ○って誰ネー……」
―――――――――――
提督「ファースト世代にこの曲はアカンわ……」
提督「ついつい我を忘れてしまう」
電「不採用の方向で報告するのです……」
赤城「というかBGMなのに歌詞が入る曲はいいのでしょうか?」
提督「細かい事は置いておこう」
提督「次、行くぞ」
~♪~♪~♪
(R*ise y*ur fl*g)
金剛「 !! 」
赤城「あら、なかなか良さそうですね」
金剛「Whooooooooooooooooooo!!」
電「こ、金剛さん!?」
ギギギギギ…メキョ バキャン!
赤城「」
提督「46cm砲を引きちぎったぁっ!?」
ドゴォッ! グシャアッ!
比叡「お姉さまが引きちぎった46gm砲で深海棲艦を殴ってます!」
電「艦これとして、ありえない効果音が聞こえてくるのです……」
響「…………」
金剛「Yeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeah!!」
―――――――――――
提督「46cm砲が……」
赤城「これはもうスクラップですね……」
金剛「スミマセン……」
加賀「ちなみにあれは何という曲なのですか?」
金剛「○血のオ○フェンズネ!」
響「?」
響「だったらガンダ○なのに何故、司令官は反応しなかった?」
提督「いや、あの曲が流れてた頃は良かったんだけど……」
提督「ラストがなぁ……」
電「あくまで個人的な感想なのです!」
―――――――――――
提督「さて、そろそろ燃料・弾薬も尽きてきた」
提督「次で終りにしよう」
艦娘一同「了解」ナノデス
提督「よし……ん?」
ザザザザザザザ…
提督「なっ!? あれはタ級!?」
赤城「いけない!提督!」
赤城「早く下がってください!」
提督「ああ、わかっ……」
提督「!」
提督「うそだろ……エンジンが動かん!」
艦娘一同「な!?」
提督「くそっ! 俺のことはもういい!」
提督「お前らだけでも帰投するんだ!」
加賀「いいえ」
加賀「提督を置いてなんて、できませんよ」
金剛「もちろんネー、テイトク!」
比叡「いえ、お姉さまは46cm砲も有りませんし」
比叡「提督のおそばに付いていてください」
金剛「比叡……」
電「ここは電たちに任せるのです!」
響「まだ魚雷ある」
赤城「かならず勝ってきます」
提督「だ、だが……」
提督「!」
提督「そうだ、BGM!」
提督「こんな事くらいしか出来ないが……頼むぞ!」
~♪~♪~♪
(ヒ○アカT*e D*Y)
金剛「 !! 」
ゴゴゴゴゴゴ…
提督「へ?」
金剛「……大丈夫でス」
金剛「提督もみんなも……金剛が守りまス!」
提督「お、おい、金剛!?」
ザザザザザザ…
比叡「ううっ……もう……弾薬が……!」
電「さすが……戦艦クラスなのです……」
響「もう空母は下がって……」
赤城「くっ……」
加賀「まさか……関東近海でタ級に出くわすなんて……」
金剛「もう大丈夫ネー!」
金剛「何故なら……金剛が来たァ!からネー!」
比叡「え……お姉さま!?」
電「いくら金剛さんでも46cm砲無しじゃ無理なのです!」
タ級『…………』
ドォン! ドォン!
金剛「このくらい……平気ネー!」
タ級『!?』
ドォン! ドォン!
金剛「はああああああああああああああっ!」
金剛「さらに向こうへ!!」
金剛「プルスゥゥゥゥゥ……ウルトラァァァァァッ!!」
ドゴォ――ンッ!!
タ級『!!??』
比叡「」
響「……すごい」
赤城「あのタ級に素手で殴りかかって……」
電「ぶっ飛ばしちゃったのです……」
加賀「さすがに気分が動揺します……」
金剛「あははははは! ノープロブレムネー!」
提督「…………」
金剛「テイトク! お待たせしたネー!」
金剛「さ、鎮守府に帰りまショー!」
提督「……えと、金剛」
提督「その意見には同意するが……右腕」
提督「それ、大丈夫なのか……?」
金剛「ホワイ?」
金剛「」
イタタタタタタタタタァ――!?
比叡「お姉さまぁぁぁ!!」
赤城「やっぱり折れてますよね……」
響「砲弾を素手で弾き返してたから大丈夫かと思ってた」
電「とにかく早く帰投するのです!!」
―――――――――――
提督「全治3ヶ月か……」
金剛「スミマセン……」
提督「いや、ちゃんと治る怪我で良かった」
提督「ただし、しっかりと体を治すんだぞ?」
金剛「ハイ、テイトク!」
―――――――――――
提督「――という訳でして」
提督「一部能力向上する艦娘も居ましたが」
提督「デメリットも多いかと……」
大本営「そうか……」
―――――――――――
提督「はー……これでひと段落か」
タッ タッ タッ
青葉「司令官!」
提督「ん?青葉か」
提督「どうした?」
青葉「金剛さんを傷モノにしたというのは本当ですか!?」
提督「ぶっ!?」
青葉「今、金剛さんは長期入渠しているそうですが、何か関係があるのでしょうか!?」
提督「い、いや、無関係では無いが、その前にだな……」
青葉「大スクープです!」
青葉「提督、勢い余って金剛さんを傷モノに!?」
提督「こらぁー!?なんだその悪意ある見出しは!?」
青葉「さっそく記事にして号外作りますね!」
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド…
提督「あ! ちょ、待て……待たんかい、青葉!」
提督「青葉――!!」
この後、この提督は
誤解を解くのに3日掛かった……
おしまい
今日も鎮守府は平和です。
HTML化報告しました。
キボウノーハナー
BGMのチョイスが微妙過ぎるだろ
金剛に46砲ってことは、アケ勢だな。
映画の洋画音楽とか入れて欲しかったな
伏せ字にするいみある?
このSSまとめへのコメント
軍艦マーチ