・本作の舞台は主にゲーム世界になります
名前表記がコロコロと変わって見づらいとは思いますがご理解ください
・誤字脱字がありましたらすみません
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モバP(以下、P)「なんですかそれ?」
ちひろ「346の人間が遊べるようにと私が開発したオンラインゲームです!」
P「ちひろさんがですか? どうしてまたそんなものを?」
ちひろ「え? いや~・・・・・・社内交流の一環として?」
P「なるほど、裏でやってる副業関連ですね」ワカリマシター
ちひろ「な、なんのことだかさっぱりですね!」
P「これはその試作品といった感じですか・・・346の人間ということはアイドルもやってるんですか?」
ちひろ「もちろん! 良かったらプロデューサーさんもやってみてください!」
P「じゃあ早速やってみようかな」
ちひろ「あ、今は仕事中なのでダメですよ?」
P「」
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~自宅~
P「パスワードを入れて・・・」カタカタ
【346オンライン】パッパパパー♪ パパッパー♪
P「おぉー! よくできてるな~」
P「よし、キャラを作ろう」
― 10分後 ―
【名前:P ――――――――】
P「こんな感じかな。それじゃあゲームスタート」ポチッ
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~始まりの町~
P『お、始まった』
【まずは武器屋に行って武器を買おう! ▼】
P『いきなりだな。ストーリーとかはないのか?』
P『・・・まぁ、試作品だしな』
P『ん?』
【武器屋 New Wave】
P『あそこかな?』
カランコロン
P『ほー、色んな種類の武器が置いてあるんだな。俺は何にしよう?』キョロキョロ
P『無難に剣にしておくか』
『いらっしゃいませぇ!』
P『?』
SAKURA『New Wave へようこそ! 何をお買い求めですかぁ?』
P『剣士の装備を・・・SAKURA?』
P『SAKURAってもしかしてお前さくらか?』
さくら『え? はい! あ、もしかしてPってプロデューサーさんですかぁ!?』
P『あぁ』
さくら『わぁー! プロデューサーさんだぁ♪』
P『さくらはここで働いてるのか?』
さくら『わたしだけじゃないですよぉ? イズミンとアコちゃんも一緒です~』
IZU『こちらの武器の性能ですが―――』ペラペラ
☆あこ☆『合計1000G! 毎度ありー!』
P『本当だ』
P『三人は冒険しないのか?』
さくら『このゲーム、冒険以外のこともできるみたいなんですよぉ』
P『あ、そうなの?』
さくら『わたしたちみたいにお店やったり、漁師さんや農家さん。漫画家さんになった方もいるみたいですぅ』
P『へー、シミュレーション要素もあるのか』
亜子『おーい、さくら~。なに話してるーん?』
さくら『アコちゃーん、プロデューサーさんだよぉー』
亜子『おぉ、Pちゃんだったんかー。じっくり見てってや~♪』
P『そうだ武器買いにきたんだ。さくら、剣が欲しいんだけどなにかオススメあるか?』
さくら『剣ですかぁ・・・あ!』
さくら『アコちゃんアコちゃん! 確かお店にすごい剣が置いてあったよね!?』
亜子『すごい剣?・・・あ~、アレか!・・・ちょっと待っててー』テクテク
P『そんなに強い剣があるのか』
さくら『わたしもよく分からないんですけど、イズミンが凄いって言ってましたぁ!』
P『それは期待できるな』
亜子『これのことやろ? 【伝説の剣(レプリカ)】』ゴトッ
P『・・・』
P『これ本当に凄いのか? (レプリカ)って言ってるじゃん』
さくら『イズミンが言ってたので間違いありません!』フンス!
