P「しずしほが喧嘩の決着を相撲でつけるようになった」【ミリマス】 (22)

レッスンルーム

P「おーっす、練習やってっかクレシェンドブルー?」

静香「だからダンスの練習をやらないとは言ってないでしょう!? ただ歌を集中的に練習しようと」

志保「何甘いこと言ってるのよ! 歌もダンスも完璧にしなきゃ意味ないに決まってるじゃない!」

静香「もう次のライブまで時間が無いのよ? あれもこれもと欲張って中途半端になるのなら、私たちの長所である歌を伸ばした方がいいわ!」

志保「時間が無いなんてただの言い訳よ! レッスンの時間をもっともっと増やせばいいじゃない!」

静香「単純にレッスンの時間を増やせばいいと思ってるの!? それで誰かが体調を壊したらどうするつもり!?」

志保「そんなの自己管理が足りてないだけじゃない! 私なら大丈夫よ!」

静香「貴女はまたそうやって…… !」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1511354848

P「おいおいまた喧嘩してるのか、よく飽きないなお前ら」

茜「ホントホント、モガミンもしほりんも仲いいよね~」

P「さっさと止めに入るか~」

茜「ああ、いいよいいよプロちゃん」

P「いやでも後30秒後にはまたどっちがが『グループ抜ける!』とか言うんじゃないか?」

茜「それが大丈夫になったの、それにプロちゃんが止めに入っても何の役にも立たないよ」

P「おうおう聞き捨てならない台詞は聞き捨ててやるとして何でなんだい茜ちゃん」

茜「クレブルでモガミンとしほりん喧嘩し過ぎて、この前喧嘩した時のルールが決まったんだよ」

P「ルール?」

茜「まぁ見てて見てて」

静香「引く気はないみたいね」

志保「ええ、ステージに妥協なんて許されないもの」

静香「妥協なんかじゃ…… いえ、これ以上口論するのは無意味ね」

志保「時間も無いわ、早く始めましょう。 星梨花!」

星梨花「はいはいはい、ふたりとも見合って見合って」

静香「キッ」

志保「グッ」

P「おいなんであいつら見合ってるんだ。 星梨花もどっから軍配持ってきたんだ」

麗花「静香ちゃんも志保ちゃんも頑張れ~」

星梨花「待った無し、はっけよい…… のこった!」

静香「フンっ!」

志保「ウッ!」

星梨花「のこった! のこったのこった!」

P「俺は今何を見てるんだ?」

茜「アイドルがヌルヌルじゃないガチ相撲してるところだよ」

静香「ぐっ……」

志保「んっ……」

静香「んあっ!!」

志保「うあ゛っ゛……」

星梨花「決まり! 静香海の勝ちです!」

P「今投げられた志保結構痛そうな声出してたけど本当に大丈夫なのかあれ」

静香「シャっっっっっ!!!!!!!」

志保「くっ…………」

志保「わかったわ、今回は歌のレッスンメインで行きましょう」

静香「ええ、最高のステージになるよう貴女も協力してね」

志保「当たり前でしょ? 私たちは同じグループの『仲間』なんだから」

静香「志保……」

P「いい感じの雰囲気だけどさっき仲間を思いきり上手投げしてたよな」


P「どういうことか説明してくれるか茜ちゃん?」

茜「まぁ見たまんまなんだけど、今クレブルの中で『喧嘩の決着は全て相撲でつける。 敗者は勝者の意見に従う』ってルールがあるんだよね」

P「なんだそれ、俺が30連勤した後に酔ったってそんなルール思い付かないぞ」

茜「元々は星梨花ちゃんの言葉から始まったんだけど……」

P「回想入りまーす」

星梨花『もう! ふたりともいい加減にしてください! いつもいつも喧嘩ばかり!』

静香『うっ……』

志保『そ、それは静香がいけなくて……』

星梨花『喧嘩してるんだからふたりともいけないです!』

しずしほ『ごめんなさい……』

星梨花『これからは喧嘩は絶対禁止です! もしお互いに譲れないことがあったら相撲で決着をつけてください!』

しずしほ『相撲…… ?』


茜「ということがあって」

P「あっ、回想終わりました」

茜「モガミンもしほりんも星梨花ちゃんには弱いからね~」

P「だからって相撲て……」

茜「いやーでも流石日本の国技だね、ふたりともすっかり相撲にはまっちゃって」

P「まぁ口論を続けて泥沼になるよりいいのか?」

茜「ふたりとも負けず嫌いだからね、相撲の取り組み方とか筋肉のつけ方とか調べだして」

P「お、おう……」

茜「最近ではレッスンの時間削って相撲の練習始めて……」

P「ダメじゃん」

星梨花「ふたりとも前より仲良しになった気がします!」

志保「次は絶対負けないから」

静香「かかって来なさいよ」

P「まぁスポーツは健全な肉体と精神を鍛えるからな」

麗花「ふたりとも前より筋肉ついたよね!」

