まゆのプロデューサー (5)
その時、まゆが運命に落ちました。
その日まで色のなかった人生には色がつきました。
あの時全力で守ってくれたプロデューサーさん。でも、なんでですかぁ?
なんであの時はあれだけ細かったのに、なんで今はボディービルダーみたいになってるんですかぁ?
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プロデューサーさんがこれだけ鍛え始めたのは大体2ヶ月前、仙台の出張から帰って来た時辺りかららしいです。
理由は誰にも語らないのですが、まゆは知っています。まゆを守る為です。そうに違いありません。嬉しいですねぇ。
仕事中にもバランスボール、アイドルと一緒にレッスン、帰りは誰かと走ってるみたいです。
そんなプロデューサーさんのために、まゆはお弁当をつくろうと思います。あれだけ筋トレをしているのです。お腹はペコペコのはずです。ご飯を多目に入れて、いっぱい愛情を込めましょう!
結論を言うとそのお弁当とまゆの恋心は受け取って貰えませんでした。
「本当にごめん その弁当は多分美味しいんだ だからこそなんだ。今好きな人に認めてもらうために筋トレをしている。ここでその弁当を受け取ってしまったら浮気なんだ。」という言葉と共に返されました。
その4ヶ月後私はそこそこ有名なアイドルになっていました。プロデューサーに少しでも振り向いてもらいたくてずっとやっていました。でも、プロデューサーさんはどんどんムキムキになってついに付き合う事が出来るようになりもう結婚されるそうです。それでもプロデューサーさんの好きな人がマストレさんだとは思っていませんでした。よくレッスンにきたのもそう言う理由でした。ありがとうございますプロデューサーさん。あなたのおかげでこの世界に色がつきました。
終わり
かなしいなぁ
おつ
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