亜子『それは本物だったら、って話やね』
さくら『あれ?』
P『・・・』
亜子『でもこれも中々の業物だよ? 高ランクの人も使ってるし、そこらのクエストだったら楽勝じゃないかな?』
P『おぉ、それはスゴイな』
P『じゃあせっかくだしそれ貰おうかな』
亜子『毎度!』
P『いくらだ?』
亜子『3000000Gになります』
P『高っ!』
亜子『そりゃ高いよ』
P『300万って! 俺3000Gしか持ってないぞ!?』
亜子『じゃあ初心者セットだね。【普通の剣】、【普通の防具】、【薬草×5】で2000G。そこにあるやつ』
P『これ見せられた後にあれかぁ・・・』
亜子『最初はこんなもんやって』
P『なんとか3000Gにならないか?』
亜子『は、はぁ!? なるわけないやん! 店が潰れるって!』
P『そこをなんとか!』
亜子『ならないよ!?』
さくら『・・・』
さくら『アコちゃん! わたしからもお願い!』
亜子『さくら!?』
さくら『だって私達いつもプロデューサーさんのお世話になってるし』
亜子『いや、それとこれとは・・・』
さくら『この前も三人で話したよね? いつか絶対にプロデューサーさんに恩返しするんだって』
亜子『ちょっ!?///』
P『お前達・・・裏でそんなことを・・・』ウルッ
亜子『い、いや! それは・・・///』
さくら『こんな形でも、少しでもプロデューサーさんに恩返ししたいの! お願いアコちゃん!』
P『さくら・・・』
亜子『~~~~! よし、わかったぁ!!』
P『!』
亜子『3000Gでこれ持っていきな!』ドンッ!
P『おぉぉぉぉ!!!』
P『ぉぉぉ・・・お?・・・・これ何?』
亜子『【精霊の剣】』
P『ん? レプリカのくれるんじゃないの?』
亜子『いや、それは無理だよ』
P『あれ?』
P『自分で言うのもなんだけど、恩返しがどうっていうのは?』
亜子『いや、さすがに300は無理! アタシらの店が潰れちゃうよ! でもこの剣だって普通に買ったら30万はするんだよ!?』
P『そうか・・・まぁ、30万が3000になっただけでも相当だよな』
P『ありがとな亜子!』
亜子『・・・』
亜子『本当の恩返しはもうちょい待って』
P『え?』
亜子『アタシら三人で絶対トップ獲ってみせるから・・・!///』
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カランコロン・・・
P『いや~、なんか清々しい気分だなぁ! 明日からも仕事頑張れそうだ!』
【クエストに挑戦しよう! (クエストはギルドで受けられます。) ▼】
P『お、ようやくだな!』
~ギルド~
ガヤガヤ ガヤガヤ
P『ここにいる人みんなが冒険家なのか』
【クエストは一人から最高四人までの協力が可能です ▼】
P『へー』
バターン!
『緊急事態です!』
P『?』
男『近辺に【ミスリルゴーレム】の大群が現れました! 皆様、ご協力をお願いします!』
P『ミスリルゴーレム?』
『緊急クエストだ』 『ミスリル足りないから行ってみる?』 『暇だし行こうか~』
P『良く分からんがせっかくだから俺も行ってみるかな』
【ギルド受付カウンター横にある『モンスター大全集』から色々な情報を見ることができます ▼】
P『なるほど』
P『ミスリルゴーレムの情報は・・・っと』ペラッ、ペラッ・・・
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【ミスリスゴーレム】
弱点:打撃、爆発、水属性
耐性:斬撃、炎属性
備考・・・一定以上のダメージを与えると体表面のミスリルが崩れ、内部にある「核」が露出する。「核」は全ての攻撃が有効である
============================
P『核部分以外斬撃は効かないのかー』
P『今回は諦めるか』パタン
『え、ウォーリアなの!? 一緒に行こう!』
『水属性の武器持ってる人いませんかー?』
P『あ、そっか! 仲間を探せばいいんじゃん!』
P『そうなると、ウォーリアか武闘家を仲間にしたいところだな』キョロキョロ
P『・・・ん?』
女『ミスリルゴーレム! これは中々の強敵!! 燃えてきましたっ!!!』シュッ! シュッ!
P(いかにも武闘家っぽい娘発見)
P(それらしい武器も持ってないし、防具も初期装備に肩当付けただけみたいなスピード重視の軽装備・・・武闘家で間違いないな。ちょっと誘ってみるか)スッ
P『あのー、すみません』
Fire☆Bomber『はい! 私に何かご用でしょうかっ!?』
P『良かったら一緒に・・・ファイヤーボンバー? え、もしかして茜か!?』
茜『はい、そうですよっ! このお名前は・・・もしかしてプロデューサーですかっ!?』
P『あぁ、そうだよ!』
茜『まさかプロデューサーにお会いするとは驚きですっ!!』
P『俺も驚いたよ。まさか茜がゲームをするなんてな』
茜『私もゲームは得意な方ではないのですが、ちひろさんに誘って貰ったので始めてみました!!』
P『そうかそうか』
茜『それで私に何かご用でしょうかっ!?』
P『あ、そうそう。茜もミスリルゴーレム行くんだろ? 良かったら一緒に行かないか?』
茜『本当ですかっ!? 是非っ!!』
P『俺剣士だから分が悪くてさ、打撃持ちの仲間を探してたんだよ。いや~、茜が仲間になってくれてひとまず安心できるな』
茜『では行きましょうっ!』スッ
P『え?』
茜『へ?』
P『・・・その杖なに?』
茜『武器です!』
P『えっと・・・魔法使いなの? 武闘家じゃなくて?』
茜『はいっ!! 正真正銘魔導士ですっ!!』
P『見た目が魔法使いのソレじゃないだろ! なんだその軽装備は!?』
茜『ローブを着ると走り回れないので脱ぎましたっ!!』
P『魔法使いに俊敏性は必要ないから!』
茜『でもプロデューサーが怪我を負ったら瞬時に駆けつけて回復しますよっ! 私ラグビー部のマネージャーやってるのでサポートは大得意ですっ!!』フンスッ!
P『しかも白魔法!?』
P『そうか、白魔導士だったかぁ・・・』ウーン・・・
茜『どうやらプロデューサーの期待にお答えできなかったみたいですね。すみません』シュン
P『い、いやいや! 俺が勝手に思い込んでただけだから! 茜は全く悪くないんだぞっ!?』
茜『でも・・・』
P『うん、考えてみたら協力プレイにサポートは必須だよな! 茜、白魔導士として改めて俺の仲間になってくれないか? 茜のサポートが必要だ!』
茜『!』
茜『はいっ!! 私に任せてくださいっ!!』ニコッ!
【[Fire☆Bomber]がパーティに加わった! ▼】
P『さて茜が仲間になってくれたのは良いが、ミスリルゴーレム討伐にはやっぱり打撃キャラが欲しいよな』
茜『プロデューサー! あそこの窓際にいる人ウォーリアじゃないですかっ!?』
ウォーリア『・・・』
P『よし、誘ってみよう!』
茜『はいっ!!』
P『すみませーん』
ウォーリア『―――、――――』ボソボソ
P『?』
ウォーリア『くっ、古傷が疼く・・・まさか闇が目覚めたとでも言うのか!?』ボソボソ
P『・・・』
P『蘭子?』
ウォーリア『!?』ビクッ!
P『ごめん、驚かせちゃったか』
P『もしかして蘭子か?』
ウォーリア『・・・いや、人違いだ』
P『え、蘭子だろ?』
SIRIUS『我が名はSIRIUS(シリウス)。蘭子ではない!』
P『そ、そんなに怒らなくても・・・』
茜『プロデューサー』クイックイッ
P『?』
茜(もしかしたら役になりきっているのでは?)ヒソヒソ
P(役・・・? あー・・・なるほど、そういう遊び方もあるのか)
SIRIUS『・・・』ソワソワ
P(ばつの悪そうな顔してるし、ここは相手に合わせるべきか)
P『どうやら私の勘違いだったようです。失礼いたしました』
SIRIUS『わ、分かればいいのだ!』
P『あの、それでSIRIUSさんにお願いがあるんです』
SIRIUS『お願い?』
P『これからミスリルゴーレムの討伐に行こうと思ってるんですが、打撃属性の仲間がいないんです。力を貸してもらえないでしょうか?』
SIRIUS『ほう、我の力を求めるか』
P『ぜひ、お願いします』
SIRIUS『・・・』
SIRIUS『フッ、いいだろう』
P『本当ですか!?』
SIRIUS『あぁ。闇かもしれんからな』
P『闇・・・?』
SIRIUS『・・・』
P『・・・』
P『!』
P『そ、そうですね! ミスリルゴーレムの大量発生には闇が関係しているかもしれません!』
SIRIUS『そういうことだ』ニヤニヤ
P(なるほど、世界観を壊さないように接すればいいのか)
【[ SIRIUS ]がパーティに加わった! ▼】
茜『なんだかよく分かりませんでしたが、やりましたねっ!!』
P『あぁ、なんとかな』チラッ
SIRIUS『~♪』
P(さっきのやり取りで蘭子も機嫌良くしてくれたみたいだし、ようやくクエストに行けるな)
P『よし、じゃあ出発しよう!』
茜『はいっ!!』
SIRIUS『フッ、我が力しかと目に焼き付けるがいい』
『あの~・・・』
P・茜『?』
かわいい
らんらん♪『私に何かご用でしょうか?』
P『えっと・・・・どちら様?』
らんらん♪『蘭子ですけど・・・』
P『え、蘭子?』
蘭子『私の名前を呼んでるのが聞こえたので来たんですけど・・・』
P『いや、それは・・・あれ?』チラッ
SIRIUS『・・・』
SIRIUS『』ヒュン!