またある日

静香「ふんっ! ふんっ!」

翼「ねぇ未来、なんで静香ちゃん壁に張り手してるの?」

未来「志保と相撲するんだって」

未来「ねぇ静香ちゃーん! 最近相撲の練習ばっかりしてるー! 一緒に駅前のスイーツ食べに行こうよ~」

静香「ごめんなさい、後100回突きしたら遊んであげるから」

静香「あっ、でも今糖質制限してるから…… スイーツはまた今度で、代わりにうどんなんてどう? 低糖質高タンパクで体を鍛えるのにピッタリよ?」

未来「それじゃあいつもと同じだよー!」

翼「静香ちゃんは何になろうとしてるの?」

可奈「プチシュー美味しいな~♪ また食べたいな~♪ わたしは矢吹可奈~♪」

志保「可奈」

可奈「し、し、志保ちゃん!? わ、わわわわたし志保ちゃんに隠れてプチシューなんて食べてなんてないからねっ!」

志保「また食べてたのね」

可奈「え、いやその~……」

春香「可奈ちゃん、クッキー焼いてきたから一緒に食べない?」

可奈「クッキーですか!? 食べます食べま……」

志保「……」

可奈「えーっと……」

志保「はぁ、仕方ないわね 食べてもいいわよ」

可奈「え、いいの?」

志保「ええ、その代わり私の相撲の練習に付き合いなさい」

可奈「えーっ!? もしかしてそれわたし投げられる役ってことー!?」

志保「そんなことするわけ…… まぁ実戦的な練習もするつもりだけど」

可奈「ひどい! ひどいよ志保ちゃん!」

志保「冗談よ」

可奈「あ~ 良かった~ 志保ちゃん演技すっごく上手いんだもん、そういう冗談はダメだよ~?」

春香(志保ちゃん今本気の目してたよね……)

P「そうして静香と志保のふたりはみるみる内に強靭な肉体を身に付けていったのだった……」


静香「美奈子さん! ちゃんこ作ってください! 私にはカロリーが無いんです!」

志保「私にもちゃんこください!」

美奈子「わっほーい! ふたりとも私の好きなお相撲さんみたいに体鍛えてるんだよね? 私も協力するよ!」


P「うーん……」

美咲「どうしたんですかプロデューサーさん?」

P「静香と志保、最近一生懸命に相撲の練習してるしこんな仕事なんてどうだろうな~ って」

美咲「なになに『女芸人ガチ相撲選手権』…… ?」

P「あいつら最近相撲にマジみたいだし、ここらでいっちょ普段の修行の成果見せる機会必要かなって」

美咲「……」

美咲(こんなこと言っちゃうなんて、プロデューサーさんいつもいつも夜遅くまでお仕事して疲れてるんだなぁ…… わたしが少しでもサポートしてあげないと!)

静香「何よ」

志保「やるの?」

茜「はいはーい、星梨花ちゃん出番だよ~」

星梨花「今日も頑張ってくださいね!」

静香「うおおおおおおお!」

志保「ふんっ! ふんっ! ふんっ!」

P「ほう…… 中々筋が良い……」

* * *

志保「おっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

静香「ちっくしょおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

麗花「うーん、ふたりとも楽しそうだな~」

茜「何々? 麗花ちゃんも相撲やりたくなった?」

麗花「うん! わたしも相撲やってみたい!」

P「おいおい、いくら麗花て言っても流石に今の鍛えた静香と志保と戦ったら」

麗花「えーい」

静香「負けた……」

麗花「やあー」

志保「なんて強さなの……」

星梨花「麗花さん! 優勝!」

麗花「わーい!」

静香「もっと…… 強くならないと……」

志保「私には守らないといけないものがあるのに……」


P「後日相撲大会に出た麗花は無事優勝して、何だかんだあって今度はクレシェンドブルーの中でせっせっせーのよいよいよいで口論の決着をつけることになったという……」



おわれ

おわりです。 読んでくれた人ありがとうございました。

ついでに前に書いたクレブルのSSを宣伝します。
走れ静香
走れ静香 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1505394591/)


しずしほの相撲より30連勤のPの体調が気になる

1700連勤してるPもいるからへーきへーき

ぷっぷかvs三○関の横綱対決

うどんが低糖質高蛋白なんて嘘だろ……!?


ぷっぷかさんじゃ仕方がないな

たんぱく質ほぼ無しの高糖質なんですがそれは…

うどんは中力粉だからグルテンそれなりにあるぞ
高タンパクとまでは言わないがそこそこタンパク質ある

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom