トッモ「はい これ」サッ
ぼく「どれどれ早速読んでみるか...」
ぼく(侍は黙想で敵のTPを溜めないでも
TP100~300のWSで自由自在の破壊力ばつ牛ンの連携を決めれる
しかも他前衛と比べて見劣りするどころかトップランカーの削り能力も併せ持つ
受け流しはAでさらに心眼で敵の攻撃も華麗にスルーできる
戦闘能力で前衛最高のトップランカーなのに不遇不遇と騒ぎ立て更なる地位向上、絶対的地位を確立しようとしている
絶対的地位が確立されたジョブが出てくるとその他の前衛がそれに併せて強化されさらにそれに合わせて更なる敵の強化につながる
不要な強化要望はたいがいにしろよカスが!)
ぼく(なんやこれ...文の30%くらいが意味不明な単語で構成されてて世界観が全く伝わってこない...小説どころか文章としても怪しいレベルやんけ...)
ぼく(あと破壊力ばつ牛ンって何?マジで怖い)
ぼく(でも正直に「文章力皆無だね死んだら?」とか言ったらトッモがかわいそうか...)
トッモ「どう?いい感じに書けてるかな...」
ぼく「...」
ぼく「俺は好きだよ?」
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トッモ「マジ!?実は他の人にも読んでもらってたんだけどあいつら全員「こんなんが小説?なめてんじゃねえぞこの真性包茎が」って口をそろえて言うもんだから傷ついちゃってさ」
ぼく(こいつ真性包茎なんだ)
トッモ「でもお前に褒めてもらえて勇気が出たよ」
ぼく「それはそれは」
トッモ「じゃあ俺、行ってくるから!」
ぼく「ん?どこに?」
トッモ「え?」
ぼく「え?」
トッモ「出版社だけど?」
ぼく「行動力ブラキディオスかよ」
草
トッモ「善は急げって言うじゃん?」
ぼく(この古代文字の羅列みてえなデータ化されたゴミを出版社に持ち込むことははたして善なのだろうか)
トッモ「じゃあ俺急ぐから...」
ぼく「あっ、ちょっと待って!」
トッモ「は?俺のベストセラーへの覇道の邪魔すんなよクソカス真性包茎野郎」
ぼく「普通に傷ついた」
ぼく「で、出版社の持ち込みの話だけど...」
トッモ「うん」
ぼく「出版社に持ち込むだけじゃダメだと思うんだよね」
トッモ「は?なんで?[ピーーー]よ?」
ぼく「だって出版社に持ってくなんてクソ陳腐じゃん」
トッモ「は?だから何?[ピーーー]よ?」
ぼく「お前の小説って結構...いやものすごく型破りなスタイルだからさ」
ぼく「やっぱり正攻法で攻めたところでただの奇をてらった中二病くさいゲロ以下の古代文字の羅列みてえなデータ化されたゴミだと思われちゃう気がするんだよね」
トッモ「は?じゃあどうしろと?[ピーーー]よ?」
ぼく「いちいち[ピーーー]なよ」
ぼく「そこでお前にお勧めなのが」
トッモ「おススメなのが?[ピーーー]?」
ぼく「"新人発掘!未来の小説家コンテスト"~!」テレレテッテ↑ッテ↓ッテ↑-ン
トッモ「...は?」
ぼく「何」
トッモ「バカにしてんの?」
ぼく「なんで」
トッモ「だってこれ...」
トッモ「対象参加者が"小学校中学年~高学年"じゃん...」
ぼく「...だから何?」
トッモ「俺一応大学通ってんだけど...」
ぼく「お前」
ぼく「そんなん誤差でしょ」
トッモ「あっそっかぁ...」
ぼく(今の八割冗談だったんだけどな...)
トッモ「じゃあ早速募集してくるね!」
ぼく「じゃあねー」
ぼく「...まぁさっきの調子だと小学生相手に普通に負けそうだけどね」ボソッ
トッモ「え?よく聞こえんかった」
ぼく「風としゃべってただけだから気にしないで(こいつまだいたんか...はよIKEA...)」
トッモ「じゃあ今度こそ行ってくるよ!」
ぼく「じゃあねー」
ぼく「...つかあいつ本気で出場するつもりなのかな...マジブラキディオスでしょ」ボソッ
トッモ「え?よく聞こえんかった」
ぼく「はよIKEA」
トッモ「えっと申込の方法は...」
トッモ「特設サイトにアクセスしてそこで小説のデータをアップロードしたサイトURLと出場の際に必要な情報を入力...ね」
トッモ「...小説のデータをアップロード?」
トッモ「じゃあせっかく紙に書いた文をパソコンでタイプしなくちゃいけないのね...」
トッモ「...」
トッモ「...しょうがねえ...これもベストセラー作家への第一歩だ」
トッモ「始めるか...」カタカタ
トッモ「...」カタカタ
トッモ「...」カタカタ
トッモ「...」カタ
トッモ「...」カチカチ
トッモ「...」パタパタ
トッモ「...」ヌポヌポ
トッモ「...」キュイイイイン
トッモ「...」
トッモ「...」
トッモ「...」
トッモ「zzz」
ヌポヌポすな
チュンチュン____
トッモ「zzz」
トッモ「...は?」
トッモ「作業終わんなすぎて寝てたんだが?」
トッモ「クソが!歯ぁ磨かずに寝ちまったぜ!」
トッモ「とりあえず今日は一日暇なんで...」
トッモ「...全力でキーボードを叩こう」カタカタカタカタ
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