【[ SIRIUS ]がログアウトしました ▼】
P『ちょっ・・えぇ!?』
!?
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茜『蘭子ちゃんじゃなかったんですねっ!!』
蘭子『違いますよ~!』
P『すまんすまん、あの感じ的に蘭子だと』
蘭子『確かに似てたかもしれないですけど、間違えるなんて酷いです』プイッ
P『ごめんって!』
茜『蘭子ちゃんでないならSIRIUSさんは誰だったんでしょうか?』
P『このゲームは会社関係者しかいないはずだから、アイドルか社員のどちらかなんだけど・・・気になるな。ちひろさんに聞いてみれば分かるかな?』
蘭子『それはダメです!』
P『え?』
蘭子『ゲームという別の世界で普段の自分とは違う人間を演じて楽しんでいる人もいるんです! そういう詮索は良くありません!』
P・茜『・・・』
蘭子『あ・・・す、すみません。大きな声出しちゃって』
茜『いえいえ! 蘭子ちゃんの言う通りですっ!!』
蘭子『え?』
P『・・・あぁ、確かにそういうのは良くないよな。軽率だったよ』
P『蘭子は優しいんだな』
蘭子『え? いや、そんなことは・・・///』
P『・・・』
P『じゃあ蘭子もそうなのか?』
蘭子『へ?』
P『喋り方が普段と違うから』
蘭子『え、えっと・・・それは・・・///』
P『ちょっと普通の喋り方でいってみようかな・・・みたいな?』
茜『なんだか新鮮ですねっ!!』
蘭子『~~~!///』
蘭子『べ、別に良いじゃないですかー!///』
P『悪いなんて言ってないだろ!?』
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P『しかし参ったな、もう時間がないぞ』
茜『急いで他の人を探しましょう!』
P『いや、さすがに今からはな・・・でも二人で挑むのは厳しいし』
蘭子『なんだか大変そうですね』
茜『うーん・・・・・あっ!』
茜『蘭子ちゃん、私達と一緒に来てくれませんかっ!?』
蘭子『え!?』
蘭子『私ですか!? でも私まだクエスト一回も行ったことないですし』
P『おぉ、蘭子が仲間になってくれるのか!?』
蘭子『え!? で、でも・・・』
男『間もなく【ミスリルゴーレム】の受付を終了いたしまーす!』
P・茜『!?』
P『もう時間がない! 二人とも急ぐぞっ!!』ダッ!
茜『はいっ!』ダッ!
蘭子『え? え?・・・・ま、まってよ~!』タッタッタ・・・
【[らんらん♪]がパーティに加わった! ▼】
男『それでは只今を持ちまして受付を終r―――』
P『行きます行きます!! 【ミスリルゴーレム】の討伐行きます!』
男『はい! ご協力ありがとうございます』
男『ではそちらのゲートへどうぞ。このゲートをくぐればクエストが開始されます』
P『ふぃ~・・・滑り込みセーフだったな』テクテク
茜『危なかったですねっ!』テクテク
蘭子『私、初めてですけど一生懸命頑張ります!』テクテク
P『あ、そう言えば蘭子って職なんなの?』
蘭子『私ですか?』
蘭子『白魔導士です!』キリッ
【クエストを開始します ▼】ファファー♪
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茜『よーしっ! 早速ミスリルゴーレムを探しに行きましょうー!!!』ダダダダ!!!!
