百瀬莉緒「いい夫婦の日」【ミリマスSS 】 (11)

莉緒「だ、そうよ。人の誕生日の翌日に何やってくれてんだか。」

プロデューサー(以下P)「そういや最近よく聞くな。」

小鳥「まあ単なる語呂合わせですよ…プロデューサーさん、あれならそっちですよ」

P「おっと、すみません。」

莉緒「小鳥さんごめんね、夜遅くに。」

小鳥「かまいませんよ、誕生日のお祝いあんまり出来ませんでしたし。ゆっくりしてって下さい。」

莉緒「プロデューサー君も大丈夫?」

P「俺も明日は昼からだから問題無いよ…あ、それなら向こうに置いてましたよ」

小鳥「ああ、そうでした。」


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莉緒「…アレとかソレでよく通じるわね」

小鳥「そうですか?別に普通の事だと思いますけど。」

莉緒「テレビのリモコンとお酒のグラスだなんてわかんないわよ。」

小鳥「だって、プロデューサーさんテレビの音量気にしてたでしょう。それにいつも観てるニュース、そろそろ始まりますし。」

P「音無さん、お酒出してたからな」

莉緒「そう…ほんと、以心伝心ね、あなた達。」

小鳥「何ですかそれ、そういうのじゃないですって。」

莉緒「よく言うわ。じゃ、プロデューサー君それ取ってもらっていい?」

P「えっと…これか?」

莉緒「違う、醤油じゃなくて取りばし…ほら、私だと通じてないでしょ。」

小鳥「たまたまですって…あ。」

P「はいどうぞ。」

小鳥「ありがとうございます。」


莉緒「何で鍋の蓋渡したの?」

P「そりゃ、音無さん鍋がそろそろ良さそうだって思ってたから。出汁を取ってる昆布を取り出さなきゃだろ?」

莉緒「…ふざっけんな!」

小鳥「ど、どうしたんです!?」

莉緒「もういいわ、明日はオフだし思い切り飲んでやる。小鳥さん、それ取ってちょうだい。」

小鳥「えっと…これですか?」

莉緒「なんで飲むと言ったのにお玉渡すのよ、鍋の汁でも飲めってか!」

小鳥「それだけ言われても分かりませんよ。」

P「そうだぞ、言いたいことはきちんと伝えないと。」

莉緒「もう、こいつらは本当に…」

P「どうしたんだよ莉緒?」

小鳥「さっきから変ですよ…あ。」

P「ん?…ああ、俺が出ますよ、もう遅いですしね。はい、どなたですか?」

莉緒「またやってるし…」

このみ「よ、みんなお疲れ。ごめんね莉緒ちゃん、遅くなっちゃって。」

莉緒「姉さん!待ってたわ、もう私には姉さんしかいないのよ。」

このみ「何よいきなり、もう酔っ払ってるの?」

莉緒「聞いてちょうだい、この二人ったら酷いのよ?モテない私に当てつけるかのように…」

このみ「あーはいはい。小鳥ちゃんとプロデューサー、また無自覚にイチャついてたのね。」

小鳥「そんなことしてませんってば!?」

このみ「莉緒ちゃんがこういう状態になってるって事はしてたのよ、気を付けてあげなさい。」

莉緒「そーだそーだ、ラブコメはんたーい!」

小鳥「ラブコメって…そもそも私の方が莉緒さんよりよっぽどモテませんよ。」


P「まさか、音無さんに限って。それを言うなら俺の方ですって。」

小鳥「とんでもない、プロデューサーさんこそ可愛いウチのアイドル達にモテモテじゃないですか」

P「あれはそういうのじゃないですって。まあ、ウチの子達が可愛いって部分には同意しますがね。」

小鳥「ですよね~。ほんと、毎日眼福ですよ。贔屓目抜きにしてもウチの子達は本当に可愛い!」

P「当然ですよ。何せ、この俺がプロデュースしてますから、なんちゃって。」

小鳥「お、頼もしいですね~。いよっ、この敏腕プロデューサー!」

P「はは、まあそこは冗談ですけどね。音無さんや青葉さんのサポートあってこそですよ。」

小鳥「そんなことありませんよ、やっぱりプロデューサーさんのおかげで…」


莉緒「…イチャつくな言いよるじゃろが!」


小鳥「うわびっくりした。何ですかもう、しかも方言で。」

P「莉緒、もう遅いし大声出すのはよくないぞ。」

このみ「こりゃキツいわ。ごめんね莉緒ちゃん、こんな所で一人にさせて…。」

莉緒「分かってくれるのね。やっぱり私には姉さんだけだわ!」

小鳥「はあ…」

このみ「ま、とにかく飲むとしますか。えっと…」

莉緒「ん?ああはいグラス。」

このみ「お、ありがと。鍋かぁ、美味しそうね。それじゃあ。」

莉緒「ほい、取り皿にお箸。あと姉さんは鍋にはポン酢だったわね。」


このみ「サンキュー。さすが莉緒ちゃん、私の事よく分かってるわね。」

小鳥「…ああ。もしかして、そういう事ですか?」


このみ「ん、なんの話?」

莉緒「そうよ、分かった?あなた達はね、年がら年中人前でこういう事やってんの。」

小鳥「でも莉緒さん、さっき同じような事やったばかりでしたけど。」

莉緒「それはそうよ。だって、私と姉さんはあなた達みたいに息ぴったりな関係なんだから…」

莉緒「…やだ、そんなの!一番分かってくれる相手が姉さんだなんて。私はモテモテになりたいの!」

このみ「悪かったわね。」

P「落ち着けって。それはこのみさんにも失礼だぞ。」


小鳥「そうですよ。大丈夫ですって、莉緒さんならいつか必ずいいお相手が現れますから。」

莉緒「ふんだ、余裕見せちゃって。いいわよ、こうなったら本当に姉さんと結婚してやるんだからね?」

このみ「何言ってるのよ!?」

以上です。お目汚し失礼致しました。

一日遅れとなりましたが百瀬莉緒さんのお誕生日おめでとうございました。

引き続き『アイドルマスター ミリオンライブ!』と

『ミリオンライブ ドラマシアター』を

どうぞよろしくお願い致します。

莉緒ねぇ……
乙です

>>1
百瀬莉緒(23)Da/Fa
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音無小鳥(2X)Ex
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>>4
馬場このみ(24)Da/An
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このりお結婚してくれ(願望)

歌織さんというライバルにこのみさんはどう対応するのか

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