P『おい! 白魔導士が先陣を切るんじゃない!』
蘭子『この鹿さん怪我してる。今治してあげるね』ポワワー
P『戦う前からMPを使ったらダメ!』
<ワー!!!!
P『茜!?』
茜『助けてくださーいっ!!!!』
猪の大群『』ドドドドド!!!!!!
P『何連れてきてんだぁぁ!!!』
蘭子『きゃぁぁぁぁぁ!!!!』
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ミスリルゴーレム『グォォォォォ!!!!』
茜『こちらに気づきましたよっ!!』
P『喰らえ! 精霊の剣!!!!』カキンッ
P『硬っ』
ミスリルゴーレム『ムォォォォ!!!』ブンッ! バキッ!!
P『ぐわぁぁぁぁぁ!!!!』
茜・蘭子『プロデューサーーーー!!!!』
P『ぐっ・・・! やはり剣じゃ分が悪いか』
茜『私の強化魔法で!!』パァー
P『おぉ!? 力が漲ってくるぞ!!!』
茜『攻撃力と防御力を上げました!』
P『ナイス茜! 行くぞ、うおぉぉぉぉぉぉ!!!!』
カキーン!
P『いや、無理だこれ! 強化魔法でどうこうなるもんじゃないわ!』
ミスリルゴーレム『ムンッ!!!!』ドーンッ!
P『ぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!』
P『』ピクッ、ピクッ・・・
蘭子『か、回復します!』ポワワー
P『・・・んあぁっ! し、死ぬかと思った!』
茜『大丈夫ですかっ!?』
P『本当に防御上げてくれたのか!? 全然恩恵を感じないんだが!』
蘭子『そもそも何でプロデューサーは防具を装備してないんですか!』
P『この剣で全額使っちゃったんだから仕方ないだろ!』
ミスリルゴーレム『グォォォォォォ』ビーッ!!!
P『あいつビーム撃つの!?』
ドカーーーーーン!!!!
P・茜・蘭子『わぁぁぁぁぁ!!!!!』
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ミスリルゴーレム『ムゥゥ!!』ドーンッ!
P『ぐわぁぁぁ!!!』ドサッ
P『』ピクピク・・・
茜『プロデューサー、頑張ってください!』ポワワー
P『・・・』ムクッ
蘭子『これで10回目ですよ!? 回復しているとはいえ、さすがにプロデューサーにも限界が・・・!』
P『タタカウ・・・タタカウ・・・・ガァァァァ!!!』
蘭子『もう自我を失ってますよ!』
P『ウガァ!』ガキーン!!!
ミスリルゴーレム『・・・』
茜『くっ! しぶといですねっ・・・!』
ミスリルゴーレム『・・・・・・グォォ』ボロボロッ・・・
P・茜・蘭子『!?』
蘭子『見てください! 弱点の核が出てきましたよ!』
茜『プロデューサー、今ですっ!』
P『あぁ! ここで決めてやるっ!』
P『うぉぉぉぉ!・・・ぐっ』ガクッ
茜・蘭子『プロデューサー!?』
P『くそっ、身体が・・・!』
ミスリルゴーレム『ウゴォォォォォォ!!!!』ブンブンブン!!!
蘭子『すごく怒ってます!』
ミスリルゴーレム『ウガァ!!!』ドンドンドン!!
蘭子『プロデューサー、一旦避難しましょう!』
P『無理だ、身体が動かない・・・』
蘭子『そ、そんな! 私にはもうMPが!』
茜『私に任せてくださいっ!』
茜『残りのMPを全て使ってプロデューサーを回復させます! これが最後のチャンスですっ!!』
P『あ、あぁ頼む・・・俺の身体的にもこれが最後のチャンスだ』
ミスリルゴーレム『』ズンズン
蘭子『プロデューサーの方に向かってますよ! 茜さん、早く回復を!』
P『まだだ! この距離で回復したらビーム攻撃を喰らってお終いだ』
P『アイツが油断して近くに来た時、その瞬間だ・・・!』
茜『はいっ!!』
ミスリルゴーレム『グォォォォォォ!!!!』
蘭子『プロデューサー!』
P『今だ!』
茜『ハァァァァァ!!!!』パァァァァァァァ
蘭子『ほわ~~~♪』パァァァァァァァ
【らんらん♪ の体力が500回復した ▼】
茜『あ・・・』
P『・・・え?』
茜『すみませんっ! 間違えましたっ!!!』
P『茜ェェェ!!!』
ミスリルゴーレム『』ブンッ
・・・・プチッ
【クエストに失敗しました ▼】
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~ギルド~
P『いやぁ~、おしかったな』
茜『すみませんでした』シュン・・・
蘭子『私も全然サポートできなくて』シュン・・・
P『気にすんなって! 分の悪い剣で行った俺にも問題はあるんだからさ!』
茜・蘭子『プロデューサー・・・』
P『今回はダメだったけど、いつか絶対三人でリベンジしような!』
茜・蘭子『!』
茜・蘭子『はいっ!』
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― 数日後 ―
~事務所~
ちひろ「先日【346オンライン】のパスワードが流出してしまい、一般の方が入って来てしまうという事態が起こりました」
ちひろ「万が一アイドルの皆さんに何かあったら大変ですのでこのゲームは本日をもって閉鎖いたします」
P・茜・蘭子「・・・」
終り
― おまけ ―
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~ギルド集会所~
茜『またゲームできるようになって良かったですねっ!!』
P『あぁ、このゲーム結構人気あったみたいだからな』
蘭子『現にゲームやプログラムに詳しいアイドルや社員さんも開発に協力してくれたみたいで色々とバージョンアップしているそうですよ!』
茜『それはすごいですねっ!!』
P『それもあってなのか人も結構増えたよな』キョロキョロ
蘭子『倍近く増えたって聞きました』
P『そんなに増えたのか』
『おめでとうございます!』
P・茜・蘭子『?』
響子(受付嬢)『【狂い獅子】討伐成功により、お二人ともSランクに昇格です!』
★MINA★(アーチャー)『やったね!』
☆あーにゃ☆(アーチャー)『MINAのおかげですね♪』
『Sランク!?』 『すごーい!』 ザワザワ・・・
P『・・・』
P『なぁなぁ、ランクってなんだ?』
蘭子『ギルドが設定している階級ですね。E~SSまであって、クエストを多くこなしていくとそれに応じてランクが上がっていくんです』
蘭子『ランクが高くなると難しいクエストに挑戦できるようになったり、ギルドと提携しているお店で割引してもらえたりするそうですよ』
P『へぇ、ちなみに俺達は?』
蘭子『Eです』
茜『一番下ですかっ!?』
蘭子『クエストの失敗が多くなると降格もあるので・・・』
P『通りで最近薬草集めとか畑荒らしの害獣討伐の依頼しかさせてもらえないワケだ』
茜『もっとクエストをこなしていきましょうっ!!』
蘭子『でもそろそろDくらいにはなれると思うんですけど』
バターン!
男『街周辺にゾンビの群れが現れました! ご協力をお願いします!』
P・茜・蘭子『!』
蘭子『緊急クエストをクリアできればD昇格は間違いないですよ!』
P『本当か!?』
茜『行きましょうっ!!』
男『ゾンビの弱点は魔法攻撃と炎です! 打撃や斬撃はあまり効果がありませんのでご注意を!』
P『なるほどね・・・』チラッ
茜(武闘家)『行きますかっ!?』
蘭子(双剣)『チャンスですよ! ここは行くしかありません!』
P『・・・』
P(ウォーリア)『よっしゃ、行ってみるか!』
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ゾンビ『ギャァァ!!』
茜『勝ちましたっ!!』
蘭子『やったー♪』
P『松明だけでいけるもんだな』
【勝てた ▼】
以上になります!
最後までご覧いただきましてありがとうございます!
乙
…で?
誰かどこが面白いのか教えてくれ
山なしオチなし面白みなし
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